JP2003151663A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2003151663A
JP2003151663A JP2001346160A JP2001346160A JP2003151663A JP 2003151663 A JP2003151663 A JP 2003151663A JP 2001346160 A JP2001346160 A JP 2001346160A JP 2001346160 A JP2001346160 A JP 2001346160A JP 2003151663 A JP2003151663 A JP 2003151663A
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housing
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connectors
flat wiring
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JP2001346160A
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Noritomo Okamura
憲知 岡村
Hiroki Hirai
宏樹 平井
Yoshito Sakai
義人 酒井
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラット配線材の接続、あるいは取外しの作
業性を向上させる。 【解決手段】 フラットケーブル(フラット配線材)1
の末端部分をハウジング20により保持することにより
配線材側コネクタC2を構成する。ハウジング20には
揺動変位可能なロック片24が設けられている。このロ
ック片24は、ハウジング20の後端面に対して伏した
状態と起立した状態とに変位可能で、起立した状態でコ
ネクタC2を相手側コネクタへの嵌合方向と反対側に延
長するように構成されている。また、ロック片24に
は、複数のコネクタC2を並べた状態でそれらのロック
片24同士を連鎖状に連結可能な第1係止片30及び第
2係止片34を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平角導体を並設し
たフラットケーブル、リボン電線、FPC(Flexible P
rinted Circuit)等のフラット配線材を回路基板等に電
気的に接続するためのフラット配線材用コネクタに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、複数の端子をハウジング内に
収納した基板用コネクタを回路基板上に実装し、フラッ
トケーブル等のフラット配線材の末端部分をハウジング
で保持した配線材側コネクタを前記基板用コネクタに嵌
合させることによりフラット配線材の末端部分を前記端
子に接触させてフラット配線材を回路基板に対して電気
的に接続するようにしたフラット配線材用コネクタが知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなフラット
配線材用コネクタの用途の一つとして、例えば車載用の
オーディオ機器同士の電気的接続が考えられる。
【0004】このような車載用のオーディオ機器は、近
年の車両の多機能化に伴う搭載機器の増加に伴い、限ら
れた狭いスペースにレイアウトされており、そのため、
オーディオ機器の組付けや修理点検の際には、フラット
配線材の抜き差しを狭いスペースで行うことが必要とな
っている。ところが、このような狭いスペースでの作業
では、コネクタをしっかりと摘まんだ状態で作業を行え
ない場合も多く、フラット配線材の抜き差しが困難な作
業となっている。特に、コネクタが小型の場合には、こ
の作業が更に困難なものとなるため、この問題をコネク
タの構造面から解決することが望まれている。
【0005】一方、オーディオ機器等では、部品の共通
化を図ってコストを削減することが通常行われている。
すなわち、新規の回路基板において、例えば多極数の基
板用コネクタを新規開発して設ける代わりに少極数の既
存の基板用コネクタを複数個並べて設け、これにより使
用するコネクタの共通化を図って機器全体のコストを削
減することが行われる場合がある。ところが、このよう
な場合、実際に回路基板を組付ける際には、コネクタ接
続作業を複数回に分けて行う必要があるため作業性が悪
くなるという欠点がある。従って、これを解決すること
も望まれている。
【0006】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であって、フラット配線材用コネクタにおいて、フラッ
ト配線材の接続、あるいは取外しの作業性をより一層向
上させることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、フラット配線材とその末端部分を保持す
るハウジングとを有し、前記ハウジングが相手側コネク
タのハウジングに嵌合することによりフラット配線材の
末端部分が相手側コネクタの端子に接触するように構成
されるとともに、フラット配線材の幅方向に相互に並べ
られた状態で使用されるコネクタであって、前記ハウジ
ングに、収納位置とこの収納位置よりもコネクタ嵌合方
向における後側とに亘って変位可能な摘子部分が設けら
れるとともに、この摘子部分に、隣接するコネクタの摘
子部分と連結される連結部が設けられているものであ
る。
【0008】このコネクタによると、フラット配線材の
接続、あるいは取外しの際には、摘子部分を使用位置に
セットすることによりコネクタを摘まみ易くなる。その
ため、この摘子部分を利用することにより狭いスペース
での作業や小型コネクタについての作業性が向上する。
しかも、作業以外のときは、摘子部分を収納位置に収納
してしまえば占有スペースを小さくすることできるので
他の作業の邪魔になることもない。さらに、複数の相手
側コネクタが並べて設けられている場合には、これらに
対応するコネクタ(フラット配線材側のコネクタ)の摘
子部分同士を連結してコネクタを一体化することによ
り、相手側コネクタに対する当該複数のコネクタの挿脱
作業を一体的に行うことが可能となり作業性が向上す
る。すなわち、摘子部分を連結しない場合には、例えば
摘子部分を収納位置から使用位置に変位させた後、この
摘子部分を摘んでコネクタを引き抜くという作業を各コ
ネクタ毎に繰り返し行う必要があるが、隣接されるコネ
クタの摘子部分を連結しておけば、一度の操作で全ての
コネクタの摘子部分を収納位置から使用位置に変位させ
ることができ、また、摘子部分を摘んで引っ張り荷重を
与えれば一度の操作で全てのコネクタを引き抜くことが
可能となる。
【0009】なお、このような構成においては、摘子部
分を前記幅方向に無限連鎖状に連結できるように前記連
結部を構成するのが好ましい。
【0010】この構成によれば、摘子部分を介して連結
できるコネクタの数についての制約がなくなり、使用状
況に応じた数のコネクタを自由に連結できるようにな
る。
【0011】この場合の具体的な構成としては、摘子部
分の前記幅方向一方端側に係合部を設ける一方、他方端
側に、隣設されるコネクタの前記係合部と係合可能な被
係合部を設けた構成とすることができる。
【0012】この構成によれば、複数のコネクタを幅方
向に配列した状態で前記係止部を一方側(例えば右側)
に隣設されるコネクタの被係止部に係合させ、被係止部
に対して他方側(左側)に隣設されるコネクタの係合部
を係合させることにより、配列された各コネクタの摘子
部分同士を一体に連結することができる。
【0013】なお、この合、係合部と被係合部とは、前
記摘子部分の変位方向と異なる方向に互いに係合するよ
うに構成しておくのが好ましい。
【0014】このような構成によれば連結した摘子部分
同士が操作中に分離することがなくなり、連結状態で摘
子部分を収納位置と使用位置とに変位操作する際の操作
性が向上する。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について図面を
用いて説明する。
【0016】図1は、本発明が適用されるフラット配線
材用コネクタを斜視図で示している。この図に示すよう
にフラット配線材用コネクタは、複数の平角導体2を並
列に備えたフラットケーブル1(フラット配線材)の端
部に構成される配線材側コネクタC2と、回路基板Pに
実装される基板側コネクタC1(相手側コネクタ)とか
らなる。
【0017】基板側コネクタC1(以下、コネクタC1
という)は、フラットケーブル1(以下、ケーブル1と
略す)に対応した幅方向に細長のハウジング10を有し
ており、図示を省略するが、ハウジング10の内部には
幅方向に並ぶ多数の端子収納室が形成され、各端子収納
室内に端子がそれぞれ収納されている。
【0018】各端子はその先端部分に上下方向に撓み可
能な接続用撓み片を備えており、コネクタ嵌合時に挿入
口12を介して前記ハウジング10内にケーブル1が挿
入されると、ケーブル1の各導体2に各端子の前記接続
用撓み片が接触するように構成されている。なお、端子
の後側には脚部が連設されており、この脚部が回路基板
Pの固定用ランドに半田付けされることにより各端子が
基板上回路(パターン)に電気的に接続されている。
【0019】前記ハウジング10の内部であって端子収
納部分の両外側にはそれぞれ撓み可能な一対の係止片1
4が設けられており、コネクタ嵌合時にはこれら係止片
14により配線材側コネクタC2の後記ハウジング20
を係止するようになっている。
【0020】一方、配線材側コネクタC2(以下、コネ
クタC2という)はハウジング20を有している。この
ハウジング20は、図2に示すように、ハウジング本体
20aとホルダー20bとから構成されており、ホルダ
ー20bをケーブル1に重ね合わせた状態で、これらを
ハウジング本体20aに挿着することによりケーブル1
の末端に装着される(ケーブル1の末端部分を保持す
る)ように構成されている。
【0021】より詳しく説明すると、ハウジング本体2
0aは、図3(a)に示すようにホルダー20b等を差
込むための前後方向(同図では左右方向)に貫通する差
込孔21を具備した筒状の胴部22を有している。この
胴部22の後端上部(同図では左端上部)には、連結片
23を介して本発明の摘子部分を兼ねる薄板状のロック
片24が設けられている。
【0022】このロック片24は、前記差込口21を開
放する開放位置(図3(a)に示す位置)と前記差込孔
21を閉塞する閉塞位置(収納位置;図3(b)の実線
位置)とに亘って上下方向に揺動(折り曲げ)可能に設
けられており、その途中で例えばロック片24を略水平
な状態(使用位置)とすることにより(図8参照)、コ
ネクタ嵌合方向における後側(図3(a)では左側)に
ハウジング20を延長されるように構成されている。
【0023】胴部22の幅方向両端には一対の脚部26
が設けられており、前記ロック片24を閉塞位置に折畳
むと、各脚部26にそれぞれ形成されたフック28がロ
ック片24に係合して該ロック片24を閉塞位置にロッ
クするように構成されている。
【0024】前記ロック片24には複数のコネクタC2
を並べた状態で(ケーブル1の幅方向に並べた状態で)
隣接されるコネクタC2のロック片同士を無限連鎖状に
連結するための連結部が設けられている。
【0025】この連結部は、図1に示すようにロック片
24の幅方向一方端側に一体に設けられる上下一対(同
図で上下一対)の第1係止片30(係合部)と、これに
対応して他方端側に一体に設けられる上下一対の第2係
止片34(被係合部)とから構成されている。
【0026】第1係止片30は、ロック片24の側方に
突出する腕部31の先端に上下方向に細長の軸体32を
具備した構成とされている。一方、第2係止片34は、
ロック片24の側方に突出する腕部35の先端に前記軸
体32の差込部36を有した構成とされている。この差
込部36は、図4及び図5に示すように下方(図1及び
図4で下方)に開放する筒状をなし、かつ外側の側壁に
前記腕部31を案内するための上下方向のスリット37
を備えた形状を有している。すなわち、複数のコネクタ
C2を並べた状態で、第1係止片30の軸体32を隣設
されるコネクタC2の差込部36にその下側(図1及び
図4の状態で下側から)から差し込むと(図4,5の一
点鎖線参照)、第1係止片30と隣設されるコネクタC
2の第2係止片34とが互いに係合した状態となり、そ
の結果、隣設される各コネクタC2のロック片24同士
が連結されるように構成されている。この際の第1係止
片30と第2係止片34との係合は、図1に示すように
上下方向、すなわちロック片24の面と平行な方向であ
り、ロック片24の変位方向(ロック片24の面に直交
する方向)とは異なる方向となっている。つまり、連結
されたロック片24同士がロック片24のロック操作、
あるいはロック解除操作に伴い分離することがないよう
に構成されている。
【0027】なお、ハウジング本体20aにおいて、そ
の前記胴部22には、さらにその内側の側壁部分にホル
ダー20bの係止孔29(図3(a)参照)がそれぞれ
形成されている。
【0028】一方、ホルダー20bは、図2に示すよう
に合せ面40を上部に有する板状の部材で、この合せ面
40をケーブル1の裏面に重ね合せるようになってい
る。
【0029】合せ面40には、その前後両端部分に幅方
向に延びる突条42,43がそれぞれ形成されるととも
に、幅方向両端部にそれぞれ突条44が形成されてい
る。さらにホルダー20bにおいて、その側面にはコネ
クタC1の前記ハウジング10に対するロック用のフッ
ク46とハウジング本体20aに対するロック用のフッ
ク48が前後方向(コネクタ嵌合方向;図3では前後方
向)に並べて形成されている。
【0030】なお、上記ケーブル1は、図2及び図3
(a)に示すようにその端末が処理されて各導体2が露
出しているとともに、その端末部分の裏面には、ケーブ
ル端部の撓みを規制する補強板3が積層固定されてい
る。この補強板3は、前記ホルダー20bに対するケー
ブル1の位置決め部材を兼ねており、ケーブル1の裏面
に前記ホルダー20bを重ね合せると前記突条42,4
3及び44によりこの補強板3が前後左右に拘束され、
その結果、ホルダー20bに対してケーブル1の前記導
体2の露出部分が位置決めされるようになっている。
【0031】上記のように構成されたコネクタC2のケ
ーブル1への装着は、図3(a)に示すようにホルダー
20bをケーブル1の裏側から重ね合せ、この状態でケ
ーブル1とホルダー20bを共にその先端側から(すな
わちホルダー20bの突条42側から)ハウジング本体
20aの前記差込孔21に差し込む。そして、ハウジン
グ20aの差込孔21を塞ぐようにロック片24を折り
曲げ、さらにロック片24を前記両フック28の間に押
し込んでロックする。このようにしてケーブル1に対し
てハウジング20を挿着する。
【0032】このようにケーブル1にハウジング20が
挿着された状態では、図3(b)に示すようにケーブル
1の導体2の露出部分がホルダー20bと共にハウジン
グ本体20aの胴部22の前側(同図で右側)に突出し
た状態で支持される。また、ホルダー20bの前記フッ
ク48がハウジング20aの前記係止孔29に挿入さ
れ、これによりホルダー20bとハウジング本体20a
とが係合してハウジング20aからのホルダー20bの
脱落が前記ロック片24と共に二重に防止される。
【0033】上記のようなフラット配線材用コネクタを
使ってケーブル1を回路基板Pに接続するには、図1に
示すようにコネクタC2をコネクタC1に対向させ、コ
ネクタC2のハウジング20を先端側(ホルダー20b
の先端側)からコネクタC1のハウジング10(差込口
12)に差し込む。
【0034】このようにすると、ケーブル1の末端部
分、すなわち導体2の露出部分がホルダー20bと共に
コネクタC1の端子収納室内に差し込まれるとともに、
コネクタC2のハウジング20(胴部22)がコネクタ
C1のハウジング10に嵌合した状態となり、その結
果、ハウジング10に収納された各端子の接続用撓み片
とケーブル1の各導体2とが接触してケーブル1が回路
基板に電気的に接続された状態となる。
【0035】また、両コネクタC1、C2が完全に嵌合
すると、ハウジング20(ホルダー20b)の側面に形
成されたフック46とハウジング10の前記係止片14
とが係合し、この係合により両コネクタC1、C2のハ
ウジング同士が嵌合した状態にロックされる。なお、ホ
ルダー20bの前記係止部46は基端部から先端部に向
って先細りの平面視で略台形状に形成されており、従っ
て、当該ロック状態は所謂セミロック状態であって、コ
ネクタC2を一定の力以上で引き抜き方向に引張ると、
ロック状態が解除されてコネクタC2をコネクタC1か
ら取外すことができるようになっている。
【0036】なお、このようなケーブル1の接続又は取
外しの作業において、例えばコネクタC2が小型の場
合、あるいはスペース的な制限がある場合には、コネク
タC2の前記ロック片24を解除(ロック状態を解除)
して作業を行うことにより作業性を高めることができ
る。すなわち、前記ロック片24のロック状態を解除
し、ロック片24を指先、あるいはラジオペンチ等で摘
まんだ状態で作業を行うことによりコネクタC2を摘ま
み易くなり、作業を簡単、かつ速やかに行うことができ
るようになる。なお、この場合、ロック片24を解除し
ても、ホルダー20bは前記フック46によりハウジン
グ20aに係止されているので、ホルダー20bがハウ
ジング20aから脱落等することはない。
【0037】ところで、回路基板上には、図6(a)に
示すように複数のコネクタC1(同図では2つのコネク
タC1)が並べられた状態で実装される場合があるが、
この場合、各コネクタC1の間隔が特定の間隔に設定さ
れている場合には、これらに対応するコネクタC2を互
いに連結することによりこれらコネクタC2の挿脱作業
を一体的に行うことができる。
【0038】具体的には、まず各コネクタC2のロック
片24をロック解除し、各コネクタC2を幅方向(ケー
ブル1の幅方向(導体2の配列方向))に並べ、この状
態で一方側のロック片24の第1係止片30を他方側の
ロック片24の第2係止片34に係合させて両ロック片
24を連結する。ロック片24同士の係合は、図7
(a)(b)に示すように、第1係止片30の腕部31
を第2係止片34のスリット37に沿って案内しながら
第1係止片30の軸体32を第2係止片34の差込部3
6に差し込むことにより行う。
【0039】このようにしてロック片同士を連結した
後、各ロック片24をそれぞれロックする。このように
するとロック片24を介してコネクタC2同士が幅方向
に連結された状態となり(図6(a))、このように両
コネクタC2を連結した状態で接続作業を行うことによ
り複数のコネクタC2の接続作業を一体的に行うことが
できる(図6(b))。
【0040】コネクタC2の取外し作業においては、各
ロック片24が連結されているので、図8(a)(b)
に示すように、各コネクタC2のロック片24のロック
状態を同時に解除することができ、また、ロック片24
の連結部分等を指先等で摘まんだ状態で引っ張ることに
より両コネクタC2を同時に取外すことができる。
【0041】以上説明したようなフラット配線材用コネ
クタによると、コネクタC2のハウジング20に摘子部
分を兼ねるロック片24が設けられており、上述のよう
にこのロック片24を用いることにより摘み代を確保し
易くなっているので、コネクタC1に対するコネクタC
2の挿脱作業時には、コネクタC2をより確実に摘まん
だ状態で作業を行うことができる。そのため、回路基板
Pに対するケーブル1の接続作業、あるいは取外しの作
業性を向上させることができるという効果がある。
【0042】しかも、コネクタC2の挿脱作業時以外
は、該ロック片24を閉止位置にロックして収納してお
けばコネクタC2の占有スペースが小さくなるので、他
の作業の邪魔になることもない。そのため、例えばコネ
クタの一部に摘み代として突起等を固定的に設けること
も考えられるが、この構成に比べると構成が合理的であ
る。
【0043】また、コネクタC2のハウジング20は、
ロック片24に係止片30,31が設けられることによ
りロック片24を介して複数のハウジング20を連結可
能な構成となっているので、複数のコネクタC1が回路
基板Pに並べて実装されているような場合には、上述し
たようにコネクタC2同士を連結した状態で挿脱作業を
行うことにより効率良く作業を行うことができるという
効果もある。
【0044】なお、以上説明したフラット配線材用コネ
クタは本発明にかかるコネクタ(配線材側コネクタC
2)を適用したフラット配線材用コネクタの代表的な構
成例であって、配線材側コネクタC2の具体的な構成や
フラット配線材用コネクタ全体の具体的な構成は本発明
の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0045】例えば、上記コネクタC2では、本発明の
摘子部分(ロック片24)が折り畳み式の構成となって
いるが、例えばスライド式の摘子部分を設けるようにし
てもよい。例えばコネクタC2のハウジングに対して摘
子部分をコネクタ接続方向にスライド変位可能に設け、
ハウジング内に収納される収納位置とハウジングから後
側に突出する使用位置とに摘子部分が変位し得るように
構成してもよい。
【0046】また、ロック片24における連結部を構成
する係止片30,34の具体的な構成も、隣り合うコネ
クタC2のロック片同士を連結可能で、かつ連結したコ
ネクタC2の挿脱作業を一体的に行うことが可能であれ
ば如何なる構成であってもよい。
【0047】また、上記実施形態では、フラット配線材
としてフラットケーブル1を使用しているが、フラット
配線材はフラットケーブルに限られるものではなく、リ
ボン電線、FPC(Flexible Printed Circuit)等のそ
の他のフラット配線材であってもよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコネクタ
を用いれば、フラット配線材の接続作業、あるいは取外
しの際には、摘子部分を使用位置にセットすることでコ
ネクタを摘まみ易くなる。従って、該摘子部分を利用す
ることにより、狭いスペース等での作業を速やかに、か
つ確実に行えるようになり作業性を向上させることがで
きる。しかも、接続作業等以外のときは、摘子部分を収
納位置にセットすれば、占有スペースが小さくて済むた
め他の作業の邪魔になることもなく合理的である。その
上、摘子部分に連結部が設けられ、該摘子部分を介して
複数のコネクタを連結可能に構成されているので、状況
に応じて複数のコネクタを互いに連結した状態で相手側
コネクタに対する挿脱作業等を行うことにより効率良く
作業を行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコネクタが適用されるフラット配線材
用コネクタを示す斜視図である。
【図2】配線材側コネクタを示す分解斜視図である。
【図3】配線材側コネクタの組立て手順を説明する断面
図である。
【図4】ロック片に設けられる第2係止片の構成を示す
断面図である。
【図5】ロック片に設けられる第2係止片の構成を示す
図4のA−A断面図である。
【図6】2つのコネクタ(配線材側コネクタ)を連結し
たときのコネクタ接続作業の状態を示す斜視図である。
【図7】ロック片の連結手順を説明する斜視図である。
【図8】2つのコネクタ(配線材側コネクタ)を連結し
たときのコネクタ取り外し作業の状態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
C1 基板側コネクタ(相手側コネクタ) C2 配線材側コネクタ 1 フラットケーブル(フラット配線材) 10,20 ハウジング 24 ロック片(摘子部分) 30 第1係止片 (連結部;係合部) 34 第2係止片 (連結部;被係合部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡村 憲知 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 (72)発明者 平井 宏樹 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 (72)発明者 酒井 義人 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 Fターム(参考) 5E023 AA04 AA16 AA18 BB01 BB09 BB23 GG02 GG13 HH17

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フラット配線材とその末端部分を保持す
    るハウジングとを有し、前記ハウジングが相手側コネク
    タのハウジングに嵌合することによりフラット配線材の
    末端部分が相手側コネクタの端子に接触するように構成
    されるとともに、フラット配線材の幅方向に相互に並べ
    られた状態で使用されるコネクタであって、前記ハウジ
    ングに、収納位置とこの収納位置よりもコネクタ嵌合方
    向における後側とに亘って変位可能な摘子部分が設けら
    れるとともに、この摘子部分に、隣接するコネクタの摘
    子部分と連結される連結部が設けられていることを特徴
    とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコネクタにおいて、 前記連結部は摘子部分を前記幅方向に無限連鎖状に連結
    できるように構成されていることを特徴とするコネク
    タ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のコネクタにおい
    て、 前記連結部として摘子部分の前記幅方向一方端側に係合
    部が設けられ、他方端側に、隣接されるコネクタの前記
    係合部と係合可能な被係合部が設けられていることを特
    徴とするコネクタ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のコネクタにおいて、 前記係合部と被係合部とは、前記摘子部分の変位方向と
    異なる方向に互いに係合することを特徴とするコネク
    タ。
JP2001346160A 2001-11-12 2001-11-12 コネクタ Withdrawn JP2003151663A (ja)

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JP2006324109A (ja) * 2005-05-18 2006-11-30 Jst Mfg Co Ltd 平形の接続部材の接続構造およびこれを用いた基板対基板の接続構造

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