JP5235701B2 - 撮像装置 - Google Patents

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本発明は、静止画像及び動画像を撮像するデジタルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置に関する。
デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置では、CMOSイメージセンサなどの撮像素子を用いて動画像を撮像する場合、メカシャッターを使用できないため、撮像素子の露光量を制御するために電子シャッター機能が必要となる。
電子シャッターとしては、露光時に撮像素子の各画素ごとに電荷を蓄積してから順次読み出す一括電子シャッターや高輝度で適正な露出が得られるスリットローリング電子シャッターが提案されている(特許文献1)。
この種の電子シャッターを備える撮像装置では、動画像の記録中に任意のタイミングで静止画像を記録することができるものがある。また、動画像については、画像データを記録する以外にも電子ビューファインダー機能を実現するためにLCD等の表示装置へ画像データを連続表示するものがある。
このような機能を持つ撮像装置では、撮像素子から画像を連続して取得することにより生成する動画像を記録せずに表示装置へ表示する。そして、その後、撮像装置のシャッターボタン等により静止画像の撮影が指示されると、動画像の撮影による電子ビューファインダー機能を一時停止し、静止画像の撮影を行う。
ところで、このような撮像装置においては、動画像の撮影中に静止画像の撮影を行う場合には、通常、動画像の撮影を中断してから静止画像の撮影を行うが、動画像の撮影を中断することなく継続しながら任意のタイミングで静止画像も撮影できることが望まれる。
しかし、静止画像と動画像に要求される性能はそれぞれ異なる。即ち、静止画像には空間的な解像度が高いことが要求され、動画像では時間的な解像度が優先される。
例えば、静止画像に使用される画素数は、1000万画素を超えるものも多い。一方、動画像では、必要な画素数は30万画素程度、ハイビジョン(HDTV)のフル規格に対応しても200万画素程度であるが、30フレーム/秒、或いは60フレーム/秒のフレームレートが要求される。
このため、静止画像も撮影可能な撮像装置における動画像の撮影では、必要な画素数が静止画像より少ないこともあって、撮像素子の全画素の情報を垂直方向に間引いて読み出す方法が取られることもある。
また、静止画像の撮影は、動画像のフレームレートより遥かに長時間の露光によって1枚の静止画像を撮影したいという要求がある点で動画像と大きな違いがある。
この場合、静止画像に使用される撮像素子の画素の全てを動画像のフレームレートで読み出すことができれば、静止画像の露光時間中に撮像素子から取得した全ての動画像を画素毎に加算することによって、長時間露光の静止画に相当する画像を得ることができる。
特開2007−028337号公報
しかし、撮像素子の信号には、読み出すごとに読み出し回路に起因するノイズ(以下、読み出しノイズ)が重畳されるため、複数の画素を加算するとその分だけ読出しノイズも加算され、静止画像のS/Nが劣化してしまうことになる。
そこで、本発明は、動画像の撮影を中断させたりフレームレートを低下させたりすることなく、S/Nの良好な長時間露光の静止画像を得ることができる撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、被写体像を光電変換する光電変換素子を含む複数の画素が行方向及び列方向に配置された撮像素子と、該撮像素子からの前記画素の信号の読み出し動作を制御する制御手段と、を備える撮像装置であって、前記撮像素子は、前記複数の画素のうちの一部の画素の信号について、フレーム毎に読み出す画素を行方向にずらしながら所定の周期で読み出す動画像用の読み出し動作と、前記複数の画素の全ての画素の信号を読み出す静止画像用の読み出し動作と、を有し、動画像の撮影中に静止画像の撮影が指示された後、所定の時間が経過するまでは前記動画像用の読み出し動作によって得られる画素信号から動画像を生成し、前記所定の時間が経過した後、前記所定の時間が経過するまでの前記動画像用の読み出し動作における各フレームで読み出されない画素で複数フレームに亘って蓄積された画素信号を前記静止画像用の読み出し動作によって読み出すことで得られ画素信号、及び前記動画像用の読み出し動作によって既に得られている画素信号から静止画像を生成する、ことを特徴とする。
本発明によれば、動画像の撮影を中断させたりフレームレートを低下させたりすることなく、S/Nの良好な長時間露光の静止画像を得ることができる。
本発明の実施形態の一例である撮像装置の構成例を説明するためのブロック図である。 撮像素子の複数の画素のうち、1画素の構成例を説明するための回路図である。 各画素からの信号を共通に読み出す回路の一例を説明するための回路図である。 撮像素子の全体の構成例を説明するためのブロック図である。 撮像素子における画素の配置例を説明するための説明図である。 撮像素子の画素の読出し動作を模式的に示す図である。 1行分の画素の信号の読み出し動作を説明するためのタイミングチャート図である。 1行分の画素の信号のリセット動作を説明するためのタイミングチャート図である。
以下、本発明の実施形態の一例を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態の一例である撮像装置の構成例を説明するためのブロック図である。
図1に示すように、本実施形態の撮像装置は、撮像レンズ101により結像された被写体像を光電変換する撮像素子102を備えており、撮像素子102は、本実施形態では、CMOSイメージセンサが使用される。
撮像素子102から出力されるアナログ画像信号は、AFE103によりデジタル信号に変換される。DSP(Disital Signal Processer)104は、AFE103から出力されるデジタル画像信号に対する各種画像処理や圧縮・伸張処理などを行なう。
記録媒体105は、撮像装置に着脱自在に装着され、撮影した画像データを記録する。表示部106は、LCD等により構成され、撮影した画像や各種メニュー画面などを表示する。TG(タイミングジェネレータ)107は、撮像素子101に駆動信号を供給する。CPU108は、AFE103、DSP104及びTG107を制御する。RAM109は、画像データなどを一時記憶するためのメモリである。
次に、図2〜図4を参照して、撮像素子102の構成例について説明する。
図2は、撮像素子102の複数の画素200のうち、1画像の構成例を説明するための回路図である。
図2において、PD(フォトダイオード)201は、入射した光信号を光電変換し、露光量に応じた電荷を蓄積する光電変換素子である。転送ゲート202は、信号txをHighレベルにすることで、PD201に蓄積されている電荷がFD(フローティングディフュージョン)203に転送される。
FD203は、FDアンプ204のゲートに接続されており、このFDアンプ204によりPD201から転送されてきた電荷量が電圧量に変換される。
FDリセットスイッチ205は、FD203をリセットするためのスイッチであり、信号resfをHighレベルとすることにより、FD203がリセットされる。また、PD201の電荷をリセットする場合には、信号txと信号resfを同時にHighレベルとすることで、転送ゲート202及びFDリセットスイッチ205の両方をONし、FD203を経由してPD201のリセットを行うことになる。
画素選択スイッチ206は、信号selをHighレベルとすることにより、FDアンプ204で電圧に変換された画素信号が画素200の出力voutに出力される。
図3は、各画素200からの信号を共通に読み出す回路の一例を説明するための回路図である。
図3において、垂直出力線301は、列毎に設けられ、1列分の画素200の出力voutが接続される。
S信号転送スイッチ302は、画素200から読み出される画素信号Sを保持容量304に転送するためのスイッチである。信号tsをHighレベルにすることにより、S信号転送スイッチ302を介して垂直出力線301の画素信号Sが保持容量304に保持される。
N信号転送スイッチ303は、画素200から読み出されるノイズ信号Nを保持容量305に転送するためのスイッチである。信号tnをHighレベルにすることにより、N信号転送スイッチ303を介して垂直出力線301のノイズ信号Nが保持容量305に保持される。
水平転送スイッチ306,307は、信号phがHighレベルとなることによりONされ、保持容量304の画素信号Sと保持容量305のノイズ信号Nを水平出力線308へ転送する。
水平出力線308は、差動増幅器309の入力に接続されており、差動増幅器308では画素信号Sとノイズ信号Nとの差分をとると同時に所定のゲインをかけ、最終的な画像信号を出力端子へ出力する。
ここで、列共通読出し回路300は、各画素列毎に配置され、垂直出力線301、S信号転送スイッチ302、N信号転送スイッチ303、保持容量304,305、水平転送スイッチ306,307は、撮像素子102が有する画素列と同数だけ存在する。
図4は、撮像素子102の全体の構成例を説明するための図である。
図4に示すように、撮像素子102は、複数の画素200が行方向及び列方向に配置され、各列毎に列共通読出し回路300に接続されている。なお、水平転送スイッチ306及び307は、図4では、便宜上、列共通読出し回路300と別に表示しているが、実際には、上述したように、列共通読出し回路300に含まれる。
垂直走査回路401は、resp1,resf1,tx1,sel1等の駆動信号を各画素200に供給する。水平走査回路402は、出力する信号phをHighレベルにすることによって、各列の保持容量304及び保持容量305の信号が順次、水平出力線308に転送され、更に差動増幅器309を介して出力端子へ出力される。
図5は、撮像素子102における画素200の配置例を説明するための説明図である。なお、図5では、説明の便宜上、画素200の行数を15行のみとする。また、静止画を構成する際には、全ての画素200の信号に基づいて1画面を構成し、動画を生成する際には、撮像素子102の一部の画素である画素行501の信号に基づいて1画面を構成する。この画素行501の読み出し動作が後述する図6の実線枠601の読み出し動作に相当する。画素行502及び画素行503の画素は、動画像には使用されない画素である。
図5では、5n+1行目が画素行501となっているが、動画像の撮影中に長時間露光の静止画像の撮影が開始されると、その後の動画フレームでは、動画像に使用される画素行501をフレーム毎に行方向(矢印A方向)にずらしていく。また、画素行502,503についても同様に行方向にずらしていく。
この際、画素行502では、後述するように、それまで蓄積されていた電荷を静止画像の生成のために読み出しておくため、後述する図6の斜線枠603の読み出し動作が行われる。また、画素行503は、動画像のための信号読み出しの際には、撮像素子102からの読み出しは行われず、間引かれるものとする。
次に、図6〜図8を参照して、撮像素子102における、動画像の撮影の際の画素信号の読み出し動作、及び動画像の撮影中に長時間露光の静止画像を撮影する際の画素信号の読み出し動作について説明する。
図6は、撮像素子102の画素200の信号の読み出し動作を模式的に示す図である。図6の横軸は時刻を示し、縦軸は画素行の番号を示している。
図6において、実線枠601及び斜線枠603は、撮像素子102の1行分の画素信号を、PD201からFD203を経由して撮像素子102の出力端子まで読み出す動作を示している。
実線枠601は、フレームの動画像を生成するための画素信号の読み出し動作であり、読み出された信号は動画を生成するために使用されるとともに、最終的に生成される静止画像にも信号を使用するため、RAM109に一時的に記憶される。
斜線枠603は、次のフレームの動画像のための画素信号の蓄積を開始するために、それまで蓄積されていた画素信号を読み出す動作であり、最終的に生成される静止画像にこの信号を使用するため、RAM109に一時的に記憶される。実線枠601、斜線枠603のいずれの場合も、信号の読み出し動作は同じである。これらの読み出し動作において、信号を読み出された画素は、後述するように、信号読み出し直後にPD201の電荷がリセットされ、再び次の読み出しに備えた蓄積状態に入る。
破線枠602は、動画像に画素信号を使用しない画素行のPD201の電荷を1行分クリアするリセット動作である。この際、垂直出力線301以降の読出し回路の動作は不要であり、それらの読出し回路の電流をオフすることで、消費電力を低減することも可能である。
次に、図7及び図8を参照して、実線枠601,破線枠602,斜線枠603のそれぞれの1行分の動作タイミングを順に説明する。
図7は、実線枠601及び斜線枠603の1行分の読み出し動作を説明するためのタイミングチャート図である。
図7において、resf,sel,txの後に付加した番号は、信号を読み出そうとしている画素行の番号に対応する。ここでは第1行目を例にとって記載している。また、phに付加した番号は、画素列の番号を示し、ph1は第1列目の列読出し回路に入力される信号phを、ph2は第2列目の列読出し回路に入力される信号phを示している。
まず、信号selをHighレベルにして画素選択スイッチ206をONする。その後、信号resfをLowレベルにしてFDリセットスイッチ205をOFFし、FD203のリセットを開放する。
次に、信号tnをONしてN信号転送スイッチ303を介して保持容量305にN信号を記憶する。続いて信号tnをLowレベルにし、N信号転送スイッチ303をOFFした後、信号tsをHighレベルにしてS信号転送スイッチ302をONすると共に、信号txをHighレベルにすることで転送ゲート202をONする。
この動作により、選択されている行のPD201に蓄積されていた信号がFDアンプ204、画素選択スイッチ206を介して垂直出力線301へ出力され、更に、S信号転送スイッチ302を介して保持容量304へ記憶される。
次に、信号tx、tsをLowレベルにして転送ゲート202、S信号転送スイッチ302を閉じた後、信号resfをHighレベルにしてFDリセットスイッチ205をONし、FD203をリセットする。
その後、各列の信号phによって水平転送スイッチ306,307を順次ONし、各列の保持容量304の信号、保持容量305の信号を水平出力線308と差動増幅器309を介して出力端子に出力する。
信号phによって各列の信号を出力している期間に、再度信号resf,txをHighレベルとしているが、この動作によってFDリセットスイッチ205と転送ゲート202を介してPD201のリセットが行われる。
図8は、破線枠602の1行分のリセット動作を説明するためのタイミングチャート図である。
リセット動作は、1行分の信号読出し動作(図7)の信号selをLowレベルに固定しただけのものである。リセットされている行の画素選択スイッチ206はOFFしているため、信号ts、tn、phの動作は直接関係ないため、点線で示している。
ここでは、図8のts、tn、phの各信号は図7に示す読出し動作と同様にしているが、画素信号を読み出していないので、これらの信号をLowレベルに固定して消費電力の低減を図ることも可能である。信号phが出力されている期間に信号resf,txがHighレベルとなることにより、PD201の信号がリセットされる。
図6に戻って、動画像の取得及び動画像の撮影中の静止画像の取得の動作について説明する。
静止画像の撮影指示が為される前の動画像の撮影中においては、動画像に使用される行(ここでは、5n+1行目)の画素信号が実線枠601の読み出し動作によって所定の周期で撮像素子102から読み出され、動画像が生成される。動画像に使用される行以外の行に関しては、破線枠602のリセット動作により、PD201の電荷がフレーム毎にリセットされることになる。
読み出された画素信号は行方向(垂直方向)に間引かれたものであるため、そのまま画像を生成すると画像の縦横比が合わないため、DSP104にて列方向(水平方向)の画素情報を間引く処理を行なった上で動画像を生成する。
次に、時刻t0において、不図示のシャッタースイッチが押下されることによって静止画像の撮影の指示が為される。静止画像の撮影の指示が為されると、まず、時刻t1からの1フレーム期間(フレームa)で、動画像に使用される行(5n+1行目)の画素はPD201に蓄積された信号が読み出された後、PD201の電荷がリセットされ、次の蓄積状態に入る。
また、動画像に使用される行以外の行(5n+2、5n+3、5n+4、5n+5行目)の画素は、PD201の信号を読み出すことなくリセットが行われ、次の蓄積状態に入る。DSP104では、時刻t1以前と同様に、得られた5n+1行目の画素信号から動画像用の1フレームを生成する。
時刻t2からのフレームb期間においては、5n+1行目及び5n+2行目の画素信号が読み出され、それ以外の行(5n+3、5n+4、5n+5行目)は、リセットも読出しも行われず、そのまま蓄積を継続される。
フレームbでも、動画像は5n+1行目の信号から生成される。また、それと同時に5n+1行目及び5n+2行目の信号が静止画像用の信号としてRAM109に一時的に記憶される。
時刻t3からのフレームc期間においては、5n+2行目及び5n+3行目の画素信号が読み出され、それ以外の行(5n+1、5n+4、5n+5行目)は、リセットも読出しも行われず、そのまま蓄積を継続される。
フレームcでは、動画像は5n+2行目の信号から生成される。また、それと同時に5n+2行目及び5n+3行目の信号が静止画像用の信号としてRAM109に一時的に記憶される。5n+2行目の信号は、既にRAM109に保持されている以前の画素データ(フレームbのデータ)と加算して記憶される。
時刻t4からのフレームd期間においては、5n+3行目及び5n+4行目の画素信号が読み出され、それ以外の行(5n+1、5n+2、5n+5行目)は、リセットも読出しも行われず、そのまま蓄積を継続される。
フレームdでは、動画像は5n+3行目の信号から生成される。また、それと同時に5n+3行目及び5n+4行目の信号が静止画像用の信号としてRAM109に一時的に記憶される。5n+3行目の信号は、既にRAM109に保持されている以前の画素データ(フレームcのデータ)と加算して記憶される。
時刻t5からのフレームe期間においては、5n+4行目及び5n+5行目の画素信号が読み出され、それ以外の行(5n+1、5n+2、5n+3行目)は、リセットも読出しも行われず、そのまま蓄積を継続される。
フレームeでは、動画像は5n+4行目の信号から生成される。また、それと同時に5n+4行目及び5n+5行目の信号が静止画像用の信号としてRAM109に一時的に記憶される。5n+4行目の信号は、既にRAM109に保持されている以前の画素データ(フレームdのデータ)と加算して記憶される。
時刻t6からのフレームf期間においては、5n+5行目及び5n+1行目の画素信号が読み出され、それ以外の行(5n+2、5n+3、5n+4行目)は、リセットも読出しも行われず、そのまま蓄積を継続される。
フレームfでは、動画像は5n+5行目の信号から生成される。また、それと同時に5n+5行目及び5n+1行目の信号が静止画像用の信号としてRAM109に一時的に記憶される。5n+5行目及び5n+1行目の信号は、既にRAM109に保持されている以前の画素データ(フレームe以前のデータ)と加算して記憶される。
そして、静止画像の所定の蓄積時間Tsが経過すると、フレームgの動作に入る。時刻t7を超えても静止画像の蓄積時間に至らない場合には、フレームb〜fの動作を繰返し、フレーム毎に読み出す行をずらしながら動画像を取得していくと共に、読出した信号をRAM109に保持された静止画像用のデータに加算しながら記憶していく。
フレームgでは、動画像に使用する行(5n+1行目)を含め、静止画像に使用する全行の信号を読み出す。フレームgでは、5n+1行目の信号から動画像が生成される。また、読み出された全行の信号は、RAM109に保持された静止画像用のデータにそれぞれ加算される。
これにより、撮像素子102の全ての画素において、静止画蓄積時間Tsの時間分の蓄積信号が得られたことになり、長時間蓄積の静止画像が生成される。
ここで、図6中の期間Bの部分は、動画像用の信号の蓄積期間を示し、期間Cの部分は静止画像用の信号の蓄積期間を示す(期間Bに蓄積された信号は最終的に加算されることにより、静止画像にも使用される)。
期間Bに蓄積された信号は1フレーム毎に読み出されるが、期間Cに蓄積された信号は複数フレームに亘って蓄積が継続された後に読み出されることになる。これにより、1枚の静止画像の信号を得るための読み出し回数を抑え、ノイズの混入を極力抑制することができる。
このように、本実施形態では、静止画蓄積時間Tsは6フレーム分の時間であるにも拘らず、それぞれの画素は3回しか読出し動作が行われていない。このため、読み出しノイズも3回分に抑えられ、ノイズの少ない静止画像を得られる。これにより、動画像の撮影を中断させたりフレームレートを低下させたりすることなく、S/Nの良好な長時間露光の静止画像を得ることができる。
また、静止画蓄積時間Tsがより長い場合には、図6のフレームb〜fの動作を繰り返すことによって対応できる。動画像を生成する画素行の間引き周期が大きい場合には、各画素の読出し回数はより少なく抑えられるため、よりノイズの少ない静止画像を得ることができる。
本実施形態では、電子シャッターを実現する構成として、スリットローリングシャッターを用いて説明した(但し、長時間露光を要する暗時の撮影を前提としているため、PD201のリセットは読み出しとほぼ同時に行われる構成となっている)。しかし、全画素のPD201の電荷を同時にFD203へ転送する一括電子シャッターを用いた構成にしても構わない。
また、本実施形態では、動画像のみを撮影する期間は、毎フレーム同じ行(実施形態では、5n+1行目)を読み出しているが、静止画像の蓄積中と同様に、フレーム毎に読出し行を変更しても構わない。更に、動画像のみを撮影する期間は、全画素の信号を毎フレーム読み出す構成としても構わない。
また、本実施形態では、静止画像の蓄積中は、信号を読み出す行をフレーム毎に1行ずつシフトしているが、フレーム毎に異なれば組合せはこれに限られるものではなく、カラーフィルタのベイヤ配列を考慮し、2行毎にシフトするなどの方法を採っても構わない。
また、本実施形態では、1フレーム期間中に全画素を読み出すこともできるものとして記載しており、従って、静止画像の取得後もそのままのフレームレートで動画像の撮影を継続することが可能である。しかし、静止画像の取得後は一旦動画像の撮影を中断する構成にしてもよい。その場合には、時間的に1フレーム期間内に全画素を読み出すことができない構成であってもよい。
なお、本発明は、上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
102 撮像素子
201 PD
202 転送ゲート
203 FD
205 FDリセットスイッチ
206 画素選択スイッチ
300 列共通読出し回路

Claims (4)

  1. 被写体像を光電変換する光電変換素子を含む複数の画素が行方向及び列方向に配置された撮像素子と、該撮像素子からの前記画素の信号の読み出し動作を制御する制御手段と、を備える撮像装置であって、
    前記撮像素子は、前記複数の画素のうちの一部の画素の信号について、フレーム毎に読み出す画素を行方向にずらしながら所定の周期で読み出す動画像用の読み出し動作と、
    前記複数の画素の全ての画素の信号を読み出す静止画像用の読み出し動作と、を有し、 動画像の撮影中に静止画像の撮影が指示された後、所定の時間が経過するまでは前記動画像用の読み出し動作によって得られる画素信号から動画像を生成し、
    前記所定の時間が経過した後、前記所定の時間が経過するまでの前記動画像用の読み出し動作における各フレームで読み出されない画素で複数フレームに亘って蓄積された画素信号を前記静止画像用の読み出し動作によって読み出すことで得られ画素信号、及び前記動画像用の読み出し動作によって既に得られている画素信号から静止画像を生成する、ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記動画像用の読み出し動作では、各フレームで読み出されない画素の前記光電変換素子の電荷をリセットしない、ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記動画像用の読み出し動作では、前記撮像素子の画素を行方向に間引いて読み出す、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記動画像用の読み出し動作では、フレーム毎に読み出す画素を行方向に1行又は2行ずつずらしながら読み出す、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の撮像装置。
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