JP2010081422A - 撮影装置 - Google Patents

撮影装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010081422A
JP2010081422A JP2008249011A JP2008249011A JP2010081422A JP 2010081422 A JP2010081422 A JP 2010081422A JP 2008249011 A JP2008249011 A JP 2008249011A JP 2008249011 A JP2008249011 A JP 2008249011A JP 2010081422 A JP2010081422 A JP 2010081422A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
horizontal
vertical
mode
addition mode
pixels
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008249011A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Kido
兼一 木戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2008249011A priority Critical patent/JP2010081422A/ja
Publication of JP2010081422A publication Critical patent/JP2010081422A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】モニタモードの如き画像表示モードにおいて、良好な画質の表示画像が得られ、且つ、高い精度で合焦動作を行なうことが出来る撮影装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る撮影装置は、画像表示モードでは、撮像素子を水平画素加算モードと水平画素非加算モードとの間で切り換えて駆動し、少なくとも水平画素加算モードにて読み出された複数の画素の情報に基づいて表示装置への表示処理を実行する一方、水平画素非加算モードにて読み出された複数の画素の情報に基づいてオートフォーカス処理を実行する。
【選択図】図3

Description

本発明は、CCD等から構成される撮像素子を具えたデジタルスチルカメラ等の撮影装置に関するものである。
近年、CCD等から構成される固体撮像素子を具えたデジタルスチルカメラが普及している。
図2は、デジタルスチルカメラに用いられるインターライン転送方式の固体撮像素子(1)の構成を表わしている。該固体撮像素子(1)においては、マトリクス状に配列された複数のフォトセンサ上に色フィルタアレイを設けて複数の画素(11)からなる撮像面を形成すると共に、垂直方向に配列された複数列の画素(11)の電荷を垂直方向に転送する複数の垂直レジスタ(12)と、これらの垂直レジスタ(12)によって転送された電荷を1水平期間(1H)の周期で出力する水平レジスタ(13)とが設けられている。
上記固体撮像素子(1)には、垂直レジスタ(12)から水平レジスタ(13)に電荷の転送を行なうための10相の垂直転送パルスV1〜V10、水平レジスタ(13)から外部に電荷の転送を行なうための2相の水平転送パルスH1、H2、撮像面の露光前に画素に蓄積された電荷を外部へ掃き捨てる(グランドレベルにリセットする)電子シャッター動作を実行させるためのサブパルスSUBを含む種々の駆動パルスの入力端子1〜28が設けられている。
ところで、固体撮像素子の読出しモードとして、撮像面を構成する複数の画素の全て或いは一部の画素の電荷を同じ水平ライン上の同色の複数の画素の電荷どうしで加算すると共に同じ垂直ライン上の同色の複数の画素の電荷どうしで加算して、その結果を読み出す水平・垂直画素加算モード、同じ水平ライン上の同色の複数の画素の電荷どうしで加算して、その結果を読み出す水平画素加算・垂直画素非加算モード、同じ垂直ライン上の同色の複数の画素の電荷どうしで加算して、その結果を読み出す水平画素非加算・垂直画素加算モード、撮像面を構成する複数の画素の全て或いは一部の画素の電荷を水平ライン上の電荷の加算及び垂直ライン上の電荷の加算を行なうことなく読み出す水平・垂直画素非加算モード等、種々の読出しモードが知られている(例えば、特許文献1乃至4参照)。
従来のデジタルスチルカメラにおいては、固体撮像素子によって撮影される動画をスルー画としてディスプレイに表示するモニタモードの設定が可能であり、図7は、モニタモードにおいて固体撮像素子を水平・垂直画素非加算モードで駆動した場合の動作を表わしている。
図示の如く、1/15秒の周期を有する垂直同期パルスVDが生成されると共に、この周期で露光処理が繰り返され、各露光処理に引き続いて、画素に蓄積された電荷の転送処理及びディスプレイへの表示処理が1/15秒の周期で繰り返される。又、転送処理及び表示処理と並行して、オートフォーカス評価値を取得するための演算処理及び合焦動作が1/15秒の周期で繰り返される。
又、図8は、モニタモードにおいて固体撮像素子を水平・垂直画素加算モードで駆動した場合の動作を表わしている。尚、図8に示す例では、同じ水平ライン上の2つの画素の電荷を加算すると共に同じ垂直ライン上の2つの画素の電荷を加算するものとする。
この場合、4つの画素の電荷が加算されることになるので固体撮像素子(1)の感度が向上することとなって、露光時間が理論的には水平・垂直画素非加算モードの1/4になる。そこで、図示の如く、1/30秒の周期を有する垂直同期パルスVDが生成されると共に、この周期で露光処理が繰り返され、各露光処理に引き続いて、画素に蓄積された電荷の転送処理及びディスプレイへの表示処理が1/30秒の周期で繰り返される。又、転送処理及び表示処理と並行して、オートフォーカス評価値を取得するための演算処理及び合焦動作が1/30秒の周期で繰り返される。
水平・垂直画素加算モードにおいては、同じ水平ライン上の2つの画素の電荷が加算されることになるので、1Hに水平・垂直画素非加算モードと同じ本数の垂直ラインについて転送を行なった場合、実質的には水平・垂直画素非加算モードの2倍の本数の垂直ラインについて転送が行なわれていることとなり、水平・垂直画素非加算モードよりも良好な画質の表示画像を得ることが出来る。水平・垂直画素加算モードにおいて、例えば1Hに240本の垂直ラインについて転送が行なわれる場合には、実質的には480本の垂直ラインについて転送が行なわれていることとなる。
そこで、従来のデジタルスチルカメラにおいては、モニタモードでは固体撮像素子(1)を水平・垂直画素加算モードで駆動することとしている。
特開2004−289566号公報 特開平11−331706号公報 特開2007−13272号公報 特開平9−55952号公報
しかしながら、従来のデジタルスチルカメラにおいては、暗い場所で点光源を撮影している際、例えば夜景を撮影している際、モニタモードにて焦点が合い難く、表示画像がぼける問題があった。
本発明の目的は、上述のモニタモードの如き画像表示モードにおいて、良好な画質の表示画像が得られ、且つ、高い精度で合焦動作を行なうことが出来る撮影装置を提供することである。
そこで本発明者は、従来のデジタルスチルカメラにおいて、モニタモードにて表示画像がぼける原因を究明し、本発明の完成に至った。
従来のデジタルスチルカメラにおいては、複数の画素の値を水平方向の配列順序に従って配列してなる水平方向の画像信号に含まれる高周波成分に基づいてオートフォーカス処理が実行されるのであるが、モニタモードでは上述の如く固体撮像素子が水平・垂直画素加算モードで駆動されて水平ライン上の2つの画素の電荷が加算されることになるため、水平方向の画像信号の高周波成分が削減されることとなって合焦動作の精度が低下すると考えられる。
本発明に係る撮影装置は、複数の画素の配列からなる撮像面を具えた撮像素子と、撮像素子によって撮影される画像を表示するための表示装置とを具え、撮像素子によって撮影される画像を表示装置に表示する画像表示モードの設定が可能である。そして、前記撮像素子は、撮像面を構成する複数の画素の全て或いは一部の画素の情報を少なくとも同じ水平ライン上の複数の画素の情報どうしで加算して、その結果を読み出す水平画素加算モードと、撮像面を構成する複数の画素の全て或いは一部の画素の情報を少なくとも水平ライン上の画素情報の加算を行なうことなく読み出す水平画素非加算モードとの間で切り換えて駆動することが可能であって、該撮影装置は、
画像表示モードでは、前記撮像素子を水平画素加算モードと水平画素非加算モードとの間で切り換えて駆動する駆動手段と、
少なくとも水平画素加算モードにて読み出された複数の画素の情報に基づいて前記表示装置への表示処理を実行する一方、水平画素非加算モードにて読み出された複数の画素の情報に基づいてオートフォーカス処理を実行する制御手段
とを具えている。
上記本発明に係る撮影装置においては、画像表示モードが設定されている状態では、撮像素子は水平画素加算モードと水平画素非加算モードとの間で切り換えて駆動され、水平画素加算モードにて読み出された複数の画素の情報に基づいて表示装置への表示処理が実行される一方、水平画素非加算モードにて読み出された画素の情報に基づいてオートフォーカス処理が実行される。
水平画素加算モードでは、少なくとも同じ水平ライン上の複数の画素の情報が加算されることになるので、実質的に水平画素非加算モードの複数倍(同じ水平ライン上の画素情報が加算される画素数と同じ倍数)の本数の垂直ラインについて転送が行なわれていることとなり、水平画素非加算モードよりも良好な画質の表示画像を得ることが出来る。又、水平画素非加算モードでは、水平ライン上の画素情報の加算は行なわれないので、水平方向の画像信号から高周波成分が削減されることはなく、高い精度で合焦動作が行なわれることになる。
尚、水平画素加算モードには、上述の水平・垂直画素加算モード及び水平画素加算・垂直画素非加算モードが含まれ、水平画素非加算モードには、上述の水平画素非加算・垂直画素加算モード及び水平・垂直画素非加算モードが含まれる。
具体的構成において、前記水平画素非加算モードは、撮像面を構成する複数の画素の全て或いは一部の画素の情報を水平ライン上の画素情報の加算及び垂直ライン上の画素情報の加算を行なうことなく読み出すモードである。
上記具体的構成においては、水平画素非加算モードでは、水平ライン上の画素情報の加算のみならず、垂直ライン上の画素情報の加算も行なわれないので、複数の画素の値を垂直方向の配列順序に配列してなる垂直方向の画像信号から高周波成分が削減されることはなく、垂直方向の画像信号に含まれる高周波成分に基づいて行なわれるオートフォーカス処理においても高い精度で合焦動作が行なわれることになる。
本発明に係る撮影装置によれば、画像表示モードにおいて、良好な画質の表示画像が得られると共に、高い精度で合焦動作を行なうことが出来る。
以下、本発明を、CCDからなる固体撮像素子を具えたデジタルスチルカメラに実施した形態につき、図面に沿って具体的に説明する。
本発明に係るデジタルスチルカメラは、図2に示す固体撮像素子(1)を具えており、該固体撮像素子(1)には、垂直レジスタ(12)から水平レジスタ(13)に電荷の転送を行なうための10相の垂直転送パルスV1〜V10、水平レジスタ(13)から外部に電荷の転送を行なうための2相の水平転送パルスH1、H2、電子シャッター動作を実行させるためのサブパルスSUBを含む種々の駆動パルスの入力端子1〜28が設けられている。
図1は、本発明に係るデジタルスチルカメラの構成を表わしている。上記固体撮像素子(1)には、垂直転送駆動回路(2)及び水平転送駆動回路(3)が接続されており、垂直転送駆動回路(2)から上記の10相の垂直転送パルスV1〜V10及びサブパルスSUBが供給されると共に、水平転送駆動回路(3)から上記の2相の水平転送パルスH1、H2が供給される。尚、固体撮像素子(1)を構成する複数の画素(11)から複数の垂直レジスタ(12)に電荷を読み出すための電荷読出しパルスは、垂直転送パルスに重畳されて固体撮像素子(1)に供給される。
垂直転送駆動回路(2)及び水平転送駆動回路(3)には、タイミングジェネレータ(TG)(4)が接続されている。タイミングジェネレータ(4)では、10相の垂直タイミングパルス、電荷読出しパルス及びサブタイミングパルスが作成され、これらのパルスが垂直転送駆動回路(2)に供給される。又、タイミングジェネレータ(4)では、2相の水平タイミングパルスが作成され、これらのパルスが水平転送駆動回路(3)に供給される。
垂直転送駆動回路(2)では、タイミングジェネレータ(4)から得られる電荷読出しパルス及び垂直タイミングパルスから垂直転送パルスV1〜V10が作成されると共に、サブタイミングパルスを増幅することによってサブパルスSUBが作成され、作成されたパルスが固体撮像素子(1)に供給される。一方、水平転送駆動回路(3)では、タイミングジェネレータ(4)から得られる水平タイミングパルスを増幅することによって水平転送パルスH1、H2が作成され、これらのパルスが固体撮像素子(1)に供給される。
又、固体撮像素子(1)から得られるCCD出力は、サンプリング部CDS及びゲイン制御部AGCからなるCDS/AGC回路(5)、A/Dコンバータ(6)、及び圧縮処理等の所定の画像処理を行なう画像処理回路(7)を経て、後段回路へ出力される。CDS/AGC回路(5)には、タイミングジェネレータ(4)から、CCD出力をサンプリングするためのサンプリング信号SHP、SHDが供給され、A/Dコンバータ(6)には、タイミングジェネレータ(4)から、A/D変換のためのサンプリング信号ADCKが供給される。
前記タイミングジェネレータ(4)及び前記画像処理回路(7)には、制御回路(8)が接続されており、制御回路(8)には、シャッターボタン(9)が接続されている。制御回路(8)は、タイミングジェネレータ(4)の垂直転送駆動回路(2)に対する電荷読出しパルス及び垂直タイミングパルスの出力動作を制御すると共に、水平転送駆動回路(3)に対する水平タイミングパルスの出力動作を制御する。
又、制御回路(8)は、画像処理回路(7)から固体撮像素子(1)の有効領域の画像信号を取得し、該画像信号の信号レベルに基づいて露光時間を算出した後、その算出結果に応じて、タイミングジェネレータ(4)の垂直転送駆動回路(2)に対するサブタイミングパルスの出力動作を制御する。
更に、制御回路(8)は、前記画像信号に含まれる高周波成分に基づいてオートフォーカス評価値を算出した後、その算出結果に基づいて、図示省略するレンズ駆動回路の動作を制御する。尚、前記画像信号は、複数の画素の値を水平方向の配列順序に従って配列してなる水平方向の画像信号であって、オートフォーカス処理は、水平方向の画像信号に含まれる高周波成分に基づいて行なわれる。
上記固体撮像素子(1)は、撮像面を構成する複数の画素の一部の画素の電荷を同じ水平ライン上の同色の2つの画素の電荷どうしで加算すると共に同じ垂直ライン上の同色の2つの画素の電荷どうしで加算して、その結果を読み出す水平・垂直画素加算モードと、水平ライン上の電荷の加算及び垂直ライン上の電荷の加算を行なうことなく読み出す水平・垂直画素非加算モードとの間で切り換えて駆動することが可能である。
本発明に係るデジタルスチルカメラにおいては、固体撮像素子(1)によって撮影される動画をスルー画としてディスプレイに表示するモニタモードの設定が可能であり、該モニタモードにおいては、固体撮像素子(1)が上記の水平・垂直画素加算モードと水平・垂直画素非加算モードとの間で交互に切り換えられて駆動され、水平・垂直画素加算モードにて得られる画像信号に基づいてディスプレイに対する表示画像が作成される。又、水平・垂直画素非加算モードにて得られる画像信号に含まれる高周波成分に基づいてオートフォーカス評価値が算出される。
図3は、モニタモードにおける動作を表わしており、モニタモードでは、図示の如く、1/30秒の周期を有する垂直同期パルスVDが生成される。垂直・水平画素加算モードでは、4つの画素の電荷が加算されることとなるので固体撮像素子(1)の感度が向上することとなって、露光時間が1/30秒より短くなる。従って、垂直・水平画素加算モードで電荷の読出しを行なう前の露光処理は1垂直期間(1/30秒)で行なわれることになる。一方、水平・垂直画素非加算モードで電荷の読出しを行なう場合には、露光時間は1/30秒よりも長くなるため、該モードで電荷の読出しを行なう前の露光処理は2垂直期間(1/15秒)で行なわれることになる。1垂直期間での露光処理と2垂直期間での露光処理とが交互に行なわれ、1垂直期間での各露光処理に引き続いて、垂直・水平画素加算モードでの転送処理及びディスプレイへの表示処理が1/10秒の周期で繰り返される。又、2垂直期間での各露光処理に引き続いて、水平・垂直画素非加算モードでの転送処理、オートフォーカス評価値を取得するための演算処理、及び合焦動作(レンズのモータ駆動)が1/10秒の周期で繰り返される。
垂直方向の画素加算読出しの方法としては、公知の種々の方法を採用することが可能である。例えば、電荷読出しパルスの出力タイミングを制御することによって、垂直レジスタ(12)内で画素加算を行なう方法が採用される。尚、電荷読出しパルスの図示及び詳細な説明は省略する。
又、水平方向の画素加算読出しの方法としても、公知の種々の方法を採用することが可能である。例えば、垂直転送パルス及び水平転送パルスの出力タイミングを制御することによって、水平レジスタ(13)内で画素加算を行なう方法が採用される。
図4は、水平方向の画素加算を行なうことなく読出しを行なうための垂直転送パルスV1〜V10及び水平転送パルスH1、H2を表わしており、水平ブランキング期間内に、図示の如き垂直転送パルスV1〜V10が固体撮像素子に供給される。これによって、1ライン分の画素の電荷が垂直レジスタから水平レジスタに転送され、その後の水平走査期間に、それらの電荷が水平レジスタから出力されることになる。
一方、図5は、水平方向の画素加算読出しを行なうための垂直転送パルスV1〜V10及び水平転送パルスH1、H2を表わしており、水平ブランキング期間内に、図示の如き垂直転送パルスV1〜V10及び水平転送パルスH1、H2が固体撮像素子に供給される。これによって、同じ水平ライン上の2つの画素の電荷が水平レジスタ内で加算され、その後の水平走査期間に、それらの加算結果が水平レジスタから出力されることになる。
本発明に係るデジタルスチルカメラにおいては、モニタモードが設定されている状態では、図3に示す如く固体撮像素子が水平・垂直画素加算モードと水平・垂直画素非加算モードとの間で交互に駆動され、水平・垂直画素加算モードにて得られた画像信号に基づいて作成された画像がディスプレイに表示される一方、水平・垂直画素非加算モードにて得られた画像信号に基づいてオートフォーカス処理が実行される。水平・垂直画素加算モードでは、同じ水平ライン上の2つの画素の電荷が加算されることになるので、実質的には水平・垂直画素非加算モードの2倍の本数の垂直ラインについて転送が行なわれていることとなり、表示画像は水平・垂直画素非加算モードよりも良好な画質を有するものとなる。尚、1Hに転送を行なう垂直ライン数は、例えば240本に設定される。又、水平・垂直画素非加算モードでは画素加算は行なわれないので、画像信号から高周波成分が削減されることはなく、高い精度で合焦動作が行なわれることになる。従って、例えば夜景を撮影している際にも、焦点の合った鮮明な画像がディスプレイに表示されることになる。
更に、上記デジタルスチルカメラにおいては、モニタモードにて得られたオートフォーカス評価値とシャッターボタンの押下時に得られたオートフォーカス評価値とが比較され、その比較結果に基づいて手振れの有無及びピンボケの有無が検出されるのであるが、シャッターボタンの押下時には、水平・垂直画素非加算モードにて電荷の読出しが行なわれるので、同じ水平・垂直画素非加算モードにて得られたオートフォーカス評価値どうしが比較されることになり、手振れの有無及びピンボケの有無の検出について高い精度を得ることが出来る。
尚、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態においては、図3に示す如く、1/30秒の周期を有する垂直同期パルスVDを生成して、水平・垂直画素加算モードにて電荷を読み出す前の露光処理、転送処理、表示処理、演算処理、及び合焦動作をそれぞれ1/30秒で行なっているが、図6に示す如く、1/60秒の周期を有する垂直同期パルスVDを生成して、水平・垂直画素加算モードにて電荷を読み出す前の露光処理、転送処理、表示処理、演算処理及び合焦動作をそれぞれ1/60秒で行なう構成を採用することも可能である。尚、かかる構成においては、例えば1Hに120本の垂直ラインについて転送が行なわれる。
又、上記実施の形態においては、図3に示す如く、固体撮像素子を水平・垂直画素加算モードと水平・垂直画素非加算モードとの間で交互に切り換えて駆動しているが、交互に限らず、水平・垂直画素加算モードでの読出しを2回続けて行なった後、水平・垂直画素非加算モードでの読出しを1回行なう構成等、固体撮像素子を水平・垂直画素加算モードと水平・垂直画素非加算モードとの間で異なる頻度で切り換えて駆動する構成を採用することも可能である。
更に、上記実施の形態においては、水平・垂直画素加算モードでは、同じ水平ライン上の2つの画素の電荷を加算すると共に、同じ垂直ライン上の2つの画素の電荷を加算しているが、2つの画素に限らず3以上の複数の画素の電荷を加算することが可能である。
更に又、水平画素非加算モードにて得られる画像信号に基づいてオートフォーカス処理を実行すると共に、該画像信号に基づいてディスプレイに対する表示処理を実行する構成を採用することも可能である。尚、かかる構成においては、1Hに転送を行なう垂直ライン数は、水平画素非加算モードにて得られる画像信号に基づいて作成される表示画像の画質に問題がない本数に設定される。
本発明に係るデジタルカメラの構成を示すブロック図である。 固体撮像素子の構成を表わすブロック図である。 モニタモードにおける上記デジタルカメラの動作を表わすタイムチャートである。 水平方向の画素加算を行なうことなく読出しを行なうための垂直転送パルス及び水平転送パルスを表わすタイムチャートである。 水平方向の画素加算読出しを行なうための垂直転送パルス及び水平転送パルスを表わすタイムチャートである。 他の実施例のデジタルカメラの動作を表わすタイムチャートである。 モニタモードにおいて固体撮像素子を水平・垂直画素非加算モードで駆動した場合のデジタルカメラの動作を表わすタイムチャートである。 モニタモードにおいて固体撮像素子を水平・垂直画素加算モードで駆動した場合のデジタルカメラの動作を表わすタイムチャートである。
符号の説明
(1) 固体撮像素子
(2) 垂直転送駆動回路
(3) 水平転送駆動回路
(4) タイミングジェネレータ
(5) CDS/AGC回路
(6) A/Dコンバータ
(7) 画像処理回路
(8) 制御回路
(9) シャッターボタン

Claims (2)

  1. 複数の画素の配列からなる撮像面を具えた撮像素子と、撮像素子によって撮影される画像を表示するための表示装置とを具え、撮像素子によって撮影される画像を表示装置に表示する画像表示モードの設定が可能な撮影装置において、前記撮像素子は、撮像面を構成する複数の画素の全て或いは一部の画素の情報を少なくとも同じ水平ライン上の複数の画素の情報どうしで加算して、その結果を読み出す水平画素加算モードと、撮像面を構成する複数の画素の全て或いは一部の画素の情報を少なくとも水平ライン上の画素情報の加算を行なうことなく読み出す水平画素非加算モードとの間で切り換えて駆動することが可能であって、
    画像表示モードでは、前記撮像素子を水平画素加算モードと水平画素非加算モードとの間で切り換えて駆動する駆動手段と、
    少なくとも水平画素加算モードにて読み出された複数の画素の情報に基づいて前記表示装置への表示処理を実行する一方、水平画素非加算モードにて読み出された複数の画素の情報に基づいてオートフォーカス処理を実行する制御手段
    とを具えていることを特徴とする撮影装置。
  2. 前記水平画素非加算モードは、撮像面を構成する複数の画素の全て或いは一部の画素の情報を水平ライン上の画素情報の加算及び垂直ライン上の画素情報の加算を行なうことなく読み出すモードである請求項1に記載の撮影装置。
JP2008249011A 2008-09-26 2008-09-26 撮影装置 Pending JP2010081422A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008249011A JP2010081422A (ja) 2008-09-26 2008-09-26 撮影装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008249011A JP2010081422A (ja) 2008-09-26 2008-09-26 撮影装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010081422A true JP2010081422A (ja) 2010-04-08

Family

ID=42211325

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008249011A Pending JP2010081422A (ja) 2008-09-26 2008-09-26 撮影装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010081422A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013088440A (ja) * 2011-10-13 2013-05-13 Ricoh Co Ltd 撮像装置および撮像方法
JP2014002197A (ja) * 2012-06-15 2014-01-09 Ricoh Co Ltd 撮像装置および撮像方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004191651A (ja) * 2002-12-11 2004-07-08 Canon Inc 撮像装置
JP2005107252A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 固体撮像装置
JP2005208392A (ja) * 2004-01-23 2005-08-04 Canon Inc 画像撮像装置、画像処理方法、及びプログラム
JP2006195023A (ja) * 2005-01-12 2006-07-27 Sony Corp 撮像装置
JP2007060131A (ja) * 2005-08-23 2007-03-08 Olympus Imaging Corp ライブビュー表示機能を有するカメラ

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004191651A (ja) * 2002-12-11 2004-07-08 Canon Inc 撮像装置
JP2005107252A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 固体撮像装置
JP2005208392A (ja) * 2004-01-23 2005-08-04 Canon Inc 画像撮像装置、画像処理方法、及びプログラム
JP2006195023A (ja) * 2005-01-12 2006-07-27 Sony Corp 撮像装置
JP2007060131A (ja) * 2005-08-23 2007-03-08 Olympus Imaging Corp ライブビュー表示機能を有するカメラ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013088440A (ja) * 2011-10-13 2013-05-13 Ricoh Co Ltd 撮像装置および撮像方法
JP2014002197A (ja) * 2012-06-15 2014-01-09 Ricoh Co Ltd 撮像装置および撮像方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5739640B2 (ja) 撮像素子及び撮像装置
JP2007150643A (ja) 固体撮像素子、固体撮像素子の駆動方法および撮像装置
JP5034840B2 (ja) 固体撮像装置及びこれを用いた電子カメラ
JP5317591B2 (ja) 撮像装置
JP6099904B2 (ja) 撮像装置
JP2011061514A (ja) 撮像装置及び撮像方法
US10003734B2 (en) Image capturing apparatus and control method of image sensor
JP2012023497A (ja) 撮像装置、撮像制御方法、およびプログラム
JP4540650B2 (ja) 撮影装置
JP2009017459A (ja) Ccd型固体撮像素子及びその駆動方法並びに撮像装置
JP2006108889A (ja) 固体撮像装置
JP2008187614A (ja) 撮影装置
JP5452269B2 (ja) 撮像装置
JP2010081422A (ja) 撮影装置
JP5235701B2 (ja) 撮像装置
CN111800591B (zh) 摄像元件及其控制方法和摄像装置
JP2011182321A (ja) 固体撮像装置、駆動方法、および撮像装置
JP5530279B2 (ja) 撮像装置、撮像制御方法、およびプログラム
JP2007074363A (ja) 撮像装置
JP2001285688A (ja) デジタルカメラ
US20150085172A1 (en) Image capturing apparatus and control method thereof
JP2011199646A (ja) 固体電子撮像装置およびその動作制御方法
JP2010166396A (ja) 撮像素子の駆動方法
JP5173862B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP2004347977A (ja) デジタルスチルカメラ

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20110328

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20110607

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110905

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120815

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120828

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130108