JP4558678B2 - 集砂設備及び集砂方法 - Google Patents

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Description

本発明は、集砂設備及び集砂方法に関するものである。
浄水場や下水処理場等に設けられる沈砂池(沈砂槽)は、原水に含まれる沈降性物質(例えば、砂等)や、缶及びビニール等を原水から除去するためのものである。以下では、沈砂池の底部に堆積した沈降性物質を沈砂と称す。この沈砂池(特に、下水処理場の沈砂池)ではアンモニア系の臭気や硫化水素やメチルメルカプタン等の硫化物系等の臭気が著しいことが知られている。そのため、近年では、臭気対策として、沈砂槽の槽上に蓋が設置されている。
このような臭気対策が施された沈砂池において、底部に堆積した沈砂を効果的に除去する技術として、例えば、特許文献1に記載の集砂揚砂装置が知られている。この集砂揚砂装置では、底部に設けられた噴射ノズルに圧力水ポンプによって水を供給し圧力水を噴射せしめ、噴射ノズル前方の沈砂を押し流して集砂ピットに収集する。そして、集砂ピットに収集された沈砂をジェットポンプによって沈砂池外に排出する。
特開2004―122042号公報
しかしながら、従来の集砂揚砂装置では、沈砂の量に依存せずに、例えば、定期的に圧力水ポンプを作動させて沈砂を沈砂池外に排出しているため、噴射ノズルなどに供給するための大量の水を要していた。また、沈砂の量が少ないときに圧力水を噴射することによって沈砂の舞い上がりを誘発していた。
そこで、本発明は、使用水量の低減が可能であって堆積物を集砂ピットにより効率的に収集できる集砂設備及び集砂方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る集砂設備は、原水を滞留する沈砂槽の底部に堆積した堆積物を集砂ピットに収集する集砂設備であって、沈砂槽の底部に配設されており集砂ピット側へ向けて圧力水を噴射する噴射ノズルと、噴射ノズルに圧力水を供給する圧力水供給手段と、集砂ピットと噴射ノズルとの間の堆積物の厚さを計測する計測手段と、計測手段によって計測された堆積物の厚さに応じて圧力水供給手段を制御することで噴射ノズルからの圧力水の噴射量を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
この構成では、計測手段において計測された堆積物の厚さに応じて制御手段が圧力水供給手段を制御する。これにより、噴射ノズルからの圧力水の噴射量が制御されて、堆積物が集砂ピットに集められる。そのため、堆積物の厚さに依存せずに定期的に噴射ノズルから圧力水を噴射せしめる場合に比べて、堆積物の収集に要する水量を低減することができる。また、堆積物の厚さに応じて噴射ノズルからの圧力水の噴射量を制御することから、堆積物の舞い上がりを抑制することが可能である。
また、本発明に係る集砂設備では、噴射ノズルは、沈砂槽への原水の流入方向に沿って複数設けられており、計測手段は、複数設けられた噴射ノズルのうち最上流に位置する噴射ノズル前方の堆積物の厚さを計測し、制御手段は、最上流に位置する噴射ノズル前方の堆積物の厚さに応じて圧力水供給手段を制御することが好適である。
原水に含まれる沈降性物質が堆積して堆積物になるので、堆積物は、上流側により多く溜まりやすい。そして、上記集砂設備では、計測手段によって最上流に位置する噴射ノズル前方の堆積物の厚さが計測され、その計測された堆積物の厚さに応じて制御手段が圧力水供給手段を制御することによって噴射ノズルからの圧力水の噴射量を制御して、堆積物を集砂ピットに集めている。そのため、堆積層の厚さに依存せずに定期的に噴射ノズルから圧力水を噴射せしめる場合に比べて、堆積層の収集に要する水量をより確実に低減することができる。また、堆積物の厚さに応じて噴射ノズルからの圧力水からの噴射量を制御することから、堆積物の舞い上がりを抑制することが可能である。
更に、本発明に係る集砂設備が有する計測手段は、複数設けられた噴射ノズルのうち最下流に位置する噴射ノズル前方の堆積物の厚さを更に計測し、制御手段は、最上流及び最下流に位置する噴射ノズル前方の堆積物の厚さに応じて圧力水供給手段を制御することが好ましい。
例えば、大雨時などにおいて沈砂槽に流入する原水の量が多く流速が早い場合には、上流側よりも下流側で堆積物の厚さが厚くなる場合がある。上記集砂設備では、計測手段によって、最上流及び最下流に位置する噴射ノズル前方の堆積物の厚さが計測され、その計測された堆積物の厚さに応じて制御手段が圧力水供給手段を制御することで噴射ノズルからの圧力水の噴射量を制御して堆積物を集砂ピットに集めている。そのため、原水の沈砂槽への流入速度が速い場合でも、堆積層の収集に要する水量の低減を実現することが可能である。
なお、制御手段による堆積物の厚さに応じた制御としては、例えば、最上流及び最下流の噴射ノズル前方の堆積物の厚さの何れか一方の厚さが所定の厚さ以上のときに噴射ノズルから圧力水を噴射せしめて堆積物を集砂ピットに収集することが考えられる。
更にまた、本発明に係る集砂設備が有する計測手段は、最上流及び最下流の噴射ノズル間の各噴射ノズル前方の堆積物の厚さを更に計測し、計測手段は、複数設けられた噴射ノズル前方の堆積物各々の厚さに応じて圧力水供給手段を制御することが好ましい。
この場合、複数設けられた噴射ノズル前方の堆積物の厚さが計測手段によって全て計測され、制御手段が各噴射ノズル前方の堆積物の厚さに応じて噴射ノズルからの圧力水の噴射量を制御して集砂ピットに堆積物を集めている。そのため、原水の流量及び流速によらずに、より確実且つ効率的に集砂ピットに堆積物を収集することが可能である。
なお、堆積物の厚さに応じた制御としては、例えば、複数設けられた噴射ノズル前方の堆積物各々の厚さの何れか一方の厚さが所定の厚さ以上のときに噴射ノズルから圧力水を噴射せしめて堆積物を集砂ピットに収集することが考えられる。
また、制御手段は、堆積物の厚さが所定の厚さ以上であるときに、圧力水供給手段を制御して噴射ノズルから圧力水を噴射せしめることが好ましい。
堆積物が所定の厚さより厚いときに、噴射ノズルから圧力水が噴射されるので、圧力水が噴射されたことによる堆積物の舞い上がりがより抑制されやすい。その結果として、効率的に堆積物を集砂ピットに収集できる。
また、本発明に係る集砂設備では、計測手段は、沈砂槽の厚さを計測する計測部と、計測部を収容すると共に、沈砂槽の深さ方向に延在する収容管と、収容管に連結されており収容管を沈砂槽の深さ方向に昇降させる昇降手段と、を有し、計測部は、収容管の延在方向に延びると共に、収容管の延在方向に移動可能な可動部材と、昇降手段によって収容管が底部まで降ろされたときに可動部材の位置を検出する位置検出部と、を有することが好ましい。
昇降手段によって収容管が下降させられたときには、収容管内に収容された可動部材も収容管と一緒に下降する。そして、収容管が底部に達したとき、可動部材は、堆積物によって押し上げられる。この堆積物によって押し上げられたときの可動部材の位置を位置検出部によって検出することで堆積物の厚さを計測するため、堆積物の厚さをより正確に測定することができる。
この場合、可動部材は、収容管の下端部の内径と略同じ外径を有するベース部と、ベース部から沈砂槽の水面側へ向かって延びる計測軸とを有し、位置検出部は、収容管の内面に固定されており、計測軸の上端部を検出する位置検出器とを有し、位置検出器は、可動部材が予め設定された移動量以上押し上げられたときに上端部を検出する位置に固定されていることが好ましい。
上記構成では、予め設定された移動量に相当する厚さを堆積物が有し、ベース部を押し上げたとき、位置検出器が可動部材の計測軸の上端部を検出する。従って、位置検出器の検出結果によって、堆積物の厚さが予め設定された移動量に対応する所定の厚さであるか否かを判別できる。
そして、制御手段は、堆積物の厚さが所定の厚さか否かに応じて圧力水供給手段を制御する。従って、例えば、位置検出器が計測軸を検出したときに、制御手段によって圧力水供給手段を制御して噴射ノズルから圧力水を噴射せしめることで、堆積物の舞い上がり等をより効果的に抑制できる。
更に、本発明に係る集砂設備では、位置検出部は、可動部材の一部に設けられており底部のうち収容管の下降位置に配置される金属部材を検出する金属検出器を含むことが有効である。
金属検知センサは底部に位置する金属部材を検知する。そして、上記構成では、可動部材の位置変化による検知信号の変化を利用して堆積物の厚さを直接計測しているので、堆積物の厚さをより正確に得ることができる。
更にまた、本発明に係る集砂設備では、計測手段は、堆積物の厚さを検出するセンサ部と、センサ部を収容すると共に、センサ部の周囲の内面が鏡面である収容管と、収容管に連結されており収容管を沈砂槽の深さ方向に昇降させる昇降手段とを備え、センサ部は、収容管の内面へ向かって投光すると共に、内面で反射した反射光を受ける投受光部を複数有し、複数の投受光部は、センサ部において沈砂槽の深さ方向にアレイ状に配置されていることが好ましい。
センサ部を収容した収容管を下降させると、センサ部の一部が堆積部内に挿入されることになる。その状態でセンサ部が有する複数の投受光部から投光すると、堆積物よりも上に位置する投受光部から投光された光は内面に達して反射する。そして、その反射光を投受光部が受けることになる。一方、堆積物内に埋まっている投受光部から発せられた光は、堆積物に遮られて内面まで達しにくく、結果として、反射光を受けにくい。複数の投受光部は、沈砂槽の深さ方向にアレイ状に配置されているので、反射光を確実に受けた投受光部の位置で堆積物の厚さを計測できる。
更にまた、本発明に係る集砂設備では、計測手段は、堆積物の厚さを検出するセンサ部と、センサ部を沈砂槽の深さ方向に昇降させる昇降手段とを備え、センサ部は、光を投光する投光部と、その投光部から投光された光を受光するために投光部と対向するように配設された受光部とで構成されるセンサを複数有し、複数のセンサは、センサ部において沈砂槽の深さ方向にアレイ状に配置されていることが好ましい。
このようにすると、センサ部を下降させたときに、堆積物よりも上部に位置するセンサでは投光部から投光された光が受光部によって受光される一方、堆積物内に埋まったセンサでは投光部から投光された光が堆積物によって遮られて受光部に達しにくくなる。従って、入力信号のあるセンサの数によって、堆積物の厚さが、予め設定された閾値に対応する所定の厚さであるか否かを判別できる。このとき、堆積物の舞い上がりをより効果的に抑制するために、堆積物内に埋まったセンサの数に応じて制御手段が圧力水供給手段を制御し、噴射ノズルから圧力水を噴射せしめるようにしてもよい。
一方、本発明に係る集砂方法は、沈砂槽の底部に配設された噴射ノズルから噴射する圧力水によって底部に堆積した堆積物を集砂ピットに収集する集砂方法であって、噴射ノズルと集砂ピットとの間の堆積物の厚さを計測手段によって計測する計測工程と、堆積物の厚さに応じて噴射ノズルからの圧力水の噴射量を制御して集砂ピットに堆積物を収集する集砂工程と、を備えることを特徴とする。
この場合、計測工程において計測された堆積物の厚さに応じて集砂工程において噴射ノズルからの圧力水の噴射量を制御して堆積物を集砂ピットに集めている。そのため、堆積層の厚さに依存せずに定期的に噴射ノズルから圧力水を噴射せしめる場合に比べて、堆積層の収集に要する水量を低減することができる。また、堆積物の厚さに応じて噴射ノズルからの圧力水の噴射量を制御することから、堆積物の舞い上がりを抑制することが可能である。
本発明に係る集砂設備及び集砂方法によれば、より少ない使用水量で堆積物を集砂ピットにより効率的に収集できる。
以下、図面を参照して本発明に係る集砂設備及び集砂方法の好適な実施形態について説明する。全図を通し、同一部分には同一符号を付することとし、重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明に係る集砂設備の一実施形態を適用した沈砂池設備の構成を示す側面図である。図2は、図1に示した沈砂池設備の上面図である。
図1に示した沈砂池設備1は、浄水場や下水処理場に適用されるものであり、処理対象となる原水に含まれる砂等の沈降性物質を除去するために利用され、後工程に導入するための前処理を実施する。沈砂池設備1は、原水を滞留せしめる沈砂池10を有しており、沈砂池10には、図示しない取水設備等から、例えば、汚水や汚水と雨水とを合流させた原水が原水流入ラインL1を介して連続的に流入される。以下では、この原水流入ラインL1からの原水の流入方向(図1及び図2の矢印A方向)を沈砂池10の長手方向とも称し、長手方向に直交する方向を沈砂池10の幅方向とも称す。また、沈砂池10の深さ方向を鉛直方向とも称す。
沈砂池10の原水流入ラインL1側には、スクリーンSが取り付けられており原水中に含まれる缶やビニールや布類など比較的大きい浮遊物が除去されるようになっている。
沈砂池10の底部11には、原水の流入側(上流側)に配された凹状の集砂ピット12が形成されており、集砂ピット12の下流側には、流入する原水に含まれる砂などの比較的粒径の大きな沈降性物質を堆積させるための堆積領域13が配されている。堆積領域13は、下流側に向かって階段状に高くなっており、原水流入ラインL1から流入した原水は、下流に向かって流速が低下し、原水中に含まれる沈降性物質が沈んで底部11に堆積する。
この堆積領域13の下流側には、堆積領域13を通過し沈降性物質が沈降した後の処理水を前処理水として滞留させる凹状のポンプ井14が形成されており、ポンプ井14に滞留した前処理水は、前処理水排出ポンプP1及び前処理水排出ラインL2により排出され、後設備に導入される。
沈砂池設備1は、沈降性物質が堆積した堆積物を集砂ピット12に収集し排出するための集砂設備20を更に有する。集砂設備20は、原水の流入方向に沿って複数設けられた噴射ノズル群30,40,50を有しており、各噴射ノズル群30,40,50は、沈砂池10の幅方向に並列に配された複数の噴射ノズル31,41,51からなり、堆積領域13に形成された複数の段部13a,13b,13cに噴射口が集砂ピット12に向くようにそれぞれ配されている。
各噴射ノズル群30,40,50は、圧力水供給ライン60を介して清澄水源70に接続されている。清澄水源70は、例えば、清澄水を溜めた水槽でもよいし、ポンプ井14の前処理水を利用してもよい。圧力水供給ライン60は、基幹ライン61と、基幹ライン61から各噴射ノズル群30,40,50に向けて分岐した分岐ライン62,63,64とを有しており、基幹ライン61の清澄水源70側には、清澄水源70内の清澄水を圧力水として吐出する高圧ポンプP2が設けられている。
また、各分岐ライン62,63,64のうち基幹ライン61側には、電動バルブ81,82,83がそれぞれ設けられており、電動バルブ81,82,83を開けることで噴射ノズル31,41,51から圧力水が噴射される。この場合、高圧ポンプP2、圧力水供給ライン60及び電動バルブ81,82,83は、圧力水供給手段として機能している。
この構成では、各噴射ノズル31,41,51の前方であって各段部13a,13b,13c上に堆積している堆積物gが、噴射ノズル31,41,51から噴射された圧力水によって集砂ピット12側に押し流され集砂ピット12内に収集されることになる。
集砂設備20は、集砂ピット12内に収集された堆積物gを吸引し排出する揚砂装置としてのジェットポンプ90を更に有する。ジェットポンプ90は、その吸入口91が集砂ピット12内に位置するように配置されており、圧力水供給ライン60の基幹ライン61に接続されている。そして、ジェットポンプ90は、基幹ライン61から供給される圧力水を利用して集砂ピット12内の集砂を吸引し、堆積物排出ラインL3を通して沈砂池設備1から堆積物gを排出する。ここでは、揚砂装置としてジェットポンプ90としたが、集砂ピット12に収集された堆積物gを排出できれば特に限定されない。
また、集砂設備20は、電動バルブ81〜83の開閉及びジェットポンプ90の駆動を制御する制御手段100を有する。制御手段100は、電動バルブ81〜83の開閉を制御することによって噴射ノズル31,41,51からの圧力水の噴射量を制御し、集砂ピット12に堆積物gを集める。また、制御手段100は、ジェットポンプ90を駆動して集砂ピット12内の堆積物gを沈砂池10から排出させる。
ところで、噴射ノズル31,41,51から噴射される圧力水によって押し流されるべき堆積物g(各段部13a〜13c上の堆積物g)の量が少ないと堆積物gが舞い上がったり、集砂ピット12を越えて原水流入ラインL1側まで押し流される虞がある。また、堆積物gの量に依存せずに、例えば、定期的に、堆積物gを沈砂池設備1から排出するようにすると、大量の清澄水を要することになる。
そこで、集砂設備20は、堆積物gの厚さを計測する計測手段110Aを有する。
計測手段110Aは、第1の計測装置111を有する。第1の計測装置111は、原水の流入方向(矢印A方向)に沿って複数配設された噴射ノズル31,41,51のうち最上流(図1中の左側)に位置する噴射ノズル31の前方であって集砂ピット12との間の堆積物gの厚さ、すなわち、噴射ノズル31から噴射する圧力水によって移動せしめる堆積物gの厚さを計測する。図3は、第1の計測装置111の構成を示す断面図である。
計測装置111は、沈砂池10の深さ方向に延在する計測部120を有する。計測部120は、円板状の計測板(ベース部)131とその計測板131から水面側に向かって延びる計測棒(計測軸)132とからなる可動部材130と、収容管150内での可動部材130の位置を検出する位置検出部140とを有し、鉛直方向に延びる収容管150内に配置されている。計測棒132の上端部には、位置検出部140の一部を構成する第1のセンサ141が取り付けられている。
収容管150は、可動部材130を鉛直方向に移動可能に保持しており、第1の部分151と、第2の部分152とからなる。第1の部分151の内面には、計測棒132が左右に振れるのを防止するための振れ止め部材153,153が設けられている。更に、第1の部分151の内面には、可動部材130の上端部に取り付けられた第1のセンサ141と摺動接触し、第1のセンサ141の鉛直方向の移動をガイドするガイド部154が設けられている。
また、第2の部分152の下端部には、図4に示すように、計測板131が収容管150内から落ちるのを防止するために内側に向かって突出した突出部152aが形成されている。これにより、可動部材150は、収容管150内に保持されることになる。更に、第2の部分152の内径は、第1の部分151の内径よりも大きく、計測板131の外径とほぼ等しい。従って、計測板131は第2の部分152にガイドされながら鉛直方向に移動する。
また、計測装置111は、位置検出部140の一部を構成している第2のセンサ(位置検出器)142を有する。第2のセンサ142は、第1のセンサ141と共に近接センサを構成している。第2のセンサ142は、収容管150の内面に取り付けられており、可動部材130が収容管150の下端部から所定の高さ上昇したとき、第1のセンサ141を検出できる位置に配置されている。より具体的には、第2のセンサ141は、圧力水が噴射された場合でも舞い上がり等が生じにくいように予め設定された堆積物gの厚さ(例えば、0.02m〜0.4m)に相当する長さ以上、可動部材130が移動したときに、第1のセンサ141を検出可能な位置に配置されている。第2のセンサ142は、配線ラインE1を介して制御手段100に接続されており、検出結果を制御手段100に入力する。
この収容管150は、鉛直方向に延びており、沈砂池10の深さ方向の長さよりも短い保護管160内に配置されている。これにより、保護管160によって原水の流れ等から保護されている。保護管160は、その上端部から保護管160内に原水が流入するのを抑制するため、上端部が水面より高くなるようにサポートs1,s2を介して側壁部15に取り付けられている。
更に、計測装置111は、計測部120を収容した収容管150の上壁部155にシャフト171を介して連結されており収容管150を鉛直方向に昇降させる昇降手段としての駆動部170を有する。駆動部170は、例えば、パワーシリンダーなどであり、サポートs3を介して沈砂池10の側壁部15に取り付けられている。駆動部170は、制御手段100に接続され制御手段100からの信号を受けて収容管150を昇降させる。
上記構成の計測装置111では、駆動部170によって収容管150が底部11から上昇させられているとき、収容管150は、保護管160内に位置する。この状態では、可動部材130は自重により計測板131が突出部152aに当接する位置まで下がっている。そして、駆動部170によって収容管150が底部11まで下降させられているときには、堆積物gの面圧によって計測板131が上側に押し上げられる。
収容管150が下降したとき、図5に示すように、堆積物gの厚さが薄いときには、第2のセンサ142の位置まで可動部材130の上端部が上がらないため、第2のセンサ142は第1のセンサ141を検出しない。一方、図6に示すように、堆積物gの厚さが厚いときには、第2のセンサ142の位置まで可動部材130の上端部が上がるため、第2のセンサ142が第1のセンサ141を検出し、制御手段100に検出信号が入力されることになる。
そして、制御手段100は、第2のセンサ142からの検出信号が入力されたときに、各電動バルブ81〜83を開くことによって噴射ノズル31,41,51から圧力水を噴射させる。更に、制御手段100は、ジェットポンプ90を駆動して集砂ピット12内の堆積物gを吸引させ排出する。
次に、図7を利用して、上記構成の集砂設備を利用した集砂方法について説明する。先ず、制御手段100が駆動部170を駆動して、可動部材130を収容した収容管150を底部11まで下げる(S1)。このとき、収容管150内の可動部材130は、底部11に堆積している堆積物gによって押し上げられる。第2のセンサ142が第1のセンサ141を検出しなかった場合、すなわち、制御手段100に検出信号が入力されなかった場合には(S2で「N」)、堆積物gの排出は実施せずに、制御手段100は、駆動部170を駆動して収容管150を上昇させ、S1に戻る。
また、第2のセンサ142が第1のセンサ141を検出した場合、すなわち、制御手段100に検出信号が入力された場合には(S2で「Y」)、堆積物gの排出を実施する。以下、堆積物gを排出する工程について説明する。第2のセンサ142から検出信号が入力されると、制御手段100は、駆動部170を駆動して収容管150を上昇させる(S4)。
次に、ジェットポンプ90を駆動して集砂ピット12内の堆積物gを一度排出する(S5)。次に、電動バルブ81を開いて噴射ノズル群30の各噴射ノズル31から圧力水を噴射させる(S6)。次いで、電動バルブ81を閉じ、電動バルブ82を開いて噴射ノズル群40の各噴射ノズル41から圧力水を噴射させて段部13b上の堆積物gを集砂ピット12側に移動せしめる(S7)。続いて、電動バルブ82を閉じて電動バルブ83を開いて噴射ノズル群50の噴射ノズル51から圧力水を噴射させて段部13c上の堆積物を集砂ピット12側に移動させる(S8)。これにより、段部13c上に堆積物gがほぼ堆積していない状態になる。
そして、電動バルブ83を閉じ、ジェットポンプ90を駆動して集砂ピット12内の堆積物gを再び排出した後(S9)、電動バルブ81を開いて噴射ノズル31から圧力水を噴射させて段部13a上の堆積物gを集砂ピット12内に収集する(S10)。次に、電動バルブ81を閉じて電動バルブ82を開いて噴射ノズル41から圧力水を噴射させて段部13b上の堆積物gを集砂ピット12側に移動せしめる(S11)。これにより、段部13b上に堆積物gがほぼ堆積していない状態になる。
次のステップとして、電動バルブ82を閉じて、再度ジェットポンプ90を駆動して集砂ピット12内の堆積物gを排出した後(S12)、電動バルブ81を開いて噴射ノズル31から圧力水を噴射させて段部13a上の堆積物gを集砂ピット12内に収集する(S13)。これにより、段部13a上に堆積物gがほぼ堆積していない状態になる。そして、最後に、電動バルブ81を閉じた後、ジェットポンプ90を駆動して集砂ピット12内の堆積物gを排出する(S14)。より確実に堆積物gを排出するために、上記S5〜S14を、例えば、3〜6回繰り返すことは好適である。
以上説明したように、本第1実施形態によれば、計測手段110Aによって底部11に堆積した堆積物gの厚さを計測し、その厚さが予め設定していた厚さ(所定の厚さ)以上の場合に、噴射ノズル群30,40,50から圧力水を順次噴射せしめる。そして、集砂ピット12に収集された堆積物gをジェットポンプ90によって吸引し排出する。
従って、堆積物gの厚さが所定の厚さより薄い場合には、噴射ノズル群30,40,50からの圧力水の噴射が行われないため、薄い堆積物gに圧力水を吹き付けることによる堆積物gの舞い上がりを抑制できる。また、堆積物gが薄い場合には、圧力水の勢いによって堆積物gが集砂ピット12を越えて原水流入ラインL1側まで飛ばされる虞もあるが、上記集砂設備20では、より確実に堆積物gを集砂ピット12内に収集できる。そのため、堆積物gを効率良く沈砂池10から排出可能である。
更に、堆積物gが薄い場合には、圧力水の噴射及びジェットポンプ90への圧力水の供給を行わないため、噴射ノズル31,41,51やジェットポンプ90へ供給する水の量を低減でき、更に、使用電力量を低減させることも可能である。
また、計測装置111では、実際に底部11に堆積している堆積物gによって可動部材130が押し上げられた可動部材130の位置を、第2のセンサ142を利用して検出している。その結果として、より確実に、堆積物gが所定の厚さ未満か、その厚さ以上であるかを検出できる。
計測装置111では、第2のセンサ142が第1のセンサ141を検出するようにしているが、例えば、第1のセンサ141を設けずに第2のセンサ142によって計測棒132の上端部を直接検出してもよい。その場合は、例えば、第2のセンサ142として光学的なものを利用することが考えられる。
(第2実施形態)
図8は、本発明に係る集砂設備が有する計測手段の他の実施形態の断面図である。
図8に示した計測手段110Bが有する計測装置112は、計測部120が有する可動部材180の一部に、計測部120が有する位置検出部190の一部を構成する金属検知センサ(金属検出器)191が設けられている点で第1実施形態の計測手段110Aと相違する。この点を中心にして計測装置112について説明する。
金属検知センサ191は、可動部材180のセンサ保持部181内に保持されている。金属検知センサ191の外径は、センサ保持部181の内径にほぼ等しく、センサ保持部181の外径は、第2の部分152の内径とほぼ同じである。そして、センサ保持部181は、第2の部分152と摺動接触している。よって、センサ保持部181は、第2の部分152にガイドされながら鉛直方向に移動する。
金属検知センサ191は、位置検出部190の一部を構成しており収容管150の直下の底部11に埋設された磁性を有する金属プレート(金属部材)192を磁気的に検出する磁気センサである。この金属検知センサ191の鉛直方向の検出範囲は、圧力水が噴射された場合でも舞い上がり等が生じにくいように予め設定された堆積物gの厚さに相当する。金属検知センサ191は、検出結果である電気信号を配線ラインE2を介して制御手段100に入力する。この場合、金属検知センサ191と金属プレート192との間の距離に応じた検知信号強度の変化によって堆積物gの厚さが分かる。
また、計測装置112において、可動部材180の一部を構成する計測棒(計測軸)182は、筒状であって、計測棒182の内側を配線ラインE2が通るようになっている。
上記構成の計測装置112では、駆動部170によって収容管150が底部11まで下降したとき、第1実施形態と同様に、堆積物gによって可動部材180が押し上げられる。このとき、図9に示すように、堆積物gの厚さが薄く、金属検知センサ191の検出範囲に金属プレート192が位置する場合、金属検知センサ191は金属プレート192を検出する。一方、図10に示すように、堆積物gの厚さが厚く、金属検知センサ191の検出範囲外に金属プレート192が位置する場合、金属検知センサ191が金属プレート192を検出しないことになる。ここで、金属検知センサ191が金属プレート192を「検出しない」とは、検出信号の強度が、予め設定している厚さの堆積物gが金属検知センサ191と金属プレート192との間にある場合の検知信号強度より小さいことを含む意味である。
そして、計測装置112を利用した集砂設備20では、制御手段100は、金属検知センサ191の検出結果によって電動バルブ81〜83及びジェットポンプ90を制御する。
次に、図11を利用して、計測装置112を利用した集砂設備20による集砂方法について説明する。第1実施形態の場合と同様に、制御手段100が駆動部170を駆動して、可動部材180を収容した収容管150を底部11まで下げる(S1)。このとき、収容管150内の可動部材180は、底部11に堆積している堆積物gによって押し上げられる。金属検知センサ191が金属プレート192を検出した場合には(S2で「Y」)、電動バルブ81〜83の閉状態を維持し、堆積物gの排出を実行せずに、制御手段100は、駆動部170を駆動して収容管150を上昇させ、S1に戻る。
そして、金属検知センサ191が金属プレート192を検出しなかったときに(S2で「N」)、制御手段100は、収容管150を上昇させた後(S4)、電動バルブ81〜83を制御して噴射ノズル群30,40,50から圧力水を噴射せしめて集砂ピット12に堆積物gを集め、更に、ジェットポンプ90を駆動して集砂ピット12内の堆積物gを沈砂池10から排出する。すなわち、第1実施形態の場合と同様に、S5〜S14のステップを実行する。
以上説明したように、本第2実施形態によれば、計測手段110Bによって堆積物gの厚さを計測し、その計測結果に応じて堆積物gの排出を実施するため、第1実施形態の場合と同様に、噴射ノズル31,41,51やジェットポンプ90へ供給する水の量を低減でき、更に、使用電力量を低減させることが可能である。また、少ない堆積物gに圧力水を吹き付けることによる堆積物gの舞い上がりを抑制でき、更に、第1実施形態の場合と同様に、より確実に堆積物を集砂ピット12内に収集できる。そのため、堆積物gを効率良く沈砂池10から排出可能である。
計測装置112では、可動部材130に設けられた金属検知センサ191によって底部11に配置された金属プレート192を検知したときの検知信号の可動部材130の位置変化による変化を利用して堆積物gの厚さを直接計測しているので、堆積物gの厚さをより正確に得ることができる。
(第3実施形態)
図12は、本発明に係る集砂設備が有する計測手段の更に他の実施形態の断面図である。図12に示した計測手段110Cが有する計測装置113は、収容管150の第2の部分152の内面152bが鏡面になっている点、及び、第2の部分152内にセンサ部200が配置されている点で、第1実施形態の計測装置111と相違する。この点を中心にして計測装置113について説明する。
図12及び図13に示すように、計測装置113が有するセンサ部200は、略円柱状であって鉛直方向に延びた連結部210を介して収容管150と連結されており、第2の部分152の内側に配置されている。センサ部200は、外形が略円柱状であって中空の投受光器収容部201を有する。投受光器収容部201内には、複数の投受光器(投受光部)220A,220B,220C、220Dが保持部材202に等間隔で鉛直方向に沿って並列(アレイ状)に配置されている。
また、投受光器収容部201が有する周壁のうち各投受光器220A,220B,220C、220Dの前方には、ガラス窓201A,201B,201C,201Dが設けられている。そして、各投受光器220A〜220Dは、可視光、赤外光及び紫外光のうちいずれかの光を発する半導体レーザなどの光源221A,221B,221C,221Dと、フォトダイオードなどの光検出器222A,222B,222C,222Dを備えており、投受光器220A〜220Dは、光源221A〜221Dから発した光のうちガラス窓201A〜201Dを通過し第2の部分152の内面152bで反射した光を光検出器222A〜222Dで受けるように配置されている。
各投受光器220A〜220Dは、ケーブル230内に設けられた配線ラインE3を介して制御手段100と接続されており、制御手段100によって駆動される。そして、投受光器220A〜220Dは、受けた光を電気信号に変換して制御手段100に入力する。
上記構成の計測装置113では、収容管150を下降させたとき、センサ部200の一部は、堆積物g内に挿入されることになる。そして、全投受光器220A〜220Dから発光せしめたとき、図14に示すように堆積物gの厚さが薄い場合には、一番下の投受光器220Dから発せられた光は、堆積物gに遮断又は吸収されて内面152bまで届かないので、結果として、光を受けることができない。そして、図15に示したように堆積物gの厚さが厚い場合には、同様に理由により例えば下から3番目までの投受光器220Cが光を受けることができない。すなわち、内面152bからの反射光を受けることができた投受光器220A〜220Dの位置で堆積物gの厚さを計測することができる。ここで、投受光器220A〜220Dが光を受けることができない状態には、投受光器220A〜220Dが光を受光することで得られた信号強度の大きさが予め設定された閾値より小さい状態も含まれる。
そして、制御手段100は、計測手段110Cによって計測された堆積物gの厚さが予め設定している堆積物gの厚さよりも厚いと判定したとき、電動バルブ81〜83及びジェットポンプ90の駆動を制御する。
次に、図16を利用して、計測装置113を利用した集砂設備20による集砂方法について説明する。ここでは、投受光器220Cが受光できなかったときに制御手段100が電動バルブ81〜83等を制御するものとする。
第1実施形態の場合と同様に、制御手段100が駆動部170を駆動して、可動部材130を収容した収容管150を底部11まで下げる(S1)。次に、制御手段100は、全投受光器220A〜220Dを駆動し、内面152bに向かって投光せしめる(S15)。ここで、予め設定していた投受光器220Cから反射光を受光した旨の入力信号が有った場合には(S2で「Y」)、電動バルブ81〜83の閉状態を維持し、堆積物gの排出を実行せずに、制御手段100は、駆動部170を駆動して収容管150を上昇させ、S1に戻る。
そして、投受光器220Cからの入力信号が無かった場合(S2で「N」)、制御手段100は、収容管150を上昇させた後(S4)、電動バルブ81〜83を制御して噴射ノズル群30,40,50から圧力水を噴射せしめて集砂ピット12に堆積物を集め、更に、ジェットポンプ90を駆動して集砂ピット12内の堆積物gを沈砂池10から排出する。すなわち、第1実施形態の場合と同様に、S5〜S14のステップを実行する。
以上説明したように、本第3実施形態によれば、計測手段110Cによって堆積物gの厚さを計測し、その計測結果に応じて噴射ノズル31,41,51からの圧力水の噴射の有無を制御しながら堆積物gの排出を実施するため、第1実施形態の場合と同様に、噴射ノズル31,41,51やジェットポンプ90へ供給する水の量を低減でき、更に、使用電力量を低減させることが可能である。また、少ない堆積物gに圧力水を吹き付けることによる堆積物gの舞い上がりを抑制でき、更に、第1実施形態の場合と同様に、より確実に堆積物を集砂ピット12内に収集できる。そのため、堆積物gを効率良く沈砂池10から排出可能である。
なお、上述したようにセンサ部200の一部は、堆積物g内に挿入されるため、ガラス窓201A〜201Dに堆積物gが付着する場合がある。そのため、計測装置113では、洗浄水によってガラス窓201A〜201Dを洗浄するために洗浄水ライン240を第2の部分152に接続しておくことが好ましい。この洗浄水ライン240の他端は、例えば、清澄水源70に接続されており、洗浄水ライン240に設けられたバルブ241を制御手段100等によって制御すればよい。
計測装置113では、投受光部として、光源221A〜221D及び光検出器222A〜222Dが一体に設けられた投受光器220A〜220Dとしたが、例えば、一対の投光器と受光器とからなっており、投光器から内面に向かって投光し、その反射光を受光器が受けるように配置されているとしてもよい。
また、第2の部分152の内面152bは、鏡面としたが、内面152b全てが鏡面である必要はなく、各投受光器220A〜220Dから投光される領域が少なくとも鏡面であればよい。
(第4実施形態)
図17は、本発明に係る集砂設備が有する計測手段の更に他の実施形態の断面図である。図17に示した計測手段110Dが有する計測装置115は、第2の部分152内にセンサ部300が配置されている点で、第1実施形態の計測装置111と相違する。この点を中心にして計測装置115について説明する。
計測装置115が有するセンサ部300は、図17に示されるように、鉛直方向に伸びる略円筒状の連結部210を介して収容管150と連結されており、収容管150の第2の部分152の内側に配置されている。
センサ部300は、図18及び図19に示されるように、鉛直方向に伸びる棒状部材310と、棒状部材310の上部に設けられたセンサ制御部320とにより構成されている。棒状部材310には、その一の側面(表面)310aよりも内側に窪んだ凹部312が鉛直方向に沿って形成されている。凹部312は、互いに対向する側面312a,312bを有しており、この一方の側面312aの内部には、複数の投光器(投光部)314が一定間隔で鉛直方向に配設され、他方の側面312bの内部には、各投光器314とそれぞれ対向するように受光器(受光部)316が一定間隔で鉛直方向に配設されている。そして、投光器314と、この投光器314から投光された光Lを受光するためにこの投光器314と対向する位置に配設された受光部316とによって一つのセンサ318が構成されている。そのため、センサ部300は、鉛直方向に沿って並列(アレイ状)に配置された複数のセンサ318を有することとなる。なお、投光器314としては、可視光、赤外光及び紫外光のうちいずれかの光Lを発する半導体レーザや発光ダイオードを用いることができる。また、受光器316としては、フォトダイオード等を用いることができる。
センサ制御部320は、各センサ318の動作を制御し、各投光器314及び各受光器316を駆動させる。各受光器316における受光状態(受光して得られた信号強度の大きさ)は電気信号に変換され、その電気信号はセンサ制御部320からケーブル230内に設けられた配線ラインを介して制御手段100へと出力される。
上記構成の計測装置115では、収容管150を下降させたとき、図20に示されるように、センサ部300(棒状部材310)の一部が堆積物g内に挿入されることとなる。そのため、堆積物g内にセンサ318が埋まった場合には、そのセンサ318を構成する投光器314から投光された光Lが堆積物gに遮断又は吸収されて、そのセンサ318を構成する受光器316に達しにくくなる。図20のように堆積物gの厚さが薄い場合よりも図21のように堆積物gの厚さが厚い場合により多くのセンサが堆積物g内に埋まるので、受光器316が投光器314からの光Lを受光しなくなったセンサの数によって堆積物gの厚さを計測することができる。ここで、受光器316が投光器314からの光Lを受光しなくなった状態には、受光器316が光Lを受光することで得られた信号強度の大きさが所定の閾値より小さい状態も含まれる。
そして、制御手段100は、計測手段110Dによって計測された堆積物gの厚さが予め設定された堆積物gの厚さよりも厚いと判定したとき、電動バルブ81〜83及びジェットポンプ90の駆動を制御する。
次に、図21を利用して、計測装置115を利用した集砂設備20による集砂方法について説明する。
第1実施形態の場合と同様に、制御手段100が駆動部170を駆動して、可動部材130を収容した収容管150を底部11まで下げる(S1)。次に、制御手段100は、センサ部300の全てのセンサ318を駆動し、各投光器314から各受光器316に向かって光Lを投光せしめる(S100)。ここで、受光器316が投光器314から光Lを受光した旨の入力信号のあるセンサ318の数が予め設定していた閾値以下であった場合には(S101で「Y」)、電動バルブ81〜83の閉状態を維持し、堆積物gの排出を実行せずに、制御手段100は、駆動部170を駆動して収容管150を上昇させ、S1に戻る。
そして、入力信号のあるセンサ318の数が予め設定していた閾値より多い場合には(S101で「N」)、制御手段100は、収容管150を上昇させた後(S4)、電動バルブ81〜83を制御して噴射ノズル群30,40,50から圧力水を噴射せしめて集砂ピット12に堆積物を集め、更に、ジェットポンプ90を駆動して集砂ピット12内の堆積物gを沈砂池10から排出する。すなわち、第1実施形態の場合と同様に、S5〜S14のステップを実行する。
以上説明したように、本第4実施形態によれば、計測手段110Dによって堆積物gの厚さを計測し、その計測結果に応じて噴射ノズル31,41,51からの圧力水の噴射の有無を制御手段100により制御しながら堆積物gの排出を実施するため、第1実施形態の場合と同様に、噴射ノズル31,41,51やジェットポンプ90へ供給する水の量を低減でき、更に、使用電力量を低減させることが可能である。また、少ない堆積物gに圧力水を吹き付けることによる堆積物gの舞い上がりを抑制でき、更に、第1実施形態の場合と同様に、より確実に堆積物を集砂ピット12内に収集できる。そのため、堆積物gを効率良く沈砂池10から排出可能である。
なお、堆積物g内に埋まったセンサ318の数に応じて制御手段100が電動バルブ81〜83を制御し、噴射ノズル31,41,51から圧力水を噴射せしめるようにすると、堆積物の舞い上がりをより効果的に抑制することができるため好ましい。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記した第1〜第4実施形態に限定されない。例えば、第1〜第4実施形態では計測手段110A〜110Dによって計測された堆積物gの厚さが予め設定してある堆積物gの厚さより薄い場合に、沈砂池10内の堆積物gの排出を実施しないとしているが、次のような簡易な方法で排出してもよい。ここでは、図3に示した計測装置111を利用した集砂設備20での集砂方法について説明する。図23は、堆積物が薄いときでも堆積物の排出を実施する際の集砂方法を示すフローチャートで有る。
なお、S2までのステップは、計測装置111の場合と同様であり、堆積物gが厚い場合、すなわち、S2で「Y」の場合以降のステップはこれまで説明した通りS4〜S14のステップであるため、説明は省略する。従って、以下では、S2で検出結果が入力されなかった場合(S2で「N」)について説明する。
S2で検出結果が入力されなかった場合、S3のステップを実行する。次いで、ジェットポンプ90を駆動して集砂ピット12内の堆積物gを排出する(S16)。次に、電動バルブ83を開状態にして噴射ノズル群50から圧力水を噴射せしめて、段部13cに堆積した堆積物gを集砂ピット12側に移動せしめる(S17)。次いで、電動バルブ83を閉じる一方で電動バルブ82を開いて噴射ノズル群40から圧力水を噴射せしめて、段部13bに堆積した堆積物gを集砂ピット12側に移動せしめる(S18)。続いて、電動バルブ82を閉じる一方電動バルブ81を開いて噴射ノズル群30から圧力水を噴射せしめて、段部13aに堆積した堆積物gを集砂ピット12側に移動せしめる(S19)。最後に、ジェットポンプ90を駆動して集砂ピット12内の堆積物gを排出する(S20)。
この場合には、下流側から堆積物gを上流側に移動させるため、噴射ノズル31前方の堆積物gが順に厚くなる。その結果として、段部13a上の堆積物gを移動せしめるときに、圧力水の勢いによって堆積物gが原水流入ラインL1側にまで流されることが抑制されている。また、この場合にも、第1〜第4実施形態で示した方法で排出するよりもジェットポンプ90や噴射ノズル31,41,51に供給する水も量を少なくすることが可能である。
更にまた、計測手段110A〜110Dによる堆積物gの厚さの計測方法は、上記のように第1及び第2のセンサ142,141からなる近接センサを利用したものや、金属検知センサ191を利用したものや、センサ部200,300を利用したものに限られない。堆積物gの厚さが計測できればよい。
更に、図24に示すように、最下流の噴射ノズル51の前方にも計測手段110A(110B、110C,110D)の一部を構成する第2の計測装置114を配置することは好適である。計測装置114の構成は、計測装置111〜113,115の何れかの構成と同様のものとすればよい。ここでは、計測装置114が計測装置111と同様の構成であるとして説明する。この場合、制御手段100は、図7に示したS2において、計測装置111,114の何れか一方の計測装置の第2のセンサ142が第1のセンサ141を検出した場合に、S4からS14を実行すればよい。
大雨などにより原水の流入量や流入速度が速い場合、原水に含まれる砂などの沈降性物質は、下流側に堆積しやすく、段部13aでは堆積物gの厚さは薄い一方、段部13cでは堆積物gの厚さが厚くなっている虞がある。堆積物gの厚さが厚くなりすぎると、圧力水を噴射ノズル51から噴射させても堆積物gが移動しない虞があるが、上記のように計測装置を噴射ノズル51の前方であって集砂ピット12との間の堆積物gの厚さを計測可能な位置に配置することによって、より確実に各段部13a〜13cの堆積物gを集砂ピット12内に収集できる。
なお、原水の流入速度などに依存せずに確実に堆積物gを集砂ピット12内に収集する観点から、各噴射ノズル31,41,51の前方に計測装置114を配置することは好適である。
また、第1〜第4実施形態では、原水の流入方向に3つの噴射ノズル群30,40,50を設けているが、流入方向の噴射ノズルの数は、3つの限らず、4つ以上でもよいし、1つ又は2つでもよい。更に、計測装置111〜113,115は、側壁部15に取り付けられているが、沈砂池10の幅方向であって各噴射ノズル群30,40,50を構成している複数の噴射ノズル31,41,51前方にそれぞれ配置されるようになっていてもよい。
更に、沈砂槽として沈砂池10としたが、沈降性物質を沈殿させて原水から分離できるものであれば特に限定されない。
本発明に係る集砂設備を適用した沈砂池設備の概略構成図である。 図1に示した沈砂池設備の上面図である。 本発明に係る集砂設備が有する計測手段の一実施形態の断面図である。 収容管の第2の部分の斜視図である。 堆積物の厚さ計測時における図3に示した計測手段の断面図である。 図5の堆積物よりも厚い堆積物の厚さ計測時における図3に示した計測手段の他の例の断面図である。 本発明に係る集砂設備を利用した集砂方法のフローチャートである。 本発明に係る集砂設備が有する計測手段の他の実施形態を示す断面図である。 堆積物の厚さ計測時における図8に示した計測手段の断面図である。 図9の堆積物よりも厚い堆積物の厚さ計測時における図8に示した計測手段の他の例の断面図である。 図8に示した計測手段を有する集砂設備を利用した集砂方法のフローチャートである。 本発明に係る集砂設備が有する計測手段の更に他の実施形態の断面図である。 センサ部の拡大断面図である。 堆積物の厚さ計測時における図12に示した計測手段の断面図である。 図14の堆積物よりも厚い堆積物の厚さ計測時における図12に示した計測手段の他の例の断面図である。 図12に示した計測手段を有する集砂設備を利用した集砂方法のフローチャートである。 本発明に係る集砂設備が有する計測手段の更に他の実施形態の断面図である。 センサ部の斜視図である。 図18のXIX−XIX線断面図である。 堆積物の厚さ計測時における図17に示した計測手段の断面図である。 図19の堆積物よりも厚い堆積物の厚さ計測時における図17に示した計測手段の他の例の断面図である。 図17に示した計測手段を有する集砂設備を利用した集砂方法のフローチャートである。 本発明に係る集砂設備を利用した集砂方法の他の実施形態のフローチャートである。 本発明に係る集砂設備の他の実施形態の概略構成図である。
符号の説明
1…沈砂池設備、10…沈砂池(沈砂槽)、11…底部、12…集砂ピット、15…側壁部、20…集砂設備、31,41,51…噴射ノズル、60…圧力水供給ライン(圧力水供給手段)、61…基幹ライン(圧力水供給手段)、62,63,64…分岐ライン(圧力水供給手段)、81,82,83…電動バルブ(圧力水供給手段)、100…制御手段、110A〜110D…計測手段、111〜114,115…計測装置、120…計測部、130…可動部材、131…計測板(ベース部)、132…計測棒(計測軸)、140…位置検出部、141…第1のセンサ、142…第2のセンサ(位置検出器)、150…収容管、152b…内面、170…駆動部(昇降手段)、180…可動部材、182…計測棒(計測軸)、190…位置検出部、191…金属検知センサ(金属検出器)、192…金属プレート(金属部材)、200,300…センサ部、220A,220B,220C,220D…投受光器、314…投光器(投光部)、316…受光器(受光部)、318…センサ、g…堆積物。

Claims (6)

  1. 原水を滞留する沈砂槽の底部に堆積した堆積物を集砂ピットに収集する集砂設備であって、
    前記沈砂槽の前記底部に配設されており前記集砂ピット側へ向けて圧力水を噴射する噴射ノズルと、
    前記噴射ノズルに圧力水を供給する圧力水供給手段と、
    前記集砂ピットと前記噴射ノズルとの間の堆積物の厚さを計測する計測手段と、
    前記計測手段によって計測された前記堆積物の厚さに応じて前記圧力水供給手段を制御することで前記噴射ノズルからの圧力水の噴射量を制御する制御手段とを備え
    前記計測手段は、
    前記堆積物の厚さを検出するセンサ部と、
    前記センサ部を収容すると共に、前記センサ部の周囲の内面が鏡面である収容管と、
    前記収容管に連結されており前記収容管を前記沈砂槽の深さ方向に昇降させる昇降手段とを備え、
    前記センサ部は、前記収容管の内面へ向かって投光すると共に、前記内面で反射した反射光を受ける投受光部を複数有し、
    前記複数の投受光部は、前記センサ部において前記沈砂槽の深さ方向にアレイ状に配置されていることを特徴とする集砂設備。
  2. 原水を滞留する沈砂槽の底部に堆積した堆積物を集砂ピットに収集する集砂設備であって、
    前記沈砂槽の前記底部に配設されており前記集砂ピット側へ向けて圧力水を噴射する噴射ノズルと、
    前記噴射ノズルに圧力水を供給する圧力水供給手段と、
    前記集砂ピットと前記噴射ノズルとの間の堆積物の厚さを計測する計測手段と、
    前記計測手段によって計測された前記堆積物の厚さに応じて前記圧力水供給手段を制御することで前記噴射ノズルからの圧力水の噴射量を制御する制御手段とを備え、
    前記計測手段は、
    前記堆積物の厚さを検出するセンサ部と、
    前記センサ部を前記沈砂槽の深さ方向に昇降させる昇降手段とを備え、
    前記センサ部は、光を投光する投光部と、該投光部から投光された光を受光するために前記投光部と対向するように配設された受光部とで構成されるセンサを複数有し、
    前記複数のセンサは、前記センサ部において前記沈砂槽の深さ方向にアレイ状に配置されていることを特徴とする集砂設備。
  3. 前記噴射ノズルは、前記沈砂槽への前記原水の流入方向に沿って複数設けられており、
    前記計測手段は、前記複数設けられた噴射ノズルのうち最上流に位置する噴射ノズル前方の堆積物の厚さを計測し、
    前記制御手段は、前記最上流に位置する噴射ノズル前方の堆積物の厚さに応じて前記圧力水供給手段を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の集砂設備。
  4. 前記計測手段は、前記複数設けられた噴射ノズルのうち最下流に位置する噴射ノズル前方の堆積物の厚さを更に計測し、
    前記制御手段は、前記最上流及び前記最下流に位置する噴射ノズル前方の堆積物の厚さに応じて前記圧力水供給手段を制御することを特徴とする請求項に記載の集砂設備。
  5. 前記計測手段は、前記最上流及び最下流の噴射ノズル間の各噴射ノズル前方の堆積物の厚さを更に計測し、
    前記計測手段は、前記複数設けられた噴射ノズル前方の堆積物各々の厚さに応じて前記圧力水供給手段を制御することを特徴とする請求項に記載の集砂設備。
  6. 前記制御手段は、前記堆積物の厚さが所定の厚さ以上であるときに、前記圧力水供給手段を制御して前記噴射ノズルから圧力水を噴射せしめることを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の集砂設備。
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