JP4545581B2 - 車両用内装パネルおよびその製造方法 - Google Patents

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本発明は、車両用内装パネルおよびその製造方法に関するものである。本発明に係る車両用内装パネルはフロアパネル、ラゲッジボード、リアパーセルシェルフなど自動車の荷室等の蓋体パネル、棚板などとして用いられるものであり、表皮シートを一体に貼着したブロー成形製の中空二重壁パネルである。表皮シートは不織布等または樹脂シートに不織布を積層したものであり、樹脂シートは熱可塑性樹脂からなり立体模様が形成されている。
自動車用フロアパネルは、一般にパネルの下部に配置されたフロアボックスの蓋体として用いられ、区分けされたフロアボックスに対応して部分的な開閉が可能となるようフロアパネル自体を分割して複数形成するかまたは複数のフロアパネルをヒンジを介して一体に形成することがなされていた。さらに、フロアパネルの表壁には不織布からなる表皮シートが一体に溶着されたものが用いられていたが、近年自動車の荷室等の活用方法が多様化してきており、従来の不織布を貼着したパネルの他にシボ模様等の立体模様が施された樹脂シートを一体に溶着したパネルなどが要望されるようになってきた。
例えば、特開平9−39078号公報には、布張り中空成形品(パネル)の表壁に表皮シート、発泡体、繊維シートの3層構造の装飾布をブロー成形時に一体に貼着させたものであって、繊維シートが目付重量50〜250g/mの不織布であることが記載されている。特開平9−39079号公報には、布張り中空成形品(パネル)の表壁に樹脂シートと繊維シートを接着した表皮シートをブロー成形時に一体に貼着させたものであって、樹脂シートは引張弾性率が3000〜12000kg/cmのポリプロピレンまたはPET樹脂であることが記載されている。特開昭62−255117公報には、ブロー成形時に被覆層(表皮シート)を加熱して一体に貼着する成形方法に関し、表皮シートは軟質PVCに不織布を接着させたもので、金型の凹凸模様を転写させることが記載されている。さらに、ブロー成形持にパリソンの一部を圧縮薄肉化して凹溝を有するヒンジ部を形成することが特開2001−277342公報および特開2004−74660公報にそれぞれ記載されており、表皮シートの接着強度を向上させる観点より表皮シートとパリソンの間に不織布を介在させることが記載されている。
特開平9−39078号公報 特開平9−39079号公報 特開昭62−255117公報 特開2001−277342公報 特開2004−74660公報
ところで、表皮シートの末端およびヒンジ部分においてはパネルとの剥離が生じやすいという問題がある。ブロー成形時に樹脂シートをパリソンに一体に貼着させる場合、樹脂シートとパリソンの間にエアが溜まるのを防止するためおよび樹脂シートとパリソンの接着強度を向上させるために樹脂シートは発泡体や不織布等を介在させたものを用いるが、特に樹脂シートの末端およびヒンジ部分においては未だ接着強度が充分でなく、樹脂シートの剥がれおよび浮き上がり等を防止するために樹脂シート末端をスライド金型を用いてパネルの裏面に巻き込み一体に成形したり、ヒンジ部分に表皮シート側から広い幅の凹部を形成して接着面積を広くするなどの対策が必要であった。
さらに、金型のキャビティ面に形成したシボ模様またはエンボスパターンなどの立体模様を表皮シートに転写させて表皮シートの表面に立体模様を現出させる場合にあっては、表壁に凹部を形成すると平坦部分との関係で転写性にムラが生じ、シボ模様などの立体模様が部分的に転写が不充分でダレたり、潰れたりして外観が低下する問題があった。
そこで本発明は、中空二重壁構造のパネルの表壁と裏壁を繋ぐ周囲壁に、略直線状の部分とヒンジ部近傍において表壁側へ近接した部分からなるパーティングラインを形成し、前記周囲壁に形成されたパーティングラインより表壁側寄りの部分には、その略全周にわたって段部が形成して、表皮シートの末端を周囲壁に形成されたパーティングラインに沿って前記段部に貼着することにより、表壁には不要な凹部が形成されることなく略平坦な面を得ることができるとともに表皮シートの末端が強固に固着されて剥がれが生じず、また、パーティングラインに段部を併設することで表皮シート末端の過度な引き延ばしによるシワ、破れ等が生じることなく強固に固着され、さらにパーティングラインを形成する分割金型の型割面がヒンジ部に対応する位置においていわゆるクセ割によって表壁側に近接した位置に形成されているため表皮シートの末端は強固に固着され、ヒンジ部の動きによるシート末端の剥がれが防止されるとともに、表壁が略平坦に形成されるため表皮シートの表面に立体模様を転写させた場合であっても転写性のムラが生じず外観の良好な車両用内装パネルおよびその製造方法を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するための本発明の請求項1に係る車両用内装パネルは、間隔をおいて相対する表壁および裏壁を有する中空二重壁構造の車両用内装パネルであって、前記車両用内装パネルは裏壁の一部を表壁に向けて突出させて表壁の裏面に一体に溶着された中空部を隔離する直線状のヒンジ部を有し、表壁と裏壁を繋ぐ周囲壁にはパーティングラインが形成され、前記パーティングラインは略直線状の部分とヒンジ部近傍において表壁側へ近接した部分からなり、前記周囲壁に形成されたパーティングラインより表壁側寄りの部分には、その略全周にわたって段部が形成されており、前記表壁には表皮シートが一体に貼着され、その表皮シートの末端が周囲壁に形成される前記パーティングラインに沿って前記段部に固着されていることを特徴とするものである。
本発明の請求項2に係る車両用内装パネルは、間隔をおいて相対する表壁および裏壁を有する中空二重壁構造の車両用内装パネルであって、前記車両用内装パネルは裏壁の一部を表壁に向けて突出させて表壁の裏面に一体に溶着された中空部を隔離する直線状のヒンジ部を有し、表壁と裏壁を繋ぐ周囲壁にはパーティングラインが形成され、前記パーティングラインは略直線状の部分とヒンジ部近傍において表壁側へ近接した部分からなり、前記周囲壁に形成されたパーティングラインより表壁側寄りの部分には、その略全周にわたって段部が形成されており、前記表壁には樹脂シートに目付重量が250g/m以下の不織布を接着した表皮シートが一体に貼着され、その表皮シートの末端が周囲壁に形成される前記パーティングラインに沿って前記段部に固着されるとともに、樹脂シートの表面には立体模様が現出されていることを特徴とするものである。
本発明の請求項3に係る車両用内装パネルは、請求項1または2記載の構成において、表壁は略平坦に形成されており、ヒンジ部は表壁と略同一面に形成されていることを特徴とするものである。
本発明の請求項4に係る車両用内装パネルは、請求項1、2または3記載の構成において、表壁および裏壁との間には裏壁の一部を表壁に向けて突出させて表壁の裏面に一体に溶着し、かつその突出部分の両側面を互いに溶着一体とした板状構造のインナーリブが形成されており、複数のインナーリブがヒンジ部と略平行に形成されていることを特徴とするものである。
本発明の請求項に係る車両用内装パネルは、請求項1、2、3または4記載の構成において、車両用内装パネルはその平均厚さが25.0mm以下に形成されており、パーティングラインの略直線状の部分が表壁と裏壁の周囲をつなぐ周囲壁において表壁面からパネルの平均厚さの5〜65%の範囲内または表壁面より平均3〜18mmの範囲内に形成されており、周囲壁の段部から表壁を繋ぐ部分が緩やかな曲面を有していることを特徴とするものである。
本発明の請求項に係る車両用内装パネルは、請求項2、3、4または記載の構成において、表皮シートはブロー成形時に一体に貼着されるとともに、金型に押圧されることによりキャビティ面の模様を樹脂シートの表面に転写した立体模様を有することを特徴とするものである。
本発明の請求項に係る車両用内装パネルは、請求項1、2、3、4、5または記載の構成において、表皮シートは100℃における引張弾性率が500kg/cm未満であり、100℃における引張降伏点強度が50kg/cm以下であることを特徴とするものである。
本発明の請求項に係る車両用内装パネルは、請求項1、2、3、4、5または記載の構成において、表皮シートは100℃における引張弾性率が500kg/cm未満であり、100℃における引張降伏点強度が50kg/cm以下であることを特徴とするものである。
本発明の請求項に係る車両用内装パネルの製造方法は、一方の金型と他方の金型からなる一対の分割金型を用いて熱可塑性プラスチックからなる中空二重壁構造の車両用内装パネルをブロー成形により製造する方法であって、一方の金型は一方のキャビティおよび略直線状のピンチオフ形成部と前記キャビティ面に近接したピンチオフ形成部からなる型割面を有し、他方の金型はヒンジ形成部を有する他方のキャビティおよび略直線状のピンチオフ形成部と前記一方の金型のキャビティ面に近接したピンチオフ形成部に対応したピンチオフ形成部からなる型割面を有し、前記一対の分割金型の一方のキャビティにはピンチオフ形成部に沿ってキャビティの全周に段部形成部を有しており、一方の金型と他方の金型との間に熱可塑性プラスチックからなるパリソンを垂下、前記パリソンと一方の金型との間に表皮シートを配置して型締めして前記型割面に対応したパーティングラインを形成するとともに、他方の金型に設けたヒンジ形成部によりパリソンの一部を一体に溶着させ、次いでパリソン内に圧力流体を導入してブロー圧により中空部を隔離するヒンジ部を形成するとともに、パリソンをキャビティ面に押圧させて表皮シートの末端をパーティングラインに沿って前記段部形成部により形成される段部に一体に貼着させることを特徴とするものである。
本発明の請求項10に係る車両用内装パネルの製造方法は、一方の金型と他方の金型からなる一対の分割金型を用いて熱可塑性プラスチックからなる中空二重壁構造の車両用内装パネルをブロー成形により製造する方法であって、一方の金型は立体形状転写面を有する一方のキャビティおよび略直線状のピンチオフ形成部と前記キャビティ面に近接したピンチオフ形成部からなる型割面を有し、他方の金型はヒンジ形成部を有する他方のキャビティおよび略直線状のピンチオフ形成部と前記一方の金型のキャビティ面に近接したピンチオフ形成部に対応したピンチオフ形成部からなる型割面を有し、前記一対の分割金型の一方のキャビティにはピンチオフ形成部に沿ってキャビティの全周に段部形成部を有しており、一方の金型と他方の金型との間に熱可塑性プラスチックからなるパリソンを垂下、前記パリソンと一方の金型との間に表皮シートを配置して型締めして前記型割面に対応したパーティングラインを形成するとともに、他方の金型に設けたヒンジ形成部によりパリソンの一部を一体に溶着させ、次いでパリソン内に圧力流体を導入してブロー圧により中空部を隔離するヒンジ部を形成するとともに、表皮シートを一方のキャビティに押圧させて立体形状転写面に対応した立体模様を表皮シートの表面に転写させ、表皮シートの末端をパーティングラインに沿って前記段部形成部により形成される段部に一体に貼着させることを特徴とするものである。
本発明の請求項11に係る車両用内装パネルの製造方法は、請求項または10記載の方法において、他方のキャビティにはヒンジ形成部と略平行に複数の進退自在なスライドコアを有し、一方の金型と他方の金型との間に熱可塑性プラスチックからなるパリソンを垂下するとともに、前記パリソンと一方の金型との間に表皮シートを配置して型締めして型割面に対応したパーティングラインを形成し、他方の金型に設けたヒンジ形成部およびスライドコアによりパリソンの一部をそれぞれ一体に溶着させ、次いでスライドコアをキャビティ面まで後退させるとともに周囲壁のピンチオフ形成部近傍より吹込みピンを突き刺し、パリソン内に圧力流体を導入してブロー圧により中空部を隔離するヒンジ部および表壁と裏壁を繋ぐ板状のインナーリブを形成することを特徴とするものである。
本発明の請求項12に係る車両用内装パネルの製造方法は、請求項または10記載の方法において、表皮シートは100℃における引張降伏点強度が50kg/cm以下であって、貫通孔を有しない樹脂シートに目付重量が250g/m以下の不織布を接着した2層構造からなり、不織布が接着された側をパリソンに対向するように配置することを特徴とするものである。
本発明の請求項13に係る車両用内装パネルの製造方法は、請求項1011または12記載の方法において、表皮シートは分割金型の一方のキャビティとパリソンの間に配置され、加熱工程により軟化させることなく型締めすることを特徴とするものである。
本発明によれば、中空二重壁構造のパネルの表壁と裏壁を繋ぐ周囲壁に、略直線状の部分とヒンジ部近傍において表壁側へ近接した部分からなるパーティングラインを形成し、前記周囲壁に形成されたパーティングラインより表壁側寄りの部分には、その略全周にわたって段部が形成して、表皮シートの末端を周囲壁に形成されたパーティングラインに沿って前記段部に貼着することにより、表壁には不要な凹部が形成されることなく略平坦な面を得ることができるとともに表皮シートの末端が強固に固着されて剥がれが生じず、また、パーティングラインに段部を併設することで表皮シート末端の過度な引き延ばしによるシワ、破れ等が生じることなく強固に固着され、さらにパーティングラインを形成する分割金型の型割面がヒンジ部に対応する位置においていわゆるクセ割によって表壁側に近接した位置に形成されているため表皮シートの末端は強固に固着され、ヒンジ部の動きによるシート末端の剥がれが防止されるとともに、表壁が略平坦に形成されるため表皮シートの表面に立体模様を転写させた場合であっても転写性のムラが生じず外観の良好な車両用内装パネルを得ることができる。
図1は本発明に係る車両用内装パネルの斜視図、図2はその一部の詳細斜視図、図3は同上断面図、図4は同上詳細断面図、図5は本発明に係る車両用内装パネルの一例であるフロアパネルを自動車に装備した態様を示す斜視図である。
図1ないし図4において、1は車両用内装パネルである。この車両用内装パネル1は、熱可塑性樹脂をブロー成形した中空二重壁構造のものであって、間隔をおいて相対する表壁2および裏壁3を有し、表壁2と裏壁3との間に中空部4を形成する周囲壁5を有しており、表壁2および裏壁3との間には裏壁3の一部を表壁に向けて突出させてその先端を表壁2の裏面に一体に溶着し、かつその突出部分の両側面を互いに溶着一体とした構造のインナーリブ6が形成されている。
インナーリブ6は、裏壁の一部が突出して引き伸ばされ、その壁面が折り畳まれて二枚分の壁面が一体に溶着した板状の構造を有しており、外観には折れ肉による一本の筋のみ現出され、凹みなどの形状が現れない。また、インナーリブ6はヒンジ部7と平行して複数形成されており、ヒンジ部7と平行して伸びるインナーリブ6の両端は周囲壁5と間隔を空けて形成されていて、中空部4はヒンジ部7のみによって隔離され、インナーリブ6によっては隔離されていないため、ブロー成形時に加圧流体がインナーリブ6によって阻害されることなく連通した中空部4に充満される。
前記車両用内装パネル1は、裏壁3の一部を表壁2に向けて突出させて表壁2の裏面3に一体に溶着された中空部4を隔離する直線状のヒンジ部7を有しており、表壁2と裏壁3を繋ぐ前記周囲壁5にはパーティングライン8が形成されている。ヒンジ部7は表壁2と裏壁3を溶着させた直線状の薄肉の単壁構造であり、ヒンジ部7を介してパネルの一部を開閉自在とすることができる。さらに、パーティングライン8は略直線状の部分8aとヒンジ部7の近傍において表壁2側へ近接した部分8bからなっている。表壁2は略平坦に形成されており、ヒンジ部7は表壁2と略同一面に形成されている。これにより、ヒンジ部7に対応する位置の表壁2には凹溝などの凹みがなく、車両用内装パネル1の上に荷物等を載置した場合にガタツキや引っ掛かり等が生じることがないうえ、金型により立体模様を転写する際に立体模様が伸びやムラ等の変形が生じることなく外観の良好な車両用内装パネル1を得ることができる。
表壁2には表皮シート9が一体に貼着されており、表皮シート9は、天然繊維、再生繊維、半合成繊維、合成繊維およびこれらのブレンドからなる繊維を加工して得られる編物、織物、不織布、またはポリ塩化ビニル(PVC)、熱可塑性ポリウレタンエラストマー(TPU)または熱可塑性ポリオレフィンエラストマー(TPO)などの熱可塑性エラストマー(TPE)、ポリエチレンポリオレフィン系樹脂などの熱可塑性樹脂からなる樹脂シートおよびこれらの積層シートから適宜選択可能である。
表皮シート9は樹脂シートに目付重量が250g/m以下の不織布を接着した2層構造からなるものが特に好適であり、100℃における引張弾性率が500kg/cm未満であり、好ましくは300kg/cm未満である。また、100℃における引張降伏点強度が50kg/cm以下であり、好ましくは30kg/cm以下である。ここで、引張弾性率および引張降伏点強度(引張降伏強さ)についてはJIS−K−7113に準拠して測定される。試験片は2号試験片を用い、試験速度は50mm/minで行う。ただし、環境温度を100℃として試験片の温度が安定した後に測定を行った。樹脂シートの表面には立体模様10が現出されている。表皮シート9はブロー成形時に表壁2に対して一体に貼着されるとともに、立体模様10は金型に押圧されることによりキャビティ面の模様を樹脂シートの表面に転写される。表皮シート9を構成する樹脂シートはオレフィン系エラストマーが好適であり、貫通孔が形成されていないものである。
前記周囲壁5に形成されたパーティングライン8より表壁側2寄りの部分には、その略全周にわたって段部11が形成されており、表皮シート9の末端が前記段部11に沿って固着されている。
車両用内装パネル1は、図4に示すように、その平均厚さ(a)が25.0mm以下に形成されており、表壁2と裏壁3の周囲を繋ぐ周囲壁5において表壁2面からパネルの平均厚さの35%の範囲内または表壁2面から8.0mm以下の厚さの範囲内(b)にパーティングライン8が形成されており、周囲壁5に形成されたパーティングライン8より表壁2側寄りの部分の略全周にわたっている段部11の幅は(c)であるが、その幅(c)は表皮シート9の末端の固着に要する略最小限の幅に形成される。具体的には段部11の幅(c)が0.5〜10.0mmの範囲で周囲壁5の略全周にわたって形成される。0.5mm未満であると表皮シート末端の接着強度が不充分となり、10.0mmより大きくするとパネルの外観上好ましくない。また、周囲壁5のうち表壁2面から段部11までの間の部分は緩やかな曲面を有しており、表皮シートがブロー成形時に不要に引き伸ばされるのを防止することができる。インナーリブ6を形成した部位に対応する裏壁3の表面には、パネルの壁面の厚さより浅い凹溝12が形成される。
図1ないし図4に例示する車両用内装パネル1は、自動車のフロアパネル13であって、このフロアパネル13は、図5に示すように、自動車14の荷室15内に装備される。
車両用内装パネル1を構成する熱可塑性樹脂は、ブロー成形が可能なものであればよく、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル樹脂、ABS樹脂(アクリロニトリル−スチレン−ブタジエン樹脂)、ポリアミド樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、変性ポリフェニレンエーテル等のエンジニアリング・プラスチックなどが好適であり、適宜にガラス繊維、カーボンファイバー、炭酸カルシウム、タルク、マイカなどの充填材を添加することができる。
本発明に係る車両用内装パネル1は、図6ないし図8に示す態様の貼り合せブロー成形方法によりブロー成形される。図6は表皮付きブロー成形品のブロー成形態様を示す断面図、図7は図6の一部拡大断面図、図8は型閉め後ブロー成形を完了した態様を示す一部拡大断面図である。
図6ないし図8において、16,17は一対の分割金型であり、その一方の金型16のキャビティは、樹脂シート9の表面に形成する立体模様10を転写するための立体形状転写面18をなしている。他方の金型17にはインナーリブ6を形成するためのスライドコア19を設けてある。一方の金型16は略直線状のピンチオフ形成部20と前記キャビティ面に近接したピンチオフ形成部21からなる型割面22を有しており、他方の金型17は、ヒンジ形成部23を有する他方の金型17のキャビティおよび略直線状のピンチオフ形成部20と前記一方の金型16のキャビティ面に近接したピンチオフ形成部21に対応したピンチオフ形成部24からなる型割面25を有している。26は押出ヘッド、27はパリソン、28は段部形成部である。
車両用内装パネル1をブロー成形するにあたっては、一方の金型16と他方の金型17との間に熱可塑性プラスチックからなるパリソン27を垂下するとともに、前記パリソン27と一方の金型16との間に表皮シート9を配置する。表皮シート9は、100℃における引張降伏点強度が50kg/cm以下であって、貫通孔を有しない樹脂シートに目付重量が250g/m以下の不織布を接着した2層構造からなり、不織布が接着された側をパリソン27に対向するように配置する。次いで型締めして前記型割面22,25に対応したパーティングライン8を形成するとともに、他方の金型17に設けたヒンジ形成部23および前進させたスライドコア19によりパリソン26の一部を一体に溶着させる。次いでスライドコア19を後退させるとともにパリソン27内に圧力流体を導入してブロー圧によりパリソン27をキャビティ面に押圧し、中空部4を隔離するヒンジ部7およびインナーリブ6を形成するとともに、表皮シート9を一方の金型16のキャビティに押圧させて立体形状転写面に対応した立体模様10を表皮シート9の表面に転写させ、表皮シート9の末端を段部形成部28によりパーティングライン8に沿って形成される段部11に一体に貼着させる。ここで、表皮シート9は一方の金型16のキャビティとパリソン27との間に配置され、加熱工程により軟化させることなく型締めされる。またパリソン27を分割金型間に垂下させた後、型締め前にはパリソン内にプリブローによる加圧流体を導入することが成形上好ましい。
上記車両用内装パネル1は、図示のように、押出ヘッド26より押し出された円筒状のパリソン26を用いた所謂ダイレクトブロー成形により製造する例を示したが、これに代えて所謂シートブロー成形により、予め成形したオレフィン系樹脂シートを金型間に配置および加熱溶融させてブロー成形を行うものまたは溶融押出されたシート状パリソンを用いるものであっても好適に成形することが可能である。
本発明によれば、中空二重壁構造のパネルの表壁2と裏壁3を繋ぐ周囲壁5に、略直線状の部分8aとヒンジ部7の近傍において表壁2側へ近接した部分8bからなるパーティングライン8を形成して、表皮シート9の末端を周囲壁5に形成されたパーティングライン8に沿って段部11に貼着しているので、表壁には不要な凹部が形成されることなく略平坦な面を得ることができるとともに表皮シートの末端が強固に固着されて剥がれが生じない。そして、パーティングラインに段部11を併設することで表皮シート9はその末端に過度な引き延ばしによるシワ、破れ等生じさせることなく強固に固着される。また、パーティングライン8を形成する分割金型の型割面22がヒンジ部7に対応する位置においていわゆるクセ割によって表壁2側に近接した位置に形成されているため、表皮シート9の末端は強固に固着され、ヒンジ部の動きによる表皮シート9の末端の剥がれが防止される。そのうえ表壁2が略平坦に形成されるため表皮シート9の表面に立体模様10を転写させた場合であっても転写性のムラが生じず外観の良好な車両用内装パネル1を得ることができる。
本発明に係る車両用内装パネルの斜視図である。 同上一部の詳細斜視図である。 同上断面図である。 図3の一部詳細断面図である。 本発明に係る車両用内装パネルの一例であるフロアパネルを自動車に装備した態様を示す斜視図である。 表皮付きブロー成形品のブロー成形態様を示す断面図である。 図6の一部拡大断面図である。 型閉め後ブロー成形を完了した態様を示す一部拡大断面図である。
1 車両用内装パネル
2 表壁
3 裏壁
4 中空部
5 周囲壁
6 インナーリブ
7 ヒンジ部
8 パーティングライン
8a 略直線状の部分
8b ヒンジ部の近傍において表壁側へ近接した部分
9 表皮シート
10 立体模様
11 段部
12 凹溝
13 フロアパネル
14 自動車
15 荷室
16,17 分割金型
18 立体形状転写面
19 スライドコア
20 略直線状のピンチオフ形成部
21 キャビティ面に近接したピンチオフ形成部
22 型割面
23 ヒンジ形成部
24 ピンチオフ形成部
25 型割面
26 押出ヘッド
27 パリソン
28 段部形成部
a 車両用内装パネルの平均厚さ
b 側壁において表壁面からのパネルの平均厚さ
c 段部の幅

Claims (13)

  1. 間隔をおいて相対する表壁および裏壁を有する中空二重壁構造の車両用内装パネルであって、
    前記車両用内装パネルは裏壁の一部を表壁に向けて突出させて表壁の裏面に一体に溶着された中空部を隔離する直線状のヒンジ部を有し、
    表壁と裏壁を繋ぐ周囲壁にはパーティングラインが形成され、
    前記パーティングラインは略直線状の部分とヒンジ部近傍において表壁側へ近接した部分からなり、
    前記周囲壁に形成されたパーティングラインより表壁側寄りの部分には、その略全周にわたって段部が形成されており、
    前記表壁には表皮シートが一体に貼着され、その表皮シートの末端が周囲壁に形成される前記パーティングラインに沿って前記段部に固着されている
    ことを特徴とする車両用内装パネル。
  2. 間隔をおいて相対する表壁および裏壁を有する中空二重壁構造の車両用内装パネルであって、
    前記車両用内装パネルは裏壁の一部を表壁に向けて突出させて表壁の裏面に一体に溶着された中空部を隔離する直線状のヒンジ部を有し、
    表壁と裏壁を繋ぐ周囲壁にはパーティングラインが形成され、
    前記パーティングラインは略直線状の部分とヒンジ部近傍において表壁側へ近接した部分からなり、
    前記周囲壁に形成されたパーティングラインより表壁側寄りの部分には、その略全周にわたって段部が形成されており、
    前記表壁には樹脂シートに目付重量が250g/m以下の不織布を接着した表皮シートが一体に貼着され、その表皮シートの末端が周囲壁に形成される前記パーティングラインに沿って前記段部に固着されるとともに、
    樹脂シートの表面には立体模様が現出されている
    ことを特徴とする車両用内装パネル。
  3. 表壁は略平坦に形成されており、ヒンジ部は表壁と略同一面に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の車両用内装パネル。
  4. 表壁および裏壁との間には裏壁の一部を表壁に向けて突出させて表壁の裏面に一体に溶着し、かつその突出部分の両側面を互いに溶着一体とした板状構造のインナーリブが形成されており、複数のインナーリブがヒンジ部と略平行に形成されていることを特徴とする請求項1、2または3記載の車両用内装パネル。
  5. 車両用内装パネルはその平均厚さが25.0mm以下に形成されており、パーティングラインの略直線状の部分が表壁と裏壁の周囲をつなぐ周囲壁において表壁面からパネルの平均厚さの5〜65%の範囲内または表壁面より平均3〜18mmの範囲内に形成されており、周囲壁の段部から表壁を繋ぐ部分が緩やかな曲面を有していることを特徴とする請求項1、2、3または4記載の車両用内装パネル。
  6. 表皮シートはブロー成形時に一体に貼着されるとともに、金型に押圧されることによりキャビティ面の模様を樹脂シートの表面に転写した立体模様を有することを特徴とする請求項2、3、4または記載の車両用内装パネル。
  7. 表皮シートは100℃における引張弾性率が500kg/cm未満であり、100℃における引張降伏点強度が50kg/cm以下であることを特徴とする請求項1、2、3、4、5または記載の車両用内装パネル。
  8. 表皮シートはオレフィン系エラストマーからなり、貫通孔が形成されていないことを特徴とする請求項記載の車両用内装パネル。
  9. 一方の金型と他方の金型からなる一対の分割金型を用いて熱可塑性プラスチックからなる中空二重壁構造の車両用内装パネルをブロー成形により製造する方法であって、
    一方の金型は一方のキャビティおよび略直線状のピンチオフ形成部と前記キャビティ面に近接したピンチオフ形成部からなる型割面を有し、
    他方の金型はヒンジ形成部を有する他方のキャビティおよび略直線状のピンチオフ形成部と前記一方の金型のキャビティ面に近接したピンチオフ形成部に対応したピンチオフ形成部からなる型割面を有し、
    前記一対の分割金型の一方のキャビティにはピンチオフ形成部に沿ってキャビティの全周に段部形成部を有しており、
    一方の金型と他方の金型との間に熱可塑性プラスチックからなるパリソンを垂下、前記パリソンと一方の金型との間に表皮シートを配置して型締めして前記型割面に対応したパーティングラインを形成するとともに、他方の金型に設けたヒンジ形成部によりパリソンの一部を一体に溶着させ、
    次いでパリソン内に圧力流体を導入してブロー圧により中空部を隔離するヒンジ部を形成するとともに、パリソンをキャビティ面に押圧させて表皮シートの末端をパーティングラインに沿って前記段部形成部により形成される段部に一体に貼着させる
    ことを特徴とする車両用内装パネルの製造方法。
  10. 一方の金型と他方の金型からなる一対の分割金型を用いて熱可塑性プラスチックからなる中空二重壁構造の車両用内装パネルをブロー成形により製造する方法であって、
    一方の金型は立体形状転写面を有する一方のキャビティおよび略直線状のピンチオフ形成部と前記キャビティ面に近接したピンチオフ形成部からなる型割面を有し、
    他方の金型はヒンジ形成部を有する他方のキャビティおよび略直線状のピンチオフ形成部と前記一方の金型のキャビティ面に近接したピンチオフ形成部に対応したピンチオフ形成部からなる型割面を有し、
    前記一対の分割金型の一方のキャビティにはピンチオフ形成部に沿ってキャビティの全周に段部形成部を有しており、
    一方の金型と他方の金型との間に熱可塑性プラスチックからなるパリソンを垂下、前記パリソンと一方の金型との間に表皮シートを配置して型締めして前記型割面に対応したパーティングラインを形成するとともに、他方の金型に設けたヒンジ形成部によりパリソンの一部を一体に溶着させ、
    次いでパリソン内に圧力流体を導入してブロー圧により中空部を隔離するヒンジ部を形成するとともに、表皮シートを一方のキャビティに押圧させて立体形状転写面に対応した立体模様を表皮シートの表面に転写させ、表皮シートの末端をパーティングラインに沿って前記段部形成部により形成される段部に一体に貼着させる
    ことを特徴とする車両用内装パネルの製造方法。
  11. 他方のキャビティにはヒンジ形成部と略平行に複数の進退自在なスライドコアを有し、一方の金型と他方の金型との間に熱可塑性プラスチックからなるパリソンを垂下するとともに、前記パリソンと一方の金型との間に表皮シートを配置して型締めして型割面に対応したパーティングラインを形成し、他方の金型に設けたヒンジ形成部およびスライドコアによりパリソンの一部をそれぞれ一体に溶着させ、次いでスライドコアをキャビティ面まで後退させるとともに周囲壁のピンチオフ形成部近傍より吹込みピンを突き刺し、パリソン内に圧力流体を導入してブロー圧により中空部を隔離するヒンジ部および表壁と裏壁を繋ぐ板状のインナーリブを形成することを特徴とする請求項または10記載の車両用内装パネルの製造方法。
  12. 表皮シートは100℃における引張降伏点強度が50kg/cm以下であって、貫通孔を有しない樹脂シートに目付重量が250g/m以下の不織布を接着した2層構造からなり、不織布が接着された側をパリソンに対向するように配置することを特徴とする請求項または10記載の車両用内装パネルの製造方法。
  13. 表皮シートは分割金型の一方のキャビティとパリソンの間に配置され、加熱工程により軟化させることなく型締めすることを特徴とする請求項1011または12記載の車両用内装パネルの製造方法。
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