JP2019086496A - 光学式水質検出器の洗浄方法および光学式水質検出器洗浄システム - Google Patents

光学式水質検出器の洗浄方法および光学式水質検出器洗浄システム Download PDF

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Abstract

【課題】洗浄効果を向上させると共に、測定プローブの大型化・重量化を防止する。洗浄作業にともなう作業者の負担を軽減する。【解決手段】本発明は、被測定液1に接し且つ前記被測定液1中を通過する測定光を透過させる測定窓3を有する光学式水質検出器2の洗浄方法であって、測定窓3に向けて設けられた噴出口4から被測定液1中に気体とともに洗浄用粒子7を噴出させて気体と洗浄用粒子7と被測定液1とが混じり合った流れを発生させ、その流れを測定窓3に衝突させることで測定窓3を洗浄する光学式水質検出器の洗浄方法に関する。【選択図】図4

Description

本発明は、被測定液に接し且つ前記被測定液中を通過する測定光を透過させる測定窓を有する光学式水質検出器の洗浄方法、およびその光学式水質検出器の洗浄システムに関する。
被測定液の吸光度に基づいてその被測定液の水質、例えばSS(浮遊物質量)、濁度、BOD(生物化学的酸素要求量)、COD(化学的酸素要求量)、TOC(全有機体炭素)、硝酸態窒素、亜硝酸態窒素等を検出する光学式水質検出器がある。この種の光学式水質検出器は、被測定液に接する測定窓(セル窓)を通して被測定液中に測定光を照射し、被測定液中を通過する前後の測定光を比較することで被測定液の吸光度を求めるようにしている。そのため、測定窓を清浄に保つことが必要であり、種々の洗浄方法・洗浄装置がある。
例えば、特許文献1に開示された光学式水質検出器では、酸化チタン膜を形成した石英ガラスをセル窓に対して平行に往復移動させると共に下降した状態で所定時間(例えば10分間)停止させ、OHラジカルによる洗浄作用でセル窓に付着した汚れを除去するようにしている。
また、別の洗浄方法として、ワイパー装置を設けてワイパーによってセル窓を拭うようにすることも知られている。さらに、作業者が光学式水質検出器を設置場所から回収し、手作業でセル窓の洗浄を行うことも広く普及している。
特開平9−311105号公報
しかしながら、上記の酸化チタン膜付き石英ガラスを使用した洗浄方法では、OHラジカルによる洗浄効果を十分に得るためには長時間を要し、洗浄にかかる時間が長くなる。そして、洗浄にかかる時間が長い割には大きな洗浄効果を期待できない。さらに、酸化チタン膜付き石英ガラスを往復移動させる駆動機構をセル窓付近に設ける必要があり、構造が複雑になると共に、セル自体を大型化・重量化させてしまう。
また、ワイパー装置を設けてセル窓を拭う洗浄方法では、セル窓に被測定液中の夾雑物が硬く付着している場合にはその夾雑物を拭いきれない。さらに、ワイパーの駆動機構をセル窓付近に設ける必要があり、構造が複雑になると共に、セル自体を大型化・重量化させてしまう。
さらに、作業者が手作業で洗浄を行う方法では、設置場所から光学式水質検出器を回収し、洗浄後には設置場所に正しく設置し直す必要があり、洗浄作業に手間がかかる。特に、被測定液が下水等の汚水である場合等には、光学式水質検出器自体の汚れが激しく、設置場所からの回収に余計な手間がかかり、作業が重労働になる。
本発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、短時間で洗浄を行うことができると共に、洗浄効果を向上させることができ、測定プローブを大型化・重量化させることがなく、さらに作業者の負担を極めて軽くすることができる光学式水質検出器の洗浄方法および光学式水質検出器洗浄システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、一実施形態に係る光学式水質検出器の洗浄方法は、被測定液に接し且つ被測定液中を通過する測定光を透過させる測定窓を有する光学式水質検出器の洗浄方法であって、測定窓に向けて設けられた噴出口から被測定液中に気体とともに洗浄用粒子を噴出させて気体と洗浄用粒子と被測定液とが混じり合った流れを発生させ、流れを測定窓に衝突させることで測定窓を洗浄する。
別の実施形態に係る光学式水質検出器の洗浄方法は、気体を噴出口へと導く流路内に気体の流れを発生させた後、気体の流れによって流路内に洗浄用粒子を吸引し、噴出口から被測定液中に噴出させることが好ましい。
別の実施形態に係る光学式水質検出器の洗浄方法は、気体を噴出口へと導く流路の途中に洗浄用粒子を供給した後、流路内に気体の流れを発生させて気体とともに洗浄用粒子を被測定液中に噴出させることが好ましい。
また、一実施形態に係る光学式水質検出器の洗浄システムは、被測定液に接し且つ被測定液中を通過する測定光を透過させる測定窓を有する光学式水質検出器と、測定窓に向けて設けられた噴出口と、噴出口から被測定液中に噴出される気体を加圧する圧力源と、圧力源によって加圧された気体を噴出口に導く流路と、流路の途中に接続されて気体の流れに洗浄用粒子を混入させる洗浄用粒子供給手段と、を備える。
別の実施形態に係る光学式水質検出器の洗浄システムは、洗浄用粒子供給手段として、洗浄用粒子を蓄える第1の容器と、第1の容器と流路とを連通し、流路内に発生した気体の流れによって第1の容器内の洗浄用粒子を吸引させて気体の流れに混入させる第1の混入用通路と、第1の混入用通路を開閉する第1の開閉手段と、を備えることが好ましい。
別の実施形態に係る光学式水質検出器の洗浄システムは、洗浄用粒子供給手段として、洗浄用粒子を蓄える第2の容器と、第2の容器内の洗浄用粒子を移動させて流路内に導く第2の混入用通路と、第2の混入用通路を開閉する第2の開閉手段と、を備えることが好ましい。
別の実施形態に係る光学式水質検出器の洗浄システムは、噴出口から噴出された気体を噴出口の近傍から逃がす開放部を備えていることが好ましい。
本発明によれば、短時間で洗浄を行うことができると共に、洗浄効果を向上させることができ、測定プローブを大型化・重量化させることがなく、さらに作業者の負担を極めて軽くすることができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る光学式水質検出器の洗浄システムの概略構成図である。 図2は、光学式水質検出器による吸光度の測定出原理を説明するための図である。 図3は、光学式水質検出器の噴出口を示す平面図である。 図4は、図3のIV−IV線に沿う光学式水質検出器の断面図である。 図5は、光学式水質検出器の設置の様子を示す概略構成図である。 図6は、本発明の第2の実施形態に係る光学式水質検出器の洗浄システムの概略構成図である。
次に、本発明に係る光学式水質検出器の洗浄方法および光学式水質検出器洗浄システムの各実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている諸要素およびその組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須であるとは限らない。また、以下の説明では、光学式水質検出器の洗浄方法を、光学式水質検出器洗浄システムの実施形態の中で説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る光学式水質検出器の洗浄システムの概略構成図である。
光学式水質検出器の洗浄システム(以下、水質検出器洗浄システムという)は、被測定液1の吸光度を測定してその水質、例えばSS(浮遊物質量)、濁度、BOD(生物化学的酸素要求量)、COD(化学的酸素要求量)、TOC(全有機体炭素)、硝酸態窒素、亜硝酸態窒素等を検出する光学式水質検出器2と、測定窓3に向けて設けられた噴出口4と、噴出口4から被測定液1中に噴出される気体を加圧する圧力源5と、圧力源5によって加圧された気体を噴出口4に導く流路6と、流路6の途中に接続されて気体の流れに洗浄用粒子7を混入させる洗浄用粒子供給手段8を備えている。
図2は、光学式水質検出器による吸光度の測定出原理を説明するための図である。図3は、光学式水質検出器の噴出口を示す平面図である。図4は、図3のIV−IV線に沿う光学式水質検出器の断面図である。
以下、図2から図4に光学式水質検出器2を詳しく示す。光学式水質検出器2は、被測定液1に接し且つ被測定液1中を通過する測定光9aを透過させる測定窓3を有している。本実施形態の光学式水質検出器2は、測定窓3として、測定プローブ10内から被測定液1中に測定光9aを透過させる出力側の測定窓3と、測定液1中を通過した測定光9aを測定プローブ10内に透過させる入力側の測定窓3を有している。光学式水質検出器2の円筒形状の測定プローブ10には、その上部を幅方向に通り抜ける溝状の凹部10aが設けられており、各測定窓3,3は凹部10aの両方の側壁10b,10bに設けられている。測定窓3は、例えば石英ガラスやサファイアガラス等の耐性のあるガラスによって構成されている。
測定プローブ10は、後に図5に示すように、被測定液1中に沈められている。この状態で、凹部10a内は、被測定液1で満たされている。凹部10aは溝状を成しており、その上方が噴出口4から噴出された気体を噴出口4近傍から逃がす開放部11となっている。
測定プローブ10内には、光源12と受光手段13が設けられている。光源12は凹部10aの一側に、受光手段13は凹部10aの反対側にそれぞれ配置されている。光源12は、測定に適した波長の光を発生させるものであり、例えばキセノンランプ等が使用されるがこれに限るものではない。光源12から照射された光9は、例えばレンズ等の分光手段14によって、凹部10aを横切る測定光9aと凹部10aを迂回する比較光9bとに分光され、所定の波長の光を通過させるビーム選別手段15を通過し、例えばレンズ等の集光手段16によって集光されて受光手段13に到達する。受光手段13は測定光9aと比較光9bを検出し、その信号をコントローラ17に出力する。コントローラ17は測定光9aの信号と比較光9bの信号を比較することで被測定液1の吸光度を求めて被測定液1の水質を測定する。
噴出口4は、例えば凹部10aの底面10cに設けられている。ただし、噴出口4を設ける場所は底面10cに限らず、後述するように発生させた流れ(洗浄流30)を測定窓3に衝突させることができれば底面10c以外の場所に設けても良い。また本実施形態では、測定窓3毎に噴出口4が設けられており、各測定窓3をそれぞれ洗浄することができる。
圧力源5は、例えばコンプレッサであり、外気を取り込んで加圧し、流路6に送り込んでいる。圧力源5は、コントローラ17によって操作される。流路6の上流端6aは圧力源5の噴出口5aに接続され、下流端6bは測定プローブ10に設けられた流路接続部18に接続されている。流路接続部18は、測定プローブ10内の流路19を通じて分岐部20に接続され、流路6から送り込まれた気体を各噴出口4,4にそれぞれ供給する。また、流路6の途中には、上流側から順番に第1の電磁弁21およびエジェクタ22が設けられている。第1の電磁弁21は、コントローラ17によって開閉操作される。
洗浄用粒子供給手段8は、洗浄用粒子7を蓄える第1の容器23と、第1の容器23と流路6とを連通し、流路6内に発生した気体の流れによって第1の容器23内の洗浄用粒子7を吸引して気体の流れに混入させる第1の混入用通路24と、第1の混入用通路24を開閉する第1の開閉手段25を備えている。
第1の混入用通路24の上流側端24aは第1の容器23内に挿入され、下流側端24bはエジェクタ22に接続されている。第1の容器23内には、第1の混入用通路24の上流側端24aよりも高い位置まで洗浄用粒子7が充填されている。また、第1の容器23の洗浄用粒子7よりも高い位置には、吸入通路26が接続されている。吸入通路26には、第1の容器23に向かう流れのみを許容する逆止弁27、取り込む外気を除湿する除湿手段28、取り込む外気中のゴミや塵などを除去するフィルタ29が設けられている。第1の開閉手段25は、例えば電動バルブや電磁弁等であり、第1の混入用通路24の途中に設けられている。第1の開閉手段25は、コントローラ17によって開閉操作される。
洗浄用粒子7としては、アルミナ、炭化ケイ素、窒化ケイ素等の比較的硬質のセラミックスの粒子が好ましく、その中でもアルミナの粒子がより好ましい。また、粒子径を大きくすると、洗浄効果の向上を期待できるが、その一方で測定窓3を傷付ける虞があり、逆に粒子径を小さくすると、測定窓3を傷付ける虞は少なくなるが、その一方で洗浄効果が低下する。そこで、レーザ回折式粒度分布測定によって得られる粒子径分布において最大粒子径Dmax値が11ミクロン以下、さらに好ましくは最大粒子径に近いD90値が11ミクロン以下のセラミックス粉末を用いるのが好ましい。かかる粒子径の粒子を使用することで、洗浄効果の向上と測定窓3の傷付き防止とをともに高レベルで両立させることができる。
図5は、光学式水質検出器の設置の様子を示す概略構成図である。
測定プローブ10は、貯留槽31の周壁31aに取り外し可能に固定された設置器具32の下端に取り付けられ、被測定液1中に沈められている。測定プローブ10は凹部10aの開口側を略水平方向(図5では紙面手前方向)に向けて設置されている。この状態では、凹部10aの各側壁10b,10bは水面に対して略垂直になっており、噴出口4から噴出させた気体を図5の紙面手前方向に移動させて開放部11から逃がすことができる。各測定窓3,3の側方を開放部11としていることから各測定窓3,3の近傍に気泡が付着するのを防止することができる。また、凹部10aの開口方向を水面以外の方向(この実施形態では横方向)にしているため、水中の浮遊物が凹部10aに貯まることを低減できる。このように、各測定窓3,3の近傍に気泡体の付着や浮遊物の堆積が生じて被測定液1の水質の測定に影響を与えるのを防止することができる。
このような水質検出器洗浄システムによって実施される本発明に係る光学式水質検出器の洗浄方法は、被測定液1に接し且つ被測定液1中を通過する測定光9aを透過させる測定窓3を有する光学式水質検出器2の洗浄方法であって、測定窓3に向けて設けられた噴出口4から被測定液1中に気体とともに洗浄用粒子7を噴出させて気体と洗浄用粒子7と被測定液1とが混じり合った流れ(以下、洗浄流という)30を発生させ、洗浄流30を測定窓3に衝突させることで測定窓3を洗浄するものである。また、本実施形態では、噴出口4から気体とともに洗浄用粒子7を噴出させる方法として、気体を噴出口4へと導く流路6内に気体の流れを発生させた後、気体の流れによって流路6内に洗浄用粒子7を吸引し、噴出口4から被測定液1中に噴出させるようにしている。
洗浄を行っていない状態では、第1の電磁弁21が閉じられ圧力源5は停止し、第一の開閉手段25は閉じられている。この状態では、測定プローブ10に設けられている2箇所の噴出口4からは気体および洗浄用粒子7は噴射口されていない。したがって、被測定液1の水質測定に影響を与えない。
洗浄は、被測定液1の水質測定を行っていないときに行われる。洗浄を行う場合には、最初に、第1の電磁弁21を開くとともに圧力源5より空気が圧送され(好ましい圧力は0.5〜0.6MPaである。以後も同様。)、エジェクタ22を含む流路6内に気体の流れが発生し、そのまま噴出口4から勢い良く噴出し始める。その後、第1の開閉手段25を開くと、エジェクタ22内の気体の流れによって第1の混入用通路24に第1の容器23内の洗浄用粒子7が吸引される。この吸引にともない、吸入通路26から第1の容器23内に外気が吸い込まれるので、第1の容器23内の洗浄用粒子7は第1の混入用通路24に吸い込まれてエジェクタ22内に移動し、気体の流れに混入される。これにより、洗浄用粒子7が添加された気体が噴出口4から被測定液1中に勢い良く噴出し、気体と洗浄用粒子7と被測定液1とが混じり合った洗浄流30が被測定液1中に発生する。噴出口4は測定窓3に向いているので、洗浄流30が測定窓3に勢い良く衝突し、測定窓3を洗浄する(図4を参照)。
この状態から、第1の電磁弁21および第1の開閉手段25を閉じると、流路6内の気体と洗浄用粒子7とが混じった流れが停止するので、測定窓3に衝突する洗浄流30も停止し、洗浄を終了させることができる。コントローラ17は、所定のプログラムに従って水質検出器洗浄システムを自動的に操作する。例えば、予め設定された時間周期毎に、あるいは予め設定されたスケジュールに従って自動的に洗浄を行う。また、コントローラ17はオペレータによるスイッチ操作によっても自動洗浄を行う。
本実施形態では、圧力源5としてコンプレッサを使用しているので、その出力を調節することで洗浄流30の強さ(早さ)を制御することができ、測定窓3の汚れに応じた洗浄を行うことができる。また、第1の容器23内に外気を導入する吸入通路26には除湿手段28とフィルタ29が設けられているので、洗浄用粒子7が湿気で塊になるのを防止することができると共に、ゴミや塵などの混入を防止することができる。
本実施形態では、洗浄流30として洗浄用粒子7を混入させたものを使用しているので、測定窓3の汚れを簡単に除去できる。例えば、測定窓3の表面に、薬液洗浄しないと除去できない鉄・マンガン等の付着物が存在していても簡単に除去することができる。そのため、洗浄効果に優れている。また、洗浄流30として気体と液体に粒子を混入させているだけなので、測定窓3に大きなダメージを与えることがない。すなわち、洗浄効果の向上と測定窓3の傷付き防止とをともに高レベルで両立させることができる。また、OHラジカルによる洗浄作用のような長時間を要する化学反応を利用するものではないので、短時間に効率よく洗浄を行うことができる。
また、測定窓3の周囲にワイパー装置のような駆動手段を設ける必要がないので、測定プローブ10を大型化・重量化させることもなく、扱いやすさを損ねることもない。また、測定プローブ10の構造が複雑になるのを防止することもできる。さらに、測定プローブ10を被測定液1から引き上げずに洗浄を行うことができるので、作業者が測定プローブを引き上げて手作業で洗浄を行う場合に比べて、衛生的であるとともに、作業時間を短縮することができ、作業者の負荷を大幅に低減することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る光学式水質検出器の洗浄方法および光学式水質検出器洗浄システムについて説明する。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る光学式水質検出器の洗浄システムの概略構成図である。
図6に示す水質検出器洗浄システムでは、洗浄用粒子供給手段8は、洗浄用粒子7を蓄える第2の容器33と、第2の容器33内の洗浄用粒子7を移動させて流路6内に導く第2の混入用通路34と、第2の混入用通路34を開閉する第2の開閉手段35を備えている。
本実施形態の第2の混入用通路34は、第2の容器33内の洗浄用粒子7を重力によって流路6内に導くものであり、流路6の途中に設けられた受け容器36よりも高い位置に第2の容器33を配置している。なお、第2の容器33内の洗浄用粒子7を流路6内に移動させる手段としては重力の利用に限るものではなく、コンベア等の移送手段を設けても良く、あるいは作業者が手作業で移動させても良い。第2の混入用通路34の上流側端34aは第2の容器33の底部に接続され、下流側端34bは受け容器36の天部に接続されている。第2の開閉手段35は、例えばボールバルブであり、第2の混入用通路34の途中に設けられている。第2の開閉手段35は、作業者によって開閉操作される。
このような水質検出器洗浄システムによって実施される本発明に係る光学式水質検出器の洗浄方法では、噴出口4から気体とともに洗浄用粒子7を噴出させる方法として、気体を噴出口4へと導く流路6の途中に洗浄用粒子7を供給した後、その供給路を閉じ、即ち第2の開閉手段35を閉じ、流路6内に気体の流れを発生させて気体とともに洗浄用粒子7を被測定液1中に噴出させるようにしている。
洗浄を行っていない状態では、第1の電磁弁21が閉じられ圧力源5からの圧送は停止し、第一の開閉手段25は閉じられている。この状態では、測定プローブ10に設けられている2箇所の噴出口4からは気体および洗浄用粒子7は噴射口されていない。したがって、被測定液1の水質検査に影響を与えることがない。
洗浄は、被測定液1の水質測定を行っていないときに行われる。洗浄を行う場合には、最初に、第2の開閉手段35を開き、第2の容器33内の洗浄用粒子7を受け容器36内に落下させる。所定量の洗浄用粒子7を受け容器36内に落下させた後、第2の開閉手段35を閉じ、第1の電磁弁21を開き、圧力源5より空気が圧送される。これにより、受け容器36を含む流路6内に気体の流れが発生し、受け容器36内で洗浄用粒子7が気体の流れに混入して噴出口4から被測定液1中に勢い良く噴出し、気体と洗浄用粒子7と被測定液1とが混じり合った洗浄流30が発生する。噴出口4は測定窓3に向いているので、洗浄流30が測定窓3に勢い良く衝突し、測定窓3を洗浄する。
この状態から、第1の電磁弁21を閉じると圧力源5からの圧送が停止し、流路6内の気体と洗浄用粒子7の流れが停止するので、測定窓3に衝突する洗浄流30も停止し、洗浄を終了させることができる。本実施形態では、作業者が圧力源5、第1の電磁弁21、第2の開閉手段35を操作し、任意のタイミングで洗浄を行う。
本実施形態では、圧力源5としてコンプレッサを使用しているので、その出力を調節することで洗浄流30の強さ(早さ)を制御することができ、測定窓3の汚れに応じた洗浄を行うことができる。
第1の実施形態と同様に第2の実施形態でも、洗浄流30として洗浄用粒子7を混入させたものを使用しているので、測定窓3の汚れを簡単に除去できる。例えば、測定窓3の表面に、薬液洗浄しないと除去できない鉄・マンガン等の付着物が存在していても簡単に除去することができる。そのため、洗浄効果に優れている。また、洗浄流30として気体と液体に粒子を混入させているだけなので、測定窓3に大きなダメージを与えることがない。すなわち、洗浄効果の向上と測定窓3の傷付き防止とをともに高レベルで両立させることができる。また、OHラジカルによる洗浄作用のような長時間を要する化学反応を利用するものではないので、短時間に効率よく洗浄を行うことができる。
また、測定窓3の周囲にワイパー装置のような駆動手段を設ける必要がないので、測定プローブ10を大型化・重量化させることもなく、扱いやすさを損ねることもない。また、測定プローブ10の構造が複雑になるのを防止することもできる。さらに、測定プローブ10を被測定液1から引き上げずに洗浄を行うことができるので、作業者が測定プローブを引き上げて手作業で洗浄を行う場合に比べて、衛生的であるとともに、作業時間を短縮することができ、作業者の負荷を大幅に低減することができる。
本発明は、下水処理施設での水質管理等に利用できる。
1 被測定液
2 光学式水質検出器
3 測定窓
4 噴出口
5 圧力源
6 気体を噴出口へと導く流路
7 洗浄用粒子
8 洗浄用粒子供給手段
9a 測定光
11 開放部
23 洗浄用粒子を蓄える第1の容器
24 第1の混入用通路
25 第1の開閉手段
30 洗浄流
33 洗浄用粒子を蓄える第2の容器
34 第2の混入用通路
35 第2の開閉手段

Claims (7)

  1. 被測定液に接し且つ前記被測定液中を通過する測定光を透過させる測定窓を有する光学式水質検出器の洗浄方法であって、
    前記測定窓に向けて設けられた噴出口から前記被測定液中に気体とともに洗浄用粒子を噴出させて前記気体と前記洗浄用粒子と前記被測定液とが混じり合った流れを発生させ、前記流れを前記測定窓に衝突させることで前記測定窓を洗浄する光学式水質検出器の洗浄方法。
  2. 前記気体を前記噴出口へと導く流路内に前記気体の流れを発生させた後、前記気体の流れによって前記流路内に前記洗浄用粒子を吸引し、前記噴出口から前記被測定液中に噴出させる請求項1に記載の光学式水質検出器の洗浄方法。
  3. 前記気体を前記噴出口へと導く流路の途中に前記洗浄用粒子を供給した後、前記流路内に前記気体の流れを発生させて前記気体とともに前記洗浄用粒子を前記被測定液中に噴出させる請求項1に記載の光学式水質検出器の洗浄方法。
  4. 被測定液に接し且つ前記被測定液中を通過する測定光を透過させる測定窓を有する光学式水質検出器と、
    前記測定窓に向けて設けられた噴出口と、
    前記噴出口から前記被測定液中に噴出される気体を加圧する圧力源と、
    前記圧力源によって加圧された気体を前記噴出口に導く流路と、
    前記流路の途中に接続されて前記気体の流れに洗浄用粒子を混入させる洗浄用粒子供給手段と、
    を備える光学式水質検出器の洗浄システム。
  5. 前記洗浄用粒子供給手段は、
    前記洗浄用粒子を蓄える第1の容器と、
    前記第1の容器と前記流路とを連通し、前記流路内に発生した気体の流れによって前記第1の容器内の洗浄用粒子を吸引させて前記気体の流れに混入させる第1の混入用通路と、
    前記第1の混入用通路を開閉する第1の開閉手段と、
    を備える請求項4記載の光学式水質検出器の洗浄システム。
  6. 前記洗浄用粒子供給手段は、
    前記洗浄用粒子を蓄える第2の容器と、
    前記第2の容器内の洗浄用粒子を移動させて前記流路内に導く第2の混入用通路と、
    前記第2の混入用通路を開閉する第2の開閉手段と、
    を備える請求項4記載の光学式水質検出器の洗浄システム。
  7. 前記噴出口から噴出された気体を前記噴出口の近傍から逃がす開放部を備えている請求項4から6のいずれか1項に記載の光学式水質検出器の洗浄システム。
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