JP4554745B2 - 乳化重合用分散剤およびその用途 - Google Patents

乳化重合用分散剤およびその用途 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アセト酢酸エステル基含有ポリビニルアルコール系樹脂(以下、AA化PVAと略記する)を主成分としてなる乳化重合用分散剤およびそれを用いたビニル樹脂系エマルジョンに関し、更に詳しくは流動安定性、低温安定性、放置安定性、耐水接着力等に優れたビニル樹脂系エマルジョンを得るのに有用な乳化重合用分散剤およびそれを用いたビニル樹脂系エマルジョンに関する。
【0002】
【従来の技術】
ポリ酢酸ビニルエマルジョンのようなビニル樹脂系のエマルジョンの乳化重合用分散剤として、従来からポリビニルアルコール系樹脂(以下、PVAと略記する)が知られており、近年ではポリ酢酸ビニルエマルジョンの耐水接着強度の向上を目的として、アセト酢酸エステルで変性したAA化PVAも用いられるようなってきた。
本出願人も、かかるAA化PVAを用いて、▲1▼pka≧4の有機酸の多価金属塩を共存させてpH2.5〜6.5で乳化重合する方法(特開平1−204901号公報)や▲2▼酸性亜硫酸塩を共存させて乳化重合する方法(特開平7−138305号公報)を提案し、更には、▲3▼酢酸塩及び酢酸を特定量含有するAA化PVAの乳化分散安定剤(特開平9−31112号公報)や▲4▼鉄分を特定量含有するAA化PVAの乳化分散安定剤(特開平9−77948号公報)を提案した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のいずれの方法においても、得られるエマルジョンの耐水接着力の向上は見られるものの、耐熱水接着力については、必ずしも十分ではなく、耐熱水接着力、流動安定性、低温安定性、放置安定性等が更に改善されたビニル樹脂系エマルジョンを得るのに有用な乳化重合用分散剤が望まれるところである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明者はかかる現況に鑑みて鋭意検討した結果、アセト酢酸エステル基含有量が0.5〜5.3モル%であるAA化PVA(A)及びケン化度が78モル%以上、平均重合度100〜3000であり、ヨード呈色度が0.05以上のPVA(B)を含有してなり、AA化PVA(A)とPVA(B)の含有割合(A/B)が99.9/0.01〜50/50である乳化重合用分散剤が、上記の目的に合致することを見出して本発明を完成するに至った。また、本発明においては、かかるPVA(B)のケン化度(SVモル%)とヨード呈色度(I)が下記(1)式の条件を満足するとき、更に本発明の作用効果が顕著に得られることも見出した。
4.26≦I+0.047×S4V≦4.73・・・(1)
尚、かかるヨード呈色度とは、0.1重量%に調製した試料(PVA)水溶液10ml、純水6ml、1/1000[N]ヨード溶液4mlを混合し、25℃に調節して20分間静置させた後、波長490nm、スリット幅1mmにて測定した吸光度を表すものである。
【0005】
【発明に実施の形態】
以下、本発明について詳述する。
本発明において用いられるAA化PVA(A)は、後述するようにPVAにジケテンを反応させたり、PVAとアセト酢酸エステルを反応させてエステル交換したりして、PVAにアセト酢酸エステル基を導入させたもので、かかるPVAとしては、一般的にはポリ酢酸ビニルの低級アルコール溶液をアルカリや酸などのケン化触媒によってケン化したケン化物又はその誘導体が用いられ、更には酢酸ビニルと共重合性を有する単量体と酢酸ビニルとの共重合体のケン化物等を用いることもでき、該単量体としては、例えばエチレン、プロピレン、イソブチレン、α−オクテン、α−ドデセン、α−オクタデセン等のオレフィン類、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸等の不飽和酸類あるいはその塩あるいはモノ又はジアルキルエステル等、アクリロニトリル、メタアクリロニトリル等のニトリル類、アクリルアミド、メタクリルアミド等のアミド類、エチレンスルホン酸、アリルスルホン酸、メタアリルスルホン酸等のオレフィンスルホン酸あるいはその塩。
【0006】
アルキルビニルエーテル類、N−アクリルアミドメチルトリメチルアンモニウムクロライド、アリルトリメチルアンモニウムクロライド、ジメチルジアリルアンモニウムクロリド、ジメチルアリルビニルケトン、N−ビニルピロリドン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、ポリオキシエチレン(メタ)アリルエーテル、ポリオキシプロピレン(メタ)アリルエーテルなどのポリオキシアルキレン(メタ)アリルエーテル、ポリオキシエチレン(メタ)アクリレート、ポリオキシプロピレン(メタ)アクリレート等のポリオキシアルキレン(メタ)アクリレート、ポリオキシエチレン(メタ)アクリルアミド、ポリオキシプロピレン(メタ)アクリルアミド等のポリオキシアルキレン(メタ)アクリルアミド、ポリオキシエチレン(1−(メタ)アクリルアミド−1,1−ジメチルプロピル)エステル、ポリオキシエチレンビニルエーテル、ポリオキシプロピレンビニルエーテル、ポリオキシエチレンアリルアミン、ポリオキシプロピレンアリルアミン、ポリオキシエチレンビニルアミン、ポリオキシプロピレンビニルアミン等が挙げられる。
【0007】
かかるAA化PVA(A)の原料となるPVAのケン化度は、特に限定されないが、85モル%以上(更には88〜99.9モル%、特には89〜99.9モル%)とすることが好ましく、かかるケン化度が85モル%未満では、乳化重合時に曇点が発現して好ましくない。また、該PVAの平均重合度も特に限定されないが、100〜3000(更には300〜2400、特には500〜1800)が好ましく、かかる平均重合度100未満では、保護コロイド不足となって、乳化重合時にエマルジョン粒子が凝集することとなり、逆に3000を越えるとエマルジョンの粘度が高くなりすぎて好ましくない。
【0008】
AA化PVA(A)を得るには、上記の如くPVAとジケテンを反応させる方法、PVAとアセト酢酸エステルを反応させエステル交換する方法、酢酸ビニルとアセト酢酸ビニルを共重合させる方法等を挙げることができるが、製造工程が簡略で、品質の良いAA化PVAが得られる点から、PVA(粉末)とジケテンを反応させる方法で製造するのが好ましい。PVAとジケテンを反応させる方法としては、PVAとガス状或いは液状のジケテンを直接反応させても良いし、有機酸をPVAに予め吸着吸蔵せしめた後、不活性ガス雰囲気下で液状またはガス状のジケテンを噴霧、反応するか、またはPVAに有機酸と液状ジケテンの混合物を噴霧、反応する等の方法が用いられる。
上記の反応を実施する際の反応装置としては、加温可能で撹拌機の付いた装置であれば十分である。例えば、ニーダー、ヘンシェルミキサー、リボンブレンダー、その他各種ブレンダー、撹拌乾燥装置を用いることができる。
【0009】
かくして得られたAA化PVA(A)のアセト酢酸エステル基の含有量は0.5〜5モル%(更に1〜5モル%、特に2〜4モル%)とすることが好ましく、かかる含有量が0.5モル%未満では得られるエマルジョンの耐熱水接着力が不十分となり、逆に5モル%を越えるとエマルジョンの粘度安定性が低下して好ましくない。
【0010】
上記のAA化PVA(A)と共に用いられるヨード呈色度が0.05以上のPVA(B)は、上記に記載のアセト酢酸エステル基を導入する前のPVAと同様のPVAを用いることができるが、本発明においては、かかるPVA(B)のヨード呈色度を0.05以上(更には0.10以上、特には0.15以上)とすることが必要で、かかるヨード呈色度のPVAを得るに当たっては特に限定されないが、通常PVAの製造時において、ケン化処理時間と共にヨード呈色度は低下するため、かかるケン化時間をコントロールすることにより、ヨード呈色度を調整すれば良く、更には、32c.g.s.e.s.u.以下の溶媒を用いてケン化することにより、ヨード呈色度を上げることが可能となる。
【0011】
かかるPVA(B)のケン化度は特に限定されないが、78モル%以上(更には80〜98モル%、特には85〜95モル%)が好ましく、かかるケン化度が78モル%未満では、乳化重合時に曇点が発現して重合安定性が低下して好ましくない。
また、PVAの平均重合度は100〜3000(更には300〜2400、特には500〜2000)が好ましく、かかる平均重合度が100未満では、乳化重合時のエマルジョンの保護コロイド力が不足して重合安定性が低下し、逆に3000を越えると得られるエマルジョンの粘度が高くなりすぎる傾向にあり好ましくない。
【0012】
また、本発明においては、かかるPVA(B)のケン化度(SVモル%)とヨード呈色度(I)が下記(1)式(更には(1’)式、特には(1”)式)の条件を満足するとき、特に本発明の作用効果が顕著に得られる。
4.26≦I+0.047×SV≦4.73 ・・・(1)
4.28≦I+0.047×SV≦4.73 ・・・(1’)
4.30≦I+0.047×SV≦4.73 ・・・(1”)
かかる(1)式において、I+0.0047×SVの値が4.26未満のときは、本発明の効果を充分に満足することができなく、逆に4.73を越えるものは、工業的な生産が困難となって好ましくない。
【0013】
かかる条件を満足するPVA(B)を得るに当たっては、特に限定されないが、工業的には、PVA(B)の製造時のケン化工程において、誘電率が32c.g.s.e.s.u.以下の溶剤の共存下でアルカリケン化を行うことで可能となる。
かかる誘電率が32c.g.s.e.s.u.以下の溶剤としては、 メタノール(31.2c.g.s.e.s.u.)、酢酸メチル/メタノール=1/3(27.1c.g.s.e.s.u.)、酢酸メチル/メタノール=1/1(21.0c.g.s.e.s.u.)、酢酸メチル/メタノール=3/1(13.9c.g.s.e.s.u.)、酢酸メチル(7.03c.g.s.e.s.u.)、イソプロピルアセテート(6.3c.g.s.e.s.u.)、トリクロロエチレン(3.42c.g.s.e.s.u.)、キシレン(2.37c.g.s.e.s.u.)、トルエン(2.38c.g.s.e.s.u.)、ベンゼン(2.28c.g.s.e.s.u.)、アセトン(21.4c.g.s.e.s.u.)等を挙げることができ、好適には酢酸メチル/メタノールの混合溶媒が用いられる。
また、ケン化時の温度や樹脂分は、特に限定されないが、該温度はケン化溶媒の沸点よりやや低めとすることが好ましく、ケン化時の樹脂分は30〜65重量%(更には40〜50重量%)とすることが好ましい。
【0014】
本発明の乳化重合用分散剤は、上記の如き(A)及び(B)を含有してなるもので、その含有割合は特に限定されないが、A/B(重量比)=99.9/0.01〜50/50(更には99/1〜60/40、特には95/5〜70/30)が好ましく、かかる重量比において、(A)が過多の時は、エマルジョンの安定性が低下し、逆に(B)が過多の時は、エマルジョンの耐熱水接着力が低下して好ましくない。
【0015】
かくして得られた本発明の乳化重合用分散剤は、流動性等の性状に優れ、かつ低温安定性、放置安定性、耐水接着性等に優れたビニル樹脂系のエマルジョンを得るのに有用であり、かかる乳化重合用分散剤を用いた不飽和単量体の乳化重合法について、具体的に説明する。
乳化重合を行う際には、本発明の乳化重合用分散剤、水及び重合触媒の存在下に不飽和単量体を一時又は連続的に添加して、加熱・撹拌するが如き通常の乳化重合法が実施され得る。かかる乳化重合用分散剤は、粉末のまま或いは水溶液にして水媒体に加えられる。使用量は、要求されるエマルジョン粘度や要求されるエマルジョンの樹脂分等によって多少異なるが、通常は不飽和単量体に対して1〜50重量%、好ましくは2〜20重量%程度の範囲から好適に選択される。
【0016】
使用される触媒としては、ラジカル発生剤なかんずく水溶性触媒が好適に用いられ、例えば過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム等がそれぞれ単独又は酸性亜硫酸ナトリウムと併用して用いられる。また、過酸化水素−酒石酸、過酸化水素−鉄塩、過酸化水素−アスコルビン酸−鉄塩、過酸化水素−ロンガリット、過酸化水素−ロンガリット−鉄塩などのレドックス系触媒が用いられ、更には、化薬アクゾ社製「カヤブチルB」や同社製「カヤブチルA−50C」等の有機過酸化物とレドックス系からなる触媒が用いられ、エマルジョンの耐熱水接着力の観点から過硫酸系の触媒が好適に用いられる。必要に応じて更に各種界面活性剤(例えばドデシルベンゼンスルホン酸、脂肪酸塩等のアニオン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤など)あるいは乳化剤(例えばカルボキシメチルセルロース,ヒドロキシエチルセルロース,メチルセルロース等のセルロース誘導体、ポリアクリル酸誘導体、(無水)マレイン酸−ビニルエーテル共重合体、(無水)マレイン酸−酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニル−(メタ)アリルスルホン酸(塩)共重合体ケン化物など)、保護コロイドとして(A)や(B)以外の公知の各種PVA及びPVA誘導体が適宜併用され得る。
更に、フタル酸エステルや燐酸エステル等の可塑剤、炭酸ナトリウム,酢酸ナトリウム,燐酸ナトリウム等のpH調整剤等も併用され得る。
【0017】
乳化重合の対象となる不飽和単量体としては、エチレン系不飽和単量体やブタジエン系単量体等が挙げられ、エチレン系不飽和単量体としては、酢酸ビニル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、アクリロニトリル、スチレン等が挙げられ、これらの単独重合若しくは共重合が実施され、好適には酢酸ビニルモノマーが使用される。
また、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル等のアクリル系単量体を単独重合若しくは共重合する場合、機械的安定性、放置安定性、顔料混和性等が特に良好なエマルジョンが得られるという顕著な効果を奏するのでアクリル系単量体の乳化重合にも好適に用いられる。
【0018】
又、ブタジエン系単量体としては、ブタジエン−1,3、2−メチルブタジエン、1,3又は2,3−ジメチルブタジエン−1,3、2−クロロブタジエン−1,3等があり、単独又はエチレン性不飽和単量体と混合して用いられる。これらの中でもブタジエン−1,3とスチレン、ブタジエン−1,3とスチレンと(メタ)アクリル酸、ブタジエン−1,3とアクリロニトリル、ブタジエン−1,3とアクリロニトリルとスチレン、ブタジエン−1,3とアクリロニトリルと(メタ)アクリル酸、ブタジエン−1,3とメタクリル酸メチル、ブタジエン−1,3とメタクリル酸メチルと(メタ)アクリル酸等の組み合わせで重合を行うことも可能である。
【0019】
以上、本発明の乳化重合用分散剤を用いたエマルジョンについて述べてきたが、本発明の乳化重合用分散剤を用いたビニル樹脂系エマルジョンは、その形成皮膜が特徴的な物性を示すものである。
すなわち、かかるビニル樹脂系エマルジョンから得られる皮膜の貯蔵弾性率が60〜120℃の範囲において、常に下記(2)式を満足するものであり、かかる式の左辺の値が0.25以下の時は耐熱水接着力が不十分となって接着剤としての良好な物性を得ることができない。
E'2/E'1>0.25 ・・・(2)
ここで、E'1は、上記のエマルジョンから得られた皮膜(PETフィルム上にアプリケーターを用いてエマルジョンをキャスティングした後、該エマルジョンの最低造膜温度より20℃高い温度で4時間乾燥を行って得られた膜厚10μmのフィルム)の貯蔵弾性率(Pa)を、E'2は、その得られた皮膜を4時間沸騰水浸せきして23℃で24時間放置後の貯蔵弾性率(Pa)をそれぞれ表す。また、ここで言う貯蔵弾性率とは、110Hzの振動を与えた時に測定される値で、動的粘弾性測定装置で測定することができ、本発明においては、60〜120℃まで、2℃/minの速度で昇温しながら、該測定装置で連続的に測定した時の値で、E'1及びE'2の値は同温度での値である。
【0020】
上記の如き本発明のビニル樹脂系エマルジョンは、接着剤、バインダー、コーティング剤等に用いることができ、特に接着剤として有用で、かかる接着剤として用いるにあたっては、エマルジョンは通常固形分濃度30〜60%程度で使用され、その固形分中の添加剤量が1〜30重量%程度で、充填剤、消泡剤(或いは発泡剤)、着色剤、造膜助剤、防腐・防虫剤、防錆剤等の添加物が配合されて接着剤用途に供される。また、対象となる接着物(被着体)としては、木材、紙、プラスチックス、繊維等が挙げられる。
特に接着剤用途においては、本発明の乳化分散剤をそのまま一液の接着剤と使用することができ、従来の水性高分子−イソシアネート系接着剤やメラミン−ホルムアルデヒド系接着剤等の二液タイプの接着剤と同等以上の耐熱水接着力を有し、作業性等の大幅な改善を図ることが可能となる。
【0021】
【実施例】
以下、本発明について実施例を挙げて更に詳しく説明する。
尚、例中に断りのない限り、「%」、「部」とあるのは、重量基準を示す。
実施例1
[AA化PVA(A)の製造]
酢酸ナトリウムを0.3%含有するPVA粉末(ケン化度99.6モル%、平均重合度1100;完全ケン化してJIS K 6726に準拠して測定、以下同様)200部をニーダーに仕込み、これに酢酸60部を入れて膨潤させ、回転数20rpmで攪拌しながら、65℃に昇温後、ジケテン29部を4時間かけて滴下し、更に30分反応させて、アセト酢酸エステル基を5.3モル%含有したAA化PVA(A)を得た。
【0022】
[PVA(B)の製造]
常法により得られたポリ酢酸ビニル(平均重合度1100)のメタノール溶液に酢酸メチルを添加して、ポリ酢酸ビニル/メタノール/酢酸メチル=34/59/7(重量比)になるように調整してポリ酢酸ビニル溶液を得た後、該溶液100部をニーダーに仕込んで、液温を40℃に調整した。液温が40℃になった時点で、触媒として水酸化ナトリウムのメタノール溶液(Naとして2%含有)を3.2部仕込んでケン化を2時間行った。その後酢酸で中和してケン化反応を停止させた後、メタノールで繰り返し洗浄を行い、次いで乾燥を行って、ケン化度88.3モル%(残酢酸基11.7モル%)のPVAを得た。
尚、PVA(B)のヨード呈色度(I)は、本文中に記載の方法で測定したところ、0.158であり、ケン化度(SVモル%)は88.3モル%で、I+0.0047×SV=0.158+0.047×88.3=4.31となり、本文中の(1)式を満足するものであった。
【0023】
上記で得られたAA化PVA(A)80部及びPVA(B)20部を配合して、本発明の乳化重合用分散剤を得た。
得られた乳化重合用分散剤を用いて、以下の如く酢酸ビニル樹脂エマルジョンを製造して、後述の如くエマルジョンの性状、低温安定性、放置安定性、耐水接着性について評価を行った。
【0024】
(酢酸ビニル樹脂エマルジョンの製造)
撹拌器、還流冷却器、滴下ロート、温度計を備えたセパラブルフラスコに水60部、上記で得られた乳化重合用分散剤4部及びpH調整剤として酢酸ナトリウム0.02部、酢酸ビニルモノマー3.6部を仕込み、撹拌しながらフラスコ内の温度を60℃に上げた。その間窒素ガスでフラスコ内を置換しながら、1%の過硫酸アンモニウム水溶液を5ml添加して重合を開始した。初期重合を30分間行い、残りの酢酸ビニルモノマー32.4部を3時間かけて滴下し、更に1%の過硫酸アンモニウム水溶液5mlを1時間毎に4分割して重合を行った。
【0025】
その後、75℃で1時間熟成した後冷却して、固形分39.6%、粘度38Pa・sec(25℃)の酢酸ビニルのエマルジョンを得た。得られたエマルジョンから皮膜を作製して、貯蔵弾性率を測定したところ、各温度での貯蔵弾性率E'1は、7.2×108Pa(60℃)、7.9×107Pa(80℃)、1.2×107Pa(100℃)、4.9×106Pa(120℃)であり、かかる皮膜を4時間沸騰水浸せきして23℃で24時間放置後の各温度での貯蔵弾性率E'2は、5.2×108Pa(60℃)、3.2×107Pa(80℃)、8.4×106Pa(100℃)、3.9×106Pa(120℃)であった。これらの測定値より、それぞれの温度におけるE'2/E'1の値を算出すると、0.72(60℃)、0.40(80℃)、0.70(100℃)、0.79(120℃)であった。
【0026】
尚、貯蔵弾性率は、(株)レオロジ製「DVE RHEOSPECTOLER
DVE−V4」を用いて下記の条件にて測定を行った。
治具 :引っ張り
荷重 :自動静荷重
周波数 :110Hz
昇温速度:2℃/min(室温〜120℃)
変位振幅:15μm
得られた酢酸ビニルのエマルジョンについて、以下の要領で評価を行った。
【0027】
(エマルジョンの性状)
製造後のエマルジョンの状態を目視観察して、以下の通り評価した。
○ −−− 流動性が良好で、粗粒子も認められない
△ −−− 流動性は良好であるが、若干の粗粒子が認められる
× −−− 粗粒子が多く、エマルジョンの凝集が認められる
(低温安定性)
製造後のエマルジョンを0℃で5日間放置後、室温(25℃)に戻して粘度変化を調べて、以下の通り評価した。
○ −−− 粘度上昇が全く認められない
△ −−− 粘度上昇が1.8倍以内
× −−− 粘度上昇が1.8倍を越える
(放置安定性)
製造直後のエマルジョンを室温(23℃)で放置して、粘度が2倍になるまでの日数を調べた。
(耐熱水接着性)
JIS K 6804に準拠して試験片を作製後、JIS K 6852の煮沸繰り返し試験に準拠して接着力(kg/cm2)を測定した。
【0028】
実施例2
実施例1の[PVA(B)の製造]において、常法により得られたポリ酢酸ビニル(平均重合度1100)のメタノール溶液に酢酸メチルを添加して、ポリ酢酸ビニル/メタノール/酢酸メチル=34/63/3(重量比)になるように調整してポリ酢酸ビニル溶液を得た以外は同様に行って、ケン化度87.2モル%(残酢酸基12.8モル%)のPVA(B)を得た。
尚、かかるPVA(B)のヨード呈色度(I)は、本文中に記載の方法で測定したところ、0.184であり、ケン化度(SVモル%)は87.2モル%で、I+0.0047×SV=0.184+0.047×87.2=4.28となり、本文中の(1)式を満足するものであった。
【0029】
実施例1で得られたAA化PVA(A)80部及び上記のPVA(B)20部を配合して、本発明の乳化重合用分散剤を得た。
得られた乳化重合用分散を用いて、実施例1と同様にして、酢酸ビニル樹脂エマルジョン(固形分39.9%、粘度31Pa・sec(25℃)を製造して、同様に評価を行った。また、得られたエマルジョンから皮膜を作製して、実施例1と同様に貯蔵弾性率を測定したところ、各温度での貯蔵弾性率E'1は、7.2×108Pa(60℃)、7.9×107Pa(80℃)、1.3×107Pa(100℃)、5.0×106Pa(120℃)であり、かかる皮膜を4時間沸騰水浸せきして23℃で24時間放置後の各温度での貯蔵弾性率E'2は、5.0×108Pa(60℃)、3.1×107Pa(80℃)、8.5×106Pa(100℃)、3.6×106Pa(120℃)であった。これらの測定値より、それぞれの温度におけるE'2/E'1の値を算出すると、0.70(60℃)、0.39(80℃)、0.65(100℃)、0.72(120℃)であった。
【0032】
実施例4
実施例1において、AA化PVA(A)70部及びPVA(B)30部を配合して、本発明の乳化重合用分散剤を得て、得られた乳化重合用分散剤を用いて、実施例1と同様にして、酢酸ビニル樹脂エマルジョン(固形分39.8%、粘度29Pa・sec(25℃)を製造して、同様に評価を行った。また、得られたエマルジョンから皮膜を作製して、実施例1と同様に貯蔵弾性率を測定したところ、各温度での貯蔵弾性率E'1は、7.0×108Pa(60℃)、7.4×107Pa(80℃)、1.0×107Pa(100℃)、4.5×106Pa(120℃)であり、かかる皮膜を4時間沸騰水浸せきして23℃で24時間放置後の各温度での貯蔵弾性率E'2は、4.6×108Pa(60℃)、2.5×107Pa(80℃)、5.8×106Pa(100℃)、3.0×106Pa(120℃)であった。これらの測定値より、それぞれの温度におけるE'2/E'1の値を算出すると、0.66(60℃)、0.34(80℃)、0.58(100℃)、0.66(120℃)であった。
【0033】
実施例5
実施例1において、AA化PVA(A)90部及びPVA(B)10部を配合して、本発明の乳化重合用分散剤を得て、得られた乳化重合用分散剤を用いて、実施例1と同様にして、酢酸ビニル樹脂エマルジョン(固形分40.0%、粘度18Pa・sec(25℃)を製造して、同様に評価を行った。また、得られたエマルジョンから皮膜を作製して、実施例1と同様に貯蔵弾性率を測定したところ、各温度での貯蔵弾性率E'1は、7.3×108Pa(60℃)、8.0×107Pa(80℃)、1.3×107Pa(100℃)、4.9×106Pa(120℃)であり、かかる皮膜を4時間沸騰水浸せきして23℃で24時間放置後の各温度での貯蔵弾性率E'2は、5.0×108Pa(60℃)、3.0×107Pa(80℃)、7.7×106Pa(100℃)、3.3×106Pa(120℃)であった。これらの測定値より、それぞれの温度におけるE'2/E'1の値を算出すると、0.68(60℃)、0.37(80℃)、0.59(100℃)、0.68(120℃)であった。
【0034】
実施例6
実施例1の[AA化PVA(A)の製造]において、酢酸ナトリウムを0.5%含有するPVA粉末(ケン化度98.5モル%、平均重合度1200)200部をニーダーに仕込み、これに酢酸60部を入れて膨潤させ、回転数20rpmで攪拌しながら、60℃に昇温後、ジケテン24部を4時間かけて滴下し、更に30分反応させて、アセト酢酸エステル基を4.5モル%含有したAA化PVA(A)を得た以外は同様に行って、本発明の乳化重合用分散剤を得て、得られた乳化重合用分散剤を用いて、実施例1と同様にして、酢酸ビニル樹脂エマルジョン(固形分39.5%、粘度37Pa・sec(25℃)を製造して、同様に評価を行った。また、得られたエマルジョンから皮膜を作製して、実施例1と同様に貯蔵弾性率を測定したところ、各温度での貯蔵弾性率E'1は、7.3×108Pa(60℃)、7.9×107Pa(80℃)、1.3×107Pa(100℃)、4.9×106Pa(120℃)であり、かかる皮膜を4時間沸騰水浸せきして23℃で24時間放置後の各温度での貯蔵弾性率E'2は、5.2×108Pa(60℃)、3.2×107Pa(80℃)、9.0×106Pa(100℃)、3.8×106Pa(120℃)であった。これらの測定値より、それぞれの温度におけるE'2/E'1の値を算出すると、0.71(60℃)、0.40(80℃)、0.69(100℃)、0.78(120℃)であった。
【0035】
比較例1
実施例1の[PVA(B)の製造]において、常法により得られたポリ酢酸ビニル(平均重合度1100)のメタノール溶液にを添加して、ポリ酢酸ビニル/メタノール/水=40/58.5/1.5(重量比)になるように調整してポリ酢酸ビニル溶液を得た以外は同様に行って、ケン化度90.5モル%(残酢酸基9.5モル%)のPVA(B)を得た。尚、かかるPVA(B)のヨード呈色度(I)は、本文中に記載の方法で測定したところ、0.03であった。得られたPVA(B)を用いて、実施例1と同様に乳化重合用分散剤を得て、同様にして、酢酸ビニル樹脂エマルジョン(固形分39.6%、粘度2.6Pa・sec(25℃))を製造して、同様に評価を行った。実施例及び比較例の評価結果を表1に示す。
【0036】
【表1】
Figure 0004554745
【0037】
【発明の効果】
本発明の乳化重合用分散剤は、AA化PVAと特定のヨード呈色度を有するPVAを併用しているため、流動性等の性状に優れ、かつ低温安定性、放置安定性、耐水接着性等に優れたビニル樹脂系のエマルジョンを得ることができ、かかるエマルジョンを接着剤用途に用いたときには、一液タイプで、二液タイプ(主剤+架橋剤)と同等以上の(耐水)接着力を得ることができ大変有用である。

Claims (5)

  1. アセト酢酸エステル基含有量が0.5〜5.3モル%であるアセト酢酸エステル基含有ポリビニルアルコール系樹脂(A)及びケン化度が78モル%以上、平均重合度が100〜3000であり、ヨード呈色度が0.05以上のポリビニルアルコール系樹脂(B)を含有してなる乳化重合用分散剤であり、アセト酢酸エステル基含有ポリビニルアルコール系樹脂(A)とポリビニルアルコール系樹脂(B)の含有割合(A/B)が99.9/0.01〜50/50であることを特徴とする乳化重合用分散剤
  2. ヨード呈色度が0.05以上のポリビニルアルコール系樹脂(B)のケン化度(SVモル%)とヨード呈色度(I)が下記(1)式の条件を満足することを特徴とする請求項1記載の乳化重合用分散剤。
    4.26≦I+0.047×SV≦4.73・・・(1)
  3. ヨード呈色度が0.05以上のポリビニルアルコール系樹脂(B)が誘電率32c.g.s.e.s.u.以下の溶媒の共存下でポリ酢酸ビニル系重合体をケン化して得られたものであることを特徴とする請求項1または2記載の乳化重合用分散剤。
  4. 請求項1〜いずれか記載の乳化重合用分散剤を用いたことを特徴とするビニル樹脂系エマルジョン。
  5. 得られる皮膜の貯蔵弾性率が60〜120℃の範囲において、下記(2)式を満足することを特徴とする請求項記載のビニル樹脂系エマルジョン。
    E'2/E'1>0.25 ・・・(2)
    (但し、E'1は得られる皮膜の沸騰水浸せき前の貯蔵弾性率(Pa)、E'2は得られた皮膜を4時間沸騰水浸せきして23℃で24時間放置後の貯蔵弾性率(Pa)をそれぞれ表し、貯蔵弾性率の値はE'1及びE'2共に同温度での値とする)
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