JPH0912429A - 固形粉末化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 平均粒径３．０〜２０．０μｍの球状粉末と
炭化水素ワックスを含有することを特徴とする固形粉末
化粧料。 【効果】 とれがよく、塗布時ののび、滑らかさに優
れ、塗布後の粉っぽさがなく、仕上がりが美しい。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、とれがよく、塗布時の
のび、滑らかさに優れ、塗布後の粉っぽさがなく、仕上
がりの美しい固形粉末化粧料に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、固形粉末化粧料、例えば白粉、フ
ァンデーション、頬紅、アイシャドー等には、とれのよ
さ、塗布時のすべりのよさ、なめらかな使用性を出すた
めに、球状粉末を配合していた。特に、球状樹脂粉末は
他の球状粉末よりのびが軽く、すべりが良い粉末であ
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、球状粉
末を配合した固形粉末化粧料は、のび、すべりがよいも
のの、仕上がりが粉っぽいという欠点を有していた。本
発明者らは、のびの軽さやなめらかさにおいて優れた使
用性を有し、なおかつ粉っぽさがなくしっとりした感触
を有する固形粉末化粧料を提供することを目的とし鋭意
研究を重ねた結果、球状粉末と炭化水素ワックスを化粧
料に配合することによりこの問題点が解決できることを
見いだし本発明を完成するに至った。

【０００４】

【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は平均
粒径３．０〜２０．０μｍの球状粉末と炭化水素ワック
スを含有する固形粉末化粧料に関する。以下、本発明の
構成について記述する。

【０００５】本発明で用いる平均粒径３．０〜２０．０
μｍの球状粉末の素材は特に限定されないが球状樹脂粉
末がのびやすべりの点で好ましい。球状樹脂粉末として
は、例えばポリアミド樹脂粉末（ナイロン粉末）、ポリ
エチレン粉末、ポリメチルメタクリレート粉末、ポリス
チレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉
末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四フッ化エチレン
粉末、シリーン樹脂粉末等が挙げられる。これらの中で
も特に、架橋ポリスチレン粉末および／またはポリメチ
ルメタクリレート粉末（ＰＭＭＡ粉末）がのび、なめら
かさの点で好ましいが、特には架橋ポリスチレンが好ま
しい。

【０００６】架橋ポリスチレン粉末とはスチレンとジビ
ニルベンゼンを共重合させて得られるポリマーであり、
市販品としてはファインパール（住友化学株式会社製）
などがある。ＰＭＭＡ粉末の市販品としてはマイクロス
フェアー（松本油脂製薬株式会社製）などがある。球状
粉末の含有量は、特に限定されないが、本発明の固形粉
末化粧料全量中１〜５０重量％が好ましい。１重量％未
満では十分なのびが得られず５０重量％を越えると十分
な成型性、耐衝撃性が得られない。

【０００７】本発明で用いる炭化水素ワックスには、セ
レシン、マイクロクリスタリンワックス等があるが、ソ
フトな感触が得られる点でセレシンが好ましい。炭化水
素ワックスの含有量は特に限定されないが、本発明の固
形粉末化粧料全量中０．１重量％以上４重量％以下が好
ましい。配合量が０．１重量％未満では、粉っぽさが抑
えられず、４重量％をこえるととれが悪くなり、ケーキ
ング現象が発生してしまうため好ましくない。

【０００８】本発明の固形粉末化粧料には上記の必須成
分に他に一般に化粧品に使用されている原料であればい
ずれでも配合出来る。粉末としてはたとえば、タルク、
カリオン、雲母、絹雲母（セリサイト）、白雲母、金雲
母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、パーミキ
ュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸
アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケ
イ酸マグネシウム、マグネシウム、シリカ、ゼオライ
ト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム（焼セッコ
ウ）、リン酸カルシウム、弗素アパタイト、ヒドロキシ
アパタイト、セラミックパウダー、金属石鹸（ミリスチ
ン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アル
ミニウム）、窒化ホウ素等の無機粉末、シリコ−ン樹脂
粉末、セルロース粉末等の有機粉末、二酸化チタン、酸
化亜鉛、酸化鉄（ベンガラ）、チタン酸鉄黄酸化鉄、カ
ーボンブラック、低次酸化チタン マンゴバイオレッ
ト、コバルトバイオレット 酸化クロム、水酸化クロ
ム、チタン酸コバルト、群青、紺青等の無機顔料、酸化
チタンコーテッドマイカ、酸化チタンコーテッドオキシ
塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化
チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔
等のパール顔料、アルミニウムパウダー、カッパーパウ
ダー等の金属粉末顔料、赤色２０１号、赤色２０２号、
赤色２０４号、赤色２０５号、赤色２２０号、赤色２２
６号、赤色２２８号、赤色４０５号、橙色２０３号、橙
色２０４号、黄色２０５号、黄色４０１号、及び青色４
０４号 赤色３号、赤色１０４号、赤色１０６号、赤色
２２７号、赤色２３０号、赤色４０１号、赤色５０５
号、橙色２０５号、黄色４号、黄色５号、黄色２０２
号、黄色２０３号、緑色３号及び青色１号などのジルコ
ニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔
料、クロロフィル、β−カロチン等の天然色素などが挙
げられる。

【０００９】また上記粉末をシリコーン処理、金属石鹸
処理、脂肪酸処理、界面活性剤処理、あるいは酸、アル
カリ、無機塩類による処理、さらにはこれらの複合処理
を行った後、配合しても良い。

【００１０】油分としては、例えば、アボガド油、ツバ
キ油、マカデミアナッツ油、オリーブ油、ナタネ油、卵
黄油、ゴマ油、小麦胚芽油、ヒマシ油、サフラワー油、
綿実油、大豆油、茶実油、コメヌカ油、ホホバ油、胚芽
油、トリグリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリ
イソパルミチン酸グリセリン、流動パラフィン、リンゴ
酸ジイソステアリル、イソステアリルアルコール、イソ
プロピルミリステート、２−オクチルドデシルオレエー
ト、ジメチルポリシロキサン、フッ素変性油などが挙げ
られる。

【００１１】その他、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐
剤、界面活性剤、保湿剤、香料、増粘剤、金属イオン封
鎖剤、樹脂等も配合できる。

【００１２】

【実施例】次に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説
明する。本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。配合量は重量％である。粒径は平均粒径を意味す
る。実施例に先立ち、評価法について説明する。

【００１３】＜評価法＞専門パネル１０名に次の表１に
示すような５段階評価を行い、その平均値で次に示すよ
うな評価結果で表示した。

【００１４】

【表１】 ─────────────────────────────────── 評価項目 １点 ２点 ３点 ４点 ５点 ─────────────────────────────────── とれ 悪い やや悪い 普通 ややよい よい のびの軽さ 重い やや重い 普通 やや軽い 軽い ざらつき ざらつく やや やや やや すべり ざらつく すべり悪い すべりよい 良い 粉っぽさ ある ややある 普通 ややない ない ───────────────────────────────────

【００１５】評価結果の表示 ◎：４．５点以上 ○：３．５点以上４．５点未満 △：２．５点以上３．５点未満 ×：１．５点以上２．５点未満 ××：１．５点未満

【００１６】実施例１，比較例１，２ 表２に示す各成分からパウダリーファンデーションを調
整した。

【００１７】

【表２】 ─────────────────────────────────── 実施例１ 比較例１ 比較例２ ─────────────────────────────────── （１）酸化チタン 10.0 10.0 10.0 （２）タルク 10.0 10.0 10.0 （３）白雲母 5.0 5.0 5.0 （４）セリサイト 51.7 51.7 51.7 （５）赤酸化鉄 0.5 0.5 0.5 （６）黄酸化鉄 2.0 2.0 2.0 （７）黒酸化鉄 0.1 0.1 0.1 （８）架橋ポリスチレン球状粉末 10.0 − − （平均粒径６μｍ：住友化学製ファインパール3000SP) （９）架橋ポリスチレン粉末（平均粒径２μｍ）− 10.0 − （10) 架橋ポリスチレン粉末（平均粒径30μｍ) − − 10.0 （11）シリコーンオイル 1.0 1.0 1.0 （12）流動パラフィン 9.0 9.0 9.0 （13）セレシンワックス 0.2 0.2 0.2 （14）セスキイソス 0.2 0.2 0.2 テアリン酸ソルビタン （15）エチルパラベン 0.2 0.2 0.2 （16）香料 0.1 0.1 0.1 ───────────────────────────────────

【００１８】製法 （１）〜（10）をヘンシェルミキサーで混合し、これに
（11）〜（16）を混合したものを添加、混合、粉砕し、
これを中皿に成型しパウダリーファンデーションを得
た。実施例１、比較例２、３の評価結果を表２に示す。

【００１９】

【表３】

【００２０】表３から明らかなように本発明に係るファ
ンデーションは比較例に比べて優れている事がわかる。

【００２１】実施例２，３，比較例３，４ 表４に示す各成分からファンデーションを調製した。

【００２２】

【表４】 ─────────────────────────────────── 実施例２ 実施例３ 比較例３ 比較例４ ─────────────────────────────────── （１）酸化チタン 10.0 10.0 10.0 10.0 （２）タルク 10.0 10.0 10.0 10.0 （３）白雲母 5.0 5.0 5.0 5.0 （４）セリサイト 47.9 47.9 47.9 47.9 （５）赤酸化鉄 0.5 0.5 0.5 0.5 （６）黄酸化鉄 2.0 2.0 2.0 2.0 （７）黒酸化鉄 0.1 0.1 0.1 0.1 （８）架橋ポリスチレン 10.0 10.0 10.0 10.0 球状粉末（平均粒径６μｍ：住友化学製ファインパール3000SP) （９）シリコーンオイル 1.0 1.0 1.0 1.0 （10）流動パラフィン 9.0 9.0 9.0 9.0 （11）セレシンワックス 4.0 − − − （12）マイクロ − 4.0 − − クリスタリンワックス （13) キャンデリラロウ − − 4.0 − （14）カルナバロウ − − − 4.0 （15）セスキイソス 0.2 0.2 0.2 0.2 テアリン酸ソルビタン （16）エチルパラベン 0.2 0.2 0.2 0.2 （17）香料 0.1 0.1 0.1 0.1 ───────────────────────────────────

【００２３】

【表５】 ───────────────────────────────── 実施例２ 実施例３ 比較例３ 比較例４ ───────────────────────────────── とれ ○ ○ △ △ のびの軽さ ◎ ◎ ○ ○ すべりのよさ ◎ ○ ○ ○ 粉っぽさ ◎ ○ ×× ×× ─────────────────────────────────

【００２４】表５から明らかなように本発明に係るファ
ンデーションは比較例に比べて優れていることがわか
る。

【００２５】実施例４〜１２ 表６に示す各成分からファンデーションを成型した。

【００２６】

【表６】 ─────────────────────────────────── 実施例４ ５ ６ ７ ８ ９ １０ １１ １２ ─────────────────────────────────── (1) 酸化チタン 10.0 10.0 10.0 10.0 10.0 10.0 10.0 10.0 10.0 (2) タルク 10.0 10.0 10.0 10.0 10.0 10.0 10.0 10.0 10.0 (3) 白雲母 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 (4) セリサイト 51.7 49.9 47.9 41.7 20.8 51.85 46.9 1.7 60.7 (5) 赤酸化鉄 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 (6) 黄酸化鉄 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 (7) 黒酸化鉄 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 (8) 架橋ポリスチ 10.0 10.0 10.0 20.0 40.0 10.0 10.0 60.0 1.0 レン球状粉末 （平均粒径６μｍ：住友化学製ファインパール3000SP) (9) シリコーン 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 オイル (10)流動パラフィン 9.0 9.0 9.0 9.0 9.0 9.0 9.0 9.0 9.0 (11)セレシン 0.2 2.0 4.0 0.2 0.2 0.05 5.0 0.2 0.2 ワックス (12)セスキイソス 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 テアリン酸ソルビタン (13)エチルパラベン 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 (14)香料 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 ───────────────────────────────────

【００２７】製法 表２に示したファンデーションを得たのと同じ製法でフ
ァンデーションを得た。実施例４〜１２の評価結果を表
５に示す。

【００２８】

【表７】 ─────────────────────────────────── 実施例 ４ ５ ６ ７ ８ ９ １０ １１ １２ ─────────────────────────────────── とれ ○ ○ ○ ○ ○ ◎ ○ ○ ○ のびの軽さ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ◎ ○ すべりのよさ ◎ ◎ ○ ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ 粉っぽさ ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ◎ ○ ◎ ───────────────────────────────────

【００２９】表７から明らかなように本発明に係るファ
ンデーションは使用感触に優れていることがわかる。

【００３０】実施例１３〜１６ 表８に示す各成分から固形白粉を調製した。

【００３１】

【表８】 ───────────────────────────────── 実施例13 実施例14 実施例15 実施例16 ───────────────────────────────── （１）タルク 56.37 27.17 7.32 61.37 （２）セリサイト 15.0 15.0 15.0 15.0 （３）ミリスチン酸亜鉛 5.0 5.0 5.0 5.0 （４）酸化チタン 5.0 5.0 5.0 5.0 （５）赤酸化鉄 0.3 0.3 0.3 0.3 （６）黄酸化鉄 1.0 1.0 1.0 1.0 （７）黒酸化鉄 0.01 0.01 0.01 0.01 （８）ＰＭＭＡ粉末 10.0 40.0 60.0 1.0 （粒径５〜１６μｍ：松本油脂製薬株式会社製マイクロスフェアーＭ３０６） （９）流動パラフィン 5.0 5.0 5.0 5.0 （10）セレシンワックス 0.2 1.0 0.05 5.0 （11）セスキイソステ 1.0 1.0 1.0 1.0 アリン酸ソルビタン （12）エチルパラベン 0.2 0.2 0.2 0.2 （14）香料 0.1 0.1 0.1 0.1 ─────────────────────────────────

【００３２】製法 （１）〜（８）をへンシェルミキサーで混合し、これに
（９）〜（１４）を混合したものを添加、混合、粉砕
し、これを中皿に成型し固形白粉を得た。実施例１３〜
１６の評価結果を表９に示す。

【００３３】

【表９】 ─────────────────────────────────── 実施例１３ 実施例１４ 実施例１５ 実施例１６ ─────────────────────────────────── とれ ○ ○ ○ △ のびの軽さ ○ ◎ ◎ △ すべりのよさ ○ ○ ○ △ 粉っぽさ ◎ ◎ △ ○ ───────────────────────────────────

【００３４】表９から明らかなように、本発明の係る固
形粉末化粧料はいずれの使用感触も優れている事がわか
る。

【００３５】実施例１７〜２０ 表１０に示す各成分から頬紅を調製した。

【００３６】

【表１０】 ────────────────────────────────── 実施例17 実施例18 実施例19 実施例20 ────────────────────────────────── （１）シリコーン処理タルク 13.0 13.0 13.0 13.0 （２）フッソ処理セリサイト 8.0 8.0 8.0 8.0 （３）白雲母 58.4 34.4 29.35 59.4 （４）酸化チタン 1.0 1.0 1.0 1.0 （５）赤酸化鉄 3.0 3.0 3.0 3.0 （６）雲母チタン 2.0 2.0 2.0 2.0 （７）ＰＭＭＡ粉末 10.0 30.0 40.0 5.0 （粒径５〜１６μｍ：松本油脂製薬株式会社製マイクロスフェアーＭ３０６) （８）流動パラフィン 3.0 3.0 3.0 3.0 （９）セレシンワックス 1.0 2.0 0.05 5.0 （10）セスキイソステアリン酸 0.2 0.2 0.2 0.2 ソルビタン （11）エチルパラベン 0.3 0.3 0.3 0.3 （12）香料 0.1 0.1 0.1 0.1 ──────────────────────────────────

【００３７】製法 （１）〜（７）をへンシェルミキサーで混合し、これに
（８）〜（１２）を混合したものを添加、混合、粉砕
し、これを中皿に成型し頬紅を得た。実施例１７〜２０
の評価結果を表１１に示す。

【００３８】

【表１１】 ────────────────────────────────── 実施例１７ 実施例１８ 実施例１９ 実施例２０ ────────────────────────────────── とれ ○ ○ ○ △ のびの軽さ ○ ◎ ○ △ すべりのよさ ○ ◎ ○ △ 粉っぽさ ◎ ◎ △ ○ ────────────────────────────────── 表１１から明らかなように本発明に係る頬紅はいずれの
使用感触も優れていることがわかる。

【００３９】 実施例２１ ファンデーション （１）酸化チタン １０．０ （２）タルク １０．０ （３）白雲母 ５．０ （４）セリサイト ４７．９ （５）赤酸化鉄 ０．５ （６）黄酸化鉄 ２．０ （７）黒酸化鉄 ０．１ （８）ナイロン球状粉末（平均粒径１０μｍ） １０．０ （９）シリコーンオイル １．０ （10）流動パラフィン ９．０ （11）セレシンワックス ４．０ （12）セスキイソステアリン酸ソルビタン ０．２ （13）エチルパラベン ０．２ （14）ビタミンＥ 適量 （15) 香料 適量 実施例１と同様にしてファンデーションを得た。とれが
よく、仕上がりが粉っぽくなくのびのよい使用感触であ
った。

【００４０】実施例２２ ファンデーション （１）酸化チタン １０．０ （２）タルク １０．０ （３）白雲母 ５．０ （４）セリサイト ４７．９ （５）赤酸化鉄 ０．５ （６）黄酸化鉄 ２．０ （７）黒酸化鉄 ０．１ （８）シリコーン樹脂粉末 １０．０ （平均粒径：４．５μｍ，トスパール１４５；東芝シリ
コーン株式会社製） （９）シリコーンオイル １．０ （10）流動パラフィン ５．０ （11）セレシンワックス ４．０ （12）セスキイソステアリン酸ソルビタン ０．２ （13）エチルパラベン ０．２ （14）ビタミンＥ 適量 （15) 香料 適量 （16）紫外線吸収剤 ４．０ 実施例１と同様にしてファンデーションを得た。とれが
よく、仕上がりが粉っぽくなくのびのよい使用感触であ
った。

【００４１】

【発明の効果】以上説明したように本発明の固形粉末化
粧料はとれがよく、塗布時ののび、粉っぽさのなさに優
れ、しっとりした使用感触を有する使用性が良好なもの
である。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 平均粒径３．０〜２０．０μｍの球状粉
   末と炭化水素ワックスを含有することを特徴とする固形
   粉末化粧料。
2. 【請求項２】 球状粉末が、球状樹脂粉末である請求項
   １記載の固形粉末化粧料。
3. 【請求項３】 球状樹脂粉末が、架橋ポリスチレン粉末
   および／またはポリメチルメタクリレート粉末である請
   求項２記載の固形粉末化粧料。
4. 【請求項４】 球状粉末の含有量が３重量％以上５０重
   量％以下であり、炭化水素ワックスの含有量が０．１重
   量％以上４重量％以下である請求項１記載の固形粉末化
   粧料。
5. 【請求項５】 炭化水素ワックスがセレシンである請求
   項１記載の固形粉末化粧料。