JP5608585B2 - 汚水用ポンプ装置及び予旋回槽 - Google Patents

汚水用ポンプ装置及び予旋回槽 Download PDF

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Description

本発明は、溜められた汚水を排水する汚水用ポンプ装置及び排水装置に用いられる予旋回槽に関し、特に水位測定を正確に行うことができる技術に関する。
浮遊物や沈澱物を含む汚水は、地下のマンホールに溜められている。そして所定量溜まると、マンホールに設置されている水中ポンプにより下水処理場に送られる。このような水中ポンプによる汚水用ポンプ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この汚水用ポンプ装置は、汚水中に設置される予旋回槽を備えている。予旋回槽はマンホールの内壁面に沿って開口部が設けられた所定深さの浅部と、この浅部よりも深い深部とを備え、これら浅部と深部との間は、傾斜部を介して一体に成形されている。深部には水中ポンプの吸込管が配置されている。
予旋回槽に設置されている水中ポンプを起動すると、マンホール内の汚水は水中ポンプの吸込管から吸い込まれる。液位が高い間は汚水は旋回せずに深部に流入し、水中ポンプにより排出される。排出が進行し、傾斜部まで液位が下がると、汚水は予旋回槽内で旋回しながら深部に流入し、水中ポンプの吸込管から吸い込まれる。その結果、浮遊物、沈澱物等が汚水と同時に吸引排出される。
一方、水中ポンプの起動・停止は、マンホール内に設置された投込み式水位計によって計測された水位に基づいて行われている。この投込み式水位計は、チェーン等によりマンホールの蓋等から吊り下げられている。
特開平3−84136号公報
上述した汚水用ポンプ装置では、次のような問題があった。すなわち、投込み式水位計は汚水に浸かっているため、定期的に洗浄しないと汚物やスカムが付着し、正確な水位測定が困難になる。
また、筐体から気泡を出すことで汚物・スカムの付着を防止する機構を備えた投込み式水位計も知られているが、地上部までの連通部が必要であり、地上から加圧した空気の送付が必要であるため、構造が複雑であり高価となる。
そこで本発明は、投込み式水位計を用いた場合であっても汚物・スカムが付着しにくく、定期的な洗浄が不要となる汚水用ポンプ装置及び予旋回槽を提供することを目的としている。
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明の汚水用ポンプ装置及び予旋回槽は次のように構成されている。
マンホールに設置される汚水用ポンプ装置において、底面が低い位置にある深部と、この深部に傾斜部を介して連なる底面が前記深部より高い位置にある浅部とを有する予旋回槽と、前記深部に吸込口が設置された水中ポンプと、前記マンホールの水深を測定し、前記水中ポンプの起動・停止を制御する水位センサとを備え、前記傾斜部には、前記水位センサを設置するための水平台部が傾斜面に対して凹状に形成されている。
マンホールに設置される予旋回槽において、底面が低い位置にある深部と、この深部に傾斜部を介して連なる底面が前記深部より高い位置にある浅部と、前記傾斜部に傾斜面に対して凹状に形成され、前記水位センサを設置するための水平台部とを備えている。
本発明によれば、投込み式水位計を用いた場合であっても汚物・スカムが付着しにくく、定期的な洗浄が不要となる。
本発明の一実施の形態に係る汚水用ポンプ装置が組み込まれたマンホールを示す断面図。 同汚水用ポンプ装置を示す平面図。 同汚水用ポンプ装置に組み込まれた予旋回槽の水平台部と投込み式水位計を示す説明図。
図1は本発明の一実施の形態に係る汚水用ポンプ装置10が組み込まれたマンホールMを示す断面図、図2は汚水用ポンプ装置10を示す平面図、図3は汚水用ポンプ装置10に組み込まれた予旋回槽20の水平台部24と投込み式水位計50を示す説明図である。
汚水用ポンプ装置10は、マンホール(ピット)M内に設置された予旋回槽20と、水中ポンプ30と、この水中ポンプ30に取り付けられたポンプ着脱装置40と、ポンプ着脱装置40に取り付けられた投込み式水位計50とを備えている。
予旋回槽20は、内壁面に沿って開口部が設けられた所定深さの浅部21と、この浅部21よりも深い深部22とを備え、これら浅部21と深部22との間は、傾斜部23を介して一体に成形されている。傾斜部23の一部には、傾斜面に対して凹状に形成された水平台部24と、傾斜面に対して凸状に形成された越流堰25が形成されている。水平台部24は投込み式水位計50が設置されている。越流堰25は後述するガイドパイプGの下端が取り付けられている。なお、水平台部24は後述するブラケット43の近傍に位置している。深部22には水中ポンプ30の吸込管32が配置されている。
水中ポンプ30は、電動機と羽根車を収容する筐体31を備えている。筐体31の底部には吸込管32、側部には吐出管33が設けられている。なお、吐出管33は後述する連結直管42を介して吐出し管34に接続されている。水中ポンプ30は制御部35により、その起動・停止・回転数等が制御されている。
ポンプ着脱装置40は、マンホールMの開口部まで上下方向に延設されたガイドパイプ41と、一端が水中ポンプ30の吐出管33に接続され、他端が吐出し管34に接続される連結直管42と、この連結直管42に設けられたブラケット43とを備えている。ブラケット43は、ガイドパイプGに沿って上下移動できるように配置されている。
ブラケット43には、チェーン44の基端が取り付けられ、その先端に投込み式水位計50が吊り下げられている。投込み式水位計50は、筒状に形成された筐体51と、この筐体51の底部に取り付けられた錘52とを備えている。筐体51内部に水位センサ53が収容されている。水位センサ53にはリード線54が取り付けられ、水中ポンプ30の制御部35に接続されている。
このように構成された汚水用ポンプ装置10は、次のように使用する。マンホールM内に水中ポンプ30を設置する際に、投込み式水位計50をブラケット43のチェーン44に取り付ける。これにより、投込み式水位計50は錘52により垂れ下がり、水平台部24にその底面が接触する。
水中ポンプ30が停止した状態で、マンホールM内に汚水が溜まってゆく。次第に、投込み式水位計50の位置よりも汚水の水位が高くなる。これにより、水位センサ53から水位信号が出力される。なお、投込み式水位計50には浮力が作用するが、錘52により水平台部24から移動しない。
さらに、汚水が溜まり、予め定められた水位になると、制御部35が起動指令を水中ポンプ30に出力する。水中ポンプ30が動作すると、吸込管32から汚水を吸い込み、吐出管33から吐出し、吐出し管34を介して外部に排出される。
当初は汚水は越流堰25を乗り越えて深部22に流入する流れと、傾斜部23を経由して深部22に流入する流れに分かれる。汚水の排出が進むと、越流堰25を乗り越えて深部22に流入する流れは無くなり、傾斜部23を経由して深部22に流入する流れのみとなり、流れが旋回するようになる。
この時、投込み式水位計50は流れの速い汚水中に位置することになるが、投込み式水位計50が水平台部24上で安定して配置されているので、固定されていないが移動することはない。この時の、汚水に十分浸かっている上に汚水との相対速度が大きく、汚物・スカムが投込み式水位計50の筐体51に付着していても流れ落とされる。このため、投込み式水位計50に汚物・スカムが付着しにくく、定期的な洗浄が不要となる。
なお、投込み式水位計50が安定しておらず、汚水の流れにのってしまうと、汚水に十分浸からないことになり、一旦付着した汚物・スカムが流れ落ちることがない。
続いて、汚水の水位が低くなり、投込み式水位計50から水位信号が出力されなくなると、制御部35内のタイマにより所定時間だけ水中ポンプ30が駆動され、停止する。
上述したように本実施の形態に係る汚水用ポンプ装置10によれば、排水時に生じる汚水の流れによって投込み式水位計50に付着した汚物・スカムを流れ落とすことができる。このため、定期的な洗浄が不要となる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
10…汚水用ポンプ装置、20…予旋回槽、21…浅部、22…深部、23…傾斜部、24…水平台部、30…水中ポンプ、32…吸込管、35…制御部、40…ポンプ着脱装置、43…ブラケット、50…投込み式水位計、M…マンホール(ピット)、G…ガイドパイプ。

Claims (4)

  1. マンホールに設置される汚水用ポンプ装置において、
    底面が低い位置にある深部と、この深部に傾斜部を介して連なる底面が前記深部より高い位置にある浅部とを有する予旋回槽と、
    前記深部に吸込口が設置された水中ポンプと、
    前記マンホールの水深を測定し、前記水中ポンプの起動・停止を制御する水位センサとを備え、
    前記傾斜部には、前記水位センサを設置するための水平台部が傾斜面に対して凹状に形成されていることを特徴とする汚水用ポンプ装置。
  2. 前記水位センサの一方の端部には錘が取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の汚水用ポンプ装置。
  3. 前記傾斜部には、傾斜面に対して凸状に形成された越流堰が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の汚水ポンプ装置。
  4. マンホールに設置される予旋回槽において、
    底面が低い位置にある深部と、
    この深部に傾斜部を介して連なる底面が前記深部より高い位置にある浅部と、
    前記傾斜部に傾斜面に対して凹状に形成され、前記水位センサを設置するための水平台部とを備えていることを特徴とする予旋回槽。
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