JP2010157804A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】長時間露光の途中の画像データを表示した場合でも、それぞれの画像情報を加算して最終的に得られる画像データのS/Nの低下を抑えることができる撮像装置を提供する。
【解決手段】光電変換素子を有し、該光電変換素子への入射光量に応じた画素信号を出力する第1の画素、第2の画素を含む画素が二次元に複数配置された画素アレイと、第1の画素から第1の画素信号を読み出し、第2の画素から第2の画素信号を読み出す読み出し手段と、異なる複数のタイミングで第1の画素から読み出された第1の画素信号を加算し、異なる複数のタイミングで第2の画素から読み出された第2の画素信号を加算する画素信号加算手段と、画素信号加算手段によって加算された第1の画素信号と、画素信号加算手段によって加算された第2の画素信号とを、異なるタイミングで順次表示する表示手段と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置に関する。
従来、被写体をCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor:相補型金属酸化膜半導体)イメージセンサーなどの撮像素子を用いて撮影を行うとき、被写体が暗い場合は、露光時間を長くすることによって適正な露光量を得る長時間露光という手段が用いられていた。
この長時間露光による撮影において、予め定められた短い露光時間で複数回の露光を行い、各露光で得られた画像信号を加算することにより、信号に対するノイズの量を表すS/N(Signal−to−Noise ratio)が良い長時間露光の画像を得る撮像装置が開示されている(特許文献1参照)。
また、特許文献1では、長時間露光を行いながら、短い露光時間で得られた各画像信号を加算している長時間露光の途中の画像を、撮像装置に備えた表示装置に表示することによって、長時間露光中(最終的には記録される画像データ)に得られる画像が、撮像装置の利用者が得たい画像であるか否かを確認することが開示されている。
図6は、特許文献1で開示された従来の撮像装置の概略構成を示すブロック図である。図6において、撮像装置500は、レンズ群511、固体撮像素子512、撮像回路513、A/D変換器514、レンズ等駆動回路515、着脱メモリ520、画像処理回路521、圧縮伸張部522、内蔵メモリ525、画像表示用LCD(Liquid Crystal Display)530、LCDドライバ531、システムコントローラ540、不揮発性メモリ541、操作部546から構成される。
撮像装置500によって撮影を行う場合は、まず、レンズ群511を通過した被写体の光学像を、CCDやCMOSイメージセンサーなどの固体撮像素子512に結像し、固体撮像素子512によって結像した光学像を入射光量に応じた電気信号(以下、「画素信号」という)を撮像回路513に出力する。
続いて、撮像回路513は、固体撮像素子512から入力された画素信号を、被写体のアナログ画像信号に変換して、後段のA/D(Analog to Digital:アナログ・デジタル)変換器514に出力する。
続いて、A/D変換器514は、アナログ画像信号をアナログ・デジタル変換して、デジタル画像信号(以下、「画像情報」という)に変換して、内蔵メモリ525に一時記憶する。この内蔵メモリ525には、例えば、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等が使用され、後述する画像処理回路521からも利用される不揮発性の高速な一時記憶メモリである。
画像処理回路521は、内蔵メモリ525に一時記憶された画像情報を色情報の変換処理や画素数の変換処理などを行った画像データを作成し、この作成した画像データを圧縮伸張部522に出力する。
圧縮伸張部522は、画像処理回路521によって処理された画像データを、例えば、JPEG(Joint Photographic Experts Group)等の圧縮技術を用いて圧縮した圧縮画像データを作成し、この圧縮画像データをメモリカード等の着脱メモリ520に記録する。
また、撮像装置500によって撮影された画像を表示する場合は、画像処理回路521によって処理された画像データに対して、表示に必要な画像処理を行った後に、LCDドライバ531を介して、画像表示用LCD530に表示させる。また、着脱メモリ520に記録された画像情報を画像表示用LCD530に表示する場合は、まず、着脱メモリ520に記憶された圧縮画像データを読み出して、圧縮伸張部522によって伸張し、すなわち、画像処理回路521によって処理された画像データと同様の画像データを作成し、その後、画像処理回路521によって表示に必要な画像処理がされた後に、撮像装置500によって撮影された画像を表示する場合と同様にLCDドライバ531を介して、画像表示用LCD530に表示させる。
システムコントローラ540は、撮像装置500の利用者によって操作される、図示しないレリーズボタンや十字キーなどからの入力に応じて、撮像装置500の動作を制御する。また、システムコントローラ540は、レンズ等駆動回路515を介してレンズ群511の駆動を制御する。
上記のような構成において、特許文献1では、複数回の露光によって得られた画像情報をそれぞれ内蔵メモリ525に一時記憶し、内蔵メモリ525に一時記憶したそれぞれの画像情報を加算して画像表示用LCD530に表示させている。
また、特許文献1では、複数回の露光によって得られた画像情報を加算してS/Nの良い長時間露光の画像を得る方法として、2つの方法を開示している。図7は、従来の撮像装置において、画像情報を加算する概略構成を示すブロック図である。
第1の方法は、図7(a)に示すように、複数の内蔵メモリ525を備え、それぞれの内蔵メモリ525に1つずつの画像情報を一時記憶し、画像表示用LCD530に表示する際に、それぞれの内蔵メモリ525から画像情報を読み出して加算器526によって加算する方法である。
第2の方法は、図7(b)に示すように、1つの内蔵メモリ525を備え、画像情報を一時記憶する前に前回までに一時記憶している画像情報を加算器526によって加算し、加算した画像情報を新しい画像情報として一時記憶する動作を繰り返す方法である。
図8は、特許文献1の撮像装置の長時間露光動作における露光のタイミングと、得られた画像の信号レベルとノイズレベル、および表示の関係を示した図である。図8においては、長時間露光による撮影を行う際に、長時間露光の時間よりも短い露光時間で4回の露光を行い、得られた4枚の画像を加算する例を示している。
図8において、シャッターが“開”の状態となると、まず、露光1が開始され、被写体の撮影が行われる。予め定められた露光時間が経過すると、露光が一旦完了し、露光1によって得られた画像情報1が読み出される。この読み出された画像情報1は、画像処理されて画像データ1が作成される。
続いて、画像情報1の読み出しと同時に、次の露光2が開始されて、被写体の撮影が継続される。予め定められた露光時間が経過すると、露光が一旦完了し、露光1の動作と同様に画像処理され、さらに、前回の露光1の動作で作成された画像データ1と加算された画像データ2が作成される。この作成された画像データ2は、画像データの信号レベルが2倍となっている。
同様に画像データ3,画像データ4が加算することによって、画像データの信号レベルが加算した画像データの数の倍数に増加する。このことによって、被写体が暗い場合においても適正な露光量(画像データの信号レベル)を得ることができる。
また、特許文献1の撮像装置においては、画像データが作成された後に、さらに、表示に必要な画像処理を行うことによって、長時間露光の途中、すなわち、シャッターが“開”の状態の期間に撮影された画像データを表示している。図8の例においては、4枚の画像データが加算された最終の画像データである、画像データ4に至る前の画像データ1〜画像データ3を表示している。
すなわち、長時間露光の途中の表示回数は、画像データの数から1を減算した回数の画像データを表示することができる。
特開2003−69897号公報
しかしながら、各露光動作によって得られた画像情報には、被写体を表す信号レベル以外にも、ランダムノイズが含まれている。この画像情報に含まれるランダムノイズは、撮像素子の画素の読み出し時の撮像回路等による回路系のノイズが主である。
特許文献1の撮像装置では、画像情報の加算回数、すなわち、撮像素子の画素の読み出し回数が増加するに従って、被写体が暗い場合においても画像データの適正な信号レベルを得ることができるが、加算するそれぞれの画像情報に含まれているランダムノイズも加算されてしまい、長時間露光が必要となるような暗い被写体の撮影においては、特に信号のレベルが低い領域のS/Nが低下してしまうという問題がある。
このS/Nの低下について詳細に説明する。1回の画素の読み出しにおけるランダムノイズをVRNとし、画素を読み出す回数をN回とすると、特許文献1の撮像装置による長時間露光によって得られる最終の画像データに含まれるランダムノイズVRN(N)は、下式(1)で表される。
VRN(N)=√N×VRN ・・・・・(1)
図8に示すような4回の露光と読み出しによって適正な露光量の信号レベルを得る場合は、上式(1)の画素の読み出す回数Nが、N=4となるため、下式(2)のようにランダムノイズが2倍となり、複数回の読み出しを行わない場合のS/Nと複数回露光と加算を行って得られた画像データのS/Nは、下式(3)のように1/2となってしまう。
VRN(4)=√4×VRN=2×VRN ・・・・・(2)
S/N=VSIG/VRN(4)=(VSIG/VRN)×(1/2)
・・・・・(3)
ここで、最終的に得られる信号レベルをVSIGとし、複数回の読み出しを行わない場合のS/NをVSIG/VRNとする。
また、16回の露光と読み出しによって適正な露光量の信号レベルを得る場合は、同様に下式(4)のようにランダムノイズが4倍となり、複数回の読み出しを行わない場合のS/Nと複数回露光と加算を行って得られた画像データのS/Nは、下式(5)のように1/4となってしまう。
VRN(16)=√16×VRN=4×VRN ・・・・・(4)
S/N=VSIG/VRN(16)=(VSIG/VRN)×(1/4)
・・・・・(5)
ここで、最終的に得られる信号レベルをVSIGとし、複数回の読み出しを行わない場合のS/NをVSIG/VRNとする。
このように、長時間露光の途中の画像データを表示する回数の増加に伴って、読み出しの回数も増加するため、ランダムノイズが増加し、S/Nが低下してしまう。
本発明は、上記の課題認識に基づいてなされたものであり、長時間露光中に複数回の露光を行い、得られた画像情報を加算して適正な露光量の信号レベルを得る撮像装置において、長時間露光の途中の画像データを表示する場合に、1画素あたりの読み出し回数よりも撮像装置が表示する画像データの表示回数を多くすることができる撮像装置を提供することを目的としている。
上記の課題を解決するため、本発明の撮像装置は、光電変換素子を有し、該光電変換素子への入射光量に応じた画素信号を出力する第1の画素、第2の画素を含む画素が二次元に複数配置された画素アレイと、前記第1の画素から第1の画素信号を読み出し、前記第2の画素から第2の画素信号を読み出す読み出し手段と、異なる複数のタイミングで前記第1の画素から読み出された前記第1の画素信号を加算し、異なる複数のタイミングで前記第2の画素から読み出された前記第2の画素信号を加算する画素信号加算手段と、前記画素信号加算手段によって加算された前記第1の画素信号と、前記画素信号加算手段によって加算された前記第2の画素信号とを、異なるタイミングで順次表示する表示手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の前記読み出し手段は、前記第1の画素信号の読み出しと、前記第2の画素信号の読み出しとを交互に行う、ことを特徴とする。
また、本発明の前記画素アレイは、行方向に配置された前記光電変換素子からなる前記第1の画素および前記第2の画素が、列方向に交互に配置される、ことを特徴とする。
また、本発明の前記画素アレイは、列方向に配置された前記光電変換素子からなる前記第1の画素および前記第2の画素が、行方向に交互に配置される、ことを特徴とする。
また、本発明の前記画素信号加算手段は、読み出された前記第1の画素信号を加算する回数と、読み出された前記第2の画素信号を加算する回数とが、同じ回数である、ことを特徴とする。
また、本発明の前記第1の画素の露光と、前記第2の画素の露光とは、同じ被写体を露光する、ことを特徴とする。
本発明によれば、複数回の露光を行って得られた画像情報を加算することにより最終の画像データを得る場合においても、画素列を交互に読み出すことによって、長時間露光の途中の画像データを表示することができ、また、1つの画素に対する読み出し回数を低減することができるので、得られる最終の画像データのS/Nの低下を抑えることができるという効果が得られる。
また、最終的に得られる画像データのS/Nを従来と同等にした場合は、長時間露光の途中に表示する画像データの表示回数を多くすることができるという効果が得られる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態による撮像装置の概略構成を示したブロック図である。図1において、撮像装置100は、レンズ群111、固体撮像素子112、撮像回路113、A/D変換器114、レンズ等駆動回路115、撮像素子駆動回路116、マルチプレクサ117、着脱メモリ120、画像処理回路121、圧縮伸張部122、内蔵メモリ125、画像表示用LCD130、LCDドライバ131、システムコントローラ140、不揮発性メモリ141、操作部146から構成される。
レンズ群111は、固体撮像素子112に被写体の光学像を結像させる複数の光学レンズから構成される。
レンズ等駆動回路115は、システムコントローラ140によって制御され、レンズ群111の例えば、焦点調節用のフォーカスレンズなどの駆動を行う。
固体撮像素子112は、レンズ群111を通過した被写体の光学像を結像し、露光された入射光量に応じた画素信号を撮像回路113に出力する光電変換素子である。
撮像回路113は、固体撮像素子112から入力された画素信号を固体撮像素子112の画素数に基づいて被写体のアナログ画像信号に変換してA/D変換器114に出力する。
A/D変換器114は、撮像回路113から入力されたアナログ画像信号をデジタル画像信号にアナログ・デジタル変換してマルチプレクサ117を介して内蔵メモリ125に一時記憶する。
内蔵メモリ125は、例えば、SDRAM等の不揮発性の高速な半導体記憶装置で、本実施形態の撮像装置100内の各処理で作成されたデジタルデータを一時記憶する。
画像処理回路121は、内蔵メモリ125に一時記憶されたデジタル画像信号に、色情報の変換処理などを行って、撮像装置100が撮影した被写体の画像データに変換し、再度内蔵メモリ125に一時記憶する。また、画像処理回路121は、内蔵メモリ125に一時記憶された画像データに、画素数の変換処理などを行って画像表示用LCD130に表示するための表示データに変換して、LCDドライバ131に出力する。
圧縮伸張部122は、内蔵メモリ125に一時記憶された画像データを、例えば、JPEG等の圧縮技術を用いて、圧縮した圧縮画像データを作成し、この圧縮画像データを脱着可能なメモリカード等の脱着メモリ120に記録する。
着脱メモリ120は、例えば、スマートメディア等の脱着可能なメモリで、撮像装置100が撮影した画像データを撮像装置100の利用者に提供する。
LCDドライバ131は、画像処理回路121が作成した表示データを画像表示用LCD130の入力形式に変換する。
画像表示用LCD130は、LCDドライバ131によって入力形式に変換された表示データを表示する表示装置である。
システムコントローラ140は、撮像装置100の利用者の操作に応じて、撮像装置100の全体の制御を行う、CPU(Central Processing Unit)等の処理装置である。
不揮発性メモリ141は、システムコントローラ140が実行する撮像装置100のプログラムを格納した、例えば、フラッシュROM等の書き換え可能な半導体記憶装置である。
操作部146は、撮像装置100の利用者によって操作される、図示しないレリーズボタンや十字キーなどの操作装置からの入力、すなわち、撮像装置100の利用者の操作内容をシステムコントローラ140に伝える。
撮像素子駆動回路116は、固体撮像素子112から画素信号を読み出すための制御信号を出力する。撮像素子駆動回路116は、例えば、固体撮像素子112の画素信号を全て読み出す場合には、全画素読み出しの駆動信号を固体撮像素子112に出力し、固体撮像素子112の画素信号を間引いて読み出す場合には、間引き読み出しの駆動信号を固体撮像素子112に出力する。
マルチプレクサ117は、撮像素子駆動回路116の制御によって読み出された画素信号から、撮像回路113とA/D変換器114との処理によって変換されたデジタル画像信号を内蔵メモリ125に一時記憶する際に使用する内蔵メモリ125のメモリ領域の制御を行う。マルチプレクサ117は、内蔵メモリ125内の一時記憶されたデジタル画像信号を読み出す際の制御も行う。
なお、マルチプレクサ117による内蔵メモリ125のメモリ領域は、撮像素子駆動回路116が行う固体撮像素子112の読み出し方法に応じて制御される。
撮像装置100によって通常の撮影を行う場合は、図6に示した従来の撮像装置500による撮影方法と同様であるため、説明を省略する。
撮像装置100によって長時間露光による撮影を行う場合について説明する。なお、本実施形態における固体撮像素子112は、行方向または列方向に配置された光電変換素子群が、列方向または行方向に交互に配置されている形式の固体撮像素子を使用し、撮像素子駆動回路116は、この固体撮像素子112の奇数行または奇数列の光電変換素子群で構成された奇数行領域と、偶数行または偶数列の光電変換素子群で構成された偶数行領域の読み出しを制御するものとして説明する。また、画像表示用LCD130が表示できる画像領域(解像度)は、固体撮像素子112の画素数よりも小さいものとして説明する。
撮像装置100による長時間露光を行う場合は、撮像素子駆動回路116が予め定められた短い露光時間の間隔で固体撮像素子112からの画素信号の読み出しを複数回行う。この時、撮像素子駆動回路116による画素信号の読み出しは、固体撮像素子112の奇数行領域の読み出しと、偶数行領域の読み出しとを交互に行う。
各読み出しで得られたそれぞれの画素信号は、読み出された画素信号毎に撮像回路113によってアナログ画像信号に変換され、引き続き、A/D変換器114によってデジタル画像信号に変換されて、マルチプレクサ117を介してそれぞれのデジタル画像信号毎に内蔵メモリ125に一時記憶される。
撮像装置100による長時間露光の途中の画像を画像表示用LCD130に表示する場合、画像処理回路121は、内蔵メモリ125に同一領域の新たなデジタル画像信号が記憶されるたびに、内蔵メモリ125に一時記憶されている同一領域の新たなデジタル画像信号と、同一領域の前回までのデジタル画像信号とをマルチプレクサ117を介して内蔵メモリ125から読み出す。
画像処理回路121は、内蔵メモリ125から読み出した同一領域の全てのデジタル画像信号を加算し、その後、加算したデジタル画像信号に対して、表示に必要な画像処理を行った後に、LCDドライバ131を介して画像表示用LCD130に表示する。
すなわち、最初に奇数行領域の画素信号の読み出しが行われ、次に偶数行領域の画素信号の読み出しが行われた場合、画像処理回路121は、最初に得られた奇数行領域のデジタル画像信号をマルチプレクサ117を介して内蔵メモリ125から読み出し、表示に必要な画像処理を行った後に、LCDドライバ131を介して画像表示用LCD130に表示する。なお、長時間露光を開始した最初の表示においては、前回までの奇数行領域のデジタル画像信号は存在しないため、デジタル画像信号の加算は行わない。
続いて、画像処理回路121は、次に得られた偶数行領域のデジタル画像信号をマルチプレクサ117を介して内蔵メモリ125から読み出し、表示に必要な画像処理を行った後に、LCDドライバ131を介して画像表示用LCD130に表示する。なお、長時間露光を開始した最初の表示においては、前回までの偶数行領域のデジタル画像信号は存在しないため、デジタル画像信号の加算は行わない。
次に2回目の奇数行領域の画素信号の読み出しが行われ、次に偶数行領域の画素信号の読み出しが行われた場合、2回目の奇数行領域のデジタル画像信号と、1回目の奇数行領域のデジタル画像信号とをマルチプレクサ117を介して内蔵メモリ125から読み出し、読み出した奇数行領域のデジタル画像信号同士を加算後、表示に必要な画像処理を行って、LCDドライバ131を介して画像表示用LCD130に表示する。
続いて、2回目の偶数行領域のデジタル画像信号と、1回目の偶数行領域のデジタル画像信号とをマルチプレクサ117を介して内蔵メモリ125から読み出し、読み出した偶数行領域のデジタル画像信号同士を加算後、表示に必要な画像処理を行って、LCDドライバ131を介して画像表示用LCD130に表示する。
以降、複数回の露光によって新たなデジタル画像信号が得られるたびに同一領域の新たなデジタル画像信号と、同一領域の前回までのデジタル画像信号とのデジタル画像信号を加算して表示することを繰り返すことにより、撮像装置100の利用者は、長時間露光の途中の画像を確認することができる。
撮像装置100による長時間露光が終了した後に、長時間露光によって得られた最終の画像データを脱着メモリ120に記録する場合は、まず、画像処理回路121は、内蔵メモリ125に一時記憶されている全てのデジタル画像信号をマルチプレクサ117を介して内蔵メモリ125から読み出す。
画像処理回路121は、内蔵メモリ125から読み出した全てのデジタル画像信号を加算し、その後、加算したデジタル画像信号に対して、記録する際に必要な色情報の変換処理や画素数の変換処理などを行った画像データを作成し、作成した画像データを圧縮伸張部122に出力する。
圧縮伸張部122は、画像処理回路121から入力された画像データに、圧縮処理を行って圧縮画像データを作成し、この圧縮画像データを着脱メモリ120に記録する。
次に、本実施形態の撮像装置100において長時間露光を行う場合のデジタル画像信号の一時記憶および一時記憶されたデジタル画像信号を加算する方法について説明する。図2は、本実施形態による撮像装置100においてデジタル画像信号の流れに関係する概略構成を示すブロック図である。図2の示すように、長時間露光において、予め定められた短い露光時間の間隔で得られたデジタル画像信号を内蔵メモリ125に一時記憶し、この内蔵メモリ125に一時記憶されたデジタル画像信号を加算する方法は、2種類の方法がある。なお、図2において、メモリ領域125−1〜125−8の複数個で構成されているが、内蔵メモリ125の符号の後の“−:ハイフン”に続く数字は、内蔵メモリ125内のメモリ領域の番号を表す。
図2(a)に示す方法は、各短い露光時間で得られたデジタル画像信号をそれぞれ一時記憶する内蔵メモリ125に複数のメモリ領域を用意し、各メモリ領域に一時記憶する。なお、図2(a)に示すように、マルチプレクサ117から出力されるデジタル画像信号の経路を2系統、例えば、奇数行領域のデジタル画像信号用のメモリ領域(メモリ領域125−1〜125−4)と偶数行領域のデジタル画像信号用のメモリ領域(メモリ領域125−5〜125−8)とを用意しておくこともできる。
画像処理回路121は、デジタル画像信号が一時記憶されているメモリ領域、例えば、奇数行領域のデジタル画像信号がメモリ領域125−1に一時記憶され、偶数行領域のデジタル画像信号がメモリ領域125−5に一時記憶されている場合は、同一領域のそれぞれのメモリ領域のデジタル画像信号を読み出し、加算器126によって加算した後に、表示に必要な画像処理を行って、LCDドライバ131を介して画像表示用LCD130に表示させる。
図2(a)に示す方法において、撮像装置100による長時間露光が終了した後に、長時間露光によって得られた最終の画像データを脱着メモリ120に記録する場合は、奇数行領域のデジタル画像信号と、偶数行領域のデジタル画像信号とが記憶されている全てのメモリ領域のデジタル画像信号を読み出し、加算器126によって加算した後に、記録する際に必要な画像処理を行った画像データを作成し、作成した画像データを圧縮処理を行って着脱メモリ120に記録する。
図2(b)に示す方法は、各短い露光時間で得られたデジタル画像信号をそれぞれ一時記憶する内蔵メモリ125に1つのデジタル画像信号を一時記憶するメモリ領域のみを用意し、新たなデジタル画像信号が入力されるたびに、新たなデジタル画像信号と、前回までのデジタル画像信号とを加算した後に、1つのメモリ領域に一時記憶する。なお、図2(b)に示すように、マルチプレクサ117から出力されるデジタル画像信号の経路を2系統、例えば、奇数行領域のデジタル画像信号用のメモリ領域(メモリ領域125−1)と偶数行領域のデジタル画像信号用のメモリ領域(メモリ領域125−2)とを用意しておくこともできる。
画像処理回路121は、例えば、奇数行領域のデジタル画像信号がメモリ領域125−1に一時記憶され、偶数行領域のデジタル画像信号がメモリ領域125−2に一時記憶されているとき、次に奇数行領域のデジタル画像信号が入力された場合は、前回までの奇数行領域のデジタル画像信号が一時記憶されているメモリ領域125−1を読み出し、加算器126によって入力された新たな奇数行領域のデジタル画像信号との加算を行った後に、再びメモリ領域125−1に一時記憶する。その後、表示に必要な画像処理を行って、LCDドライバ131を介して画像表示用LCD130に表示させる。
図2(b)に示す方法において、撮像装置100による長時間露光が終了した後に、長時間露光によって得られた最終の画像データを脱着メモリ120に記録する場合は、奇数行領域のデジタル画像信号と、偶数行領域のデジタル画像信号とが記憶されている2つのメモリ領域のデジタル画像信号を読み出し、図示しない加算器によって奇数行領域のデジタル画像信号と、偶数行領域のデジタル画像信号とを加算した後に、記録する際に必要な画像処理を行った画像データを作成し、作成した画像データを圧縮処理を行って着脱メモリ120に記録する。
<第1実施形態>
次に、本実施形態の撮像装置100において長時間露光を行う場合の詳細な処理について説明する。図3は、本実施形態による撮像装置100の長時間露光動作における露光のタイミングと、得られた画像の信号レベルとノイズレベル、および表示の関係の例を示した図である。なお、図3に示す例は、長時間露光による撮影を行う際に、長時間露光の時間よりも短い露光時間で3回の露光を行い、長時間露光によって得られた最終の画像データのノイズレベルを従来よりも低減させる、すなわち、S/Nの低下を抑える例である。
また、本実施形態における固体撮像素子112は、行方向に配置された光電変換素子群が、列方向に交互に配置されている形式の固体撮像素子を使用し、撮像素子駆動回路116は、この固体撮像素子112の奇数行の光電変換素子群で構成された奇数行領域と、偶数行の光電変換素子群で構成された偶数行領域の読み出しを制御するものとして説明する。また、画像表示用LCD130が表示できる画像領域(解像度)は、固体撮像素子112の画素数よりも小さいものとして説明する。また、マルチプレクサ117によって制御されるメモリ領域は、図2(a)に示したような内蔵メモリ125に複数のメモリ領域を用意した構成とし、そのメモリ領域は、奇数行領域および偶数行領域のそれぞれが3回の露光を行うのに十分なメモリ領域、すなわち、奇数行領域と偶数行領域とからなる2種類それぞれに対して3回の露光であり、そのメモリ領域は、6領域を確保しているものとして説明する。
最初に、撮像装置100のシャッターが開いた状態となると、撮像素子112は、レンズ群111を通過した被写体の光学像を結像する。すなわち、奇数行領域と偶数行領域との露光が同時に開始される。
続いて、撮像素子駆動回路116は、予め定められた1回目の奇数行領域の露光時間(露光1o)が経過後に、固体撮像素子112の奇数行領域の画素信号1oを読み出す。なお、ここで読み出しが行われた奇数行領域の光電変換素子群は、読み出しが開始されると、すなわち、1回目の露光で得られた奇数行領域の画素信号1oが図示しない固体撮像素子112内の伝送路に引き渡された後に、2回目の露光2oが開始される。
1回目の露光1oで得られた奇数行領域の画素信号1oは、撮像回路113とA/D変換器114とによって、奇数行領域の画像情報1oとランダムノイズを含むデジタル画像信号(以下、「奇数フレーム」という)1に変換され、この奇数フレーム1は、マルチプレクサ117を介してメモリ領域125−1に一時記憶される。その後、画像処理回路121は、メモリ領域125−1に一時記憶された奇数フレーム1を、マルチプレクサ117を介して読み出し、読み出した奇数フレーム1に対して、表示に必要な画像処理を行う。表示用の画像処理がされた表示データ1は、LCDドライバ131を介して画像表示用LCD130に表示される。このことにより、撮像装置100の利用者は、長時間露光の途中の画像を確認することができる。
表示用の画像処理は、例えば、画像表示用LCD130が表示できる解像度に応じて奇数フレームからデータを間引く処理などである。より具体的には、画像表示用LCD130が表示できる画素数が、固体撮像素子112の画素数の1/8であったとすると、奇数フレーム1の横方向(水平方向)のデータは、固体撮像素子112の横方向(水平方向)の全ての光電変換素子の画素信号によって構成されているため、1/8に間引き処理を行う。一方、奇数フレーム1の縦方向(垂直方向)のデータは、固体撮像素子112の縦方向(垂直方向)の全ての光電変換素子の画素信号に対して、撮像素子駆動回路116によって奇数行領域のみの画素信号、すなわち、固体撮像素子112の縦方向(垂直方向)の1/2の画素信号によって構成されているため、1/4に間引き処理を行うことによって、最終的に1/8に間引き処理されたものと同等となる。
なお、本発明においては、表示用の画像処理に関しては、規定しない。
続いて、撮像素子駆動回路116は、予め定められた1回目の偶数行領域の露光時間(露光1e)が経過後に、固体撮像素子112の偶数行領域の画素信号1eを読み出す。なお、ここで読み出しが行われた偶数行領域の光電変換素子群は、読み出しが開始されると、すなわち、1回目の露光で得られた偶数行領域の画素信号1eが図示しない固体撮像素子112内の伝送路に引き渡された後に、2回目の露光2eが開始される。
1回目の露光1eで得られた偶数行領域の画素信号1eは、撮像回路113とA/D変換器114とによって、偶数行領域の画像情報1eとランダムノイズを含むデジタル画像信号(以下、「偶数フレーム」という)1に変換され、この偶数フレーム1は、マルチプレクサ117を介して内蔵メモリ125内の奇数フレーム1を一時記憶したメモリ領域125−1と異なるメモリ領域であるメモリ領域125−5に一時記憶される。すなわち、奇数フレーム1と偶数フレーム2とは、異なる画像情報として取り扱われる。その後、画像処理回路121は、メモリ領域125−5に一時記憶された偶数フレーム1を、マルチプレクサ117を介して読み出し、読み出した偶数フレーム1に対して、表示に必要な画像処理を行う。表示用の画像処理がされた表示データ2は、LCDドライバ131を介して画像表示用LCD130に表示される。
なお、偶数フレーム1に対する表示用の画像処理は、偶数フレーム1の横方向(水平方向)のデータは、上述した奇数フレーム1に対する表示用の画像処理を同様に処理することができるが、偶数フレーム1の縦方向(垂直方向)のデータは、上述した奇数フレーム1に対する表示用の画像処理と同様に処理すると、画像表示用LCD130に表示したときに縦方向(垂直方向)に移動してしまう(ズレてしまう)可能性がある。このような現象が発生しないように間引きの処理を、上述した奇数フレーム1に対する間引きの処理と異なる方法を用いる必要があるが、本発明においては、偶数フレーム1に対する表示用の画像処理に関しては、規定しない。
続いて、撮像素子駆動回路116は、予め定められた2回目の奇数行領域の露光時間(露光2o)が経過後に、固体撮像素子112の奇数行領域の画素信号2oを読み出す。なお、上記の説明と同様に読み出しが行われた奇数行領域の光電変換素子群は、3回目の露光3oが開始される。
2回目の露光2oで得られた奇数行領域の画素信号2oは、撮像回路113とA/D変換器114とによって、奇数フレーム2に変換され、この奇数フレーム2は、マルチプレクサ117を介して内蔵メモリ125内の奇数フレーム1を一時記憶したメモリ領域125−1、および偶数フレーム1を一時記憶したメモリ領域125−5と異なるメモリ領域であるメモリ領域125−2に一時記憶される。その後、画像処理回路121は、メモリ領域125−1に一時記憶された奇数フレーム1と、メモリ領域125−2に一時記憶された奇数フレーム2とを、マルチプレクサ117を介して読み出す。画像処理回路121は、読み出した奇数フレーム1と、奇数フレーム2とを加算したデジタル画像信号(以下、「奇数画像フレーム」という)1を生成し、この奇数画像フレーム1に対して、上記の奇数フレーム1の処理と同様に表示に必要な画像処理を行う。表示用の画像処理がされた表示データ3は、LCDドライバ131を介して画像表示用LCD130に表示される。
続いて、シャッターが閉じられると、撮像素子駆動回路116は、シャッターが閉じられるまで行っていた2回目の偶数行領域の露光時間(露光2e)で露光した、固体撮像素子112の偶数行領域の画素信号2eを読み出す。なお、シャッターが閉じられているが、奇数行領域の露光を3oがすでに開始されているため、露光回数を合わせるために、上記の説明と同様に読み出しが行われた偶数行領域の光電変換素子群は、3回目の露光を行う。この露光回数を合わせるために行われる3回目の露光は、すでにシャッターが閉じているため、ダミーの露光である。
2回目の露光2eで得られた偶数行領域の画素信号2eは、撮像回路113とA/D変換器114とによって、偶数フレーム2に変換され、この偶数フレーム2は、マルチプレクサ117を介して内蔵メモリ125内の奇数フレーム1を一時記憶したメモリ領域125−1、偶数フレーム1を一時記憶したメモリ領域125−5、および奇数フレーム2を一時記憶したメモリ領域125−2と異なるメモリ領域であるメモリ領域125−6に一時記憶される。
続いて、撮像素子駆動回路116は、予め定められた3回目の奇数行領域の露光時間(露光3o)が経過後に、固体撮像素子112の奇数行領域の画素信号3oを読み出す。なお、奇数行領域の光電変換素子群は、露光を終了し、その後の露光を行わない。
3回目の露光3oで得られた奇数行領域の画素信号3oは、撮像回路113とA/D変換器114とによって、奇数フレーム3に変換され、この奇数フレーム3は、マルチプレクサ117を介して内蔵メモリ125内の前回までに記憶したメモリ領域と異なるメモリ領域であるメモリ領域125−3に一時記憶される。
続いて、撮像素子駆動回路116は、偶数行領域のダミー露光で露光した、固体撮像素子112の偶数行領域の画素信号3eを読み出す。なお、偶数行領域の光電変換素子群は、露光を終了し、その後の露光を行わない。
ダミー露光で得られた偶数行領域の画素信号3eは、撮像回路113とA/D変換器114とによって、偶数フレーム3に変換され、この偶数フレーム3は、マルチプレクサ117を介して内蔵メモリ125内の前回までに記憶したメモリ領域と異なるメモリ領域であるメモリ領域125−7に一時記憶される。
なお、2回目の露光2eで得られた偶数行領域の画素信号2e、3回目の露光3oで得られた奇数行領域の画素信号3o、およびダミー露光で得られた偶数行領域の画素信号3eは、シャッターが閉じた後に撮像素子駆動回路116によって読み出されるため、画像表示用LCD130への表示するデータとしては用いられず、長時間露光によって得られる最終の画像データの生成にのみ使用される。
また、撮像装置100による長時間露光が終了した後に、長時間露光によって得られた最終の画像データを脱着メモリ120に記録する場合は、一時記憶した全てのデジタル画像信号(奇数フレーム1〜3および偶数フレーム1〜3)を読み出して、読み出した全てのデジタル画像信号を加算する。全てのデジタル画像信号を加算した最終のデジタル画像信号に、記録する際に必要な画像処理を行って、最終の画像データ作成し、作成した画像データを圧縮処理して着脱メモリ120に記録する。
次に、本第1の実施形態における長時間露光で得られる最終の画像データのS/Nについて説明する。
1回の画素の読み出しにおけるランダムノイズは、上述のように式(1)によって表される。
本第1の実施形態においては、3回の露光を行っているため、奇数行領域の光電変換素子群、および偶数行領域の光電変換素子群とも読み出し回数は3回である。
したがって、この読み出し回数(3回)を式(1)にあてはめると、ランダムノイズVRN(3)とS/Nは、それぞれ式(6),式(7)のようになる。
VRN(3)=√3×VRN=1.73×VRN ・・・・・(6)
S/N=VSIG/VRN(3)=(VSIG/VRN)×(1/1.73)
・・・・・(7)
ここで、最終的に得られる信号レベルをVSIGとし、複数回の読み出しを行わない場合のS/NをVSIG/VRNとする。
上記に述べたとおり、本発明の第1の実施形態によれば、固体撮像素子112を奇数行領域と偶数行領域とに分割して、それぞれの領域毎に読み出すことによって、長時間露光の途中に画像表示用LCD130に表示する画像の更新回数を図7に示した従来の方法と同じ回数とした場合でも、長時間露光によって得られる最終の画像データのノイズレベルを従来よりも低減させ、S/Nの低下を抑えることができる。
<第2実施形態>
次に、本実施形態の撮像装置100において長時間露光を行う場合の別の処理について説明する。図4は、本実施形態による撮像装置100の長時間露光動作における露光のタイミングと、得られた画像の信号レベルとノイズレベル、および表示の関係の例を示した図である。なお、図4に示す例は、長時間露光による撮影を行う際に、長時間露光の時間よりも短い露光時間で4回の露光を行い、長時間露光によって得られた最終の画像データのS/N、すなわち、ノイズレベルを従来と同等とした場合に、長時間露光の途中に画像表示用LCD130に表示する画像の更新回数を従来よりも増加させる例である。
また、本実施形態における固体撮像素子112は、第1の実施形態と同様に、行方向に配置された光電変換素子群が、列方向に交互に配置されている形式の固体撮像素子を使用し、撮像素子駆動回路116は、この固体撮像素子112の奇数行の光電変換素子群で構成された奇数行領域と、偶数行の光電変換素子群で構成された偶数行領域の読み出しを制御するものとして説明する。また、画像表示用LCD130が表示できる画像領域(解像度)、マルチプレクサ117によって制御されるメモリ領域も第1の実施形態と同様とする。ただし、メモリ領域は、露光回数が4回に増加したことに伴って、奇数行領域と偶数行領域とからなる2種類それぞれに対して4回の露光で得られたデジタル画像信号を一時記憶するため、8領域のメモリ領域が確保されているものとして説明する。
最初に、撮像装置100のシャッターが開いた状態となると、撮像素子112は、レンズ群111を通過した被写体の光学像を結像する。すなわち、奇数行領域と偶数行領域との露光が同時に開始される。
続いて、撮像素子駆動回路116は、予め定められた1回目の奇数行領域の露光時間(露光1o)が経過後に、固体撮像素子112の奇数行領域の画素信号1oを読み出す。なお、ここで読み出しが行われた奇数行領域の光電変換素子群は、第1の実施形態と同様に2回目の露光2oが開始される。
1回目の露光1oで得られた奇数行領域の画素信号1oは、撮像回路113とA/D変換器114とによって、奇数フレーム1に変換され、この奇数フレーム1は、マルチプレクサ117を介してメモリ領域125−1に一時記憶される。その後、画像処理回路121は、メモリ領域125−1に一時記憶された奇数フレーム1を、マルチプレクサ117を介して読み出し、読み出した奇数フレーム1に対して、表示に必要な画像処理を行う。表示用の画像処理がされた表示データ1は、LCDドライバ131を介して画像表示用LCD130に表示される。
続いて、撮像素子駆動回路116は、予め定められた1回目の偶数行領域の露光時間(露光1e)が経過後に、固体撮像素子112の偶数行領域の画素信号1eを読み出す。なお、ここで読み出しが行われた偶数行領域の光電変換素子群は、第1の実施形態と同様に2回目の露光2eが開始される。
1回目の露光1eで得られた偶数行領域の画素信号1eは、撮像回路113とA/D変換器114とによって、偶数フレーム1に変換され、この偶数フレーム1は、マルチプレクサ117を介してメモリ領域125−5に一時記憶される。その後、画像処理回路121は、メモリ領域125−5に一時記憶された偶数フレーム1を、マルチプレクサ117を介して読み出し、読み出した偶数フレーム1に対して、表示に必要な画像処理を行う。表示用の画像処理がされた表示データ2は、LCDドライバ131を介して画像表示用LCD130に表示される。
続いて、撮像素子駆動回路116は、予め定められた2回目の奇数行領域の露光時間(露光2o)が経過後に、固体撮像素子112の奇数行領域の画素信号2oを読み出す。なお、ここで読み出しが行われた奇数行領域の光電変換素子群は、第1の実施形態と同様に3回目の露光3oが開始される。
2回目の露光2oで得られた奇数行領域の画素信号2oは、撮像回路113とA/D変換器114とによって、奇数フレーム2に変換され、この奇数フレーム2は、マルチプレクサ117を介してメモリ領域125−2に一時記憶される。その後、画像処理回路121は、メモリ領域125−1に一時記憶された奇数フレーム1と、メモリ領域125−2に一時記憶された奇数フレーム2とを、マルチプレクサ117を介して読み出す。画像処理回路121は、読み出した奇数フレーム1と、奇数フレーム2とを加算して奇数画像フレーム1を生成し、第1の実施形態と同様に表示に必要な画像処理を行った表示データ3を、LCDドライバ131を介して画像表示用LCD130に表示される。
続いて、撮像素子駆動回路116は、予め定められた2回目の偶数行領域の露光時間(露光2e)が経過後に、固体撮像素子112の偶数行領域の画素信号2eを読み出す。なお、ここで読み出しが行われた奇数行領域の光電変換素子群は、第1の実施形態と同様に3回目の露光3eが開始される。
2回目の露光2eで得られた偶数行領域の画素信号2eは、撮像回路113とA/D変換器114とによって、偶数フレーム2に変換され、この偶数フレーム2は、マルチプレクサ117を介してメモリ領域125−6に一時記憶される。その後、画像処理回路121は、メモリ領域125−5に一時記憶された偶数フレーム1と、メモリ領域125−6に一時記憶された偶数フレーム2とを、マルチプレクサ117を介して読み出す。画像処理回路121は、読み出した偶数フレーム1と、偶数フレーム2とを加算して偶数画像フレーム1を生成し、第1の実施形態と同様に表示に必要な画像処理を行った表示データ4は、LCDドライバ131を介して画像表示用LCD130に表示される。
以降、シャッターが閉じられる、ずなわち、4回の露光が終わるまで、同様に画素信号の読み出し、デジタル画像信号への変換、メモリ領域への一時記憶、デジタル画像信号の加算、表示用の画像処理を繰り返すことにより、この間に得られた表示データがLCDドライバ131を介して画像表示用LCD130に表示される。このことにより、撮像装置100の利用者は、長時間露光の途中の画像を確認することができる。
なお、4回目の露光4oで得られた奇数行領域の画素信号4o、および露光4eで得られた偶数行領域の画素信号4eは、シャッターが閉じた後に撮像素子駆動回路116によって読み出されるため、画像表示用LCD130への表示するデータとしては用いられず、長時間露光によって得られる最終の画像データの生成にのみ使用される。
また、撮像装置100による長時間露光が終了した後に、長時間露光によって得られた最終の画像データを脱着メモリ120に記録する場合は、一時記憶した全てのデジタル画像信号(奇数フレーム1〜4および偶数フレーム1〜4)を読み出して、読み出した全てのデジタル画像信号を加算する。全てのデジタル画像信号を加算した最終のデジタル画像信号に、記録する際に必要な画像処理を行って、最終の画像データ作成し、作成した画像データを圧縮処理して着脱メモリ120に記録する。
次に、本第2の実施形態における長時間露光で得られる最終の画像データのS/Nについて説明する。
1回の画素の読み出しにおけるランダムノイズは、上述のように式(1)によって表される。
本第2の実施形態においては、4回の露光を行っているため、奇数行領域の光電変換素子群、および偶数行領域の光電変換素子群とも読み出し回数は4回である。
したがって、この読み出し回数(4回)を式(1)にあてはめると、ランダムノイズVRN(4)とS/Nは、それぞれ式(9),式(9)のようになる。
VRN(4)=√4×VRN=2×VRN ・・・・・(8)
S/N=VSIG/VRN(4)=(VSIG/VRN)×(1/2)
・・・・・(9)
ここで、最終的に得られる信号レベルをVSIGとし、複数回の読み出しを行わない場合のS/NをVSIG/VRNとする。
上記に述べたとおり、本発明の第2の実施形態によれば、固体撮像素子112を奇数行領域と偶数行領域とに分割して、それぞれの領域毎に読み出すことによって、長時間露光によって得られた最終の画像データのS/Nを図7に示した従来の方法と同等とした場合でも、撮像装置100の利用者が長時間露光の途中で確認するために表示される画像表示用LCD130の表示回数(更新回数)を従来よりも増加させることができる。
<第3実施形態>
次に、本実施形態の撮像装置100において長時間露光を行う場合の別の処理について説明する。図5は、本実施形態による撮像装置100の長時間露光動作における露光のタイミングと、得られた画像の信号レベルとノイズレベル、および表示の関係の例を示した図である。なお、図5に示す例は、長時間露光による撮影を行う際に、長時間露光の時間よりも短い露光時間で3回の露光を行い、長時間露光によって得られた最終の画像データのノイズレベルを従来よりも低減、すなわち、S/Nの低下を抑え、かつ、長時間露光の途中に画像表示用LCD130に表示する画像の更新回数を従来よりも増加させる例である。
また、本実施形態における固体撮像素子112、撮像素子駆動回路116、画像表示用LCD130が表示できる画像領域(解像度)は、第1の実施形態および第2の実施形態と同様の構成および動作として説明する。また、メモリ領域は、第1の実施形態と同様のメモリ領域が確保されているものとして説明する。
最初に、撮像装置100のシャッターが開いた状態となると、撮像素子112は、レンズ群111を通過した被写体の光学像を結像する。すなわち、奇数行領域と偶数行領域との露光が同時に開始される。
続いて、撮像素子駆動回路116は、予め定められた1回目の奇数行領域の露光時間(露光1o)が経過後に、固体撮像素子112の奇数行領域の画素信号1oを読み出す。なお、ここで読み出しが行われた奇数行領域の光電変換素子群は、第1の実施形態および第2の実施形態と同様に2回目の露光2oが開始される。
1回目の露光1oで得られた奇数行領域の画素信号1oは、第1の実施形態および第2の実施形態と同様に処理され、表示用の画像処理がされた表示データ1は、LCDドライバ131を介して画像表示用LCD130に表示される。
続いて、撮像素子駆動回路116は、予め定められた1回目の偶数行領域の露光時間(露光1e)が経過後に、固体撮像素子112の偶数行領域の画素信号1eを読み出す。なお、ここで読み出しが行われた偶数行領域の光電変換素子群は、第1の実施形態および第2の実施形態と同様に2回目の露光2eが開始される。
1回目の露光1eで得られた偶数行領域の画素信号1eは、第1の実施形態および第2の実施形態と同様に処理され、表示用の画像処理がされた表示データ2は、LCDドライバ131を介して画像表示用LCD130に表示される。
続いて、撮像素子駆動回路116は、予め定められた2回目の奇数行領域の露光時間(露光2o)が経過後に、固体撮像素子112の奇数行領域の画素信号2oを読み出す。なお、ここで読み出しが行われた奇数行領域の光電変換素子群は、第1の実施形態および第2の実施形態と同様に3回目の露光3oが開始される。
2回目の露光2oで得られた奇数行領域の画素信号2oは、第1の実施形態および第2の実施形態と同様に処理され、表示用の画像処理がされた表示データ3は、LCDドライバ131を介して画像表示用LCD130に表示される。
続いて、撮像素子駆動回路116は、予め定められた2回目の偶数行領域の露光時間(露光2e)が経過後に、固体撮像素子112の偶数行領域の画素信号2eを読み出す。なお、ここで読み出しが行われた偶数行領域の光電変換素子群は、第1の実施形態および第2の実施形態と同様に3回目の露光3eが開始される。
2回目の露光2eで得られた偶数行領域の画素信号2eは、第1の実施形態および第2の実施形態と同様に処理され、表示用の画像処理がされた表示データ4は、LCDドライバ131を介して画像表示用LCD130に表示される。
続いて、シャッターが閉じられると、撮像素子駆動回路116は、シャッターが閉じられるまで行っていた3回目の奇数行領域の露光時間(露光3o)で露光した、固体撮像素子112の偶数行領域の画素信号3oを読み出す。なお、シャッターが閉じられているため、奇数行領域の光電変換素子群は、露光を終了し、その後の露光を行わない。
3回目の露光3oで得られた奇数行領域の画素信号3oは、第1の実施形態と同様に撮像回路113とA/D変換器114とによって、奇数フレーム3に変換され、この奇数フレーム3は、マルチプレクサ117を介して内蔵メモリ125内の前回までに記憶したメモリ領域と異なるメモリ領域であるメモリ領域125−3に一時記憶される。
また、撮像素子駆動回路116は、シャッターが閉じられるまで行っていた3回目の偶数行領域の露光時間(露光3e)で露光した、固体撮像素子112の偶数行領域の画素信号3eを読み出す。なお、偶数行領域の光電変換素子群は、露光を終了し、その後の露光を行わない。
3回目の露光3oで得られた偶数行領域の画素信号3eは、第1の実施形態と同様に撮像回路113とA/D変換器114とによって、偶数フレーム3に変換され、この偶数フレーム3は、マルチプレクサ117を介して内蔵メモリ125内の前回までに記憶したメモリ領域と異なるメモリ領域であるメモリ領域125−7に一時記憶される。
なお、3回目の露光3oで得られた奇数行領域の画素信号3o、および3回目の露光3eで得られた偶数行領域の画素信号3eは、シャッターが閉じた後に撮像素子駆動回路116によって読み出されるため、画像表示用LCD130への表示するデータとしては用いられず、長時間露光によって得られる最終の画像データの生成にのみ使用される。
また、撮像装置100による長時間露光が終了した後に、長時間露光によって得られた最終の画像データを脱着メモリ120に記録する場合は、一時記憶した全てのデジタル画像信号(奇数フレーム1〜3および偶数フレーム1〜3)を読み出して、読み出した全てのデジタル画像信号を加算する。全てのデジタル画像信号を加算した最終のデジタル画像信号に、記録する際に必要な画像処理を行って、最終の画像データ作成し、作成した画像データを圧縮処理して着脱メモリ120に記録する。
次に、本第3の実施形態における長時間露光で得られる最終の画像データのS/Nについて説明する。
1回の画素の読み出しにおけるランダムノイズは、上述のように式(1)によって表される。
本第1の実施形態においては、3回の露光を行っているため、奇数行領域の光電変換素子群、および偶数行領域の光電変換素子群とも読み出し回数は3回である。
したがって、この読み出し回数(3回)を式(1)にあてはめると、ランダムノイズVRN(3)とS/Nは、それぞれ式(10),式(11)のようになる。
VRN(3)=√3×VRN=1.73×VRN ・・・・・(10)
S/N=VSIG/VRN(3)=(VSIG/VRN)×(1/1.73)
・・・・・(11)
ここで、最終的に得られる信号レベルをVSIGとし、複数回の読み出しを行わない場合のS/NをVSIG/VRNとする。
上記に述べたとおり、本発明の第3の実施形態によれば、固体撮像素子112を奇数行領域と偶数行領域とに分割して、それぞれの領域毎に読み出すことによって、長時間露光によって得られる最終の画像データのノイズレベルを従来よりも低減させ、S/Nの低下を抑えることができ、かつ、長時間露光の途中に画像表示用LCD130に表示する画像の更新回数を図7に示した従来の方法よりも増加させることができる。
上記に述べたとおり、本発明を実施するための最良の形態によれば、撮像素子からの画素信号の読み出しを分割することによって、1つの画素の対する読み出し回数を低減することができるので、撮像素子の画素の読み出し回数に応じて増加するランダムノイズを低減、すなわち、最終的に得られる画像データのS/Nの低下を抑えることができる。
このことによって、長時間露光の途中の画像データを確認しながらの撮影であっても、良好なS/Nの最終画像データを得ることができる。
また、分割して読み出した画素信号から長時間露光の途中の表示データを作成することができるので、長時間露光の途中の画像データの更新回数を増加させることができる。
このことによって、撮像装置の利用者は、長時間露光の途中の画像を逐次確認することができるので、撮像装置の利用者が得たい画像であるか否かの判断を容易に行うことができる。
なお、本実施形態においては、マルチプレクサ117を用いてメモリ領域の制御を行う構成で説明したが、この構成に限定しない。例えば、マルチプレクサ117の変わりに、メモリコントローラを用いてデジタル画像信号を一時記憶するメモリ領域を制御することもできる。
また、本実施形態においては、各メモリ領域に一時記憶したデジタル画像信号の加算は、画像処理回路121内の加算器126によって行う構成で説明したが、この構成に限定されるものではなく、例えば、メモリ領域の制御を行うマルチプレクサ117やメモリコントローラなどで、デジタル画像信号の加算処理を行う構成とすることもできる。
また、本実施形態においては、固体撮像素子112は、奇数行領域と偶数行領域との2つの領域の構成で説明したが、この構成に限定されるものではなく、撮像素子の分割数を3分割や4分割等、分割数を増やすこともできる。また、隣り合う光電変換素子群で構成する構成ではなく、1行置きや2列置き等、領域内の光電変換素子群の構成を変更することもできる。
また、本実施形態においては、撮像素子駆動回路116が固体撮像素子112を読み出すタイミングは、長時間露光の露光時間内で予め定められた短い露光時間として説明したが、この方法に限定されるものではなく、例えば、撮影する被写体の明るさによって読み出すタイミングを変更することや、予め被写体の明るさを測定(前回の撮影結果より算出しても良い)して露光時間を決定することもできる。
以上、本発明の実施形態について、図面を参照して説明してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲においての種々の変更も含まれる。
本発明の実施形態による撮像装置の概略構成を示したブロック図である。 本実施形態の撮像装置においてデジタル画像信号の流れに関係する概略構成を示すブロック図である。 本実施形態の撮像装置の長時間露光動作における露光のタイミングと、得られた画像の信号レベルとノイズレベル、および表示の関係の例を示した図である。 本実施形態の撮像装置の長時間露光動作における露光のタイミングと、得られた画像の信号レベルとノイズレベル、および表示の関係の例を示した図である。 本実施形態の撮像装置の長時間露光動作における露光のタイミングと、得られた画像の信号レベルとノイズレベル、および表示の関係の例を示した図である。 従来の撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 従来の撮像装置において画像情報を加算する概略構成を示すブロック図である。 従来の撮像装置の長時間露光動作における露光のタイミングと、得られた画像の信号レベルとノイズレベル、および表示の関係を示した図である。
符号の説明
100,500・・・撮像装置、111,511・・・レンズ群、112,512・・・固体撮像素子(画素アレイ)、113,513・・・撮像回路、114,514・・・A/D変換器、115,515・・・レンズ等駆動回路、116・・・撮像素子駆動回路(読み出しタイミング生成手段)、117・・・マルチプレクサ(画素信号加算手段)、120,520・・・着脱メモリ、121,521・・・画像処理回路、122,522・・・圧縮伸張部、125,525・・・内蔵メモリ、125−1,125−2,125−3,125−4,125−5,125−6,125−7,125−7・・・メモリ領域、126,526・・・加算器、130,530・・・画像表示用LCD(表示手段)、131,531・・・LCDドライバ、140,540・・・システムコントローラ、141,541・・・不揮発性メモリ、146,546・・・操作部

Claims (6)

  1. 光電変換素子を有し、該光電変換素子への入射光量に応じた画素信号を出力する第1の画素、第2の画素を含む画素が二次元に複数配置された画素アレイと、
    前記第1の画素から第1の画素信号を読み出し、前記第2の画素から第2の画素信号を読み出す読み出し手段と、
    異なる複数のタイミングで前記第1の画素から読み出された前記第1の画素信号を加算し、異なる複数のタイミングで前記第2の画素から読み出された前記第2の画素信号を加算する画素信号加算手段と、
    前記画素信号加算手段によって加算された前記第1の画素信号と、前記画素信号加算手段によって加算された前記第2の画素信号とを、異なるタイミングで順次表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記読み出し手段は、
    前記第1の画素信号の読み出しと、前記第2の画素信号の読み出しとを交互に行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記画素アレイは、
    行方向に配置された前記光電変換素子からなる前記第1の画素および前記第2の画素が、列方向に交互に配置される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記画素アレイは、
    列方向に配置された前記光電変換素子からなる前記第1の画素および前記第2の画素が、行方向に交互に配置される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記画素信号加算手段は、
    読み出された前記第1の画素信号を加算する回数と、読み出された前記第2の画素信号を加算する回数とが、同じ回数である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記第1の画素の露光と、前記第2の画素の露光とは、同じ被写体を露光する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
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