JP2002286527A - 汚泥界面検知器および汚泥界面計測装置 - Google Patents

汚泥界面検知器および汚泥界面計測装置

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JP2002286527A
JP2002286527A JP2001085409A JP2001085409A JP2002286527A JP 2002286527 A JP2002286527 A JP 2002286527A JP 2001085409 A JP2001085409 A JP 2001085409A JP 2001085409 A JP2001085409 A JP 2001085409A JP 2002286527 A JP2002286527 A JP 2002286527A
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sludge interface
detector
interface
hole
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Keiichiro Suzuki
恵一郎 鈴木
Hiroshi Ito
博司 伊藤
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E50/30Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel

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  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
  • Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 汚泥界面の検知精度を向上させることができ
る汚泥界面検知器および汚泥界面計測装置を提供する。 【解決手段】 汚泥界面計測装置は、汚泥相と液相との
界面である汚泥界面を検知するための昇降可能な汚泥界
面検知器6を有している。汚泥界面検知器6は検知器本
体15を有し、この検知器本体15には、当該検知器本
体15を上下方向に貫通する貫通孔17と、この貫通孔
17を挟んで対向配置された1対のセンサ収納用凹部1
9A,19Bとが形成されている。センサ収納用凹部1
9A,19Bには、光センサ18を構成する発光部18
Aと受光部18Bとが対向するように収納されている。
また、貫通孔17には、検知器本体15の上端および下
端からそれぞれ内側に向かって狭くなるようなテーパ部
21,22が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汚泥濃縮槽やメタ
ン発酵槽等の処理槽内における汚泥相と液相との境界を
形成する汚泥界面を検知するための汚泥界面検知器、お
よび汚泥界面検知器を備えた汚泥界面計測装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】汚泥濃縮槽等の処理槽内において液体と
固体(汚泥)との混合物を重力沈降分離させる場合、汚
泥相と液相との境界面である汚泥界面の適正な把握と、
それによる適正な運転制御とが必要となってくる。汚泥
界面は、プラント運転中には常に変動しているため、汚
泥界面の位置を即座に計測することが重要である。
【0003】このような汚泥界面の計測に使用する汚泥
界面検知器の一例として、実用新案登録第301116
3号公報に記載されているものがある。この公報に記載
の汚泥界面検知器は、ケーシング本体の先端に形成され
た一対の突起片を有し、この一対の突起片の一方には投
光部が設けられ、他方には受光部が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、投光部及び受光部の上方がケーシン
グ本体で塞がれた構造となっているため、汚泥界面検知
器が汚泥相内に入ったときには、一対の突起片間の空間
内で汚泥相中の水が入れ替わりにくくなる。このため、
一対の突起片間の空間内に入った汚泥は、突起片に付着
しやすくなる。このとき、投光部および受光部の前面側
に配置されたガラス窓に汚泥が付着したままになると、
汚泥界面検知器が汚泥相内に存在しないにもかかわら
ず、汚泥相中にあるものと検知され、結果として汚泥界
面の検知精度が低下してしまう。
【0005】本発明の目的は、汚泥界面の検知精度を向
上させることができる汚泥界面検知器および汚泥界面計
測装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、処理槽内にお
ける汚泥相と液相との境界を形成する汚泥界面を検知す
る汚泥界面検知器において、上下方向に貫通する貫通孔
を有する検知器本体と、貫通孔を挟んで対向配置される
ように検知器本体に設けられた発光部および受光部から
なり、汚泥界面を検出する光センサとを備えることを特
徴とするものである。
【0007】このように検知器本体に上下方向に貫通す
る貫通孔を形成し、この貫通孔を挟んで発光部および受
光部を対向配置させることにより、汚泥界面検知器が処
理槽内を下降して汚泥相中に入ったときには、汚泥相中
の液体が貫通孔を下側から上側に向けて流れることにな
る。このため、その液体と一緒に汚泥相中の汚泥が貫通
孔における光センサの配設部位までスムーズに入るよう
になるので、汚泥界面検知器が汚泥相中にあることが迅
速に検出される。また、汚泥界面の検知終了後に、汚泥
界面検知器が処理槽内を上昇して液相中に入ったときに
は、液相中の液体が貫通孔を上側から下側に向けて流れ
るため、貫通孔内に残った汚泥がその液体と一緒に貫通
孔内からスムーズに抜ける。このため、光センサによる
検出が汚泥によって阻害されることが少なくなり、汚泥
界面検知器が液相中にあることが迅速に検出される。従
って、汚泥界面の検知精度が向上する。
【0008】好ましくは、貫通孔は、検知器本体の上端
および下端からそれぞれ内側に向かって狭くなるように
形成されたテーパ部を有している。この場合、汚泥界面
検知器が処理槽内を下降して汚泥相中に入ったときに
は、汚泥が貫通孔内に入り易くなる。また、汚泥界面の
検知終了後に、汚泥界面検知器が処理槽内を上昇して液
相中に入ったときには、貫通孔内に残った汚泥が貫通孔
内から抜け易くなる。従って、汚泥界面の検知精度が更
に良くなる。
【0009】この場合、テーパ部は、検知器本体の上端
および下端からそれぞれ光センサの配設部位まで連続的
に狭くなるように形成されていることが好ましい。これ
により、汚泥が貫通孔内に更に入り易くなると共に、汚
泥が貫通孔内から更に抜け易くなる。
【0010】また、本発明は、処理槽内における汚泥相
と液相との境界を形成する汚泥界面を計測する汚泥界面
計測装置において、上述した汚泥界面検知器と、汚泥界
面検知器を昇降させる昇降手段と、処理槽の上部に配置
され、貫通孔内を洗浄する洗浄部材を有する洗浄器とを
備えることを特徴とするものである。
【0011】このように上述した検知器本体および光セ
ンサを有する汚泥界面検知器を設けることにより、汚泥
界面検知器が処理槽内を下降して汚泥相中に入ったとき
には、汚泥相中の液体が貫通孔を下側から上側に向けて
流れることになる。このため、その液体と一緒に汚泥相
中の汚泥が貫通孔における光センサの配設部位までスム
ーズに入るようになるので、汚泥界面検知器が汚泥相中
にあることが迅速に検出される。また、汚泥界面の検知
終了後に、汚泥界面検知器が処理槽内を上昇して液相中
に入ったときには、液相中の液体が貫通孔を上側から下
側に向けて流れるため、貫通孔内に残った汚泥がその液
体と一緒に貫通孔内からスムーズに抜ける。このため、
光センサによる検出が汚泥によって阻害されることが少
なくなり、汚泥界面検知器が液相中にあることが迅速に
検出される。従って、汚泥界面の検知精度が向上する。
【0012】また、貫通孔を形成する検知器本体の内壁
面に汚泥が多少付着した場合であっても、汚泥界面検知
器を洗浄器の位置まで上昇させて、洗浄部材によって貫
通孔内を洗浄することで、検知器本体の内壁面に付着し
た汚泥が取り除かれるため、高い検知精度を確保するこ
とができる。また、検知器本体の上端から内側に向かっ
て狭くなるようなテーパ部を貫通孔に形成した場合に
は、洗浄器による貫通孔内の洗浄時に、洗浄部材が貫通
孔内に進入しやすくなる。
【0013】好ましくは、洗浄部材は回転ブラシであ
り、洗浄器は、貫通孔内に液体を噴射させるノズルを更
に有する。これにより、洗浄器を簡単な構成でかつ安価
に実現できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる汚泥界面検
知器および汚泥界面計測装置の好適な実施形態について
図面を参照して説明する。
【0015】図1は、本発明に係わる汚泥界面計測装置
の一実施形態を示す概略構成図である。同図において、
本実施形態による汚泥界面計測装置1は、汚泥濃縮槽2
内において汚泥相3と当該汚泥相3の上側に形成される
液相4との界面いわゆる汚泥界面5を自動的に計測する
ものである。汚泥濃縮槽2には、図示はしないが、汚泥
濃縮槽2内に原水を供給するための流路と、汚泥濃縮槽
2内から処理水を排出するための流路とが接続されてい
る。
【0016】汚泥界面計測装置1は、汚泥濃縮槽2内の
汚泥界面5の変動に追従して汚泥界面5を検知するため
の汚泥界面検知器6を有している。この汚泥界面検知器
6は、2本のガイドパイプ7に沿って昇降自在に設けら
れている。汚泥界面検知器6の昇降動作は、汚泥濃縮槽
2の上槽部に設けられた駆動部8によって行われる。こ
の駆動部8は、例えば図2に示すように、汚泥界面検知
器6を昇降させるための巻上機10と、この巻上機10
を回転駆動させる駆動モータ11とを有している。ま
た、汚泥濃縮槽2の上槽部における駆動部8の下方に
は、汚泥界面検知器6を洗浄するための洗浄器12が設
けられている。
【0017】また、汚泥界面計測装置1は、制御ユニッ
ト13と演算ユニット14とを有している。制御ユニッ
ト13は、駆動部8及び洗浄器12の制御を行うと共
に、汚泥界面検知器6の検知信号に基づいて演算ユニッ
ト14に演算指令を送出する。演算ユニット14は、制
御ユニット13からの演算指令に基づいて汚泥界面5の
高さ位置等の演算を行う。
【0018】図3は汚泥界面検知器6の平面図であり、
図4はその汚泥界面検知器6の断面図である。これらの
図において、汚泥界面検知器6は、例えば複数のハウジ
ングで形成された検知器本体15を有し、この検知器本
体15には、ガイドパイプ7に係合する湾曲ガイド面1
6aを有するガイド部16が固定されている。検知器本
体15には、当該検知器本体15を上下方向に貫通する
貫通孔17と、この貫通孔17を挟んで対向配置され、
光センサ18を配設するための1対のセンサ収納用凹部
19A,19Bとが形成されている。
【0019】光センサ18は、好ましくは、赤外線を発
光する発光部18Aと、発光部18Aからの赤外線を受
光する受光部18Bとからなる赤外線センサであり、セ
ンサ収納用凹部19A,19Bには、発光部18A及び
受光部18Bが対向するように収納されている。なお、
発光部18A及び受光部18Bの前面側には、例えばガ
ラス窓20がそれぞれ設けられている。
【0020】このような光センサ18において、汚泥界
面検知器6が液相4内に位置しているときは、発光部1
8Aからの赤外線が受光部18Bで受光される通光状態
にあり、汚泥界面検知器6が汚泥相3内に位置している
ときは、発光部18Aからの赤外線が受光部18Bで受
光されない遮光状態にある。このように光センサ18と
して赤外線センサを用いることで、液体の着色や気泡等
によって発光部18Aからの光が遮光されることなく、
汚泥界面5の検知を行うことができる。
【0021】また、貫通孔17には、検知器本体15の
上端および下端からそれぞれ内側に向かって狭くなるよ
うなテーパ部21,22が設けられている。このテーパ
部21,22は、検知器本体15の上端および下端から
それぞれセンサ収納用凹部19A,19Bの位置まで貫
通孔17の径が連続的に小さくなるように形成するのが
好ましい。このような貫通孔17を検知器本体15に設
けることで、検知器本体15の内部(貫通孔17におけ
る発光部18Aと受光部18Bとの間の部分)と検知器
本体15の外部との間で、汚泥相3の汚泥がスムーズに
流れるようになる。
【0022】すなわち、液相4中にある汚泥界面検知器
6が下降して汚泥相3中に入ったときには、汚泥相3中
の水が貫通孔17を下側から上側に流れるため、貫通孔
17内で水が入れ替わり易くなる。このため、この水と
一緒に汚泥相3中の汚泥が貫通孔17を下側から上側に
スムーズに流れるようになる。これにより、汚泥相3中
の汚泥が、貫通孔17における発光部18Aと受光部1
8Bとの間の部分に短時間で達するようになるため、汚
泥界面検知器6が汚泥相3中にあることが光センサ18
により迅速かつ確実に検出される。また、汚泥界面5の
検知終了後に、汚泥相3中にある汚泥界面検知器6が上
昇して液相4中に入ったときには、水が貫通孔17を上
側から下側に流れるため、貫通孔17内に残った汚泥が
水と一緒に貫通孔17からスムーズに逃げるようにな
る。これにより、ガラス窓20に汚泥が付着することで
光センサ18の検出動作が阻害されることはほとんど無
く、汚泥界面検知器6が液相4中にあることが迅速かつ
確実に検出される。
【0023】検知器本体15におけるセンサ収納用凹部
19Aの下方には、光センサ18と接続されたケーブル
23を通すためのケーブル通路24が形成されている。
また、検知器本体15の下端部には、ケーブル23と制
御ユニット10に接続されたケーブル(図示せず)とを
接続するためのコネクタ25が設けられている。このよ
うにコネクタ25を検知器本体15の下端部に設けるこ
とで、汚泥界面検知器6を汚泥濃縮槽2の上部まで上昇
させた時には、制御ユニット10に接続されたケーブル
は1回だけ大きな曲率半径で曲げられることになるた
め、ケーブルの曲げによるケーブルの損傷等を防止する
ことができる。
【0024】以上のように構成した汚泥界面検知器6に
おける貫通孔17内部は、洗浄器12により所定の時間
毎に又は必要に応じて洗浄される。洗浄器12は、図2
に示すように、ベース部26より吊り下げられた回転ブ
ラシ27と、この回転ブラシ27で貫通孔17内を洗浄
する時に、貫通孔17内に洗浄水を噴射させる水洗ノズ
ル28とを有している。回転ブラシ27は、汚泥界面検
知器6の貫通孔17内における発光部18Aと受光部1
8Bとの間に挿入可能な寸法を有し、ベース部26に設
けられた駆動モータ29によって回転駆動される。
【0025】ベース部26の下部には、汚泥界面検知器
6が所望の洗浄位置まで上昇したかどうかを検出するリ
ミットスイッチ30が配置され、このリミットスイッチ
30の検出信号は制御ユニット13に送られる。制御ユ
ニット13は、リミットスイッチ30により汚泥界面検
知器6が洗浄位置に達したことが検出されると、水洗ノ
ズル28より洗浄水を噴射させるように制御すると共
に、回転ブラシ27を回転させるように駆動モータ29
を制御する。
【0026】以上において、光センサ18の洗浄工程に
なると、汚泥界面検知器6がガイドパイプ7に沿って上
昇していく。その途中で、汚泥界面検知器6の貫通孔1
7に、洗浄器12の回転ブラシ27が貫通孔17の上側
より挿入される。このとき、貫通孔17には、光センサ
18の配設部位から検知器本体15の上端に向けて広が
るようなテーパ部21が設けられているので、回転ブラ
シ27を貫通孔17内に容易に進入させることができ
る。そして、汚泥界面検知器6が洗浄位置に到達する
と、そのことがリミットスイッチ30で検出される。こ
れにより、水洗ノズル28によってガラス窓20に洗浄
水がかけられ、その後回転ブラシ27によりガラス窓2
0が洗浄される。
【0027】以上のように構成した汚泥界面計測装置1
においては、汚泥界面検知器6の検知器本体15に貫通
孔17を形成し、この貫通孔17を挟むように発光部1
8A及び受光部18Bを対向配置したので、貫通孔17
における発光部18Aと受光部18Bとの間の部分に汚
泥相3の汚泥が入りやすくなると共に、当該部分から汚
泥が抜けやすくなる。これにより、ガラス窓20に付着
したままとなる汚泥が低減される。また、ガラス窓20
に多少の汚泥が付着した場合であっても、所定の時間毎
に又は必要に応じて、洗浄器12によりガラス窓20が
洗浄され、ガラス窓20に付着した汚泥が取り除かれ
る。従って、汚泥によって汚泥界面5の検知が阻害され
ることを防止でき、精度の高い汚泥界面5の検知を行う
ことが可能となる。
【0028】次に、上記の汚泥界面計測装置1により汚
泥界面5の計測を行う動作を図5〜図7により説明す
る。図5は、汚泥界面5の検索開始時に、汚泥界面検知
器6が液相4内に位置し、かつ汚泥界面5がほぼ水平状
態にある通常の状況を示している。なお、図5において
横軸は経過時間を示し、縦軸は汚泥界面検知器6の高さ
位置を示している。
【0029】このような状態において、汚泥界面5の検
索時間になる(図中A)と、制御ユニット13による汚
泥界面検索処理が実行され、以下のように汚泥界面検知
器6が制御される。すなわち、液相4中に待機していた
汚泥界面検知器6が汚泥界面5に向けて下降していく。
そして、汚泥界面検知器6により汚泥界面5が検知され
る(図中B)と、制御ユニット13から演算ユニット1
4に演算指令が送られ、演算ユニット14により汚泥界
面5に関する演算が行われる。その後も汚泥界面検知器
6は下降し続け、汚泥界面5を検知した瞬間より設定量
1(例えば10〜20mm)だけ下降した時点で汚泥
界面検知器6が一旦停止する(図中C)。そして、汚泥
界面検知器6が汚泥相3中にあることが確認された後、
汚泥界面検知器6は設定量H2(例えば200〜300
mm)だけ上昇し、液相4中における汚泥界面5の近傍
位置で停止する。そして、汚泥界面検知器6は、次の汚
泥界面の検索次期まで、その高さ位置で待機されること
になる。
【0030】図6は、汚泥界面5の検索開始時に、汚泥
界面検知器6が汚泥相3内に位置し、かつ汚泥界面5が
ほぼ水平状態にある状況を示している。この状況は、汚
泥界面5の直上の液相4中に汚泥界面検知器6が待機し
ている間に、例えば汚泥濃縮槽2内への原水の供給量と
汚泥濃縮槽2内からの泥水の排出量とのアンバランスが
生じ、汚泥界面5が必要以上に高くなることによって、
起こり得る。
【0031】このような状態において、汚泥界面5の検
索時間になる(図中A)と、汚泥相3内に位置している
汚泥界面検知器6が汚泥界面5に向けて上昇していく。
そして、汚泥界面検知器6により汚泥界面5が検知され
る(図中B)と、演算ユニット14により汚泥界面5に
関する演算が行われる。その後も汚泥界面検知器6は上
昇し続け、汚泥界面5を検知した瞬間より設定量H1
け上昇した時点で汚泥界面検知器6が一旦停止する(図
中C)。そして、汚泥界面検知器6が液相4中にあるこ
とが確認された後、汚泥界面検知器6は設定量H3(例
えば200〜300mm)だけ上昇し(図中D)、汚泥
界面5の検索が完了する。これにより、汚泥界面検知器
6は液相4中における汚泥界面5の近傍位置で待機する
(図中D)。ここで、汚泥界面検知器6が液相4内に位
置しているにも係らず、汚泥界面検知器6を更に所定量
3だけ上昇させるのは、計測開始時に汚泥界面検知器
6が汚泥相3中にある場合には、汚泥界面5の高さ変動
が生じる可能性があると考えられるため、通常時よりも
汚泥界面検知器6を高い位置で待機させておくものであ
る。
【0032】図7は、汚泥界面5の検索開始時に、汚泥
界面検知器6が液相4内に位置しているが、汚泥界面5
の高さ位置が時間経過と共に変動する状況を示したもの
である。この状況は、汚泥界面5の直上の液相4中に汚
泥界面検知器6が待機している間に、例えば汚泥濃縮槽
2内に配置されたディストリビューターの回転により汚
泥界面5が波打つことで、起こり得る。
【0033】このような状態において、汚泥界面5の検
索時間になる(図中A)と、液相4中に待機していた汚
泥界面検知器6が汚泥界面5に向けて下降していく。そ
して、汚泥界面検知器6により汚泥界面5が検知される
(図中B)と、演算ユニット14により汚泥界面5に関
する演算が行われる。その後も汚泥界面検知器6は下降
し続け、汚泥界面5を検知した瞬間より設定量H1だけ
下降した時点で汚泥界面検知器6が一旦停止する(図中
C)。そして、汚泥界面検知器6が汚泥相3中にあるこ
とが確認された後、汚泥界面検知器6は設定量H2だけ
上昇する(図中D)。
【0034】このとき、汚泥界面検知器6は未だ汚泥相
4中にあるため、更に汚泥界面検知器6が上昇する。そ
して、汚泥界面検知器6により再び汚泥界面5が検知さ
れる(図中E)と、演算ユニット14により汚泥界面5
の演算が再度行われる。その後も汚泥界面検知器6は上
昇し続け、汚泥界面5を検知した瞬間より設定量H1
け上昇した時点で汚泥界面検知器6が一旦停止する(図
中F)。そして、汚泥界面検知器6が液相4中にあるこ
とが確認された後、汚泥界面検知器6は設定量H3だけ
上昇し、汚泥界面5の検索が完了する。これにより、汚
泥界面検知器6は液相4中における汚泥界面5の近傍位
置で待機する(図中G)。ここで、汚泥界面検知器6が
液相4内に位置しているにも係らず、汚泥界面検知器6
を更に所定量H3だけ上昇させるのは、汚泥界面5を2
回以上も検知したときは汚泥界面5の高さ変動が最も著
しい状態であると考えられるため、通常時よりも汚泥界
面検知器6を高い位置で待機させておくものである。
【0035】以上のように、1回の汚泥界面5の検索が
終了すると、汚泥界面検知器6は、常に清澄な液相4中
における汚泥界面5の近傍で待機されることになる。こ
れにより、汚泥界面検知器6が汚泥相3中の汚泥等によ
って汚染され難くなる。また、次の汚泥界面5の検索時
に、汚泥界面検知器6を汚泥界面5に向けて下降させる
距離が短くて済むため、汚泥界面5の検索時間を短縮で
きる。
【0036】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではない。例えば、上記実施形態の汚泥界面検知
器6では、検知器本体15の貫通孔17にテーパ部2
1,22を形成しているが、貫通孔の構造としては、特
にそのようなテーパ部の無いものであっても良い。
【0037】また、上記実施形態の汚泥界面検知器6で
は、光センサ18を赤外線センサとしているが、光セン
サとしては特に赤外線センサには限られず、例えば可視
光等を利用する光センサを用いてもよい。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、汚泥界面検知器の検知
器本体に上下方向に貫通する貫通孔を設け、この貫通孔
を挟んで、光センサを構成する発光部と受光部とを対向
配置させたので、光センサによる汚泥界面の検知精度を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる汚泥界面計測装置の一実施形態
を示す概略構成図である。
【図2】図1に示す汚泥界面検知器の昇降機構および洗
浄器を示す構成図である。
【図3】図1に示す汚泥界面検知器を示す平面図であ
る。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】汚泥界面の検索開始時に、汚泥界面検知器が液
相内に位置し、かつ汚泥界面がほぼ水平状態にある通常
の状況において、汚泥界面検索時間と汚泥界面検知器の
高さ位置との関係を示した図である。
【図6】汚泥界面の検索開始時に、汚泥界面検知器が汚
泥相内に位置し、かつ汚泥界面がほぼ水平状態にある状
況において、汚泥界面検索時間と汚泥界面検知器の高さ
位置との関係を示した図である。
【図7】汚泥界面の検索開始時に、汚泥界面検知器が液
相内に位置し、かつ汚泥界面が変動する状況において、
汚泥界面検索時間と汚泥界面検知器の高さ位置との関係
を示した図である。
【符号の説明】
1…汚泥界面計測装置、2…汚泥濃縮槽(処理槽)、3
…汚泥相、4…液相、5…汚泥界面、6…汚泥界面検知
器、7…ガイドパイプ(昇降手段)、8…駆動部(昇降
手段)、12…洗浄器、15…検知器本体、17…貫通
孔、18…光センサ、18A…発光部、18B…受光
部、21,22…テーパ部、27…回転ブラシ(洗浄部
材)、28…水洗ノズル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F014 AA10 FA03 4D040 AA61 4D059 AA03 BA12 BE31 CB17 CB18 CB19 EA20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理槽内における汚泥相と液相との境界
    を形成する汚泥界面を検知する汚泥界面検知器におい
    て、 上下方向に貫通する貫通孔を有する検知器本体と、 前記貫通孔を挟んで対向配置されるように前記検知器本
    体に設けられた発光部および受光部からなり、前記汚泥
    界面を検出する光センサとを備えることを特徴とする汚
    泥界面検知器。
  2. 【請求項2】 前記貫通孔は、前記検知器本体の上端お
    よび下端からそれぞれ内側に向かって狭くなるように形
    成されたテーパ部を有していることを特徴とする請求項
    1記載の汚泥界面検知器。
  3. 【請求項3】 前記テーパ部は、前記検知器本体の上端
    および下端からそれぞれ前記光センサの配設部位まで連
    続的に狭くなるように形成されていることを特徴とする
    請求項2記載の汚泥界面検知器。
  4. 【請求項4】 処理槽内における汚泥相と液相との境界
    を形成する汚泥界面を計測する汚泥界面計測装置におい
    て、 請求項1〜3のいずれか一項記載の汚泥界面検知器と、 前記汚泥界面検知器を昇降させる昇降手段と、 前記処理槽の上部に配置され、前記貫通孔内を洗浄する
    洗浄部材を有する洗浄器とを備えることを特徴とする汚
    泥界面計測装置。
  5. 【請求項5】 前記洗浄部材は回転ブラシであり、 前記洗浄器は、前記貫通孔内に液体を噴射させるノズル
    を更に有することを特徴とする請求項4記載の汚泥界面
    計測装置。
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