JP4691996B2 - 撮像装置、撮像素子駆動方法および撮像素子駆動プログラム - Google Patents

撮像装置、撮像素子駆動方法および撮像素子駆動プログラム Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置、撮像素子駆動方法および撮像素子駆動プログラムに関する。
従来、デジタルカメラやカメラ付携帯電話においては、滑らかな動画を撮影するために、例えば30fpsなどにフレームレートを上げて撮影する場合、撮像素子であるCCDから画素情報を読み取る際に全ての画素から画素情報を読み取るのではなく、所定の画素のみから読み取る間引き駆動技術、すなわち、水平ラインを特定の割合で間引き、同色同士の画素を加算して取り込む手法が用いられている。間引き駆動方法には、4/8画素間引き水平加算駆動、4/16間引き駆動、4/16間引き水平加算駆動などがあるが、一般に動画撮影用としては、VGA出力が可能な4/8間引き水平加算駆動を用いている(例えば特許文献1、特許文献2参照)。
また、露光量を制御するために、絞りの開閉を駆動制御したり、CCDの電子シャッタを駆動制御したりしていた。但し、それらの駆動制御でも十分な露光量が得られない暗い場所では、オートフォーカスの精度を上げるために色情報を無視して全画素読み出しの間引き駆動を行っていた。
特開2003−322424号公報 特開2002−17079号公報
しかしながら、上述した従来技術では、露光量を制御するために機械的な絞り機構を駆動するので、音声付の動画撮影時などには絞り機構の動作音が録音されてしまうという問題があった。また、従来技術では、動画撮影時にはVGA出力を可能にするために4/8間引き水平加算駆動を行うので、1ピクセルに4個の画素が加算されるため、屋外などの明るい場所、すなわち十分な露光量が得られる場合では、CCDの電子シャッタにより露光時間が非常に短くなり、動画の連続性が失われ、コマ送りのようになってしまうという問題があった。逆に、暗い場所では、4/8間引き水平加算駆動による効果が得られるが、それでも露光量が足りないようなくらい場所では、全画素読み出しの4/8間引き水平加算駆動では、上述したように色情報が失われてしまうため、カラーでの動画撮影ができないという問題があった。
そこで本発明は、機械音などのノイズ音の発生を防止することができ、また、動画撮影時の動画の不連続性を抑えることができ、また、暗い場所であってもカラーでの動画撮影を行うことができる撮像装置、撮像素子駆動方法および撮像素子駆動プログラムを提供することを目的とする。
上記目的達成のため、請求項1記載の発明による撮像装置は、被写体を撮像する撮像素子と、計測される露光量に応じて前記撮像素子の露光時間または絞り値を含む露出条件を調整する露出調整手段と、前記撮像素子内の各領域を対象として画素データを読み出す際に、各領域内に存在する複数画素のうち所定数の画素の値を加算して読み出す加算駆動方式であって、加算画素の数が多くなるほど前記撮像素子から読み出される画像データが明るくなる加算駆動方式で前記撮像素子を駆動する駆動手段と、前記駆動手段が画素データを読み出す際に加算する画素の数が異なる複数の前記加算駆動方式を切り換え制御する駆動制御手段と、前記露出調整手段により前記撮像素子の露光時間が所定以下に設定される場合には、前記露出調整手段により前記絞り値を変化させる代わりに前記駆動制御手段により前記加算する画素の数が少なくなるように前記加算駆動方式を切り換えさせる制御を行う制御手段と、を具備することを特徴とする。
また、好ましい態様として、所定のフレームレートで前記撮像素子による露光動作と前記駆動手段による画素データの読み出し動作とを繰り返し実行して動画データを記録する動画撮影手段を更に備え、前記制御手段は、前記露出調整手段により動画の1フレーム期間内における露光時間が所定以下に設定される場合には、前記駆動制御手段により加算する画素の数が少なくなるように前記加算駆動方式の切り換えを行わせるようにしてもよい。
また、好ましい態様として、前記制御手段は、前記露出調整手段によって前記計測される露光量に応じた露光時間が設定された後、この設定された露光時間が第1の閾値を下回ると、前記駆動手段による駆動方式を第1の加算駆動方式にし、この設定された露光時間が第2の閾値を上回ると、前記第1の加算駆動方式よりも加算画素の数が多い第2の加算駆動方式に切り換えるようにしてもよい。
また、好ましい態様として、前記第1の閾値よりも前記第2の閾値の方が露光時間が長いようにしてもよい。
また、好ましい態様として、前記駆動制御手段が切り換え可能な加算駆動方式には、前記撮像素子内の各領域を対象として画素データを読み出す際に、各領域内の複数の色に対応する複数の画素の値を加算して読み出す第3の加算駆動方式を含み、前記第3の加算駆動方式により読み出された各画素データから色情報を分離する分離手段を更に備えるようにしてもよい。
また、請求項6記載の発明による撮像素子駆動方法は、撮像素子内の各領域を対象として画素データを読み出す際に、各領域内に存在する複数画素のうち所定数の画素の値を加算して読み出す加算駆動方式であって、加算画素の数が多くなるほど前記撮像素子から読み出される画像データが明るくなる加算駆動方式での読み出しが可能であり、加算の対象となる画素の数が異なる複数の加算駆動方式を選択的に動作させることが可能な撮像素子を駆動制御する方法であって、計測される露光量に応じて前記撮像素子の露光時間と絞り値とを含む露出条件を調整する露出調整ステップと、前記露出調整ステップにより前記撮像素子の露光時間が所定以下に設定される場合には、前記露出調整ステップにより前記絞り値を変化させる代わりに、前記加算する画素の数が少なくなるように前記加算駆動方式を切り換えさせる制御を行うステップと、を有することを特徴とする。
また、請求項7記載の発明による撮像素子駆動プログラムは、撮像素子内の各領域を対象として画素データを読み出す際に、各領域内に存在する複数画素のうち所定数の画素の値を加算して読み出す加算駆動方式であって、加算画素の数が多くなるほど前記撮像素子から読み出される画像データが明るくなる加算駆動方式での読み出しが可能であり、加算の対象となる画素の数が異なる複数の間引き加算駆動方式を選択的に動作させることが可能な撮像素子を駆動制御するコンピュータに、計測される露光量に応じて前記撮像素子の露光時間と絞り値とを含む露出条件を調整する露出調整ステップと、前記露出調整ステップにより前記撮像素子の露光時間が所定以下に設定される場合には、前記露出調整ステップにより前記絞り値を変化させる代わりに、前記加算する画素の数が少なくなるように前記駆動手段により前記加算駆動方式を切り換えさせる制御を行うステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、露出調整手段により撮像素子の露光時間が所定以下に設定される場合には、絞り値を変化させる代わりに加算する画素の数が少なくなるように加算駆動方式を切り換えさせるようにしたので、絞り値の変化が撮影に悪影響を及ぼすことを防止することができるとともに、同じ露光量を得る場合に露光時間を長くすることが可能となり、屋外などの明るい場所でのモニタ表示や動画の不連続性を軽減でき、より滑らかなモニタ表示や動画を撮影できる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
A.第1実施形態
A−1.第1実施形態の構成
図1は、本発明の第1実施形態による撮像装置(デジタルカメラ)の一部構成を示すブロック図である。図において、CCD1は、図示しない撮像レンズにより集束された映像をRGBの各色のカラー画像として取り込む。アナログフロントエンド2は、サンプリング・増幅したアナログ信号をデジタル信号に変換する(RGB,CMYG各色について12bitデータに変換する)。
DSP3は、デジタル信号に変換された画像データを取り込み、データバス4へ出力する。また、DSP3は、取り込んだ画素情報から現在の露光量を計測し、該露光量に応じて、CCD1を駆動するためのタイミング発生器5を駆動制御し、4/8間引き水平加算駆動と2/8間引き水平加算駆動とを切り換えて、CCD1からの画素情報(電荷)の取り込むようになっている。従来、露光量の調整は、前述したように、機械的な絞り機構を駆動することによって行っていた。これに対して、本第1実施形態では、絞り機構を駆動することなく(絞り固定)、間引き駆動方式を変えることで露光量を調整することを特徴としている。
タイミング発生器5は、水平走査信号、垂直走査信号を発生する際のタイミング信号を生成し、H(水平)ドライバ6およびV(垂直)ドライバ7に供給する。Hドライバ6は、CCD1に対して水平走査信号を供給する。Vドライバ7は、CCD1に対して垂直走査信号を供給する。CPU8は、各部の動作を制御する。また、メモリ9は、データバス4に出力された画像データを記憶する。
ここで、図2は、本第1実施形態で用いる4/8間引き水平加算駆動方式を説明するための概念図である。また、図3は、本第1実施形態で用いる2/8間引き水平加算駆動方式を説明するための概念図である。4/8間引き水平加算駆動方式は、図2に示すように、読み出しゲートとして、V1A、V1B、V3A、V3Bを使用して、垂直方向に4/8に間引きし、同色同士の画素を加算して取り込む方式である。また、2/8間引き水平加算駆動方式は、図3に示すように、V1A、V3Aを使用して、垂直方向で2/8に間引きして取り込む方式である。すなわち、2/8間引き水平加算駆動方式では、4/8間引き水平加算駆動方式と比べて、読み出す画素情報(電荷数)が半分になる。
B.第1実施形態の動作
次に、上述した第1実施形態の動作について説明する。ここで、図4は、本第1実施形態による撮像装置の動作を説明するためのフローチャートである。また、図5は、本第1実施形態による撮像装置において、露光時間と間引き駆動方法の切り換え動作とを説明するための概念図である。なお、以下の動作では、絞り機構は予め固定されている。
まず、現在設定されている間引き水平加算駆動によりCCD1から画素情報を取り込んで動画撮影を行う(ステップS10)。次に、取り込んだ画素情報から現在の露光量を計測し(ステップS12)、計測した露光量が第1の閾値THA1を上回った否か、すなわち「明るすぎるか否か」を判断する(ステップS14)。
そして、露光量が第1の閾値THA1を上回った場合、すなわち「明るすぎる」場合には、現在、4/8間引き水平加算駆動を行っているか否かを判断する(ステップS16)。ここで、現在、4/8間引き水平加算駆動を行っていない場合、言い換えると、2/8間引き水平加算駆動を行っている場合には、CCD1の駆動方式を変更することなく、ステップS10へ戻り、CCD1からの画素情報の取り込んで動画撮影を継続する。
一方、現在、4/8間引き水平加算駆動を行っている場合には、露光量を減少させるために、図5(a)に示すように、2/8間引き水平加算駆動に変更して(ステップS18)、ステップS10へ戻り、2/8間引き水平加算駆動でCCD1から画素情報の取り込んで動画撮影を継続する。したがって、絞り機構を駆動することなく露光量を減少させることが可能となるので、絞り機構によるノイズの発生を防止することができる。
また、動画撮影中に露光量が第1の閾値THA1を下回ると、露光量が第2の閾値THA2を下回ったか否か、すなわち「暗すぎるか否か」を判断する(ステップS20)。そして、露光量が第2の閾値THA2を上回っている場合、すなわち「暗すぎない」場合には、CCD1の駆動方式を変更することなく、ステップS10へ戻り、CCD1からの画素情報の取り込んで動画撮影を継続する。
一方、露光量が第2の閾値THA2を下回った場合、すなわち「暗すぎる」場合には、現在、2/8間引き水平加算駆動を行っているか否かを判断する(ステップS22)。ここで、現在、2/8間引き水平加算駆動を行っていない場合、言い換えると、4/8間引き水平加算駆動を行っている場合には、CCD1の駆動方式を変更することなく、ステップS10へ戻り、CCD1からの画素情報の取り込んで動画撮影を継続する。
一方、現在、2/8間引き水平加算駆動を行っている場合には、露光量を増加させるために、図5(a)に示すように、4/8間引き水平加算駆動に変更して(ステップS24)、ステップS10へ戻り、4/8間引き水平加算駆動でCCD1から画素情報の取り込んで動画撮影を継続する。したがって、絞り機構を駆動することなく露光量を増加させることが可能となるので、絞り機構によるノイズの発生を防止することができる。
なお、上述した第1実施形態では、第1の閾値THA1、第2の閾値THA2を、図5(a)に示すように設定したが、これに限らず、図5(b)に示すように、低露光量域(暗い側)と、高露光量域(明るい側)とに設定してもよい。
上述した第1実施形態では、露光量が第1の閾値THA1を上回った場合(明るすぎる場合)には、2/8間引き水平加算駆動を行って露光量を減少させ、露光量が第2の閾値THA2を下回った場合(暗すぎる場合)には、4/8間引き水平加算駆動を行って露光量を増加させるようにした。ゆえに、本第1実施形態では、絞り機構を駆動させることなく、露光量を制御して動画撮影を継続することができる。この結果、絞り機構が駆動することによるノイズ発生を防止し、該絞り機構の動作音が録音されるのを防止することができる。また、機械的な絞り機構の動作が不要となるため、電力消費も抑えることができる。また、言い換えると、間引き水平加算駆動方式においては、複数の画素の電荷を取り込んで加算するため、明るすぎる場所では、取り出し合計電荷量が取り出し用のアンプの許容範囲を超えてしまう場合がある。本第1実施形態では、このような明るすぎる場所では、4/8間引き水平加算駆動から2/8間引き水平加算駆動へ切り換えることで電荷を取り込むべき画素数を減少させている。これにより、取り出し合計電荷量が取り出し用のアンプの許容範囲を超えてしまうことを防止しているとも言える。
C.第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本第2実施形態が上述した第1実施形態と異なる点は、DSP3が取り込んだ画素情報から現在の露光量を計測し、最適な露光量が得られる露光時間を設定し、該露光時間に応じて、CCD1を駆動するためのタイミング発生器5を駆動制御し、4/8間引き水平加算駆動と2/8間引き水平加算駆動とを切り換えて、できるだけ露光時間が長くなるようにしてCCD1からの画素情報(電荷)の取り込むようになっている。それ以外の撮像装置の構成、間引き方式などについては上述した第1実施形態と同様であるので説明を省略する。ここで、図6は、本第2実施形態による撮像装置の動作を説明するためのフローチャートである。なお、以下の動作では、絞り機構は固定されている。
まず、現在設定されている間引き水平加算駆動によりCCD1から画素情報を取り込んで動画撮影を行う(ステップS30)。次に、取り込んだ画素情報から現在の露光量を計測し(ステップS32)、最適な露光量が得られる露光時間を設定する(ステップS34)。次に、露光時間が第1の閾値THB1を下回るか否か、すなわち「露光時間が短いか否か」を判断する(ステップS36)。
そして、露光時間が第1の閾値THB1を下回る場合、すなわち「露光時間が短い」場合には、現在、4/8間引き水平加算駆動を行っているか否かを判断する(ステップS38)。ここで、現在、4/8間引き水平加算駆動を行っていない場合、言い換えると、既に2/8間引き水平加算駆動を行っている場合には、CCD1の駆動方式を変更することなく、ステップS30へ戻り、CCD1からの画素情報の取り込んで動画撮影を継続する。
一方、現在、4/8間引き水平加算駆動を行っている場合には、2/8間引き水平加算駆動に変更し(ステップS38)、ステップS30へ戻り、2/8間引き水平加算駆動でCCDから画素情報の取り込んで動画撮影を継続する。この場合、2/8間引き水平加算駆動に変更することで読み出す電荷数が半分になるので、ステップS32で計測した露光量が半減し、ステップS34で設定される露光時間を2倍以上に延ばすことができ、動画のコマ送り現象を防止することができる。
また、動画撮影中に露光時間が第1の閾値THB1を上回ると、露光時間が第2の閾値THB2を上回るか否か、すなわち「露光時間が長すぎるか否か」を判断する(ステップS42)。そして、露光時間が第2の閾値THB2を下回る場合、すなわち「露光時間が長すぎない(=許容範囲内)」場合には、CCD1の駆動方式を変更することなく、ステップS30へ戻り、CCD1からの画素情報の取り込んで動画撮影を継続する。
一方、露光時間が第2の閾値THB2を上回る場合、すなわち「露光時間が長すぎる(=許容範囲を超えた)」場合には、現在、2/8間引き水平加算駆動を行っているか否かを判断する(ステップS44)。ここで、現在、2/8間引き水平加算駆動を行っていない場合、言い換えると、4/8間引き水平加算駆動を行っている場合には、CCD1の駆動方式を変更することなく、ステップS30へ戻り、CCD1からの画素情報の取り込んで動画撮影を継続する。
一方、現在、2/8間引き水平加算駆動を行っている場合には、4/8間引き水平加算駆動に変更して(ステップS46)、ステップS30へ戻り、4/8間引き水平加算駆動でCCD1から画素情報の取り込んで動画撮影を継続する。この場合、4/8間引き水平加算駆動に変更することで読み出す電荷数が2倍になるので、ステップS32で計測した露光量が倍加し、ステップS34で設定される露光時間が半分以下に短くなるので、動画のブレが防止される。
ここで、図7は、本第2実施形態における、間引き方式の違いによる露光時間の比較を示す概念図である。図7(a)には、4/8間引き水平加算駆動での露光時間を示しており、図7(b)には、2/8間引き水平加算駆動での露光時間を示している。いずれの場合も、斜線の部分が露光時間を示しているが、4/8間引き水平加算駆動に比べ、2/8間引き水平加算駆動の方が取り込む画素数が少ないので、同じ露光量を得る場合に露光時間を長く(2倍に)することが可能となり、屋外などの明るい場所での動画の不連続性を軽減でき、より滑らかな動画を撮影できることが分かる。
なお、上述した第1または第2実施形態では、動画撮影時を対象としたが、通常のモニタモードのときに使用してもよい。この場合、4/16間引き水平加算駆動から2/16間引き水平加算駆動へ切り換えたり、4/16間引き駆動から2/16間引き駆動へ切り換えたり、4/8間引き駆動から2/8間引き駆動へ切り換えたりすればよい。4/16間引き水平加算駆動から2/16間引き水平加算駆動への切り換えでは、通常のフレームレートが60fpsであり、モニタモードでは30fpsでよいため、クロック数を半分にして消費電力を下げるという効果を得ることが期待できる。
C.第3実施形態
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本第3実施形態では、暗い場所でのカラー動画撮影について説明する。従来、暗い場所でのAF精度を上げるために、全画素読み出しの間引き駆動を行う技術があるが、前述したように、この技術では、色情報が失われてしまうため(色情報が混ざってしまう)、AFには使用できるが、通常のモニタモードで使用できない。本第3実施形態では、CCD1から異なる色情報を混ぜて読み出し、後段の処理でそれを分離することで色を再現することを特徴とする。
具体的には、通常の動画モードでは、4/8間引き水平加算駆動を用いるが、暗い場所では、8/8(間引き)水平加算駆動にする。ここで、図8は、本第3実施形態において、8/8間引き水平加算駆動方式を説明するための概念図である。8/8間引き水平加算駆動方式は、図8に示すように、読み出しゲートとして、V1A、V5B、V1B、V5B、V7A、V3A、V7A、V3Bを使用して、垂直方向に全画素を読み出し、同色同士の画素を加算して取り込む方式である。
次に、図9は、本第3実施形態において、異なる色情報が混ざったデータから画素値の分離方法を説明するための概念図である。4/8間引き水平加算駆動方式では、図9(a)に示すように、Nライン目に、R,G,…,R,G,…の順で得られ、(N+1)ライン目に、G,B,…,G,B,…の順で得られる。これに対して、8/8間引き水平加算駆動方式では、図9(b)に示すように、Nライン目に、RとGが6:2,GとRが6:2,…の順で得られ、(N+1)ライン目に、GとBが6:2,GとBが6:2,…の順で得られる。
このように、8/8間引き水平加算駆動方式では、画素が混ざって取り込まれるので、1画素目と2画素目で連立方程式を立てる。1画素目の出力をO1、2画素目の出力をO2とすると、以下の式が得られる。
6R+2G=O1(1画素目)
6G+2R=O2(2画素目)
隣接する画素は、ほぼ同じ画像情報と考えられるので、この2つの連立方程式を解けば、各画素の値が求められる。
R=(3・O1−O2)/16
G=(3・O2−O1)/16
これをN番目の画素と(N+1)番目の画素とで求めればよい。後段での計算処理が必要になるが、それほど難しい計算ではないのでリアルタイム処理の妨げにはならない。
上述した第3実施形態によれば、4/8間引き水平加算駆動を8/8(間引き)水平加算駆動へ切り換えることにより、暗い場所でのAF精度の向上のみならず、カラーでの動画撮影やモニタモード表示などが可能になる。また、前述した第1または第2実施形態と組み合わせることにより、CCD駆動の切り換えのみによって、3段の絞りの切り替えと同等の効果を得ることができる。
なお、上述した第1または第2実施形態においては、2/8間引き水平加算駆動と4/8間引き水平加算駆動との切り換え制御について説明したが、CCD1の仕様に応じて、4/16間引き駆動、4/16間引き水平加算駆動などの他の駆動方式を用いてもよいことは言うまでもない。この場合、重要なのは、通常の駆動方式に加えて、その駆動方式の半分以下の画素から画素情報(電荷)を取り込む駆動方式を用いることにある。同様に、第3実施形態においては、4/8間引き水平加算駆動を8/8(間引き)水平加算駆動へ切り換えるようにしたが、これに限らず、4/16間引き水平加算駆動を切り換えてもよいし、他のCCDにも適用してもよい。また、上述した第1ないし第3実施形態においては、CCD1から取り込んだ画素情報から現在の露光量を計測するようにしたが、これに限らず、CCD1とは別体の外部光学センサなどで露光量を検出するようにしてもよい。
本発明の第1実施形態による撮像装置(デジタルカメラ)の一部構成を示すブロック図である。 本第1実施形態で用いる4/8間引き水平加算駆動方式を説明するための概念図である。 本第1実施形態で用いる2/8間引き水平加算駆動方式を説明するための概念図である。 本第1実施形態による撮像装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本第1実施形態による撮像装置において、露光時間と間引き駆動方法の切り換え動作とを説明するための概念図である。 本第2実施形態による撮像装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本第2実施形態における、間引き方式の違いによる露光時間の比較を示す概念図である。 本第3実施形態において、8/8間引き水平加算駆動方式を説明するための概念図である。 本第3実施形態において、異なる色情報が混ざったデータから画素値の分離方法を説明するための概念図である。
符号の説明
1 CCD(撮像手段、撮像素子)
2 アナログフロントエンド(転送手段)
3 DSP(制御手段)
4 データバス
5 タイミング発生器(駆動手段)
6 Hドライバ(駆動手段)
7 Vドライバ(駆動手段)
8 CPU
9 メモリ

Claims (7)

  1. 被写体を撮像する撮像素子と、
    計測される露光量に応じて前記撮像素子の露光時間または絞り値を含む露出条件を調整する露出調整手段と、
    前記撮像素子内の各領域を対象として画素データを読み出す際に、各領域内に存在する複数画素のうち所定数の画素の値を加算して読み出す加算駆動方式であって、加算画素の数が多くなるほど前記撮像素子から読み出される画像データが明るくなる加算駆動方式で前記撮像素子を駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段が画素データを読み出す際に加算する画素の数が異なる複数の前記加算駆動方式を切り換え制御する駆動制御手段と、
    前記露出調整手段により前記撮像素子の露光時間が所定以下に設定される場合には、前記露出調整手段により前記絞り値を変化させる代わりに前記駆動制御手段により前記加算する画素の数が少なくなるように前記加算駆動方式を切り換えさせる制御を行う制御手段と、
    を具備することを特徴とする撮像装置。
  2. 所定のフレームレートで前記撮像素子による露光動作と前記駆動手段による画素データの読み出し動作とを繰り返し実行して動画データを記録する動画撮影手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記露出調整手段により動画の1フレーム期間内における露光時間が所定以下に設定される場合には、前記駆動制御手段により加算する画素の数が少なくなるように前記加算駆動方式の切り換えを行わせることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記制御手段は、前記露出調整手段によって前記計測される露光量に応じた露光時間が設定された後、この設定された露光時間が第1の閾値を下回ると、前記駆動手段による駆動方式を第1の加算駆動方式にし、この設定された露光時間が第2の閾値を上回ると、前記第1の加算駆動方式よりも加算画素の数が多い第2の加算駆動方式に切り換えることを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  4. 前記第1の閾値よりも前記第2の閾値の方が露光時間が長いことを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  5. 前記駆動制御手段が切り換え可能な加算駆動方式には、前記撮像素子内の各領域を対象として画素データを読み出す際に、各領域内の複数の色に対応する複数の画素の値を加算して読み出す第3の加算駆動方式を含み、
    前記第3の加算駆動方式により読み出された各画素データから色情報を分離する分離手段を更に備えたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の撮像装置。
  6. 撮像素子内の各領域を対象として画素データを読み出す際に、各領域内に存在する複数画素のうち所定数の画素の値を加算して読み出す加算駆動方式であって、加算画素の数が多くなるほど前記撮像素子から読み出される画像データが明るくなる加算駆動方式での読み出しが可能であり、加算の対象となる画素の数が異なる複数の加算駆動方式を選択的に動作させることが可能な撮像素子を駆動制御する方法であって、
    計測される露光量に応じて前記撮像素子の露光時間と絞り値とを含む露出条件を調整する露出調整ステップと、
    前記露出調整ステップにより前記撮像素子の露光時間が所定以下に設定される場合には、前記露出調整ステップにより前記絞り値を変化させる代わりに、前記加算する画素の数が少なくなるように前記加算駆動方式を切り換えさせる制御を行うステップと、
    を有することを特徴とする撮像素子駆動方法。
  7. 撮像素子内の各領域を対象として画素データを読み出す際に、各領域内に存在する複数画素のうち所定数の画素の値を加算して読み出す加算駆動方式であって、加算画素の数が多くなるほど前記撮像素子から読み出される画像データが明るくなる加算駆動方式での読み出しが可能であり、加算の対象となる画素の数が異なる複数の間引き加算駆動方式を選択的に動作させることが可能な撮像素子を駆動制御するコンピュータに、
    計測される露光量に応じて前記撮像素子の露光時間と絞り値とを含む露出条件を調整する露出調整ステップと、
    前記露出調整ステップにより前記撮像素子の露光時間が所定以下に設定される場合には、前記露出調整ステップにより前記絞り値を変化させる代わりに、前記加算する画素の数が少なくなるように前記駆動手段により前記加算駆動方式を切り換えさせる制御を行うステップと、
    を実行させることを特徴とする撮像素子駆動プログラム。
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