JP2005055642A - カメラ - Google Patents

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嘉広 伊藤
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Abstract

【目的】 ストロボ装置から発生した火花が燃料電池から放出された水素ガスに引火することを防止する。
【構成】 デジタルカメラ10では、ストロボ装置32からストロボ光が発光される間は、燃料電池16による発電が停止され、2次電池からデジタルカメラ10の各部に電力が供給される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料電池を電源とするカメラに関する。
従来から燃料電池を電源とする機器が考案されている(例えば、特許文献1、又は2参照)。燃料電池では、水素と酸素が結合する際の化学エネルギーを電気エネルギーに変換する電気化学反応が利用されている。このため、燃料電池を発電させている間は、水素ガス等の可燃性ガスが燃料電池から放出され、機器の内部に充満するという恐れがある。
ところで、補助光発光手段としてのストロボ装置を内蔵するカメラでは、ストロボ撮影を行う際に、シャッタの動作に連動してオン、オフするトリガスイッチの接片にトリガコンデンサから高電圧電流が流れ、この接片部分に火花が発生することがある。このため、ストロボ装置を内蔵するカメラの電源を燃料電池とした場合、カメラ内部に充満した可燃性ガスに火花が印加し、可燃性ガスが燃焼するという可能性がある。
特許文献3では、ストロボ装置を内蔵するカメラにおいて、トリガスイッチの接片部分に火花が発生することを防止することを目的とした構成が開示されている。しかし、カメラやカメラ付携帯電話等を落下させてトリガスイッチの接片部分が発光部から外れた状態でストロボ装置を発光させた場合、又はカメラやカメラ付携帯電話等を水の中に落としてストロボ装置の高電圧である回路基板を塗らした状態でストロボ装置を発光させた場合等、火花が発生する要因は存在する。このため、燃料電池から放出される可燃性ガスを燃焼させてしまう恐れがなくなったわけではない。
特開2003−36879号公報 特開平9−213359号公報 特開2000−267160号公報
本発明は上記事実を考慮してなされたものであり、燃料電池を電源とし、補助光発光手段を備えるカメラにおいて、補助光を発光する際に発生する火花が燃料電池から放出された水素ガス等の可燃性ガスに引火することを防止することを目的とする。
請求項1に記載のカメラは、燃料電池を電源とし、被写体に向けて補助光を発光する補助光発光手段を備えるカメラであって、前記補助光発光手段から前記補助光が発光される間は、前記燃料電池による発電を停止させる第1制御手段を有することを特徴とする。
請求項1に記載のカメラでは、燃料電池を電源としている。また、補助光発光手段が備えられており、被写体に向けて補助光を発光し、暗所での撮影を可能としている。
第1制御手段は、補助光発光手段から補助光が発光される間は、燃料電池による発電を停止させる。これによって、補助光発光手段から補助光が発光される間に、燃料電池から水素ガス等の可燃性ガスが放出されることがない。従って、補助光発光手段から発生される火花が水素ガスに引火することを防止できる。
請求項2に記載のカメラは、請求項1に記載のカメラであって、前記燃料電池によって発電された電力を蓄電する2次電池を備え、前記第1制御手段は、前記補助光発光手段から前記補助光が発光される間は、電源を前記燃料電池から前記2次電池へ切換えることを特徴とする。
請求項2に記載のカメラでは、第1制御手段は、補助光発光手段が発光される間は、電源を燃料電池から2次電池に切換え、2次電池に蓄電された電力でカメラを駆動させる。これによって、補助光発光手段が発光される間に、燃料電池から水素ガスが放出されることを防止できると共に、燃料電池の作動を停止している間の電力供給を確保できる。
請求項3に記載のカメラは、燃料電池を電源とし、被写体に向けて補助光を発光する補助光発光手段を備えるカメラであって、前記燃料電池の作動を停止させる停止手段と、前記停止手段の操作指示をユーザーに出す第1警告手段と、前記補助光発光手段から前記補助光が発光される設定に手動もしくは自動でされている時に前記燃料電池による発電が行われていると、前記第1警告手段を作動させる第2制御手段と、を有することを特徴とする。
請求項3に記載のカメラでは、ユーザーが停止手段を操作すると燃料電池の作動が停止される。ストロボモードに設定する等、手動で、もしくは、暗所では自動的にストロボが発光される準備がされる等、自動で、補助光発光手段から補助光が発光される設定にされている時に燃料電池による発電が行われていると、第2制御手段が第1警告手段を作動させ、ユーザーに停止手段の操作指示を出す。
これによって、ユーザーは、補助光発光手段から放出された火花が、燃料電池から放出された水素ガス等の可燃性ガスに引火する恐れがあることを認知でき、未然に防止できる。
なお、停止手段は、燃料電池を停止させるのみのものとは限られず、燃料電池を作動させ、又は停止させるオン、オフスイッチのようなもので良く、電源を燃料電池か2次電池に設定させる切換えレバーのようなものでも良い。
請求項4に記載のカメラは、請求項3に記載のカメラであって、前記燃料電池によって発電された電力を蓄電する2次電池を備え、前記第2制御手段は、前記停止手段によって前記燃料電池による発電が停止されると、電源を前記2次電池に切換えることを特徴とする。
請求項4に記載のカメラでは、停止手段が操作されて燃料電池による発電が停止されると、第2制御手段によって電源が2次電池に切換えられ、カメラは2次電池に蓄電された電力で駆動される。これによって、補助光発光手段から発生する火花が燃料電池から放出された水素ガス等の可燃性ガスに引火することを防止できると共に、燃料電池による発電を停止している間の電力の供給を確保できる。
請求項5に記載のカメラは、請求項4に記載のカメラであって、前記第2制御手段は、前記停止手段が操作されなかった場合、前記補助光発光手段の作動を禁止することを特徴とする。
請求項5に記載のカメラでは、停止手段が操作されずに電源が燃料電池から2次電池に切換えられなかった場合、補助光発光手段は第2制御手段によって作動を禁止される。これによって、燃料電池と補助光発光手段が同時に作動されることがないので、火花が水素ガス等の可燃性ガスに引火されることはない。
請求項6に記載のカメラは、請求項5に記載のカメラであって、前記補助光発光手段の作動が禁止されたことをユーザーに認知させる第2警告手段を備え、前記第2制御手段は、前記補助光発光手段の作動を禁止すると前記第2警告手段を作動させることを特徴とする。
請求項6に記載のカメラでは、第2制御手段が、補助光発光手段の作動を禁止すると、第2警告手段を作動させ、ユーザーに補助光発光手段の作動が禁止されていることを認知させる。
これによって、ユーザーは、補助光が発光されずに撮影が行われることを認知できるので、このまま撮影するか、または撮影を止めるかを選択できる。
請求項7に記載のカメラは、燃料電池を電源とし、被写体に向けて補助光を発光する補助光発光手段を備えるカメラであって、前記補助光発光手段が、カメラ筐体内で前記燃料電池から最も離された位置に配置されていることを特徴とする。
請求項7に記載のカメラでは、例えば燃料電池を矩形柱状の筐体の隅部に配置し、補助光発光手段を燃料電池が配置されている隅部と対角となる隅部に配置する、というように、補助光発光手段がカメラ筐体内で燃料電池から最も離された位置に配置されている。
これによって、燃料電池から放出された水素ガス等の可燃性ガスが、燃料電池から離して配置されている補助光発光手段まで流れ難くなる。従って、補助光発光手段で発生した火花が燃料電池から放出された水素ガス等の可燃性ガスに引火し難い。
請求項8に記載の燃料電池は、燃料電池を電源とし、被写体に向けて補助光を発光する補助光発光手段を備えるカメラであって、複数の筐体で構成され、前記燃料電池と前記補助光発光手段が異なる筐体に備えられていることを特徴とする。
請求項8に記載の燃料電池では、燃料電池と補助光発光手段が異なる筐体に備えられているので、燃料電池から放出された水素ガス等の可燃性ガスが補助光発光手段まで流れることがない。従って、補助光発光手段で発生した火花が燃料電池から放出された水素ガス等の可燃性ガスに引火することがない。
本発明は上記構成にしたので、燃料電池を電源とし、補助光発光手段を備えるカメラにおいて、補助光発光手段で発生する火花が燃料電池から放出される水素ガス等の可燃性ガスに引火することを防止できる。
以下に図面を参照しながら第1実施形態について説明する。
図1に示すように、デジタルカメラ10には、メタノール水溶液(CH3OH+H2O)が充填された燃料タンク12が、デジタルカメラ10に設けられた収納部14へ上方から装填される。収納部14の底部には、メタノール水溶液と酸素(O2)の化学反応によって発電を起し、副生成物として水(H2O)、及び二酸化炭素(CO2)を生成するメタノール直接型燃料電池(以下、燃料電池)16が備えられている。
燃料タンク12は、燃料を貯留する燃料貯留部12Aと、燃料電池12で生成される水を回収する水回収部12Bとの2槽構造となっている。燃料タンク12と燃料電池16は燃料供給口18を給液口20へ、水回収口22を排水口24へ勘合させることで、水密状態で接続される。図示は省略したが、燃料供給口18、水回収口22には、安全弁が設けられており、この安全弁は、燃料供給口18と給液口20、水回収口22と排水口24とが接続されると開かれる。
また、水は、燃料電池16の空気極130Bで生成され、排水口24、水回収口22を介して水回収部12Bへ回収される。
また、デジタルカメラ10には、燃料電池16に面してヒータ23が設けられている。このヒータ23は、デジタルカメラ10を低温環境で使用する際に起動される。ここで、燃料電池16は、氷点下等の低温環境では通常、化学反応を起すことができないが、ヒータ23によって加熱されることで化学反応を起こし発電できる。
図2には、本実施形態のデジタルカメラ10の回路構成を示すブロック図が示されている。
デジタルカメラ10には、撮影レンズ26、シャッタ28、絞り29及びCCD撮像素子30が備えられている。撮影レンズ26、シャッタ28、及び絞り29を経由してCCD撮像素子30上に結像された被写体像は、CCD撮像素子30によってアナログ画像信号に変換される。ここで、シャッタ28によって、CCD撮像素子30からアナログ画像信号が読み出される際のスミアの発生が抑制される。
また、デジタルカメラ10には、補助光発光手段としてのストロボ装置32が内蔵されている。このストロボ装置32は、低照度時、又は低照度時以外の必要時に閃光を発光し、被写体に補助光を照射する。
また、デジタルカメラ10には、アナログ信号処理部34、A/D変換部36、デジタル信号処理部38、テンポラリメモリ40、圧縮伸長部42、内蔵メモリ(又はメモリカード)44、画像モニタ46、及び駆動回路48が備えられている。
CCD撮像素子30は、駆動回路48内のタイミング発生回路(図示省略)によって発生されたタイミングで駆動され、アナログ画像信号を出力する。また、駆動回路48には、撮影レンズ26のAF駆動を制御するAF制御回路、撮影レンズ26のズーム駆動を制御するズーム制御回路、シャッタ28の駆動を制御するシャッタ制御回路、絞り29の駆動を制御する絞り制御回路等が含まれる。
CCD撮像素子30から出力されたアナログ画像信号は、アナログ信号処理部34でアナログ信号処理され、A/D変換部36でA/D変換され、そして、デジタル信号処理部38でデジタル信号処理される。デジタル信号処理されたデジタル画像データは、テンポラリメモリ40に一時的に格納される。
テンポラリメモリ40に格納されたデジタル画像データは、圧縮伸長部42で圧縮されて内蔵メモリ(又はメモリカード)44に記録される。尚、撮影モードによっては、圧縮の過程を省いて内蔵メモリ44に直接記録しても良い。そして、テンポラリメモリ40に格納されたデジタル画像データは画像モニタ46に読み出され、画像モニタ46に被写体像が映し出される。
また、デジタルカメラ10には、デジタルカメラ10全体の制御を司るCPU50(第1制御手段、第2制御手段)、ズーム操作スイッチ等を含む操作スイッチ群52、及びシャッタボタン54が備えられている。操作スイッチ群52を操作して所望の撮影状態に設定し、シャッタボタン54を押下することによって、写真撮影が行われる。
また、デジタルカメラ10には、2次電池51、コンバータ53、及び燃料電池16が備えられており、デジタルカメラ10を構成する各部は、燃料電池16で発電される電気エネルギーで、又は燃料電池16で発電されて2次電池51にバッファされた電気エネルギーで作動される。
図3に示すように、デジタルカメラ10の背面には、ファインダ56、ファインダLED58、撮影/再生モード選択スイッチ60、充電モード選択スイッチ61、撮影モード選択ダイヤル62、マルチファンクションの十字キー64、カメラの動作モードや十字キー64の機能等を文字やアイコンで表示するドットマトリクスの液晶表示機66、バックスイッチ68、メニュー/OKスイッチ70、画像モニタ46、及びスピーカ72等が設けられている。スピーカ72からは、各種警告音が鳴らされるが、この点については後述する。
また、デジタルカメラ10の上面には、電源スイッチ74及びシャッターボタン54が設けられ、デジタルカメラ10の側面には、音声/映像(A/V)出力端子76、デジタル(USB)端子78、及びDC入力端子80が設けられている。
デジタルカメラ10は、撮影/再生モード選択スイッチ60によって撮影モード、又は再生モードが選択できるようになっており、撮影モード時には撮影モード選択ダイヤル62によってマニュアル撮影、オート撮影、動画、ボイスレコーダー等の各モードが選択できるようになっている。尚、ボイスレコーダは、音声のみを記録するモードである。
また、デジタルカメラ10は、充電モード選択スイッチ61によって充電モードが選択できるようになっており、充電モード時には燃料電池16によって発電が行われ、2次電池51が充電される。
画像モニタ46は、電子ビューファインダとして使用できると共に、内蔵メモリ(又はメモリカード)44から読み出した再生画像等を表示することができる。また、画像モニタ46は、撮影可能コマ数や再生コマ番号の表示、ストロボ発光の有無、マクロモード表示、記録画質(クオリティー)表示、画素数表示等の情報も表示され、各種のメニュー等がメニュー/OKボタン70や十字キー64の操作に応じて表示される。更に各種警告表示も表示されるが、この点については後述する。
次に、燃料タンク12の構造について説明する。
図4に示すように、燃料タンク12のケーシング25は仕切り板25Aによって仕切られて燃料貯留部12Aと水回収部12Bとの2槽構造となっている。燃料貯留部12Aと水回収部12Bはキャップ27によって封止されている。キャップ27には、燃料貯留部12Aに面して燃料供給口18が設けられ、水回収部12Bに面して水回収口22が設けられている。
水回収部12Bには水を回収する袋体86が収納され、口部を水回収口22に取り付けられている。燃料貯留部12Aには燃料を貯留する袋体88が収納され、口部を燃料供給口18に取り付けられている。袋体88はテフロン(登録商標)ゴム等の耐アルコール性材料とされている。
次に燃料電池16について説明する。
図4に示すように、燃料電池16のケーシング128は、電池セル130によって燃料室16Aと空気室16Bに室が分けられている。燃料室16Aと空気室16Bは、燃料タンク12が載置される台座132によって封止されている。
台座132には、燃料室16Aに面して給液口20が設けられ、空気室16Bに面して排水口24が設けられ、袋体88から燃料室16Aへ燃料を供給でき、空気室16Bから袋対86へ水を回収できるようになっている。
電池セル130は、燃料室16Aの壁面を構成する燃料極130A、空気室16Bの壁面を構成する空気極130B、及び燃料極130Aと空気極130Bに挟まれるプロトン導電膜130Cとで構成されている。
燃料タンク12から燃料室16Aへメタノールが供給され、燃料極130Aに電圧が印加されると、メタノールが化学反応式(1)に示すように、二酸化炭素、水素イオン、及び電子に分解される。
CH3OH+H2O→CO2+6H++e- …(1)
二酸化炭素は、燃料室16Aの壁面に設けられた気液分離フィルタ134によって燃料室16Aから放出され、水素イオンは、プロトン導電膜130Cを透過して空気極130Bへ移動する。そして、電子は、カメラの各部が駆動されている時は、カメラの各部へ向い、カメラの各部が駆動されていない時は、2次電池51(図2参照)へ向かい、2次電池51を充電させる。
空気極130Bへ移動した水素イオンH+は、空気室16Bの壁面に設けられた気液分離フィルタ136を透過して空気室16Bへ流入した酸素、及び電子と結合して水となる。この水は、排水口24、及び水回収口22を通過して袋体86に回収される。
次に、燃料タンク12を着脱させる機構について説明する。
図4に示すように、燃料タンク12を収納部14へ出し入れするためのスライド式の蓋120が設けられている。蓋120の内面にはコ字状のフック122が設けられている。そして、このフック122にアームチュア124Aを係止させるフラッパーソレノイド124が、デジタルカメラ10の上面の内側に取り付けられている。
このフラッパーソレノイド124が励磁されると、アームチュア124Aがコイル124B側に移動し、アームチュア124Aの引掛け部124Cがフック122に係止する。これによって、蓋120がロックされ、開閉できなくなる。
また、燃料タンク12のケーシング25の水回収部12B側の側面にはラック25Fが形成されている。このラック25Fにモータギア126Aを噛合させるモータ126が、収納部14に設けられている。
燃料タンク12を収納部14から取り出したい時に、取出しスイッチ138(図3参照)が操作されると、フラッパーソレノイド124の励磁が停止され、蓋120のロックが解除される。
そして、蓋120が開かれると図示しない開閉検出スイッチがオンになり、モータ126が駆動される。これによって、燃料タンク12が収納部14から頭を出し、燃料タンク12を掴んで収納部14から取り出すことができる。
次に、ストロボ装置32について説明する。
図5に示すように、ストロボ装置32は、メインコンデンサ82、シンクロスイッチ(トリガスイッチ)84、電源接片90等が取り付けられた回路基板92と、内部にストロボ放電管(図示省略)を有する発光ユニット94等から構成されている。
シンクロスイッチ84は、シャッタ機構(図示省略)が動作すると連動してオンになり、メインコンデンサ82を放電させる。これにより、ストロボ放電管から被写体へ向けてストロボ光が照射され、被写体を明るく照明する。
この際、メインコンデンサ82からシンクロスイッチ84の接片には高電圧電流が流れるので、シンクロスイッチ84の接片に火花が発生することがある。また、燃料電池16を発電させている場合、燃料電池16から水素ガスが放出されることがある。このため、シンクロスイッチ84の接点で発生した火花が燃料電池16から放出された水素ガスに引火し、水素ガスが燃料してしまう恐れがある。
このため、ストロボ装置32は、燃料電池16が配置されている隅部と対角となる隅部に配置されており、燃料電池16とストロボ装置32は、カメラ筐体内で最も離れた位置に配置されている。これによって、燃料電池16から放出された水素ガスがストロボ装置32まで流れ難くなっている。
また、ストロボ装置32からストロボ光が発光される際には、電源を燃料電池16から2次電池51に切換えるようになっている。以下、電源を燃料電池16から2次電池51に切換える方法について図6のフローチャートを参照して説明する。
図6のフローチャートに示すように、デジタルカメラ10の電源が投入されると処理ルーチンが開始され、ステップ200へ進む。
ステップ200では、燃料電池16による発電が開始され、WAIT状態になり、ステップ201へ進む。ステップ201では、撮影/再生モード選択スイッチ60によって撮影モードが選択されるまで否定判定が繰り返され、肯定されるとステップ202へ進む。
ステップ202では、撮影モード選択ダイヤル62によってストロボモードが選択されているか否かが判定され、肯定されるとステップ203へ進み、燃料電池16による発電が停止され、2次電池51からデジタルカメラ10の各部へ電気エネルギーが供給されるように切換えられる。
そして、ステップ204へ進み、2次電池51に蓄電された電力でストロボ装置32からストロボ光を発光させての撮影が可能か否か判定される。肯定されるとステップ205へ進み、撮影が可能であることが画像モニタ46に表示され、処理ルーチンが終了する。また、否定されるとステップ206へ進み、撮影が不可能であることが画像モニタ46に表示されると共にスピーカ72から警告音が鳴らされ、処理ルーチンが終了する。
また、ステップ202において否定されるとステップ207へ進み、測距部55(図2参照)によって被写体を測距できたか否かが判定される。ここでは被写体のコントラストのピーク値が得られたか否かで測距可能か否かが判定される。肯定されるとステップ205へ進み、画像モニタ46に撮影が可能であることが画像モニタ46に表示され、処理ルーチンが終了する。
そして、ステップ207において否定されると、ステップ208へ進み、自動的にストロボモードに切換えられる。そして、ステップ203へ進み、燃料電池16による発電が停止され、2次電池51からデジタルカメラ10の各部へ電気エネルギーが供給されるように切換えられ、上述したステップ204〜206のステップを経て本ルーチンが終了する。
以上、本ルーチンによって、ストロボ装置32からストロボ光が発光される間は、燃料電池16による発電が停止され燃料電池16から水素ガスが放出されることがない。従って、ストロボ装置32のシンクロスイッチ84の接片に火花が発生したとしても、水素ガスに引火されることはない。
次に、電源を燃料電池16から2次電池51に切換える方法の変形例について図7のフローチャートを参照して説明する。
デジタルカメラ10の電源が投入されると処理ルーチンが開始され、ステップ300へ進む。ステップ300では、WAIT状態になり、ステップ301へ進み、撮影/再生モード選択スイッチ60によって撮影モードが選択されるまで否定判定が繰り返され、肯定されるとステップ302へ進む。
ステップ302では、撮影モード選択ダイヤル62によってストロボモードが選択されているか否かが判定され、肯定されるとステップ303へ進み、電源切換えスイッチ63(図8参照)によって電源が燃料電池16とされているか2次電池51とされているかが判定される。2次電池51と判定されるとステップ304へ進む。
ステップ304では、2次電池に蓄電された電力で、ストロボ装置32を作動させての撮影が可能か否かが判定され、肯定されるとステップ305へ進み、画像モニタ46に撮影が可能であることが表示され、処理ルーチンが終了する。
また、ステップ304で否定されるとステップ306へ進み、撮影が不可能であることが画像モニタ46に表示されると共にスピーカ72から警告音が鳴らされ、処理ルーチンが終了する。
そして、ステップ303において電源が燃料電池16と判定されるとステップ307へ進み、電源切換えスイッチ63によって電源を2次電池51に切換えることをユーザーに警告する表示が画像モニタ46に表示されると共に、スピーカ72から警告音が鳴らされる。
そして、ステップ308へ進み、電源切換えスイッチ63が操作されて燃料電池16により発電が停止され、電源が2次電池51に切換えられたか否かが判定され、肯定されるとステップ304へ進み、上述したようにステップ304〜306を経て処理ルーチンが終了する。
また、ステップ308において否定されるとステップ309へ進み、撮影の際にストロボ装置32からストロボ光が発光されないことが画像モニタ46に表示され、処理ルーチンが終了する。これによって、ユーザーはストロボ光を発光させずにそのまま撮影を行うか、もしくは撮影を止めるかを選択できる。
そして、ステップ302において否定されるとステップ310へ進み、測距部55(図8参照)によって被写体を測距できたか否かが判定される。ここでは被写体のコントラストのピーク値が得られたか否かで測距可能か否かが判定される。肯定されるとステップ305へ進み、撮影が可能であることが画像モニタ46に表示され、処理ルーチンが終了する。
また、ステップ310において否定されると、ステップ311へ進み、自動的にストロボモードに切換えられる。そして、ステップ303へ進み、上述したステップ303〜309のステップを経て、処理ルーチンが終了する。
なお、本実施形態では、第1警告手段、及び第2警告手段を、画像モニタ46、スピーカ72としたが、これらに限らず、臭いを発する装置等、他の手段も適用可能である。
次に、第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図9、図10、図11に示すように、デジタルカメラ付携帯電話100は、画像モニタ101等を備える第1筐体102と、キーボード103等をを備える第2筐体104とがヒンジ105によって連結されて構成されている。第1筐体102は、ヒンジ105によって第2筐体104のキーボード103が設けられたキーボード面104Aに沿って回転可能とされている。
閉じられた際にキーボード面104Aに対面する第1筐体102の第1面102Aには、サブ画像モニタ106、第1撮影レンズ107、第1ストロボ装置108が設けられ、第1面102Aの裏面である第2面102Bには、画像モニタ101、スピーカ115が設けられている。また、第1筐体102には、第1撮影レンズ107とCCD撮像素子(図示省略)を少なくとも備える撮像ユニット(図示省略)が内蔵されている。また、側面には第1シャッタボタン116が設けられている。
第2筐体104のキーボード面104Aのキーボード103の下側には、蓋109が設けられている。この蓋109によって開閉される収納部111の底部には燃料電池110が設けられている。燃料電池110は、第1実施形態と同様に電池セル(図示省略)によって燃料室110Aと空気室110Bの2槽構造とされている。そして、燃料電池110の上面には、燃料室110Aに面して給液口113が設けられ、空気室110Bに面して排水口114が設けられている。
また、燃料貯留部112Aと水回収部112Bの2槽構造の燃料タンク112が収納部111の上方から装填される。燃料タンク112には、給液口113に水密状態で接続される燃料供給口115が燃料貯留部112Aに面して設けられ、排水口114に水密状態で接続される水回収口116が水回収部112Bに面して設けられている。
さらに、第2筐体104の側面には、第2シャッタボタン113が設けられ、キーボード面104Aの裏面104Bには第2撮影レンズ118、第2ストロボ装置119、マイク120が設けられている。
デジタルカメラ付携帯電話100は、図11に示すように閉じた状態でも、第1筐体102の側面に設けられた第1シャッタボタン116を押して、第2撮影レンズ118、第2ストロボ装置119によって撮影ができるようになっている。また、デジタルカメラ付携帯電話100は、閉じた状態でもマイク120によって通話ができるようになっている。
このデジタルカメラ付携帯電話100は、第1実施形態と同様に、燃料電池110が発電している間は、CPU50によって第2ストロボ装置119からストロボ光が発光されないようになっている。このため、第2ストロボ装置119で発生した火花が、第2ストロボ装置119と同じ筐体内に備えられている燃料電池110から放出された水素ガスに引火しないようになっている。
また、キーボード103を操作して電源を燃料電池110から2次電池51に切換えること、ストロボ装置108からストロボ光が発光されないこと等の警告表示が画像モニタ101に表示され、警告音がスピーカ115から鳴らされる。
次に、第2実施形態の変形例であるデジタルカメラ付携帯電話130について説明する。なお、第1、第2実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図12に示すように、デジタルカメラ付携帯電話130は、第1筐体102にストロボ装置132が設けられ、第2筐体104に燃料電池110が設けられている。即ち、ストロボ装置132と燃料電池110が異なる筐体に設けられている。従って、燃料電池から放出された水素ガス等の可燃性ガスがストロボ装置132まで流れることがなく、ストロボ装置132から発生した火花が燃料電池110から放出された水素ガスに引火することがない。
なお、第1、第2実施形態では、デジタルカメラ10、デジタルカメラ付携帯電話100、130を例に取って本発明のカメラを説明したが、これに限らず、アナログカメラやビデオカメラ等、ストロボ装置(補助光発光手段)を備える他のカメラに付いても適用可能である。
また、メタノール直接型燃料電池について説明したが、固体高分子型燃料電池等、他の種類の燃料電池にも適用可能である。
第1実施形態のデジタルカメラを示す斜視図である。 第1実施形態のデジタルカメラの回路構成を示すブロック図である 第1実施形態のデジタルカメラを示す斜視図である。 第1実施形態のデジタルカメラの燃料電池、及び燃料タンクを示す断面図である。 第1実施形態のデジタルカメラに内蔵されたストロボ装置を示す斜視図である。 第1実施形態のデジタルカメラの電源を切換える方法を示すフローチャートである。 第1実施形態のデジタルカメラの電源を切換える方法の変形例を示すフローチャートである。 第1実施形態のデジタルカメラの変形例を示す斜視図である。 第2実施形態のデジタルカメラ付携帯電話を示す斜視図である。 第2実施形態のデジタルカメラ付携帯電話を示す斜視図である。 第2実施形態のデジタルカメラ付携帯電話を示す斜視図である。 第2実施形態のデジタルカメラ付携帯電話の変形例を示す斜視図である。
符号の説明
10 デジタルカメラ(カメラ)
16 燃料電池
32 ストロボ装置(補助光発光手段)
46 画像モニタ(第1警告手段、第2警告手段)
50 CPU(第1制御手段、第2制御手段)
51 2次電池
63 電源切換えスイッチ(停止手段)
72 スピーカ(第1警告手段、第2警告手段)
100 デジタルカメラ付携帯電話(カメラ)
101 画像モニタ(第1警告手段、第2警告手段)
108 第1ストロボ装置(補助光発光手段)
115 スピーカ(第1警告手段、第2警告手段)
119 第2ストロボ装置(補助光発光手段)
110 燃料電池
130 デジタルカメラ付携帯電話(カメラ)
132 ストロボ装置(補助光発光手段)

Claims (8)

  1. 燃料電池を電源とし、被写体に向けて補助光を発光する補助光発光手段を備えるカメラであって、
    前記補助光発光手段から前記補助光が発光される間は、前記燃料電池による発電を停止させる第1制御手段を有することを特徴とするカメラ。
  2. 前記燃料電池によって発電された電力を蓄電する2次電池を備え、
    前記第1制御手段は、前記補助光発光手段から前記補助光が発光される間は、電源を前記燃料電池から前記2次電池へ切換えることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 燃料電池を電源とし、被写体に向けて補助光を発光する補助光発光手段を備えるカメラであって、
    前記燃料電池の作動を停止させる停止手段と、
    前記停止手段の操作指示をユーザーに出す第1警告手段と、
    前記補助光発光手段から前記補助光が発光される設定に手動もしくは自動でされている時に前記燃料電池による発電が行われていると、前記第1警告手段を作動させる第2制御手段と、
    を有することを特徴とするカメラ。
  4. 前記燃料電池によって発電された電力を蓄電する2次電池を備え、
    前記第2制御手段は、前記停止手段が操作されて前記燃料電池による発電が停止されると、電源を前記2次電池に切換えることを特徴とする請求項3に記載のカメラ。
  5. 前記第2制御手段は、前記停止手段が操作されなかった場合、前記補助光発光手段の作動を禁止することを特徴とする請求項4に記載のカメラ。
  6. 前記補助光発光手段の作動が禁止されたことをユーザーに認知させる第2警告手段を備え、
    前記第2制御手段は、前記補助光発光手段の作動を禁止すると前記第2警告手段を作動させることを特徴とする請求項5に記載のカメラ。
  7. 燃料電池を電源とし、被写体に向けて補助光を発光する補助光発光手段を備えるカメラであって、
    前記補助光発光手段が、カメラ筐体内で前記燃料電池から最も離された位置に配置されていることを特徴とするカメラ。
  8. 燃料電池を電源とし、被写体に向けて補助光を発光する補助光発光手段を備えるカメラであって、
    複数の筐体で構成され、前記燃料電池と前記補助光発光手段が異なる筐体に備えられていることを特徴とするカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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