JP5201699B1 - 湯水補給制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】湯水内の汚濁物質付着の影響が小さく、レジオネラ菌汚染に容易に対応でき、検出すべき液面レベルの変更が容易で、湯水が金属の腐食を招くような場合でも問題のない液面レベル検出装置を備えた湯水補給制御システムを提供する。
【解決手段】濾過装置200により槽内の湯水を濾過再生して循環させ、且つ浴槽100の回収槽130への補給水の補給の開始と停止の制御を、回収槽130の液面レベルに応じて行うとき、回収槽130の液面レベルを回収槽130内に先端を浸漬させ空気吐出管310の先端の水圧に応じて測定する気泡型の液面レベル測定装置300を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、浴槽装置やプール装置その他に適用される湯水補給制御システムに関する。
従来から、大型の浴槽装置には、浴槽本体内の底面から湯水をポンプで吸引回収して、ヘアキャッチャで毛髪やタオル屑などを除去し、濾過装置で浮遊物や沈殿物などを取り除き、熱交換機で所定温度に加熱することで、湯水に対して循環濾過加熱処理を施してから、浴槽本体内に戻す濾過システムが採用されている。また、浴槽本体から流出したオーバーフロー湯水を機械室に設置された回収槽、あるいは浴槽本体に連通した回収槽に一旦回収し、このオーバーフロー湯水に対して循環濾過加熱処理を施すことも行われている(例えば、特許文献1参照)。
そして、これらの浴槽装置では、浴槽本体内あるいは回収槽内の湯水の量が減少すると、これを検知して湯水を補給する湯水補給制御システムが付加されている。この湯水補給制御システムでは、浴槽本体あるいは回収槽の湯水の液面レベルを液面レベル測定装置で検出している。
この液面レベル測定装置として、長さの異なる例えば3本の電極を下方に突出させ、その内の先端が最も下側となる長い第1電極は常時湯水に浸漬する接地電極とし、より短い第2電極は下限レベル検出電極とし、最も短い第3電極は上限レベル検出電極とする電極式のものがある。
この電極式の液面レベル測定装置は、例えば第2電極および第3電極が湯水に接触しなくなることで、当該湯水の液面レベルが下限レベル以下に低下したことを検出し、これにより湯水の補給を開始させることができる。また、第2電極が湯水に接触することで、当該湯水の液面レベルが下限レベルを超えて上昇したことを検出できる。また、第2電極および第3電極が湯水に接触することで、当該湯水の液面レベルが上限レベルを超えて上昇したことを検出し、これにより湯水の補給を停止させることができる。なお、この液面レベル測定装置の電極数を4本以上にして、ヒステリシス制御を行うようにしたものもある。
また、別種の液面レベル測定装置として、マグネットを内蔵したフロートを液面に浮かべ、そのフロートが複数のリードスイッチが縦方向に配列された筒に沿って上下動することによって、特定のリードスイッチがオンすることで、液面レベルを計測するフロート式がある。また、液面上方から発信した超音波を液面で反射させて受信し、発信と受信の時間間隔により液面レベルを計測する超音波式がある。また、防水チューブの先端に取り付けた圧力センサを水中に投げ込んでその圧力センサで検出した水圧データを防水チューブに挿入した電気配線で外部に取り出して処理することで液面レベルを検出する投げ込み式がある。
特開2003−311107号公報
ところが、浴槽や回収槽の液面レベル検出用として、上記した電極型の液面レベル測定装置を使用する場合は、その電極に湯水が直接接触するので、その電極が汚濁物質付着によって通電能力を失い、正確なレベル検出ができなくなる場合がある。また、その電極はその長さが固定されているので、検出すべき液面レベルを変更する場合には、液面レベル測定装置自体を変更しなければならない。また、湯水が金属の腐食を招く特定の温泉水等の場合には、この電極型の液面レベル測定装置を使用することができない。また、液面レベル測定装置の電極はほとんど常時湯水に接触しているので、定期的な清掃が必要となるが、複数の電極について清掃を行わなければならないので、作業に手間がかかる。特に流れのない溜まり湯の部分に電極が設置されている場合は、レジオネラ菌繁殖の危険性が大きいので、定期清掃の周期を短くしなければならない。
一方、フロート式の液面レベル測定装置を使用する場合は、フロートが液面変動とともに上下動するので、浮遊物などがフロートと筒との間に入り込み故障し易い問題がある。また、超音波式の液面レベル測定装置を使用する場合は、液面の泡立ちで精度が損なわれたり、入浴者が検出領域に入り込んで誤動作するおそれがある。さらに、投げ込み式の液面レベル測定装置を使用する場合は、電気配線を水中に引き込むので漏電対策が必須であり、また腐食対策や防水性を確保するためにサイズが大きくなり、施工性も悪いという問題がある。
本発明は以上のような点に鑑みてなされたもので、その目的は、上記したような問題点を解消し、湯水内の汚濁物質付着の影響が小さく、レジオネラ菌汚染に容易に対応でき、検出すべき液面レベルの変更が容易で、湯水が金属の腐食を招くような場合でも問題のない液面レベル検出装置を備えた湯水補給制御システムを提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、湯水を貯めた槽の液面レベルを測定し、該測定結果に応じて前記槽に対する湯水の補給の開始と停止を制御する湯水補給制御システムにおいて、前記槽内の湯水の液面レベルを、前記槽内の湯水の中に空気を吐き出す空気吐出管内の圧力によって測定する、液面レベル測定装置を備えたことを特徴とする。
請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の湯水補給制御システムにおいて、前記液面レベル測定装置は、前記槽内の湯水の中に先端が配設される前記空気吐出管と、前記空気吐出管に空気を供給する空気供給源と、前記空気吐出管に供給した空気を前記空気吐出管の先端から湯水の中に排出したときの水圧を受ける前記空気吐出管内の圧力を検出する圧力センサとを備え、該圧力センサで検出された圧力に基づき前記槽内の湯水の液面のレベルを測定することを特徴とする。
請求項3にかる発明は、請求項1又は2に記載の湯水補給制御システムにおいて、前記空気吐出管は、その先端が、前記槽の壁内から内壁面に臨むよう横状態で配置されていることを特徴とする。
請求項4にかかる発明は、請求項1又は2に記載の湯水補給制御システムにおいて、前記空気吐出管は、その先端に、側面に空気吐出口が形成され前記槽の内壁角隅に接して固定配置されるガイドが装着されていることを特徴とする。
請求項5にかかる発明は、請求項1又は2に記載の湯水補給制御システムにおいて、前記空気吐出管から空気を排出するときに前記空気吐出管内の空気と前記湯水とが接する先端部分の水平方向面積が、前記空気吐出管の他の部分の内断面積よりも大きく設定されていることを特徴とする。
請求項6にかかる発明は、請求項1乃至5のいずれか1つに記載の湯水補給制御システムにおいて、前記空気吐出管に供給する空気として、前記槽の付近の空気、又は外気を使用することを特徴とする。
請求項7にかかる発明は、請求項1乃至6のいずれか1つに記載の湯水補給制御システムにおいて、前記槽が、循環濾過システムが適用された浴槽本体、浴槽本体の回収槽あるいはプール本体の回収槽、又は、雨水処理システムの処理済水貯蔵槽あるいは温泉タンクであることを特徴とする。
本発明によれば、槽内の湯水の液面レベルの検出を、気泡型の液面レベル測定装置で行うので、湯水内の汚濁物質が例え空気吐出管に付着しても、その液面レベル測定装置の性能に影響は現れない。また、空気吐出管内の空気圧力によって液面レベルを検出するので、制御目標値としての液面レベルの変更は制御部における閾値等の変更によって容易に対応することができる。また、空気吐出管の材質については、空気を湯水の中に噴出させることができる材質であればよく特定の材質に限定されないので、湯水が金属の腐食を招く特定の温泉水等の場合には、温泉水に耐性をもつ材質を選べば、その湯水の液面レベルを検出することができる。また、空気吐出管がレジオネラ菌汚染を招くような場合は、1本の空気吐出管の清掃のみで済むため、清掃作業に手間はかからない。また特に、槽の壁内から内壁面に空気吐出管の先端を臨ませる場合、あるいは空気吐出管の先端部分をにガイドを取り付けてその側面に吐出口を設けた場合は、湯水に接するのは空気の吐出口のみであるので、汚濁物質やレジオネラ菌の影響を受けなくなる。また、空気吐出管から空気を排出したときに空気吐出管内の空気と湯水とが接する先端部分の水平方向の面積を、空気吐出管の他の部分の内断面積よりも大きく設定することで、検出感度を高くすることができ、空気排出管の途中が冷却されて空気が収縮することがあってもその影響を小さく抑えることができる。また、空気吐出管に供給する空気として、槽の付近の空気、又は外気を使用することで、空気吐出管内での空気体積のさらなる収縮による測定誤差を防止できる。
本発明の第1の実施例の浴槽装置の構成を示す図である。 本発明の第2の実施例の浴槽装置の構成を示す図である。 本発明の第3の実施例のプール装置の構成を示す図である。 本発明の第4の実施例のアダプタの説明図である。 本発明の第5の実施例のガイドの説明図である。 本発明の第6の実施例のカバー装置の説明図である。 本発明の第7の実施例の気泡型で空気定期供給式の液面レベル検出装置の説明図である。 本発明の第8の実施例の気泡型で空気連続供給式の液面レベル検出装置の説明図である。
<第1の実施例>
図1に本発明の第1の実施例の湯水補給制御システムを備える浴槽装置の構成を示す。100は浴槽装置であり、隔壁110によって、浴槽本体120と回収槽130とに区画されている。浴槽本体120には、底面近くで互いに離れた位置に湯水の噴出口121と吸引口122が設けられ、上方には湯水を補給する補給管123が設けられている。この補給管123による補給湯水の制御は、制御弁124によって行われる。回収槽130には、吸引口131が設けられ、その回収槽130の湯水内には後記する気泡型の液面レベル測定装置300の空気吐出管310の先端部分が浸漬されている。隔壁110は浴槽本体120からのオーバーフロー湯水が回収槽130に流入できるように、その高さH2が浴槽本体120の高さH1よりも低く設定され、また、その中間よりも下方には、浴槽本体120内の湯水が回収槽130に流出する量を制御する流量調節金具111が設けられている。
この浴槽装置100では、浴槽本体120に入浴する人数が増えると、浴槽本体120から回収槽130に向けて湯水がオーバーフローし、浴槽本体120から洗い場等へのオーバーフローが防止される。回収槽130には、オーバーフロー湯水のみならず、流量調節金具111を介在しても浴槽本体120の湯水がたまるので、この流量調節金具111での通過流量を調節することで、隔壁110の上端をオーバーフローする流量を調整できる。
200は湯水の濾過装置であり、湯水中の毛髪やタオル屑などを除去するヘアキャッチャ210と、回収槽130の吸引口131から湯水を吸引するポンプ220と、湯水中の浮遊物や沈殿物などを取り除く濾過装置230と、濾過後の湯水を所定温度まで加熱する熱交換機240と、逆洗時に開かれる弁250と、各部分を接続する配管260と、逆洗排出管270とを備える。
この濾過装置200では、ポンプ220を駆動することにより、回収槽130から吸引した湯水が、ヘアキャッチャ210→ポンプ220→濾過装置230→熱交換機240を通過し、濾過清浄化され適温化されて再生され、噴出口121から浴槽本体120に環流する。なお、濾過装置230の逆洗時には、濾過装置230の弁が逆洗通路用に切り替えられ(図示せず)、弁250が開かれ、浴槽本体120の吸引口122からも吸引された湯水が濾過装置230の内部を通常の濾過処理時と逆方向に流通され、逆洗排出管270から排出されることで、濾過装置230内の濾過材料が洗浄され再生される。
300は回収槽130の液面レベルを測定する気泡型の液面レベル測定装置であり、先端が回収槽130の湯水内に浸漬されたテフロンホース(テフロンは登録商標)やその他の材質からなる空気吐出管310と、その空気吐出管310に空気を送るポンプ320と、空気吐出管310内の圧力を検出する圧力センサ330と、ポンプ320が停止したときに空気吐出管310の空気がポンプ320方向に流入することを防止する逆止弁340と、ポンプ320の駆動および補給湯水の制御弁124などを制御する制御回路350とを備える。この制御回路360は、圧力センサ330で検出した圧力によって回収槽130の湯水の液面レベルを演算し、その演算結果に応じてポンプ320や制御弁124の制御を行う。
この気泡型の液面レベル測定装置300は、ポンプ320から空気を空気吐出管310に供給して、その空気吐出管310の先端(下端)から気泡を吐出させ、空気吐出管310内が空気のみで充満されるようにすると、空気吐出管310の先端の湯水に接している面の圧力が圧力センサ330に伝達してそこで検出される。この検出圧力は、湯水の液面から空気吐出管310の先端までの深さH3に相当する水圧であり、検出圧力がP1のときは、
H3=k・P1
の演算で深さH3を得ることができる。kは湯水の比重やその他で決まる係数である。これにより、空気吐出管310の下端から回収槽130の底面までの距離Lを予め得ておけば、「H3+L」によって、回収槽130内の湯水の液面レベルを検出することができる。なお、液面の絶対レベルが検出できればよいので、距離Lの算入は必ずしも必要ない。
ポンプ320から空気を送り、空気吐出管310の先端の圧力が検出された後は、ポンプ320から空気を送る必要はないので、ポンプ320の駆動を停止させればよいが、その検出圧力が安定するまでに待機時間がかかる場合には、ポンプ320を連続駆動して空気を空気吐出管310に送った後に停止させ、空気吐出管310の圧力変動が所定の変動幅内に収まると思える待機時間を経過した時点で、当該圧力に相当する液面レベルを検出して基準値として記憶しておき、この後、空気吐出管310の圧力変動が前記記憶した基準値から所定の変動幅を超えて上昇又は下降したときに、再度ポンプ320を駆動して空気を空気吐出管310に送り、その後待機時間が経過した時点の検出圧力により基準値を更新して記憶することを繰り返すことにより、空気吐出管310の圧力変化に応じて自動追従式にポンプ320を間欠駆動させることができる。つまり、空気吐出管310の圧力が変化するごとに(回収槽130の液面レベルが変化するごとに)、液面レベルを記憶することができる。
そして、制御回路350において、回収槽130の液面レベルについて、補給管123から浴槽本体120に対する湯水の補給を開始する最低閾値レベルをS1、湯水の補給を停止する最高閾値レベルをS2として設定しておけば、回収槽130の湯水の液面レベルが、閾値レベルS1とS2の範囲内に入るように、湯水の補給管123の制御弁124の開閉が制御され補給制御が行われる。なお、前記したように所定の待機時間の経過をもって液面レベルを検出する場合であっても、閾値レベルS1,S2を検出する際に緩やかなチャタリングが発生する恐れがある場合には、最低閾値レベルS1が検出された時はその閾値レベルS1を若干高めに修正し、最高閾値レベルS2が検出された時はその閾値レベルS2を若干低めに修正するように、それぞれヒステリシスを設定しておけばよい。
このように、本実施例では回収槽130の湯水の液面レベルを、気泡型の液面レベル測定装置300によってほぼ全範囲にわたって検出可能であり、その検出精度も高くすることができる。したがって、湯水の補給を開始する液面レベル(前記した最低閾値レベルS1)および湯水の補給を停止する液面レベル(前記した最高閾値レベルS2)を、任意に設定することができ、その変更も容易である。また、湯水内の汚濁物質が空気吐出管310に多少付着しても、圧力検出には何ら影響はなく、清掃も容易である。また、空気吐出管310の材質については、空気を湯水中に噴出させることができる材質であればよく、特定の材質に限定されないので、湯水が金属の腐食を招く特定の温泉水等の場合には、当該温泉水等に耐性をもつ材質を選べば、その湯水の液面レベルを検出することができる。また、空気吐出管310がレジオネラ菌汚染を招く場合は、1本の空気吐出管310の清掃のみで済むため、作業に手間はかからない。これらは、電極型の液面レベル測定装置を使用した場合と比較して大きな利点である。また、フロート式の液面レベル測定装置を使用する場合のように、浮遊物などにより故障することはなく、超音波式の液面レベル測定装置を使用する場合のように、液面の泡立ちで精度が損なわれたり、入浴者が検出領域に入り込んで誤動作するおそれもなく、さらに、投げ込み式の液面レベル測定装置を使用する場合のように、漏電対策やサイズの増大化の問題もなく、施工も容易である。
<第2の実施例>
図2に本発明の第2の実施例の湯水補給制御システムを備える浴槽装置の構成を示す。本実施例は、浴槽装置100の中を区画せず、浴槽本体120の補給管123の設置側と反対側の内壁面125に、気泡型の液面レベル測定装置300の空気吐出管310の先端を壁内の横から臨ませたものである。このように空気吐出管310を設置した場合でも、空気を送って空気吐出管310の先端の圧力を検出することにより、その空気吐出管310の先端から湯水の液面までの深さH3を検出することができるので、その検出結果に応じて、補給管123による湯水の補給開始および補給停止を制御することができる。
このように、浴槽本体120の内壁面125に、空気吐出管310の先端を横からを臨ませる場合は、空気吐出管310自体が湯水内に浸漬されることがなく、且つ常時は空気吐出管310内に湯水は浸入しないので、空気吐出管310が湯水によって汚濁されたりレジオネラ菌で汚染されたりすることが防止される。その他は第1の実施例と同じである。
<第3の実施例>
図3に本発明の第3の実施例の湯水補給制御システムを備えるプール装置の構成を示す。プール装置400では、プール本体410から離れた下方の場所に回収槽(又はバランシングタンク)420が設置される。プール本体410の底面の吸引口411から吸引した湯水は、配管260を介して濾過装置200のヘアキャッチャ210に取り込まれ、第1の実施例と同様に濾過加熱処理された後に、配管260によって噴出口412からプール本体410に環流される。また、プール本体410のオーバーフロー温水は、プール本体410の周囲に設置されたオーバーフロー受口413から、自然落下により配管430によって回収槽420の噴出口421に流入する。回収槽420内の湯水は、配管440により吸引され、濾過装置200のヘアキャッチャ210に取り込まれ、濾過加熱処理された後に、配管260によって温水プール400の噴出口420に環流される。
ここでは、回収槽420における湯水の液面レベルを、気泡型の液面レベル測定装置300で前記した第1の実施例と同様に、空気吐出管310の水圧(深さH4)から測定して、制御回路350で補給管450の制御弁451の開閉を制御することにより、回収槽40における湯水の液面レベルを所定のレベル範囲に制御するものである。その他は、第1の実施例と同様である。
<第4の実施例>
図4に第4の実施例の気泡型の液面レベル測定装置300用のアダプタ360を示す。このアダプタ360は、空気吐出管310の先端に嵌着等で取り付けられるもので、その内断面積が空気吐出管310の内断面積より大きく設定されている。このアダプタ360は、空気吐出管310の先端部分を湯水内に垂直に浸漬させる第1および第3の実施例に適用できる。本実施例では、アダプタ360内の水圧変化に対して空気吐出管310内の圧力変化が増幅されるので、圧力検出感度を高くすることができる。
液面レベル測定装置300のポンプ320、圧力センサ330、逆止弁340等は、通常では機械室に設置されるが、この機械室は温度が比較的高い。このため、空気吐出管310の先端部分から機械室までの距離が長くなる場合は、その空気吐出管310の途中が急冷され易い。このときは、その急冷部分の空気体積が減少するので、圧力センサ330で検出される圧力が低下して、ポンプ320の稼働回数が極端に増大したり、空気吐出管310の先端から湯水を吸い上げたりする問題が起こる。
しかし、本実施例のアダプタ360を空気吐出管310の先端に取り付けて検出感度を高くしておけば、空気吐出管310の途中における空気体積の減少分による影響は少なくなり、また湯水の逆流も抑制することができる。
また、このアダプタ360の下端面の周囲に例えば90度の角度間隔で下方に突出する突起361を設けておき、アダプタ360自体の重量を大きくしておけば、アダプタ360が錘の役目を果たすので、そのアダプタ360の突起361の下端を回収槽130、420の底面に確実に設置することができ、圧力検出点(深さ)の設定が容易となる。
<第5の実施例>
図5(a),(b),(c)に第5の実施例の気泡型の液面レベル測定装置300用のガイド370を示す。空気吐出管310を浴槽本体120に上方から直接浸漬する第2の実施例では、いたずらされてその先端の上下位置がずれると、レベル検出に誤差が発生する。
そこで、本実施例では、空気吐出管310の先端部分に、横断面が直角三角形のガイド370を取り付けて、このガイド370を浴槽本体120の内壁角隅126に固定配置する。このガイド370は、上端に空気吐出管310の先端が嵌着する取付孔371が形成され、下部の側面に空気吐出口372が形成され、取付孔371と空気吐出口372の間は連通孔373で連通されている。
このように、空気吐出管310の先端にガイド370を取り付けて、それを浴槽本体120の内壁角隅126に固定配置することで、空気吐出管310の先端のいたずらを回避できる。なお、このガイド370から引き出される空気吐出管310は浴槽内に露出するが、これが外観上問題になるようであれば、露出する空気吐出管310を適宜材料によって浴槽本体120の内壁角隅121に張り付けあるいは埋め込めばよい。また、このガイド370の少なくとも連通孔373の内断面積を空気吐出管310の内断面積よりも大きくしておけば、図4で説明したアダプタ360と同様に、検出感度を高くすることができる。
<第6の実施例>
図6に第6の実施例のカバー装置380を示す。図2で説明した第2実施例では、浴槽本体120の内壁面に空気吐出管310の先端が臨むので、その先端が何らかのもので塞がれると、空気吐出管310内の圧力が異常に高くなるので異常検知は可能であるものの、もはやレベル検出は不可能となる。
そこで、本実施例では、空気吐出管310の先端を浴槽本体120の内壁面125よりも壁内に後退させ、その後退部分にカバー装置380を装着する。このカバー装置380は、奥端の小径部381が空気吐出管310の先端に結合し、先端の大径部382が浴槽本体120の内壁面123に臨むようなお椀形であり、その大径部382がネット383で覆われている。このように、空気吐出管310の先端にカバー装置380を装着することで、浴槽本体120に供給される空気が塞がれる恐れはなくなる。なお、このようなカバー装置380は、図5の第5の実施例のガイド370の空気吐出口372にも適用することもできる。また、ここでは、空気吐出管310の壁内での横配置部分を先端が下方向となるように傾斜させ、管内への湯水の溜まりが発生しないよう対策を採っている。このような対策は、図2における空気吐出管310においても、同様に採用できる。
<第7の実施例>
前記した第1〜第3の実施例では、気泡型の液面レベル測定装置300として、検出した圧力が変化するごとにポンプ320を駆動して空気吐出管310からに空気を間欠的に供給する自動追従式を採用していたが、空気を定期的に供給する空気定期供給式を採用してもよい。これは、図7に示すように、タイマー351によって一定時間間隔で所定時間だけポンプ320を駆動して空気を供給することを繰り返すものである。この空気定期供給式でも、空気供給タイミングとレベル測定タイミングを同期させることで、正確に液面レベルを測定することができ、適切に制御弁124、451を制御して補給水の供給を制御することができる。
<第8の実施例>
また、気泡型の液面レベル測定装置300としては、図7の実施例とは別に、空気を連続的に供給する空気連続供給式を採用してもよい。これは、図8に示すように、空気連続供給装置390のコンプレッサ391で生成した圧縮空気をエアタンク392に常時蓄積しておき、このエアタンク392から取り出した空気をフィルタ393および絞り394を介して空気吐出管310に連続的に供給するものである。フィルタ393は、絞り394の詰まりを防止するとともに、水面に油膜が発生しないように油を除去するためのものである。絞り394は、空気量を制限することで、浴槽の泡立ちを抑えつつ測定精度を確保するためのものである。なお、本実施例では、絞り394と圧力センサ330の間に電磁弁を挿入してその電磁弁の開閉をタイマーで制御すれば、図7で説明した空気定期供給式を実現できる。
<その他の実施例>
なお、前記したように、空気吐出管310から圧力センサ330までの距離が長くなり、その空気吐出管310の途中が急冷され易いような場合は、第1〜第3、第7の実施例では、ポンプ320に、浴槽装置や回収槽の近辺あるいは外気などの低温空気を取り込めば、さらに空気体積が収縮することはないので、温度による測定誤差を簡易に防止できる。また、温度低下による測定誤差の補正は、空気吐出管310の急冷されやすい箇所に温度センサを設置し、ここで検出された温度に応じて測定結果を補正することでも、実施できる。
さらに、以上説明した実施例は、循環濾過システムに適用した湯水補給制御システムについてであったが、本発明は他の湯水補給制御システムについても適用できる。例えば、温泉タンク内の温泉水貯蔵量を液面レベル測定装置を用いて測定し、その測定結果に応じて温泉タンクへの温泉水の補給の開始/停止を制御することが挙げられる。また、雨水タンクに貯蔵した雨水を濾過装置で濾過処理して処理済み水貯蔵槽に貯蔵し、その貯蔵槽の処理済み水をトイレ用水その他に利用する雨水処理システムにおいて、処理済み貯蔵槽の貯蔵量を液面レベル測定装置を用いて測定し、その測定結果に応じて行う雨水タンクから濾過装置への補給開始/停止と濾過装置動作開始/停止の制御が挙げられる。なお、以上から明らかなように、以上説明した「湯水」には、湯、水、温泉水、雨水等が含まれる。
100:浴槽装置、110:隔壁、111:流量調節金具、120:浴槽本体、121:噴出口、122:吸引口、123:補給管、124:制御弁、125:内壁面、126:内壁角隅
200:濾過装置、210:ヘアキャッチャ、220:ポンプ、230:濾過装置、240:熱交換機、250:制御弁、260:配管
300:液面レベル測定装置、310:空気吐出管、311:アダプタ、312:突起、320:ポンプ、330:圧力センサ、340:逆止弁、350:制御回路、360:アダプタ、361:突起、370:ガイド、371:取付孔、372:吐出口、373:連通孔、380:カバー装置、383:ネット、390:空気連続供給装置、391:コンプレッサ、392:エアタンク、393:フィルタ、394:絞り
400:プール装置、410:プール本体、411:吸引口、412:噴出口、413:オーバーフロー受口、420:回収槽、421:噴出口、430,440:配管、450:補給管、541:制御弁

Claims (7)

  1. 湯水を貯めた槽の液面レベルを測定し、該測定結果に応じて前記槽に対する湯水の補給の開始と停止を制御する湯水補給制御システムにおいて、
    前記槽内の湯水の液面レベルを、前記槽内の湯水の中に空気を吐き出す空気吐出管内の圧力によって測定する、液面レベル測定装置を備えたことを特徴とする湯水補給制御システム。
  2. 請求項1に記載の湯水補給制御システムにおいて、
    前記液面レベル測定装置は、前記槽内の湯水の中に先端が配設される前記空気吐出管と、前記空気吐出管に空気を供給する空気供給源と、前記空気吐出管に供給した空気を前記空気吐出管の先端から湯水の中に排出したときの水圧を受ける前記空気吐出管内の圧力を検出する圧力センサとを備え、該圧力センサで検出された圧力に基づき前記槽内の湯水の液面のレベルを測定することを特徴とする湯水補給制御システム。
  3. 請求項1又は2に記載の湯水補給制御システムにおいて、
    前記空気吐出管は、その先端が、前記槽の壁内から内壁面に臨むよう横状態で配置されていることを特徴とする湯水補給制御システム。
  4. 請求項1又は2に記載の湯水補給制御システムにおいて、
    前記空気吐出管は、その先端に、側面に空気吐出口が形成され前記槽の内壁角隅に接して固定配置されるガイドが装着されていることを特徴とする湯水補給制御システム。
  5. 請求項1又は2に記載の湯水補給制御システムにおいて、
    前記空気吐出管から空気を排出するときに前記空気吐出管内の空気と前記湯水とが接する先端部分の水平方向面積が、前記空気吐出管の他の部分の内断面積よりも大きく設定されていることを特徴とする湯水補給制御システム。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1つに記載の湯水補給制御システムにおいて、
    前記空気吐出管に供給する空気として、前記槽の付近の空気、又は外気を使用することを特徴とする湯水補給制御システム。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1つに記載の湯水補給制御システムにおいて、
    前記槽が、循環濾過システムが適用された浴槽本体、浴槽本体の回収槽あるいはプール本体の回収槽、又は、雨水処理システムの処理済水貯蔵槽あるいは温泉タンクであることを特徴とする湯水補給制御システム。
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