JP2007141784A - コネクタ端子およびフラット配線材用コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】フラット配線材とコネクタ端子との導通状態をより安定的に維持する。
【解決手段】端子12は、FFC1の厚み方向に並ぶ支持片40と接続用撓み片42とをもち、これら両片40,42の間にFFC1を差し込むことにより接続用撓み片42先端の接触部分42aがFFC1の導体2に接触するように構成される。また、支持片40のうち接触部分42aに対向する部分には凹部40aが形成され、これによりFFC1をこの凹部40aの部分において屈曲状態で挟み込むように構成されている。
【選択図】図2
【解決手段】端子12は、FFC1の厚み方向に並ぶ支持片40と接続用撓み片42とをもち、これら両片40,42の間にFFC1を差し込むことにより接続用撓み片42先端の接触部分42aがFFC1の導体2に接触するように構成される。また、支持片40のうち接触部分42aに対向する部分には凹部40aが形成され、これによりFFC1をこの凹部40aの部分において屈曲状態で挟み込むように構成されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、平角導体を並設したフラットケーブル、リボン電線、FPC(Flexible Printed Circuit)等のフラット配線材用のコネクタに適用されるコネクタ端子およびこの端子を備えたフラット配線材用コネクタに関するものである。
従来から、フラットケーブル等のフラット配線材を回路基板に電気的に接続するフラット配線材用コネクタ(コネクタと略す)として、例えば特許文献1のようなものがある。
この文献1に開示されるコネクタは、フラットケーブル(FFCという;フラット配線材)の挿入口をもつ雌側のコネクタハウジング(ハウジングと略す)と、このハウジング内に横並びに収納される複数のコネクタ端子(端子と略す)と、FFCと共にハウジング内に挿入されるスライダとから構成されている。各端子は、上下方向に撓み変位可能な接続用撓み片と、この接続用撓み片に対してその下側に並ぶ支持片とを備えたコ字型の形状を有しており、先端がFFCの挿入口側に位置するようにハウジング内に収納されている。
そして、FFCの末端部分を予め処理して導体を露出させるとともにその裏面(導体の露出側と反対側の絶縁体の面)に撓み防止用の補強板を貼着しておき、FFCの接続の際には、FFCを前記挿入口から遊嵌状態でハウジング内に挿入した後、その挿入側から前記スライダをハウジング内に挿入することにより、各端子の支持片と接続用撓み片との間の部分でFFCの末端部分をスライダにより押し上げ、この押し上げによりFFCの各導体をそれぞれ接続用撓み片に接触させるようになっている。
特開2003−188582号公報
この種のフラット配線材用コネクタにおいては、部品点数の削減、作業工数の削減といった観点から上記スライダや補強板の貼り付けを省略し、末端を処理しただけのFFCを端子の接続用撓み片と支持片との間にそのまま差し込んで端子と導体との電気的導通を行わせることが考えられている。
ところが、この種の端子では、接続用撓み片と支持片との間にFFCを真っ直ぐに案内するように支持片がFFCの差し込み方向にほぼ直線的に延びる形状とされていることもあって、FFC(導体)とこれに接触する接続用撓み片との間に前記差し込み方向の微摺動摩擦が起き易く、FFCと端子との導通状態を安定的に維持することが難しいという問題がある。
そこで、保持力を高めるべく、FFCの厚みとの関係で接続用撓み片と支持片との間隔をより狭く設定することも考えられるが、このような間隔の狭小化にも自ずと限界があり、必ずしも得策とは言えない。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、コネクタ端子の接続片と支持片とによりフラット配線材を直接的に挟み込んで電気的導通を行う場合に、フラット配線材とコネクタ端子との導通状態をより安定的に維持できるようにすることを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明のコネクタ端子は、フラット配線材の厚み方向に並び、かつ少なくとも一方側が前記並び方向に撓み変位可能に形成された接続片および支持片をもち、これら両片の間に、導体をその厚み方向両側から絶縁体により覆うとともに該絶縁体の一部を除去して前記導体を末端部分において片側に露出させた前記フラット配線材を差し込むことにより該配線材を前記両片で挟み込み、さらに前記接続片に設けられる接触部分をフラット配線材の導体に接触させるようにしたフラット配線材用のコネクタ端子であって、前記接触部分、およびこの接触部分に対向する前記支持片の部分のうち何れかに凹部が形成され、前記フラット配線材をこの凹部の部分において屈曲状態で挟み込むように構成されているものである(請求項1)。
このコネクタ端子によれば、接続片と支持片との間にフラット配線材を差し込むと、両片によってフラット配線材がその厚み方向に直接挟み込まれてフラット配線材の導体部分に接続片(接触部分)が接触する。この際、接触部分又は支持片に設けられる凹部の部分でフラット配線材が屈曲状態で挟み込まれることにより、フラット配線材とコネクタ端子とが前記差し込み方向に適度に係合した状態となりフラット配線材が同方向に変位(ずれ)し難くなる。これにより、フラット配線材の導体と接続片との間における前記差し込み方向の微摺動摩擦が起き難くなる。
このコネクタ装置においては、前記接触部分、および支持片のうち一方側に複数の前記凹部が設けられるとともにこれら凹部がフラット配線材の差し込み方向に並べて設けられているものであってもよい(請求項2)。
この構成によれば、フラット配線材の屈曲部分が増える結果、フラット配線材がより一層前記差し込み方向へ変位し難くなる。
なお、上記のコネクタ端子においては、前記接触部分、およびこの接触部分に対向する前記支持片の部分のうち前記凹部が形成される側とは異なる側に、前記凹部に対応する凸部が形成されているのが好適である(請求項3)。
この構成によれば、凹凸部の部分でフラット配線材が挟み込まれることによってフラット配線材の屈曲がより顕著になる。そのため、フラット配線材がより一層前記差し込み方向へ変位し難くなる。
一方、本発明に係るフラット配線材用コネクタは、ハウジング内に端子収納室が設けられて該端子収納室にコネクタ端子が収納され、上記ハウジングにフラット配線材の末端部分を差し込むことにより該フラット配線材の導体を上記各コネクタ端子に接触させるようにしたフラット配線材用コネクタにおいて、前記コネクタ端子として、上記(請求項1乃至3の何れか)のコネクタ端子が前記接続片および支持片の先端を前記フラット配線材の差し込み口側に向けた状態で前記端子収納室に収納されているものである(請求項4)。
このフラット配線材用コネクタによれば、フラット配線材をその末端側からハウジング内に挿入すると、コネクタ端子の前記接続片と支持片との間にフラット配線材が挟み込まれ、これによりフラット配線材の導体と接続片(接触部分)とが接触してフラット配線材とコネクタ端子との間で電気的導通が行われる。この際、接続片と支持片との間にフラット配線材が屈曲状態で挟み込まれることによりフラット配線材が前記差し込み方向に拘束され、これによってフラット配線材の導体と接続片との間の微摺動摩擦が防止される。
なお、このフラット配線材用コネクタにおいては、前記コネクタ端子として支持片に前記凹部が形成されるものが前記端子収納室に収納され、フラット配線材のうち前記導体が露出する側とは反対側の絶縁体の部分が前記支持片に対向する向きで前記ハウジングに対して前記フラット配線材が差し込まれるように構成されているのが好適である(請求項5)。
この構成によると、フラット配線材のうち導体に比べて柔らかい絶縁体の部分がコネクタ端子の支持片により支持されることにより、前記凹部の部分においてフラット配線材が屈曲状態で挟まれ易くなる。
本発明によると、コネクタ端子の接続片(接触部分)と支持片との間にフラット配線材を屈曲状態で挟み込み、これによりフラット配線材とコネクタ端子とを差し込み方向に適度に係合させてフラット配線材の同方向の変位(ずれ)を阻止するようにしたので、フラット配線材の導体と接続片との間に前記差し込み方向の微摺動摩擦が起きるのを効果的に防止することができる。従って、フラット配線材とコネクタ端子との導通状態をより安定的に維持することができるようになる。
以下、本発明に係るコネクタ端子及びフラット配線材用コネクタに関して、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は本発明に係るフラット配線材用コネクタの適用例である中継コネクタを分解斜視図で概略的に示している。この図に示す中継コネクタCは、フラットケーブル1(以下FFC1という)と図外のディスクリート線とを中継するもので、コネクタハウジング10(以下、ハウジング10をいう)と、その内部に収納されるコネクタ端子12,14(必要に応じて第1端子12、第2端子14と称する)と有している。そして、同図に示すように、末端部分を処理して導体2を片側に露出させた複数本のFFC1(図示の例では4本のFFC1)をハウジング10に差し込む一方、前記ハウジング10のうち前記FFC1の差し込み側とは反対側に、ディスクリート線を保持した図外のコネクタ(電線側コネクタという)のハウジングを嵌合させることにより、コネクタ端子12,14を介してディスクリート線と各FFC1の各導体2とを互いに電気的に接続するようになっている。
前記ハウジング10は、端子収納室をもつハウジング本体11aと、このハウジング本体11aを嵌合させるカバーハウジング11bとから構成されている。
カバーハウジング11bには、電線側コネクタのハウジングを嵌合させるための嵌合用凹部20と、ハウジング本体11aを嵌合させるための嵌合用凹部21とが仕切壁22を境にして背中合わせに設けられている。
一方、ハウジング本体11aには、同図に示すように上下左右に複数の端子収納室が形成されるとともに、図示を省略するが、上下方向に並ぶ端子収納室に対応した縦長のスロット(FFC1の挿入口)が形成されている。
図示の例では、ハウジング本体11aの左右両端にそれぞれ大きめの端子収納室30が上下二段に形成され、これら両端の端子収納室30の間の部分に、該端子収納室30よりも小さい上下六段の端子収納室32が左右二列に形成されている。そして、左右両端の端子収納室30にそれぞれ対応する一対のスロットと、それらの間の左右二列の端子収納室32にそれぞれ対応する一対のスロットとの合計4つのスロットが、ハウジング本体11aのうちカバーハウジング11bへの嵌合側とは反対側の面にそれぞれ左右方向に並べて形成されている。
そして、ハウジング本体11aの各端子収納室30,32のうち左右両端の各端子収納部30に第1端子12が、その間の各端子収納室32に本発明に係るコネクタ端子である第2端子14がそれぞれ収納されている。
第1端子12と第2端子14とは、何れも、FFC1の差し込み部12a、14aと雄型電気接触部12b,14b(雄タブ12b,14bという)とが一軸方向に、かつ互いに反対向きに並んだ端子で、端子全体が例えば銅系金属といった高い導電性を有する材料で形成されている。
ここで、第1端子12の差し込み部12aは同図に示すように広幅の導体2が並ぶFFC1に適した構成とされる一方、第2端子14の差し込み部14aは狭幅の導体2が並ぶFFC1に適した構成となっている。
すなわち、第1端子12の差し込み部12aは、詳細に図示していないが、箱型に形成されており、その内側には、FFC1の厚み方向(左右方向)に互いに対向し、かつ広幅の一対の接触用板ばねが設けられた構成となっている。すなわち、両接触用板ばねの間にFFC1を差し込むと、これら接触用板ばねの弾発力によりFFC1が挟持(保持)されるとともに接触用板ばねがFFC1の導体2に接触し、この接触により第1端子12とFFCとの間で電気的導通が行われるようになっている。
これに対して、第2端子14の差し込み部14aは、図1および図2(a)に示すように、狭幅の導体2に対応した薄板状の支持片40および接続用撓み片42(本発明に係る接続片に相当)がFFC1の厚み方向(図2では上下方向)に並んだ構成となっている。
これらの片40,42のうち接続用撓み片42は、両片40,42の並び方向(FFC1の厚み方向)に撓み変位可能に設けられており、接続用撓み片42側に導体2の露出部分が位置するようにしてFFC1を両片40,42の間に差し込むと、接続用撓み片42の先端に形成される接触部分42aと支持片40とによりFFC1が直接挟持されるとともに、前記接触部分42aが導体2に対して接触し、この接触により第2端子14とFFC1との間で電気的導通が行われるようになっている。
なお、図2(b)に示すように、支持片40のうち前記接触部分42aに対応する部分には凹部40aが形成されており、この構成により、両片40,42の間にFFC1を差し込むと、接触部分42aにより押圧されたFFC1が凹部40aに入り込んでこの部分で適度に屈曲した状態となり、この屈曲により後述するように第2端子14とFFC1との導通状態が安定的に保持されるようになっている。
図1に戻って、各端子12,14は、同図に示すように雄タブ12b,14b側がカバーハウジング11b側に向くようして各端子収納室30,32に収納されている。
そして、このように各端子12,14が収納された状態で、ハウジング本体11aがカバーハウジング11bの前記嵌合用凹部21に嵌合されている。このようにハウジング本体11aが嵌合用凹部21に嵌合されると、各端子12,14の雄タブ12b,14bが嵌合用凹部20の奥端部(つまり仕切壁22)に形成された貫通孔を通って反対側の嵌合用凹部20(電線側コネクタのハウジングを嵌合させるための嵌合用凹部20)内に突出するとともに、ハウジング本体11aの側面に形成されるフック34がカバーハウジング11bの側壁内側から該側壁に形成される開口部24に嵌り込んで互いに係合した状態とり、これによってハウジング10内に端子12,14が収納された上記の中継コネクタCが構成されている。
次に、この中継コネクタCの使用要領と作用について説明する。
この中継コネクタCを用いてFFC1とディスクリート線とを接続するには、まず、ディスクリート線を保持した電線側コネクタのハウジングを前記ハウジング10の嵌合用凹部20に嵌合する。このように電線側コネクタのハウジング(相手側ハウジング)を嵌合すると、前記各端子12,14の雄タブ12b,14bが相手側ハウジング内に挿入されて相手側端子(雌型端子)と接触し、この接触により各端子12,14と相手側端子との間で電気的導通が行われる。
次いで、導体2をその厚み方向両側から絶縁体により覆うとともに該絶縁体の一部を除去することにより前記導体2を末端部分において片側に露出させ複数本のFFC1(4本のFFC1)を、それぞれ対応するスロットからハウジング10内に挿入しその奥端部に突き当てる。この場合、ハウジング10の内側2つのスロットに挿入するFFC1(すなわち前記第2端子14に対応するFFC1)については、導体2の露出部分が第2端子14の接続用撓み片42側に位置する方向でFFC1を挿入する。
このようにすると、ハウジング10の左右両端のスロットに挿入されたFFC1については、その末端部分が第1端子12の前記一対の接触用板ばねの間に差し込まれ、これによってFFC1の導体2に接触用板ばねが接触し、この接触により第1端子12とFFC1との間で電気的導通が行われる。
また、ハウジング10の内側2つのスロットに挿入されたFFC1については、その末端部分が第2端子14の支持片40と接続用撓み片42との間に差し込まれる。これによりFFC1の導体2に接触部分42aが接触し、この接触により第2端子14とFFC1との間で電気的導通が行われることとなる。そして、この際には、FFC1が上記のように接続用撓み片42と支持片40との間に屈曲状態で挟み込まれることによりFFC1と第2端子14とが前記差し込み方向に適度に係合した状態となり、この係合によりFFC1が前記差し込み方向に変位し難くなる(ずれ難くなる)。その結果、導体2と接触部分42aとの前記差し込み方向の微摺動摩擦が防止され、接続用撓み片42と導体2との接続状態が安定的に保たれることとなる。
このように各端子12,14とFFC1との間で電気的導通が行われることにより、各端子12,14を介してFFC1とディスクリート線とが電気的に接続されることとなる。
以上のように上記の中継コネクタCによると、末端部分において導体2を露出させたFFC1をハウジング10の各スロットに差し込むと、第1端子12の一対の接触用板ばねの間にFFC1が直接挟み込まれてFFC1と第1端子12との電気的導通が行われ、また、第2端子14の支持片40と接続用撓み片42との間にFFC1が直接挟み込まれてFFC1と第2端子14との電気的導通が行われる。
そして、第1端子12については上記のように広幅の一対の接触用板ばねによりFFC1が両側から挟み込まれることによりFFC1が保持され、これによりFFC1と第1端子12との導通状態が安定的に保たれることとなる。
また、第2端子14については、第1端子12のような広幅の接触用板ばねはもたないものの、上記のように接触部分42aと支持片40との間にFFC1が屈曲状態で挟み込まれることにより、FFC1(導体2)と接触部分42aとの間の微摺動摩擦が効果的に防止され、これによってFFC1と第2端子14との導通状態が安定的に保たれることとなる。
従って、上記の中継コネクタCによると、FFC1と端子12,14との導通状態を安定的に保ってFFC1とディスクリート線との中継を行うことができるという効果がある。
ところで、上述した中継コネクタCは本発明に係るフラット配線材用コネクタ(本発明に係るコネクタ端子が適用されるフラット配線材用コネクタ)の好ましい実施形態の一例であって、その具体的な構成は本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、実施形態では、本発明に係るコネクタ端子として、支持片40のうち接続用撓み片42の接触部分42aに対向する部分に凹部40aを設けたものを適用しているが、接続用撓み片42の接触部分42aや凹部40aの具体的な形状は、FFC1を屈曲状態で挟み込めるように適宜形成すればよい。
例えば、図3(a)に示すように、接続用撓み片42の接触部分42a側に凹部43を設けた端子構造を採用するようにしてもよい。この場合には、同図に示すように、支持片40のうちこの凹部43に対向する部分に該凹部43に対応する凸部44を設けるのが好ましい。すなわち、同図(a)に示す例では、FFC1のうち導体2の露出側が凹部43に対向するため、柔軟性のある絶縁体の部分が凹部40aに対向する上記実施形態の端子構造に比べてFFC1が屈曲し難くなることが考えられる。そのため、上記のように支持片40側に凸部44を設けて絶縁対側からFFC1を押圧することにより、FFC1の屈曲を促すようにするのが好ましい。
また、図3(b)に示すように、凹部40aをFFC1の差し込み方向に幅をもった形状とし、接続用撓み片42の接触部分42aの形状をこの凹部40aに対応したものとしてもよい。この端子構造によればFFC1の差し込み方向に対して凹部40aが幅をもつためFFC1がより屈曲し易くなる。
また、図3(c)に示すように、FFC1の差し込み方向に複数(図示の例では2つ)の凹部40aを並べて設ける一方、接続用撓み片42の接触部分42aにこれら凹部40aに対応する凸部45を設けるようにしてもよい。この端子構造によれば前記差し込み方向の複数箇所でFFC1を屈曲状態として挟み込むことが可能となるため、導体2と接触部分42aとの間の微摺動摩擦をより確実に防止することが可能となる。なお、この場合、接触部分42a側に凹部を、支持片40側に凸部をそれぞれ設けるようにしてもよいことは言うまでもない。また、可能な場合には、接触部分42a側の凸部45を省略するようにしても構わない。
また、実施形態の第2端子14では、支持片40は、FFC1の差し込み方向に真っ直ぐに形成され、その幅(図2(b)では上下方向の寸法)が比較的に大きく設けられることにより撓み変位不能な構成となっているが(接続用撓み片42だけが撓み変位可能な構成となっている)、図3(d)に示すように、支持片40についても、全体の幅を若干小さくとって接続用撓み片42と同様にFFC1の厚み方向に撓み変位可能となるように構成してもよい。この構成によれば、両片40,42が撓み変位することにより、実施形態の端子構造に比べてFFC1を挟持する際の荷重(弾性荷重)を軽減することが可能となる。そのため、FFC1の差し込み抵抗を低減することが可能になるという利点がある。なお、この場合もFFC1は接触部分42aと支持片40との間に屈曲状態でFFC1が挟み込まれることにより導通状態は安定的に保たれることとなる。
また、実施形態では、本発明に係るフラット配線材用コネクタの一例として、FFC1とディスクリート線とを中継接続するための中継コネクタCについて説明したが、勿論これ以外のフラット配線材用コネクタ、例えば背景技術で説明した特許文献1に開示されるような基板実装型のフラット配線材用コネクタについても本発明は適用可能である。
1 フラットケーブル(FFC)
2 導体
10 ハウジング
11a ハウジング本体
11b カバーハウジング
12 コネクタ端子(第1端子)
14 コネクタ端子(第2端子)
12a,14a 差し込み部
12b,14b 雄型電気接触部(雄タブ)
40 支持片
40a 凹部
42 接続用撓み片
42a 接触部
C 中継コネクタ
2 導体
10 ハウジング
11a ハウジング本体
11b カバーハウジング
12 コネクタ端子(第1端子)
14 コネクタ端子(第2端子)
12a,14a 差し込み部
12b,14b 雄型電気接触部(雄タブ)
40 支持片
40a 凹部
42 接続用撓み片
42a 接触部
C 中継コネクタ
Claims (5)
- フラット配線材の厚み方向に並び、かつ少なくとも一方側が前記並び方向に撓み変位可能に形成された接続片および支持片をもち、これら両片の間に、導体をその厚み方向両側から絶縁体により覆うとともに該絶縁体の一部を除去して前記導体を末端部分において片側に露出させた前記フラット配線材を差し込むことにより該配線材を前記両片で挟み込み、さらに前記接続片に設けられる接触部分をフラット配線材の導体に接触させるようにしたフラット配線材用のコネクタ端子であって、
前記接触部分、およびこの接触部分に対向する前記支持片の部分のうち何れかに凹部が形成され、前記フラット配線材をこの凹部の部分において屈曲状態で挟み込むように構成されていることを特徴とするコネクタ端子。 - 請求項1に記載のコネクタ端子において、
前記接触部分、および支持片のうち一方側に複数の前記凹部が設けられるとともにこれら凹部がフラット配線材の差し込み方向に並べて設けられていることを特徴とするコネクタ端子。 - 請求項1又は2に記載のコネクタ端子において、
前記接触部分、およびこの接触部分に対向する前記支持片の部分のうち前記凹部が形成される側とは異なる側に、前記凹部に対応する凸部が形成されていることを特徴とするコネクタ端子。 - ハウジング内に端子収納室が設けられて該端子収納室にコネクタ端子が収納され、上記ハウジングにフラット配線材の末端部分を差し込むことにより該フラット配線材の導体を上記各コネクタ端子に接触させるようにしたフラット配線材用コネクタにおいて、
前記コネクタ端子として、請求項1乃至3の何れかに記載のコネクタ端子が前記接続片および支持片の先端を前記フラット配線材の差し込み口側に向けた状態で前記端子収納室に収納されていることを特徴とするフラット配線材用コネクタ。 - 請求項4に記載のフラット配線材用コネクタにおいて、
前記コネクタ端子として支持片に前記凹部が形成されるものが前記端子収納室に収納され、フラット配線材のうち前記導体が露出する側とは反対側の絶縁体の部分が前記支持片に対向する向きで前記ハウジングに対して前記フラット配線材が差し込まれるように構成されていることを特徴とするフラット配線材用コネクタ。
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