JP5386996B2 - 撮影装置、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、撮影した被写体像を表示する技術に関するものである。
デジタルカメラは、ユーザが撮影を行う際に被写体の動きをリアルタイムで表現するライブビュー画像を表示画面に表示させる。そして、ユーザが手動操作で焦点を調節する場合などには、ユーザはライブビュー画像を見ることによりピントが合っているか否かの合焦状態を確認する。そのため、ライブビュー画像の画質を向上させることが望まれている。
そこで、従来から、ユーザが表示画面に表示されるライブビュー画像を見ながら手動操作で焦点を調節する際に、ユーザに合焦状態を確認させるために、ライブビュー画像の一部領域を拡大表示させるようにしたデジタルカメラが知られている。
しかし、この従来のデジタルカメラでは、ライブビュー画像の更新速度を速くするなどために、ライブビュー表示時に、撮像素子の駆動モードを撮像素子の全ラインに蓄積された画像信号うちの一部ラインに蓄積された画像信号のみを読み出すドラフトモードに設定している。そのため、この従来のデジタルカメラでは、ライブビュー画像を拡大表示するときに、表示画面の画素数よりも撮像素子から得られた画像信号を拡大して得たライブビュー画像の画素数の方が小さくなってしまう。そのため、拡大されたライブビュー画像がぼやけてしまい、ライブビュー画像を拡大したにもかかわらず合焦状態を容易に確認できないという事態に陥っていた。
一方、撮像素子の全画素(1フレーム)の画像信号を常に読み出すように駆動し、読み出された画像信号を拡大させてライブビュー画像として表示させるデジタルカメラもある。しかし、この従来のデジタルカメラでは、撮像素子の全画素から画像信号を読み出すのに時間がかかるため、ライビュー画像の更新速度が低下し、ライブビュー画像に写る被写体の動きがぎこちなくなるという問題がある。
そこで、特許文献1に記載の技術では、通常のライブビュー表示状態においては、撮像素子の駆動モードをドラフトモードに設定し、拡大モードが設定されると、撮像素子の駆動モードを3フィールドからなるフレームを読み出すフレームモードに設定し、読み出したフレームの1フィールドからライブビュー表示のための拡大画像を生成する。そして、撮像素子の水平駆動周波数を通常時の2倍に上げることで、拡大モード時でもフレームレートを維持している。
特許文献1に記載の技術によれば、拡大モードになると撮像素子の駆動モードをライブビュー画像の解像度が増すように変更するとともに、その変更により生ずる筈のフレームレートの低下を回避できるので、ユーザの装置の使い勝手を向上させることができる。
特開2004−158906号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、拡大モードにおいて1フィールドの画像信号からライブビュー画像を生成しているので、1フレームの画像信号からライブビュー画像を生成する場合に比べ、生成されるライブビュー画像の画素数が少なくなっている。具体的には、特許文献1に記載の技術は、画素数が680×512画素である1フィールドの画像信号を拡大させた画像を、画素数が320×240画素であるLCD(液晶ディスプレイ)に表示させる。
そのため、特許文献1に記載の技術では、拡大モードにおける拡大倍率が213%を超えると、拡大させたライブビュー画像の垂直ライン数がLCDの垂直ライン数を超えるため、ライブビュー画像の画質が劣化する。すなわち、特許文献1に記載の技術では、電子ズーム処理によりライブビュー表示のための画像データを大きな拡大倍率で拡大する場合、拡大された画像の画素数が表示画面の画素数よりも小さくなってしまうので、ライブビュー画像の画質が劣化するという問題がある。
ここで、特許文献1に記載の技術では、特に拡大倍率を大きくしたい場合には、3フィールドの画像信号の全部を用いてライブビュー画像を生成することもできる。しかし、3フィールドの画像信号を全て読み出してから新たな1枚のライブビュー画像を生成するということは、撮像素子に蓄積された画像信号の読み出し処理などに時間がかかるため、ライブビュー画像の更新速度が遅くなるという問題がある。
そこで、本発明の目的は、ライブビュー画像を大きな拡大倍率で拡大する場合であってもライブビュー画像の画質の劣化を防止するとともに、ライブビュー画像の更新速度の低下を防止することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1の態様は、
撮影装置において、
撮像素子を駆動する第1の時間間隔の第1垂直同期信号と前記第1の時間間隔よりも短い間隔の第2の時間間隔の第2垂直同期信号を発生する垂直同期信号発生手段と、
前記撮像素子により生成された画像信号を複数の領域に分割し、前記分割された領域の画像信号を1領域ずつ前記第1垂直同期信号に同期して読み出す第1の読み出し手段と、
前記撮像素子により生成された画像信号を複数の領域に分割し、前記分割された領域の画像信号を1領域ずつ前記第2垂直同期信号に同期して読み出す第2の読み出し手段と、
前記第1の読み出し手段、又は前記第2の読み出し手段により読み出された1領域の画像信号から1領域の画像データを生成する第1の画像処理手段と、
前記第1の画像処理手段により1領域の画像データが生成される度に、前記第1の画像処理手段が生成した複数の画像データから1枚の画像データを生成する第2の画像処理手段と、
前記第1の読み出し手段により読み出された前記第1の画像処理手段により生成された1領域の画像データをライブビュー画像とする第1のライブビュー画像生成手段と、
前記第2の読み出し手段により読み出された前記第1の画像処理手段により生成された1領域の画像データが生成される度に、前記第2の画像処理手段が前記第1の画像処理手段により生成された複数の画像データから1枚の画像データを生成し、この画像データをライブビュー画像とする第2のライブビュー画像生成手段と、
を備えるものとした。
上記目的を達成するため、本発明の第2の態様は、
撮影装置に
撮像素子を駆動する第1の時間間隔の第1垂直同期信号と前記第1の時間間隔よりも短い間隔の第2の時間間隔の第2垂直同期信号を発生する垂直同期信号発生機能と、
前記撮像素子により順次生成された画像信号を複数の領域に分割し、前記分割された領域の画像信号を1領域ずつ前記第1垂直同期信号に同期して読み出す第1の読み出し機能と、
前記撮像素子により生成された画像信号を複数の領域に分割し、前記分割された領域の画像信号を1領域ずつ前記第2垂直同期信号に同期して読み出す第2の読み出し機能と、
前記第1の読み出し機能、又は前記第2の読み出し機能により読み出された1領域の画像信号から1領域の画像データを生成する第1の画像処理機能と、
前記第1の画像処理機能により1領域の画像データが生成される度に、前記第1の画像処理機能が生成した複数の画像データから1枚の画像データを生成する第2の画像処理機能と、
前記第1の読み出し機能により読み出された前記第1の画像処理機能により生成された1領域の画像データをライブビュー画像とする第1のライブビュー画像生成機能と、
前記第2の読み出し機能により読み出された前記第1の画像処理機能により生成された1領域の画像データが生成される度に、前記第2の画像処理機能が前記第1の画像処理機能により生成された複数の画像データから1枚の画像データを生成し、この画像データをライブビュー画像とする第2のライブビュー画像生成機能と、
実現させるためのプログラムとした。
本発明によれば、ライブビュー画像の画素数が多くなり、電子ズーム処理によりライブビュー画像を大きな拡大倍率で拡大する場合でもライブビュー画像の画質の劣化を防止できる。そして、本発明によれば、ライブビュー画像の更新速度を速くすることができる。
デジタルカメラの電気的構成を示すブロック図である。 第1の駆動モードにおけるCCDの画像信号の読み出し方式を示すである。 図3(a)は、第2の駆動モードにおけるAフィールドの画像信号の読み出し方式を示すである。図3(b)は、第2の駆動モードにおけるBフィールドの画像信号の読み出し方式を示すである。図3(c)は、第2の駆動モードにおけるCフィールドの画像信号の読み出し方式を示すである。図3(d)は、第2の駆動モードにおけるDフィールドの画像信号の読み出し方式を示すである。図3(e)は、第2の駆動モードにおけるEフィールドの画像信号の読み出し方式を示すである。図3(f)は、第2の駆動モードにおけるFフィールドの画像信号の読み出し方式を示すである。 デジタルカメラの動作の手順を示すフローチャートである。 第1の駆動モードにおけるデジタルカメラの動作の流れを示すタイミングチャートである。 第2の駆動モードにおけるデジタルカメラの動作の流れを示すタイミングチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
<デジタルカメラの構成>
図1は、本実施の形態に係るデジタルカメラ100の電気的構成を示すブロック図である。図1を参照して、デジタルカメラ100の各部の説明をする。
デジタルカメラ100においては、光学レンズ装置1と、シャッタ2と、CCD3と、アナログフロントエンド4と、DSP5と、タイミング発生器6と、Hドライバ7と、Vドライバ8と、CPU9と、フラッシュメモリ10と、DRAM11と、メモリカード12と、キーブロック13と、VRAMコントローラ14と、VRAM15と、デジタルビデオエンコーダ16と、液晶ディスプレイ17とがシステムバス18を介して電気的に接続されている。
光学レンズ装置1は、被写体の光像を結像するための装置である。光学レンズ装置1は、不図示のフォーカスレンズ及びズームレンズと、これら撮影レンズを駆動する不図示の駆動機構とで構成されている。この駆動機構は、フォーカスレンズ、ズームレンズをそれぞれ光軸方向に駆動させる不図示のフォーカスモータ、ズームモータと、フォーカスモータドライバ、ズームモータドライバとから構成されている。フォーカスモータドライバ、ズームモータドライバは、CPU9からの信号に従ってそれぞれフォーカスモータ、ズームモータを駆動させることにより、フォーカスレンズ、ズームレンズを光軸方向に駆動させる。
シャッタ2は、機械式のシャッタとして機能する。本実施の形態に係るシャッタ2は固定絞りであるので、CCD3の露出は、電子シャッタ機能によってのみ制御可能になっている。
CCD3は、被写体の光像を撮影(光電変換)するための撮像素子である。CCD3には、図2や図3に示されるように、光電変換素子であるフォトダイオード300、300、…からなる複数の単位画素が行列状に配置されている。各フォトダイオード上には、R(赤)G(緑)B(青)各色の色フィルタがベイヤ方式の配列に従い配置されている。CCD3は、光学レンズ装置1により集束されて色フィルタを通過した被写体の光像を各フォトダイオード300により光電変換して電荷を蓄積する。
各フォトダイオード300に蓄積された電荷は、垂直ドライバ8を介して供給されるタイミング発生器6からの垂直同期信号に応じて垂直CCD301に読み出され、垂直CCD301内を水平CCD302の方向に転送される。転送された電荷は、水平ドライバ6を介して供給されるタイミング発生器6からの水平同期信号に応じて、水平CCDのアンプ303の方向に画像信号として転送される。転送された画像信号はアンプ303を介して増幅されてアナログフロントエンド4へと転送される。
アナログフロントエンド4は、CCD3から転送された画像信号に相関二重サンプリング処理・増幅処理・A/D変換処理を施すことにより、画像信号をRAWデータに変換してDRAM11に格納する。本実施の形態におけるRAWデータとは、CCD3から読み出された画像信号に対し相関二重サンプリング処理・増幅処理・A/D変換処理が施されたデータのことをいう。
DSP5は、DRAM11に格納されたRAWデータに対し、ホワイトバランス補正処理・ガンマ補正処理・YC処理を施し、Y(輝度信号),Cb(青色色差信号),Cr(赤色色差信号)が重畳した画像データを生成する。DSP5によって生成された画像データは、DRAM11の画像データの格納領域に再度格納される。DSP5は、画像データの圧縮処理や、画像データの拡大処理(電子ズーム処理)なども行う。
また、DSP5はタイミング発生器6に制御信号を送ることにより、タイミング発生器6に水平同期信号および垂直同期信号をHドライバ7およびVドライバ8へと送らせる。
タイミング発生器6は、DSP5からの制御信号に基づき、アナログフロントエンド4がRAWデータをフレーム単位またはフィールド単位でDRAM11に転送させるための垂直同期信号を生成して、生成されたHドライバ7およびVドライバ8へと供給とに送る。タイミング発生器6が発生する垂直同期信号によって、CCD3からフレーム単位またフィールド単位で画像信号を読み出すタイミングと、アナログフロントエンド3からRAWデータをフレーム単位またフィールド単位でDRAM11に転送するタイミングとが同期するように制御される。
Vドライバ8は、CCD3の複数の垂直ゲート端子に接続しており、CCD3の垂直CCD301のゲートを駆動する。Hドライバ7は、CCD3の複数の水平ゲート端子に接続しており、CCD3の水平CCD302のゲートを駆動する。Hドライバ7およびVドライバ8による読み出し動作によって、CCD3は、蓄積した画像信号をフォトダイオードに隣接する回路である垂直CCD301に転送し、この転送された電荷を縦ラインごとにまとめて読み出す。タイミング発生器6からの水平同期信号および垂直同期信号によって、Vドライバ8、Hドライバ7によるCCD3からの画像信号の読み出しパターンが制御される。
CPU9は、システムバス18を介してデジタルカメラ100の各部に制御信号を送信するとともに、各部からの応答信号を受信することにより、各部の動作を統括的に制御する。CPU9は、フラッシュメモリ10に格納されたプログラムを内蔵RAMに読み出し、このプログラムとの協働で各処理を実行する。また。CPU9は、ユーザの操作に応じたキーブロック13からの信号に応答して各部を動作させる、また、CPU9は、CCD3の駆動モードとして、第1の駆動モードと第2の駆動モードとを設定する。この第1の駆動モードと第2の駆動モードの内容は後述する。
フラッシュメモリ10は、CPU9が後述する図4に示されるフローチャートの各処理を実行するためのプログラムやデータを格納している記憶媒体である。
DRAM11は、アナログフロントエンド4により生成されたRAWデータやDSP5により生成された画像データを一時的に格納するバッファメモリである。本実施の形態においては、DSP5により画像データが生成された後も後述する撮影モードに係る動作が終了するまでは、RAWデータはDRAM11に残ったままとなる。つまり、DRAM11に一旦格納されたRAWデータは、撮影モードが終了するまで消去されることはない。また、DRAM11は、CPU9が各処理を実行するに際してワーキングエリアとしても使用される。
メモリカード12は、撮影処理にて生成された画像データが記録される記録媒体である。メモリカード12は、デジタルカメラ100の本体に対して着脱可能に装着されている。
キーブロック13は、不図示のシャッタキー、電源キー、焦点調節キー等から構成される。キーブロック13は、ユーザによる各キーの操作を受け付け、受け付けたキーの操作に応じた信号をCPU9へと送る。
シャッタキーは、いわゆる半押し操作と全押し操作とをユーザから受け付けることが可能な構成である。
焦点調節キーは、ユーザによるスライド操作により抵抗値が変化するスライドボリュームにより構成されている。焦点調節キーは、焦点調節キーがユーザによりスライド操作されたときに、その抵抗値の変化に応じた可変電圧を生成するものである。CPU9は、焦点調節キーが発生する電圧値を監視することにより、ユーザにより焦点調節キーがスライド操作されていることを検出する。そして、CPU9は、焦点調節キーが発生させる電圧値の変化を検知したときは、デジタルカメラ100の焦点が調整されている状態であるものと判断する。
デジタルビデオエンコーダ16は、DRAM11に格納された画像データをVRAMコントローラ14を介して定期的に読出して、読み出された画像データをワーキングエリアであるVRAM15に展開する。デジタルビデオエンコーダ16は、VRAM15に展開された画像データからビデオ信号を発生させて液晶ディスプレイ17に送る。
液晶ディスプレイ17は、撮影モード時にはモニタ(電子ファインダ)として機能する。つまり、液晶ディスプレイ17は、撮影モード時には、デジタルビデオエンコーダ16からのビデオ信号により表現される画像を表示することで、その時点でVRAM15に取り込んでいる画像データにより表現される画像をライブビュー画像として一定時間だけ表示する。
従来技術(特開2004−158906号公報に記載の技術)と本実施の形態との比較を容易にするため、本実施の形態に係るCCD3の画素数と液晶ディスプレイ17の画素数とは、それぞれ従来技術の画素数と同じとする。つまり、本実施の形態においては、CCD3の画素数は2048×1536画素(300万画素)とし、液晶ディスプレイ17の画素数は320×240画素とする。
図2は、CCD3の駆動モードとして第1の駆動モードが設定されている場合において、CCD3に蓄積された電荷(画像信号)の読み出し方式を示す図である。第1の駆動モードにおいては、CPU9は、DSP5に制御信号を送る。DSP5は、CPU9からの制御信号に応答して、Hドライバ7とVドライバ8が、CCD3の全ラインにおいて8ライン中2ラインのみから画像信号を読み出すようにタイミング発生器6を制御する。図2に示されるように、第1の駆動モードにおいては、1フレームの周期が到来する度にライン1,4,9,12・・・の画像信号が読み出される。ここで、第1の駆動モードにおける1フレームの画像信号とは、CCD3のライン1,4,9,12・・・の画素のみにより構成される1画面分の画像信号のことをいう。
図3(a)〜図3(f)は、CCD3の駆動モードとして第2の駆動モードが設定されている場合において、CCD3に蓄積された電荷(画像信号)の読み出し方式を示す図である。第2の駆動モードにおいては、CCD3は、1フレームの画像信号を6フィールドに分けて読み出すインターレース読み出し方式の撮像素子として機能する。第2の駆動モードが設定された場合、CPU9は、DSP5に制御信号を送る。DSP5は、この制御信号に応答して、Hドライバ7とVドライバ8がフィールド単位でCCD3に蓄積された1フレームの画像信号を順次読み出すようにタイミング発生器6を制御する。ここで、第2の駆動モードにおける1フレームの画像信号とは、CCD3の全画素により構成される1画面分の画像信号のことをいう。
本実施の形態においては、第2の駆動モードにおける1フレームの画像信号は、A〜Fフィールドの6つのフィールドからなる。Aフィールドの画像信号の読み出しでは、図3(a)に示されるようにライン1,7,・・・のように、6ライン毎の電荷が読み出される。Bフィールドの画像信号の読み出しでは、図3(b)に示されるように、ライン2,8,・・・の画像信号が読み出される。Cフィールドの画像信号の読み出しでは、図3(c)に示されるように、ライン3,9,・・・の電荷が読み出される。Dフィールドの画像信号の読み出しでは、図3(d)に示されるように、ライン4,10,・・・の電荷が読み出される。Eフィールドの画像信号の読み出しでは、図3(e)に示されるようにライン5,11,・・・の電荷が読み出される。Fフィールドの画像信号の読み出しでは、図3(f)に示されるようにライン6,12,・・・の電荷が読み出される。
第2の駆動モードにおいて、DSP5が画像データを生成するためには、図2や図3に示されるCCD3の画素配列の順で行なう必要がある。そのため、本実施の形態においては、DRAM11の全体記憶領域の中に、A〜F各フィールドのRAWデータを1フィールドずつ6ライン毎に格納して、DSP5がこの格納されたRAWデータをライン単位で順次読み出して画像データを生成する。なお、DRAM11上の別々の記憶領域にA〜FフィールドのRAWデータを1フィールドずつ格納して、DSP5が各フィールドのRAWデータを各記憶領域から順次読み出して画像データを生成してもよい。
<デジタルカメラの動作>
図4は、本実施の形態に係るデジタルカメラ100の撮影モードにおける動作手順を示すフローチャートである。CPU9は、フラッシュメモリ10から読み出して内蔵RAMに展開したプログラムとの協働で、図4のフローチャートに示される各処理を実行する。
ステップSA1において、ユーザが電源キーを操作することによりデジタルカメラ100に電源が投入されると、CPU9は、CCD3の駆動モードとして第1の駆動モードを自動的に設定する。具体的に、CPU9は、DSP5に制御信号を送る。DSP5は、この制御信号に応答して、Hドライバ7とVドライバ8がCCD3の全ラインにおいて8ライン中2ラインのみから画像信号を読み出すようにタイミング発生器6を制御する。そして、アナログフロントエンド4は、CCD3からフレーム単位で読み出された画像信号を、RAWデータに変換してDRAM11に格納する。DSP5は、このRAWデータから画像データを順次生成する。
次にステップSA2において、CPU9は、ライブビュー画像を表示する処理を開始する。具体的に、CPU9は、VRAMコントローラ14を制御して、DSP5が順次生成した画像データをVRAM15に格納させる。そして、CPU9は、デジタルビデオエンコーダ16に、VRAM15に展開されている画像データからビデオ信号を生成させて、ライブビュー画像を液晶ディスプレイ17に表示させる。
図5は、第1の駆動モードにおけるデジタルカメラ100の動作を示すタイミングチャートである。図5には、CCD3の状態の遷移と、液晶ディスプレイ17に画像が表示される期間とが示されている。
図5において、C(1)の期間は、第1の駆動モードが設定された後にCCD3が1フレーム目の画像信号を撮影する際に、CCD3が露光状態となる期間を示す。つまり、第1の駆動モードが設定された後、まずCCD3はC(1)の期間だけ露光状態となる。同様に、C(2),C(3)の期間は、第1の駆動モードが設定された後にCCD3が2フレーム目の画像信号、3フレーム目の画像信号を撮影する際に、CCD3が露光状態となる期間を示す。
(1)の期間は、第1の駆動モードが設定された後にCCD3が1フレーム目の画像信号を撮影する際に、電子シャッタ機能によりCCD3に電荷が蓄積されない期間を示す。同様に、S(2),S(3)の期間は、それぞれCCD3が第1の駆動モードが設定された後にCCD3が2フレーム目の画像信号、3フレーム目の画像信号を撮影する際に、電子シャッタ機能によりCCD3に電荷が蓄積されない期間をそれぞれ示す。
第1の駆動モードにおいて、CCD3が1フレーム目の画像信号を撮影するのに要する期間(C(1)の期間とS(1)の期間との合計期間)の長さは1/30(秒)である。2フレーム目以降の画像信号を撮影するのに要する各期間も1/30(秒)である。つまり、第1の駆動モードにおける撮影フレームレートは30(fps)である。
第1の駆動モードにおいては、DSP5の制御の基にタイミング発生器6が発生する垂直同期信号に同期して、CCD3からフレーム単位で画像信号が読み出される。第1の駆動モードにおいては、タイミング発生器6が垂直同期信号を発生する時間間隔Vは、1/30(秒)である。
(1),I(2)…は、第1の駆動モードにおいて、液晶ディスプレイ17に表現する1枚目,2枚・・・の画像を表現するための画像データをそれぞれ示す。図5に示されるように、液晶ディスプレイ17に表示される画像は、1/30(秒)が経過する度に新しい画像に更新されることとなる。つまり、第1の駆動モードにおけるライブビュー画像の表示フレームレートは30(fps)である。
図4に戻り、次にステップSA3において、CPU9は、ユーザがシャッタキーを半押し操作したか否か判断すべく、シャッタキーの押し操作に応じた信号をキーブロック13から受け付ける状態になる。CPU9は、シャッタキーの半押し操作に応じた信号をキーブロック13から検知しない場合、ユーザがシャッタキーを半押し操作していないと判断し(ステップSA3;NO)、ステップSA2へと処理を戻してライブビュー表示を継続させる。一方、ユーザによりシャッタキーが半押し操作されると、CPU9は、この操作に応じた信号をキーブロック13から検知することによりユーザがシャッタキーを半押し操作したと判断し(ステップSA3;YES)、ステップSA4へと処理を進める。
次にステップSA4において、CPU9は、CCD3の駆動モードとして第2の駆動モードを自動的に設定する。具体的に、CPU9は、DSP5に制御信号を送る。DSP5は、この制御信号に応答して、Hドライバ7とVドライバ8が、A,B,C,D,E,F,A・・・フィールドの順に、フィールド単位でCCD3の全画素に蓄積された1フレームの画像信号を読み出すようにタイミング発生器6を制御する。アナログフロントエンド4は、CCD3から読み出された画像信号から、A,B,C,D,E,F,A・・・フィールドの順にフィールド単位でRAWデータを生成して、生成されたRAWデータをA,B,C,D,E,F,A・・・フィールドの順に、つまりRAWデータを生成した順にDRAM11に格納する。
図6は、第2の駆動モードにおけるデジタルカメラ100の動作を示すタイミングチャートである。図6には、CCD3の状態の遷移と、DRAM11上での各フィールドのRAWデータの存在期間と、液晶ディスプレイ17に画像が表示される期間とが示されている。
図6において、C(1)の期間は、第2の駆動モードが設定された後に、CCD3が1フレーム目の画像信号を撮影する際にCCD3が露光状態となる期間を示す。つまり、第2の駆動モードが設定された後、まずCCD3はC(1)の期間だけ露光状態となる。同様に、C(2),C(3)の期間は、それぞれ第2の駆動モード設定後の2フレーム目の画像信号、第2の駆動モード設定後の3フレーム目の画像信号を撮影する際にCCD3が露光状態となる期間を示す。
以下の説明においては、第2の駆動モードが設定された後に生成される1フレーム目の画像信号、第2の駆動モードが設定された後に生成される2フレーム目の画像信号・・・を、単に1フレーム目の画像信号、2フレーム目の画像信号・・・ということにする。
(1)の期間は、CCD3が1フレーム目の画像信号を撮影する際に、電子シャッタ機能によりCCD3に電荷が蓄積されない期間を示す。同様に、S(2),S(3)の期間は、それぞれCCD3が2フレーム目の画像信号、3フレーム目の画像信号を撮影する際に、電子シャッタ機能によりCCD3に電荷が蓄積されない期間を示す。
第2の駆動モードにおいては、CCD3が1フレーム目の画像信号を撮影するのに要する期間(C(1)の期間とS(1)の期間との合計期間)の長さは1/7.5(秒)である。2フレーム目以降の画像信号を撮影するのに要する各期間も1/7.5(秒)である。つまり、第2の駆動モードにおける撮影フレームレートは7.5(fps)である。
図4に戻り、次にステップSA5において、CPU9は、アナログフロントエンド4を制御して、CCD3からフィールド単位で読み出された画像信号からRAWデータに生成させ、生成されたRAWデータをDRAM11に格納させる。
図6において、F(1A)〜F(1F)は、1フレーム目の画像信号におけるA〜FフィールドのRAWデータをそれぞれ示す。同様に、F(2A)〜F(2D)は、2フレーム目の画像信号におけるA〜DフィールドのRAWデータをそれぞれ示す。F(1A)〜F(1F)の各矩形が規定する期間は、1フレーム目の画像信号におけるA〜FフィールドのRAWデータがDRAM11上に存在する期間をそれぞれ示す。同様に、F(2A)〜F(2D)のの各矩形が規定する期間は、2フレーム目の画像信号におけるA〜DフィールドのRAWデータがDRAM11上に存在する期間をそれぞれ示す。図6に示されるように、アナログフロントエンド4は、ステップSA5において、1フィールドごとの画像信号をRAWデータに変換して、変換されたRAWデータを1フィールドずつDRAM11に格納させる。
上述の通り、DSP5によりRAWデータから画像データが生成された後も撮影モードが終了するまでは、RAWデータはDRAM11に残ったままとなり消去されることはない。そのため、図6に示されるように、各フィールドのRAWデータは、DRAM11に一旦格納されると、撮影モードが終了するまでDRAM11上に存在し続けることとなる。
第2の駆動モードにおいては、DSP5の制御の基でタイミング発生器6が発生する垂直同期信号に同期して、CCD3からフィールド単位で画像信号が読み出される。第2の駆動モードにおいては、タイミング発生器6が垂直同期信号を発生する時間間隔Vは、1/45(秒)である。つまり、1/45(秒)ごとに次のフィールドの画像信号がCCD3から読み出される。
図4に戻り、次にステップSA6において、CPU9は、1フレーム目の画像信号におけるFフィールドのRAWデータが生成されてDARM11に格納されているか否かを判断する。CPU9は、1フレーム目のFフィールドのRAWデータが生成されていないと判断した場合(ステップSA6;NO)、ステップSA5へと処理を戻し、アナログフロントエンド4に、次のフィールドのRAWデータを生成させてDRAM11に格納させる。一方、CPU9は、1フレーム目のFフィールドのRAWデータが生成されてDRAM11に格納されていると判断した場合(ステップSA6;YES)、ステップSA7へと処理を進める。
次にステップSA7においては、1フレーム目の画像信号を構成するA〜Fフィールドの6フィールド分のRAWデータがDRAM11に揃っている状態となっているので、CPU9は、DSP5を制御して、1枚目の画像データの生成処理を開始する。図6に、1フレーム目の画像信号におけるA〜FフィールドのRAWデータ(F(1A)〜F(1F))が、符号51が付されたハッチング領域に囲まれている様子が示されている。
この場合、DSP5は、これら6つのフィールド(1フレーム目の画像信号を構成するA〜Fフィールド)のRAWデータに対し各種画像処理を施して1枚目の画像データI(1)を生成する。ここで、1枚の画像データとは、第2の駆動モードが設定されている状態おいて、液晶ディスプレイ17にライブビュー画像として順次表示される1枚の画像を表現するための画像データのことをいう。
次にステップSA8において、CPU9は、DSP5を制御して、生成された1枚目の画像データに拡大処理を施し、拡大処理が施された1枚目の画像データにより表現される画像を液晶ディスプレイ17にライブビュー表示させる処理を開始する。ここで、拡大処理とは、DSP5が、生成された画像データから一部領域を切り出して、切り出された一部領域を拡大して画素補完処理を施す電子ズーム処理である。
次にステップSA9において、CPU9は、表示画像番号(N)として「1」を設定する。表示画像番号(N)とは、ユーザによりシャッタキーが半押し操作されてから現在までに液晶ディスプレイ17に拡大表示された画像の枚数を示す数値である。
次にステップSA10において、CPU9は、アナログフロントエンド4を制御して、CCD3からフィールド単位で読み出された画像信号からRAWデータを生成させ、生成されたRAWデータをDRAM11に格納させる。
次にステップSA11において、CPU9は、DSP5を制御して、DRAM11に格納されている各RAWデータのうち時間的に最後に格納された6つのフィールドのRAWデータに対し各種画像処理を施して、Y,Cb,Crが重畳した(N+1)枚目の画像データを生成させる。
ここで、例えば、ステップSA11の時点で時間的に最後にDRAM11に格納された6つのフィールドのRAWデータが、1フレーム目の画像信号におけるB〜FフィールドのRAWデータと2フレーム目の画像信号におけるAフィールドのRAWデータである場合がある。図6に、1フレーム目の画像信号におけるB〜FフィールドのRAWデータ(F(1B)〜F(1F))と2フレーム目の画像信号におけるAフィールドのRAWデータ(F(2A))が、符号52が付されたハッチング領域に囲まれている様子が示されている。
この場合、DSP5は、これら6つのフィールドが1つのフレームを構成するものとして、これら6つのフィールドのRAWデータに対し各種画像処理を施して2枚目の画像データI(2)を生成する。この場合、DSP5は、1枚目の画像データの生成に用いたことのある1フレーム目の画像信号におけるB〜FフィールドのRAWデータを再び用いて、2枚目の画像データを生成することとなる。
また、例えば、ステップSA11の時点で時間的に最後にDRAM11に格納された6つのフィールドのRAWデータが、1フレーム目の画像信号におけるD〜FフィールドのRAWデータと2フレーム目の画像信号におけるA〜CフィールドのRAWデータである場合がある。図6に、1フレーム目の画像信号におけるD〜FフィールドのRAWデータ(F(1D)〜F(1F))と2フレーム目の画像信号におけるAフィールドのRAWデータ(F(2A)〜F(2D))が、符号54が付されたハッチング領域に囲まれている様子が示されている。
この場合、DSP5は、これら6つのフィールドが1つのフレームを構成するものとして、これら6つのフィールドのRAWデータに対し各種画像処理を施して4枚目の画像データI(4)を生成する。この場合、DSP5は、1〜3枚目の画像データの生成に用いたことのある1フレーム目の画像信号におけるD〜FフィールドのRAWデータと、2〜3枚目の画像データの生成に用いたことのある2フレーム目の画像信号におけるAフィールドのRAWデータと、3枚目の画像データの生成に用いたことのある2フレーム目の画像信号におけるBフィールドのRAWデータと、を再び用いて4枚目の画像データを生成することとなる。
次にステップSA12において、CPU9は、DSP5を制御して、ステップSA11において生成された(N+1)枚目の画像データに拡大処理を施し、拡大処理が施された画像データにより表現される画像を液晶ディスプレイ17に表示させる処理を開始する。
図6において、I(1),I(2)・・・は、第2の駆動モードにおいて、液晶ディスプレイ17に表現する1枚目,2枚目・・・の画像を表現するための画像データをそれぞれ示す。図6に示されるように、第2の駆動モードにおいては、新しいフィールド(次のフィールド)のRAWデータがDRAM11上で1つ生成される度に、新しい画像データが1枚生成され、この新しい画像データに基づく拡大画像がライブビュー画像として表示される。つまり、CPU9は、DSP5が新たな画像データを生成する度に、ライブビュー画像を更新する。このようにして、液晶ディスプレイ17に表示されるライブビュー画像は1/45(秒)ごとに新しい画像に更新されることとなり、ライブビュー画像の表示フレームレートは45(fps)となる。
次にステップSA13において、CPU9は、表示画像番号(N)をインクリメント(Nの値を1つ増加)する。
次にステップSA14において、CPU9は、ユーザが焦点調節キーを操作したか否か判断すべく、焦点調節キーが発生する電圧値の変化をキーブロック13から受け付ける状態になる。CPU9は、焦点調節キーが発生する電圧値の変化をキーブロック13から検知しない場合、ユーザが焦点を調節する操作をしていないと判断して(ステップSC14;NO)、ステップSA16へと処理を進める。一方、CPU9は、焦点調節キーが発生する電圧値の変化をキーブロック13から検知した場合、ユーザが焦点を調節する操作をしたと判断し(ステップSC3;YES)、ステップSA15へと処理を進める。
次にステップSA15において、CPU9は、焦点調節キーが発生する電圧値の変化に応じた信号をフォーカスモータドライバに送ることにより、フォーカスモータドライバにフォーカスモータを駆動させてフォーカスレンズを光軸方向に駆動させる。これにより、ユーザの焦点調節キーのスライド操作によりスライドボリュームを変化させれば、スライドボリュームの位置に応じてフォーカスレンズの焦点が自動的に変更される。そして、ユーザの焦点調節キーのスライド操作が終了すると、焦点調節キーが発生する電圧値が安定する。CPU9は焦点調節キーが発生する電圧値を監視しているので、この電圧値が所定の期間変化しなければ、CPU9は、ユーザによる焦点の調節が終了したと判断して、ステップSA16へと処理を進める。
次にステップSA16において、CPU9は、ユーザによるシャッタキーの半押し操作が解除されているか否か判断すべく、シャッタキーの半押し操作に応じた信号をキーブロック13から受け付ける状態になる。CPU9は、シャッタキーの半押し操作に応じた信号をキーブロック13から検知しない場合、ユーザがシャッタキーを半押し操作していない、つまりユーザがシャッタキーの判押し操作を解除したと判断して(ステップSA16;YES)、ステップSA1へと処理を戻す。この場合、第2の駆動モードが設定されていれば、ステップSA1にて、第2の駆動モードが解除されて第1の駆動モードが再度設定されることとなり、ライブビュー画像の拡大表示が終了する。一方、CPU9は、シャッタキーの半押し操作に応じた信号をキーブロック13から検知すると、ユーザがシャッタキーの半押し操作を解除していないと判断して(ステップSA16;NO)、ステップSA17へと処理を進める。
次にステップSA17において、CPU9は、ユーザがシャッタキーを全押し操作したか否か判断すべく、シャッタキーの全押し操作に応じた信号をキーブロック13から受け付ける状態になる。CPU9は、シャッタキーの全押し操作に応じた信号をキーブロック13から検知しない場合、ユーザがシャッタキーを全押し操作していないと判断して(ステップSC17;NO)、ステップSA10へと処理を戻してライブビュー画像の拡大表示を継続させる。一方、ユーザによりシャッタキーが全押し操作されると、CPU9は、この操作に応じた信号をキーブロック13から検知することによりユーザがシャッタキーを全押し操作したと判断して(ステップSC17;YES)、ステップSA18へと処理を進める。
次にステップSA18において、CPU9は、DSP5を制御して、現時点でDRAM11に格納されているRAWデータのうち時間的に最後に格納された同一フレームの6フィールド(異なるフレーム間にまたがらない6フィールド)のRAWデータに対し各種画像処理を施して画像データを生成させる。引き続き、DSP5が、生成された画像データにJPEG方式により圧縮処理を施す。そして、CPU9は、撮影条件等を示すヘッダデータを生成して、このヘッダデータを圧縮後の画像データに付帯させて画像ファイルを生成し、生成された画像ファイルをメモリカード12に記録させる。
以上で、CPU9は、図4のフローチャートに示される撮影モードを終了させる。
以上説明したように、本実施の形態に係る第2の駆動モードおいては、新たな1フィールドのRAWデータが生成される度に、1フレームを構成する6フィールドのRAWデータから新たな1枚の画像データ(ライブビュー表示のための画像データ)を生成させるようにした。このようにすれば、画像データの画素数がCCD3の画素数と同じ2048×1536画素となり、1フィールドのRAWデータから1枚の画像データを生成する場合に比べ、画像データの画素数が多くなる。
そして、本実施の形態に係る液晶ディスプレイ17の画素数が従来技術(特開2004−158906号公報に記載の技術)と同じ320×240画素であった。そうすると、この従来技術が213%を超える拡大倍率で画像データを拡大するとライブビュー画像の画質が劣化したのに対し、本実施の形態では640%までの拡大倍率を設定してもライブビュー画像の画質が劣化しないこととなる。そのため、本実施の形態では、電子ズーム処理により画像データに対し拡大倍率が大きい拡大処理がなされてもライブビュー画像の画質が劣化しないこととなる。その結果、本実施の形態では、ユーザは、焦点を手動で調節する際などに拡大されたライブビュー画像に写る被写体像を見れば、焦点が合っているか否かを容易に判断することができる。
しかも、本実施の形態に係る第2の駆動モードおいては、新たな1フィールドのRAWデータが生成される度に、1フレームを構成する6フィールドのRAWデータから新たな1枚のライブビュー画像を生成させるようにした。このようにすれば、液晶ディスプレイ17に表示される画像は、新たなフィールドのRAWデータが生成される度に、つまり1/45(秒)ごとに新しい画像に更新されることとなる。そのため、本実施の形態においては、ライブビュー画像を1/45(秒)という1フレームの画像信号が撮影される時間間隔(1/7.5(秒))よりも短い時間間隔で更新できる。その結果、本実施の形態では、ライブビュー画像に写る被写体像の動きが滑らかになり、ライブビュー画像の視認性を向上させることができる。
本実施の形態に係る第2の駆動モードおいては、新たな1フィールドのRAWデータが生成される度に、新たな1枚のライブビュー画像を生成させるようにした。しかし、5フィールド以下の新たな複数のフィールドのRAWデータが生成される度に、新たな1枚のライブビュー画像を生成させるようにしてもよい。例えば、2フィールドのRAWデータが生成される度に、新たな1枚のライブビュー画像を生成させるようにしてもよい。
本実施の形態においては、1フレームの画像信号はA〜Fフィールドの6つのフィールドからなるものとした。しかし、1フレームの画像信号を構成するフィールドの数は6つでなくともよい。例えば、1フレームの画像信号は3つのフィールドからなるものとしてもよい。
本実施の形態においては、RAWデータは、CCD3から読み出された画像信号に対し相関二重サンプリング処理・増幅処理・A/D変換処理が施されたデータであるとした。しかし、RAWデータはこれに限らない。例えば、RAWデータは、CCD3から読み出された画像信号であって、相関二重サンプリング処理・増幅処理・A/D変換処理が施される前の画像信号であってもよい。
本実施の形態においては、ユーザによりシャッタキーが半押し操作されたことをトリガとして第2の駆動モードを設定するようにした。しかし、ユーザによりシャッタキーが半押し操作されていない状態であっても、ユーザにより焦点調節キーが操作されたことをトリガとして第2の駆動モードを設定するようにしてもよい。このようにすれば、ユーザは、より簡易な操作で拡大されたライブビュー画像を見ながら焦点を調節できる。また、ユーザによりシャッタキーが半押し操作されずとも、撮影モードの開始直後から撮影モードが終了するまでの間に第2の駆動モードのみを常時設定しておいてもよい。
本実施の形態においては、従来技術と同様に、CCD3の画素数を2048×1536画素とし、液晶ディスプレイ17の画素数を320×240画素とした。しかし、CCD3の画素数と液晶ディスプレイ17の画素数とはこれらに限られない。
最後に、本実施の形態は本発明の単なる例に過ぎず、本発明を限定する趣旨のものではない。したがって、本実施の形態に対してなされ得る多種多様な変形はすべて本発明に含まれるものである。
100 デジタルカメラ
1 光学レンズ装置
2 シャッタ
3 CCD
4 アナログフロントエンド
5 DSP
6 タイミング発生器
7 Vドライバ
8 Hドライバ
9 CPU
10 フラッシュメモリ
11 DRAM
12 メモリカード
13 キーブロック
14 VRAMコントローラ
15 VRAM
16 デジタルビデオエンコーダ
17 液晶ディスプレイ
18 システムバス

Claims (5)

  1. 撮像素子を駆動する第1の時間間隔の第1垂直同期信号と前記第1の時間間隔よりも短い間隔の第2の時間間隔の第2垂直同期信号を発生する垂直同期信号発生手段と、
    前記撮像素子により生成された画像信号を複数の領域に分割し、前記分割された領域の画像信号を1領域ずつ前記第1垂直同期信号に同期して読み出す第1の読み出し手段と、
    前記撮像素子により生成された画像信号を複数の領域に分割し、前記分割された領域の画像信号を1領域ずつ前記第2垂直同期信号に同期して読み出す第2の読み出し手段と、
    前記第1の読み出し手段、又は前記第2の読み出し手段により読み出された1領域の画像信号から1領域の画像データを生成する第1の画像処理手段と、
    前記第1の画像処理手段により1領域の画像データが生成される度に、前記第1の画像処理手段が生成した複数の画像データから1枚の画像データを生成する第2の画像処理手段と、
    前記第1の読み出し手段により読み出された前記第1の画像処理手段により生成された1領域の画像データをライブビュー画像とする第1のライブビュー画像生成手段と、
    前記第2の読み出し手段により読み出された前記第1の画像処理手段により生成された1領域の画像データが生成される度に、前記第2の画像処理手段が前記第1の画像処理手段により生成された複数の画像データから1枚の画像データを生成し、この画像データをライブビュー画像とする第2のライブビュー画像生成手段と、
    を備えることを特徴とする撮影装置。
  2. 前記第2の画像処理手段は、
    前記第1の画像処理手段により1領域の画像データが生成される度に、1枚の画像データを構成する複数の1領域の画像データであって、前記第2の画像処理手段が既に1枚の画像データの生成に用いたことのある画像データをくり返し用いて、前記1枚の画像データを生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  3. 前記第1の画像処理手段により生成された画像データを格納する画像格納手段を備え、
    前記第2の画像処理手段は、
    前記第1の画像処理手段により1領域の画像データが生成される度に、1枚の画像データを構成する複数の1領域の画像データであって、前記画像格納手段に時間的に最後に格納された複数の1領域の画像データから、前記1枚の画像データを生成する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮影装置。
  4. 前記第2の画像処理手段により生成された1枚の画像データを拡大させる画像拡大手段と、
    焦点を合わせるためのフォーカスレンズと、
    前記フォーカスレンズを駆動させる駆動手段と、
    前記画像拡大手段により拡大された画像データにより表現される画像がライブビュー画像として表示画面に表示されている最中に、ユーザの操作を受け付け、受け付けた操作に応じて前記駆動手段に前記フォーカスレンズを駆動させる駆動制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1から3いずれか1項に記載の撮影装置。
  5. 撮影装置に
    撮像素子を駆動する第1の時間間隔の第1垂直同期信号と前記第1の時間間隔よりも短い間隔の第2の時間間隔の第2垂直同期信号を発生する垂直同期信号発生機能と、
    前記撮像素子により順次生成された画像信号を複数の領域に分割し、前記分割された領域の画像信号を1領域ずつ前記第1垂直同期信号に同期して読み出す第1の読み出し機能と、
    前記撮像素子により生成された画像信号を複数の領域に分割し、前記分割された領域の画像信号を1領域ずつ前記第2垂直同期信号に同期して読み出す第2の読み出し機能と、
    前記第1の読み出し機能、又は前記第2の読み出し機能により読み出された1領域の画像信号から1領域の画像データを生成する第1の画像処理機能と、
    前記第1の画像処理機能により1領域の画像データが生成される度に、前記第1の画像処理機能が生成した複数の画像データから1枚の画像データを生成する第2の画像処理機能と、
    前記第1の読み出し機能により読み出された前記第1の画像処理機能により生成された1領域の画像データをライブビュー画像とする第1のライブビュー画像生成機能と、
    前記第2の読み出し機能により読み出された前記第1の画像処理機能により生成された1領域の画像データが生成される度に、前記第2の画像処理機能が前記第1の画像処理機能により生成された複数の画像データから1枚の画像データを生成し、この画像データをライブビュー画像とする第2のライブビュー画像生成機能と、
    実現させるためのプログラム。
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