JP4541499B2 - エレベータかごドア装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はエレベータかごドア装置に関し、特にダイレクトドライブ型のエレベータかごドア装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
特公平7―102953号公報に記載されている従来のダイレクトドライブ型のエレベータかごドア装置は、かごの上部の桁上に設けられたドアモータにより減速装置を介してドアハンガーの連結された駆動ベルトを駆動してドアを開閉するものであり、かごドア装置の高さを駆動ベルトの高さ以内に抑えることができる。特開平2−81888号公報に記載されている従来のエレベータかごドア装置では、ドアモータがかごに固定されたドアフレームに取り付けられており、かごドア装置の高さを駆動ベルトとほぼ同じ高さに抑えることができる。これらのエレベータ装置に於いては、かご天井の上方にドアモータが配置されているためかご天井の高さ制限を受ける。
【0003】
図11および図12に示すエレベータかごドア装置は、特願平11−373832号(特開平2001―187681号)に記載されているものであって、ドアフレームに取り付けたドアモータの軸方向寸法を小さくしてかごドア装置をかごの側部に配置し、かご天井の高さをかごドア装置よりも高くできるようにされている。即ち、これらの図に於いて、かご本体1のかご出入り口2上方にはかご天井3が設けられており、かご出入口2の上方にはかご出入口2の間口方向(幅方向)に沿って延びたドアフレーム4が支持部材5により固定されている。また、ドアフレーム4上には、かご出入口2を閉じる閉位置およびかご出入口2を開く開位置間でドアフレーム4に沿って移動し得る2枚のかごの戸6と、ドアフレーム4に取り付けられて、かごの戸6を閉位置および開位置間で駆動するドア駆動装置7とが設けられている。
【0004】
ドアフレーム4上にはドアフレーム4の長手方向に水平にドアレール8が設けられていて、その上にかごの戸6に固定されたドアハンガー9の上端部に設けたローラ10が乗っており、2枚のかごの戸6がドアフレーム4に沿ってドアレール8に案内されて水平方向に移動して、開位置あるいは閉位置となり得るようにされている。ドア駆動装置7は、ドアフレーム4の長手方向一端部に設けられたドアモータ11と、ドアモータ11によって駆動される駆動プーリー12と、ドアフレーム4の長手方向他端に設けられて駆動プーリー12に対応する従動プーリー13と、これらプーリー12および13間に掛け回されたVベルト等のドアベルト14と、一端がドアベルト14の上部走行部15に連結され、他端が図11で右側のドアハンガー9の上端に連結されたベルト掴み16と、一端がドアベルト14の下部走行部17に連結され、他端が図1で右側のドアハンガー9の上端に連結されたベルト掴み18とを備えている。
【0005】
図11に示すようにかごの戸6が閉位置にあるときにドアモータ11を図11で反時計方向に回転させれば、駆動プーリー12によりドアベルト14および従動プーリー13が反時計方向に駆動され、上部走行部15にドア掴み16により連結された図1で左側のかごの戸6が左に移動させられ、下部走行部17ドア掴み18より連結された図11で右側のかごの戸6が右に移動させられ、かごの戸6は開位置に移動してかご出入口2が開く。
【0006】
このようなエレベータかごドア装置に於いては、ドアモータ11を含むドア駆動装置7が小型化されてドアフレーム3からはみ出さないように取り付けられており、かごドア装置がかご1の側部に配置されている。このため、図11および図12に示すようにかごドア装置の高さに拘わらずかご天井3の高さをかごドア装置よりも任意の高さHだけ高くすることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
図11および図12に示すようなエレベータかごドア装置を用いたエレベータ装置に於いて、かごドア装置の保守点検が必要になった場合には、作業員がかご天井3の上から手を下方に延ばしてエレベータかごドア装置に作業を行うことができる。しかしながら、このようなエレベータかごドア装置を採用したエレベータ装置に於いては、かご天井3をHで示す如く高くできるのが大きな利点の一つであるが、この高さHのために同時にかご天井3から下方に延ばした作業員の手が作業をすべき部位に届かなくなってしまうという不都合も生ずる。
【0008】
一方、かご天井3のドア装置よりも上方の高さHの大きさに拘わらず、乗り場入り口から作業員が手を延して保守点検をする場合には、乗り場入り口の開口(三方枠)よりも横方向に外側の部分には手が届かず保守点検が極めて困難であった。
【0009】
従って、この発明の課題は上述のような従来のエレベータかごドア装置の問題点を解消することであり、保守点検時に手が届かない部分が無いようにした安全で保守点検の容易なエレベータかごドア装置を得ることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明によれば、上述の課題を解決するための手段は次の通りである。
(1)かご出入口の上方でかご本体に取付られ、上記かご出入口の間口方向に沿って延びたドアフレームと、上記ドアフレームに支持され、上記かご出入口を閉じる閉位置および上記かご出入口を開く開位置間で上記ドアフレームに沿って移動し得るかごの戸と、上記ドアフレームに取り付けられて、上記かごの戸を上記閉位置および上記開位置間で駆動するドア駆動装置と、上記ドアフレームを、上記かごの戸および上記ドア駆動装置と共に、通常運転の可能な運転位置および保守点検作業の可能な保守点検位置間で、上記かごに対して移動できるように案内支持するドアフレーム案内支持装置とを備え、上記ドアフレームが上記保守点検位置に在るときには、上記通常運転位置に於いてかご上あるいは乗場から手の届かない部分が手の届く位置にまで移動させられてなるエレベータかごドア装置。
【0011】
(2)上記かごと上記ドアフレームとの間に設けられ、上記ドアフレームを上記かごに対して上記通常運転位置と上記保守点検位置との間で移動させるドアフレーム駆動装置を備えていてもよい。
【0012】
(3)上記ドアフレーム案内支持装置が、上記かごに取り付けられて上記ドアフレームを水平方向に案内する案内部材を備え、上記通常運転位置と上記保守点検位置とが水平方向に離間していて、上記ドアフレームを水平移動させ得るもので良い。
【0013】
(4)上記ドア駆動装置が、上記かごの戸に係脱自在に接続されて循環する循環体と、この循環体に接続されて、駆動されたときに上記かごの戸を開閉させるドアモータとを備え、上記ドアフレーム駆動装置が、上記かごの戸と上記循環体との間の接続を解いた状態で、上記循環体を上記かごに接続する接続部材とを備え、上記ドアモータが駆動されたとき上記ドアフレームを上記通常運転位置と上記保守点検位置との間で水平方向に移動させ得るものでも良い。
【0014】
(5)上記ドアフレーム案内支持装置が、上記かごに取り付けられて上記ドアフレームを垂直方向に案内する案内部材を備え、上記通常運転位置と上記保守点検位置とが垂直方向に離間していて、上記ドアフレームを垂直移動させ得るもので良い。
【0015】
(6)上記ドア駆動装置が、上記かごの戸に係脱自在に接続されて循環する循環体に接続されて、駆動されたときに上記かごの戸を開閉させるドアモータを備え、上記ドアフレーム駆動装置が、上記かごの戸に固着された上記案内部材に沿って、移動する回転部材と、この回転部材を上記ドアモータに連結する係脱可能な回転伝達部材とを備え、上記ドアモータが駆動されたとき上記ドアフレームを垂直方向に移動させるものでも良い。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1乃至図3には本発明のエレベータかごドア装置の一実施形態を示してある。これらの図に於いて、かご本体1のかご出入り口2の上方にはかご天井3が設けられており、かご出入口2の上方にはかご出入口2の間口方向(幅方向)に沿って延びたドアフレーム4が設けられている。本発明によれば、ドアフレーム4は後に詳しく説明するドアフレーム案内支持装置21によりかご1に対して移動できるように案内支持されている。また、ドアフレーム4上には、かご出入口2を閉じる閉位置およびかご出入口2を開く開位置間でドアフレーム4に沿って移動し得る2枚のかごの戸6と、ドアフレーム4に取り付けられて、かごの戸6を閉位置および開位置間で駆動するドア駆動装置7とが設けられている。
【0017】
ドアフレーム4上にはドアフレーム4の長手方向に水平にドアレール8が設けられていて、その上にかごの戸6に固定されたドアハンガー9の上端部に設けたローラ10が乗っており、2枚のかごの戸6がドアフレーム4に沿ってドアレール8に案内されて水平方向に移動して、開位置あるいは閉位置となり得るようにされている。ドア駆動装置7は、ドアフレーム4の長手方向一端部に設けられたドアモータ11と、ドアモータ11によって駆動される駆動プーリー12と、ドアフレーム4の長手方向他端に設けられて駆動プーリー12に対応する従動プーリー13と、これらプーリー12および13間に掛け回されたVベルト等のドアベルト14と、一端がドアベルト14の上部走行部15に連結され、他端が図1で右側のドアハンガー9の上端に連結されたベルト掴み16と、一端がドアベルト14の下部走行部17に連結され、他端が図1で右側のドアハンガー9の上端に連結されたベルト掴み18とを備えている。
【0018】
以上に説明した構成は図11および図12に示す従来のものと同様であるが、ドアフレーム4がドアフレーム案内支持装置21により案内支持されてかご1に対して移動できるようにされている。ドアフレーム案内支持装置21は、図示の例ではかご1のかご出入り口2の上方の前壁から突出した支持支柱22と、この支持部材22(図2)に固着されて、ドアフレーム4の幅方向にその断面形状に沿って延びた案内部材23とを備えている。案内部材23はその両端でドアフレーム4の両側縁を囲むようにほぼU字型に折り曲げられている。このように、ドアフレーム4は、かごの戸6およびドア駆動装置7と共に、通常運転の可能な運転位置および保守点検作業の可能な保守点検位置間で、かご1に対して水平方向に移動できるように案内支持されている。
【0019】
図1に示すようにかごの戸6が閉位置にあるときにドアモータ11を図1で反時計方向に回転させれば、駆動プーリー12によりドアベルト14および従動プーリー13が反時計方向に駆動され、上部走行部15にドア掴み16により連結された図1で左側のかごの戸6が左に移動させられ、下部走行部17ドア掴み18より連結された図1で右側のかごの戸6が右に移動させられ、かごの戸6は開位置に移動してかご出入口2が開く。
【0020】
エレベータかごドア装置に保守点検が必要になったときには、かご1のかごドア装置が乗り場の出入り口(三方枠)から乗り場側に露出する位置でかご1を停止させ、乗り場入り口から作業員が手を延して保守点検をする。エレベータかごドア装置の中央部は出入り口から容易に手が届くが、乗り場入り口の開口(三方枠)よりも横方向に外側の部分には手が届かず保守点検が極めて困難である。
【0021】
この場合、本発明のエレベータかごドア装置に於いては、ドアフレーム4、ドア駆動装置7、ドア6等を含むかごドア装置全体をドアフレーム案内支持装置21に対して即ちかご1に対して手動で摺動させ、図3に示すような保守点検作業の可能な保守点検位置に移動させることができる。図3に於いてはドア装置がかご1に対して左側に移動していて、図1に示す通常運転位置では乗り場出入り口の外側にあったドアモータ11および駆動プーリ12が、図3の保守点検位置では乗り場出入り口の中にまで移動しているので、通常運転位置に於いては乗場から手の届かない部分が手の届く位置にまで移動させられていて、これらの部品の保守点検を容易に行うことができることが理解される。図3の位置での保守点検が終了したらドアフレーム4をドアフレーム案内支持装置21上で右側に摺動させて従動プーリ13等を乗り場出入り口内に移動させて保守点検作業をする。
【0022】
実施の形態2.
図4乃至図7に示す実施形態に於いては、ドアフレーム4がかご1に対して手動によらず、ドアモータ11の駆動力により通常運転位置と保守点検作業位置との間で移動できるようにドアフレーム駆動装置24が設けてある。即ち、ドアフレーム4には水平方向即ち長手方向に長いスリット25が設けられていて、このスリット25には図5および図6に良く示されているような駆動ポスト26が貫通している。駆動ポスト26の一端はかご1の壁面にしっかりと固定されてスリット25を貫通して延びている。駆動ポスト26には、そこから上方に延びてドア駆動ベルト14に連結され得る第1アーム27と、図4で右方向に延びてベルト掴み18に連結され得る第2アーム28と、図4で左方向に延びてベルト掴み16に連結され得る第3アーム29とを備えている。その他の構成は図1乃至図3に示すエレベータかごドア装置の構成と同様である。
【0023】
通常運転時は、駆動ポスト26の第1アーム27はドアベルト14に結合されておらず、第2および第3アーム28および29もそれぞれのベルト掴み18および16に結合されていない。従ってエレベータかごドア装置は駆動ポスト26の存在に無関係に通常の開閉動作をすることができる。
【0024】
保守点検作業をするために、ドア装置を通常運転位置から水平に移動させて保守点検作業位置にする場合には、ベルト掴み16および18とドアベルト14との結合を解き、駆動ポスト26の第1アーム27をドアベルト14に結合し、第2および第3アーム28および29もそれぞれのベルト掴み18および16に結合する。これにより各ベルト掴み16および18従ってドア6とドアベルト14とが一体となり、ドアモータ11でドアベルト14を図4で例えば反時計方向に駆動すると、駆動ポスト26およびドア6が移動できないので、ドアベルト14、プーリ12、13、ドアモータ11およびドアフレーム4が反力を受けてドアフレーム案内支持装置21に対して摺動して水平方向に駆動されて図7に示す保守点検作業位置にまで移動する。ドアモータ11を時計方向に駆動すればドア装置は図4で右方向の保守点検作業位置に移動する。
【0025】
実施の形態3.
図8および図9に示す実施形態に於いては、ドアフレーム4がかご1に対して水平方向ではなく垂直方向に通常運転位置と保守点検作業位置との間で移動できるようにしてある。即ち、ドアフレーム4を案内支持するドアフレーム案内支持装置31が、図示の例ではかご1のかご出入り口2の上方の前壁に固定されたラック32と、ドアフレーム4に取り付けられてラック32に沿って昇降する一対のピニオン33と、ピニオン33を駆動しかつ逆転を妨げる例えばウオームギア等の手動の駆動装置34とを備えている。その他の構成は図1乃至図3に示すエレベータかごドア装置の構成と同様である。
【0026】
保守点検作業をするために、ドア装置を通常運転位置から垂直方向に移動させて保守点検作業位置にする場合には、図8に示す位置で手動駆動装置34を駆動してピニオン33によりラック32に沿ってドアフレーム4をドア6と共に上昇させて図9に示す保守点検作業位置にまで移動させる。この位置ではかご天井8に乗った作業員が手を伸ばして保守点検作業を容易に実行することができる。手動駆動装置34を逆方向に駆動すれば、ドア装置を再び図8の通常運転位置にまで戻すことができる。
【0027】
実施の形態4.
図10に示す実施形態に於いては、手動ではなくドアモータ11を利用して駆動装置34を駆動できるように、ドアモータ11と駆動装置34とをベルト35等の伝達部材によって解除可能に連結したドアフレーム駆動装置36が設けてある。その他の構成は図1乃至図3に示すエレベータかごドア装置の構成と同様である。
【0028】
通常運転時には、ベルト35は駆動装置34から外したり緩めたりしてドアモータ11の駆動力が駆動装置34に伝達されないようにして、通常の運転をする。保守点検作業をするために、ドア装置を通常運転位置から垂直方向に移動させて保守点検作業位置にする場合には、ベルト35をドアモータ11と駆動装置34との間にしっかりと掛け回し、ドアベルト14とベルト掴み16および18との結合を解いておく。この状態でドアモータ11により駆動装置34を駆動してピニオン33によりラック32に沿ってドアフレーム4をドア6と共に上昇させて保守点検作業位置にまで移動させる。手動駆動装置34を逆方向に駆動すれば、ドア装置を再び図10の通常運転位置にまで戻すことができる。
【0029】
【発明の効果】
以上の如く本発明のエレベータ用巻上機による効果は次の通りである。
(1)かご出入口の上方でかご本体に取付られ、上記かご出入口の間口方向に沿って延びたドアフレームと、上記ドアフレームに支持され、上記かご出入口を閉じる閉位置および上記かご出入口を開く開位置間で上記ドアフレームに沿って移動し得るかごの戸と、上記ドアフレームに取り付けられて、上記かごの戸を上記閉位置および上記開位置間で駆動するドア駆動装置と、上記ドアフレームを、上記かごの戸および上記ドア駆動装置と共に、通常運転の可能な運転位置および保守点検作業の可能な保守点検位置間で、上記かごに対して移動できるように案内支持するドアフレーム案内支持装置とを備え、上記ドアフレームが上記保守点検位置に在るときには、上記通常運転位置に於いてかご上あるいは乗場から手の届かない部分が手の届く位置にまで移動させられてなるので、保守点検時に手が届かない部分が無いようにした保守点検の容易なエレベータかごドア装置を得ることができる。
【0030】
(2)上記かごと上記ドアフレームとの間に設けられ、上記ドアフレームを上記かごに対して上記通常運転位置と上記保守点検位置との間で移動させるドアフレーム駆動装置を備えているので、駆動装置によりドア装置を移動して、保守点検時に手が届かない部分が無いようにした保守点検の容易なエレベータかごドア装置を得ることができる。
【0031】
(3)上記ドアフレーム案内支持装置が、上記かごに取り付けられて上記ドアフレームを水平方向に案内する案内部材を備え、上記通常運転位置と上記保守点検位置とが水平方向に離間していて、上記ドアフレームを水平移動させ得るので、通常運転位置では乗り場出入り口の外側にある部分を保守点検位置では乗り場出入り口の中にまで移動させることができ、保守点検を容易に行うことができる
【0032】
(4)上記ドア駆動装置が、上記かごの戸に係脱自在に接続されて循環する循環体と、この循環体に接続されて、駆動されたときに上記かごの戸を開閉させるドアモータとを備え、上記ドアフレーム駆動装置が、上記かごの戸と上記循環体との間の接続を解いた状態で、上記循環体を上記かごに接続する接続部材とを備え、上記ドアモータが駆動されたとき上記ドアフレームを上記通常運転位置と上記保守点検位置との間で水平方向に移動させ得るので、通常運転位置では乗り場出入り口の外側にある部分を保守点検位置では乗り場出入り口の中にまで移動させることができ、保守点検を容易に行うことができる
【0033】
(5)上記ドアフレーム案内支持装置が、上記かごに取り付けられて上記ドアフレームを垂直方向に案内する案内部材を備え、上記通常運転位置と上記保守点検位置とが垂直方向に離間していて、上記ドアフレームを垂直移動させ得るので、かご天井に乗った作業員が手を伸ばして保守点検作業を容易に実行することができる。
【0034】
(6)上記ドア駆動装置が、上記かごの戸に係脱自在に接続されて循環する循環体に接続されて、駆動されたときに上記かごの戸を開閉させるドアモータを備え、上記ドアフレーム駆動装置が、上記かごの戸に固着された上記案内部材に沿って、移動する回転部材と、この回転部材を上記ドアモータに連結する係脱可能な回転伝達部材とを備え、上記ドアモータが駆動されたとき上記ドアフレームを垂直方向に移動させるものであるので、かご天井に乗った作業員が手を伸ばして保守点検作業を容易に実行することができ、ドアフレームの移動を動力を用いて行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のエレベータかごドア装置を通常運転位置で示す概略正面図である。
【図2】 図1のエレベータかごドア装置の概略側面図である。
【図3】 図1のエレベータかごドア装置を保守点検作業位置で示す概略正面図である。
【図4】 本発明の別の実施形態のエレベータかごドア装置を通常運転位置で示す概略正面図である。
【図5】 図4のエレベータかごドア装置の概略側面図である。
【図6】 図7の線VI−VIに沿ったエレベータかごドア装置の概略断面図である。
【図7】 図4のエレベータかごドア装置を保守点検作業位置で示す概略正面図である。
【図8】 本発明の別の実施形態のエレベータかごドア装置を通常運転位置で示す概略正面図である。
【図9】 図8のエレベータかごドア装置を保守点検作業位置で示す概略正面図である。
【図10】 本発明の別の実施形態のエレベータかごドア装置を通常運転位置で示す概略正面図である。
【図11】 従来のエレベータかごドア装置を示す概略正面図である。
【図12】 図11のエレベータかごドア装置の概略側面図である。
【符号の説明】
1 かご、2 かご出入口、4 ドアフレーム、6 かごの戸、7 ドア駆動装置、11 ドアモータ、14 循環体(駆動ベルト)、16、17 接続部材(ベルト掴み)、21 ドアフレーム案内支持装置、23 案内部材、24 ドアフレーム駆動装置、32 案内部材(ラック)、33 回転部材(ピニオン)、35 回転伝達部材(ベルト)。

Claims (2)

  1. かご出入口の上方でかご本体に取付られ、上記かご出入口の間口方向に沿って延びたドアフレームと、
    上記ドアフレームに支持され、上記かご出入口を閉じる閉位置および上記かご出入口を開く開位置間で上記ドアフレームに沿って移動し得るかごの戸と、
    上記ドアフレームに取り付けられて、上記かごの戸を上記閉位置および上記開位置間で駆動するドア駆動装置と、
    上記ドアフレームを、上記かごの戸および上記ドア駆動装置と共に、通常運転の可能な運転位置および保守点検作業の可能な保守点検位置間で、上記かごに対して移動できるように案内支持するドアフレーム案内支持装置と、
    上記かごと上記ドアフレームとの間に設けられ、上記ドアフレームを上記かごに対して上記通常運転位置と上記保守点検位置との間で移動させるドアフレーム駆動装置とを備え、
    上記ドアフレームが上記保守点検位置に在るときには、上記通常運転位置に於いてかご上あるいは乗場から手の届かない部分が手の届く位置にまで移動させられてなるエレベータかごドア装置において、
    上記ドアフレーム案内支持装置が、上記かごに取り付けられて上記ドアフレームを水平方向に案内する案内部材を備え、上記通常運転位置と上記保守点検位置とが水平方向に離間していて、上記ドアフレームを水平移動させ得るものであり、
    上記ドア駆動装置が、上記かごの戸に係脱自在に接続されて循環する循環体と、この循環体に接続されて、駆動されたときに上記かごの戸を開閉させるドアモータとを備え、
    上記ドアフレーム駆動装置が、上記かごの戸と上記循環体との間の接続を解いた状態で、上記循環体を上記かごに接続する接続部材とを備え、
    上記ドアモータが駆動されたとき上記ドアフレームを上記通常運転位置と上記保守点検位置との間で水平方向に移動させ得ることを特徴とするエレベータかごドア装置。
  2. かご出入口の上方でかご本体に取付られ、上記かご出入口の間口方向に沿って延びたドアフレームと、
    上記ドアフレームに支持され、上記かご出入口を閉じる閉位置および上記かご出入口を開く開位置間で上記ドアフレームに沿って移動し得るかごの戸と、
    上記ドアフレームに取り付けられて、上記かごの戸を上記閉位置および上記開位置間で駆動するドア駆動装置と、
    上記ドアフレームを、上記かごの戸および上記ドア駆動装置と共に、通常運転の可能な運転位置および保守点検作業の可能な保守点検位置間で、上記かごに対して移動できるように案内支持するドアフレーム案内支持装置と、
    上記かごと上記ドアフレームとの間に設けられ、上記ドアフレームを上記かごに対して上記通常運転位置と上記保守点検位置との間で移動させるドアフレーム駆動装置とを備え、
    上記ドアフレームが上記保守点検位置に在るときには、上記通常運転位置に於いてかご上あるいは乗場から手の届かない部分が手の届く位置にまで移動させられてなるエレベータかごドア装置において、
    上記ドアフレーム案内支持装置が、上記かごに取り付けられて上記ドアフレームを垂直方向に案内する案内部材を備え、上記通常運転位置と上記保守点検位置とが垂直方向に離間していて、
    上記ドア駆動装置が、上記かごの戸に係脱自在に接続されて循環する循環体と、この循環体に接続されて、駆動されたときに上記かごの戸を開閉させるドアモータを備え、
    上記ドアフレーム駆動装置が、上記かごに固着された上記案内部材に沿って、移動する回転部材と、この回転部材を上記ドアモータに係脱可能に連結する回転伝達部材とを備え、
    上記ドアモータが駆動されたとき上記ドアフレームを垂直方向に移動させ得ることを特徴とするエレベータかごドア装置。
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