JP5127510B2 - 撮像装置、及び撮像装置の制御方法 - Google Patents

撮像装置、及び撮像装置の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5127510B2
JP5127510B2 JP2008051112A JP2008051112A JP5127510B2 JP 5127510 B2 JP5127510 B2 JP 5127510B2 JP 2008051112 A JP2008051112 A JP 2008051112A JP 2008051112 A JP2008051112 A JP 2008051112A JP 5127510 B2 JP5127510 B2 JP 5127510B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reading
read
frame
image signal
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008051112A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009212603A5 (ja
JP2009212603A (ja
Inventor
敏治 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2008051112A priority Critical patent/JP5127510B2/ja
Publication of JP2009212603A publication Critical patent/JP2009212603A/ja
Publication of JP2009212603A5 publication Critical patent/JP2009212603A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5127510B2 publication Critical patent/JP5127510B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、撮像装置、及び撮像装置の制御方法に関する。
近年、CCDやCMOSセンサー等の撮像装置を使用したデジタルカメラやビデオカメラ等の撮像システムが普及している。撮像システムは、複数の画素が行方向及び列方向に配列された画素配列と、画素配列の各列の画素に接続された複数の出力線とを有している。画素配列の各画素は、受けた光に応じて信号を蓄積する。各画素で蓄積された信号は、出力線を介して読み出される。ここで、各画素で蓄積された信号には、出力線の抵抗成分や容量成分などにより、出力線(垂直出力線、水平出力線)を介して読み出される過程でシェーディングが発生する。このシェーディングは、信号が読み出される経路の長さに依存する。
特許文献1に示された画像処理装置では、予め撮像素子を露光しない状態で本撮影と同様に電荷蓄積を行った後に読み出したダーク画像のデータを記憶しておく。そして、撮像素子を露光した状態で電荷蓄積を行った後に読み出した本撮影画像から記憶しておいたダーク画像のデータを除去する。これにより、シェーディングやノイズを補正した場合でも、シャッタレリーズタイムラグを軽減できるとされている。(特許文献1の段落[0004]、[0005]など参照)。また、温度特性に応じてシェーディングやノイズの成分も変化してしまうことも記載されている。そして、この課題を解決するために、画像を得る際に一部の画素からダーク画像を出力して、このダーク画像を用いて予め記憶されたデータを補正して、シェーディングやノイズを補正することが記載されている。(特許文献1の段落[0069]〜[0072]、図7など参照)。
また、特許文献2に示された撮像装置では、撮影時のISO感度やシャッター秒時等の撮影条件、周囲温度等の環境条件に応じて、補正を切り替える。具体的には、ダーク画像の取り込みを行ってこれを基に撮影画像のシェーディング成分を補正するか、予め記憶された1次元補正データにより撮影画像のシェーディング成分を補正するかを切り替える。これにより、シェーディングを補正した場合でも、シャッタレリーズタイムラグが大きくなることを極力減らすことが記載されている。(特許文献2の段落[0072]〜[0094]、図4、図5など参照)。
特開2003−264736号公報 特開2003−333434号公報
撮像装置は、撮像した動画を連続的に表示するEVFモードや、撮像した動画を記録する動画撮影モードなどのように、動画を撮像する動作を伴う動作モードで使用されることがある。撮像装置では、動画を撮像する動作を伴う動作モードで使用される際に、フレーム期間を所定の長さ以下に抑えることにより、所定のフレームレートを実現することが要求される。撮像システムでは、フレーム期間を所定の長さ以下に抑えると、シェーディングが時間的に変動する場合に、シェーディングの補正の精度が低下する可能性がある。
特許文献1に示された画像処理装置は、予め記憶されたダーク画像のデータを用いて補正を行うので、本撮影の際の環境温度にあわせて記憶されたダーク画像のデータを変更して補正を行ったとしても、精度の高い補正結果が得られるとは限らなかった。
また、特許文献2に示された撮像装置は、撮影条件や環境条件が変化した際には、毎回ダーク画像の取り込みをすることになるので、シャッタレリーズタイムラグの原因となってしまうことがあった。また、撮影条件や環境条件が変化しなかった際には、予め記憶された1次元補正データを用いた画像の補正を行うため精度の高い補正結果が得られるとは限らなかった。
本発明の目的は、操作感を損なうことなく、画質の向上も図ることにある。
このような課題を解決するために、本発明の技術的特徴として、光電変換手段をそれぞれ含む複数の画素が行方向及び列方向に配列された画素配列と、各フレーム期間に前記画素配列から第1の画像信号を読み出す第1の読み出し手段と、前記各フレーム期間に光信号が前記光電変換手段から出力されない状態で前記画素配列の一部から信号を読み出す第2の読み出し手段と、前記第2の読み出し手段により読み出した信号を補間することにより、1フレーム分の第2の画像信号を生成する生成手段と、前記第1の読み出し手段により読み出した第1の画像信号を前記生成手段により生成された前記1フレーム分の第2の画像信号を用いて補正する補正手段とを備え、前記第1の読み出し手段が、複数のフレームにおいて前記第1の画像信号を読み出して動画を得た後に前記第1の画像信号を読み出して静止画を得、前記第2の読み出し手段は、各フレームにおいて異なる部分領域から信号を間引いて読み出し、前記補正手段は、前記第1の読み出し手段により得られた前記静止画を前記1フレーム分の第2の画像信号を用いて補正することを特徴とする。
また、他の技術的特徴として、光電変換手段をそれぞれ含む複数の画素が行方向及び列方向に配列された画素配列を有する撮像装置の制御方法が、各フレーム期間に前記画素配列から第1の画像信号を読み出す第1の読み出しステップと、前記各フレーム期間に光信号が前記光電変換手段から出力されない状態で前記画素配列の一部から信号を読み出す第2の読み出しステップと、前記第2の読み出しステップで読み出した信号を補間することにより、1フレーム分の第2の画像信号を生成する生成ステップと、前記第1の読み出しステップで読み出した前記第1の画像信号を前記生成ステップで生成された前記1フレーム分の第2の画像信号を用いて補正する補正ステップとを備え、前記第1の読み出しステップでは、複数のフレームにおいて前記第1の画像信号を読み出して動画を得た後に前記第1の画像信号を読み出して静止画を得、前記第2の読み出しステップでは、各フレームにおいて異なる部分領域から信号を間引いて読み出し、前記補正ステップでは、前記第1の読み出しステップで得られた前記静止画を前記1フレーム分の第2の画像信号を用いて補正することを特徴とする。
本発明によれば、操作感を損なうことなく、画質の向上も図ることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の一実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明における撮像装置100の全体構成を示すブロック図である。図において、110は撮影レンズである。撮影レンズには不図示のモーターと、後述する測距部142の処理結果に応じて、モーターを駆動し焦点を合わせる機構が備えられている。
111は撮影レンズ110からの情報をシステム制御部150に伝達するとともに、撮影レンズ110を駆動させるレンズ駆動部である。レンズ駆動部111は制御信号発生部を含んでおり、撮影レンズ110の焦点調整動作等のモーター駆動は、制御信号発生部で得られるパルス信号によって行なわれる。
114は光学像を電気信号に変換するCMOS撮像素子などの撮像素子である。本実施の形態では撮像素子として、CMOS撮像素子を用いることとする。撮像素子114の内部構成は図2にて後述する。また、112は撮像素子114の露光量を制御するシャッターである。シャッター112は、メカニカルなシャッターでも、電気的に遮光することの出来る液晶シャッター等でも問題はない。
115は撮影レンズ110を透過してきた光の余分な波長(色再現に影響する不要となる波長)をカットするためのローパスフィルタLPFであり、撮影レンズ110と撮像素子114との間に配設されている。
116は撮像素子114から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器や、クランプ部(オフセット調整部)、D/A変換器を含んだアナログ・フロント・エンド部(以後、AFEと称する)である。117は各画素からAFE116を介したデジタル出力を受けて補正や並び替え等のデジタル処理を行うデジタル・フロント・エンド部(以後、DFEと称する)である。
118は撮像素子114、AFE116、DFE117にクロック信号や制御信号を供給するタイミング生成部(以後、TGと称する)であり、システム制御部150によって制御される。TG118は、細かくは、複数系統の制御信号TGsig1やTGsig2を発生するTG1 118−1およびTG2 118−2を備えている。このTG118は、EVF表示時には、撮像素子114の表示行と観測行に対して、信号(TGsig1とTGsig2と)を送ることができるものである。(TGsig1とTGsig2とは非同期でも同期でもよい。)
120は画像処理部であり、DFE117からのデータあるいはメモリ制御部122からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。画像処理部120は必要に応じて撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行う。
122はメモリ制御部であり、AFE116、DFE117、タイミング生成部118、画像処理部120、画像表示メモリ124、メモリ130を制御する。DFE117からのデータは、画像処理部120およびメモリ制御部122を介して、あるいは直接、メモリ制御部122を介して画像表示メモリ124あるいはメモリ130に書き込まれる。画像処理部120において、撮像素子114から出力される電荷信号に対し、後述するメモリ152に格納された補正データ等を元に補正をかけて、各出力信号をカラー変換等の現像処理を行って画像化するものである。
また、本発明の実施の形態における画像処理部120には、データ演算ブロック120−1を備え、画像から、焦点検出・明るさ検出を行うことができる。さらに、データ演算ブロック120−1で検出したデータから、システム制御部150を介して、レンズ駆動部111への制御情報を送り、撮影レンズ110の焦点調節動作を行うことができる。
124は画像表示メモリである。128はTFT方式のLCDからなる画像表示部である。EVF動作時は、画像表示部128上に連続的に画像が表示(動画像が表示)され、被写体の動きを確認することができる。
130は撮影された静止画像や動画像を格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶容量を有している。
140はシャッター112を制御するシャッター制御部である。142はAF(オートフォーカス)処理を行うための測距部、144は撮影環境における周囲温度やカメラ内部(撮像素子周辺等)の温度を検知するための温度計、146はAE(自動露出)処理を行うための測光部である。
測光部146はフラッシュ部148と連携することにより、フラッシュ撮影機能も有する。また、148は暗時の撮影に使用するフラッシュ部(以後、ストロボと称する)であり、AF補助光の投光機能等も兼ねている。
150は撮像装置全体を制御するシステム制御部であり、CPUなどを内蔵する。152はシステム制御部150の動作用の定数、変数、プログラムなどを記憶するメモリであり、予め設定されているシェーディング補正データ等はメモリ152に格納されている。後述する連続撮像(動画)動作時のデータ取得領域からのデータもメモリ152に順次保存する。
156は後述するプログラムなどが格納された電気的に消去・記録可能なEEPROM等の不揮発性メモリである。
160はシステム制御部150の各種動作指示を入力するためのメインスイッチ(起動スイッチ)、シャッタースイッチ、撮影モード等の切り替えを行う為のモード設定ダイアル等を含んだ操作部である。これら操作部には、押し込むことで2つのスイッチ(SW1、SW2)が段階的にONするシャッタースイッチも含まれる。シャッタースイッチの第一段階(SW1 ON)ではAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュ調光)処理などの動作が行われる。第二段階(SW2 ON)では、露光処理や画像処理部120やメモリ制御部122での演算による現像処理をし、メモリ130から画像データを読み出し、圧縮を行い、記録媒体1200に画像データを書き込む記録処理をする一連の処理の動作開始を行わせる。なお、ここでいう露光処理とは、撮像素子114から読み出した信号をAFE116、メモリ制御部122を介してメモリ130に画像データを書き込む処理である。
また、操作部160には、画像表示部128に被写体を連続的に表示するEVF動作スイッチが含まれる。また、各種撮影モード(自動撮影モード、プログラム撮影モード、シャッター速度優先撮影モード、絞り優先撮影モード、マニュアル撮影モード、夜景撮影モード、天体撮影モード、ポートレート撮影モード等)の切り替えを行うモード設定ダイアルが含まれる。また、単写/連写を切り替える単写/連写スイッチが含まれる。また、連続的にAF処理・レンズの焦点合わせ動作を繰り返す連続測距動作設定スイッチ(通常は1回だけの測距動作)、撮影感度(ISO感度)を設定するISO感度設定スイッチ、各種システムに電源供給するための電源スイッチ等が含まれている。
182は電池検出部やDC−DCコンバータ等から構成されている電源制御部、186はアルカリ電池やリチウム電池などの一次電池、NiCd電池、NiMH電池、Li電池などの二次電池、ACアダプタなどからなる電源部である。
1200はメモリカードやハードディスクなどの着脱可能な記録媒体である。
次に、撮像素子114について、図2を用いて説明する。図2は、撮像素子114の構成図である。
撮像素子114は、画素配列PA、画素を選択するための垂直走査回路77a、77b、水平走査回路76a、76b、第1の読み出し部71、及び第2の読み出し部72を備える。
画素配列PAは、マトリックス上に配置〔画素60(1−1)乃至60(n−m)〕された複数の単位画素(1画素)60を含む。各単位画素60は、後述の光電変換部を含む。すなわち、画素配列PAは、複数の画素が行方向及び列方向に配列されている。各画素の電荷蓄積動作は、垂直走査回路77a乃至77bからの信号により制御される。
垂直走査回路77a及び77bは、タイミング生成部118より、それぞれ、第1の駆動信号TGsig1及び第2の駆動信号TGsig2を受け取る。
垂直走査回路77aは、第1の駆動信号TGsig1に基づいて、画素配列PAの各行の画素に転送信号φTX及びリセット信号φRESを供給する。これにより、垂直走査回路77aは、画素配列PAの各画素の電荷蓄積時間を制御する。垂直走査回路77aは、第1の駆動信号TGsig1に基づいて、画素配列PAの各行の画素に選択信号φSELを供給する。これにより、垂直走査回路77aは、画素配列PAにおいて第1の読み出し部71が読み出すべき領域を選択する。
垂直走査回路77bは、第2の駆動信号TGsig2に基づいて、画素配列PAの各行の画素に転送信号φTX及びリセット信号φRESを供給する。これにより、垂直走査回路77bは、画素配列PAの各画素の電荷蓄積時間を制御する。垂直走査回路77bは、第2の駆動信号TGsig2に基づいて、画素配列PAの各行の画素に選択信号φSELを供給する。これにより、垂直走査回路77bは、画素配列PAにおいて第2の読み出し部72が読み出すべき部分領域(画素配列の一部)を選択する。
各水平信号線に垂直走査回路77aもしくは77bのいずれの信号を制御信号として使用するかを設定するのが、スイッチ群SWt_x_1、SWr_x_1、SWs_x_1もしくはSWt_x_2、SWr_x_2、SWs_x_2である。
すなわち、スイッチ群SWt_x_1、SWr_x_1、SWs_x_1がONしている場合はSWt_x_2、SWr_x_2、SWs_x_2がOFF状態となる。これにより、垂直走査回路77aは、第1の駆動信号TGsig1に基づいて、φTX、φRES、φSELなどの信号を各水平信号線経由で各行の画素に供給する。
また、スイッチ群SWt_x_2、SWr_x_2、SWs_x_がONしている場合は2SWt_x_1、SWr_x_1、SWs_x_1がOFF状態となる。これにより、垂直走査回路77bは、第2の駆動信号TGsig2に基づいて、φTX、φRES、φSELなどの信号を各水平信号線経由で各行の画素に供給する。
なお、このスイッチ群SWt_x_1、SWr_x_1、SWs_x_1もしくはSWt_x_2、SWr_x_2、SWs_x_2は、(不図示であるが、)このシステム制御部150からの通信によってON/OFF設定される。SWt_x_1、SWr_x_1、SWs_x_1及びSWt_x_2、SWr_x_2、SWs_x_2は、いずれか一方しかONしない構成となっている。
ここで、垂直走査回路77bは、それぞれ、シフトレジスタを含む。垂直走査回路77bは、第1の読み出し部71が読み出すべき領域と第2の読み出し部72が読み出すべき部分領域とを連続して選択するとともに、それぞれを行単位で順次に選択するように、協働して動作する。
水平走査回路76a及び76bは、いずれも、タイミング生成部118より第1の駆動信号TGsig1及び第2の駆動信号TGsig2を受け取る。水平走査回路76a、67bは、第1の駆動信号TGsig1に基づいて、画素配列PAの各列の画素から後述する第1の垂直出力線67(i_a)(iは自然数)へ出力された信号を、後述する第1の読み出し部71へ読み出す。また、水平走査回路76a、67bは、第2の駆動信号TGsig2に基づいて、画素配列PAの各列の画素から後述する第2の垂直出力線67(i_b)(iは自然数)へ出力された信号を、後述する第2の読み出し部72へ読み出す。
ここで、垂直出力線67は、第1の垂直出力線67(i_a)(iは自然数)及び第2の垂直出力線67(i_b)(iは自然数)を含む。第1の垂直出力線67(i_a)は、第2の垂直出力線67(i_b)と並行して延びており、長さがほぼ等しい。
第1の読み出し部71は、水平走査回路76a、76bを介して第1の駆動信号TGsig1により駆動され、各フレーム期間に、画素配列PAから第1の画像信号を読み出す(第1の読み出しステップ)。具体的には、第1の読み出し部71は、S−N回路75(i_1)(iは自然数)と出力アンプ74−1、74−2とを含む。S−N回路75(i_1)は、水平走査回路76a、76bにより第1の駆動信号TGsig1に基づいて駆動されて、所定の画素から第1の垂直出力線67(i_a)へ異なるタイミングでN信号とS信号とを読み出す。S−N回路75(i_1)は、N信号とS信号との差分を演算して第1の画像信号を求め、求めた第1の画像信号を出力アンプ74−1、74−2へ供給する。出力アンプ74−1、74−2は、S−N回路75(i_1)から供給された第1の画像信号を増幅して後段へ出力する。
第2の読み出し部72は、水平走査回路76a、76bを介して第2の駆動信号TGsig2により駆動される。第2の読み出し部72は、各画素からノイズ信号が読み出される状態において、画素配列PAがN(Nは自然数)個に分割されたN個の部分領域のうちフレーム期間単位で順次に選択された部分領域から第2の画像信号を読み出す(第2の読み出しステップ)。具体的には、第2の読み出し部72は、S−N回路75(i_2)(iは自然数)と出力アンプ74−3、74−4とを含む。S−N回路75(i_2)は、水平走査回路76a、76bにより第2の駆動信号TGsig2に基づいて駆動されて、所定の画素から第2の垂直出力線67(i_b)へ異なるタイミングでN信号とS信号とを読み出す。S−N回路75(i_2)は、N信号とS信号との差分を演算して第2の画像信号を求め、求めた第2の画像信号を出力アンプ74−3、74−4へ供給する。出力アンプ74−3、74−4は、S−N回路75(i_2)から供給された第2の画像信号を増幅して後段へ出力する。
なお、S−N回路75(k_1)及びS−N回路75(k_2)(kは奇数)は、S−N回路ブロック75aを構成する。S−N回路75(h_1)及びS−N回路75(h_2)(hは偶数)は、S−N回路ブロック75bを構成する。
次に、画素配列PAにおける単位画素60について、図3を用いて説明する。図3は、画素配列PAにおける単位画素60の回路構成図である。
61は、光電変換部である。光電変換部61は、光電変換を行って、被写体の光学像に応じた電荷(画像信号)を蓄積する電荷蓄積動作を行う。光電変換部61は、例えば、フォトダイオード(PD)である。
62は、転送スイッチ(TX)である。転送スイッチ62は、例えば、トランジスタであり、そのゲートに供給されるφTXがアクティブになったタイミングでONして光電変換部61が蓄積した電荷(画像信号)を後述のFD64に転送する。
64は、フローティングディフージョン(以下FDと称する)である。FD64は、等価的にコンデンサとして機能する。FD64は、PD61で蓄積され転送スイッチ62経由で転送された電荷を保持するとともに、その電荷の電荷量に応じた電圧(信号)を発生させる。
65は、アンプである。アンプ65は、例えば、ソースフォロワとして動作し、FD64が保持する電荷に応じた電圧を増幅して後述する垂直出力線67へ出力する。FD64は、アンプ65の入力部として機能している。
66は、行選択スイッチである。行選択スイッチ66は、例えば、トランジスタであり、そのゲートに供給されるφSELがアクティブになったタイミングでONしてアンプ65が増幅した電圧(信号)を後述の垂直出力線67に出力させる。
67は、上述した垂直出力線である。垂直出力線67は、アンプ65から出力された信号(電圧)を第1の読み出し部71又は第2の読み出し部72へ供給する。
63は、リセットスイッチである。リセットスイッチ63は、FD64をリセットする。リセットスイッチ63は、例えば、トランジスタであり、そのゲートに供給されるφRESがアクティブになったタイミングでONしてFD64の電位をリセットレベルの電位にする。
図4は、図2の撮像素子の電子ビューファインダー等の動画(連続撮像)動作時の動きであるローリング蓄積動作の基本動作タイミングである。(a)は第1の読み出し部71による第1の画像信号の出力動作、(b)は第2の読み出し部72によるデータ取得時の出力動作である(第2の画像信号の出力)。
まず、(a)の動作から説明する。最初に、T0のタイミングで画素部のリセットを開始する。T0でΦRESa(n)乃至ΦTXa(n)をアクティブにする。この状態は、PD61およびFD64をリセットした状態とする。続いて、T1でΦTXa(n)およびΦRESa(n)をオフする。この段階でPD61への電荷蓄積動作が開始される。次に、読み出し直前のT2でΦRESa(n)をアクティブにし、T3でΦRESa(n)をオフする。すなわち、T2−T3間で、蓄積動作中にFD64にたまった暗電流電荷をリセットした状態とする。
続いて、T4でΦSELa(n)をアクティブにして、FD64の出力を垂直出力線67へ転送しはじめる。
次に、T5−T6間でΦPTN(n)をアクティブにし、FD64の電位をS−N回路75へノイズ成分を読み出す。すなわち、光信号のないリセット状態での読み込みとなる。
次に、T7−T8間でΦTXa(n)をアクティブにし、フォトダイオード61に蓄積された電荷をFD64へ転送を行う。すなわち、T1−T8間が撮像装置としての露光期間(電荷蓄積期間)となる。
続いて、T8−T9間でΦPTS(n)をアクティブにし、FD64の電位をS−N回路75へ信号成分を読み出す。すなわち、フォトダイオード61で蓄積され、FD64へ転送された光信号の読み込みとなる。
T10でΦSELa(n)をオフすると同時に、水平走査回路76から、S−N回路75に対しての制御信号が送られる。そして、S−N回路75で光の蓄積電荷からFD64リセット状態のノイズ分出力を差分した信号を、出力アンプ74へ向けて読み出す動作を順次開始する。
以上が第1の出力に対する水平方向一列分の蓄積−読み出し動作の一例であり、同様に、次の対象行がΦRESa(n+1)、ΦTXa(n+1)、ΦSELa(n+1)、ΦPTN(n+1)、ΦPTS(n+1)のように行なわれる。
続いて、(b)の動作を説明する。基本的にΦTXb(n)の動作以外は(a)と同様の動き(ΦRESa(n)=ΦRESb(n)、ΦSELa(n)=ΦSELb(n))となる。異なる部分は、T7−T8間でΦTXb(n)をアクティブにしない点で、フォトダイオード61に蓄積された電荷はFD64へ転送されない。
その為、T8−T9間でΦPTS(n)をアクティブにし、FD64の電位をS−N回路75へ読み出す信号は、光信号(フォトダイオード61に蓄積された電荷)ではなく、リセット電位にあるFD64の電荷となる。
すなわち、(b)の動作ではフォトダイオード61の光出力は出されていない、回路系のノイズ成分のみの出力となる光出力のない出力モードである。
以上が第2の出力に対する水平方向一列分の読み出し動作の一例であり、同様に、次の対象行がΦRESb(n+1)、ΦTXb(n+1)、ΦSELb(n+1)のように行なわれる。
なお、本動作はTGsig1もしくはTGsig2の各々を基準にした個別の動作を同時に行うことも可能である。
図5(a)は、1画面を4分割して、4つのデータ読み出しエリアを設けた際の画面内の分割状態を示している。また、図5(b)は、図4で詳細に説明したCMOS撮像素子の動作を簡略化したタイミングチャートである。
1行毎の第1の出力(画像出力)を得るためのリセット−蓄積−転送−読み出しを行い垂直走査回路77a・S−N回路75・水平走査回路76を用いて出力し、1フレーム分の読み出しを行う。その後、次フレームの第1の出力(画像出力)取得開始までの時間として、撮像装置のシステムとして安定した連続動作をするために事前に定められたフレームレート(例えば30fps等)で動作するための調整時間がある。フレームレート調整時間(フレームレート調整用の期間)を用いて、第2の出力(データ出力)を得る。第2の出力は、図4(b)で説明したように、光出力のない(ノイズレベルの)出力となる。
フレームレート調整時間内では、1フレーム分のデータを得ることはできない。しかし、予め、フレームレート調整時間内で取得できるデータ数(例えば、図5(a)のように画面を4分割したデータ読出しエリア)を設定しておく。そして、垂直走査回路77bに備えるシフトレジスタで順次出力していき、1フレームでの所定領域(例えば、図5(a)のデータ読出しエリア1)の出力をした後、出力完了したポイント(領域)をラッチする。次フレームでのフレームレート調整時間では、前フレームで出力したポイント(領域)〔=ラッチポイント〕から続きの領域を走査(例えば、図5(a)のデータ読出しエリア2)して第2の出力を得る。
以上の動きにより、第1の出力(画像出力)が数フレームを出力する間に、第2の出力(データ出力)が1フレーム分のデータを出力し、メモリ152に記憶される。
すなわち、本実施形態では、第1の出力の所定条件(第1の出力が1フレーム出力毎)毎に第2の出力を行っているものである。
図6はメモリ152に記憶された1フレーム分のデータ出力の処理に関する概略説明図であり、(a)はメモリ152に記憶された1フレーム分のデータであり、第1の出力の数フレームにまたがり取得した出力である。データは、1フレーム内でもサンプリングタイミングが同じではない為、外来ノイズ・ランダムノイズ等の影響の受け方が異なる。その為、単純にデータ合成を1フレーム分の補正データとしても、適正な補正とするのは難しい。
そこで、メモリ152に記憶されデータ合成した1フレーム分のデータに対して平坦化処理を行って、(b)のような補正用のデータを作成する。平坦化処理とは、例えば、周辺画素との移動平均でも、ローパスフィルタ処理でも、メディアンフィルタ処理であっても何ら問題ない。また、平坦化処理については、電気回路によるハード処理でも、プログラムによるソフト処理でも何ら問題はない。平坦化には分割データ間で発生しているオフセット量も演算で除去する。
なお、図6(b)の補正データは、第1の撮影モードである動画動作時に取得され、第1の動作モードでの画像サイズで補正用データを作成している。このため、その補正データは、第1の撮影モードでの撮影で、次フレームからの第1の出力(画像出力)に対しての補正データとして使用できる。
また、図6(b)は、第1の撮影モードである動画(連続撮影)動作に用いる補正用データについて説明した。しかし、本動作では動画であるために速度重視となり、通常、画素の間引きや加算が行なわれているため、第2の撮影モードである静止画等の通常動作との画像とはデータが不足しており、サイズが異なってしまう。
その為、第2の撮影モード用には、図6(c)のように図6(b)の補正データに対してデータ不足領域(例えば、間引き領域)の補間処理を行い、第2の撮影モードの画像サイズに併せたサイズに補正データに変換する。
第2の撮影モード補正用データは、次の第2の撮影モードでの補正データとして使用してよい。
なお、ここで説明した補正用データは予め記憶された補正データを使用しなくてもよいが、予め記憶された補正データによる補正をしたうえで補正ずれ分をリアルタイムで取得して補正する方法でも何ら問題ない。
また、補正用データの使用については必ずしも使用を限定されるものではない。例えば、第2の撮影モードでは使用しない、第1の撮影モードでも、外部の温度検知手段の検知結果によって、リアルタイムで取得した補正用データを使用しない(温度検知結果によって補正用データの使用を切り替える)等でも何ら問題ない。
さらに、補正の手法としては、周知の本画像と黒画像の差分をとる方式でよい。(周知の手法であるため、詳細説明は割愛する。)
加えて、第2の出力から補正用データを作成するタイミングについては、常にデータを取得して、最新補正データにて補正していってもよい。所定のタイミング(例えば、EVF動作開始時)や所定の間隔(例えば1min毎)でのサンプリングで更新しても何ら問題はない。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る画素配列の各行の画素の動作タイミングを概念的に示す図である。以下では、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明し、同様の部分の説明を省略する。
第2の実施形態では、撮像素子114の動作が、図7に示すように、第1の実施形態と異なる。図7では、第1の画像信号に対する読み出し行のタイミング動作と、第2の画像信号に対する読み出し行のタイミング動作とが両方とも図示されている。
垂直走査回路77bは、フレーム期間FT1において、選択信号φSELをアクティブにすることにより、n個の部分領域のうちの1つの部分領域を選択する。部分領域は、画素配列PAから複数の読み出し領域(読み出し行)を除いた第1の画像信号に対する複数の非読み出し領域(第1の画像信号に対する非読み出し行)がn個に分割された領域である。垂直走査回路77bは、選択した部分領域RR1を、第2の読み出し部72が読み出すべき部分領域とする。これに応じて、部分領域RR1おける第1の画像信号に対する非読み出し行の画素は、ノイズ信号のみが読み出される状態において、第2の読み出し動作を順次に行う。第2の読み出し部72は、フレーム期間FT1において、部分領域における第1の画像信号に対する非読み出し行から複数の出力線経由で第2の画像信号を順次に読み出す。垂直走査回路77bは、部分領域のうち最後に選択した画素位置(第1の画像信号に対する非読み出し行の位置)を記憶(ラッチ)する。
垂直走査回路77bは、フレーム期間FT2、FT3において、フレーム期間FT1と基本的に同様の動作を行うが、次の点で異なる動作を行う。
すなわち、垂直走査回路77bは、図7に示されるように、部分領域のうち選択すべき部分領域をフレーム期間単位で順次に選択する。垂直走査回路77bは、フレーム期間(第1のフレーム期間)FT1に続くフレーム期間(第2のフレーム期間)FT2において、フレーム期間FT1に記憶した画素位置に応じて、部分領域のうち次に選択すべき部分領域を選択する。垂直走査回路77bは、フレーム期間FT1に記憶した第1の画像信号に対する非読み出し行(図7に示す部分領域における一番下の読み出し行)の次の読み出し行(図7に示す部分領域における一番上の読み出し行)を選択する。垂直走査回路77bは、フレーム期間FT2において、選択した部分領域RR2を、第2の読み出し部72が読み出すべき部分領域とする。
垂直走査回路77bは、フレーム期間FT12に続くフレーム期間FT3において、フレーム期間FT2に記憶した画素位置に応じて、領域のうち次に選択すべき部分領域を選択する。垂直走査回路77bは、フレーム期間FT2に記憶した第1の画像信号に対する非読み出し行(図7に示す部分領域における一番下の非読み出し行)の次の非読み出し行(図7に示す部分領域における一番上の読み出し行)を選択する。垂直走査回路77bは、フレーム期間において、選択した部分領域RR3を、第2の読み出し部72が読み出すべき部分領域とする。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態に係る撮像素子314について、図8を用いて説明する。以下では、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明し、同様の部分の説明を省略する。
撮像素子314は、垂直走査回路77a、77b及び水平走査回路76a、76bに代えて、デコード信号生成部391、垂直選択回路392、水平選択回路395、及びカラムAD回路ブロック98を備える。
デコード信号生成部391は、タイミング生成部118(図1参照)から所定の信号を受けて、画素配列PAにおける所定の画素60をランダムアクセスするためのデコード信号(行デコード信号、列デコード信号)を生成する。デコード信号生成部391は、行デコード信号を垂直選択回路392へ供給し、列デコード信号を水平選択回路395へ供給する。
垂直選択回路392は、垂直デコーダ393及び垂直駆動回路394を含む。垂直デコーダ393は、行デコード信号をデコード信号生成部391から受け取り、行デコード信号を解読する。垂直デコーダ393は、解読した結果を垂直駆動回路394へ供給する。垂直駆動回路394は、その解読した結果に応じて、画素配列PAにおける所定の行の各画素へアクティブな転送信号φTX、リセット信号φRES、選択信号φSELを供給する。
水平選択回路395は、水平デコーダ396及び水平駆動回路397を含む。水平デコーダ396は、列デコード信号をデコード信号生成部391から受け取り、列デコード信号を解読する。水平デコーダ396は、解読した結果を水平駆動回路397へ供給する。水平駆動回路397は、その解読した結果に応じて、画素配列PAにおける所定の列の各画素に接続されたカラムAD回路98(j)(jは自然数)へアクティブな制御信号を供給する。
カラムAD回路ブロック98において、選択されたカラムAD回路98(j)は、画素から受け取った画像信号をA/D変換することにより画像データを生成し、その画像データを出力回路99へ供給する。
このようにして、画素配列PAにおける任意の画素60を選択することができる。
なお、第3の実施形態においては、垂直も水平も任意選択可能な撮像素子を例にあげたが、本発明はそれに限ったものではなく、例えば、垂直方向のみ任意選択が可能な構成であっても何ら問題はない。
また、第3の実施形態においては、出力にカラムAD回路を使用している例をあげたが、これに関しても、本発明を限定するものではないことを明示しておく。
本発明の実施形態に係る撮像装置の構成図。 撮像素子114の構成図(第1の実施形態)。 画素配列PAにおける単位画素60の回路構成図。 第1の読み出し部が読み出すべき領域の画素の動作を示すタイミングチャート。 第2の読み出し部が読み出すべき領域の画素の動作を示すタイミングチャート。 第1の実施形態に係る画素配列における領域を示す図。 第1の実施形態に係る画素配列における各行の画素の動作のタイミングを概念的に示す図。 1フレーム分のシェーディング成分のデータを生成する過程を示す図。 1フレーム分のシェーディング成分のデータを生成する過程を示す図。 1フレーム分のシェーディング成分のデータを生成する過程を示す図。 第2の実施形態における画素配列の各行の画素の動作タイミングを概念的に示す図。 撮像素子314の構成図(第3の実施形態)。
符号の説明
100 撮像装置
114 撮像素子
60 単位画素

Claims (10)

  1. 光電変換手段をそれぞれ含む複数の画素が行方向及び列方向に配列された画素配列と、
    各フレーム期間に前記画素配列から第1の画像信号を読み出す第1の読み出し手段と、
    前記各フレーム期間に光信号が前記光電変換手段から出力されない状態で前記画素配列の一部から信号を読み出す第2の読み出し手段と、
    前記第2の読み出し手段により読み出した信号を補間することにより、1フレーム分の第2の画像信号を生成する生成手段と、
    前記第1の読み出し手段により読み出した第1の画像信号を前記生成手段により生成された前記1フレーム分の第2の画像信号を用いて補正する補正手段とを備え、
    前記第1の読み出し手段が、複数のフレームにおいて前記第1の画像信号を読み出して動画を得た後に前記第1の画像信号を読み出して静止画を得、
    前記第2の読み出し手段は、各フレームにおいて異なる部分領域から信号を間引いて読み出し、
    前記補正手段は、前記第1の読み出し手段により得られた前記静止画を前記1フレーム分の第2の画像信号を用いて補正する
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 光電変換手段をそれぞれ含む複数の画素が行方向及び列方向に配列された画素配列と、
    各フレーム期間に前記画素配列から第1の画像信号を読み出す第1の読み出し手段と、
    前記各フレーム期間に光信号が前記光電変換手段から出力されない状態で前記画素配列の一部から信号を読み出す第2の読み出し手段と、
    前記第2の読み出し手段により読み出した信号を合成することにより、1フレーム分の第2の画像信号を生成する生成手段と、
    前記第1の読み出し手段により読み出した第1の画像信号を前記生成手段により生成された前記1フレーム分の第2の画像信号を用いて補正する補正手段とを備え、
    前記第1の読み出し手段が複数のフレームにおいて前記第1の画像信号を間引いて取得することにより動画を得た後に前記第1の読み出し手段が前記第1の画像信号を間引かずに取得することにより静止画を得、
    前記第2の読み出し手段は、各フレームにおいて異なる部分領域から信号を間引かずに読み出し、
    前記補正手段は、前記第1の読み出し手段により得られた前記静止画を前記1フレーム分の第2の画像信号を用いて補正する
    ことを特徴とする撮像装置。
  3. 前記各フレーム期間において、前記画素配列のうち前記第1の読み出し手段が読み出すべき領域と前記第2の読み出し手段が読み出すべき部分領域とを、予め決められた領域単位で連続して選択する選択手段を備え、
    前記選択手段は、前記第2の読み出し手段が読み出すべき前記部分領域をフレーム期間単位で順次に選択する
    ことを特徴とする請求項1または請求項に記載の撮像装置。
  4. 光電変換手段をそれぞれ含む複数の画素が行方向及び列方向に配列された画素配列と、
    各フレーム期間に前記画素配列から第1の画像信号を読み出す第1の読み出し手段と、
    前記各フレーム期間に光信号が前記光電変換手段から出力されない状態で前記画素配列の一部から信号を読み出す第2の読み出し手段と、
    前記第2の読み出し手段により読み出した信号を合成することにより、1フレーム分の第2の画像信号を生成する生成手段と、
    前記第1の読み出し手段により読み出した第1の画像信号を前記生成手段により生成された前記1フレーム分の第2の画像信号を用いて補正する補正手段と、
    前記各フレーム期間において、前記画素配列のうち前記第1の読み出し手段が読み出すべき領域と前記第2の読み出し手段が読み出すべき部分領域とを、予め決められた領域単位で連続して選択する選択手段とを備え、
    前記選択手段は、前記各フレーム期間において、前記第1の読み出し手段が読み出すべき領域と前記第2の読み出し手段が読み出すべき部分領域とをそれぞれ行単位で順次に選択し、第1のフレーム期間において、前記第2の読み出し手段が読み出すべき部分領域のうち最後に選択した画素位置を記憶し、前記第1のフレーム期間に続く第2のフレーム期間において、前記第1のフレーム期間において記憶した画素位置に応じて、前記次に選択すべき部分領域を選択し、選択した領域を、前記第2の読み出し手段が読み出すべき部分領域として選択し、
    前記第2の読み出し手段は、各フレームにおいて前記選択手段により選択された異なる部分領域の信号を読み出す
    ことを特徴とする撮像装置。
  5. 前記第2の読み出し手段は、前記各フレーム期間に含まれるフレームレート調整用の期間において、前記信号を読み出すことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 光電変換手段をそれぞれ含む複数の画素が行方向及び列方向に配列された画素配列を有する撮像装置の制御方法であって、
    各フレーム期間に前記画素配列から第1の画像信号を読み出す第1の読み出しステップと、
    前記各フレーム期間に光信号が前記光電変換手段から出力されない状態で前記画素配列の一部から信号を読み出す第2の読み出しステップと、
    前記第2の読み出しステップで読み出した信号を補間することにより、1フレーム分の第2の画像信号を生成する生成ステップと、
    前記第1の読み出しステップで読み出した前記第1の画像信号を前記生成ステップで生成された前記1フレーム分の第2の画像信号を用いて補正する補正ステップとを備え、
    前記第1の読み出しステップでは、複数のフレームにおいて前記第1の画像信号を読み出して動画を得た後に前記第1の画像信号を読み出して静止画を得、
    前記第2の読み出しステップでは、各フレームにおいて異なる部分領域から信号を間引いて読み出し、
    前記補正ステップでは、前記第1の読み出しステップで得られた前記静止画を前記1フレーム分の第2の画像信号を用いて補正する
    ことを特徴とする撮像装置の制御方法。
  7. 光電変換手段をそれぞれ含む複数の画素が行方向及び列方向に配列された画素配列を有する撮像装置の制御方法であって、
    各フレーム期間に前記画素配列から第1の画像信号を読み出す第1の読み出しステップと、
    前記各フレーム期間に光信号が前記光電変換手段から出力されない状態で前記画素配列の一部から信号を読み出す第2の読み出しステップと、
    前記第2の読み出しステップで読み出した信号を合成することにより、1フレーム分の第2の画像信号を生成する生成ステップと、
    前記第1の読み出しステップで読み出した前記第1の画像信号を前記生成ステップで生成された前記1フレーム分の第2の画像信号を用いて補正する補正ステップとを備え、
    前記第1の読み出しステップでは、複数のフレームにおいて前記第1の画像信号を間引いて取得することにより動画を得た後に前記第1の画像信号を間引かずに取得することにより静止画を得、
    前記第2の読み出しステップでは、各フレームにおいて異なる部分領域から信号を間引かずに読み出し、
    前記補正ステップでは、前記第1の読み出しステップで得られた前記静止画を前記1フレーム分の第2の画像信号を用いて補正する
    ことを特徴とする撮像装置の制御方法。
  8. 前記各フレーム期間において、前記画素配列のうち前記第1の読み出しステップで読み出すべき領域と前記第2の読み出しステップで読み出すべき部分領域とを、予め決められた領域単位で連続して選択する選択ステップを備え、
    前記選択ステップでは、前記第2の読み出しステップで読み出すべき前記部分領域をフレーム期間単位で順次に選択する
    ことを特徴とする請求項6または請求項7に記載の撮像装置の制御方法。
  9. 光電変換手段をそれぞれ含む複数の画素が行方向及び列方向に配列された画素配列を有する撮像装置の制御方法であって、
    各フレーム期間に前記画素配列から第1の画像信号を読み出す第1の読み出しステップと、
    前記各フレーム期間に光信号が前記光電変換手段から出力されない状態で前記画素配列の一部から信号を読み出す第2の読み出しステップと、
    前記第2の読み出しステップで読み出した信号を合成することにより、1フレーム分の第2の画像信号を生成する生成ステップと、
    前記第1の読み出しステップで読み出した前記第1の画像信号を前記生成ステップで生成された前記1フレーム分の第2の画像信号を用いて補正する補正ステップと、
    前記各フレーム期間において、前記画素配列のうち前記第1の読み出しステップで読み出すべき領域と前記第2の読み出しステップで読み出すべき部分領域とを、予め決められた領域単位で連続して選択する選択ステップとを備え、
    前記選択ステップでは、前記各フレーム期間において、前記第1の読み出しステップで読み出すべき領域と前記第2の読み出しステップで読み出すべき部分領域とをそれぞれ行単位で順次に選択し、第1のフレーム期間において、前記第2の読み出しステップで読み出すべき部分領域のうち最後に選択した画素位置を記憶し、前記第1のフレーム期間に続く第2のフレーム期間において、前記第1のフレーム期間において記憶した画素位置に応じて、前記次に選択すべき部分領域を選択し、選択した領域を、前記第2の読み出しステップで読み出すべき部分領域として選択し
    前記第2の読み出しステップでは、各フレームにおいて前記選択ステップで選択された異なる部分領域の信号を読み出す
    ことを特徴とする撮像装置の制御方法。
  10. 前記第2の読み出しステップでは、前記各フレーム期間に含まれるフレームレート調整用の期間において、前記信号を読み出すことを特徴とする請求項6乃至請求項9のいずれか1項に記載の撮像装置の制御方法。
JP2008051112A 2008-02-29 2008-02-29 撮像装置、及び撮像装置の制御方法 Expired - Fee Related JP5127510B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008051112A JP5127510B2 (ja) 2008-02-29 2008-02-29 撮像装置、及び撮像装置の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008051112A JP5127510B2 (ja) 2008-02-29 2008-02-29 撮像装置、及び撮像装置の制御方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2009212603A JP2009212603A (ja) 2009-09-17
JP2009212603A5 JP2009212603A5 (ja) 2011-04-14
JP5127510B2 true JP5127510B2 (ja) 2013-01-23

Family

ID=41185369

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008051112A Expired - Fee Related JP5127510B2 (ja) 2008-02-29 2008-02-29 撮像装置、及び撮像装置の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5127510B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014002333A1 (ja) * 2012-06-27 2014-01-03 パナソニック株式会社 固体撮像装置
JP7214454B2 (ja) * 2018-12-06 2023-01-30 キヤノン株式会社 光電変換素子及び撮像装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004007048A (ja) * 2002-05-30 2004-01-08 Minolta Co Ltd 撮像装置
JP2007166486A (ja) * 2005-12-16 2007-06-28 Victor Co Of Japan Ltd 固体撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009212603A (ja) 2009-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5739640B2 (ja) 撮像素子及び撮像装置
EP2938062B1 (en) Image capturing apparatus and method for controlling image capturing apparatus
JP6263035B2 (ja) 撮像装置
JP5835996B2 (ja) 撮像装置
US8390692B2 (en) Image pick up apparatus and image pick up method capable of reading signal charge for image display by newly performing exposure while reading signal charge for still image by simultaneous exposure of all pixels
JP5022758B2 (ja) 撮像装置、撮像システム及び撮像装置の駆動方法
JP6944846B2 (ja) 撮像装置、撮像装置の制御方法
WO2012164985A1 (ja) 撮像装置、撮像方法
JP2016219866A (ja) 撮像装置及び撮像装置の制御方法
JP4745851B2 (ja) 撮像装置
WO2011145342A1 (ja) 撮像装置
US11290648B2 (en) Image capture apparatus and control method thereof
JP5657184B2 (ja) 撮像装置及び信号処理方法
CN109474781B (zh) 摄像装置、摄像装置的控制方法、记录介质
JP6762710B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP2008219652A (ja) 撮像システム
JP5452269B2 (ja) 撮像装置
JP5127510B2 (ja) 撮像装置、及び撮像装置の制御方法
JP4926654B2 (ja) 撮像装置及び方法
JP2008118378A (ja) 撮影装置及びその駆動方法
JP4757223B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP5311927B2 (ja) 撮像装置、撮像方法
JP2019074640A (ja) 撮像装置及びその制御方法、並びにプログラム
JP5836673B2 (ja) 撮像装置、撮像装置の制御方法、及びコンピュータプログラム
JP5683985B2 (ja) 固体撮像装置および撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110225

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120706

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120713

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120911

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121001

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121030

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5127510

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151109

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees