JP4546182B2 - 撮像装置、タイミング信号の制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置、及びタイミング信号の制御方法に関し、特に、CCD等の固体撮像素子で撮像した画像を記録及び再生可能な電子カメラ等に用いて好適なものである。
近年、固体メモリ素子を有するメモリカードを記録媒体として、CCD等の固体撮像素子で撮像した静止画像や動画像を記録及び再生する電子カメラ等の撮像装置が盛んに開発され、市販されている。
図8は、電子カメラ等の撮像装置における画像入力部の一般的な構成を示すブロック図である。
図8において、801は固体撮像素子であるCCDセンサ、805はCCD駆動回路、802は相関2重サンプリング(以後、CDS)回路、803は増幅器、804はアナログ−デジタル変換器(以後、ADC)である。
CCDセンサ801は、CCD駆動回路805から供給される水平転送パルス、リセットゲートパルス、垂直転送パルス、及び電子シャッターパルス等の各信号で駆動され、被写体の光学像を電気信号に変換する。CCD駆動回路805から供給される各信号のうち、特に、水平転送パルスとリセットゲートパルスの各位相及びパルス幅は、CCD出力の1画素周期信号波形に変化を与える。
CCDセンサ801の後段には、CCD転送時に生じたリセットノイズ成分を除去するためのCDS回路802を有するのが一般的である。CCDセンサ801内部では、受光素子により露光、蓄積された電荷が転送パルスによって1画素分づつ出力部のフローティングキャパシタに転送され、1画素の信号がフローティングキャパシタから出力バッファに与えられて電圧信号に変換され、1画素単位の映像信号が順次出力されるようになされている。前記フローティングキャパシタは、1画素の信号を出力する度にリセットパルスによってクリアされる。
このようにCCDセンサ801の出力信号は、1画素毎に、フローティングキャパシタのリセット動作により発生するリセット成分と、リセットパルスの相関ノイズが重畳する、フィードスルー部分と映像信号部分とからなる。前記CDS回路802は、CCDセンサ801の出力信号のうち、フィードスルー部分の信号レベルと映像信号部分の信号レベルとの差分を求め、これによって相関ノイズ成分を映像信号から排除するノイズ除去回路である。
図9は一般的なCDS回路の基本構成を示すブロック図であり、図10はCDS回路にて前記フィードスルー部分の信号レベルと前記映像信号部分の信号レベルをそれぞれ抽出するためのサンプルホールド回路の制御タイミングを示す図である。
図9及び図10において、CCDOUTはCCDセンサの出力信号であり、SHPはリセットレベルを保持するフィードスルー期間TPにおける信号をサンプルホールドするためのパルス信号であり、SHDは映像信号出力期間TDにおける信号をサンプルホールドするためのパルス信号である。
CDS回路は、直列接続されたサンプルホールド回路901と902、及びサンプルホールド回路903で、前記パルス信号SHP、SHDに従ってCCDセンサの出力信号CCDOUTをサンプルホールドし、差分増幅器904でサンプルホールド回路902、903の各出力の差分がとられるように構成されている。
図8に戻り、CDS回路802の出力撮像信号は、増幅器803によりADC804の入力レンジに合わせて所定の信号レベルに増幅された後に、ADC804でデジタル信号に変換され、さらに後段のデジタル信号処理回路(不図示)に伝送される。
ここで、近年、電子カメラ等の撮像装置は、画像の高画質化や高精細化の市場ニーズを受けて、撮影に係る解像度や動作スピードが年々高まる傾向にある。ところが、このような撮像装置は、高速連写機能や電子ビューファインダ(以後、EVF)機能、更には動画撮影機能を有する機種が多く、これらの機能を実現するには、CCD駆動周波数を高くする必要がある。しかし、撮像系の消費電力は周波数に比例するため、CCD駆動周波数を高くすると消費電力が増加し、撮影可能枚数が大幅に減少してしまう。これに対して、撮像装置の動作状況に応じて、CCD駆動周波数を可変するよう施したものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−268453号公報
しかしながら、撮像装置において前記CCD駆動周波数を可変する場合、以下に示すような問題がある。
上述したCDS回路で信号をサンプルホールドするタイミングは、撮像信号の信号対雑音比(以後、S/N)に大きく寄与するので、S/Nを最大にするようにサンプルホールドを行うための最適な位相やパルス幅は、CCD駆動周波数により異なる場合がある。
また、前記水平転送パルスとリセットゲートパルスの各位相及びパルス幅はCCD出力の1画素周期信号波形に変化を与えるため、CCD駆動周波数によりCCD出力信号波形が変化することで、S/Nを最大にするようにサンプルホールドを行うための最適な位相やパルス幅が異なる場合もある。
本発明は、CCD駆動周波数を変化させたとしても、CCD駆動周波数に応じた適切なタイミングでCCD出力信号のサンプルホールドを行えるようにすることを目的とする。
本発明の撮像装置は、被写体の光学像を電気信号に変換する撮像手段を駆動する駆動手段と、前記撮像手段の出力信号に所定の処理を施す信号処理手段と、前記駆動手段に係る駆動周波数の基準となるとともに、周波数を変更可能な基本クロック信号を出力する基本クロック出力手段と、前記基本クロック出力手段からの基本クロック信号に基づいて、前記撮像手段を駆動するための水平駆動パルス、リセットゲートパルス、前記撮像手段の出力信号をフィードスルー期間にてサンプルホールドする第1のサンプルホールドパルス、光出力期間にてサンプルホールドする第2のサンプルホールドパルス、及び前記撮像手段の出力信号をデジタル信号に変換するためのアナログデジタル変換タイミングパルスの各タイミング信号を生成し出力するタイミング信号制御手段とを備え、前記タイミング信号制御手段は、前記基本クロック信号の周波数毎に前記各タイミング信号に係る変更情報を定めたタイミング信号情報テーブルを参照し、前記基本クロック信号の周波数に応じて、生成した各タイミング信号の位相及びパルス幅の少なくとも一方を変更し出力することを特徴とする。
また、本発明のタイミング信号の制御方法は、被写体の光学像を電気信号に変換する撮像手段を駆動する駆動手段と、前記撮像手段の出力信号に所定の処理を施す信号処理手段とを有する撮像装置におけるタイミング信号の制御方法であって、前記駆動手段に係る駆動周波数の基準となるとともに、周波数を変更可能な基本クロック信号を生成する基本クロック生成工程と、前記基本クロック生成工程で生成される基本クロック信号に基づいて、前記撮像手段を駆動するための水平駆動パルス、リセットゲートパルス、前記撮像手段の出力信号をフィードスルー期間にてサンプルホールドする第1のサンプルホールドパルス、光出力期間にてサンプルホールドする第2のサンプルホールドパルス、及び前記撮像手段の出力信号をデジタル信号に変換するためのアナログデジタル変換タイミングパルスの各タイミング信号を生成し出力するタイミング信号制御工程とを有し、前記タイミング信号制御工程にて、前記基本クロック信号の周波数毎に前記各タイミング信号に係る変更情報を定めたタイミング信号情報テーブルを参照し、前記基本クロック信号の周波数に応じて、生成した各タイミング信号の位相及びパルス幅の少なくとも一方を変更し出力することを特徴とする。
本発明によれば、タイミング信号情報テーブルを参照して、基本クロック信号の基準となる駆動周波数に応じた変更情報に従い駆動手段及び信号処理手段に供給するタイミング信号を適宜変更し出力するので、駆動周波数を変化させても、その駆動周波数に応じた適切なタイミングで撮像手段の駆動及び撮像手段の出力信号である撮像信号のサンプルホールドを行うことができ、撮像信号のS/N劣化を抑圧して、高品位な撮像画像を生成することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態による撮像装置の構成例を示すブロック図である。なお、以下ではデジタルカメラを一例として説明するが、これに限定されるものではない。
図1において、101は被写体像を結像する撮像光学系である。102は撮像光学系101により結像された被写体像を電気信号に変換して出力する撮像部であり、103は各信号を供給し撮像部102を駆動するための撮像駆動部である。104は撮像部102の出力信号に所定の処理を施すアナログ信号処理部であり、105はアナログ信号処理部104の出力であるアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換するADC部である。
106はADC部105によりデジタル画像信号に変換された画像信号に対して、ホワイトバランス調整、γ補正、画素補間等の画像処理を行う信号処理部である。107はデジタル画像信号を一時的に蓄えるためのDRAM等で構成されたフレームメモリ部であり、108はフレームメモリ部107に格納されたデジタル画像信号をJPEG等の圧縮手法により圧縮する圧縮部である。圧縮部108での圧縮動作は、撮影時のレリーズ動作に伴って開始される。109は圧縮部108にて圧縮されたデジタル画像信号を記憶するフラッシュメモリ等の記録メディア部である。
110はフレームメモリ部107に格納されたデジタル画像信号をNTSCやPAL信号に変換するNTSC/PALエンコーダ部であり、111はNTSC/PALエンコーダ部110にてNTSC又はPAL信号に変換された画像信号を表示する表示部(例えば、電子ビューファインダ)である。112は撮像装置(デジタルカメラ)各部を制御するシステム制御部である。113は後述する情報テーブル等を格納するメモリ部であり、114はユーザーが撮像装置に対する各種操作を行うための操作部である。
115は、撮像駆動部103、アナログ信号処理部104、及びADC部105等の動作に係るCCD駆動周波数の基準となる基本クロック信号を生成し出力する基本クロック生成部である。116は基本クロック生成部115が出力する基本クロック信号の周波数を変更するクロック周波数変更部である。
117はクロック周波数変更部116により定められた周波数で基本クロック生成部115から供給される基本クロック信号に基づいて、撮像駆動部103、アナログ信号処理部104、及びADC部105に供給するタイミング信号を生成するタイミング信号生成部である。118はタイミング信号生成部117の出力信号の位相を変更するタイミング信号位相変更部である。
ここで、クロック周波数変更部116、タイミング信号生成部117、及びタイミング信号位相変更部118は、システム制御部112により制御されている。
なお、表示部111は、画像信号に係る画像と、操作部114での操作項目や現在のデジタルカメラの動作モードや状態等の情報を同時に表示可能であるとともに、CCD駆動周波数変更時の表示も行うことができる。
図2は、タイミング信号生成部117の構成例を示す図である。
図2において、201は、外部(図1に示した基本クロック生成部115)から入力される基本クロック信号を1/2に分周する分周部である。なお、以下では、分周部201により分周され出力されるクロック信号をクロック信号MCKOと称する。
202は、クロック信号MCKOに基づいてCCD駆動のための各種信号を生成するCCD駆動信号発生部であり、203は、クロック信号MCKOに基づいてアナログ信号処理やADC制御のための各種信号を生成する映像信号処理制御信号発生部である。204は、前記システム制御部112からの制御信号を受け取るためのシリアルI/F部である。つまり、タイミング信号生成部117は、システム制御部112により制御されている。
CCD駆動信号発生部202は、分周されたクロック信号MCKOの立ち上がりを基準とした位相で、デジタルカメラの動作モード毎に決められた各信号を生成し、撮像駆動部103に供給する。CCD駆動信号発生部202にて生成される信号には、水平転送パルス、リセットゲートパルス、垂直転送パルス、及び電子シャッターパルスを含む。
ここで、前記水平駆動パルスとリセットゲートパルスについては、タイミング信号位相変更部118にてその内部に備えるアナログ遅延素子やデジタル遅延処理回路等により、システム制御部112からの指令に基づいて、位相が適宜変更され撮像駆動部103に供給される。言い換えれば、CCD駆動信号発生部202で生成される水平駆動パルスとリセットゲートパルスは、タイミング信号位相変更部118にてクロック信号MCKOの立ち上がり基準から所定の位相条件とした後に撮像駆動部103に供給される。
また、映像信号処理制御信号発生部203は、クロック信号MCKOを基準としたデジタルカメラの動作モード毎に決められた各信号を生成し、アナログ信号処理部104やADC部105に供給する。映像信号処理制御信号発生部203にて生成される信号には、サンプルホールドを行うためのパルス信号SHP、SHD、ADC部105に係るタイミングパルス信号ADCLK、及び信号PBCLK、CLPOB等を含む。
ここで、パルス信号SHP、SHD、タイミングパルス信号ADCLKについては、タイミング信号位相変更部118内のアナログ遅延素子やデジタル遅延処理回路等により、システム制御部112からの指令に基づいて、位相が適宜変更されアナログ信号処理部104やADC部105に供給される。言い換えれば、映像信号処理制御信号発生部203で生成されるパルス信号SHP、SHD、タイミングパルス信号ADCLKは、タイミング信号位相変更部118にてクロック信号MCKOの立ち上がり基準から所定の位相条件とした後にアナログ信号処理部104やADC部105に供給される。
これらの位相条件は、図4に一例を示すようなタイミング信号位相情報テーブルとしてメモリ部113に予め格納されており、このタイミング信号位相情報テーブルを参照して設定される。
図4は、タイミング信号位相情報テーブルの一例を示す図である。
図4に示されるように、タイミング信号位相情報テーブルには、CCD駆動周波数毎に、水平駆動パルス、リセットゲートパルス、パルス信号SHP、SHD、及びタイミングパルス信号ADCLKの位相条件が規定されている。
ここで、水平駆動パルス、リセットゲートパルス、パルス信号SHP、SHD、及びタイミングパルス信号ADCLKなどのタイミング信号の位相を、CCD駆動周波数毎に変更する理由について説明する。
図3は、撮像部102より出力される出力信号の波形例を示した図であり、図10に出力信号の波形を示したものに対してCCD駆動周波数を2倍にしたものである。
図3に示されるように、CCD出力信号CCDOUTの1画素周期はCCD駆動周波数に比例するのに対し、光出力信号の立ち上がり及び立ち下り時間は、撮像部102のCCD内部における転送段の転送効率や出力段バッファアンプのスリューレート特性に依存する。
そのため、CCD駆動周波数を高くする場合には、例えば、各CCD駆動パルス信号のうち、リセットゲートパルスの位相を進めて映像信号期間TPを広げることで、アナログ信号処理部104でのタイミングマージンを増大させることができる場合がある。このように、CCD出力信号CCDOUTの波形が変化し、撮像信号のS/Nを最大にするようにサンプルホールドを行うための最適な位相が異なる場合がある。
したがって、第1の実施形態では、例えば図4に示したタイミング信号位相情報テーブルを有し、CCD駆動周波数の切替えを行っても、CCD駆動周波数毎にタイミング信号位相情報テーブルを参照して位相条件を設定し、タイミング信号生成部117で生成されるタイミング信号の位相をタイミング信号位相変更部118にて適宜変更する。
これにより、撮像装置において、高速連写撮影、EVF表示、動画撮影等を行うために静止画単写撮影時よりCCD駆動周波数を高くした場合であっても、CCD駆動周波数に応じた最適な位相としたタイミング信号に基づき、CCD駆動やCCD出力信号のサンプルホールドを行うことができる。
また、撮像装置において、バッテリ残量が低下して、単位時間あたりの撮影可能枚数が減少してもトータルの撮影可能枚数を増加させるために、静止画単写撮影時よりCCD駆動周波数を低くした場合や、CCD駆動周波数を静止画単写撮影時の1/2にするがCCDを水平加算動作させることで、実質的なフレームレートは落とさずにEVF表示を行う場合であっても、CCD駆動周波数に応じた最適な位相としたタイミング信号に基づき、CCD駆動やCCD出力信号のサンプルホールドを行うことができる。
したがって、CCD駆動周波数を変化させた場合でも、CCD駆動周波数に応じた適切なタイミングでCCD駆動やCCD出力信号のサンプルホールドを行うことができ、撮像信号のS/N劣化を抑圧して、高品位な撮像画像を生成することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する
図5は、本発明の第2の実施形態による撮像装置の構成例を示すブロック図である。なお、以下では第1の実施形態と同様にデジタルカメラを一例として説明するが、これに限定されるものではない。また、この図5において、図1に示したブロック等と同一の機能を有するブロック等には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図5において、518はタイミング信号生成部117の出力信号のパルス幅を変更するタイミング信号パルス幅変更部である。
図5におけるタイミング信号生成部117の構成は、図2に示した第1の実施形態におけるタイミング信号生成部117と同様であるが、CCD駆動信号発生部202は、デジタルカメラの動作モード毎に決められたパルス幅の各信号を生成し、撮像駆動部103に供給する。
ここで、CCD駆動信号発生部202で生成される水平駆動パルスとリセットゲートパルスについては、タイミング信号パルス幅変更部518にてその内部に備えるアナログ遅延素子やデジタル遅延処理回路等により、システム制御部112からの指令に基づいて、パルス幅が適宜変更され撮像駆動部103に供給される。言い換えれば、水平駆動パルスとリセットゲートパルスは、タイミング信号パルス幅変更部518にて所定のパルス幅条件とした後に撮像駆動部103に供給される。
また、映像信号処理制御信号発生部203は、デジタルカメラの動作モード毎に決められたパルス幅の各信号を生成し、アナログ信号処理部104やADC部105に供給する。
ここで、映像信号処理制御信号発生部203で生成されるパルス信号SHP、SHD、タイミングパルス信号ADCLKについては、タイミング信号パルス幅変更部518内のアナログ遅延素子やデジタル遅延処理回路等により、システム制御部112からの指令に基づいて、パルス幅が適宜変更されアナログ信号処理部104やADC部105に供給される。言い換えれば、パルス信号SHP、SHD、タイミングパルス信号ADCLKは、タイミング信号パルス幅変更部518にて所定のパルス幅条件とした後にアナログ信号処理部104やADC部105に供給される。
これらの位相条件は、図7に一例を示すようなタイミング信号パルス幅情報テーブルとしてメモリ部113に予め格納されており、このタイミング信号パルス幅情報テーブルを参照して設定される。
図7は、タイミング信号パルス幅情報テーブルの一例を示す図である。
図7に示されるように、タイミング信号パルス幅情報テーブルには、CCD駆動周波数毎に、水平駆動パルス、リセットゲートパルス、パルス信号SHP、SHD、及びタイミングパルス信号ADCLKのパルス幅条件が規定されている。
ここで、水平駆動パルス、リセットゲートパルス、パルス信号SHP、SHD、及びタイミングパルス信号ADCLKなどのタイミング信号のパルス幅を、CCD駆動周波数毎に変更する理由について説明する。
図6は、撮像部102より出力される出力信号の波形例を示した図であり、図4に示したものに対してリセットゲートパルスの位相を進めたものである。
図6から明らかなように、リセットゲートパルスの位相を進めたことで、フィードスルー部分と映像信号部分の時間幅がほぼ等しくなり、アナログ信号処理部104でのタイミングマージンが増大できているのがわかる。しかし、図10に示したものとの比較からわかるように、CCD駆動周波数を高くすると、フィードスルー部分や映像信号部分の時間幅が短くなり、アナログ信号処理部105でのタイミング条件が厳しくなってしまう。
そのため、CCD駆動周波数を高くする場合には、例えば、各CCD駆動パルス信号のうち、リセットゲートのパルス幅を狭め、フィードスルー部分や映像信号部分の時間幅を長くするのが有効な場合がある。CCD駆動周波数を高くすると、CCD出力信号OUTの波形が変化し、撮像信号のS/Nを最大にするようにサンプルホールドを行うための最適なパルス幅が異なる場合がある。
したがって、第2の実施形態では、例えば図7に示したタイミング信号パルス幅情報テーブルを有し、CCD駆動周波数の切替えを行っても、CCD駆動周波数毎にタイミング信号パルス幅情報テーブルを参照してパルス幅条件を設定し、タイミング信号生成部117で生成されるタイミング信号のパルス幅をタイミング信号パルス幅変更部518にて適宜変更する。
これにより、撮像装置において、高速連写撮影、EVF表示、動画撮影等を行うために静止画単写撮影時よりCCD駆動周波数を高くした場合であっても、CCD駆動周波数に応じた最適なパルス幅としたタイミング信号に基づき、CCD駆動やCCD出力信号のサンプルホールドを行うことができる。
また、撮像装置において、バッテリ残量が低下して、単位時間あたりの撮影可能枚数が減少してもトータルの撮影可能枚数を増加させるために、静止画単写撮影時よりCCD駆動周波数を低くした場合や、CCD駆動周波数を静止画単写撮影時の1/2にするがCCDを水平加算動作させることで、実質的なフレームレートは落とさずにEVF表示を行う場合であっても、CCD駆動周波数に応じた最適なパルス幅としたタイミング信号に基づき、CCD駆動やCCD出力信号のサンプルホールドを行うことができる。
したがって、CCD駆動周波数を変化させた場合でも、CCD駆動周波数に応じた適切なタイミングでCCD駆動やCCD出力信号のサンプルホールドを行うことができ、撮像信号のS/N劣化を抑圧して、高品位な撮像画像を生成することができる。
なお、上述した第1の実施形態では、タイミング信号生成部117で生成されたタイミング信号の位相をタイミング信号位相変更部118で変更し、第2の実施形態では、タイミング信号生成部117で生成されたタイミング信号のパルス幅をタイミング信号パルス幅変更部518で変更するようにしているが、タイミング信号生成部117で生成されたタイミング信号の位相及びパルス幅の双方を変更するようにしても良い。
(本発明の他の実施形態)
上述した実施形態の機能を実現するべく各種のデバイスを動作させるように、該各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに対し、前記実施形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に格納されたプログラムに従って前記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
また、この場合、前記ソフトウェアのプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体は本発明を構成する。また、そのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムコードを格納した記録媒体は本発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、コンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、上述の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれることは言うまでもない。
さらに、供給されたプログラムコードがコンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれることは言うまでもない。
なお、前記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の第1の実施形態による撮像装置の構成例を示すブロック図である。 タイミング信号生成部の構成例を示す図である。 第1の実施形態における撮像装置の動作を説明するための図である。 タイミング信号位相情報テーブルの一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態による撮像装置の構成例を示すブロック図である。 第2の実施形態における撮像装置の動作を説明するための図である。 タイミング信号パルス幅情報テーブルの一例を示す図である。 従来の撮像装置における画像入力部の構成を示すブロック図である。 CDS回路の基本構成を示すブロック図である。 CDS回路の動作を説明するための図である。
符号の説明
102 撮像部
103 撮像駆動部
104 アナログ信号処理部
105 ADC部
112 システム制御部
113 メモリ部
115 基本クロック生成部
116 クロック周波数変更部
117 タイミング信号生成部
118 タイミング信号位相変更部
518 タイミング信号パルス幅変更部

Claims (7)

  1. 被写体の光学像を電気信号に変換する撮像手段を駆動する駆動手段と、
    前記撮像手段の出力信号に所定の処理を施す信号処理手段と、
    前記駆動手段に係る駆動周波数の基準となるとともに、周波数を変更可能な基本クロック信号を出力する基本クロック出力手段と、
    前記基本クロック出力手段からの基本クロック信号に基づいて、前記撮像手段を駆動するための水平駆動パルス、リセットゲートパルス、前記撮像手段の出力信号をフィードスルー期間にてサンプルホールドする第1のサンプルホールドパルス、光出力期間にてサンプルホールドする第2のサンプルホールドパルス、及び前記撮像手段の出力信号をデジタル信号に変換するためのアナログデジタル変換タイミングパルスの各タイミング信号を生成し出力するタイミング信号制御手段とを備え、
    前記タイミング信号制御手段は、前記基本クロック信号の周波数毎に前記各タイミング信号に係る変更情報を定めたタイミング信号情報テーブルを参照し、前記基本クロック信号の周波数に応じて、生成した各タイミング信号の位相及びパルス幅の少なくとも一方を変更し出力することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記タイミング信号制御手段は、前記基本クロック出力手段からの基本クロック信号に基づいて、前記各タイミング信号を生成するタイミング信号生成手段と、
    前記タイミング信号生成手段にて生成した前記各タイミング信号の位相及びパルス幅の少なくとも一方を前記変更情報に従って変更するタイミング信号変更手段とを有することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記基本クロック出力手段は、前記基本クロック信号を生成し出力する基本クロック信号生成手段と、
    前記基本クロック信号生成手段が生成する基本クロック信号の周波数を変更するクロック周波数変更手段とを有することを特徴とする請求項1又は2記載の撮像装置。
  4. 前記クロック周波数変更手段により基本クロック信号の周波数を変更した場合に、前記タイミング信号情報テーブルを参照し、当該周波数に応じた前記各タイミング信号の変更情報を設定することを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  5. 前記基本クロック信号の周波数変更が、該装置の動作モードである静止画単写撮影、静止画連写撮影、動画撮影、電子ビューファインダ表示、及び該装置の動作状態であるバッテリ残量のうち、少なくとも1つの情報をもとに行われることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記基本クロック信号の周波数を変更した場合、周波数変更表示を行うことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の撮像装置。
  7. 被写体の光学像を電気信号に変換する撮像手段を駆動する駆動手段と、前記撮像手段の出力信号に所定の処理を施す信号処理手段とを有する撮像装置におけるタイミング信号の制御方法であって、
    前記駆動手段に係る駆動周波数の基準となるとともに、周波数を変更可能な基本クロック信号を生成する基本クロック生成工程と、
    前記基本クロック生成工程で生成される基本クロック信号に基づいて、前記撮像手段を駆動するための水平駆動パルス、リセットゲートパルス、前記撮像手段の出力信号をフィードスルー期間にてサンプルホールドする第1のサンプルホールドパルス、光出力期間にてサンプルホールドする第2のサンプルホールドパルス、及び前記撮像手段の出力信号をデジタル信号に変換するためのアナログデジタル変換タイミングパルスの各タイミング信号を生成し出力するタイミング信号制御工程とを有し、
    前記タイミング信号制御工程にて、前記基本クロック信号の周波数毎に前記各タイミング信号に係る変更情報を定めたタイミング信号情報テーブルを参照し、前記基本クロック信号の周波数に応じて、生成した各タイミング信号の位相及びパルス幅の少なくとも一方を変更し出力することを特徴とするタイミング信号の制御方法。
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