JP4532924B2 - 携帯機器 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯機器に関する。
従来から燃料電池を電源とする機器が考案されている。燃料電池としては、水素と酸素が結合する際の化学エネルギーを電気エネルギーに変換する電気化学反応が利用されることがあるが、この燃料電池では、単位セル面積あたりの出力電圧が概ね一定であるため、供給可能な電力は、セル面積、すなわち、プロトン伝導膜の面積によって決まる。たとえば、単位セル面積あたりの出力電圧を50mW/cm2とすると、携帯電話等、必要電力が1W必要な機器へ電力を供給する場合には20cm2のセル面積が必要であり、パーソナルコンピュータ等、必要電力が20W必要な機器では、400cm2のセル面積が必要となる。
たとえば特許文献1には、表示部内に燃料電池及び空気チャネルが設けられた携帯型情報機器が記載されているが、この構成では、パーソナルコンピュータのLCDパネルの背面側に燃料電池パネルを配置することで必要なセル面積を確保している。したがって、携帯電話やカメラなどの携帯機器では、燃料電池から電力を供給するために十分なセル面積を確保するためのスペースを確保できない。これらの携帯機器に単に燃料電池を搭載すると、携帯機器が大型化してしまう。
特開2002−49440号公報
本発明は上記事実を考慮してなされたものであり、大型化を招くことなく、燃料電池から必要な電力を供給可能な携帯機器を得ることを課題とする。
請求項1に記載の発明は、燃料電池を備えた携帯機器であって、機器筐体と、前記機器筐体に沿って折り曲げて配置されたプロトン伝導膜と、前記プロトン伝導膜の厚み方向両側に配置された触媒層と、一方の前記触媒層側に配置された前記燃料電池の燃料と、他方の前記触媒層側に配置され、前記燃料電池に空気を供給する空気室と、を有することを特徴とする。
この携帯機器では、プロトン伝導膜が機器筐体の外壁に沿って折り曲げて配置されており、さらにプロトン伝導膜の厚み方向両側に触媒層と燃料、又は触媒層と空気室とがそれぞれ配置される。したがって、プロトン伝導膜、触媒層、燃料及び空気室が全体として、機器筐体の外壁に沿って折り曲げて配置されることとなり、携帯機器に必要な電力を供給するための広いセル面積(プロトン伝導膜の面積)を確保することができる。プロトン伝導膜、触媒層、燃料及び空気室は機器本体の外壁に沿って折り曲げて配置されるので、携帯機器の大型化を招くこともない。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記携帯機器の構成部品が配置され、前記プロトン伝導膜が少なくとも前記機器筐体内に生じた空隙部に配置されていることを特徴とする。
この携帯機器では、機器筐体に生じた空隙部(いわゆるデッドスペース)にプロトン伝導膜を配置しており、プロトン伝導膜を配置するためのスペースを機器筐体内に設ける必要がない。このため、機器筐体の構造を簡素化できるとともに、携帯機器をより小型にすることが可能となる。
請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記空気室が、前記機器筐体の外側を向くように配置されていることを特徴とする。
空気室には、燃料電池での電気化学反応で生じた水分が移動するので、この水分を機器筐体の外側へと効率的に排出することができる。
請求項4に記載の発明では、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明において、前記機器筐体のうち、少なくとも前記空気室の外側に位置する部分がメッシュ部材で構成されていることを特徴とする。
したがって、燃料電池の電気化学反応で生じた水分を確実に外部に排出すると共に、外部から空気(酸素)を容易に流入させることができる。さらに、外部からの異物の進入を防止することができる。
請求項5に記載の発明では、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の携帯機器であって、前記外壁が、前記燃料電池との間に位置する緩衝部材、を有することを特徴とする。
したがって、携帯機器に衝撃が作用しても、燃料電池への衝撃伝達が緩和され、燃料電池を衝撃から効果的に保護できる。
請求項6に記載の発明では、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の携帯機器であって、使用者が把持可能なグリップ部をさらに備え、前記プロトン伝導膜が前記グリップ部に沿って配置されていることを特徴とする。
したがって、グリップ部を把持した携帯機器使用者の熱によって、燃料電池を活性化することができる。また、携帯機器の大型化を招くことなく、携帯機器に必要な電力を供給するための広いセル面積(プロトン伝導膜の面積)を確保できる。
請求項7に記載の発明では、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の携帯機器であって、前記機器筐体の一部を開閉可能とする蓋部材をさらに備え、前記プロトン伝導膜が前記蓋部材に沿って配置されていることを特徴とする。
したがって、蓋部材を有効に利用して、より効率的に燃料電池を配置できる。そして、携帯機器の大型化を招くことなく、携帯機器に必要な電力を供給するための広いセル面積(プロトン伝導膜の面積)を確保できる。
請求項8に記載の発明では、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の発明において、携帯機器に備えられた前記燃料電池での電気化学反応を抑制する反応抑制手段を有することを特徴とする。
これにより、過度の電気化学反応を抑制でき、燃料の無駄な消費を防止できる。また、携帯機器には一般に、燃料電池からの電力を一時的に蓄える2次電池が備えられることが多いが、請求項8に記載の構成では、2次電池の過充電を防止できる。
請求項9に記載の発明では、請求項8に記載の発明において、反応抑制手段が、前記燃料電池への印加電圧を調整することで電気化学反応を抑制することを特徴とする。
このように簡単な構成で燃料電池での電気化学反応を抑制できる。
本発明は上記構成にしたので、大型化を招くことなく、燃料電池から携帯機器へ必要な電力を供給可能となる。
図1には、本発明の第1実施形態のデジタルスチルカメラ10が示されている。このデジタルスチルカメラ10には、メタノール水溶液(CHOH+HO)が充填された燃料タンク12が、デジタルスチルカメラ10のカメラ筐体11に設けられた収納部14へ上方から装填され、この燃料タンク12から供給された燃料によって燃料電池16で発生された電力により、デジタルスチルカメラ10が駆動される。
燃料タンク12は、燃料を貯留する燃料貯留部12Aと、燃料電池16で生成される水を回収する水回収部12Bとの2槽構造となっている。図4に示すように、燃料タンク12の燃料供給口18及び水回収口22にはチューブ21の一端が接続されており、チューブ21の他端を燃料電池16の給液口20及び排水口24へそれぞれ接続することで、燃料タンク12と燃料電池16とが水密状態で接続される。図示は省略したが、燃料供給口18、水回収口22には、安全弁が設けられており、この安全弁は、燃料供給口18と給液口20、水回収口22と排水口24とが接続されると開かれる。
図2には、本実施形態のデジタルスチルカメラ10の回路構成を示すブロック図が示されている。
デジタルスチルカメラ10には、撮影レンズ26、シャッタ28、絞り29及びCCD撮像素子30が備えられている。撮影レンズ26、シャッタ28、及び絞り29を経由してCCD撮像素子30上に結像された被写体像は、CCD撮像素子30によってアナログ画像信号に変換される。ここで、シャッタ28によって、CCD撮像素子30からアナログ画像信号が読み出される際のスミアの発生が抑制される。
また、デジタルスチルカメラ10には、補助光発光手段としてのストロボ装置32が内蔵されている。このストロボ装置32は、低照度時、又は低照度時以外の必要時に閃光を発光し、被写体に補助光を照射する。
また、デジタルスチルカメラ10には、アナログ信号処理部34、A/D変換部36、デジタル信号処理部38、テンポラリメモリ40、圧縮伸長部42、内蔵メモリ(又はメモリカード)44、画像モニタ46、及び駆動回路48が備えられている。
CCD撮像素子30は、駆動回路48内のタイミング発生回路(図示省略)によって発生されたタイミングで駆動され、アナログ画像信号を出力する。また、駆動回路48には、撮影レンズ26のAF駆動を制御するAF制御回路、撮影レンズ26のズーム駆動を制御するズーム制御回路、シャッタ28の駆動を制御するシャッタ制御回路、絞り29の駆動を制御する絞り制御回路等が含まれる。
CCD撮像素子30から出力されたアナログ画像信号は、アナログ信号処理部34でアナログ信号処理され、A/D変換部36でA/D変換され、そして、デジタル信号処理部38でデジタル信号処理される。デジタル信号処理されたデジタル画像データは、テンポラリメモリ40に一時的に格納される。
テンポラリメモリ40に格納されたデジタル画像データは、圧縮伸長部42で圧縮されて内蔵メモリ(又はメモリカード)44に記録される。尚、撮影モードによっては、圧縮の過程を省いて内蔵メモリ44に直接記録しても良い。そして、テンポラリメモリ40に格納されたデジタル画像データは画像モニタ46に読み出され、画像モニタ46に被写体像が映し出される。
また、デジタルスチルカメラ10には、デジタルスチルカメラ10全体の制御を司るCPU50、ズーム操作スイッチ等を含む操作スイッチ群52、及びシャッターボタン54が備えられている。操作スイッチ群52を操作して所望の撮影状態に設定し、シャッターボタン54を押下することによって、写真撮影が行われる。
また、デジタルスチルカメラ10には、2次電池51、コンバータ53、及び燃料電池16が備えられており、デジタルスチルカメラ10を構成する各部は、燃料電池16で発電される電気エネルギーで、又は燃料電池16で発電されて2次電池51にバッファされた電気エネルギーで作動される。
図3に示すように、デジタルスチルカメラ10のカメラ筐体11の背面パネル11Rには、ファインダ56、ファインダLED58、撮影/再生モード選択スイッチ60、充電モード選択スイッチ61、撮影モード選択ダイヤル62、マルチファンクションの十字キー64、カメラの動作モードや十字キー64の機能等を文字やアイコンで表示するドットマトリクスの液晶表示機66、バックスイッチ68、メニュー/OKスイッチ70、画像モニタ46、及びスピーカ72等が設けられている。スピーカ72からは、各種警告音等が鳴らされる。
また、デジタルスチルカメラ10のカメラ筐体11の上面パネル11Uには、電源スイッチ74及びシャッターボタン54が設けられ、デジタルスチルカメラ10の側面パネル11Sには、音声/映像(A/V)出力端子76、デジタル(USB)端子78、及びDC入力端子80が設けられている。
デジタルスチルカメラ10は、撮影/再生モード選択スイッチ60によって撮影モード、又は再生モードが選択できるようになっており、撮影モード時には撮影モード選択ダイヤル62によってマニュアル撮影、オート撮影、動画、ボイスレコーダー、ストロボ撮影等の各モードが選択できるようになっている。尚、ボイスレコーダは、音声のみを記録するモードである。
また、デジタルスチルカメラ10は、充電モード選択スイッチ61によって充電モードが選択できるようになっており、充電モード時には燃料電池16によって発電が行われ、2次電池51が充電される。
画像モニタ46は、電子ビューファインダとして使用できると共に、内蔵メモリ(又はメモリカード)44から読み出した再生画像等を表示することができる。また、画像モニタ46は、撮影可能コマ数や再生コマ番号の表示、ストロボ発光の有無、マクロモード表示、記録画質(クオリティー)表示、画素数表示等の情報も表示され、各種のメニュー等がメニュー/OKスイッチ70や十字キー64の操作に応じて表示される。更に各種警告表示も表示される。
図4に示すように、燃料タンク12のケーシング25は仕切り板25Aによって仕切られて燃料貯留部12Aと水回収部12Bとの2槽構造となっている。燃料貯留部12Aと水回収部12Bはキャップ27によって封止されている。キャップ27には、燃料貯留部12Aに面して燃料供給口18が設けられ、水回収部12Bに面して水回収口22が設けられている。燃料供給口18及び水回収口22には、チューブ21の一端が接続されている。また、燃料供給口18又はこれに連通するチューブ21には図示しない弁が設けられており、必要な量の燃料を供給できるようになっている。
水回収部12Bには水を回収する袋体86が収納され、口部を水回収口22に取り付けられている。燃料貯留部12Aには燃料を貯留する袋体88が収納され、口部を燃料供給口18に取り付けられている。袋体88はテフロン(登録商標)ゴム等の耐アルコール性材料とされている。
図1及び図2に示すように、カメラ筐体11の内部には、前面パネル11F、上面パネル11U、側面パネル11Sの近傍で、かつそれぞれのパネルと平行となるように、複数の燃料電池16が配置されている。なお、本実施形態では、カメラ筐体11の上記各パネルがいずれも平面状に形成されているため、燃料電池16(プロトン伝導膜90)と対応する各パネル(外壁)とが完全に平行になっているが、これ以外にも、プロトン伝導膜90が対応するパネルに対してわずかに傾斜していても、パネルに沿って実質的に平行に配置されていれば、本発明の「略平行」に含まれる。さらに、カメラ筐体11の種類によっては、パネル(外壁)の一部が湾曲あるいは屈曲しているものもあるが、この場合には、燃料電池16(プロトン伝導膜90)もこれに沿って湾曲あるいは屈曲している構成も、本発明の「略平行」に含まれる。
燃料電池16はそれぞれ、図5に示すように、膜状のプロトン伝導膜90と、このプロトン伝導膜90の厚み方向両側に順に配置された触媒層92A、92B、カーボンペーパ94A、94B及び吸着シート96A、96Bで構成されており、これらが全体として、カメラ筐体11のそれぞれ対応するパネルに対し一体的に配置されている。一体的に配置する構成としては、たとえば、対応するパネルに爪などの係合部材を設け、この係合部材を燃料電池16の図示しないパッケージなどに係合させる構成とすれば、容易に一体化できる。この構成では。燃料電池16に、係合部材が係合する被係合部材を設けてもよい。また、対応するパネルと燃料電池16の一部(上記したパッケージなど)とを溶着によって完全一体化してもよい。
また、対応するパネルには、燃料電池16との間に、ゴムや発砲樹脂、バネ等で構成された緩衝部材19が設けられる。この緩衝部材19により、デジタルスチルカメラ10に落下などにより衝撃が作用しても、燃料電池16への衝撃伝達が緩和され、燃料電池16を衝撃から保護できる。
カーボンペーパ94A、94Bには図示しない電極が接続されて、電圧が印加されるようになっている。この燃料電池16は、メタノール水溶液と酸素(O)の化学反応によって発電を起し、副生成物として水(HO)、及び二酸化炭素(CO)を生成するメタノール直接型燃料電池とされている。なお、水は、生成された水は、排水口24、水回収口22を介して水回収部12Bへ回収される。
燃料タンク12から、チューブ21を介して吸着シート96Bに燃料が供給され、カーボンペーパ94A、94Bに電圧が印加されると、メタノールが化学反応式(1)に示すように、二酸化炭素、水素イオン、及び電子に分解される。
CH3OH+H2O→CO2+6H++e- ・・・(1)
二酸化炭素は、吸着シート96Bに隣接配置された図示しない気液分離フィルタを介して放出され、水素イオンは、プロトン導電膜130Cを透過して触媒層92Aへ移動する。そして、電子は、カメラの各部が駆動されている時は、カメラの各部へ向い、カメラの各部が駆動されていない時は、2次電池51(図2参照)へ向かい、2次電池51を充電させる。
触媒層92Aへ移動した水素イオンH+は、図示しない気液分離フィルタを透過して流入した酸素、及び電子と結合して水となる。なお、吸着シート96Aは本発明の空気室としても作用しており、吸着シート96A内の空気中の酸素が、この反応に使用される。また、生成された水は、吸着シート96Aに吸着される。吸着シート96Aは、この水をカメラ筐体11の外部へと効率的に排出できるように、カメラ筐体11の外側を向いて配置されている。
なお、カメラ筐体11の外面のうち、すくなくとも燃料電池16が配置された個所は、外部からの酸素の流入を容易にするとともに、不用意な水分の流入を防止して水蒸気のみを排出させるべく、金属メッシュやシート材、ゴアテックス(商品名)などの、微細な空孔が多数形成されたメッシュ部材で構成することが好ましい。外部からの酸素の流入を容易にするとともに、不用意な水分の流入を防止して水蒸気のみを排出させるためには、単に孔が形成されているだけでもよいが、このようなメッシュ部材を使用すると、外部からの異物(埃など)の進入を防止できるので、より好ましい。
なお、複数の燃料電池16は、接続部98によって互いに接続されており、流体(燃料、酸素、水、二酸化炭素)及び電子が流れるようになっている。この接続部98は、少なくとも燃料が流れるようになっていればよく、燃料以外の流体は、必要に応じて流れるようにすればよい。
このような構成とされた第1実施形態のデジタルスチルカメラ10は、上記したように、燃料電池16からの電力供給を受けて駆動される。燃料電池16は、カメラ筐体11の前面パネル11F、上面パネル11U、側面パネル11Sの近傍で、かつそれぞれのパネルと平行となるように配置されている。すなわち、燃料電池16を構成しているプロトン伝導膜90、触媒層92A、92B、カーボンペーパ94A、94B及び吸着シート96A、96Bが全体として、カメラ筐体11のそれぞれ対応するパネルの一部としてパネルに沿って一体的に配置されることとなる。このため、従来と比較して、セル面積、すなわち、プロトン伝導膜90の面積を広く確保できる。このため、デジタルスチルカメラ10を駆動するために必要な電力を確実に供給することができる。しかも、燃料電池16は、カメラ筐体11の上記各パネルに沿って配置されているので、デジタルスチルカメラ10の大型化を招くこともない。
なお、図1に示した例では、図面において奥側の側面パネル11Sに沿って配置された燃料電池16と、前面パネル11Fに沿って配置された燃料電池16とが連続するようにしている。2つの燃料電池16がカメラ筐体11内で折り曲げた形状で配置されていることになるので、これら燃料電池を分割した構成と比較して、カメラ筐体11内に生じている空隙をより有効に活用して、より広いセル面積(プロトン伝導膜90の面積)を確保可能となる。
なお、このように、デジタルスチルカメラ10内に複数の燃料電池16を配置した場合、これら燃料電池16の接続は、デジタルスチルカメラ10の駆動に必要な電力が得られれば特に限定されないが、それぞれの燃料電池16では十分な電圧が得られない場合でも、直列接続によって十分な電圧を得ることができる。
また、図6に示す第1参考例のように、カメラ筐体11の側面パネル11Sにのみ対応して、燃料電池16(プロトン伝導膜90)を配置してもよい。とくに、1つの燃料電池16のみで必要な電力及び電圧を得られる場合には、図6に示す構成とすれば、構造を簡素化できる。この構成では、側面パネル11Sの音声/映像(A/V)出力端子76、デジタル(USB)端子78、及びDC入力端子80などを回避するように燃料電池16(プロトン伝導膜90)を配置すればよい。
図7には、第1実施形態の第1変形例の回路構成が示されている。なお、以下に示す第1実施形態の各変形例では、デジタルスチルカメラの全体的構成は第1実施形態と同一であるので、説明を省略し、異なっている点のみ説明する。
この第1変形例では、2次電池51の蓄電量を検出する蓄電センサ58が設けられている。蓄電センサ58で検出された蓄電量データによって図示しない電圧制御手段が制御され、燃料電池16のカーボンペーパ94A、94Bへの印加電圧が制御される。これにより、2次電池51での蓄電量が多いときには、燃料電池16での電気化学反応を抑制して発電量を少なくし、無駄な燃料消費を抑えると共に、2次電池51への過充電を防止することができる。
図8に示す第2変形例では、2次電池51の蓄電量を蓄電センサ58で検出する点は第1変形例と同様であるが、図9にも示すように、燃料を供給するチューブ21に、流量調整弁23が設けられており、この流量調整弁23によって、燃料電池16への燃料供給量を調整するようになっている。
図10に示す第3変形例では、燃料電池16に空気を供給する給気チューブ57に流量調整弁59が設けられており、この流量調整弁59によって、燃料電池16への空気(酸素)供給量を調整するようになっている。
したがって、第2変形例及び第3変形例の双方とも、第1変形例と同様に、2次電池51での蓄電量が多いときには、燃料電池16での電気化学反応を抑制して発電量を少なくし、無駄な燃料消費を抑えると共に、2次電池51への過充電を防止することが可能となる。
そして、上記したいずれの構成においても、カメラ筐体11の内部に生じた空隙部分(いわゆるデッドスペース)を有効に利用し、このデッドスペースに燃料電池16(プロトン伝導膜90)を配置することで、デジタルスチルカメラ10を大型にすることなく、必要な電力を確保可能となる。
次に、第2実施形態について説明する。なお、以下の各実施形態及び各参考例において、第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図11(A)及び(B)に示すように、第2実施形態では、本発明の携帯機器としていわゆる銀塩カメラ510とされている。この銀塩カメラ510は、撮影レンズ26、シャッタ28、絞り29及びフィルム収容部512が備えられており、カメラ筐体511に回動可能に取り付けられた裏蓋514によって、フィルム収容部512を開閉することができる。撮影レンズ26、シャッタ28、及び絞り29を経由して、フィルム収容部512内のフィルムの特定のコマ位置に、被写体像が結像される。
この銀塩カメラ510には、第1実施形態のデジタルスチルカメラ10と同様、補助光発光手段としてのストロボ装置32が内蔵されている。このストロボ装置32は、低照度時、又は低照度時以外の必要時に発光窓516から閃光を発光し、被写体に補助光を照射する。
また、カメラ筐体511には、表示パネル518、AF窓520、ファインダ窓522、測光窓524、各種ボタン526、ズームボタン528W、528Tが配置されている。
カメラ筐体511の幅方向端部近傍は、前面パネル511Fが前方側へ膨出されており、この膨出部分と側面パネル511Sとでグリップ部530とされている。銀塩カメラ510の使用者はグリップ部530を把持することで、容易に把持できるようになっている。
そして、この銀塩カメラ510では、グリップ部530に沿って燃料電池16(プロトン伝導膜90)が配置されており、燃料電池16を構成しているプロトン伝導膜90、触媒層92A、92B、カーボンペーパ94A、94B及び吸着シート96A、96Bが全体として、グリップ部530に沿って一体的に配置されている。また、燃料電池16の吸着シート96Aは、電気化学反応で生じた水を外部へと効率的に排出できるように、グリップ部530の外側を向いて配置されている。
しがたって、この銀塩カメラ510を使用する場合、使用者がグリップ部530を握ると、その体温が燃料電池16に伝わり、燃料電池16が活性化される。
また、第1実施形態と同様に、従来と比較してセル面積、すなわち、プロトン伝導膜90の面積を広く確保できるため、必要な電力を確実に供給することができる。カメラ筐体511の内部に生じた空隙部分(いわゆるデッドスペース)を有効に利用し、このデッドスペースに燃料電池16(プロトン伝導膜90)を配置することで、銀塩カメラ510を大型にすることなく、必要な電力を確保可能となる。従来必要とされていた電池スペースも不要となる。特に、燃料電池16をカメラ筐体511内でグリップ部530に沿って湾曲させて(おりまげて)配置しているので、燃料電池16を平面状に配置した構成と比較して、プロトン伝導膜90の面積を広く確保できる。
なお、第2実施形態では銀塩カメラを例に挙げたが、燃料電池16(プロトン伝導膜90)をグリップ部530の近傍に配置する構成は、デジタルスチルカメラにも適用可能である。
図12には、本発明の第3実施形態の銀塩カメラ540が示されている。この銀塩カメラ540は、第2実施形態の銀塩カメラ510と略同一の構成とされているが、燃料電池16(プロトン伝導膜90)が、裏蓋514に沿って配置されている点が異なっている。
このように、燃料電池16(プロトン伝導膜90)を裏蓋514に沿って配置した構成であっても、従来と比較して、セル面積、すなわち、プロトン伝導膜90の面積を広く確保できるため、必要な電力を確実に供給することができる。また、裏蓋514に沿って生じたデッドスペースを有効に利用し、このデッドスペースに燃料電池16(プロトン伝導膜90)を配置することで、銀塩カメラ510を大型にすることなく、必要な電力を確保可能となる。とくに、いわゆる135タイプの写真フィルムを使用する銀塩カメラでは、裏蓋514を設けることが一般的であり、120タイプ、220タイプの写真フィルム(あるいは、ロール状に巻かれた写真フィルム)を使用する銀塩カメラなどでも、このような裏蓋514を設けることが多いため、裏蓋514を有効に利用して、燃料電池16を効率的に配置でき、好ましい。
なお、第3実施形態においても第2実施形態と同様に、燃料電池16の吸着シート96Aは、電気化学反応で生じた水を外部へと効率的に排出できるように、グリップ部530の外側を向いて配置される。カメラ筐体511のうち、燃料電池16に対応する部分は、メッシュ部材で構成することが好ましい。
図13には、本発明の第2参考例の銀塩カメラ550が示されている。この銀塩カメラ550では、ストロボ装置32に対する制御や充電・電力供給を行うための基板552に接触させて、この基板552と前面パネル511Fとの間に、燃料電池16(プロトン伝導膜90)が配置されている。
したがって、この銀塩カメラ550では、基板552で発生した熱が燃料電池16に伝わり、燃料電池16が活性化される。同時に、基板552を燃料電池16を通じて放熱させることもできる。
また、第1実施形態と同様に、従来と比較してセル面積、すなわち、プロトン伝導膜90の面積を広く確保できるため、必要な電力を確実に供給することができる。カメラ筐体511の内部に生じた空隙部分(いわゆるデッドスペース)を有効に利用し、このデッドスペースに燃料電池16(プロトン伝導膜90)を配置することで、銀塩カメラ550を大型にすることなく、必要な電力を確保可能となる。
なお、第2参考例においても第2実施形態及び第3実施形態と同様に、燃料電池16の吸着シート96Aは、電気化学反応で生じた水を外部へと効率的に排出できるように、カメラ筐体511の外側を向いて配置される。カメラ筐体のうち、燃料電池16に対応する部分は、メッシュ部材で構成することが好ましい。
図14には、第2参考例の変形例が示されている。この変形例では、銀塩カメラの構成は図13に示すものと同一とされているが、燃料電池16(プロトン伝導膜90)が略中央で湾曲されて端面略U字状とされ、基板552の前面及び背面の双方に接触するようになっている。このようにすることで、燃料電池16(プロトン伝導膜90)として、より広い面積を確保することが可能となる。
なお、第2参考例及びその変形例においても、銀塩カメラを例に挙げたが、燃料電池16(プロトン伝導膜90)を基板552に沿って配置する構成は、デジタルスチルカメラにも適用可能である。
また、基板552としては、ストロボ装置32に対する制御や充電・電力供給を行う基板552に限定されず、どのような基板でもよい。ただし、温度が上昇するタイプの基板であると、上記したように、その熱で燃料電池16を活性化させることができ、好ましい。
次に、第3参考例について説明する。なお、第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。第3参考例では、本発明の携帯機器として、デジタルカメラ付携帯電話100としている。
図15及び図16に示すように、デジタルカメラ付携帯電話100は、画像モニタ101等を備える第1筐体102と、キーボード103等を備える第2筐体104とがヒンジ105によって連結されて構成されている。第1筐体102は、ヒンジ105によって第2筐体104のキーボード103が設けられたキーボード面104Aに沿って回転可能とされている。
閉じられた際にキーボード面104Aに対面する第1筐体102の第1面102Aには、サブ画像モニタ106、第1撮影レンズ107、第1ストロボ装置108が設けられ、第1面102Aの裏面である第2面102Bには、画像モニタ101、スピーカ115が設けられている。また、第1筐体102には、第1撮影レンズ107とCCD撮像素子(図示省略)を少なくとも備える撮像ユニット(図示省略)が内蔵されている。また、側面には第1シャッターボタン116が設けられている。第2筐体104のキーボード面104Aのキーボード103の下側には、蓋109が設けられている。
第2筐体104の底部には、底面パネル104Bの近傍で、かつ底面パネル104Bと略平行に燃料電池110が配置されている。燃料電池110は、第1実施形態と同様の構成とされており、底面パネル104Bと一体化されている。なお、デジタルカメラ付携帯電話100は、使用中に使用者が落下させてしまう可能性が高いため、緩衝部材19を設けることが特に好ましい。
また、燃料貯留部112Aと水回収部112Bの2槽構造の燃料タンク112が収納部111の上方から装填される。燃料タンク112には、給液口113に水密状態で接続される燃料供給口115が燃料貯留部112Aに面して設けられ、排水口114に水密状態で接続される水回収口116が水回収部112Bに面して設けられている。
さらに、第2筐体104の側面には、第2シャッターボタン113が設けられ、キーボード面104Aの底面パネル104Bには第2撮影レンズ118、第2ストロボ装置119、マイク120が設けられている。
デジタルカメラ付携帯電話100は、閉じた状態でも、第1筐体102の側面に設けられた第1シャッターボタン116を押して、第2撮影レンズ118、第2ストロボ装置119によって撮影ができるようになっている。また、デジタルカメラ付携帯電話100は、閉じた状態でもマイク120によって通話ができるようになっている。
このような構成とされた第3参考例のデジタルカメラ付携帯電話100でも、第1実施形態のデジタルスチルカメラ10と同様に、必要な電力が燃料タンク112から供給されて駆動される燃料電池110は、第2筐体104の底面パネル104Bの近傍で、底面パネル104Bと平行に配置されており、広いセル面積(プロトン伝導膜90の面積)を確保でき、デジタルカメラ付携帯電話100を駆動するために必要な電力を確実に確保できる。燃料電池110は、底面パネル104Bに沿って配置されているので、デジタルカメラ付携帯電話100の大型化を招くこともない。
また、第3参考例においても第2実施形態〜第2参考例と同様に、燃料電池16の吸着シート96Aは、第2筐体104の外側を向いて配置される。このため、燃料電池16の電気化学反応で生じた水を外部へと効率的に排出できる。第2筐体104のうち、燃料電池16に対応する部分は、メッシュ部材で構成することが好ましい。
なお、上記説明では、本発明の携帯機器としてデジタルスチルカメラ10、銀塩カメラ510、540、550を例に挙げたが、携帯機器はこれに限定されない。たとえば、動画を撮影可能な動画撮影装置、いわゆるヘッドフォンステレオなどの音声再生装置、携帯型ゲーム機、携帯型ラジオなどの携帯型受信機、携帯型トランシーバーなどの携帯型無線機、「PDA」と称される個人情報機器(Personal Digital Assistant)、携帯電話など、燃料電池によって駆動されるあらゆる携帯機器に本発明を適用可能である。また、実際の使用状況において、携帯して使用されるか、若しくは据え置いて使用されるかは特に問わず、携帯可能に構成されていればよい。いずれの携帯機器であっても、本発明では燃料電池16を構成する触媒層92A、92B、カーボンペーパ94A、94B及び吸着シート96A、96Bが、機器筐体に対しその一部として一体的に配置されていることになるので、従来と比較して、セル面積、すなわち、プロトン伝導膜90の面積を広く確保できる。
また、メタノール直接型燃料電池について説明したが、固体高分子型燃料電池等、他の種類の燃料電池にも適用可能である。
次に、本発明の第4参考例について説明する。
図17及び図18に示すように、本実施形態に係るキャリングケース200は、携帯機器としてノートブック型コンピュータ208(あるいはラップトップ型コンピュータ)を収容して携行するためのものであり、ノートブック型コンピュータやラップトップ型コンピュータを収容するコンピュータ収容部202を有している。
コンピュータ収容部202の側壁は側壁部220によって形成され、その上面には、ノートブック型コンピュータやラップトップ型コンピュータを装入する開口部222が設けられている。
側壁部220の4つの面のうち、1つは上方に大きく延在し、開口部222を覆蓋する蓋部224を形成している。
蓋部224の先端部と側壁部220とには、蓋部224の先端部を側壁部220に固定する面ファスナ220Fが設けられている。
側壁部220には、上下方向に沿って配設された長尺状の燃料袋220Aと、隣接する2つの燃料袋220Aを区画するシール部220Bとから構成されている。側壁部220は、軟質シートを2つ折りにし、折り曲げ部に対して直角に、しかも一定の間隔で線状に熱融着することにより形成される。このようにして形成された側壁部220においては、前記熱融着部によりシール部220Bが形成され、前記熱融着部に残存する袋状の未シール部によって燃料袋220Aが形成される。また、前記側壁部220の内外面の少なくとも一方にナイロン等の布帛を貼り合わせてもよく、また、前記布帛と前記軟質シートとを貼り合せた貼合せシートを、軟質シートが内側になるように2つ折りにし、前述のように折り曲げ部に対して直角に、しかも一定の間隔で線状に熱融着することにより形成してもよい。更に、前記軟質シートを熱融着して形成した側壁部220を、別のソフトケースやハードケースに収容してもよい。側壁部220の内外面に布帛を貼り合わせたキャリングケースや貼合せシートを熱融着して側壁部220を形成したキャリングケース、および側壁部220を、別のソフトケースやハードケースに収容したキャリングケースは、大きな外力や衝撃が加わったときに燃料袋220Aが破裂することがないから好ましい。
コンピュータ収容部202の内部には、前面側の側壁部220に平行に面接触して、燃料電池216が側壁部220と一体的に配置されている。なお、以下の各参考例の携帯機器用ケースにおいて、本発明の「略平行」は、対応する壁体に対して完全に平行になっている構成のほか、わずかに傾斜している構成や、壁体が湾曲又は屈曲している場合にはこれに沿って燃料電池216も湾曲又は屈曲している構成によって実現される。また、一体的に配置する構成としては、爪などの係合部材を燃料電池216の図示しないパッケージなどに係合させる構成や、対応する壁体と燃料電池216の一部(上記したパッケージなど)とを溶着によって完全一体化してもよい。
また、対応する壁体には、燃料電池216との間に、ゴムや発砲樹脂、バネ等で構成された緩衝部材219が設けられる。この緩衝部材219により、デジタルスチルカメラ10に落下などにより衝撃が作用しても、燃料電池216への衝撃伝達が緩和され、燃料電池16を衝撃から保護できる。
燃料電池216は、第1実施形態の燃料電池16と同様の層構造とされている(図5参照)。
側壁部220には、それぞれ燃料袋220Aを下端部において連通する連通流路220C、および燃料袋220Aを上端部で連通する連通流路220Dが形成されている。連通流路220Cおよび連通流路220Dは、シール部220Bの上縁部と下縁部とに管を埋め込んで形成してもよく、また、シール部220Bの上縁部と下縁部とに未シール部を形成して隣接する2つの2つの燃料袋220Aを連通することにより形成してもよい。
連通流路220Cは図示しない管路を介して燃料電池216に連通しており、燃料袋220A内の燃料は、連通流路220Cからこの管路を通して燃料電池216に供給される。
一方、連通流路220Dは、燃料補充弁228に連通している。燃料補充弁228は、外部から連通流路220Dに向かう方向に開き、反対方向には閉じる弁体である。
更に、蓋部224の端縁部にも、燃料袋220Aを連通する連通流路220Eが設けられている。
燃料電池216には図示しない電源端子が設けられており、コンピュータ収容部202に収容されたノートブック型コンピュータやラップトップ型コンピュータと接続して、電力供給できるようになっている。
このような構成とされた第4参考例のキャリングケース200では、ノートブック型コンピュータ208をコンピュータ収容部202に収容し、蓋部224によって開口部222を覆蓋すると、コンピュータ収容部202の側壁部220および蓋部224がノートブック型コンピュータ208の外面に当接する。
ここで、側壁部220および蓋部224は、燃料袋220Aがシール部220Bによって巾方向に接続されたシート状体であり、しかも燃料袋220Aは、軟質シートにより形成され、内部には燃料が収容されているから、クッションとして機能する。したがって、内部に収容されたノートブック型コンピュータ208は外力や衝撃から保護される。また、ノートブック型コンピュータ208を屋外で長時間運転する場合においても大量の燃料をキャリングケース200とは別に携行する必要がない。
燃料袋220A内に収容された燃料は、連通流路220Cおよび図示しない管路を通って燃料電池216に供給され、燃料電池216において前記燃料によって電力が発生する。燃料電池216は、前面側の側壁部220に平行に面接触して配置されており、広いセル面積を有しているので、収容されたノートブック型コンピュータ208に必要な電力を確実に供給できる。しかも、燃料電池216は、側壁部220に沿って配置されているので、キャリングケース200の大型化を招くこともない。
次に、本発明の第5参考例のキャリングケース302について説明する。
図19及び図20に示すように、第5参考例に係るキャリングケース302は、第4参考例のキャリングケース200と同様、ノートブック型コンピュータを収容して携行するためのものであり、ノートブック型コンピュータ208を収容する浅い箱状のコンピュータ収容部303を有している。
コンピュータ収容部303は、ノートブック型コンピュータ208の本体208Aを収容する本体収容部330と、ノートブック型コンピュータ208のディスプレー208Bを収容するディスプレー収容部332とから構成されている。本体収容部330とディスプレー収容部332とは、柔軟なテープ状部材であるヒンジ部333によって繋げられ、互いに開閉可能に形成されている。なお、図19では、本体収容部330とディスプレー収容部332とが開いた状態にあるところを示している。
本体収容部330は、互いに平行に配設された長尺袋状の燃料袋330Aと、隣接する2つの燃料袋330Aの間を仕切るシール部330Bとを有している。同様に、ディスプレー収容部332は、互いに平行に配設された長尺袋状の燃料袋332Aと、隣接する2つの燃料袋332Aの間を仕切るシール部332Bとを有している。燃料袋330Aおよびシール部330Bは、第4参考例と同様に、軟質シートを2つ折りにして折り目に対して直角な方向に沿って互いに平行な直線状のシール部を一定間隔で設けることにより、形成することができる。燃料袋330Aは、前記シール部の間の非シール部によって形成され、前記シール部により、シール部330Bが形成される。これは、ディスプレー収容部332についても同様である。
本体収容部330およびディスプレー収容部332の内面には、ノートブック型コンピュータ208の着脱を容易にするため、内張り330Cおよび332Cを設けることができる。
本体収容部330には、本体収容部330とディスプレー収容部332とを閉じたときに本体収容部330をディスプレー収容部332に固定する固定ベルト334が設けられている。
ディスプレー収容部332内側には、ディスプレー収容部332の壁面(収容されたディスプレーと平行になる面)面接触して、燃料電池316が配置されている。燃料電池316は、第1実施形態と同様の層構造とされている。燃料電池316からは、図示しない電力供給線を介して、電源端子356により、ノートブック型コンピュータ208へ電力供給できるようになっている。図20に示すように、本体収容部330にノートブック型コンピュータ208の本体208Aを収容し、ディスプレー収容部332にノートブック型コンピュータ208のディスプレー208Bを収容すると、電源端子356が本体208Aに設けられた外部電源端子に接続される。したがって、燃料電池316で生じた電力は、回路部354および電源端子356を介してノートブック型コンピュータ208に供給される。
このような構成とされた第5参考例のキャリングケース302においても、コンピュータ収容部303は開閉可能に形成されているので、ノートブック型コンピュータ208をキャリングケース302に収容した状態であっても、本体208Aとディスプレー208Bとを開いて使用することができる。
また、燃料袋330Aおよび燃料袋332Aには大量の燃料を収容できるから、燃料電池316を駆動するための燃料を別途携行する必要がない。更に、燃料電池316においても長時間の発電が可能である。ここで、ノートブック型コンピュータ208は、燃料電池316で生じた電力により駆動されるから、内部に収納された二次電池のみによって駆動する場合よりも遥かに長時間駆動できる。
燃料袋330A内に収容された燃料が燃料電池316に供給され、収容されたノートブック型コンピュータ208を駆動するために必要な電力が発生する。燃料電池316は、ディスプレー収容部332の壁面に面接触して配置されており、広いセル面積を有しているので、収容されたノートブック型コンピュータ208に必要な電力を確実に供給できる。しかも、燃料電池16は、ディスプレー収容部332の壁面に沿って配置されているので、キャリングケース200の大型化を招くこともない。
以上、キャリングケース302にノートブック型コンピュータ208を収容した例について説明したが、キャリングケース302はラップトップ型コンピュータを収容して携行するのにも好適に使用できる。
次に、本発明の第6参考例のキャリングケース404について説明する。
図21に示すように、第6参考例に係るキャリングケース404は、楔状の断面を有し、ラップトップ型コンピュータ204の本体204Aが載置される基台407と、基台407の厚みが厚い側の側縁に固定され、ディスプレー204Bと本体204Aとを閉じた状態のラップトップ型コンピュータ204に上方から巻き掛けて被覆するカバー部406とを有している。
カバー部406には、ラップトップ型コンピュータ204に巻き掛ける方向に沿って設けられた長尺袋状の燃料袋406Aと、隣接する2つの燃料袋406Aを接続するとともにシールするシール部406Bとが設けられている。カバー部406も、第4参考例の側壁部220、および第5参考例の本体収容部330およびディスプレー収容部332と同様に、軟質シートを2つ折りにして折り目に対して直角な方向に沿って互いに平行な直線状のシール部を一定間隔で設けることにより、形成することができる。シール部406Bは、前記シール部によって形成され、燃料袋406Aは、前記シール部の間の非シール部によって形成される。カバー部406には、更に、ラップトップ型コンピュータ204を被覆した状態でカバー部406を固定する固定ベルト406Cが設けられている。固定ベルト406Cはスナップによって基台407の裏面に固定される。
基台407の内部には燃料電池472と燃料電池472によって充電される2次電池474とが設けられている。燃料電池472は、第1実施形態と同様の層構造とされている。燃料電池472は基台407の上面の近傍で上面と平行に配置されている。また、燃料袋406Aと燃料電池472との間には、図示しない燃料供給流路が設けられている。基台407には、更に、PCカード408を挿入するスロットが設けられているとともに、燃料電池472および2次電池474からの電力をラップトップ型コンピュータ204に供給する電源コード476、および外部コンピュータとデータを授受する無線LAN用アンテナ478が設けられている。外部電源コード476は、ラップトップ型コンピュータ204の外部電源端子204Cに接続可能される。
このような構成とされた第6参考例のキャリングケース404にラップトップ型コンピュータ204を収容するときは、先ず、ラップトップ型コンピュータ204を基台407に載置する。これにより、ラップトップ型コンピュータ204の外部出力端子が基台407のデータ入力端子に接続される。ラップトップ型コンピュータ204を基台407に載置したら、カバー部406を上方からラップトップ型コンピュータ204に巻き掛けて固定する。そして、電源コード476をラップトップ型コンピュータ204の外部電源端子204Cに接続し、燃料電池472で発電された電力がラップトップ型コンピュータ204に供給されるようにする。
ここで、燃料電池472では、燃料袋406Aから燃料供給流路を通して送られた燃料によって発電が行われて電力が発生する。この電力は、2次電池474の充電に使用されるとともに、電源コード476を介してラップトップ型コンピュータ204に供給される。
ここで、燃料電池472は、基台407の上面の近傍で上面と平行に配置されており、広いセル面積を有しているので、ラップトップ型コンピュータ204を駆動するために必要な電力を確実に供給できる。しかも、燃料電池472は、基台407の上面に沿って配置されているので、キャリングケース204の大型化を招くこともない。
キャリングケース404においては、基台407に載置されたラップトップ型コンピュータ204は、カバー部406を巻きかけることにより、基台407上に、脱落しないように固定される。また、カバー部406に設けられた燃料袋406Aによって外部からの衝撃から保護される。
更に、基台407に設けられた燃料電池472および2次電池474から電力が供給されるから、ラップトップ型コンピュータ204内部の2次電池のみによって駆動する場合に比較して遥かに長時間使用できる。
以上説明したように、本発明の各参考例に係るいずれのキャリングケース(携帯機器用ケース)においても、燃料電池16を構成する触媒層92A、92B、カーボンペーパ94A、94B及び吸着シート96A、96Bが、ケース筐体に対しその一部として一体的に配置されていることになるので、従来と比較して、セル面積、すなわち、プロトン伝導膜90の面積を広く確保できる。
各参考例のキャリングケースにおいて、燃料電池16を折り曲げるようにして、ケース筐体の複数の面に沿って配置すると、燃料電池16を平面状に配置した構成と比較して、プロトン伝導膜90の面積を広く確保でき、好ましい。
また、各参考例のキャリングケースでは、燃料電池16の吸着シート96Aは、電気化学反応で生じた水を外部へと効率的に排出できるように、ケース筐体の外側を向いて配置されることが好ましい。さらに、ケース筐体のうち、燃料電池16に対応する部分は、メッシュ部材で構成することが好ましい。
なお、本発明の燃料電池としては、上記した層構造(図5参照)に限定されず、たとえば、図22に示す構造でもよい。この燃料電池16’の基本的構成は燃料電池16と同一とされているが、さらに、吸着シート96Bに、二酸化炭素の吸着性が高い二酸化炭素吸着層99を設けている。したがって、燃料電池16’で発生する二酸化炭素を、この二酸化炭素吸着層99で吸着させて、外部に漏れ出さないようにすることができる。二酸化炭素吸着層99としては、たとえば、二酸化炭素との反応性に優れたリチウムジルコネートを使用することができる。このリチウムジルコネートを使用した二酸化炭素吸着層99では、二酸化炭素を含んだガスに450〜700℃の温度範囲で接触すると化学反応を起こし、体積比で400倍の二酸化炭素を吸収できる。
いずれの燃料電池を用いた構成であっても、燃料電池16での電気化学反応を抑制して発電量を少なくし、無駄な燃料消費を抑えると共に、2次電池51への過充電を防止するために、反応抑制手段を設けることが好ましい。特に、各参考例のキャリングケース(携帯機器用ケース)では、各キャリングケースから燃料電池16へと燃料を供給するチューブ21に流量調整弁23を設けたり(図8参照)、燃料電池16に空気を供給する給気チューブ57に流量調整弁59を設けたり(図10参照)する構成を採ることで、燃料電池16での電気化学反応を抑制して発電量を少なくし、無駄な燃料消費を抑えると共に、2次電池51への過充電を防止することが可能となる。
本発明の第1実施形態のデジタルスチルカメラを示す斜視図である。 本発明の第1実施形態のデジタルスチルカメラの回路構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態のデジタルスチルカメラを示す斜視図である。 本発明の第1実施形態のデジタルスチルカメラの燃料タンク及びその近傍を示す断面図である。 本発明に係る燃料電池の概略構成を示す斜視図である。 本発明の第1参考例のデジタルスチルカメラを示す斜視図である。 本発明の第1実施形態の第1変形例のデジタルスチルカメラの回路構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態の第2変形例のデジタルスチルカメラの回路構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態の第2変形例のデジタルスチルカメラの燃料タンク及びその近傍を示す断面図である。 本発明の第1実施形態の第3変形例のデジタルスチルカメラの回路構成を示すブロック図である。 (A)及び(B)は、本発明の第2実施形態の銀塩カメラを示す斜視図である。 本発明の第3実施形態の銀塩カメラを示す斜視図である。 (A)は本発明の第2参考例の銀塩カメラを示す正面図であり、(B)はこの銀塩カメラのストロボ装置及び燃料電池を示す斜視図である。 第2参考例の変形例の銀塩カメラに適用されるストロボ装置及び燃料電池を示す斜視図である。 本発明の第3参考例のデジタルカメラ付携帯電話を示す斜視図である。 本発明の第3参考例のデジタルカメラ付携帯電話を示す斜視図である。 本発明の第4参考例のキャリングケースを示す斜視図である。 本発明の第4参考例のキャリングケースを、内部にラップトップ型コンピュータを収容した状態で示す斜視図である。 本発明の第5参考例のキャリングケースを示す斜視図である。 本発明の第5参考例のキャリングケースを、内部にノートブック型コンピュータを収容した状態で示す斜視図である。 本発明の第6参考例のキャリングケースを示す斜視図である。 本発明に係る燃料電池の図5に示すものとは異なる例を示す斜視図である。
符号の説明
10 デジタルスチルカメラ(携帯機器)
11 カメラ筐体(機器筐体)
11U 上面パネル(外壁)
11F 前面パネル(外壁)
11S 側面パネル(外壁)
11R 背面パネル(外壁)
12 燃料タンク
12A 燃料貯留部
14 収納部
16 燃料電池
16’ 燃料電池
18 燃料供給口
20 給液口
23 流量調整弁
44 内蔵メモリ
46 画像モニタ
48 駆動回路
51 2次電池
57 給気チューブ
58 蓄電センサ
59 流量調整弁(反応抑制手段)
90 プロトン伝導膜
92A 触媒層
94A カーボンペーパ
96A 吸着シート
96B 吸着シート
96B 触媒層
98 接続部
99 二酸化炭素吸着層
100 デジタルカメラ付携帯電話(携帯機器)
102 第1筐体
102A 第1面(外壁)
102B 第2面(外壁)
104 第2筐体
104A キーボード面
104B 底面パネル
110 燃料電池
112 燃料タンク
130C プロトン導電膜
200 キャリングケース(携帯機器用ケース)
202 コンピュータ収容部(ケース筐体)
204 ラップトップ型コンピュータ
204A 本体
204C 外部電源端子
208 ラップトップ型コンピュータ
208B ディスプレー
208 ノートブック型コンピュータ
216 燃料電池
302 キャリングケース(携帯機器用ケース)
303 コンピュータ収容部(ケース筐体)
316 燃料電池
404 キャリングケース(携帯機器用ケース)
407 基台(ケース筐体)
472 燃料電池
510 銀塩カメラ(携帯機器)
514 裏蓋
530 グリップ部
540 銀塩カメラ
550 銀塩カメラ
552 基板

Claims (9)

  1. 燃料電池を備えた携帯機器であって、
    機器筐体と、
    前記機器筐体に沿って折り曲げて配置されたプロトン伝導膜と、
    前記プロトン伝導膜の厚み方向両側に配置された触媒層と、
    一方の前記触媒層側に配置された前記燃料電池の燃料と、
    他方の前記触媒層側に配置され、前記燃料電池に空気を供給する空気室と、
    を有することを特徴とする携帯機器。
  2. 前記携帯機器の構成部品が配置され、
    前記プロトン伝導膜が少なくとも前記機器筐体内に生じた空隙部に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の携帯機器。
  3. 前記空気室が、前記機器筐体の外側を向くように配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の携帯機器。
  4. 前記機器筐体のうち、少なくとも前記空気室の外側に位置する部分がメッシュ部材で構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の携帯機器。
  5. 前記外壁が、前記燃料電池との間に位置する緩衝部材、
    を有することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の携帯機器。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の携帯機器であって、
    使用者が把持可能なグリップ部をさらに備え、
    前記プロトン伝導膜が前記グリップ部に沿って配置されていることを特徴とする携帯機器。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の携帯機器であって、
    前記機器筐体の一部を開閉可能とする蓋部材をさらに備え、
    前記プロトン伝導膜が前記蓋部材に沿って配置されていることを特徴とする携帯機器。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の携帯機器であって、
    この携帯機器に備えられた前記燃料電池での電気化学反応を抑制する反応抑制手段を有することを特徴とする携帯機器。
  9. 前記反応抑制手段が、前記燃料電池への印加電圧を調整することで電気化学反応を抑制することを特徴とする請求項8に記載の携帯機器。
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