JP4546228B2 - 経皮吸収促進用油性皮膚外用組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、皮膚外用組成物に含まれる水溶性薬剤の経皮吸収を高めるために、皮膚外用剤を適用した後その上にさらに適用するための経皮吸収促進用油性皮膚外用組成物、およびそのような組成物を用いた化粧方法に関するものである。
軟膏、乳液、クリーム、ローション、ゲル等の皮膚外用組成物には、抗酸化剤、血行促進剤、美白剤、保湿剤、ビタミン類等の様々な水溶性薬剤が含まれている。それら水溶性薬剤は、皮膚外用組成物を皮膚に適用した際に、水に溶解している間は皮膚に浸透するが、基剤中の水分が蒸散して皮膚表面で結晶化すると皮膚への浸透がストップしてしまうため、皮膚への吸収が少なく十分な効果を発揮できないという問題があった。
皮膚外用組成物中の水溶性薬剤の皮膚への浸透性を高めるために、ミセルを形成させたり(特許文献1)、水溶性薬剤の浸透性を高めることができる特定の成分を配合させる(特許文献2から4)等、様々な試みが行われている。しかしながら、それら方法は全ての皮膚外用組成物において適用できるものではなく、また製剤化の必要があるため容易に利用できる方法ではない。さらに、水溶性薬剤を油性基剤等で製剤化した場合、その使用性が悪くなり、また水溶性薬剤が皮膚に直接接しないため水溶性薬剤自体の経皮吸収を十分に高めることはできなかった。
一方で、皮膚の保護や閉塞性の向上の目的で化粧料や皮膚外用組成物において用いられているワセリン等の油性基剤の使用性を改善するために、各種粉末を配合する試みがなされている。
たとえば、特許文献5には、(A)白色ワセリン、(B)無水ケイ酸、含水ケイ酸、ケイ酸カルシウム、二酸化チタン、ナイロン粉末等の化粧料粉末、(C)ホスホリルコリン類似基含有重合体、および(D)抗炎症剤または殺菌剤を含有する皮膚外用剤組成物が開示されており、粉末を配合することによって、塗布後のベタツキ感やテカリが抑えられることが記載されている。
特許文献6には、油性基剤に、ポリアクリル酸塩類の微粉末およびグルテンの粉末、あるいはさらにゼラチン粉末を配合したペースト製剤が開示されており、局所滞留性および安定性に優れていることが記載されている。
さらに、特許文献7には、平均粒径3.0〜20.0μmの球状粉末と炭化水素ワックスを含有する固形粉末化粧料が開示されており、球状粉末を配合することによって、のびや滑らかさが改善されることが記載されている。
特開平8−245339号公報 特開平9−157129号公報 特開平5−229927号公報 特開2000−178125号公報 特開2003−26608号公報 特開平6−316516号公報 特開平9−12429号公報
本発明は、特別な製剤化の必要無しに、皮膚外用組成物中に含まれる様々な水溶性薬剤の経皮吸収を高めることができる、使用性および安定性に優れた経皮吸収促進用油性皮膚外用組成物を提供することを目的とするものである。さらに、本発明は、そのような油性皮膚外用組成物を用いて、水溶性薬剤の経皮吸収を高める化粧方法を提供することを目的とするものである。
本発明者は、水溶性薬剤を含む皮膚外用組成物を皮膚に適用した後、50%以上の高い閉塞性を有する油性皮膚外用組成物をその上からさらに適用するポスト処理によって、水溶性薬剤が皮膚表面に接している状態で水分が皮膚表面に保たれ、皮膚表面の水溶性薬剤の溶解状態が長時間維持され、水溶性薬剤の経皮吸収を顕著に高め得ることを見出した。図1に、本発明の油性皮膚外用組成物のポスト処理によって水溶性薬剤の経皮吸収を高める機構を概説する。
しかしながら、従来のワセリン等の閉塞性の高い油性基剤は、のびが悪く、また皮膚に塗布した際にベタツキやテカリが生じ、使用性が非常に悪かった。上述したように、ワセリン等の使用性を改善するために、各種粉末を配合する様々な試みがなされている(例えば、特許文献5から7を参照)が、従来の組成物では、粉末の配合によって油性系に水分が通過するパスが形成されて閉塞性が低下し、水溶性薬剤を含む皮膚外用組成物を皮膚に適用した後その上からさらに適用しても水溶性薬剤の経皮吸収促進効果をもたらすことはできなかった。本発明者は、10〜100質量%の固形または半固形油分を含む油分50〜95質量%と、粉末5〜50質量%とを配合することによって、油性外用組成物の閉塞性を妨げることなく使用性を顕著に改善できることを発見し、本願発明を達成するに至った。
本願発明の皮膚外用組成物は、水溶性薬剤を含む皮膚外用組成物を皮膚に適用した後、その上にさらに適用するための経皮吸収促進用油性皮膚外用組成物であって、10〜100質量%の固形または半固形油分を含む油分50〜95質量%と粉末5〜50質量%とを含有し、かつ50%以上の閉塞性を有することを特徴とする。
また、本発明の化粧方法は、水溶性薬剤を含む皮膚化粧料を皮膚に適用した後、10〜100質量%の固形または半固形油分を含む油分50〜95質量%と粉末5〜50質量%とを含有しかつ50%以上の閉塞性を有する皮膚外用組成物をその上にさらに適用することを特徴とする。
本明細書において、「閉塞性」とは、ヒト前腕内部部位に試料を適用(2.5mg/cm)し、1時間後の経皮水分蒸散量(TEWL)を水分蒸散計によって測定し、下記の式で算出した値を意味する:
閉塞性(%)=(1−TEWL(試料適用)/TEWL(試料無し))×100
粉末は、弾性粉末または球状粉末を含むことが好ましい。それら粉末はベタツキ改善効果に優れている上に、球状粉末を配合すると、その光拡散効果によって肌に適用した際に肌の凹凸をぼかして見えにくくすることができ、また弾性粉末を配合すると、粉っぽさのない優れた使用感をもたらすことができる。特に、弾性シリコーン系粉末または球状シリコーン系粉末を配合すると、塗り伸ばしが滑らかであり、粉っぽさもなく、使用性に特に優れている。
閉塞性の観点から、油分は、油分全量に対して20質量%以上の固形または半固形の非極性炭化水素油分を含むことが好ましい。非極性炭化水素油分を高濃度で配合することによって、より高い閉塞性をもたらすことができる。
さらに、使用性の観点から、油分は、油分全量に対して5〜50質量%の揮発性油分を含むことが好ましい。揮発性油分を配合することによって、より塗り伸ばしやすくなり、また塗布後のベタツキがさらに改善される。
本発明の油性皮膚外用組成物は、50%以上の閉塞性を有するため、水溶性薬剤を含む皮膚外用組成物を皮膚に適用した後、その上にさらに適用することによって、皮膚外用組成物中に含まれる水溶性薬剤が皮膚表面に接している状態でその表面を閉塞させ、皮膚からの水分を皮膚表面に保って皮膚表面の水溶性薬剤の溶解状態を維持し、水溶性薬剤の浸透を継続させることが可能である。従って、特別に製剤化等を施す必要なしに従来の皮膚外用組成物を用いて、その中に含まれる様々な水溶性薬剤の経皮吸収を容易に高めることができる。さらに、本発明の組成物は、10〜100質量%の固形または半固形油分を含む油分50〜95質量%と粉末5〜50質量%とを含有するため、皮膚に適用した際にべたつきやテカリを生じさせることなく、皮膚に高い閉塞性をもたらすことができ、また非常に伸びがよいため少量で十分な閉塞効果をもたらすことが可能である。
本発明の油性皮膚外用組成物、または本発明の化粧方法で用いる油性皮膚外用組成物は、固形または半固形油分を含む油分と粉末とを含有する。
本発明において、油性皮膚外用組成物中の油分の配合量は、組成物全量に対して50〜95質量%であるが、より好ましくは60〜90質量%であり、さらに好ましくは70〜85質量%である。油分の配合量が50質量%未満になると高い閉塞性が得られず、また95質量%より多くなると使用性が悪くなる。
本発明で用いられる固形または半固形油分は、常温(25℃)で固体または半固体の油性成分であれば特に限定されず、例えば、固形パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、セレシン、ビースワックス、バリコワックス、ポリエチレンワックス、シリコンワックス、ベヘニルアルコール、ステアリルアルコール、セチルアルコール、バチルアルコール、カルナウバロウ、ミツロウ、キャンデリラロウ、ジョジョバロウ、ラノリン、セラックロウ、鯨ロウ、モクロウ、ミリスチン酸,パルミチン酸,ステアリン酸、ベヘニン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、カカオ脂、硬化ヒマシ油、硬化油、水添パーム油、パーム油、硬化ヤシ油、ポリエチレン末、ワセリン、各種の水添加動植物油脂、脂肪酸モノカルボン酸ラノリンアルコールエステル等が挙げられる。本発明において、固形または半固形油分は、皮膚からの水分蒸散を効率的に防ぎ、皮膚表面に水を保持して水溶性薬剤の溶解状態を維持する働きをする。従って、用いられる固形または半固形油分はより閉塞性が高いものが好ましく、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックス、ワセリン等の固形または半固形の非極性炭化水素油を用いることが好ましい。
本発明において、固形または半固形油分の配合量は油分全量に対して10〜100質量%である。固形または半固形油分の配合量が10%未満の場合高い閉塞性が得られない。より好ましい配合量は用いる油分の種類や組合せ等によって異なり、特に限定はされないが、例えば、好ましくは20〜95質量%であり、さらに好ましくは30〜90質量%である。特に、固形または半固形の非極性炭化水素油分を、油分全量に対して20%以上、より好ましくは30質量%以上、さらに好ましくは40質量%以上含有することが好ましい。高い配合量で固形または半固形の非極性炭化水素油分を配合することによって、より高い閉塞性および高温安定性をもたらすことができる。
本発明において、使用性の観点から、油分に揮発性油分を配合することが好ましい。揮発性油分を配合することによって、塗り伸ばしや塗布後のベタツキをさらに改善することができる。
本明細書において、揮発性油分とは、室温(25℃)で揮発性を有する油分を意味する。本発明において用いることができる揮発性油分は、本発明の目的を達成できる限り特に限定はされないが、例えば、低沸点(常圧における沸点260℃以下)イソパラフィン系炭化水素油や、低沸点シリコーン油等が好ましく用いられる。
低沸点イソパラフィン系炭化水素油としては、具体的には、アイソパーA、同C、同E、同G、同H、同K、同L、同M(以上、いずれもエクソン社製)、シェルゾール71(シェル社製)、ソルトロール100、同130、同220(以上、いずれもフィリップ社製)等として市販されており、商業的に入手可能である。
低沸点シリコーン油としては、ヘキサメチルシクロトリシロキサン、オクタメチルテトラシクロシロキサン〔例えば、「エキセコールD−4」(信越シリコーン社製)、「SH244」、「SH344」(いずれも東レ・ダウコーニング・シリコーン社製〕、デカメチルシクロペンタシロキサン〔例えば、「エキセコールD−5」(信越シリコーン社製)、「SH245」、「DC345」(いずれも東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン〔例えば、「DC246」(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製〕、テトラデカメチルシクロヘプタシロキサンなどが好ましいものとして挙げられる。特に、使用性に優れかつ高い閉塞性が得られることから、揮発性油分としてデカメチルシクロペンタンシロキサンを配合することが好ましい。
本発明において、揮発性油分を1種単独で用いても、また2種以上を組合せて用いてもよい。揮発性油分の配合量は、油分全量に対して5〜50質量%であることが好ましく、より好ましくは10〜40質量%であり、さらに好ましくは15〜30質量%である。
さらに、本発明の目的を達成できる限り、室温(25℃)において液状の液状油分を配合してよい。特に、固形油分はそのままでは硬すぎて使用性が悪いため、固形油分と共に液状油分を含むことが好ましい。具体的には、流動パラフィン、スクワラン等の非極性炭化水素油、オリーブ油、マカデミアナッツ油、ホホバ油等の油脂、オレイン酸、トール油脂肪酸、イソステアリン酸等の高級脂肪酸、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール等の高級アルコール、イソステアリン酸イソセチル、ミリスチン酸ミリスチル、パルミチン酸イソプロピル等のエステル類、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシオキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン、ベンゾフェノン誘導体等の紫外線吸収剤、香料等が挙げられる。特に、閉塞性の観点から、流動パラフィン、スクワラン等の非極性炭化水系素系の液状油を配合することが好ましい。上記の液状油分を、1種単独でまたは2種以上を組合せて配合してよい。また、その配合量は配合する油分の種類や組合せによって異なり、特に限定はされないが、油分全量に対して、好ましくは10〜90質量%、より好ましくは20〜80質量%、さらに好ましくは30〜70質量%である。
本発明において用いられる粉末は、本発明の目的を達成できる限り特に限定はされないが、特に体質顔料が好ましい。例えば、タルク、カオリン、セリサイトなどの板状粉末、ポリエチレン粉末、ポリメチルメタクリレート粉末、ポリスチレン粉末、ナイロン粉末、シリカ粉末、シリコーンレジン粉末、シリコーンゴム粉末、シリコーンレジン被覆シリコーンゴム粉末、ポリウレタン粉末などの球状粉末等を本発明において好ましく用いることができる。球状粉末は光拡散効果を有するため、球状粉末を配合することによって、肌の凹凸をぼかし、見えにくくすることができ、さらにシリコーンゴム粉末、シリコーンレジン被覆ゴム、ポリウレタン粉末のような弾力のある粉末を配合すると、粉っぽさのない感触が得られ、より好ましい。特に、球状シリコーンゴム粉末、球状シリコーンレジン粉末、シリコーンレジン被覆シリコーンゴム粉末、酸化亜鉛被覆シリコーンレジン被覆シリコーンゴム粉末等の弾性シリコーン系粉末または球状シリコーン系粉末、より好ましくは平均粒径1〜50μmの弾性または球状シリコーン系粉末を配合すると、塗り伸ばしが滑らかでかつ粉っぽさがなく、非常に優れた使用性が得られる。
さらに、硫酸バリウム(屈折率1.64)、酸化亜鉛(屈折率2.0)、酸化チタン(ルチル型)(屈折率2.7)のような屈折率1.6以上の粉末で各種体質顔料を被覆または複合化させた粉末を配合するか、あるいは粉末の一部に屈折率1.6以上の粉末を単純混合することによって、高い色ムラ隠し効果をもたらすことができる。
単純混合する場合は、屈折率1.6以上の粉末を本発明の油性皮膚外用組成物中に0.5〜3質量%程度配合することが好ましい。3%以上配合すると、肌に塗布した際に、肌色が白くなりすぎて不自然に見えるため好ましくない。
一方、屈折率1.6以上の粉末で被覆または複合化させた粉末を配合する場合は、本発明の油性皮膚外用組成物中にそのような粉末を5〜30質量%程度配合することにより、高い色ムラ隠し効果をもたらすことができる。屈折率1.6以上の粉末で被覆または複合化させた粉末を配合した方が、屈折率1.6以上の粉末を単純混合するよりも、より高い色ムラ隠し効果をもたらすことができ、また肌に塗布した際に肌がきれいに見えるためより好ましい。
本発明の油性皮膚外用組成物において、1種または2種以上の粉末を配合することができる。油性皮膚外用組成物中の粉末の配合量は、組成物全量に対して5〜50質量%であるが、より好ましくは10〜40質量%であり、さらに好ましくは15〜30質量%である。粉末の配合量が5質量%未満の場合、油分のテカリやベタツキ等を十分改善することはできず、また50質量%を超えると閉塞性が悪くなる。
本発明において油性皮膚外用組成物は50%以上の閉塞性を有するが、より高い閉塞性を有することが好ましく、例えば60%以上、より好ましくは70%以上、さらに好ましくは80%以上の閉塞性を有する。閉塞性は、ヒト前腕内部部位に試料を適用(2.5mg/cm)し、1時間後の経皮水分蒸散量(TEWL)を、例えばTewameter TM210(Courage+Khazaka社製)、MEECO(Meeco社製、Warrington, PA, USA)、Vapometer、またはTEWA meter (Delfin Technologies Ltd, Kuopio, Finland)等の水分蒸散量測定装置を用いて測定し、下記の式で求めることができる:
閉塞性(%)=(1−TEWL(試料適用)/TEWL(試料無し))×100
本発明の油性皮膚外用組成物は、化粧料、医薬品、医薬部外品等を含む。また、その剤型として、軟膏状、ペースト状、またはクリーム状が挙げられる。
本発明の油性皮膚外用組成物は、上述した必須構成成分の他に、例えば、保湿剤、界面活性剤、紫外線吸収剤、香料、酸化防止剤、防腐防黴剤、体質顔料、着色顔料等の色剤、pH調整剤等、通常化粧料や医薬品等の皮膚外用組成物に用いられる他の任意の成分を、必要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲で含んでいてよい。閉塞性の観点から、実質的に水および水溶性成分を含まないものが好ましいが、本発明の目的を達成できる限り少量の水を含むW/O型乳化状であってもよく、例えば、油性皮膚外用組成物中に含まれる水および水溶性成分の量は、10質量%以下、より好ましくは5質量%以下、さらに好ましくは1質量%以下である。
本発明において、水溶性薬剤を含む皮膚外用組成物または皮膚化粧料は、水溶性薬剤の他に、通常皮膚外用組成物に含まれる任意の成分を含んでいてよい。また、その剤形は特に限定されず、例えば溶液状、乳液状、クリーム状、ローション状、ゲル状等の任意の剤形であってよい。
本明細書において、「水溶性薬剤」は、水に可溶性である任意の活性成分を意味し、特に限定はされないが、例えば、美白剤、抗炎症剤、抗菌剤、ホルモン剤、ビタミン類、酵素、抗酸化剤、血行促進剤、アミノ酸類、育毛用薬剤及び動植物抽出液等が挙げられる。
美白剤としては、例えばハイドロキノンα−D−グルコース、ハイドロキノンβ−D−グルコース(「アルブチン」ともいう)、ハイドロキノンα−L−グルコース、ハイドロキノンβ−L−グルコース、ハイドロキノンα−D−ガラクトース、ハイドロキノンβ−D−ガラクトース、ハイドロキノンα−L−ガラクトース、ハイドロキノンβ−L−ガラクトース等のハイドロキノン誘導体;コウジ酸及びその誘導体;例えばL−アスコルビン酸モノリン酸エステル、L−アスコルビン酸2−硫酸エステルなどのL−アスコルビン酸モノエステル類や、L−アスコルビン酸2−グルコシドなどのL−アスコルビン酸グルコシド類、あるいはこれらの塩等のL−アスコルビン酸及びその誘導体;例えばトラネキサム酸、トラネキサム酸の二量体〔例えば、塩酸トランス−4−(トランス−アミノメチルシクロヘキサンカルボニル)アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸、等〕、トラネキサム酸とハイドロキノンのエステル体〔例えば、トランス−4−アミノメチルシクロへキサンカルボン酸4’−ヒドロキシフェニルエステル、等〕、トラネキサム酸とゲンチシン酸のエステル体〔例えば、2−(トランス−4−アミノメチルシクロヘキシルカルボニルオキシ)−5−ヒドロキシ安息香酸およびその塩、等〕、トラネキサム酸のアミド体〔例えば、トランス−4−アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸メチルアミドおよびその塩、トランス−4−(p−メトキシベンゾイル)アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸およびその塩、トランス−4−グアニジノメチルシクロヘキサンカルボン酸およびその塩〕等のトラネキサム酸及びその誘導体;エラグ酸及びその誘導体;例えばサリチル酸、3−メトキシサリチル酸およびその塩、4−メトキシサリチル酸およびその塩、5−メトキシサリチル酸およびその塩等のサリチル酸およびその誘導体;レゾルシン、4−n−ブチルレゾルシノールなどのアルキルレゾルシノール、およびこれらの塩等のレゾルシノール誘導体;美白作用を有する植物抽出物などが例示される。
抗炎症剤としては、グリチルリチン酸塩(例えば、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸アンモニウム等)、アラントインなどが挙げられる。
抗菌剤としては、例えばレゾルシン、イオウ、サリチル酸、ジンクピリチオン、感光素101号、感光素102号、オルトビロックス、ヒノキチオールなどが挙げられる。
ホルモン剤としては、例えばオキシトシン、コルチコトロピン、バソプレッシン、セクレチン、ガストリン、カルシトニンなどが挙げられる。
ビタミン類としては、例えばビタミンB6、ビタミンB6塩酸塩等のビタミンB6誘導体、ビタミンB2、ビタミンB12、ニコチン酸、ニコチン酸アミド等のニコチン酸誘導体、パントテニールエチルエーテルなどが挙げられる。
酵素としては、例えばトリプシン、塩化リゾチーム、キモトリプシン、セミアルカリプロテナーゼ、セラペプターゼ、リパーゼ、ヒアルロニダーゼなどが挙げられる。
抗酸化剤としては、例えばチオタウリン、グルタチオン、カテキン、アルブミン、フェリチン、メタロチオネインなどが挙げられる。
血行促進剤としては、例えばアセチルコリン誘導体、セファランチン、塩化カルブロニウム等が挙げられる。
アミノ酸類としては、例えばセリン、メチオニン、トリプトファン等が挙げられる。
育毛用薬剤としては、センブリエキス、アセチルコリン誘導体、セファランチン、塩化カルプロニウム等の血行促進剤、トウガラシチンキ、カンタリスエキス、ノニル酸バニルアミド等の局所刺激剤、ピリドキシン若しくはその誘導体等の抗脂漏剤、塩化ベンザルコニウム、イソプロピルメチルフェノール、ジンクピリチオン、感光素101号、感光素102号、オルトピロックス、ヒノキチオール等の抗菌剤、感光素301号、プラセンタエキス、ビオチン等の代謝賦活剤、セリン、メチオニン、トリプトファン等のアミノ酸類、ビタミンB2、B12、パントテン酸若しくはその誘導体などのビタミン類等が挙げられる。
動植物抽出物のうち植物抽出物としては、例えば、茶エキス、イザヨイバラエキス、オウゴンエキス、ドクダミエキス、オウバクエキス、メリロートエキス、オドリコソウエキス、カンゾウエキス、シャクヤクエキス、サボンソウエキス、ヘチマエキス、キナエキス、ユキノシタエキス、クララエキス、コウホネエキス、ウイキョウエキス、サクラソウエキス、バラエキス、ジオウエキス、レモンエキス、シコンエキス、アロエエキス、ショウブ根エキス、ユーカリエキス、スギナエキス、セージエキス、タイムエキス、海藻エキス、キューカンバエキス、チョウジエキス、キイチゴエキス、メリッサエキス、ニンジンエキス、マロニエエキス、モモエキス、桃葉エキス、クワエキス、ヤグルマギクエキス、ハマメリスエキス、カンゾウエキス、イチョウエキス、イチヤクエキス、センブリエキス、トウガラシチンキエキス、カンタリスエキスなどが挙げられる。また、動物抽出物としては、プラセンタエキス、コラーゲンなどが好ましく用いられる。
本発明において、水溶性薬剤が常温(25℃)で結晶性である場合に特に経皮吸収を高めることができる。
本発明において、水溶性薬剤を含む皮膚外用組成物または皮膚化粧料を皮膚に適用した直後に、油性皮膚外用組成物を適用する必要はなく、例えば、水溶性薬剤を含む組成物を皮膚に適用して軽く乾燥させた後、その上から油性皮膚外用組成物を適用してもよい。また、水溶性薬剤を含む組成物の適用の前、または水溶性薬剤を含む組成物の適用と油性皮膚外用組成物の適用との間に、他の1以上の組成物をさらに適用してもよい。
適用する皮膚の場所は限定されず、頭皮を含み、体表面のあらゆる皮膚を含む。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
1.閉塞性の検討
表1に示す各処方(試験例1から13)で油性外用組成物を調製し、下記の方法に従って各試料の閉塞性および経皮吸収促進効果を評価した。
閉塞性の評価
外用組成物の閉塞性は、経皮水分蒸散量(TEWL)を測定することによって評価した。各試料10名の専門パネルにおいて、ヒト前腕内部部位に試料を適用(2.5mg/cm)し、1時間後の経皮水分蒸散量(TEWL)を水分蒸散計(Tewameter TM210:Courage+Khazaka社製)によって測定した。閉塞性は下記の式で算出した:
閉塞性(%)=(1−TEWL(試料適用)/TEWL(試料無し))×100
経皮吸収促進効果の評価
外用組成物の経皮吸収促進効果は、水溶性薬剤としてアスコルビン酸リン酸マグネシウムを用いて評価した。各試料10名の専門パネルにおいて、ヒト前腕内側部位にアスコルビン酸リン酸マグネシウム水溶液(1μl/cm)を適用し、乾燥後、その上からさらに試料を適用(2mg/cm)し、あるいは対照として試料を適用しないで、6時間後の角質中のアスコルビン酸リン酸マグネシウム濃度を測定した。対照での測定値に対する、各試料を適用した場合のアスコルビン酸リン酸マグネシウム濃度の相対値を、経皮吸収促進効果とした。
結果を表1に示す:
Figure 0004546228
水溶性薬剤を皮膚に適用した後、50%以上の高い閉塞性を有する油性皮膚外用組成物(試験例1から11)をその上からさらに適用することによって、水溶性薬剤の経皮吸収を顕著に高めることができた。一方、50%より低い閉塞性を有する試験例12および13では、油性皮膚外用組成物を適用しなかった対照と同程度の経皮吸収であり、経皮吸収促進効果をもたらすことはできなかった。
2.使用性改善の検討
油性成分のみではのびが悪く、またべたつきが生じて使用性が非常に悪いため、油性皮膚外用組成物の閉塞性を低下させることなく使用性を改善するために各種粉末を配合した。
表2に示す処方で、各種粉末を油分と共に配合して、油性皮膚外用組成物を調製し、各試料の閉塞性および経皮吸収促進効果を上述した方法に従って評価すると共に、以下の方法で使用性について評価した。
使用性の評価
使用性(べたつき、のびのよさ、粉っぽさ)の評価は、専門パネルによる官能試験により行った。10名の女性パネルに各試料を使用させ、以下の評価基準で評価させた:

(べたつき)
A:べたつかないと回答したパネルが7名以上
B:べたつかないと回答したパネルが3名から6名
C:べたつかないと回答したパネルが2名以下

(のび)
A:のびがよいと回答したパネルが7名以上
B:のびがよいと回答したパネルが3名から6名
C:のびがよいと回答したパネルが2名以下

(粉っぽさ)
A:粉っぽさがないと回答したパネルが7名以上
B:粉っぽさがないと回答したパネルが3名から6名
C:粉っぽさがないと回答したパネルが2名以下

結果を表2に示す:
Figure 0004546228
粉末を50質量%以下の量で配合することによって、閉塞性を損なうことなく、ベタツキやのびの悪さを顕著に改善できた。特に、球状または弾性シリコーン系粉末を配合した場合(実施例1から5)、塗り伸ばしの滑らかさに優れていた。さらに、データは示していないが、屈折率1.6以上の粉末、または屈折率1.6以上の粉末で被覆した粉末を配合した場合(実施例3から5)、肌の凹凸を見えにくくし、また色むらを隠す効果に優れていた。また、揮発性の液状油分を配合した実施例5では、のびのよさがさらに改善された。一方、粉末を含まない比較例1および2、ならびに粉末配合量が5%未満である比較例3では、ベタツキが生じ、またのびが非常に悪かった。また50質量%を超えて粉末を含む比較例4は、50%以上の高い閉塞性をもたらすことができず、水溶性薬剤の経皮吸収を高めることができなかった。
本発明の方法による水溶性薬剤の経皮吸収を高める機構

Claims (4)

  1. 水溶性薬剤を含む皮膚外用組成物を皮膚に適用した後、その上にさらに適用するための、水溶性薬剤の経皮吸収促進用油性皮膚外用組成物であって、組成物全量に対して油分50〜95質量%と粉末5〜50質量%とを含有し、前記油分が、該油分全量に対して30質量%以上の、ワセリンまたはワセリンとマイクロクリスタリンワックスの混合物を含む固形または半固形の非極性炭化水素油分を含み、前記粉末が、球状シリコーンゴム粉末、球状シリコーンレジン粉末、シリコーンレジン被覆シリコーンゴム粉末および酸化亜鉛被覆シリコーンレジン被覆シリコーンゴム粉末から選択される1種以上を含み、組成物中の水および水溶性成分の量は1質量%以下であり、かつ50%以上の閉塞性を有する、経皮吸収促進用油性皮膚外用組成物。
  2. 前記油分が、該油分全量に対して5〜50質量%の揮発性油分を含むことを特徴とする請求項1記載の経皮吸収促進用油性皮膚外用組成物。
  3. 水溶性薬剤を含む皮膚化粧料を皮膚に適用した後、油分50〜95質量%と粉末5〜50質量%とを含有しかつ50%以上の閉塞性を有する油性皮膚外用組成物をその上にさらに適用することを含み、前記油分が、該油分全量に対して30質量%以上の、ワセリンまたはワセリンとマイクロクリスタリンワックスの混合物を含む固形または半固形の非極性炭化水素油分を含み、前記粉末が、球状シリコーンゴム粉末、球状シリコーンレジン粉末、シリコーンレジン被覆シリコーンゴム粉末および酸化亜鉛被覆シリコーンレジン被覆シリコーンゴム粉末から選択される1種以上を含み、組成物中の水および水溶性成分の量は1質量%以下であることを特徴とする化粧方法。
  4. 前記油分が、該油分全量に対して5〜50質量%の揮発性油分を含むことを特徴とする請求項3記載の化粧方法。
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