JP2012080457A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像信号の読み出し回数に応じたノイズを低減しながら、バルブ撮影中の画像を表示することができる撮像装置を提供する。
【解決手段】全画素中のm/n(n>m)の割合の画素を間引き読み出しすることを、読み出す画素位置をフィールド毎に異ならせながら行うことにより、各フィールドの読出画像を順次に出力させる。各フィールドの読出画像が得られる都度に、読み出された画像をフィールド別に画素単位で積算するとともに、最新の積算が行われたフィールド画像を表示する。露光期間が終了したら、読み出されていない電荷が残っている全フィールドの読出画像を出力し、フィールド別に最終的に加算する。そして、この各フィールドの積算画像を合成して、最終的な静止画像を生成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、バルブ撮影中の画像を表示する撮像装置に関する。
明るい環境下での一般的な静止画像の撮影においては、露光時間は例えば1/250秒等の比較的短時間であるために、撮影して得られた画像は撮影後に表示が行われるのみである。しかし、夜景や夜空などの暗い被写体を撮影する場合には、例えば1分などの長時間露光が必要になるが、その間、露光中の画像が全く表示されないと、撮影者が露光の経過を把握することができず不便である。
そこで、長時間露光の場合に露光中の画像を表示する技術が提案されている。
例えば、特開2005−117395号公報には、長秒撮影の本露光動作を行っている期間中、所定の周期で撮像素子から画素信号を読み出すとともに、読み出した画素信号をその都度加算して、加算した画素信号を表示デバイスに画像として表示する撮像装置が記載されている。これにより、撮影者は露光経過中の画像の様子を視認することが可能となる。
このような従来の技術の具体例を、図6を参照して説明する。図6は、露光中に全画素の画像信号を1回以上読み出して表示するとともに、読み出した画像信号を加算して最終画像を得る様子を示すタイミングチャートである。
なおこの図6には、撮像センサが例えばCMOSセンサである場合、すなわち、いわゆるローリング読み出しを行っているために、1ライン目を読み出す時点と、最終ライン目を読み出す時点とで時間差が生じている場合を図示している。
露光開始から露光終了までの期間は、規定時間を単位として幾つかに区切られており、規定時間が経過する毎に撮像センサから全画素の画像信号が読み出される。1回目に読み出された画像信号は、それ以前に加算された画像がないために、そのまま加算画像となり、さらに表示画像として用いられる。2回目もしくはそれ以降に読み出された画像信号は、それまでの加算画像に対して加算され(つまり積算され)、加算後の画像が表示画像として用いられる。その後、撮影が終了したら、撮影終了時までに電荷が蓄積された画像をさらに読み出してそれまでの加算画像に対して加算し、最終画像を得ることになる。
ところで、画像信号を読み出すときには、回路的なノイズが撮影画像に重畳することが知られている。
特開2005−117395号公報
従って、上記特開2005−117395号公報に記載されたような画像全体(すなわち、全画素)を複数回読み出す技術では、画像を読み出す回数が各画素を読み出す回数と等しくなるために、読み出し回数(ひいては画像の加算枚数)に応じた量のノイズが最終的に得られる撮影画像に重畳し、画質が劣化してしまうことになる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、画像信号の読み出し回数に応じたノイズを低減しながら、バルブ撮影中の画像を表示することができる撮像装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明のある態様による撮像装置は、バルブ撮影中であって該バルブ撮影開始から所定時間が経過した時点において、該所定の時間が経過するまでの該バルブ撮影によって得られた画像信号によって表される画像を表示する撮像装置において、撮影レンズにより結像された被写体像を、撮像面に配列された複数の画素によって画像信号に変換する撮像素子と、上記撮像素子を駆動して、n(nは2以上の整数)画素に対してm(mはn未満の正の整数)画素の割合で間引き読み出しすることを、読み出す画素位置をフィールド毎に異ならせながら行うことにより、各フィールドの画像信号を順次に出力させるよう制御する読出制御部と、上記読出制御部により上記各フィールドの画像信号が読み出される都度に、該読み出された画像信号を同一画素位置毎に画素単位で積算する画像信号積算部と、上記読出制御部により上記各フィールドの画像信号が読み出される都度に、該読み出されたフィールドに係る上記画像信号積算部により積算された画像信号によって表される画像を表示する画像表示部と、を備えたものである。
本発明の撮像装置によれば、画像信号の読み出し回数に応じたノイズを低減しながら、バルブ撮影中の画像を表示することが可能となる。
本発明の実施形態1における撮像装置の回路構成等を示すブロック図。 上記実施形態1において、撮像装置のライブビューバルブ動作時のフィールド画像読み出しや表示画像を示すタイミングチャート。 上記実施形態1において、撮像装置のライブビューバルブ動作時の流れを示すフローチャート。 上記実施形態1において、6:2のインターレースにより間引き読み出しを行う例を示す図。 上記実施形態1において、ブロック内の画素位置毎にフィールドを異ならせて間引き読み出しを行う例を示す図。 従来において、露光中に全画素の画像信号を1回以上読み出して表示するとともに、読み出した画像信号を加算して最終画像を得る様子を示すタイミングチャート。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
[実施形態1]
図1から図5は本発明の実施形態1を示したものであり、図1は撮像装置11の回路構成等を示すブロック図である。
この撮像装置11は、例えばデジタルカメラとして構成されていて、フォーカスレンズ12と絞り機構13とを含む撮影レンズと、シャッタ機構14と、撮像センサ15と、フォーカス制御部16と、モータ17と、絞り制御部18と、モータ19と、シャッタ制御部20と、シャッタ機構14用の制御装置21と、TG回路23と、信号処理回路24と、データバス25と、AE処理部26と、メインCPU27と、AF処理部28と、画像処理回路29と、内蔵メモリ30と、圧縮伸張部31と、着脱メモリ32と、LCDドライバ33と、LCD34と、不揮発性メモリ35と、入力部36と、電源部38と、画像演算部39と、を備えている。
撮影レンズは、被写体の光学像を撮像センサ15の撮像面上に結像するための撮影光学系である。フォーカスレンズ12は、撮影レンズの焦点位置を調節することにより、撮像センサ15の撮像面上に結像される光学像が合焦するようにするためのものである。絞り機構13は、撮影レンズを通過する光束の通過範囲を規制することにより、露出を制御するためのものである。
シャッタ機構14は、撮影レンズから撮像センサ15へ至る光束の通過時間を規制することにより、露出を制御するためのものである。ここにシャッタ機構14は、本実施形態においては、例えばメカニカルシャッタとして構成されている。
撮像センサ15は、受光した光量に応じた量の電荷を蓄積する画素が二次元状に複数配置された撮像面を有する撮像素子である。そして、撮像センサ15は、シャッタ機構14を介して撮影レンズにより結像された被写体の光学像を画素によって光電変換して、電気的な画像信号を生成し出力するようになっている。なお、この撮像センサ15は、フレームを複数のフィールドに分けて読み出すことができるものであれば良く、CMOSセンサのようなローリング読み出しのものであっても、CCDセンサのような一括読み出しのものであっても、何れでも構わない。
フォーカス制御部16は、メインCPU27の制御に基づき、モータ17を介してフォーカスレンズ12を駆動し、合焦させるように制御するものである。
絞り制御部18は、メインCPU27の制御に基づき、モータ19を介して絞り機構13を駆動し、露出値に応じた絞り開口径となるように制御するものである。
シャッタ制御部20は、メインCPU27の制御に基づき、シャッタ機構14用の制御装置21を介してシャッタ機構14を駆動し、露出値に応じた露光時間となるように制御するものである。
TG回路23は、メインCPU27の制御に基づき、撮像センサ15を駆動するためのタイミング信号を出力するものである。撮像センサ15からのフィールド毎の画像信号の読み出しは、メインCPU27の制御に基づいて、読出制御部であるこのTG回路23により行われる。
信号処理回路24は、相関二重サンプリングを行うためのCDS(Correlated Double Sampling)、信号レベルを増幅する(所定増幅量を基準とすれば、増減する)ためのアンプ回路、アナログ信号をデジタルデータに変換するためのADC(Analog to Digital converter)等を含んで構成されている。そして、信号処理回路24の出力側はデータバス25に接続されている。従って、信号処理回路24は、処理結果として得られるデジタルデータを、このデータバス25を介して、例えば内蔵メモリ30やその他の各回路へ出力するようになっている。
データバス25は、信号処理回路24が接続されるとともに、AE処理部26と、メインCPU27と、AF処理部28と、画像処理回路29と、内蔵メモリ30と、圧縮伸張部31と、着脱メモリ32と、LCDドライバ33と、不揮発性メモリ35と、画像演算部39とが双方向に接続されていて、制御信号や各種のデータを相互に授受するためのものである。
AE処理部26は、撮像センサ15からの撮影画像信号に基づいてAE評価値を算出し、算出結果をメインCPU27に出力するものである。
AF処理部28は、撮像センサ15からの撮影画像信号に基づいてAF評価値を算出し、算出結果をメインCPU27に出力するものである。
画像処理回路29は、内蔵メモリ30に格納されている撮影画像信号に対して、ホワイトバランス調整、エッジ処理等の処理を施して、処理結果の撮影画像信号を内蔵メモリ30に再び格納するものである。
内蔵メモリ30は、処理中の撮影画像信号を記憶するのに用いられると共に、メインCPU27が処理を行う際のメモリとしても用いられる例えば揮発性の記憶媒体である。この内蔵メモリ30は、メインCPU27およびTG回路23により各フィールドの画像信号が読み出される都度に、読み出された画像信号を同一画素位置毎に画素単位で積算する画像信号積算部として機能するようになっている。
圧縮伸張部31は、撮影画像信号を圧縮して着脱メモリ32に格納すると共に、着脱メモリ32に圧縮して格納されている画像信号を伸張するものである。
着脱メモリ32は、処理後の画像信号(例えば圧縮処理後の画像信号)を不揮発に記録するための記録媒体であり、例えばメモリカードなどとして撮像装置11に対して着脱可能に構成されている。従って、この着脱メモリ32は、撮像装置11に固有の構成でなくても構わない。
LCDドライバ33は、液晶表示部であるLCD34を駆動して、信号処理回路24から出力されるライブビュー画像(撮像センサ15によりリアルタイムで撮影されている画像)を表示させたり、撮影された画像を撮影後に確認するために表示させたりするものである。このLCD34は、後述するライブビューバルブ動作時に、メインCPU27およびTG回路23により各フィールドの画像信号が読み出される都度に、内蔵メモリ30により積算された読み出されたフィールドに係る画像信号によって表される画像を表示する画像表示部となっている。
不揮発性メモリ35は、メインCPU27により実行される種々の処理プログラムや、処理プログラムを実行する際に必要な各種のデータ、さらにはユーザの設定データ等を格納する記録媒体である。
入力部36は、この撮像装置11の電源をオン/オフするための電源スイッチ、撮影動作を行わせるためのレリーズボタン、バルブ撮影モードを含む撮影モードやライブビューモードの設定等を行うための操作スイッチ、などを含んで構成される操作入力手段である。なお、撮影レンズが電動ズームレンズである場合には、この入力部36は、ズームスイッチをさらに含んで構成される。また、バルブ撮影モードとライブビューモードとが同時に設定されている場合には、後述するようなライブビューバルブの動作(バルブ撮影中も露光中の画像がLCD34に随時表示される動作)が行われることになる。
電源部38は、バッテリや乾電池等を含んで構成され、メインCPU27等の回路を動作させる電流、モータ17,19等の駆動源を駆動する電流、LCD34を駆動するための電流などを、それぞれに応じた電圧で供給するものである。
画像演算部39は、内蔵メモリ30に格納されている撮影画像信号に対して、加算平均処理を行い、その結果得られた生成画像を内蔵メモリ30に再び格納するものである。
メインCPU27は、この撮像装置11全体の動作を制御するものである。例えば、メインCPU27は、上述したAF評価値に基づいて被写体距離を算出しフォーカス制御部16を制御してモータ17を駆動させるとともに、上述したAE評価値に基づいて絞り値および露光時間(シャッタ速度)を算出し絞り制御部18およびシャッタ制御部20を制御してモータ19および制御装置21を駆動させる。さらに、メインCPU27は、TG回路23を介して、撮像センサ15の動作(例えば、撮像センサ15からの間引き読み出しの動作)の制御を行う読出制御部である。加えて、メインCPU27は、ライブビューを設定する操作が入力部36に対して行われた場合には、ライブビューの動作を開始するように制御を行う。このライブビューモードが設定されているときにバルブ撮影が行われれば、メインCPU27は、後述するようなライブビューバルブの動作を行うように制御することになる。加えて、メインCPU27は、バルブ撮影の終了を表す信号に応答して、内蔵メモリ30に記憶されている画素位置毎に積算された画像信号の読み出し順序を制御する等により、複数フィールドに係る画像信号を合成して静止画像信号を生成する静止画像信号生成部としても機能するようになっている。
次に、図2は撮像装置のライブビューバルブ動作時のフィールド画像読み出しや表示画像を示すタイミングチャート、図3は撮像装置のライブビューバルブ動作時の流れを示すフローチャートである。
本実施形態の撮像装置は、ライブビューバルブ動作時に、メインCPU27およびTG回路23が、n(nは2以上の整数)画素に対してm(mはn未満の正の整数)画素の割合で間引き読み出しすることを、読み出す画素位置をフィールド毎に異ならせながら行うことにより、各フィールドの画像信号を撮像センサ15から順次に出力させるようになっている。そして、これら図2および図3においては、このような撮像装置の動作の一例として、ライン単位で2ラインに対して1ラインの割合で間引き読み出しするn:m=2:1インタレースの場合を図示している。従って、読み出される画像には、奇数ラインで構成される第1フィールド画像と、偶数ラインで構成される第2フィールド画像とが存在することになる。そのために、内蔵メモリ30は、第1フィールド画像を記憶するための第1フィールド用メモリと、第2フィールド画像を記憶するための第2フィールド用メモリと、を備えている。なお、図2および図3に示す動作を開始するに当たって、第1フィールド用メモリおよび第2フィールド用メモリは、予めリセットされているものとする。
ライブビューモードとバルブ撮影モードとが同時に設定されると、このライブビューバルブ動作が開始され、メインCPU27は、入力部36のレリーズボタンが押下されるのを待機する(ステップS1)。
そして、レリーズボタンが押下され、バルブ撮影の開始を表す信号が発生されたと判定された場合には、メインCPU27は、シャッタ制御部20および制御装置21を介してシャッタ機構14を駆動し、シャッタを開放することにより撮像センサ15の露光を開始する(ステップS2)。この露光開始とともに、メインCPU27は、自己の内部に備えたクロックを用いて時間の計測を行う。
次に、メインCPU27は、露光を開始してから規定の時間が経過したか否かを判定する(ステップS3)。この規定の時間は、例えば、ライブビューバルブ動作中にLCD34に露光中の画像を表示する時間間隔である。ただし、この規定の時間は、一定間隔の時間である必要はなく、例えば露光開始直後の規定時間を2回目以降の規定時間よりも短く設定して、ライブビューバルブ動作が開始された直後にすぐに画像が表示されるようにしても構わない。
ここで、規定時間が未だ経過していないと判定された場合には、メインCPU27は、レリーズボタンが開放されたか否かをさらに判定する(ステップS4)。ここでレリーズボタンが押下されたままである場合には、上述したステップS3へ戻って規定時間の経過を判定する。
こうして、ステップS3において規定時間が経過したと判定された場合には、図2において実線の矢印で示す期間だけ電荷が蓄積された奇数ラインで構成される第1フィールドの画像信号を読み出す(ステップS5)。
そして、信号処理回路24により処理を行った後に、内蔵メモリ30内の第1フィールド用メモリ内のデータと画素毎に加算してから、該第1フィールド用メモリに上書き保存する(ステップS6)。
上述したように、この処理を開始する前に第1フィールド用メモリおよび第2フィールド用メモリはリセットされているために、露光開始後に第1フィールド用メモリにまず記憶されるのは、第1回目に読み出された第1フィールドの画像信号そのものとなる(図2も参照)。また、2回目以降の場合には、それまでに読み出された第1フィールドの画像信号に、今回読み出された第1フィールドの画像信号が加算されて記憶されることになる。
続いて、第1フィールド用メモリ内の画像信号に対して、画像処理回路29等により画素数変換や表示用のガンマ補正等の必要な画像処理を行った後に、LCDドライバ33を介してLCD34に画像を表示する(ステップS7)。
その後、規定時間が経過したか否かをメインCPU27が判定する(ステップS8)。ここで、規定時間が未だ経過していないと判定された場合には、メインCPU27は、レリーズボタンが開放されたか否かをさらに判定する(ステップS9)。ここでレリーズボタンが押下されたままである場合には、上述したステップS8へ戻って規定時間の経過を判定する。
こうして、ステップS8において規定時間が経過したと判定された場合には、図2において点線の矢印で示す期間だけ電荷が蓄積された偶数ラインで構成される第2フィールドの画像信号を読み出す(ステップS10)。
そして、上述した第1フィールドの場合とほぼ同様にして、信号処理回路24により処理を行った後に、内蔵メモリ30内の第2フィールド用メモリ内のデータと加算してから、該第2フィールド用メモリに上書き保存する(ステップS11)。
続いて、第2フィールド用メモリ内の画像信号に対して、画像処理回路29等により必要な画像処理を行った後に、LCDドライバ33を介してLCD34に画像を表示する(ステップS12)。
この処理後は、ステップS3へ戻って、上述したような処理を繰り返して行う。これにより、第1フィールド用メモリおよび第2フィールド用メモリには、積算(つまり累積的に加算)された画像信号が記憶され、その画像が逐次に(積算される毎に)LCD34に表示されることになる。
このような処理を行っている最中に、ステップS4またはステップS9においてレリーズボタンが開放され、バルブ撮影の終了を表す信号が発生されたと判定された場合には、メインCPU27は、シャッタ制御部20および制御装置21を介してシャッタ機構14を駆動し、シャッタを閉じることにより撮像センサ15の露光を終了する(ステップS13)。
そして、上述したステップS5およびステップS6の処理と同様に、第1フィールドの画像信号を読み出し(ステップS14)、第1フィールド用メモリ内のデータと加算して上書き保存する(ステップS15)。
続いて、上述したステップS10およびステップS11の処理と同様に、第2フィールドの画像信号を読み出し(ステップS16)、第2フィールド用メモリ内のデータと加算して上書き保存する(ステップS17)。
さらに、メインCPU27が、第1フィールド用メモリから第1ラインの画像信号を読み出し、第2フィールド用メモリから第2ラインの画像信号を読み出し、再び第1フィールド用メモリから第3ラインの画像信号を読み出し、…等(すなわち、画像信号の読み出し順序を制御する等)を行うことにより、第1フィールドに係る画像信号と第2フィードに係る画像信号と合成して静止画像信号を生成する。ここでの合成により、例えば、第1フィールド画像信号が奇数ラインのみでなる1500ラインの画像信号、第2フィールド画像信号が偶数ラインのみでなる1500ラインの画像信号である場合には、生成された静止画像信号は奇数ラインおよび偶数ラインの両方を含む3000ラインの画像信号となる(図2に示したようなライン数が2倍になった最終画像も参照)。そして、生成した静止画像信号を圧縮伸張部31により圧縮処理した後に、着脱メモリ32に保存する(ステップS18)。
一方、生成した静止画像信号に対して、画像処理回路29等により画素数変換や表示用のガンマ補正等の必要な画像処理を行った後に、LCDドライバ33を介してLCD34に画像を表示し(ステップS19)、この処理を終了する。
このように、表示を行うために規定時間毎に読み出す画像を、全画像ではなく、奇数行でなる第1フィールド画像と偶数行でなる第2フィールド画像との交互としたために、各画素の読み出し回数を、図6に示したような従来方式の約1/2とすることができる。これにより、読み出し毎に発生しそれが加算されることにより増大するノイズを低減することができ、最終的に生成される静止画像信号の画質を向上することができる。
なお、図2および図3では、間引き読み出しとして2:1のインターレースを例に挙げて説明したが、近年のデジタルカメラに搭載されている撮像センサ15の画素数が例えば12メガピクセル(垂直方向の画素数が3000画素程度)である一方で、LCD34の画素数が例えばVGA程度(垂直方向の表示画素数が500画素程度)であること(従って、仮に撮像センサ15から全画素を読み出したとしても、表示する際には画素数を変換しなければならないこと)を考え合わせると、6:1のインターレースで実施しても実用範囲内(すなわち、表示画像の解像度低下はさほど見られず、かつ、表示画像がフィールド毎に(垂直方向に最大6画素分)移動しても観察者は殆ど違和感を感じることがない)であると考えられる。
そして、この場合には、各画素の読み出し回数を、図6に示したような従来方式の約1/6とすることができ、読み出し回数を大幅に減らすことが可能となる。これにより、読み出し毎に発生しそれが加算されることにより増大するノイズをより一層低減することができ、最終的に生成される静止画像信号の画質をより向上することができる。
さらに、各画素の読み出し回数を減らすための間引き読み出しは、上述した2:1のインターレースや6:1のインターレースを含むn:1(nは2以上の整数)のインターレースに限るものではなく、上述したように、n画素に対してm(mはn未満の正の整数)画素の割合で間引き読み出しすること(n:m間引き読み出し)を、読み出す画素位置をフィールド毎に異ならせながら行うことにより、各フィールドの画像信号を撮像センサ15から順次に出力するものであっても構わない(従って、nラインに対してmラインの割合で間引き読み出しする、ライン単位の間引き読み出しに限るものではない)。
ここで、図4を参照して、m≠1である一例を説明する。図4は、6:2のインターレースにより間引き読み出しを行う例を示す図である。
変数jがj=0,1,2,…であるとすると、この図4に示す例においては、第1フィールドで(6j+1)ラインおよび(6j+2)ラインの読み出しを行い、第2フィールドで(6j+3)ラインおよび(6j+4)ラインの読み出しを行い、第3フィールドで(6j+5)ラインおよび(6j+6)ラインの読み出しを行い、その後は第1フィールドの読み出しに戻る動作を行う。このような間引き読み出しによっても、各画素を読み出す回数を約1/3にすることができる。
次に、図5を参照して、間引き読み出しをライン単位では行わない一例を説明する。図5はブロック内の画素位置毎にフィールドを異ならせて間引き読み出しを行う例を示す図である。
この図5に示す例においては、撮像センサ15の撮像面を3×3画素で構成される複数のブロックに分割して、各ブロック内を、読み出す画素位置をフィールド毎に異ならせながら1画素ずつ(1画素ずつに代えてm画素ずつでも勿論構わない)間引き読み出しするように、メインCPU27およびTG回路23が撮像センサ15を駆動するようにしている。
図6に示したような従来方式の場合に各画素を読み出す回数がi(iは正の整数)回であるとすると、n:m間引き読み出しの場合に各画素を読み出す回数は{(m×i/n)+1}回(ただし、整数にならない場合には切り上げる)となり、nおよびmの値に応じて読み出す回数を減らすことが可能となる。
なお、nがmの倍数(n=k×m (kは2以上の整数))でない場合には、ある画素が読み出されるフィールドが一に定まるとは限らず、複数のフィールドにおいて読み出されることもあり得る。具体的には、例えば5:2のインターレースの場合に、第1フィールドでは第1ラインおよび第2ラインが読み出され、第2フィールドでは第3ラインおよび第4ラインが読み出されるが、その次のフィールドでは第5ラインおよび第1ラインが読み出されることになり、つまり第1ラインは、あるフィールドでは第2ラインとともに読み出され、他のフィールドでは第5ラインとともに読み出されることになる。しかし、このような場合であっても、LCD34への表示に支障が生じることはなく、かつ、画像信号の積算は画素毎に行うことができるために最終的に合成される静止画像にも支障が生じることはない。
一方、nがmの倍数(n=k×m)である場合には、メインCPU27およびTG回路23は撮像センサ15からの読み出しをkフィールドに分けて行うことになる。このときには、内蔵メモリ30は、メインCPU27およびTG回路23により各フィールドの画像信号が読み出される都度に、読み出された画像信号をフィールド毎に画素単位で積算する。そして、静止画像信号生成部として機能するメインCPU27は、バルブ撮影の終了を表す信号に応答して、全画素の信号を読み出してさらに画素単位で積算し、積算された各フィールドの画像信号を合成することにより静止画像信号を生成することになる。
このような実施形態1によれば、バルブ撮影中であってバルブ撮影開始から所定時間が経過した時点において、所定の時間が経過するまでのバルブ撮影によって得られた画像信号によって表される画像を表示することができるために、画像の露光の経過を確認することが可能となり、バルブ撮影において所望の露光量の画像を容易に得ることが可能となる。
さらに、露光途中の画像信号を得るために全画素を読み出す場合に比べて、間引き読み出しをする場合には各画素の読み出し回数を減らすことができるために、読み出しに伴って発生しそれが加算されることにより増大するノイズを低減することができる。従って、バルブ撮影が終了した後に、画素位置毎に積算された画像信号を合成して得られる最終的な静止画像信号は、画質が向上する。
また、間引き読み出しをライン単位で行うように撮像センサ15を駆動する場合には、バルブ撮影以外の通常撮影における画素読み出しとの駆動制御の整合性を高めることができ、TG回路23の構成を簡単にすることが可能となる。
一方、撮像面を複数のブロックに分割して、各ブロック内における画素位置毎に間引き読み出しする場合には、AF用データやAE用データを取得する読み出しとの駆動制御の整合性を高めることができる。また、もしバルブ撮影中にAF用データまたはAE用データを取得する必要がある場合には、読み出すブロックを選択することも可能である。
加えて、撮像素子からの読み出しを複数のフィールドに分けて行い、複数に分けたフィールド毎に画像信号の積算を画素単位で行い、積算された各フィールドの画像信号に基づいて静止画像信号の合成を行う場合には、内蔵メモリ30のアドレス管理やLCD34への露光中画像の表示が容易になる利点がある。
なお、本発明は上述した実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良い。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。このように、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることは勿論である。
11…撮像装置
12…フォーカスレンズ(撮影レンズ)
13…絞り機構(撮影レンズ)
14…シャッタ機構
15…撮像センサ(撮像素子)
16…フォーカス制御部
17…モータ
18…絞り制御部
19…モータ
20…シャッタ制御部
21…制御装置
23…TG回路(読出制御部)
24…信号処理回路
25…データバス
26…AE処理部
27…メインCPU(読出制御部、静止画像信号生成部)
28…AF処理部
29…画像処理回路
30…内蔵メモリ(画像信号積算部)
31…圧縮伸張部
32…着脱メモリ
33…LCDドライバ
34…LCD(画像表示部)
35…不揮発性メモリ
36…入力部
38…電源部
39…画像演算部

Claims (5)

  1. バルブ撮影中であって該バルブ撮影開始から所定時間が経過した時点において、該所定の時間が経過するまでの該バルブ撮影によって得られた画像信号によって表される画像を表示する撮像装置において、
    撮影レンズにより結像された被写体像を、撮像面に配列された複数の画素によって画像信号に変換する撮像素子と、
    上記撮像素子を駆動して、n(nは2以上の整数)画素に対してm(mはn未満の正の整数)画素の割合で間引き読み出しすることを、読み出す画素位置をフィールド毎に異ならせながら行うことにより、各フィールドの画像信号を順次に出力させるよう制御する読出制御部と、
    上記読出制御部により上記各フィールドの画像信号が読み出される都度に、該読み出された画像信号を同一画素位置毎に画素単位で積算する画像信号積算部と、
    上記読出制御部により上記各フィールドの画像信号が読み出される都度に、該読み出されたフィールドに係る上記画像信号積算部により積算された画像信号によって表される画像を表示する画像表示部と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 上記読出制御部は、nラインに対してmラインの割合で間引き読み出しする、ライン単位の間引き読み出しにより上記撮像素子を駆動するものであることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 上記読出制御部は、上記撮像面をn画素で構成される複数のブロックに分割して、各ブロック内を、読み出す画素位置をフィールド毎に異ならせながら、m画素ずつ間引き読み出しすることにより上記撮像素子を駆動するものであることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. バルブ撮影の終了を表す信号に応答して、上記画素位置毎に積算された画像信号を合成することにより静止画像信号を生成する静止画像信号生成部をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の撮像装置。
  5. n=k×m (kは2以上の整数)であって、上記読出制御部は撮像素子からの読み出しをkフィールドに分けて行うものであり、
    上記画像信号積算部は、上記読出制御部により上記各フィールドの画像信号が読み出される都度に、該読み出された画像信号をフィールド毎に画素単位で積算するものであり、
    上記静止画像信号生成部は、上記バルブ撮影の終了を表す信号に応答して、上記積算された各フィールドの画像信号を合成することにより静止画像信号を生成するものであることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
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