JP2005303653A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高ダイナミックレンジ、高S/Nの動画を得ることができるようにする。
【解決手段】垂直同期信号VDに同期してCCDから高感度画素フレームの画像A、B、C、…と、低感度画素フレームの画像a、b、c…とを交互に読み出す(図4(A)、(B))。これらの高感度画素フレームの画像A、B、C、…と、低感度画素フレームの画像a、b、c…とをSRAMに一時格納し(図4(C))、このSRAMに格納された高感度画素、低感度画素フレームの画像Aとa、Bとb、…をそれぞれ合成し、広ダイナミックレンジの動画として連続的に出力する(図4(D))。
【選択図】 図4

Description

本発明は撮像装置に係り、特に感度の異なる素子を持つ撮像素子を用いた広ダイナミックレンジを有する動画の撮像技術に関する。
近年、1つのフォドダイオード(PD)を高感度・低感度の2つの領域に分けたCCD(Charge Coupled Device) を備え、このCCDから得られる高感度の画像と低感度の画像とを合成して広ダイナミックレンジの静止画を取得することができるデジタルカメラが実用化されている。
また、特許文献1には、1つのCCD内に高感度の受光素子群と、低感度の受光素子群とを有し、これらの受光素子群から得られた信号を加算することにより、広ダイナミックレンジの静止画を得ることができる記載がある。また、特許文献1の段落番号「0055」には、「ムービーモードでは、所定の時間内に画像表示を行う規則に応じて読み出した信号をディスプレイに表示する必要があるので、低感度の受光素子群あるいは高感度の受光素子群のいずれか一方からの信号だけを読み出して表示する。」という記載がある。
特開2000−125209号公報
上記従来のデジタルカメラでは、動画撮影時には、高感度又は低感度の画像のみを取得するようにしていたため、逆光・高コントラスト被写体の撮影時には、黒つぶれや白飛びが発生する画像になり、特にオートフォーカス(AF)時のパターン認識においては、誤判定するという問題がある。
また、ダイナミックレンジをかせぐために、シャッター速度を速くする方法があるが、スミアの影響や主要被写体のS/Nが低下し、認識精度が悪くなるデメリットがある。更に、絞りをフレーム毎に切り替えて、高感度・低感度情報を取り出し、これらの情報を後で合成する方法も考えられるが、絞り追従性(1フレームが無駄になり、フレームレートが落ちる)や耐久性が問題となり、実用的ではない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、高ダイナミックレンジ、高S/Nの動画を得ることができる撮像装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために請求項1に係る撮像装置は、感度の高い高感度画素と、該高感度画素よりも感度の低い低感度画素とが所定の配列形態に従って多数配置され、前記高感度画素及び低感度画素で光電変換された信号をそれぞれ取り出すことが可能な撮像手段と、動画撮影期間中に前記撮像手段により所定の周期で連続的に撮影を行わせる撮影制御手段と、各撮影ごとに前記撮像手段から高感度画素で光電変換された1フレーム分の信号(高感度のフレーム画像)と、低感度画素で光電変換された1フレーム分の信号(低感度のフレーム画像)とを交互に読み出す読出手段と、前記読出手段によって読み出された高感度のフレーム画像と低感度のフレーム画像とを一時記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された高感度のフレーム画像と低感度のフレーム画像とに基づいて広ダイナミックレンジの動画用のフレーム画像を生成するフレーム画像生成手段と、前記フレーム画像生成手段によって生成された動画用のフレーム画像を出力する出力手段と、を備えたことを特徴としている。
即ち、前記撮影制御手段は、広ダイナミックレンジの撮影が可能な撮像手段により所定の周期で連続的に撮影を行わせ、前記読出手段は、前記撮像手段から高感度画素に対応する高感度のフレーム画像と、低感度画素に対応する低感度のフレーム画像とを交互に繰り返し読み出す。ここで、動画撮影時の周期を、例えば1/30秒とすると、高感度のフレーム画像及び低感度のフレーム画像の読み出し時のフレームレートは、60フレーム/秒となる。このようにして読み出した高感度のフレーム画像と低感度のフレーム画像とは、合成処理のために記憶手段に一時記憶される。一時記憶された高感度のフレーム画像と低感度のフレーム画像とは、その後、フレーム画像生成手段によって合成され、広ダイナミックレンジの動画用のフレーム画像として生成される。これにより、高ダイナミックレンジ、高S/Nの動画が得られる。
請求項2に示すように請求項1に記載の撮像装置において、前記フレーム画像生成手段は、前記記憶手段に記憶された、それぞれ同じ露光期間に対応する高感度のフレーム画像と低感度のフレーム画像とに基づいて広ダイナミックレンジの動画用のフレーム画像を生成し、前記出力手段は、前記生成された動画用のフレーム画像を2フレームずつ出力することを特徴としている。
この場合の合成される高感度のフレーム画像と低感度のフレーム画像とは、同じ露光期間の画像であるため、被写体に動きがあっても合成後の動画用のフレーム画像のS/Nを高くすることができる。また、生成された動画用のフレーム画像を2フレームずつ出力することで、前記撮像手段からの高感度及び低感度のフレーム画像の読み出し時のフレームレートと、動画用のフレーム画像のフレームレートとを一致させるようにしている。
請求項3に示すように請求項1に記載の撮像装置において、前記フレーム画像生成手段は、前記記憶手段に記憶された、前回読み出されたフレーム画像と今回読み出されたフレーム画像とに基づいて広ダイナミックレンジの動画用のフレーム画像を生成することを特徴としている。これにより、動画用のフレーム画像を、フレームごとに更新することができる。
請求項4に示すように請求項1乃至3のいずれかに記載の撮像装置において、前記読出手段は、前記高感度のフレーム画像及び低感度のフレーム画像をそれぞれ間引いて読み出すことを特徴としている。
一般に、静止画で要求される画像サイズよりも動画で要求される画像サイズは小さいため、前記撮像手段より間引いて読み出すことにより、動画で要求される画像サイズを確保しつつ、1フレーム分の読み出し速度を向上させることができるとともに、後段の合成等の処理速度を向上させることができる。
請求項5に示すように請求項1に記載の撮像装置において、前記読出手段は、前記高感度のフレーム画像及び低感度のフレーム画像をそれぞれ間引いて同時に読み出すことを特徴としている。
本発明によれば、広ダイナミックレンジの撮影が可能な撮像手段から高感度画素に対応する高感度のフレーム画像と、低感度画素に対応する低感度のフレーム画像とを所定のフレームレートで交互に繰り返し読み出し、これらの高感度のフレーム画像と低感度のフレーム画像とを合成して動画用のフレーム画像を生成するようにしたため、高ダイナミックレンジ、高S/Nの動画を得ることができる。
以下添付図面に従って本発明に係る撮像装置の好ましい実施の形態について詳説する。
〔撮像素子の構造〕
まず、本発明に係る撮像装置に適用される撮像素子の構造について説明する。図1は本発明に係る撮像装置に用いられるCCD固体撮像素子(以下、CCDという)の一例を示す平面模式図である。
同図に示すように、CCD10は、多数の受光セル20が水平方向(行方向)及び垂直方向(列方向)に一定の配列周期で配置された二次元撮像デバイス(イメージセンサ)である。図示した構成はハニカム配列と呼ばれる画素配列であり、受光セル20の幾何学的な形状の中心点を行方向及び列方向に1つおきに画素ピッチの半分(1/2ピッチ)ずらして配列させたものとなっている。即ち、互いに隣接する受光セル20の行どうし(又は列どうし)において、一方の行(又は列)のセル配列が、他方の行(又は列)のセル配列に対して行方向(又は列方向)の配列間隔の略1/2だけ相対的にずれて配置された構造となっている。
各受光セル20は、感度の異なる2つに分割されたPD領域21、22を含む。第1のPD領域21は、相対的に広い面積を有し、感度の高い画素(以下、「高感度画素」という)を構成する。第2のPD領域22は、相対的に狭い面積を有し、感度の低い画素(以下、「低感度画素」という)を構成する。
各受光セル20について、高感度画素21と低感度画素22には同色のカラーフィルタが配置されている。つまり、各受光セル20に対応してそれぞれRGBの何れか1色の原色カラーフィルタが割り当てられている。図1のように、水平方向についてGGGG…の行の次段にBRBR…の行が配置され、その次段にGGGG…の行、更にその次の行にRBRB…という具合に配列される。また、列方向についてみれば、GGGG…の列と、BRBR…の列と、GGGG…の列と、RBRB…の列とが循環式に繰り返される配列パターンとなっている。
受光セル20の右側には垂直転送路(VCCD)30が形成されている。垂直転送路30は、受光セル20の各列に近接して受光セル20を避けながらジグザグ状に蛇行して垂直方向に伸びている。
垂直転送路30上には4相駆動(φ1,φ2,φ3,φ4)に必要な転送電極31、32、33、34が配置される。転送電極31〜34は、受光セル20の各行に近接して受光セル20の開口を避けながら蛇行して図1の水平方向に伸びるように設けられている。例えば、2層ポリシリコンで転送電極を形成する場合、φ1 のパルス電圧が印加される第1の転送電極31とφ3 のパルス電圧が印加される第3の転送電極33は第1層ポリシリコン層で形成され、φ2 のパルス電圧が印加される第2の転送電極32とφ4 のパルス電圧が印加される第4の転送電極34は第2層ポリシリコン層で形成される。
図1において受光セル20が並んだ撮像エリア40の右側には、転送電極31〜34にパルス電圧を印加するVCCD駆動回路42が配置される。また、撮像エリア40の下側(垂直転送路30の下端側)には、垂直転送路30から移された信号電荷を水平方向に転送する水平転送路(HCCD)44が設けられている。
水平転送路44は、2相駆動の転送CCDで構成されており、水平転送路44の最終段(図1上で最左段)は出力部46に接続されている。出力部46は出力アンプを含み、入力された信号電荷の電荷検出を行い、信号電圧として出力端子48に出力する。こうして、各受光セル20で光電変換した信号が、点順次の信号列として出力される。
図2は高感度画素21と低感度画素22の光電変換特性を示すグラフである。横軸は入射光量、縦軸はA/D変換後の画像データ値(QL値)を示す。本例では12ビットデータを例示するが、ビット数はこれに限定されない。
同図に示すように、高感度画素21と低感度画素22の感度比は1:1/aとなっている(ただし、a>1、本例ではa=16)。高感度画素21の出力は、入射光量に比例して次第に増加し、入射光量が「c」のときに出力が飽和値(QL値=4095)に達する。以後、入射光量が増加しても高感度画素21の出力は一定となる。この「c」を高感度画素21の飽和光量と呼ぶことにする。
一方、低感度画素22の感度は、高感度画素21の感度の1/aであり、入射光量がα×cのときにQL値=4095/bで飽和する(ただし、b>1,α=a/b、本例ではb=4,α=4)。このときの「α×c」を低感度画素22の飽和光量と呼ぶ。
このように、異なる感度と飽和を持つ高感度画素21と低感度画素22とを組み合わせることにより、高感度画素のみの構成よりも撮像素子のダイナミックレンジをα倍に拡大できる。本例では感度比1/16、飽和比1/4でダイナミックレンジを約4倍に拡大している。高感度画素21のみを使用する場合の最大ダイナミックレンジを100%とするとき、本例では低感度画素22を活用することによって最大で約400%までダイナミックレンジが拡大される。
〔撮像装置の構成例〕
次に、本発明に係る撮像装置の実施の形態について説明する。
図3は本発明に係る撮像装置の実施の形態を示すブロック図である。この撮像装置100は、上述した広ダイナミックレンジ撮像用のCCD10が搭載され、撮影時に高感度画素と低感度画素の信号を合成することで、広ダイナミックレンジの静止画及び動画を撮影することができるようになっている。
撮像装置全体の動作は、中央処理装置(CPU)102によって統括制御されている。操作部104は、電源スイッチ、シャッターボタン、撮影モードと再生モードとを切り換えるためのモード切替えスイッチ、ズームやコマ送り等の各種の指令信号を出力するマルチファンクションの十字キー等を含む。この操作部104からの各種の操作信号は、CPU102に加えられるようになっている。尚、この撮像装置100は、シャッターボタンをONするごとに静止画を撮影する静止画の撮影モード(静止画モード)の他に、シャッターボタンがONされている間、所定のフレームレートで連続的に撮影を行う動画の撮影モード(動画モード)があり、これらのモードは操作部14での操作によって適宜選択できるようになっている。
静止画や動画の撮影時には、被写体を示す画像光は、撮影レンズ106及び絞り108を介して、図1で詳述した広ダイナミックレンジ撮像用のCCD10の受光面に結像される。CCD10に蓄積された高感度画素21に蓄積された信号(高感度画素フレームの信号)と、低感度画素22に蓄積された信号(低感度画素フレームの信号)とは、CCDドライバ110により電圧信号として読み出される。これらの高感度画素フレームの信号と、低感度画素フレームの信号は、アナログ処理部112に加えられる。
アナログ処理部112は、サンプリングホールド回路、色分離回路、ゲイン調整回路等の信号処理回路を含み、相関二重サンプリング(CDS)処理並びにR,G,Bの各色信号に色分離処理され、各色信号の信号レベルの調整(プリホワイトバランス処理)が行われる。アナログ処理部112から出力された信号は、A/D変換器114によりデジタル信号に変換された後、メモリ(SRAM(Static RAM))116に一時記憶される。
タイミングジェネレータ(TG)118は、CPU102の指令に従ってCCDドライバ110、アナログ処理部112及びA/D変換器114に対してタイミング信号を与えており、このタイミング信号によって各回路の同期がとられている。
SRAM116は、高感度画素フレームのデータ及び低感度画素フレームのデータを複数フレーム分、記憶することができる記憶容量を有するとともに、後述する高感度画素フレームの画像と低感度画素フレームの画像とを合成する合成処理や他の画像処理等を行う際に使用されるワークメモリとして機能する。
ROM120には、予めプログラムや調整値などが記憶されており、これらのプログラムや調整値は適宜読み出される。
信号処理部122は、高感度画素フレームの画像と低感度画素フレームの画像の合成処理や、ホワイトバランス調整、ガンマ補正、R、G、Bデータから輝度データY及び色差データCr 、Cb の生成処理(YC変換)等を行う。尚、高感度画素フレームの画像と低感度画素フレームの画像の合成処理は、各受光セル20内の高感度画素21と低感度画素22のデータに、それぞれ適宜の係数を乗算し、これらの乗算値を加算することでダイナミックレンジを拡大した画像を生成する。
信号処理部122で処理された画像データは、ビデオ・エンコーダ126においてエンコーディングされ、カメラ背面に設けられている液晶モニタ(LCD)128に出力され、これにより被写体像がLCD128の表示画面上に表示される。
また、信号処理部122で処理された画像データ(YCデータ)は圧縮伸張処理部124に出力され、JPEG (joint photgraphic experts group)などの所定の圧縮処理が実行された後、メディアコントローラ130を介してメモリカード132に記録される。
次に、動画撮影時の画像処理について説明する。
図4に示すように動画撮影時には、垂直同期信号VDに同期してCCD10から高感度画素フレームの画像A、B、C、…と、低感度画素フレームの画像a、b、c…とを交互に読み出す(図4(A)、(B))。ここで、Aとa、Bとb、Cとc、…は、それぞれ同じ露光期間にCCD10にて電荷蓄積された信号に対応するものである。
CCD10から順次読み出された高感度画素フレームの画像A、B、C、…と、低感度画素フレームの画像a、b、c…とはSRAM116に格納される(図4(C))。このSRAM116に格納された高感度画素、低感度画素フレームの画像Aとa、Bとb、…はそれぞれ合成され、広ダイナミックレンジの動画として連続的に出力される(図4(D))。この動画出力時には、垂直同期信号VDに同期して動画のフレーム画像が出力されるように、同じフレーム画像が2フレームずつ出力される。
次に、上記の画像処理について図5及び図6を参照しながら詳細に説明する。
図5はフレーム画像のSRAMへの格納から動画の表示までの流れを示すフローチャートであり、図6は図3に示した撮像装置の要部ブロック図である。
これらの図面に示しように、CCD10から垂直同期信号VDに同期して順次読み出され、A/D変換器114でデジタル信号に変換された高感度画素フレームの画像A、低感度画素フレームの画像aは、それぞれSRAM116に格納される(ステップ(1) 、ステップ(2))。
信号処理部122は、SRAM116から高感度画素フレームの画像Aと、低感度画素フレームの画像aとを読み出し、これらの画像Aと画像aとを合成し、広ダイナミックレンジのフレーム画像(A+a)を生成する(ステップ(3))。
信号処理部122によって生成された広ダイナミックレンジのフレーム画像(A+a)は、ビデオ・エンコーダ126を介してLCD128に出力されて表示される(ステップ(4))。
そして、次の撮影シーケンスで撮影された高感度画素フレームの画像B、低感度画素フレームの画像bについても同様に処理される。尚、SRAM116に格納されたフレーム画像のうち、LCD128への出力が終了したものは消去され、又は次に格納されるフレーム画像によって上書きされる。
また、広ダイナミックレンジの動画用のフレーム画像は、LCD128や図示しないビデオ出力端子から出力する場合に限らず、メモリカード132に記録することができる。即ち、動画用のフレーム画像は、再びSRAM116に記憶され、動画撮影終了後にSRAM116に記憶された一連の動画用のフレーム画像は動画ファイル化される。この動画ファイルは、メディアコントローラ130を介してメモリカード132に記録される。動画ファイルとしては、DVD(Digital Versatile Disk) ビデオ方式や、ビデオCD方式などの汎用の再生機器(DVDプレーヤなど)で再生可能な動画ファイル形式で作成することが好ましい。また、動画撮影終了後に動画ファイルを作成する場合に限らず、動画撮影中にメモリカード132に逐次、動画を記録するようにしてもよい。
図7乃至図9はそれぞれCCD10からのフレーム画像の読み出し方法を示す図である。
図7に示すように動画撮影時にCCD10の全ての画素(高感度画素、低感度画素を含む全ての画素)を読み出す場合には、まず、全ての高感度画素に蓄積された電荷を、図7(A)中の矢印で示すように垂直転送路30に転送し、その後、垂直転送路30及び水平転送路44を駆動して1フレーム分の高感度画素フレームの信号として読み出す。続いて、全ての低感度画素に蓄積された電荷を、図7(B)中の矢印で示すように垂直転送路30に転送し、その後、垂直転送路30及び水平転送路44を駆動して1フレーム分の低感度画素フレームの信号として読み出す。
尚、このCCD10は、図1に示したような垂直転送路30を4相駆動(φ1,φ2,φ3,φ4)する転送電極31、32、33、34を有するため、全ての高感度画素及び低感度画素の電荷を同時に垂直転送路30に転送すると、画素混合が発生する。従って、図7に示したように高感度画素フレームの信号と、低感度画素フレームの信号とを別々に読み出すようにしている。
図8は高感度画素フレームの信号と低感度画素フレームの信号とを間引いて別々に読み出す場合に関して示している。
即ち、図8(A)に示すようにCCD10の全ての高感度画素のうちの半分の高感度画素に蓄積された電荷を、図8(A)中の矢印で示すように垂直転送路30に転送し、その後、垂直転送路30及び水平転送路44を駆動して1/2間引きされた1フレーム分の高感度画素フレームの信号として読み出す。続いて、全ての低感度画素のうちの半分の低感度画素に蓄積された電荷を、図8(B)中の矢印で示すように垂直転送路30に転送し、その後、垂直転送路30及び水平転送路44を駆動して1/2間引きされた1フレーム分の低感度画素フレームの信号として読み出す。尚、図8上で、読み出すラインと、間引きするラインとが2ラインずつになっている理由は、この2ラインによってR、G、Bのデータが揃うからである。また、水平方向の画素の間引きは、例えばデジタル処理で行われる。
図9は高感度画素フレームの信号と低感度画素フレームの信号とを間引いて同時に読み出す場合に関して示している。この場合、読み出される高感度画素と低感度画素との間には2ライン分の画素が間引かれているため、同時に読み出しても垂直転送路30上で画素混合が発生することがない。
ただし、このようにして読み出された高感度画素の信号と低感度画素の信号とを合成する場合、両画素のCCD10上の位置が異なるため、画質が低下する。従って、被写体の動きが速い場合の位置合わせの目的として使用することが好ましい。
図10は動画撮影時の画像処理の他の実施の形態を示すタイミングチャートである。
同図に示すように動画撮影時には、垂直同期信号VDに同期してCCD10から高感度画素フレームの画像A、B、C、…と、低感度画素フレームの画像a、b、c…とを交互に読み出す(図10(A)、(B))。CCD10から順次読み出された高感度画素フレームの画像A、B、C、…と、低感度画素フレームの画像a、b、c…とはSRAM116に格納される(図10(C))。このSRAM116に格納された高感度画素、低感度画素フレームの画像Aとa、Bとa、Bとb、…はそれぞれ合成され、広ダイナミックレンジの動画として連続的に出力される(図10(D))。
即ち、CCD10から前回読み出された高感度又は低感度のフレーム画像と、今回読み出された低感度又は高感度のフレーム画像とを合成するようにしている。従って、図10(D)に示すように、同じ露光期間にCCD10で撮像された高感度及び低感度のフレーム画像が合成された画像と、異なる露光期間にCCD10で撮像された高感度及び低感度のフレーム画像が合成された画像とが交互に出力される。
図11(A)はCCDの高感度画素から得られた従来の動画を示し、図11(B)はCCDの高感度画素及び低感度画素を合成して得られた動画を示している。
図11(A)に示すように、被写体中に高輝度被写体Aが存在すると、高輝度被写体Aに対応する画像が白飛びし、また垂直転送路の方向にスミアBが発生する。
これに対し、図11(B)に示すように高感度画素及び低感度画素を合成して得られる広ダイナミックレンジの画像は、被写体中に高輝度被写体Aが存在していても白飛びやスミヤの発生を防止することができる。
尚、高感度画素及び低感度画素で光電変換された信号をそれぞれ取り出すことが可能な撮像手段は、図1に示した実施の形態のものに限らず、他の画素配列や、カラーフィルタ配列のものでもよい。
図1は本発明の実施に用いられるCCDの一例を示す平面模式図である。 図2は高感度画素と低感度画素の光電変換特性を示すグラフである。 図3は本発明に係る撮像装置の実施の形態を示すブロック図である。 図4は動画撮影時の画像処理の実施の形態を示すタイミングチャートである。 図5はフレーム画像のSRAMへの格納から動画の表示までの流れを示すフローチャートである。 図6は図3に示した撮像装置の要部ブロック図である。 図7はCCDからのフレーム画像の読み出し方法の一例を示す図である。 図8はCCDからのフレーム画像の読み出し方法の他の例を示す図である。 図9はCCDからのフレーム画像の読み出し方法の更に他の例を示す図である。 図10は動画撮影時の画像処理の他の実施の形態を示すタイミングチャートである。 図11(A)は従来の動画を示し、図11(B)は広ダイナミックレンジを有する動画を示す図である。
符号の説明
10…CCD、20…受光セル、21…PD領域(高感度画素)、22…PD領域(低感度画素)、100…撮像装置、102…中央処理装置(CPU)、104…操作部、106…撮影レンズ、110…CCDドライバ、112…アナログ処理部、114…A/D変換器、116…メモリ(SRAM)、122…信号処理部、126…ビデオエンコーダ、128…液晶モニタ(LCD)、130…メディアコントローラ、132…メモリカード

Claims (5)

  1. 感度の高い高感度画素と、該高感度画素よりも感度の低い低感度画素とが所定の配列形態に従って多数配置され、前記高感度画素及び低感度画素で光電変換された信号をそれぞれ取り出すことが可能な撮像手段と、
    動画撮影期間中に前記撮像手段により所定の周期で連続的に撮影を行わせる撮影制御手段と、
    各撮影ごとに前記撮像手段から高感度画素で光電変換された1フレーム分の信号(高感度のフレーム画像)と、低感度画素で光電変換された1フレーム分の信号(低感度のフレーム画像)とを交互に読み出す読出手段と、
    前記読出手段によって読み出された高感度のフレーム画像と低感度のフレーム画像とを一時記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された高感度のフレーム画像と低感度のフレーム画像とに基づいて広ダイナミックレンジの動画用のフレーム画像を生成するフレーム画像生成手段と、
    前記フレーム画像生成手段によって生成された動画用のフレーム画像を出力する出力手段と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記フレーム画像生成手段は、前記記憶手段に記憶された、それぞれ同じ露光期間に対応する高感度のフレーム画像と低感度のフレーム画像とに基づいて広ダイナミックレンジの動画用のフレーム画像を生成し、前記出力手段は、前記生成された動画用のフレーム画像を2フレームずつ出力することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記フレーム画像生成手段は、前記記憶手段に記憶された、前回読み出されたフレーム画像と今回読み出されたフレーム画像とに基づいて広ダイナミックレンジの動画用のフレーム画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記読出手段は、前記高感度のフレーム画像及び低感度のフレーム画像をそれぞれ間引いて読み出すことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の撮像装置。
  5. 前記読出手段は、前記高感度のフレーム画像及び低感度のフレーム画像をそれぞれ間引いて同時に読み出すことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
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