JP4049142B2 - 撮像装置、撮像素子駆動装置および撮像方法 - Google Patents

撮像装置、撮像素子駆動装置および撮像方法 Download PDF

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Description

本発明は、被写体に係る画像信号を生成する撮像素子を利用した撮像技術に関する。
撮像素子としてCCDを使用するデジタルカメラ(撮像装置)では、モニタモード時や静止画撮影時において、タイミングジェネレータから所定の駆動パルスを撮像素子に送り、光電変換部(光電変換セル)から転送可能な電子数(以下「転送可能電子数」ともいう)の設定を行っている(非特許文献1参照)。
一方、被写体が低輝度の場合には、撮像素子から出力される画像信号を増幅するアンプにおいてゲインを上げることで、露光量の不足を改善している。
SONY(株)、"ICX406BQF 対角8.98mm(1/1.8型)正方画素型カラー用フレーム読み出し方式固体撮像素子"、[online]、[平成16年9月17日検索]、インターネット<URL:http://www.sony.co.jp/~semicon/japanese/img/sonyj01/e6802817.pdf>
しかしながら、上記の技術のように、アンプのゲインを大きくする場合には撮像素子の出力信号に含まれる暗ノイズも増幅されてしまうため、S/N比が悪化し、撮影画像の画質が劣化するという問題がある。特に、撮像素子においては、転送可能電子数が大きくなると暗ノイズが増加する傾向であるが、この暗ノイズが増幅されることによる影響を受けることとなる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、低輝度の被写体を撮影する場合でも撮影画像の画質の劣化を防止できる撮像技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、撮像装置であって(a)被写体に係る画像信号を生成する撮像素子と、(b)被写体の輝度を検出する検出手段と、(c)前記検出手段で検出された被写体の輝度に応じて第1駆動信号と第2駆動信号とを選択的に切替え、前記撮像素子に出力する駆動手段と、(d)前記撮像素子で生成された画像信号を増幅する増幅手段とを備え、前記撮像素子は、(a-1)前記駆動手段から前記第1駆動信号が入力される場合には、第1の電荷転送容量に設定し、前記駆動手段から前記第2駆動信号が入力される場合には、前記第1の電荷転送容量より小さい第2の電荷転送容量に設定する設定手段を有するとともに、前記増幅手段は、前記画像信号を増幅する増幅率が可変となっており、前記検出手段は、(b-1)前記増幅率に基づき、前記被写体の輝度を検出する手段を有するとともに、前記駆動手段は、(c-1)前記増幅率が所定値より小さい場合には、前記第1駆動信号を出力し、前記増幅率が前記所定値より大きい場合には、前記第2駆動信号を出力する手段を有する。
また、請求項2の発明は、撮像装置であって(a)被写体に係る画像信号を生成する撮像素子と、(b)被写体の輝度を検出する検出手段と、(c)前記検出手段で検出された被写体の輝度に応じて第1駆動信号と第2駆動信号とを選択的に切替え、前記撮像素子に出力する駆動手段とを備え、前記撮像素子は、(a-1)前記駆動手段から前記第1駆動信号が入力される場合には、第1の電荷転送容量に設定し、前記駆動手段から前記第2駆動信号が入力される場合には、前記第1の電荷転送容量より小さい第2の電荷転送容量に設定する設定手段を有するとともに、前記検出手段は、(b-1)前記撮像素子で生成された画像信号の最大輝度値に基づき、前記被写体の輝度を検出する手段を有し、前記駆動手段は、(c-1)前記最大輝度値が特定値より大きい場合には、前記第1駆動信号を出力し、前記最大輝度値が前記特定値より小さい場合には、前記第2駆動信号を出力する手段を有する。
また、請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明に係る撮像装置において、前記設定手段は、前記撮像素子に係る蓄積ゲートの数を変更することで、前記第1の電荷転送容量と前記第2の電荷転送容量とを切替える手段を有する。
また、請求項4の発明は、被写体の輝度を検出する検出手段から前記被写体の輝度情報を取得可能な撮像素子駆動装置であって、(a)被写体に係る画像信号を生成する撮像素子と、(b)前記被写体の輝度情報に応じて第1駆動信号と第2駆動信号とを選択的に切替え、前記撮像素子に出力する駆動手段とを備え、前記撮像素子で生成された画像信号は増幅手段で増幅され、前記撮像素子は、(a-1)前記駆動手段から前記第1駆動信号が入力される場合には、第1の電荷転送容量に設定し、前記駆動手段から前記第2駆動信号が入力される場合には、前記第1の電荷転送容量より小さい第2の電荷転送容量に設定する設定手段を有するとともに、前記増幅手段は、前記画像信号を増幅する増幅率が可変となっており、前記検出手段は前記増幅率に基づき、前記被写体の輝度を検出する手段を有するとともに、前記駆動手段は、(b-1)前記増幅率が所定値より小さい場合には、前記第1駆動信号を出力し、前記増幅率が前記所定値より大きい場合には、前記第2駆動信号を出力する手段を有する。
また、請求項5の発明は、被写体の輝度を検出する検出手段から前記被写体の輝度情報を取得可能な撮像素子駆動装置であって、(a)被写体に係る画像信号を生成する撮像素子と、(b)前記被写体の輝度情報に応じて第1駆動信号と第2駆動信号とを選択的に切替え、前記撮像素子に出力する駆動手段とを備え、前記撮像素子は、(a-1)前記駆動手段から前記第1駆動信号が入力される場合には、第1の電荷転送容量に設定し、前記駆動手段から前記第2駆動信号が入力される場合には、前記第1の電荷転送容量より小さい第2の電荷転送容量に設定する設定手段を有するとともに、前記検出手段は、前記撮像素子で生成された画像信号の最大輝度値に基づき、前記被写体の輝度を検出する手段を有し、前記駆動手段は、(b-1)前記最大輝度値が特定値より大きい場合には、前記第1駆動信号を出力し、前記最大輝度値が前記特定値より小さい場合には、前記第2駆動信号を出力する手段を有する。
また、請求項6の発明は、撮像方法であって、(a)被写体に係る画像信号を撮像素子によって生成する撮像工程と、(b)被写体の輝度を検出する検出工程と、(c)前記検出工程で検出された被写体の輝度に応じて第1駆動信号と第2駆動信号とを選択的に切替え、前記撮像素子に出力する駆動工程と、(d)前記撮像素子で生成された画像信号を増幅する増幅工程とを備え、前記撮像素子は、前記駆動工程において前記第1駆動信号が入力される場合には、第1の電荷転送容量に設定し、前記駆動工程において前記第2駆動信号が入力される場合には、前記第1の電荷転送容量より小さい第2の電荷転送容量に設定するとともに、前記増幅工程では、前記画像信号を増幅する増幅率が可変となっており、前記検出工程は、(b-1)前記増幅率に基づき、前記被写体の輝度を検出する工程を有するとともに、前記駆動工程は、(c-1)前記増幅率が所定値より小さい場合には、前記第1駆動信号を出力し、前記増幅率が前記所定値より大きい場合には、前記第2駆動信号を出力する工程を有する。
また、請求項7の発明は、撮像方法であって、(a)被写体に係る画像信号を撮像素子によって生成する撮像工程と、(b)被写体の輝度を検出する検出工程と、(c)前記検出工程で検出された被写体の輝度に応じて第1駆動信号と第2駆動信号とを選択的に切替え、前記撮像素子に出力する駆動工程とを備え、前記撮像素子は、前記駆動工程において前記第1駆動信号が入力される場合には、第1の電荷転送容量に設定し、前記駆動工程において前記第2駆動信号が入力される場合には、前記第1の電荷転送容量より小さい第2の電荷転送容量に設定するとともに、前記検出工程は、(b-1)前記撮像素子で生成された画像信号の最大輝度値に基づき、前記被写体の輝度を検出する工程を有し、前記駆動工程は、(c-1)前記最大輝度値が特定値より大きい場合には、前記第1駆動信号を出力し、前記最大輝度値が前記特定値より小さい場合には、前記第2駆動信号を出力する工程を有する。
請求項1ないし請求項7の発明によれば、被写体の輝度に応じて第1駆動信号と第2駆動信号とを選択的に切替え撮像素子に出力する駆動手段から、第1駆動信号が入力される場合には第1の電荷転送容量に設定し、第2駆動信号が入力される場合には第1の電荷転送容量より小さい第2の電荷転送容量に設定する。その結果、低輝度の被写体を撮影する場合でも撮影画像の画質の劣化を防止できる。
特に、請求項3の発明においては、撮像素子に係る蓄積ゲートの数を変更することで、第1の電荷転送容量と第2の電荷転送容量とを切替えるため、電荷転送容量を適切に変更して、画質の向上を図れる。
また、請求項1、請求項4および請求項6の発明においては、撮像素子で生成された画像信号を増幅する増幅率が所定値より小さい場合には、第1駆動信号を出力し、増幅率が所定値より大きい場合には、第2駆動信号を出力するため、第1駆動信号と第2駆動信号との選択を適切に行える。
また、請求項2、請求項5および請求項7の発明においては、撮像素子で生成された画像信号の最大輝度値が特定値より大きい場合には、第1駆動信号を出力し、最大輝度値が特定値より小さい場合には、第2駆動信号を出力するため、第1駆動信号と第2駆動信号との選択を適切に行える。
<第1実施形態>
<撮像装置の構成>
図1および図2は、本発明の第1実施形態に係る撮像装置1Aの外観構成を示す図である。図1は正面側から見た概略斜視図であり、図2は背面側からみた概略斜視図である。
撮像装置1Aは、例えばデジタルカメラとして構成されており、その正面側に撮影レンズ2と光学ファインダー3とフラッシュ4とを備えるとともに、その上面側にシャッタボタン9とを備えている。
また、撮像装置1Aは、その背面側に液晶表示部(以下では、単に「表示部」という。)5とボタン群7とを備えている。ボタン群7は十字カーソルボタン7a〜7eで構成されている。
シャッタボタン9は、撮影者による半押し状態(以下、S1状態とも称する)と全押し状態(以下、S2状態とも称する)とを区別して検出可能な2段階押し込みスイッチとなっており、半押し(S1)状態のときに自動合焦制御を開始し、全押し(S2)状態のときに記録用画像を撮影するための静止画撮影(本撮影)動作を開始する。
表示部5は、モニタモード時のプレビュー表示(ライブビュー表示とも称する)及び記録画像の再生表示等を行う。
ライブビュー表示では、撮像装置1Aの電源オン後や静止画撮影が完了すると、1/30秒ごとに低解像度で被写体の撮像を繰り返し、撮像画像を表示部5に動画的態様で表示する。これにより、撮影者は、撮像画像における被写体の位置および大きさ等を知覚し、フレーミング動作を行える。
蓋6は、電池室およびメモリカード装着部を覆う部分に設けられている。言い換えれば、蓋6の内部側には、電源電池BTを収容する電池室と着脱自在な記録媒体であるメモリカード90を装着するメモリカード装着部とが設けられている。静止画撮影によって得られる画像データ等は、この挿入装着部にセットされるメモリカード90に記録される。
図3は、撮像装置1Aの機能構成を示すブロック図である。
撮像素子20は、例えばCCDとして構成されており、被写体像を撮影して電子的な画像信号を生成する。具体的には、撮像素子20は、撮影レンズ2によって結像された被写体の光像を、画素毎にR(赤),G(緑),B(青)の色成分の画像信号(各画素で受光された画素信号の信号列からなる信号)に光電変換して出力する。
撮像素子20で生成された画像信号はアナログ信号処理部21に与えられ、アナログ信号処理部21において画像信号(アナログ信号)に対して所定のアナログ信号処理が施される。具体的には、アナログ信号処理回路21は、オートゲインコントロール回路(AGC)を有しており、このオートゲインコントロール回路でゲインを調整することにより画像信号のレベル調整を行える。すなわち、オートゲインコントロール回路では、撮像素子20で生成された画像信号を増幅するゲイン(増幅率)が可変となっており、被写体の輝度に応じたゲインが設定される。
A/D変換器22は、アナログ処理部21で増幅された画像信号の各画素信号を、例えば10bitのデジタル信号に変換するものである。A/D変換後のデジタル信号は、制御部8A内のデジタル処理部80に入力され、WB(ホワイトバランス)処理やγ補正処理、色補正処理等の画像処理が施される。
D/A変換器23は、制御部8Aから送信されるデジタル信号をアナログ信号に変換し、撮像素子20に出力する。このD/A変換器23によって、撮像素子20に印加する電位を変化させることにより、撮像素子20において飽和レベルの変更が可能となる(後述)。
タイミングジェネレータ24は、撮像素子20、アナログ処理部21およびA/D変換器22を駆動させるための各種のパルスを発生する部位で、複数種の駆動パルスを出力できる。これらの駆動パルスは、制御部8Aからのタイミングパルスに基づき生成される。
このタイミングジェネレータ24および撮像素子20は、一体として撮像素子駆動回路(駆動制御装置)CU内に設けられている。
デジタル処理部80で処理された画像データは、表示部5に表示したり、メモリカード90に記録されることとなる。
制御部8Aは、コンピュータとして働くCPUおよびメモリを有しており、撮像装置1Aの各部を統括的に制御する。
<撮像素子20の駆動について>
撮像素子20においては、D/A変換器23からの印加電圧およびタイミングジェネレータ24からの駆動パルスによって、飽和レベルおよび、垂直転送路(垂直CCD)に配列された蓄積ゲートの数が変更可能となっている。これらについて、以下で説明する。
図4は、撮像素子20の入力電圧Vsと飽和電子数との関係を示す図である。この図4においては、横軸がD/A変換器23から入力される電圧Vsを示し、縦軸が撮像素子20の光電変換セル(光電変換部)で飽和する電子数を示している。
例えば、D/A変換器23から出力される電圧Vsが6Vである場合には、撮像素子20の光電変換部における飽和電子数が20000に設定され、電圧Vsが15Vである場合、撮像素子20の光電変換部における飽和電子数が10000に設定される。このように、撮像素子20の光電変換部の飽和レベルは、撮像素子20に入力される電圧Vsを変化させることで変更できる。尚、飽和電子数20000はほぼ撮像素子の出力電圧500mvに相当し、飽和電子数10000はほぼ撮像素子の出力電圧250mvに相当する。
電圧Vsの変化は、図5に示す電位障壁WAの高さ(電位)Psの変更に対応しており、この電位Psの変更により、蓄積電荷をオーバーフローさせる飽和レベルの変更が可能となる。なお、図5に示す電位障壁WBの高さPtを低くすることで、撮像素子20において光電変換部から、垂直転送路に蓄積電荷を移動させることができる。
以上のように撮像素子20の入力電圧Vsを変化させることで、飽和電子数を変更できるが、本実施形態では、飽和電子数が20000に設定される場合(Vs=6V)を通常飽和レベルと呼び、飽和電子数が10000に設定される場合(Vs=15V)を低飽和レベルと呼ぶこととする。
図6は、蓄積ゲート数と転送可能電子数との関係を示す図である。この図6においては、横軸が撮像素子20における蓄積ゲート数を示し、縦軸が、光電変換部から転送可能な電子数(転送可能電子数)を示している。
図6のように、蓄積ゲート数が3である場合には、転送可能電子数が15000に設定され、蓄積ゲート数が4である場合には、転送可能電子数が25000に設定される。このように転送可能電子数は蓄積ゲートの数で制限されることとなるが、図4に示す飽和レベルとの関係について、以下で説明する。
撮像素子20の入力電圧Vsが6Vの場合には、光電変換部の飽和電子数が20000(図4参照)に設定されるため、蓄積ゲート数を3にすると転送可能電子数は15000に設定され飽和レベルに近い画素(高輝度の被写体が結像されている画素)の電荷を全て転送することができない。
一方、撮像素子20の入力電圧Vsが15Vの場合には、光電変換部の飽和電子数が10000(図4参照)に設定されるため、蓄積ゲート数を3にしても4にしても、各画素の電荷を全て転送することが可能である。このような場合、撮像装置1Aでは、暗電流の抑制効果が大きい蓄積ゲート数3を選択し、高画質化を図ることとする。
この暗電流の抑制効果について、図7を参照して説明する。
図7は、暗ノイズと蓄積ゲート数との関係を示す概念図である。図7(a)は、蓄積ゲート数が4の場合を表し、図7(b)は、蓄積ゲート数が3の場合を表している。なお、図7(a)および図7(b)では、平行斜線で示す電荷が次々に転送される様子を表現している。
蓄積ゲート数が4の場合、転送可能電子数に相当する電荷転送容量Qa(図7(a))は、蓄積ゲート数が3の場合における電荷転送容量Qb(図7(b))より大きい。また、蓄積ゲート数が4の場合、転送される電荷に含まれる暗ノイズNa(図7(a))の絶対量も、蓄積ゲート数が3の場合における暗ノイズNb(図7(b))の量より大きくなる。
よって、蓄積ゲート数が4に設定される場合で、信号量(電子数)が大きい時には、暗ノイズNaの量が多いもののS/N比の確保は可能である。これに対して、信号量が小さい時には、暗ノイズNaの信号量に占める割合が増加するため、S/N比が悪化することとなる。
一方、蓄積ゲート数が3に設定される場合で、信号量が小さい時には、暗ノイズNbの量が少ないため、S/N比の確保は可能である。これに対して、信号量が大きい時には、電荷転送容量Qbが小さいため、容量オーバーとなり、電荷を全て転送することが不可能である。
以上のように蓄積ゲート数が増加すると暗ノイズの量も大きくなるが、転送される電子数に応じて蓄積ゲート数を決定することで、暗ノイズの影響を適切に抑制できることとなる。
蓄積ゲート数は、タイミングジェネレータ24からの駆動パルスの波形に応じて設定されるが、この動作について説明する。なお、以下では、蓄積ゲート数を4に設定する駆動パルスの波形パターンをAパターンと呼び、蓄積ゲート数を3に設定する駆動パルスの波形パターンをBパターンと呼ぶ。
図8は、タイミングジェネレータ24から出力される駆動パルスの波形パターンを示す図である。図9は、図8に示す駆動パルスの波形パターンを拡大した図である。すなわち、図9(a)は、図8(a)の破線Za内を拡大した波形を示し、図9(b)は、図8(b)の破線Zb内を拡大した波形を示している。
蓄積ゲート数を4にする場合には、タイミングジェネレータ24において図9(a)に示す駆動パルスの波形パターン(Aパターン)が設定される。このAパターンでは、各駆動パルスV1〜V4において蓄積ゲートをオンにする信号が重畳され、4つの蓄積ゲートを有するゲートGaが形成されることとなる。
一方、蓄積ゲート数を3にする場合には、タイミングジェネレータ24において図9(b)に示す駆動パルスの波形パターン(Bパターン)が設定される。このBパターンでは、各駆動パルスV2〜V4において蓄積ゲートをオンにする信号が重畳され、3つの蓄積ゲートを有するゲートGbが形成されることとなる。
以上のようにタイミングジェネレータ(駆動手段)24からAパターンの駆動波形(第1駆動信号)が撮像素子20に入力される場合には、転送可能電子数が25000の第1の電荷転送容量に設定されるとともに、タイミングジェネレータ24からBパターンの駆動波形(第2駆動信号)が撮像素子20に入力される場合には、第1の電荷転送容量より小さい、転送可能電子数が15000の第2の電荷転送容量に設定される。そして、第1の電荷転送容量と第2の電荷転送容量とは、撮像素子20に係る蓄積ゲートの数を変更することにより切替えられる。
このように撮像素子20に送る駆動パルスの波形パターンを変化させると、蓄積ゲート数が変更できるため、撮像素子20の光電変換部で生じる電子数(電荷量)に応じて蓄積ゲート数を決定すれば、上述のようにS/N比の向上を図れることとなる。
<アナログ処理部21のゲイン設定について>
アナログ処理部21では、画像信号を増幅するアンプのゲイン調整が可能となっているが、このゲイン設定は、後段のA/D変換器22の入力レンジを考慮して行われることとなる。これについて、具体的に説明する。
例えば、撮像素子20の光電変換部で蓄積された電子数が20000である場合には、撮像素子20から500mVの出力が生じ、電子数が10000である場合には、撮像素子20から250mVの出力が生じるものとし、電子数と出力電圧とが比例関係にあると考える。また、10bitのA/D変換器22の入力レンジを0〜1Vと考える。これにより、入力電圧が0Vである場合にはデジタル値の0が出力され、入力電圧が1Vの場合にはデジタル値の1023が出力されることとなる。
ここで、アナログ処理部21のゲインが+6dB(2倍)に設定される場合、撮像素子20の出力を500mVまでに抑えることができれば、アナログ処理部21の出力が1V以下となり、A/D変換器22のダイナミックレンジ(入力レンジ)をフルに使用できる。
一方、アナログ処理部21のゲインが+6dB(2倍)に設定される場合において、撮像素子20の出力が250mV(図4ではVs=15Vのケース)で飽和するのであれば、アナログ処理部21の出力が500mV以上とはならず、A/D変換器22のダイナミックレンジをフルに使用できない。このようにA/D変換器22のダイナミックレンジを十分に利用せずに画像処理された画像は、ダイナミックレンジを有効活用した画像に比べて、画質面において劣ることとなる。
ただし、撮像素子20の出力が250mVで飽和する場合でも、アナログ処理部21のゲインを例えば+12dB(4倍)に設定すれば、アナログ処理部21の出力が1V以下になるとともに、A/D変換器22のダイナミックレンジをフルに使用できる。すなわち、アナログ処理部21のゲインが大きい場合には、撮像素子20の飽和レベルを低く設定しても支障がないこととなる。
以上のことから、撮像素子20で生じる電子数が例えば10000(出力が250mV)までの場合には、図6に示すように蓄積ゲート数が3でも4でも転送可能であるが、アナログ処理部21のゲインが+12dB(4倍)となっている時には、A/D変換器22のダイナミックレンジを有効活用する観点から、蓄積ゲート数を3とするのが、画質面において有利に働くこととなる。
<撮像装置1Aの動作>
図10は、撮像装置1Aの基本的な動作を示すフローチャートである。本動作は、制御部8Aおよびタイミングジェネレータ24等によって実行される。
ステップST1では、アナログ処理部21におけるアンプのゲイン設定を制御部8Aが読み込む。この設定ゲイン(増幅率)を利用して、被写体の輝度が検出されることとなる。
ステップST2では、ステップST1で読み込んだゲインが12dB未満かを判定する。ここで、12dB未満の場合には、ステップST3に進み、12dB以上の場合には、ステップST5に進む。すなわち、タイミングジェネレータ24において、ステップST1で検出された被写体の輝度に応じて、ステップST3でのAパターンの駆動波形(第1駆動信号)と、ステップST5でのBパターンの駆動波形(第2駆動信号)とが選択的に切替えられ、撮像素子20に出力されることとなる。
ステップST3では、タイミングジェネレータ24から撮像素子20に送る駆動パルスを、図9(a)に示すAパターンに設定する。すなわち、アナログ処理部21の増幅率が12dB(所定値)より小さい場合には、Aパターンの駆動波形(第1駆動信号)を撮像素子20に出力する。これにより、撮像素子20における蓄積ゲート数が4に設定され、転送可能電子数が比較的多い25000に設定される。
ステップST4では、撮像素子20を通常飽和レベルに設定する。具体的には、撮像素子20にD/A変換器23から6Vの電圧を印加し、飽和電子数を20000に設定する。
ステップST5では、タイミングジェネレータ24から撮像素子20に送る駆動パルスを、図9(b)に示すBパターンに設定する。すなわち、アナログ処理部21の増幅率が12dB(所定値)より大きい場合には、Bパターンの駆動波形(第2駆動信号)を撮像素子20に出力する。これにより、撮像素子20における蓄積ゲート数が3に設定され、転送可能電子数が比較的少ない15000に設定される。
ステップST6では、撮像素子20を低飽和レベルに設定する。具体的には、撮像素子20にD/A変換器23から15Vの電圧を印加し、飽和電子数を10000に設定する。
以上の撮像装置1Aの動作により、アナログ処理部のゲイン設定に応じて蓄積ゲート数、つまり転送可能電子数を変更するため、低輝度の被写体を撮影する場合でも暗ノイズを抑えて撮影画像の画質の劣化を防止できる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態に係る撮像装置1Bについては、第1実施形態の撮像装置1Aと類似の構成を有しているが、制御部の構成が異なっている。
すなわち、撮像装置1Bの制御部8Bは、次で説明する動作を撮像装置1Bに行わせる。
<撮像装置1Bの動作>
図11は、撮像装置1Bの基本的な動作を示すフローチャートである。本動作は、制御部8Bおよびタイミングジェネレータ24等によって実行される。
ステップST11では、ライブビュー表示を行うモニタモードで取得した画像データの最大輝度値を制御部8Bが読み込む。この画像信号の最大輝度値に基づき、次で説明する電子数に対応する被写体の輝度が検出されることとなる。
ステップST12では、ステップST11で読み込まれた画像データの最大値と、撮影条件とに基づき撮像素子20で蓄積される電子数を制御部8Bにより演算する。すなわち、モニタモード時に取得した画像データの最大値と、モニタモード時の条件設定と、静止画撮影時の条件設定とから、静止画撮影時に撮像素子20で生じる最大電荷量に相当する値を算出する。この算出方法について、以下で説明する。
例えば、モニタモード時においてアナログ処理部21のゲインが+6dB、シャッタースピード(SS)が1/30秒、絞り値Fnoが8に設定され、その条件で取得したモニタモード時の画像データの最大値を800とする。そして、静止画撮影時においてアナログ処理部21のゲインを+12dB、SSを1/60秒、絞り値Fnoを8に設定するケースを考える。
ここで、モニタモード時における画像データの最大値が800であることから、A/D変換器22には約800mVが入力されている。そして、モニタモード時にゲインが+6dB(2倍)に設定されていたため、撮像素子20の出力は、800mVの半分の400mVとなる。
一方、静止画撮影時においては、モニタモード時に比べてシャッタースピード(SS)が半分で、Fnoが同一であるため、撮像素子20からは200mVが出力される。
ここで、撮像素子20の出力電圧と電子数とは比例関係にあることから、撮像素子の出力が200mVの場合に対応する、例えば電子数8000が算出されることとなる。なお、電子数が8000となる場合には、図6のグラフから蓄積ゲート数が3で足りることとなり、後述するステップST16において例えば15Vの電圧を撮像素子20に印加し飽和電子数が8000より若干多い10000に設定される。
ステップST13では、ステップST12で演算された電子数が所定値(例えば15000)以上であるかを判定する。ここで、電子数が所定値以上である場合には、ステップST14に進み、所定値未満の場合には、ステップST15に進む。
ステップST14では、タイミングジェネレータ24から撮像素子20に送る駆動パルスを、図9(a)に示すAパターンに設定する。すなわち、画像データの最大輝度値が特定値より大きい場合には、Aパターンの駆動波形(第1駆動信号)を撮像素子20に出力する。これにより、撮像素子20における蓄積ゲート数が4に設定され、転送可能電子数が比較的多い25000に設定される。
ステップST15では、タイミングジェネレータ24から撮像素子20に送る駆動パルスを、図9(b)に示すBパターンに設定する。すなわち、画像データの最大輝度値が特定値より小さい場合には、Bパターンの駆動波形(第2駆動信号)を撮像素子20に出力する。これにより、撮像素子20における蓄積ゲート数が3に設定され、転送可能電子数が比較的少ない15000に設定される。
以上のステップST13〜ST15の動作により、太陽のような高輝度被写体を撮影する場合には、Aパターンが設定され、書類のような均一な明るさの被写体を撮影する場合には、Bパターンが設定されるため、暗ノイズを適切に抑えることが可能となる。
ステップST16では、撮像素子20の飽和レベルを設定する。ここでは、ステップST14、ST15で設定された転送パターンにおける転送可能電子数を超えないように飽和レベルを設定する。具体的には、ステップST14でAパターンが設定される場合には、撮像素子20にD/A変換器23から6Vの電圧を印加し、飽和電子数を20000に設定するとともに、ステップST15でBパターンが設定される場合には、撮像素子20に15Vの電圧を印加し、飽和電子数を10000に設定する。
以上の撮像装置1Bの動作により、モニタモード時に取得した画像データの最大輝度値と、その撮影条件と、静止画撮影時の撮影条件とに応じて、蓄積ゲート数、つまり転送可能電子数を変更するため、低輝度撮影時でも暗ノイズを抑えて撮影画像の画質の劣化を防止できる。
なお、撮像装置1Bにおいては、画像データの最大値に基づき駆動パルスを決定するのは必須でなく、画像データを分割した各ブロックにおける平均輝度値のうち最大となる輝度値に基づき駆動パルスを決定するようにしても良い。また、撮像装置1Bに設けたAEセンサの輝度情報および撮影条件に基づき駆動パルスを決定しても良い。
<変形例>
◎上記の各実施形態においては、アナログ処理部のゲイン設定などの被写体の輝度情報を撮像素子駆動回路CU(図3)が取得し、取得した輝度情報に基づき撮像素子駆動回路CUが蓄積ゲート数、つまり転送可能電子数を変更する制御を行うようにしても良い。
本発明の第1実施形態に係る撮像装置1Aの外観構成を示す図である。 撮像装置1Aの外観構成を示す図である。 撮像装置1Aの機能構成を示すブロック図である。 撮像素子20の入力電圧Vsと飽和電子数との関係を示す図である。 撮像素子20の飽和レベルを説明するための図である。 蓄積ゲート数と転送可能電子数との関係を示す図である。 暗ノイズと蓄積ゲート数との関係を示す概念図である。 タイミングジェネレータ24から出力される駆動パルスの波形パターンを示す図である。 図8に示す駆動パルスの波形パターンを拡大した図である。 撮像装置1Aの基本的な動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る撮像装置1Bの基本的な動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1A、1B 撮像装置
5 液晶表示部
8A、8B 制御部
20 撮像素子
21 アナログ処理部
22 A/D変換器
23 D/A変換器
24 タイミングジェネレータ
80 デジタル処理部
CU 撮像素子駆動回路
Na、Nb 暗ノイズ
Qa、Qb 電荷転送容量

Claims (7)

  1. 撮像装置であって
    (a)被写体に係る画像信号を生成する撮像素子と、
    (b)被写体の輝度を検出する検出手段と、
    (c)前記検出手段で検出された被写体の輝度に応じて第1駆動信号と第2駆動信号とを選択的に切替え、前記撮像素子に出力する駆動手段と、
    (d)前記撮像素子で生成された画像信号を増幅する増幅手段と、
    を備え、
    前記撮像素子は、
    (a-1)前記駆動手段から前記第1駆動信号が入力される場合には、第1の電荷転送容量に設定し、前記駆動手段から前記第2駆動信号が入力される場合には、前記第1の電荷転送容量より小さい第2の電荷転送容量に設定する設定手段、
    を有するとともに、
    前記増幅手段は、前記画像信号を増幅する増幅率が可変となっており、
    前記検出手段は、
    (b-1)前記増幅率に基づき、前記被写体の輝度を検出する手段、
    を有するとともに、
    前記駆動手段は、
    (c-1)前記増幅率が所定値より小さい場合には、前記第1駆動信号を出力し、前記増幅率が前記所定値より大きい場合には、前記第2駆動信号を出力する手段、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 撮像装置であって
    (a)被写体に係る画像信号を生成する撮像素子と、
    (b)被写体の輝度を検出する検出手段と、
    (c)前記検出手段で検出された被写体の輝度に応じて第1駆動信号と第2駆動信号とを選択的に切替え、前記撮像素子に出力する駆動手段と、
    を備え、
    前記撮像素子は、
    (a-1)前記駆動手段から前記第1駆動信号が入力される場合には、第1の電荷転送容量に設定し、前記駆動手段から前記第2駆動信号が入力される場合には、前記第1の電荷転送容量より小さい第2の電荷転送容量に設定する設定手段、
    を有するとともに、
    前記検出手段は、
    (b-1)前記撮像素子で生成された画像信号の最大輝度値に基づき、前記被写体の輝度を検出する手段、
    を有し、
    前記駆動手段は、
    (c-1)前記最大輝度値が特定値より大きい場合には、前記第1駆動信号を出力し、前記最大輝度値が前記特定値より小さい場合には、前記第2駆動信号を出力する手段、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の撮像装置において、
    前記設定手段は、
    前記撮像素子に係る蓄積ゲートの数を変更することで、前記第1の電荷転送容量と前記第2の電荷転送容量とを切替える手段、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  4. 被写体の輝度を検出する検出手段から前記被写体の輝度情報を取得可能な撮像素子駆動装置であって、
    (a)被写体に係る画像信号を生成する撮像素子と、
    (b)前記被写体の輝度情報に応じて第1駆動信号と第2駆動信号とを選択的に切替え、前記撮像素子に出力する駆動手段と、
    を備え、
    前記撮像素子で生成された画像信号は増幅手段で増幅され、
    前記撮像素子は、
    (a-1)前記駆動手段から前記第1駆動信号が入力される場合には、第1の電荷転送容量に設定し、前記駆動手段から前記第2駆動信号が入力される場合には、前記第1の電荷転送容量より小さい第2の電荷転送容量に設定する設定手段、
    を有するとともに、
    前記増幅手段は、前記画像信号を増幅する増幅率が可変となっており、
    前記検出手段は、
    前記増幅率に基づき、前記被写体の輝度を検出する手段、
    を有するとともに、
    前記駆動手段は、
    (b-1)前記増幅率が所定値より小さい場合には、前記第1駆動信号を出力し、前記増幅率が前記所定値より大きい場合には、前記第2駆動信号を出力する手段、
    を有することを特徴とする撮像素子駆動装置
  5. 被写体の輝度を検出する検出手段から前記被写体の輝度情報を取得可能な撮像素子駆動装置であって、
    (a)被写体に係る画像信号を生成する撮像素子と、
    (b)前記被写体の輝度情報に応じて第1駆動信号と第2駆動信号とを選択的に切替え、前記撮像素子に出力する駆動手段と、
    を備え、
    前記撮像素子は、
    (a-1)前記駆動手段から前記第1駆動信号が入力される場合には、第1の電荷転送容量に設定し、前記駆動手段から前記第2駆動信号が入力される場合には、前記第1の電荷転送容量より小さい第2の電荷転送容量に設定する設定手段、
    を有するとともに、
    前記検出手段は、
    前記撮像素子で生成された画像信号の最大輝度値に基づき、前記被写体の輝度を検出する手段、
    を有し、
    前記駆動手段は、
    (b-1)前記最大輝度値が特定値より大きい場合には、前記第1駆動信号を出力し、前記最大輝度値が前記特定値より小さい場合には、前記第2駆動信号を出力する手段、
    を有することを特徴とする撮像素子駆動装置。
  6. 撮像方法であって、
    (a)被写体に係る画像信号を撮像素子によって生成する撮像工程と、
    (b)被写体の輝度を検出する検出工程と、
    (c)前記検出工程で検出された被写体の輝度に応じて第1駆動信号と第2駆動信号とを選択的に切替え、前記撮像素子に出力する駆動工程と、
    (d)前記撮像素子で生成された画像信号を増幅する増幅工程と、
    を備え、
    前記撮像素子は、前記駆動工程において前記第1駆動信号が入力される場合には、第1の電荷転送容量に設定し、前記駆動工程において前記第2駆動信号が入力される場合には、前記第1の電荷転送容量より小さい第2の電荷転送容量に設定するとともに、
    前記増幅工程では、前記画像信号を増幅する増幅率が可変となっており、
    前記検出工程は、
    (b-1)前記増幅率に基づき、前記被写体の輝度を検出する工程、
    を有するとともに、
    前記駆動工程は、
    (c-1)前記増幅率が所定値より小さい場合には、前記第1駆動信号を出力し、前記増幅率が前記所定値より大きい場合には、前記第2駆動信号を出力する工程、
    を有することを特徴とする撮像方法。
  7. 撮像方法であって、
    (a)被写体に係る画像信号を撮像素子によって生成する撮像工程と、
    (b)被写体の輝度を検出する検出工程と、
    (c)前記検出工程で検出された被写体の輝度に応じて第1駆動信号と第2駆動信号とを選択的に切替え、前記撮像素子に出力する駆動工程と、
    を備え、
    前記撮像素子は、前記駆動工程において前記第1駆動信号が入力される場合には、第1の電荷転送容量に設定し、前記駆動工程において前記第2駆動信号が入力される場合には、前記第1の電荷転送容量より小さい第2の電荷転送容量に設定するとともに、
    前記検出工程は、
    (b-1)前記撮像素子で生成された画像信号の最大輝度値に基づき、前記被写体の輝度を検出する工程、
    を有し、
    前記駆動工程は、
    (c-1)前記最大輝度値が特定値より大きい場合には、前記第1駆動信号を出力し、前記最大輝度値が前記特定値より小さい場合には、前記第2駆動信号を出力する工程、
    を有することを特徴とする撮像方法。
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