JP2016210698A - 粉末化粧料 - Google Patents

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美樹 城内
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Abstract

【課題】毛穴、シワ等の肌表面の凹凸を補正することができ、肌への密着性及び化粧持続性に優れた粉末化粧料を提供すること。【解決手段】100℃における動粘度が200mm2/s以上1000mm2/s以下である水添ポリイソブテン(A)と、平均粒子径が0.5μm以上100μm以下であり、かつ、屈折率が1.4以上1.8以下である球状粉体(B)と、セスキイソステアリン酸ソルビタン(C)と、重量平均分子量が2000未満であり、かつ、ポリエチレングリコール構造を有する、25℃で液体の化合物(D)と、を含む粉末化粧料。【選択図】なし

Description

本発明は、粉末化粧料に関する。
ファンデーション等の化粧料には、毛穴、シワ等の肌表面の凹凸を目立ち難くする効果、及びその効果を含む化粧効果の持続性(「化粧持続性」ともいう。)を期待して、球状粉体を配合する試みがなされている。
球状粉体を含む化粧料としては、例えば、以下の化粧料が知られている。
例えば、特許文献1には、半透明球状粉体とシリコーンと水とを含有する化粧料が開示されている。
特許文献2には、複数の略球状粒子が凝集合一し、表面に複数の凹凸を有する形状の異形複合粉体を含有する凹凸補正化粧料が開示されている。
特許文献3には、特定の比表面積及び平均粒子径を有する架橋型アクリル系樹脂粉末と、特定のIOB(Inorganic/Organic Balance)値を有する油剤との組み合わせを含有する固形粉末化粧料が開示されている。
特許文献4には、球状ポリメタクリル酸アルキルエステル粉末と揮発性シリコーン油とを含有する肌の凹凸隠し用油性化粧料が開示されている。
特開平11−349442号公報 特開2004−285016号公報 特開2012−102061号公報 特開2002−265333号公報
しかしながら、特許文献1〜4に開示された化粧料では、肌への密着性及び化粧持続性を十分に得ることができなかった。
一般に、球状粉体は、肌への接触面積が小さいため、肌に密着し難く、流動し易いという性質を有する。そのため、球状粉体を単に化粧料に配合するだけでは、化粧崩れが生じ易く、毛穴、シワ等を目立ち難くする効果をより得るために、球状粉体の配合量を多くすると、化粧崩れがより生じ易くなる。球状粉体を多く配合する場合には、乳化型ファンデーションや油性ファンデーションといった剤形にすることが多く、球状粉体を配合し、肌への密着性及び化粧持続性に優れた粉末化粧料を実現することは難しい。
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたものであり、以下の目的を達成することを課題とする。
即ち、本発明の目的は、毛穴、シワ等の肌表面の凹凸を補正することができ、肌への密着性及び化粧持続性に優れた粉末化粧料を提供することである。
課題を解決するための具体的手段には、以下の態様が含まれる。
<1> 100℃における動粘度が200mm/s以上1000mm/s以下である水添ポリイソブテン(A)と、平均粒子径が0.1μm以上150μm以下であり、かつ、屈折率が1.4以上1.8以下である球状粉体(B)と、セスキイソステアリン酸ソルビタン(C)と、重量平均分子量が2000未満であり、かつ、ポリエチレングリコール構造を有する、25℃で液体の化合物(D)と、を含む粉末化粧料。
<2> 25℃で液体の化合物(D)が、重量平均分子量が2000未満であり、かつ、平均重合度が2以上20以下のポリエチレングリコール構造を有する<1>に記載の粉末化粧料。
<3> セスキイソステアリン酸ソルビタン(C)の含有量が、粉末化粧料の全質量に対して0.01質量%以上5質量%以下である<1>又は<2>に記載の粉末化粧料。
<4> 球状粉体(B)が、メタクリル酸メチルクロスポリマー、ポリメタクリル酸メチル、ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサンクロスポリマー、ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサンクロスポリマー、及びポリシリコーン−1クロスポリマーから選ばれる少なくとも1種である<1>〜<3>のいずれか1つに記載の粉末化粧料。
<5> 更に、油剤を含み、水添ポリイソブテン(A)、セスキイソステアリン酸ソルビタン(C)、25℃で液体の化合物(D)、及び油剤の総含有量が、粉末化粧料の全質量に対して6質量%以上12質量%以下である<1>〜<4>のいずれか1つに記載の粉末化粧料。
<6> 25℃で液体の化合物(D)が、PEG−6、PEG−12、メチルグルセス−10、及びメチルグルセス−20から選ばれる少なくとも1種である<1>〜<5>のいずれか1つに記載の粉末化粧料。
本発明によれば、毛穴、シワ等の肌表面の凹凸を補正することができ、肌への密着性及び化粧持続性に優れた粉末化粧料が提供される。
以下、本発明の具体的な実施形態について詳細に説明するが、本発明は、以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の目的の範囲内において、適宜変更を加えて実施することができる。
本明細書において「肌表面の凹凸を補正する」とは、肌表面の凹凸を、物理的及び視覚的に補正することを意味する。また、「肌表面の凹凸を物理的に補正する」とは、毛穴、シワ(皮溝を含む)等の肌表面の凹部を埋めることにより、肌表面を平滑にし、毛穴、シワ等を目立ち難くすることを意味する。
本明細書において「〜」を用いて示された数値範囲は、「〜」の前後に記載される数値をそれぞれ最小値及び最大値として含む範囲を意味する。
本明細書において、組成物中の各成分の量は、組成物中に各成分に該当する物質が複数存在する場合は、特に断らない限り、組成物中に存在する当該複数の物質の合計量を意味する。
本明細書において「工程」との用語は、独立した工程だけではなく、他の工程と明確に区別できない場合であってもその工程の所期の目的が達成されれば、本用語に含まれる。
[粉末化粧料]
本発明の粉末化粧料は、100℃における動粘度が200mm/s以上1000mm/s以下である水添ポリイソブテン(A)(以下、単に「水添ポリイソブテン(A)」ともいう。)と、平均粒子径が0.1μm以上150μm以下であり、かつ、屈折率が1.4以上1.8以下である球状粉体(B)(以下、単に「球状粉体(B)」ともいう。)と、セスキイソステアリン酸ソルビタン(C)と、重量平均分子量が2000未満であり、かつ、ポリエチレングリコール構造を有する、25℃で液体の化合物(D)(以下、単に「25℃で液体の化合物(D)」ともいう。)と、を含む粉末化粧料である。
本発明の粉末化粧料は、本発明の効果を損なわない範囲において、必要に応じて、水添ポリイソブテン(A)、球状粉体(B)、セスキイソステアリン酸ソルビタン(C)、及び25℃で液体の化合物(D)以外の他の成分を含んでもよい。
本発明の粉末化粧料は、平均粒子径が0.1μm以上150μm以下であり、かつ、屈折率が1.4以上1.8以下である球状粉体(B)を含むことで、毛穴、シワ等の肌表面の凹凸を補正することができる。一般に、球状粉体は、肌への接触面積が小さいため、肌に密着し難く、流動し易いという性質を有する。そのため、球状粉体を単に化粧料に配合するだけでは、肌への密着性及び化粧持続性に優れた粉末化粧料を実現することは難しい。
本発明の粉末化粧料では、平均粒子径が0.1μm以上150μm以下であり、かつ、屈折率が1.4以上1.8以下である球状粉体(B)を、100℃における動粘度が200mm/s以上1000mm/s以下である水添ポリイソブテン(A)、セスキイソステアリン酸ソルビタン(C)、及び重量平均分子量が2000未満であり、かつ、ポリエチレングリコール構造を有する、25℃で液体の化合物(D)とともに含むことで、毛穴、シワ等の肌表面の凹凸を補正することができ、肌への密着性及び化粧持続性に優れた粉末化粧料となる。
本発明の粉末化粧料が、このような効果を奏し得る理由については、明らかではないが、本発明者らは、以下のように推測している。
球状粉体(B)は、平均粒子径が0.1μm以上150μm以下であるため、毛穴、シワ等の肌表面の凹部を良好に埋めると考えられる。また、球状粉体(B)は、屈折率が1.4以上1.8以下であるため、屈折率による光の散乱効果から、毛穴やシワ等の肌表面の凹部と凸部との境界線を視覚的にぼかすことができると考えられる。本発明の粉末化粧料は、このような球状粉体(B)を含むことで、毛穴、シワ等の肌表面の凹凸を補正し得ると考えられる。
また、本発明の粉末化粧料においては、球状粉体(B)と、100℃における動粘度が200mm/s以上1000mm/s以下である水添ポリイソブテン(A)と、セスキイソステアリン酸ソルビタン(C)と、重量平均分子量が2000未満であり、かつ、ポリエチレングリコール構造を有する、25℃で液体の化合物(D)とを組み合わせて含むことで、球状粉体(B)が、水添ポリイソブテン(A)、セスキイソステアリン酸ソルビタン(C)、及び25℃で液体の化合物(D)によって良好に被覆される結果、肌への密着性及び化粧持続性に優れた粉末化粧料となると考えられる。
また、本発明の粉末化粧料は、固形状に成形する場合に、成形性に優れる。
本発明の粉末化粧料では、上述のとおり、球状粉体(B)と、水添ポリイソブテン(A)と、セスキイソステアリン酸ソルビタン(C)と、25℃で液体の化合物(D)とを組み合わせて含むことで、球状粉体(B)が、水添ポリイソブテン(A)、セスキイソステアリン酸ソルビタン(C)、及び25℃で液体の化合物(D)によって良好に被覆されるため、粉末同士の密着性も向上し、成形性に優れると考えられる。
なお、上記推測は、本発明の効果を限定的に解釈するものではなく、一例として説明するものである。
一般に、化粧料には、用途に応じた使用性が求められることがある。本発明の粉末化粧料は、メイクアップ化粧料としての使用性(例えば、塗布の均一性)にも優れる。
<水添ポリイソブテン(A):100℃における動粘度が200mm/s以上1000mm/s以下である水添ポリイソブテン>
本発明の粉末化粧料は、100℃における動粘度が200mm/s以上1000mm/s以下である水添ポリイソブテン(A)を含む。
水添ポリイソブテンの100℃における動粘度が200mm/s以上であると、粘度が低すぎず、肌への密着性及び化粧持続性に優れる粉末化粧料となる。
水添ポリイソブテンの100℃における動粘度が1000mm/s以下であると、粘度が高すぎず、粉末化粧料中で水添ポリイソブテンが良好に分散するため、肌に塗った際にムラが生じ難く、肌への密着性及び化粧持続性に優れる粉末化粧料となる。また、固形状に成形する場合に、成形性に優れる粉末化粧料となる。
水添ポリイソブテンの100℃における動粘度は、好ましくは200mm/s以上であり、より好ましくは250mm/s以上である。
また、水添ポリイソブテンの100℃における動粘度は、好ましくは1000mm/s以下であり、より好ましくは900mm/s以下である。
本明細書において、水添ポリイソブテンの100℃における動粘度は、JIS K 2283:2000に記載の原油及び石油製品−動粘度試験方法及び粘度指数算出方法に基づいて得られる値である。
水添ポリイソブテンとしては、100℃における動粘度が200mm/s以上1000mm/s以下であれば、特に限定されるものではなく、例えば、重質流動イソパラフィン等の水添ポリイソブテンの中から、動粘度に基づいて選択することができる。
水添ポリイソブテン(A)としては、市販品を用いてもよい。
水添ポリイソブテン(A)の市販品の例としては、日油(株)製のパールリーム18(動粘度(98.9℃):300mm/s)及びパールリーム24(動粘度(98.9℃):800mm/s)が挙げられる。
本発明の粉末化粧料は、水添ポリイソブテン(A)を1種単独で又は2種以上を組み合わせて含んでもよい。
本発明の粉末化粧料中における水添ポリイソブテン(A)の含有量は、特に限定されるものではない。例えば、本発明の粉末化粧料中における水添ポリイソブテン(A)の含有量は、粉末化粧料の肌への密着性及び化粧持続性をより向上し得るという観点から、粉末化粧料の全質量に対して、好ましくは0.5質量%以上10質量%以下であり、より好ましくは1.0質量%以上8.0質量%以下であり、更に好ましくは1.5質量%以上5.0質量%以下である。
また、本発明の粉末化粧料中における水添ポリイソブテン(A)の含有量は、粉末化粧料としての使用性(例えば、塗布の均一性)をより向上し得るという観点から、粉末化粧料中に含まれるセスキイソステアリン酸ソルビタン(C)の含有量に対して、質量基準で、好ましくは0.5倍以上15倍以下であり、より好ましくは1倍以上7倍以下である。
セスキイソステアリン酸ソルビタン(C)については後述するので、ここでは詳細な説明を省略する。
<球状粉体(B):平均粒子径が0.1μm以上150μm以下であり、かつ、屈折率が1.4以上1.8以下である球状粉体>
本発明の粉末化粧料は、平均粒子径が0.1μm以上150μm以下であり、かつ、屈折率が1.4以上1.8以下である球状粉体(B)を含む。
本発明の粉末化粧料は、球状粉体(B)を含むことで、毛穴、シワ等の肌表面の凹凸を補正することができる。
ここで、球状粉体とは、正反射及び/又は乱反射を抑制する性質を有するものであり、形状が、真球状、略球状、及び回転楕円体状の粉体を含み、更に表面に凹凸を有する球状の粉体も含む。
球状粉体の平均粒子径が0.1μm以上150μm以下であると、粉末化粧料が毛穴、シワ等の肌表面の凹部に良好に埋まるため、肌表面の凹凸が目立ち難くなる。
球状粉体の平均粒子径は、好ましくは0.5μm以上であり、より好ましくは0.7μm以上である。
また、球状粉体の平均粒子径は、好ましくは100μm以下であり、より好ましくは50μm以下である。
本明細書において、球状粉体の平均粒子径は、体積平均粒子径(Mv)をいい、レーザー回折/散乱式粒度分布測定装置(製品名:LA−920、(株)堀場製作所製)を用いて測定される値である。
なお、後述のとおり、球状粉体(B)としては、市販品を用いることができる。球状粉体(B)が市販品の場合には、平均粒子径は、市販品のカタログデータを優先して採用する。
球状粉体の屈折率が1.4以上であると、粉末化粧料の塗布膜の透明感が高くなりすぎず、毛穴やシワ等の肌表面の凹部と凸部との境界線を視覚的にぼかすことができるため、肌表面の凹凸が目立ち難くなる。
球状粉体の屈折率が1.8以下であると、透明感のある塗布膜が得られ、自然な仕上がりが期待できる粉末化粧料となる。
球状粉体の屈折率は、好ましくは1.7以下であり、より好ましくは1.6以下である。
本明細書において、球状粉体の屈折率は、液浸法により測定される値であるが、これに限定されない。
なお、後述のとおり、球状粉体(B)としては、市販品を用いることができる。球状粉体(B)が市販品の場合には、屈折率は、市販品のカタログデータを優先して採用する。
球状粉体としては、平均粒子径が0.1μm以上150μm以下であり、かつ、屈折率が1.4以上1.8以下であり、化粧料の分野で使用される球状の粉体であれば、特に限定されるものではない。
球状粉体としては、具体的には、架橋型シリコーン/網状型シリコーン共重合体、ポリスチレン、ポリメタクリル酸エステル、ポリアクリル酸エステル、ポリアミド、ポリメチルシルセスキオキサン、シリコーンエラストマー、ポリウレタン、ポリエチレン、結晶セルロース、無水ケイ酸、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、アルミナ、水酸化アルミニウム、窒化ホウ素等を含んでなる球状粉体、これらの球状粉体に対して、フッ素化合物、油脂(シリコーン系油剤を含む)、金属石鹸、ロウ、界面活性剤、炭化水素等を用いる公知の方法により、表面処理を施した球状粉体などが挙げられる。
球状粉体としては、毛穴、シワ等の肌表面の凹凸の補正効果をより奏し得るという観点から、架橋型シリコーン/網状型シリコーン共重合体、ポリスチレン、メタクリル酸エステルクロスポリマー、アクリル酸エステルクロスポリマー、ポリメタクリル酸エステル、ポリアクリル酸エステル、及びポリアミドから選ばれる少なくとも1種であることが好ましく、メタクリル酸メチルクロスポリマー、ポリメタクリル酸メチル、ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサンクロスポリマー、ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサンクロスポリマー、及びポリシリコーン−1クロスポリマーから選ばれる少なくとも1種であることがより好ましく、メタクリル酸メチルクロスポリマー、ポリメタクリル酸メチル、及びビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサンクロスポリマーから選ばれる少なくとも1種であることが更に好ましい。
球状粉体(B)としては、市販品を用いてもよい。
市販品の例としては、KSP−100、KSP−101、KSP−102、KSP−105(以上、信越化学工業(株)製、ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサンクロスポリマー、商品名)、KSP−300(信越化学工業(株)製、ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサンクロスポリマー、商品名)、KSP−411(信越化学工業(株)製、ポリシリコーン−1クロスポリマー、商品名)、ガンツパール(登録商標) GM−2800(ガンツ化成(株)製、商品名)マツモトマイクロスフェアー(登録商標) M−305、M−306、M−600(以上、松本油脂製薬(株)製、メタクリル酸メチルクロスポリマー、商品名)、M−100 M−101(以上、松本油脂製薬(株)製、ポリメタクリル酸メチル、商品名)、GMP−0800(ガンツ化成(株)製、メタクリル酸メチルクロスポリマー、商品名)、GMP−0820(ガンツ化成(株)製、アクリレーツクロスポリマー、商品名)、GBM−55COS、GPM−0830(以上、ガンツ化成(株)製、アクリレーツコポリマー、商品名)、ガンツパール(登録商標) GPA−550(ガンツ化成(株)製、商品名)、オルガソール(登録商標) 2002D、2002EXD(以上、ARKEMA社製、商品名)、ナイロン微粒子(東レ(株)製、ナイロン12、グレード:SP−500、商品名)等が挙げられる。
本発明の粉末化粧料は、球状粉体(B)を1種単独で又は2種以上を組み合わせて含んでもよい。
本発明の粉末化粧料中における球状粉体(B)の含有量は、特に限定されるものではない。例えば、本発明の粉末化粧料中における球状粉体(B)の含有量は、毛穴、シワ等の肌表面の凹凸の補正効果をより奏し得るという観点から、粉末化粧料の全質量に対して、好ましくは2質量%以上30質量%以下であり、より好ましくは3質量%以上25質量%以下であり、更に好ましくは4質量%以上22質量%以下である。
<セスキイソステアリン酸ソルビタン(C)>
本発明の粉末化粧料は、セスキイソステアリン酸ソルビタン(C)を含む。
本発明の粉末化粧料は、セスキイソステアリン酸ソルビタンを含むことで、肌への密着性及び化粧持続性に優れる粉末化粧料となる。また、セスキイソステアリン酸ソルビタンは、粉末化粧料中での分散性に優れるため、粉末化粧料を固形状に成形した場合に、表面に色ムラや凹凸が生じ難く、良好な外観の固形粉末化粧料を得ることができる。
本発明の粉末化粧料中におけるセスキイソステアリン酸ソルビタンの含有量は、特に限定されるものではない。例えば、本発明の粉末化粧料中におけるセスキイソステアリン酸ソルビタンの含有量は、粉末化粧料の肌への密着性及び化粧持続性をより向上し得るという観点から、粉末化粧料の全質量に対して、好ましくは0.01質量%以上5質量%以下であり、より好ましくは0.1質量%以上3質量%以下であり、更に好ましくは0.5質量%以上2質量%以下である。
<25℃で液体の化合物(D):重量平均分子量が2000未満であり、かつ、ポリエチレングリコール構造を有する、25℃で液体の化合物>
本発明の粉末化粧料は、重量平均分子量が2000未満であり、かつ、ポリエチレングリコール(PEG)構造を有する、25℃で液体の化合物(D)を含む。
25℃で液体の化合物(D)が有するポリエチレングリコール構造の平均重合度は、特に限定されるものではない。例えば、25℃で液体の化合物(D)が有するポリエチレングリコール構造の平均重合度は、毛穴、シワ等の肌表面の凹凸の補正効果をより奏し得るとともに、粉末化粧料の肌への密着性及び化粧持続性をより向上し得るという観点から、好ましくは2以上20以下であり、より好ましくは4以上18以下であり、更に好ましくは6以上15以下である。
25℃で液体の化合物(D)の重量平均分子量が2000未満であると、粉体相と混合する油相の粘度を調整し易く、粉末化粧料の製造性に優れる。
25℃で液体の化合物(D)の重量平均分子量は、好ましくは100以上であり、より好ましくは200以上であり、更に好ましくは250以上である。
また、25℃で液体の化合物(D)の重量平均分子量は、好ましくは1500以下であり、より好ましくは1200以下であり、更に好ましくは1000以下である。
25℃で液体の化合物(D)の重量平均分子量(Mw)は、(株)薬事日報社発行の「医薬部外品原料規格2006」のポリエチレングリコール200、300、400、及び600の平均分子量試験に記載の方法によって測定される値である。
なお、後述のとおり、25℃で液体の化合物(D)としては、市販品を用いることができる。25℃で液体の化合物(D)が市販品の場合には、重量平均分子量(Mw)は、市販品のカタログデータを優先して採用する。
25℃で液体の化合物(D)としては、特に限定されるものではなく、例えば、ポリエチレングリコール、メチルグルセス等が挙げられる。
25℃で液体の化合物(D)としては、具体的には、PEG−4(Mw=194、平均重合度:4)、PEG−6(Mw=282、平均重合度:6)、PEG−8(Mw=370、平均重合度:8)、PEG−12(Mw=546、平均重合度:12)等が挙げられる。また、25℃で液体の化合物(D)としては、メチルグルコースにPEGが付加した構造を有するメチルグルセス−10(平均重合度:10)、メチルグルセス−20(平均重合度:20)等も挙げられる。
これらの中でも、25℃で液体の化合物(D)としては、毛穴、シワ等の肌表面の凹凸の補正効果をより奏し得るとともに、粉末化粧料の肌への密着性及び化粧持続性をより向上し得るという観点から、好ましくはPEG−6、PEG−12、メチルグルセス−10、及びメチルグルセス−20から選ばれる少なくとも1種である。
25℃で液体の化合物(D)としては、市販品を用いてもよい。
25℃で液体の化合物(D)の市販品の例としては、PEG−300(Mw=282、平均重合度:6、三洋化成工業(株)製、商品名)、ブラウノンPEG−300(青木油脂工業(株)製、商品名)、ポリグリコール 1300(クラリアントジャパン(株)製、商品名)、トーホーポリエチレングリコール 300(東邦化学工業(株)製、商品名)、PEG#300(日油(株)製、商品名)、PEG#300K(ライオン(株)製、商品名)、PEG−600(Mw=546、平均重合度:12、三洋化成工業(株)製、商品名)、マクビオブライド(登録商標) MG−10E(Mw=634、平均重合度:10、グルコースにPEGが付加した構造を有するメチルグルセス−10、日油(株)製、商品名)、マクビオブライド(登録商標) MG−20E(Mw=1074、平均重合度:20、グルコースにPEGが付加した構造を有するメチルグルセス−20、日油(株)製、商品名)等が挙げられる。
本発明の粉末化粧料中における25℃で液体の化合物(D)の含有量は、特に限定されるものではない。例えば、本発明の粉末化粧料中における25℃で液体の化合物(D)の含有量は、粉末化粧料の肌への密着性及び化粧持続性をより向上し得るという観点から、粉末化粧料の全質量に対して、好ましくは0.01質量%以上5質量%以下であり、より好ましくは0.05質量%以上3質量%以下であり、更に好ましくは0.07質量%以上1質量%以下である。
<他の成分>
本発明の粉末化粧料は、水添ポリイソブテン(A)、球状粉体(B)、セスキイソステアリン酸ソルビタン(C)、及び25℃で液体の化合物(D)以外に、本発明の効果を損なわない範囲において、必要に応じて、他の成分を含んでもよい。
他の成分としては、例えば、油剤、顔料、及びその他の添加剤が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
以下、本発明の粉末化粧料において、好適に含有される他の成分について説明する。
≪油剤≫
本発明の粉末化粧料は、更に、油剤を含むことが好ましい。
油剤としては、具体的には、流動パラフィン、ワセリン、パラフィンワックス、スクワラン、ミツロウ、カルナウバロウ、オリーブ油、ラノリン、高級アルコール、脂肪酸、高級脂肪酸、エステル油(例えば、ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール)、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、キャンデリラロウ、ジグリセライド、トリグリセライド、シリコーン油(例えば、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン)、パーフルオロポリエーテル、パーフルオロデカリン、パーフルオロオクタン、ホホバ油、ミリスチン酸オクチルドデシル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール等の化粧料に汎用される油分が挙げられる。
また、本明細書における油剤には、既述の油分に対して相溶性を示し、25℃で液体の紫外線吸収剤が包含される。
既述の油分に対して相溶性を示し、25℃で液体の紫外線吸収剤としては、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、オクトクリレン等の化粧料に汎用される紫外線吸収剤が挙げられる。
本発明の粉末化粧料が油剤を含む場合、油剤を、1種単独で又は2種以上組み合わせて含んでもよい。
本発明の粉末化粧料中における油剤の含有量は、特に限定されるものではない。
本発明の粉末化粧料が油剤を含む場合、油剤の含有量は、粉末化粧料の成形性、使用性(例えば、塗布性)、及び肌への密着性の観点から、粉末化粧料の全質量に対して、好ましくは3質量%以上10質量%以下であり、より好ましくは5質量%以上8質量%以下である。
また、本発明の粉末化粧料が油剤を含む場合、粉末化粧料中における水添ポリイソブテン(A)、セスキイソステアリン酸ソルビタン(C)、25℃で液体の化合物(D)、及び油剤の総含有量が、粉末化粧料の全質量に対して5質量%以上13質量%以下であることが好ましく、6質量%以上12質量%以下であることがより好ましい。
本発明の粉末化粧料中における水添ポリイソブテン(A)、セスキイソステアリン酸ソルビタン(C)、25℃で液体の化合物(D)、及び油剤の総含有量が、上記範囲内であると、粉末化粧料の使用性(例えば、塗布の均一性)、肌への密着性、及び化粧持続性をより向上し得る。
≪顔料≫
本発明の粉末化粧料は、体質顔料、色材顔料、パール顔料等の顔料を含有することが好ましい。
(体質顔料)
本発明の粉末化粧料は、更に、体質顔料を含有してもよい。「体質顔料」とは、色相の調整に実質的に寄与しない顔料を意味する。
体質顔料の例としては、マイカ(合成マイカを含む)、タルク、カオリン、ゼオライト、ベントナイト、セリサイト、珪酸マグネシウム、珪酸アルミニウムマグネシウム、酸化セリウム、酸化マグネシウム等が挙げられる。
体質顔料としては、市販品を用いることもでき、例えば、SERICITE FSE(三信鉱工(株)製、商品名)、TALK JA−46R(浅田製粉(株)製、商品名)、OTS−2 SERICITE FSE、OTS−2 TALK JA−46R、OTS−2 MICA Y−2300(以上、大東化成工業(株)製、商品名)、及び合成金雲母PDMシリーズ(トピー工業(株)製)が挙げられる。
体質顔料の平均粒子径は、好ましくは1μm以上100μm以下であり、より好ましくは5μm以上80μm以下である。
体質顔料の平均粒子径は、測定対象となる体質顔料を含む所定の濃度の溶媒分散物を調製して、市販のレーザー光散乱の原理に基づく種々の測定機器(例えば、レーザー回折散乱式粒度分布測定器LMS−30((株)セイシン企業製))により測定することができるが、これに限定されない。また、前述の市販品を用いる場合には、平均粒子径は市販品のカタログデータを優先して採用することができる。
本発明の粉末化粧料における体質顔料の含有量は、特に限定されるものではない。
本発明の粉末化粧料が体質顔料を含む場合、体質顔料の含有量は、粉末化粧料の全質量に対して、好ましくは20質量%以上70質量%以下であり、より好ましくは30質量%以上60質量%以下である。
本発明の粉末化粧料が体質顔料を含む場合、体質顔料を、1種単独で又は2種以上組み合わせて含んでもよい。
(色材顔料)
本発明の粉末化粧料は、更に、色材顔料を含んでもよい。「色材顔料」とは、色相の調整に寄与し、かつ、パール顔料以外の顔料を意味する。
色材顔料の例としては、黄色酸化鉄、赤色酸化鉄、黒色酸化鉄等の酸化鉄、酸化チタン(顔料級酸化チタンを含む)、酸化亜鉛等の白色顔料、赤色226号、黄色4号、黄色5号、黄色401号等の法定色素などが挙げられる。
これらの中でも、色材顔料としては、色調調整の観点から、酸化鉄が好ましい。
酸化鉄としては、赤色酸化鉄、黒色酸化鉄、及び黄色酸化鉄から選ばれる少なくとも1種が好ましく、所望の肌の色に調整する観点から、本発明の粉末化粧料は、赤色酸化鉄、黒色酸化鉄、及び黄色酸化鉄を含むことが好ましい。
白色顔料として含まれる酸化チタン、酸化亜鉛等は、シミやそばかす等の隠蔽剤、紫外線防止剤としての機能を有していてもよい。
顔料級酸化チタンは、平均粒子径が0.1μm以上0.5μm以下の酸化チタン粒子であり、可視光を効率良く散乱するため、粉末化粧料の毛穴、シワ等の肌表面の凹凸の補正効果をより向上し得る。
色材顔料の形状としては、例えば、酸化鉄では、球状又は針状が好ましく用いられ、白色顔料では、球形が好ましく用いられる。
色材顔料の平均粒子径としては、例えば、酸化鉄では、数十nm以上数百nm以下が好ましく、顔料級酸化チタン以外の白色顔料では、十数nm以上数十nm以下が好ましく、顔料級酸化チタンでは、百nm以上数百nm以下が好ましい。
色材顔料の平均粒子径は、測定対象となる色材顔料を含む所定の濃度の溶媒分散物を調製して、市販のレーザー光散乱の原理に基づく種々の測定機器(例えば、レーザー回折散乱式粒度分布測定器LMS−30((株)セイシン企業製))により測定することができるが、これに限定されない。また、後述の市販品を用いる場合には、平均粒子径は、市販品のカタログデータを優先して採用することができる。
色材顔料としては、市販品を用いることもできる。
例えば、酸化鉄の市販品の例としては、OTS−2 RED R−516L(赤色酸化鉄、大東化成工業(株)製、商品名)、OTS−2 BLACK BL−100(黒色酸化鉄、大東化成工業(株)製、商品名)、及びOTS−2 YELLOW LLXLO(黄色酸化鉄、大東化成工業(株)製、商品名)が挙げられる。
例えば、顔料級ではない酸化チタンの市販品の例としては、SI06 TiO TTO−55(大東化成工業(株)製、平均粒子径:0.03μm〜0.05μm、商品名)が挙げられる。また、顔料級酸化チタンの市販品の例としては、SI06 TiO CR−50(大東化成工業(株)製、平均粒子径:0.25μm、商品名)等が挙げられる。
本発明の粉末化粧料における色材顔料の含有量は、特に限定されるものではなく、粉末化粧料全体の色調が目的のものとなるように、適宜調整される。
本発明の粉末化粧料が色材顔料を含む場合、色材顔料の含有量は、適切な彩度を得る観点から、粉末化粧料の全質量に対して、好ましくは1質量%以上20質量%以下であり、より好ましくは5質量%以上15質量%以下である。
本発明の粉末化粧料が色材顔料を含む場合、色材顔料を、1種単独で又は2種以上組み合わせて含んでもよい。
(パール顔料)
本発明の粉末化粧料は、更に、パール顔料を含んでもよい。「パール顔料」とは、色相の調整に寄与し、かつ、真珠光沢を有する顔料を意味する。
パール顔料の例としては、酸化チタン被覆雲母(即ち、雲母チタン)、酸化チタン被覆ガラスフレーク、酸化チタン被覆タルク等が挙げられる。また、酸化チタンの被覆層が複数積層されたもの、酸化チタンの被覆層に酸化シリコンの被覆層が積層されたもの等も好ましく用いることができる。
パール顔料としては、市販品を用いることもできる。市販品の例としては、ロナフレアバランス ゴールド(金色パール顔料、MERCK社製、商品名)、トランスプリズマーレッド(赤色パール顔料、MERCK社製、商品名)、ティミロン スーパーシルク MP−1005(銀色パール顔料、MERCK社製、商品名)、フラメンコシリーズ(BASF社製、商品名)等が挙げられる。
パール顔料としては、肌の色のつながり(即ち、観察角度によって肌の色の濃度変化が大きくならないようにすること)の観点から、赤色パール顔料及び金色パール顔料から選ばれる少なくとも1種が好ましい。
パール顔料の平均粒子径は、好ましくは0.5μm以上100μm以下であり、より好ましくは1μm以上80μm以下である。
パール顔料の平均粒子径は、測定対象となるパール顔料を含む所定の濃度の溶媒分散物を調製して、市販のレーザー光散乱の原理に基づく種々の測定機器(例えば、レーザー回折散乱式粒度分布測定器LMS−30((株)セイシン企業製))により測定することができるが、これに限定されない。また、前述の市販品を用いる場合には、平均粒子径は市販品のカタログデータを優先して採用することができる。
本発明の粉末化粧料におけるパール顔料の含有量は、特に限定されるものではない。
本発明の粉末化粧料がパール顔料を含む場合、パール顔料の含有量は、粉末化粧料の全質量に対して、好ましくは1質量%以上10質量%以下であり、より好ましくは2質量%以上8質量%以下である。
本発明の粉末化粧料がパール顔料を含む場合、パール顔料を、1種単独で又は2種以上組み合わせて含んでもよい。
≪その他の添加剤≫
本発明の粉末化粧料は、本発明の効果を損なわない範囲で、通常の化粧料に配合される成分を、その他の添加剤として、必要に応じて更に含んでもよい。その他の添加剤としては、界面活性剤、水溶性高分子、保湿剤、防腐剤、薬剤、紫外線吸収剤(既述の油剤に相当するものを除く。)、色素、無機塩又は有機酸塩、香料、キレート剤、pH調整剤、水等が挙げられる。
界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル等の非イオン性界面活性剤;ステアリン酸ナトリウム、パルミチン酸トリエタノールアミン等の脂肪酸石鹸に代表されるアニオン性界面活性剤;及びカチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等の化粧料に汎用される界面活性剤が挙げられる。
水溶性高分子としては、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、トラガントガム、カラギーナン、ローカストビーンガム、デキストリン、デキストリン脂肪酸エステル、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム、ゼラチン、アルギン酸ナトリウム、アラビアゴム、水溶性コラーゲン等の化粧料に汎用される水溶性高分子が挙げられる。
保湿剤としては、ソルビトール、キシリトール、グリセリン、マルチトール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコール、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム、ポリエチレングリコール等の化粧料に汎用される保湿剤が挙げられる。
防腐剤としては、パラオキシ安息香酸アルキルエステル(例えば、メチルパラベン及びプロピルパラベン)、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム等の化粧料に汎用される防腐剤が挙げられる。
薬剤としては、ビタミン類、生薬、消炎剤、抗酸化剤、殺菌剤、制菌剤等の化粧料に汎用される薬剤が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、桂皮酸系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤等の化粧料に汎用される紫外線吸収剤のうち、既述の油剤に相当する紫外線吸収剤以外のものが挙げられる。
色素としては、ヘマトコッカス藻色素、カルミン酸、ラッカイン酸、ブラジリン、クロシン等の天然色素などの化粧料に適用し得る色素が挙げられる。
<粉末化粧料の用途>
本発明の粉末化粧料の用途は、特に限定されない。
本発明の粉末化粧料は、そのまま粉末状の化粧料として使用してもよく、粉末化粧料を固形状に成形し、固形粉末化粧料として使用してもよい。
本発明の粉末化粧料は、粉末同士の密着性が良く、成形性に優れるため、固形粉末化粧料に、好ましく適用することができる。
本発明の粉末化粧料は、具体的には、ファンデーション(例えば、ルースファンデーション及びプレストファンデーション、おしろい(例えば、ルースパウダー及びプレストパウダー)等として、好適に使用することができる。
[粉末化粧料の製造方法]
本発明の粉末化粧料の製造方法は、特に限定されるものではなく、粉末化粧料の製造に適用し得る方法を、適宜選択することができる。
本発明の粉末化粧料は、例えば、粉末化粧料に含まれる各成分を、ヘンシェルミキサー等を用いて、混合物が示す色相が均一になるまで混合することにより製造することができる。
本発明の粉末化粧料を固形粉末化粧料として使用する場合には、乾式成形法、湿式成形法等の公知の成形法を適用し、粉末化粧料を固形状に成形することにより、固形粉末化粧料を製造することができる。
乾式成形法としては、例えば、粉末化粧料に含まれる各成分からなる混合物を、ハンマーミル等を用いて壊砕した後、プレス機で皿に打型する方法を適用することができる。
湿式成形法としては、例えば、粉末化粧料に含まれる各成分からなる混合物と溶剤とを混合し、得られたスラリーを容器に充填した後、溶剤を除去する方法を適用することができる。
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はその主旨を越えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。
[パウダーファンデーションの調製]
<実施例1〜13、及び比較例1〜10>
下記の表1〜3に記載のA相(粉体相)及びB相(油相)の各成分を別個に秤量し、ヘンシェルミキサーにて混合粉砕し、混合物を得た。続いて、得られた混合物を、ハンマーミルを用いて壊砕した。その後、壊砕した混合物12gを、プレス機を用いて2.4t(2.4×10kg)の推力で角型の皿(大きさ:5.5cm×4.7cm)に打型することにより、固形状に成形された、実施例1〜13、及び比較例1〜9の各パウダーファンデーションを得た。
なお、比較例10のパウダーファンデーションは、固形状に成形することができなかったため、以下に示す成形性以外の評価を行った。
[ファンデーションの評価]
1.外観評価
(1)外観
実施例1〜7、及び比較例1〜8のパウダーファンデーションについて、成形表面を目視にて観察し、外観を評価した。
外観の評価は、パウダーファンデーションの成形表面が均一であるか否かを指標とした。パウダーファンデーションの成形表面が均一であるか否かは、シミや色の異なる部分の有無、及び表面の滑らかさ(例えば、異物の有無)の観点から判断した。
結果を表1に示す。
2.物性評価
(1)密着性(摩擦試験による評価)
実施例1〜13、及び比較例1〜10のパウダーファンデーションを用い、密着性の評価を行った。
密着性は、以下に示す手順の摩擦試験の結果を指標とし、評価した。
ウレタン樹脂製の白色バイオシート(商品名:バイオスキンシート、品番:P001−001、ビューラックス(株)製)に対して、パウダーファンデーション10mgを5cm×3cmの面積で塗布した。バイオシート上のパウダーファンデーションの塗布部について、分光光度計Spectrolino(製品名:Gretag Macbeth社製)を用いて、波長380nm〜730nmまでの分光反射率を測定し、L表色系(CIE 1976年度)の定義に従って、光源がC光源であると仮定したときの反射光のLを求めた。
次に、摩擦磨耗試験機(製品名:ハンディートライボマスター Type:TL−201Ts、(株)トリニティーラボ製)に、分光反射率を測定したバイオシートをセットした。摩擦磨耗試験機の可動部にスポンジパフを取り付け、バイオシートのパウダーファンデーションの塗布面上を、荷重300gでスポンジパフを1往復させた。摩擦試験後のバイオシート上のパウダーファンデーションの塗布部について、分光光度計Spectrolino(製品名:Gretag Macbeth社製)を用いて、波長380nm〜730nmまでの分光反射率を測定し、L表色系(CIE 1976年度)の定義に従って、光源がC光源であると仮定したときの反射光のL、a、及びbを求めた。
摩擦試験前及び摩擦試験後における、バイオシート上のパウダーファンデーションの塗布部のLを、下記式(1)に代入して、摩擦試験前後の色差ΔEを算出し、得られた色差ΔEに基づき、パウダーファンデーションの密着性を評価した。なお、色差ΔEの値は、小数点以下2桁目を四捨五入して、小数点以下1桁まで求めた。結果を表1〜3に示す。
摩擦試験前後の色差ΔEは、数値が小さいほど密着性に優れることを示す。
なお、実用上許容できるものは、摩擦試験前後の色差ΔEが10以下のものである。
式(1): ΔE={(L[摩擦前])−L[摩擦後])+(a[摩擦前])−a[摩擦後])+(b[摩擦前])−b[摩擦後])1/2
(2)成形性(落下試験による評価)
実施例1〜13、及び比較例1〜9のパウダーファンデーションを用い、成形性の評価を行った。
成形性は、以下に示す手順の落下試験の結果を指標とし、評価した。
パウダーファンデーションを、皿底面と地面とを対向させ、プレス面を地面に対して水平にして、30cmの高さから落下させた。この落下を繰り返し行い、角穴径が5mmの篩を通り、角穴径が2mmの篩を通らないような大きさの欠け(割れ)が生じるまでの落下回数を測定した。落下試験は、1つのパウダーファンデーションにつき5回行い、5回の落下試験における落下回数の平均値を算出した。なお、落下回数の平均値は、小数点以下を四捨五入し、算出した。結果を表1〜3に示す。
上記の落下回数が多いほど、粉末同士の密着性が良く、成形性に優れることを示す。
なお、実用上許容できるものは、上記の落下回数が20以上のものである。
3.官能評価
(1)使用性(塗布の均一性)
実施例1〜13、及び比較例1〜10のパウダーファンデーションを用い、以下に示す手順により、使用性の評価を行った。
使用性は、均一に塗れてムラになり難い(即ち、塗布の均一性が高い)か否かを指標とし、評価した。
化粧料評価の専門の女性パネラー10名の顔に、スポンジパフを用いて、パウダーファンデーションを塗布した。塗布後、パネラーは、顔の左右対称に光が照射される状態でいすに座り、パウダーファンデーションの塗布状態を目視にて観察した。
そして、パネラーは、パウダーファンデーションの塗布の均一性が、非常に高いと感じた場合には「5」、やや高いと感じた場合には「4」、普通と感じた場合には「3」、やや低いと感じた場合には「2」、低いと感じた場合には「1」と採点した。
パネラー10名の採点値を合計し、得られた合計値に基づき、下記の評価基準に従い、使用性を評価した。結果を表1〜3に示す。
なお、実用上許容できるものは、[S]及び[A]に分類されるものである。
−評価基準−
S:合計値が40点以上50点以下である。
A:合計値が30点以上39点以下である。
B:合計値が20点以上29点以下である。
C:合計値が10点以上19点以下である。
(2)毛穴及びシワの補正効果
実施例1〜13、及び比較例1〜10のパウダーファンデーションを用い、以下に示す手順により、毛穴及びシワの補正効果の評価を行った。
毛穴及びシワの補正効果は、毛穴及びシワの隠蔽の程度を指標とし、評価した。
化粧料評価の専門の女性パネラー10名の顔に、スポンジパフを用いて、パウダーファンデーションを塗布した。塗布後、パネラーは、顔の左右対称に光が照射される状態でいすに座り、毛穴及びシワの隠蔽の程度を目視にて観察した。
そして、パネラーは、毛穴及びシワの隠蔽効果が、非常に高いと感じた場合には「5」、やや高いと感じた場合には「4」、普通と感じた場合には「3」、やや低いと感じた場合には「2」、低いと感じた場合には「1」と採点した。
パネラー10名の採点値を合計し、得られた合計値に基づき、下記の評価基準に従い、毛穴及びシワの補正効果を評価した。結果を表1〜3に示す。
なお、実用上許容できるものは、[S]及び[A]に分類されるものである。
−評価基準−
S:合計値が40点以上50点以下である。
A:合計値が30点以上39点以下である。
B:合計値が20点以上29点以下である。
C:合計値が10点以上19点以下である。
(3)化粧持続性
実施例1〜13、及び比較例1〜10のパウダーファンデーションを用い、以下に示す手順により、化粧持続性を評価した。
化粧持続性は、化粧崩れし難い(即ち、密着性が持続している)か否かを指標とし、評価した。
化粧料評価の専門の女性パネラー10名の顔に、スポンジパフを用いて、パウダーファンデーションを塗布した。塗布後、パネラーは、顔の左右対称に光が照射される状態でいすに座り、パウダーファンデーションの塗布状態を目視にて観察した。観察後、パネラーは、温度23℃、相対湿度50%の恒温恒湿室内にて過ごし、パウダーファンデーションの塗布から6時間後に、顔の左右対称に光が照射される状態でいすに座り、化粧崩れの様子を目視にて観察した。
そして、パネラーは、密着性の持続効果が、非常に高いと感じた場合には「5」、やや高いと感じた場合には「4」、普通と感じた場合には「3」、やや低いと感じた場合には「2」、低いと感じた場合には「1」と採点した。
パネラー10名の採点値を合計し、得られた合計値に基づき、下記の評価基準に従い、化粧持続性を評価した。結果を表1〜3に示す。
なお、実用上許容できるものは、[S]及び[A]に分類されるものである。
−評価基準−
S:合計値が40点以上50点以下である。
A:合計値が30点以上39点以下である。
B:合計値が20点以上29点以下である。
C:合計値が10点以上19点以下である。
表1〜表3中の「−」は、該当成分を用いていないことを意味する。
また、表3中の「プレス不可」とは、プレス機を用いた成形ができなかったことを意味する。
表1〜3に記載の各成分の詳細は、以下の通りである。
※1:マツモトマイクロスフェアー M−101(松本油脂製薬(株)製、商品名)
※2:KSP−101(信越化学工業(株)製、商品名)
※3:OTS−2 SERICITE FSE(形状:板状、大東化成工業(株)製、商品名)
※4:OTS−2 TALK JA−46R(形状:板状、大東化成工業(株)製、商品名)
※5:OTS−2 MICA Y−2300(大東化成工業(株)製、商品名)
※6:OTS−2 YELLOW LLXLO(大東化成工業(株)製、商品名)
※7:OTS−2 BLACK BL−100(大東化成工業(株)製、商品名)
※8:OTS−2 RED R−516L(大東化成工業(株)製、商品名)
※9:SI06 TiO TTO−55(B)(紫外線防止剤、平均粒子径:0.03μm〜0.05μm、大東化成工業(株)製、商品名)
※10:SI06 TiO CR−50(平均粒子径:0.25μm、大東化成工業(株)製、商品名)
※11:ロナフレアバランス ゴールド(酸化チタン被覆雲母(雲母チタン)を含む赤色パール剤、MERCK社製、商品名)
※12:NIKKOL(登録商標) SI−15RV(日光ケミカルズ(株)製、商品名)
※13:NIKKOL(登録商標) SS−10MV(日光ケミカルズ(株)製、商品名)
※14:ユビナール MC80N(紫外線吸収剤、BASFジャパン社製、商品名)
※15:KAK NDO(高級アルコール工業社製、商品名)
※16:パールリーム18(動粘度(98.9℃):300mm/s、日油(株)製、商品名)
※17:パールリーム24(動粘度(98.9℃):800mm/s、日油(株)製、商品名)
※18:パールリーム6(動粘度(98.9℃):3.6mm/s、日油(株)製、商品名)
※19:パールリームEX(動粘度(98.9℃):2.5mm/s、日油(株)製、商品名)
※20:パールリーム46(動粘度(98.9℃):4700mm/s、日油(株)製、商品名)
※21:KF−56A(シリコーン油、信越化学工業(株)製、商品名)
※22:PEG−300(Mw=282、平均重合度:6、三洋化成工業(株)製、商品名)
※23:マクビオブライド(登録商標) MG−20E(Mw=1074、平均重合度:20、メチルグルコースにPEGが付加した構造を有するメチルグルセス−20、日油(株)製、商品名)
※24:PEG−600(Mw=546、平均重合度:12、三洋化成工業(株)製、商品名)
※25:FIXATE(登録商標) G−100 POLYMER(ルーブリゾール・アドバンスト・マテリアルズ社製、商品名)
※26:マツモトマイクロスフェアー M−305(松本油脂製薬(株)製、商品名)
※27:マクビオブライド(登録商標) MG−10E(Mw=634、平均重合度:10、メチルグルコースにPEGが付加した構造を有するメチルグルセス−10、日油(株)製、商品名)
表1〜3に示すように、100℃における動粘度が200mm/s以上1000mm/s以下である水添ポリイソブテン(A)と、平均粒子径が0.1μm以上150μm以下であり、かつ、屈折率が1.4以上1.8以下である球状粉体(B)と、セスキイソステアリン酸ソルビタン(C)と、及び重量平均分子量が2000未満であり、かつ、ポリエチレングリコール構造を有する、25℃で液体の化合物(D)と、を含む粉末化粧料である実施例1〜13のパウダーファンデーションは、毛穴及びシワの補正効果、密着性、並びに化粧持続性の全ての評価において、優れた結果を示した。
これに対して、比較例1〜9のパウダーファンデーション及び比較例10のルースファンデーションは、毛穴及びシワの補正効果、密着性、並びに化粧持続性の少なくとも1つの評価において、劣る結果を示した。
また、実施例1〜13のパウダーファンデーションは、いずれもムラなく、均一に塗布することができ、使用性に優れていた。
さらに、実施例1〜13のパウダーファンデーションは、いずれも成形性に優れており、水添ポリイソブテン(A)、球状粉体(B)、セスキイソステアリン酸ソルビタン(C)、及び25℃で液体の化合物(D)を含む粉末化粧料は、粉末同士の密着性に優れることが推測される。
水添ポリイソブテン(A)を含まない比較例2〜5のパウダーファンデーションは、水添ポリイソブテン(A)を含むパウダーファンデーション(例えば、実施例1及び実施例2)と比較して、毛穴及びシワの補正効果、密着性、並びに化粧持続性の全ての評価において、劣る結果を示した。
球状粉体(B)を含まない比較例9のパウダーファンデーションは、球状粉体(B)を含むパウダーファンデーション(例えば、実施例10及び実施例11)と比較して、毛穴及びシワの補正効果の評価において、劣る結果を示した。
セスキイソステアリン酸ソルビタン(C)を含まない比較例6のパウダーファンデーションは、セスキイソステアリン酸ソルビタン(C)を含むパウダーファンデーション(例えば、実施例1)と比較して、毛穴及びシワの補正効果、密着性、並びに化粧持続性の全ての評価において、劣る結果を示した。
セスキイソステアリン酸ソルビタン(C)の代わりに、セスキイソステアリン酸ソルビタン(C)以外のソルビタン脂肪酸エステルであるステアリン酸ソルビタンを含む比較例7のパウダーファンデーションも、毛穴及びシワの補正効果、密着性、並びに化粧持続性の全ての評価において、劣る結果を示した。
25℃で液体の化合物(D)を含まない比較例1のパウダーファンデーションは、25℃で液体の化合物(D)を含むパウダーファンデーション(例えば、実施例1)と比較して、密着性及び化粧持続性の評価において、劣る結果を示した。また、毛穴及びシワの補正効果の評価においても、やや劣る結果を示した。
25℃で液体の化合物(D)の代わりに、重量平均分子量が2000未満であり、かつ、ポリエチレングリコール構造を有しない、25℃で液体の化合物を含む比較例8のパウダーファンデーションも、毛穴及びシワの補正効果、密着性、並びに化粧持続性の評価において、劣る結果を示した。

Claims (6)

  1. 100℃における動粘度が200mm/s以上1000mm/s以下である水添ポリイソブテン(A)と、平均粒子径が0.1μm以上150μm以下であり、かつ、屈折率が1.4以上1.8以下である球状粉体(B)と、セスキイソステアリン酸ソルビタン(C)と、重量平均分子量が2000未満であり、かつ、ポリエチレングリコール構造を有する、25℃で液体の化合物(D)と、を含む粉末化粧料。
  2. 25℃で液体の化合物(D)が、重量平均分子量が2000未満であり、かつ、平均重合度が2以上20以下のポリエチレングリコール構造を有する請求項1に記載の粉末化粧料。
  3. セスキイソステアリン酸ソルビタン(C)の含有量が、粉末化粧料の全質量に対して0.01質量%以上5質量%以下である請求項1又は請求項2に記載の粉末化粧料。
  4. 球状粉体(B)が、メタクリル酸メチルクロスポリマー、ポリメタクリル酸メチル、ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサンクロスポリマー、ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサンクロスポリマー、及びポリシリコーン−1クロスポリマーから選ばれる少なくとも1種である請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の粉末化粧料。
  5. 更に、油剤を含み、水添ポリイソブテン(A)、セスキイソステアリン酸ソルビタン(C)、25℃で液体の化合物(D)、及び油剤の総含有量が、粉末化粧料の全質量に対して6質量%以上12質量%以下である請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の粉末化粧料。
  6. 25℃で液体の化合物(D)が、PEG−6、PEG−12、メチルグルセス−10、及びメチルグルセス−20から選ばれる少なくとも1種である請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の粉末化粧料。
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