JP2008251400A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池を備える電子機器において、ユーザの使用時等のように不適切な時に水蒸気を排出しないようにする。
【解決手段】電子機器1は、二次電池25と、燃料電池式発電部7と、ポンプ10と、コントローラと、燃料電池式発電部7の電圧が二次電池25の電圧よりも高い場合に、二次電池25の放電を止めて燃料電池式発電部7からの電力供給を可能とし、燃料電池式発電部7の電圧が二次電池25の電圧よりも低い場合に、二次電池25の放電を行う電源切替部回路と、二次電池25の電圧を検知する電圧検知部43とを有する電源切替部27とを備え、電圧検知部43の検知電圧が下閾値未満である場合にポンプ10を高速運転し、電圧検知部43の検知電圧が下閾値以上であって撮影モードのときにポンプ10を低速運転し、電圧検知部43による検知電圧が下閾値以上であって再生モードのときにポンプ10を止める。
【選択図】図5

Description

本発明は、電子機器に関し、特に燃料電池式発電部の発電によって動作する電子機器に関する。
近年では、携帯電話機、ノート型パーソナルコンピュータ、デジタルカメラ、腕時計、PDA(Personal Digital Assistance)、電子手帳等といった携帯型の電子機器がめざましい進歩・発展を遂げている。このような電子機器における消費電力の増加に対応して、その電源として、燃料電池を用いた発電部を備えるものが提案されている(特許文献1参照)。燃料電池においては、発電により電力を取り出すためにはメタノール等の発電用の燃料を必要とする。また、燃料電池で発電を行うと、同時に水蒸気が生成される。
特開2007−14068号公報
しかしながら、燃料電池で生成された水蒸気を外部に排出すると、電子機器やその周囲の物が濡れてしまうという問題があった。また、携帯型の電子機器がユーザによって持たれて操作されるので、ユーザが濡れることがあるという問題があった。
そこで、本発明の課題は、燃料電池を備える電子機器において、ユーザの使用時等のように不適切な時に水蒸気を排出しないようにすることである。
以上の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、
撮像素子を備えて、該撮像素子による撮影を行うことができる電子機器であって、
電力を供給可能な蓄電部と、
燃料により発電した電力を取り出すとともに発電により生成した水蒸気を排出する燃料電池式発電部と、
当該電子機器の動作モードを前記撮像素子による撮影動作を行う撮影モードと撮像された画像データの画像表示動作を含む再生モードとの何れかに設定する手段と、前記燃料電池式発電部の動作を制御する手段と、を有し、前記撮影モードの場合に前記燃料電池式発電部の発電を止めて前記蓄電部から供給される電力によって電子機器本体部を駆動させ、前記再生モードの場合に前記燃料電池式発電部を発電させて前記燃料電池式発電部及び前記蓄電部の何れか一方から供給される電力によって前記電子機器本体部を駆動させるように制御する制御部と、
を備えることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、
撮像素子を備えて、該撮像素子による撮影を行うことができる電子機器であって、
電力を供給可能な蓄電部と、
燃料により発電した電力を取り出すとともに発電により生成した水蒸気を排出する燃料電池式発電部と、
前記燃料電池式発電部に燃料を供給するポンプと、
前記燃料電池式発電部の出力電圧が前記蓄電部の電圧よりも高い場合に前記蓄電部から電子機器本体部の放電を止め且つ前記燃料電池式発電部から前記電子機器本体部への電力供給を可能せしめ、前記燃料電池式発電部の出力電圧が前記蓄電部の電圧よりも低い場合に前記蓄電部から前記電子機器本体部への放電を可能せしめる電源切替部と、
前記蓄電部の電圧を検知する電圧検知部と、
当該電子機器の動作モードを前記撮像素子による撮影動作を行う撮影モードと撮像された画像データの画像表示動作を含む再生モードとの何れかに設定する手段と、前記ポンプの動作を制御する手段と、を有し、前記電圧検知部による検知電圧が所定閾値未満である場合に前記燃料電池式発電部に前記燃料電池式発電部から前記蓄電部の電圧より高い出力電圧を出力するのに必要な所定量の前記燃料を供給させるように前記ポンプを作動させて前記燃料電池式発電部を発電させて該燃料電池式発電部から供給される電力によって前記電子機器本体部を駆動させ、前記電圧検知部による検知電圧が前記所定閾値以上である場合であって前記撮影モードのときに前記ポンプを停止させて前記燃料電池式発電部の発電を止めて前記蓄電部から供給される電力によって前記電子機器本体部を駆動させ、前記電圧検知部による検知電圧が前記所定閾値以上である場合であって前記再生モードのときに前記燃料電池式発電部に前記燃料電池式発電部に前記所定量より少ない量の前記燃料を供給させるように前記ポンプを作動させて前記燃料電池式発電部を発電させて該燃料電池式発電部及び前記蓄電部の何れか一方から供給される電力によって前記電子機器本体部を駆動させるように制御する制御部と、
を備えることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の電子機器において、
少なくとも前記燃料電池式発電部を内蔵する筐体と、前記筐体の外面に向かって設けられたセンサと、を更に備え、
前記センサは、当該センサへの被検体の接触を検知するタッチセンサであり、
前記制御部は、前記電圧検知部による検知電圧が前記所定閾値以上である場合であって前記再生モードであるときに前記センサにより接触が検知された場合に前記燃料電池式発電部の発電を止めるように制御することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1又は2に記載の電子機器において、
少なくとも前記撮像素子と前記燃料電池式発電部と前記制御部とを内蔵する筐体と、前記筐体の外面に設けられたセンサと、を更に備え、
前記センサは、当該センサから被検体の距離を検知する距離センサであり、
前記制御部は、前記電圧検知部による検知電圧が前記所定閾値以上である場合であって前記再生モードであるときに前記センサにより検知された距離が所定距離以下である場合に前記燃料電池式発電部の発電を止めるように制御することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項3又は4に記載の電子機器において、
前記燃料電池式発電部で生成された水蒸気が前記筐体の外へ排出されることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、
燃料により発電した電力を取り出すとともに発電により生成した水蒸気を排出する燃料電池式発電部と、
電力を供給可能な蓄電部と、
前記燃料電池式発電部の出力電圧が前記蓄電部の電圧よりも高い場合に前記蓄電部から電子機器本体部への放電を止め且つ前記燃料電池式発電部から前記電子機器本体部への電力供給を可能せしめ、前記燃料電池式発電部の出力電圧が前記蓄電部の電圧よりも低い場合に前記蓄電部から前記電子機器本体部への放電を可能せしめる電源切替回路と、を備え、
前記電源切替回路により、前記燃料電池式発電部の出力電圧の前記電子機器本体部の駆動に伴う変化に応じて、前記電子機器本体部に供給される電力を前記燃料電池式発電部から供給される電力及び前記蓄電部から供給される電力の何れか一方に切り換えることを特徴とする。
請求項7に係る発明によれば、請求項6に係る発明において、
前記電子機器は、更に、
前記蓄電部の電圧を検知する電圧検知部と、
前記燃料電池式発電部に燃料を供給するポンプと、
前記電圧検知部による検知電圧が所定閾値未満である場合に前記燃料電池式発電部に該燃料電池式発電部から前記蓄電部の電圧より高い出力電圧を出力するのに必要な所定量の前記燃料を供給させるように前記ポンプを作動させて前記燃料電池式発電部を発電させて、前記電源切替回路を介して前記燃料電池式発電部から供給される電力によって前記電子機器本体部を駆動させ、前記電圧検知部による検知電圧が前記所定閾値以上である場合であって前記電子機器が水蒸気の外部への排出が好ましくない動作モードであるときに前記ポンプを停止させて前記燃料電池式発電部の発電を止めて前記蓄電部から供給される電力によって前記負荷を駆動させ、前記電子機器が前記動作モードでないときに前記燃料電池式発電部に前記所定量より少ない量の前記燃料を供給させるように前記ポンプを作動させて前記燃料電池式発電部を発電させ、前記電源切替回路を介して前記燃料電池式発電部及び前記蓄電部の何れか一方から供給される電力によって前記電子機器本体部を駆動させるように制御する制御部と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、撮像を行うことができる電子機器が撮像を行わない再生モードの場合には燃料電池式発電部及び蓄電部の何れかから供給される電力によって電子機器本体部の負荷が駆動され、燃料電池式発電部の燃料電池で発電が行われて水蒸気が排出されるが、撮像を行う撮影モードの場合には燃料電池式発電部の発電を止めて燃料電池式発電部から水蒸気が排出されないようにする。これにより、ユーザが電子機器を自身の身体特に顔に近づけて用いることが多い撮影モードにおいて、電子機器から水蒸気が排出されないようにして、ユーザが濡れず、ユーザが不快感を抱かずに電子機器を使用することができる。
以下に、本発明を実施するための好ましい形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
図1は、本発明の実施形態における電子機器1を示した斜視図である。この電子機器1は、自己発電機能及びデジタルカメラ機能を有するものであり、自己発電機能によって電子機器の各部が動作する。なお、電子機器のデジタルカメラ機能は周知の技術である。
電子機器1の筐体36には、レンズ部37及び表示部32が取り付けられている。筐体36には、前方に凸設されたグリップ部38が設けられ、グリップ部38にタッチセンサ39が取り付けられている。また、筐体36には、排気孔40が設けられている。筐体36には、自己発電機能を司るユニットが内蔵されている。
図2は、筐体36に内蔵された自己発電ユニットの構成を示したブロック図である。図2に示すように、自己発電ユニットは、燃料容器6、燃料電池式発電部7、分離部8、生成水タンク9及びポンプ10を有する。
燃料容器6には、液体燃料(例えば、メタノール、エタノール、ジメチルエーテル)と水の混合液が貯留されている。ここでは、例えば60%メタノール水溶液が燃料容器6に貯留されている。また、この燃料容器6は電子機器本体に対して着脱可能とされており、燃料容器6内の液体が無くなったら、燃料容器6を交換することができる。
ポンプ10は燃料容器6内の液体燃料と水の混合液を燃料電池式発電部7に送液する。つまり、ポンプ10は、燃料容器6から液体燃料と水の混合液を吸引し、その混合液を燃料電池式発電部7へ送り出す。ポンプ10は速度可変型のポンプである。
燃料電池式発電部7は気化器、改質器、一酸化炭素除去器、燃料電池、気体ポンプ、各種センサ、ヒータ、バルブ等から構成され、ポンプ10から送られてきた燃料により発電するものである。つまり、燃料容器6の燃料と水の混合液がポンプ10によって気化器に連続的に送られ、電子機器の外の空気が気体ポンプによって一酸化炭素除去器及び燃料電池のカソードに連続的に送られると、これにより燃料電池式発電部7は燃料電池において連続的に発電する。具体的には、気化器において燃料と水が加熱されて気化され、気化した燃料と水が改質器によって改質ガス(水素、二酸化炭素、一酸化炭素等を含む。)に改質され、改質器で生成した微量な一酸化炭素が一酸化炭素除去器によって酸化により除去され、燃料電池のアノードに送られた改質ガス中の水素と、燃料電池のカソードに送られた空気中の酸素とが燃料電池の電解質膜を介して電気化学的に反応する。そして、燃料電池における水素と酸素の電気化学反応によって、燃料電池において発電が起き、更に水蒸気が生成される。燃料電池で生成された水蒸気は、他の生成物とともに分離部8に送られる。なお、燃料電池式発電部7は、改質器や一酸化炭素除去器を備えず、気化器及び燃料電池等から構成されたものであってもよい。この場合、燃料容器6の燃料が気化器に送液され、気化器において燃料と水が混合されて蒸発され、燃料電池において燃料・水と空気中の酸素との電気化学反応が起こることで電力が取り出されるとともに気体状の水(水蒸気)を含む気体が燃料電池式発電部7から分離部8に送られる。
分離部8は冷却器及び気液分離部等を有し、燃料電池式発電部7から送られた気体を冷却器で冷却して気体中の水蒸気を液体の水に凝集し、気液分離部によって液体の水と気体に分離するものである。分離部8で分離された液体の水は生成水タンク9に送られて生成水タンク9に貯留され、分離された気体は排気として図1に示された排気孔40から外部に排出される。
図3は、電子機器1の回路構成を示したブロック図である。図3に示すように、電子機器1は、筐体36、レンズ部37、表示部32、タッチセンサ39、燃料容器6、燃料電池式発電部7、分離部8、生成水タンク9及びポンプ10の他に、燃料電池制御部21、貯留量検知部22、残量検知部23、電源切替部24、二次電池25、電子機器制御部31、キー入力部33、撮像素子34及び記憶部35等を更に具備する。
燃料電池制御部21は例えばCPU、RAM等を有するマイクロコンピュータである。この燃料電池制御部21は、ポンプ10及び燃料電池式発電部7の制御を行う。なお、燃料電池式発電部7の発電状況に関する信号は燃料電池制御部21にフィードバックされ、更にその信号は燃料電池制御部21から電子機器制御部31に転送される。
残量検知部23は、燃料容器6内の燃料と水の残量を電気信号に変換することによって残量を検知し、その残量を表す残量信号を燃料電池制御部21に出力する。貯留量検知部22は、生成水タンク9内の水の貯留量を電気信号に変換することによって貯留量を検知し、その貯留量を表す貯留量信号を燃料電池制御部21に出力する。燃料電池制御部21に入力された残量信号及び貯留量信号は電子機器制御部31に転送される。
タッチセンサ39はユーザの手等の被接触体の接触を検知するものである。つまり、被接触体がタッチセンサ39に接触されると、タッチセンサ39の出力信号がハイレベルになり、被接触体がタッチセンサ39に接触していないと、タッチセンサ39の出力信号がローレベルになる。タッチセンサ39の出力信号は燃料電池制御部21に入力される。なお、タッチセンサ39に対する接触・被接触と出力信号のロー・ハイの関係は逆でも良い。
二次電池25は電気エネルギーを化学エネルギーの形にして蓄えるものである。
電源切替部24は、燃料電池式発電部7の燃料電池で生成された電気エネルギーを二次電池25に充電したり、電子機器の電源オン時において電子機器本体部の各負荷(電子機器制御部31、表示部32、キー入力部33、撮像素子34、記憶部35に加えて、他の部分も含む)に電力を供給したり、電子機器の電源オフ時において電子機器本体部の各負荷をバックアップさせるために最小限の電力を供給したりする。ここで、電源切替部24は、電子機器本体部の各負荷に供給する電力の供給源を二次電池25、燃料電池式発電部7の燃料電池のうち、どちらか一方又は両方に決定する。
キー入力部33は、例えば種々のボタン、スイッチ等から構成されており、それらのボタンやスイッチの操作に応じた入力信号を電子機器制御部31に出力する。
撮像素子34は、CCD型固体撮像素子、MOS型固体撮像素子、CMOS型固体撮像素子、その他の固体撮像素子であり、レンズを介して被写体の像を撮像し、光電変換により電気データに変換して、その画像信号を電子機器制御部31に出力するものである。
記憶部35は、半導体メモリ又は小型ハードディスク記憶装置であり、撮像素子34で撮像した画像の記録・保存や種々の設定値の記憶等を行うものである。
表示部32は、撮像素子34で撮像した画像の表示や種々の設定を行うための情報の表示等を行うものであって、例えば液晶ディスプレイ、エレクトロルミネッセンスディスプレイ等を用いることができる。
電子機器制御部31は例えばCPU、RAM、ROM等を有するマイクロコンピュータである。電子機器制御部31はキー入力部33から入力された入力信号、撮像素子34から入力された画像信号、燃料電池制御部21から入力した発電状況、残量信号及び貯留量信号に基づいて所定の処理を行う。例えば、電子機器制御部31は、撮像素子34から入力された画像信号に従った画像データを記憶部35に記録する。また、電子機器制御部31が表示部32に表示制御信号を出力する。これにより、表示制御信号に応じた表示が表示部32で行われる。また、電子機器制御部31が、記憶部35に記憶された画像データを読み込んで、その画像データに従った表示制御信号を表示部32に出力する。これにより、記憶図45に記憶された画像データの画像が表示部32に表示される。
電子機器制御部31は、電子機器1の動作モードを、撮像素子34による撮像動作を行う撮影モードと、該撮像動作を行わない再生モードの2つのモードの何れかに設定する。撮影モードとは撮像素子34による撮影が可能な状態をいい、撮影モードにおいては、キー入力部33(例えば、キー入力部33のスライドスイッチ)から所定の信号が電子機器制御部31に入力されると、電子機器制御部31が撮像素子34から入力された画像信号に従った画像データを記憶部35に記録する。一方、再生モードとは、記憶部35に記憶された画像データの画像表示や種々の設定操作等が可能な状態をいい、再生モードにおいては、例えばキー入力部33から所定の信号が電子機器制御部31に入力されると、電子機器制御部31が記憶部35に記憶された画像データを読み込んで、その画像データに従った表示制御信号を表示部32に出力する。なお、撮影モード・再生モードの切り替え方法は周知の技術である。
図4は、電源切替部24の構成を二次電池25とともに示した回路図である。図4に示すように、電源切替部24は、ダイオードD1,D2,D3、コンデンサC、トランジスタT1,T2、抵抗R、電源制御部41、電流検知部42、電圧検知部43及びDC/DCコンバータ44を備える。なお、これらのうち、ダイオードD1,D2,D3、コンデンサC、トランジスタT1,T2及び抵抗Rを有する回路が、電源切替回路である。
燃料電池式発電部7の燃料電池の正極がダイオードD1のアノードに接続され、ダイオードD1のカソードがコンデンサCを介してグランドに接続されている。また、ダイオードD1のカソードは抵抗Rを介してダイオードD3のアノードに接続されている。また、ダイオードD1のカソードはバックアップ接続端子に接続されるとともに、トランジスタT2を介してDC/DCコンバータ44にも接続されている。ダイオードD2のアノードが二次電池25の正極に接続され、ダイオードD3のカソードがトランジスタT1を介して二次電池25の正極に接続されている。二次電池25の陰極は接地されている。
トランジスタT1,T2は電界効果トランジスタであって、電源制御部41によりオン・オフするスイッチング素子である。なお、各ダイオードD1,D2,D3においては、周知のように、アノード電圧がカソード電圧より閾値電圧(0.6〜0.7V程度)以上に高いときに、当該ダイオードに順方向電流が流れるものであるが、以下の説明においては、説明の簡略化のため、アノード電圧がカソード電圧より高いときに、当該ダイオードに電流が流れるとしている。
トランジスタT1がオン状態になると、二次電池25に対する充電が可能となり、トランジスタT1がオフになると、二次電池25に対する充電が不能となる。また、トランジスタT2がオンになると、燃料電池や二次電池25の電力がDC/DCコンバータ44を介して電子機器本体部の各負荷に供給され得る。DC/DCコンバータ44は、燃料電池や二次電池25から供給される電力を適切な電圧に変換したのちに電子機器本体部の各負荷に供給するものである。
電流検知部42は、抵抗Rの両端の電圧を検知することに基づいて二次電池25に流れる電流(充電電流)のレベルを検知して、電流のレベルを表した信号を電源制御部41に出力する。電流検知部42は、例えば差動増幅器である。電圧検知部43は二次電池25の電圧のレベルを検知して、電圧のレベルを表した信号を電源制御部41に出力する。電圧検知部43は、例えば差動増幅器である。
電源制御部41は例えばCPU、RAM等を有するマイクロコンピュータである。電源制御部41に入力された電流レベル信号及び電圧レベル信号は、燃料電池制御部21に転送され、更に電子機器制御部31に転送される。
燃料電池式発電部7の燃料電池が発電すると、燃料電池の出力電圧がダイオードD1のアノードに印加される。燃料電池が発電している場合にトランジスタT2がオンになっているときには、燃料電池から電流がトランジスタT2及びDC/DCコンバータ44を介して電子機器本体部の各負荷に流れ、電子機器本体部の各負荷に電力が供給される。このとき、コンデンサCによって急激な電流・電圧の変化が抑えられる。燃料電池が発電している場合にトランジスタT2がオフになっているときには、燃料電池で発生した電力が電子機器本体部の各負荷に供給されない。トランジスタT2のオン・オフにかかわらず、燃料電池が発電している場合に、燃料電池から電流がバックアップ接続端子を介して電子機器本体部の各負荷に流れ、電子機器本体部の各負荷に最小限の電力が供給され、電子機器本体部の各負荷がバックアップされる。
燃料電池が発電して燃料電池の正極の出力電圧が二次電池25の正極の電圧よりも高い場合であって、トランジスタT1がオンになっているときに、電流が燃料電池の正極から抵抗R、ダイオードD3、トランジスタT1を通じて二次電池25に流れ、二次電池25に対して充電が行われる。また、燃料電池が発電しているか発電していないかにかかわらず、二次電池25の正極に接続されるダイオードD2のアノードの電圧がカソードの電圧よりも高い場合で、且つ、トランジスタT2がオンしているときには、二次電池25から電流がダイオードD2、トランジスタT2及びDC/DCコンバータ44を介して電子機器本体部の各負荷に流れ、電子機器本体部の各負荷に電力が供給される。また、燃料電池が発電しているか発電していないかにかかわらず、更に、トランジスタT2のオン・オフにかかわらず、ダイオードD2のアノードの電圧がカソードの電圧よりも高い場合、二次電池25から電流がダイオードD2及びバックアップ接続端子を介して電子機器本体部の各負荷に流れ、電子機器本体部の各負荷に最小限の電力が供給され、各負荷がバックアップされる。
以下、電子機器制御部31、燃料電池制御部21及び電源制御部41の組み合わせをコントローラという。なお、図3、図4に示された電子機器1の各構成要素も筐体36に内蔵されている。
次に、電子機器の動作について図5を用いて説明する。図5は、コントローラが行う処理の流れを示したフローチャートである。
電子機器の動作を開始しようとしたとき、コントローラは、まず、貯留量検知部22から入力される貯留量信号に基づき貯留量検知部22の検知貯留量が所定閾値以上であるか否かを判定する(ステップS1)。なお、ここでの所定閾値とは、生成水タンク9内の水が満杯になった状態と満杯になっていない状態を仕切る閾値である。
貯留量検知部22による検知貯留量が所定閾値以上であって生成水タンク9が水で満たされている場合には、コントローラ1の処理がステップS3に移行し、貯留量検知部22による検知貯留量が所定閾値未満であって生成水タンク9が水で満たされていない場合には、コントローラ1の処理がステップS9に移行する。
ステップS3では、コントローラが表示部32に表示信号を出力し、水が満たされた旨を表示部32に表示させる。次に、コントローラがポンプ10を停止すると、燃料電池式発電部7の燃料電池における発電が止まる(ステップS5)。次に、コントローラがトランジスタT2をオフにすると、二次電池25からバックアップ接続端子を介して電子機器本体部の各負荷に最小限の電力が供給され、電子機器本体部の各負荷がバックアップされ、電子機器が電源オフ状態になる(ステップS7)。ステップS7後、コントローラの処理がステップS1に戻る。なお、ステップS3における表示を見たユーザは、生成水タンク9の水を捨てる。
一方、ステップS9では、コントローラはトランジスタT2をオフにして電子機器を電源オン状態にしているか否かを判定する。電子機器が電源オフ状態である場合(ステップS9:No)、コントローラは電圧検知部43から入力される電圧レベル信号に基づき電圧検知部43による検知電圧が所定の上閾値VH以上であるか否か、すなわち、二次電池25が十分充電された状態であるか充電が不十分な状態であるかを判定する(ステップS11)。ここで、上閾値VHは、二次電池25に対する充電が飽和した状態と飽和していない状態を仕切る閾値である。
電圧検知部43による検知電圧が上閾値VH以上である、すなわち、二次電池25が十分充電された状態である場合(ステップS11:Yes)、コントローラがポンプ10を停止することによって、燃料電池式発電部7の燃料電池における発電が止まる(ステップS13)。一方、電圧検知部43による検知電圧が上閾値VH未満である、すなわち、二次電池25の充電が不十分な状態である場合(ステップS11:No)、コントローラがポンプ10を作動させるとともにトランジスタT1をオンにすることによって、燃料電池式発電部7の燃料電池において発電が行われるとともに二次電池25に充電が行われる(ステップS15)。なお、ステップS15においては、トランジスタT2がオフであるので、二次電池25や燃料電池式発電部7の燃料電池の最小限の電力がバックアップ接続端子を介して電子機器本体部の各負荷に供給され、電子機器が電源オフ状態になる。ステップS13又はステップS15後、コントローラの処理がステップS1に戻る。
一方、電子機器が電源オン状態である場合(ステップS9:Yes)、コントローラは電圧検知部43から入力される電圧レベル信号に基づき電圧検知部43による検知電圧が所定の下閾値VL以上であるか否かを判定する(ステップS17)。ここで、下閾値VLは、上閾値VHよりも低い閾値であって、ゼロ〔V〕よりも大きい。
電圧検知部43による検知電圧が下閾値VL未満である、すなわち、二次電池25の充電が不十分であって、二次電池25で電子機器を駆動することができない状態である場合(ステップS17:No)、コントローラがポンプ10を比較的高速で作動させることによって、燃料電池式発電部7への燃料と水の混合液(以下、発電用燃料とする)の供給量を比較的高くする(ステップS19)。これによって燃料電池式発電部7の燃料電池の発電が行われ、正極に出力電圧が供給される。この出力電圧は二次電池25の正極の電圧より高い電圧に設定される。この時、コントローラはトランジスタT2をオンにする。電子機器が電源オン状態であるとき、電子機器が使用する電流は常に変化しており、電子機器本体部が使用する電流(負荷)が大きくなるにしたがって燃料電池式発電部7の燃料電池の出力電圧は降下する。そして、この電圧降下の程度は発電用燃料の供給量により異なり、発電用燃料の供給量が多いほど電圧降下は小さい。このため、発電用燃料の供給量が比較的高くされている状態(ステップS19)では、電子機器本体部が使用する電流(負荷)が大きいときでも燃料電池式発電部7の燃料電池の出力電圧の電圧降下は小さく、ダイオードD1を介して燃料電池の正極に接続されるダイオードD2のカソードの電圧が、二次電池25の正極に接続されるダイオードD2のアノードの電圧よりも高電圧になる。そのため、二次電池25の放電は行われず、燃料電池式発電部7の燃料電池で発生した電力がトランジスタT2及びDC/DCコンバータ44を介して電子機器本体部の各負荷に供給され、電子機器本体部の各負荷が動作する。また、ステップS19後、コントローラの処理がステップS1に戻る。なお、ステップS19においては、コントローラがトランジスタT1をオンにして、二次電池25を充電するようにしても良いし、コントローラがトランジスタT1をオフにして、二次電池25の充電を行わないようにしても良い。
ステップS17において電圧検知部43による検知電圧が下閾値VL以上である場合(ステップS17:Yes)、コントローラは撮影モードであるか再生モードであるかを判定する(ステップS21)。なお、コントローラが撮影モード・再生モードの判断を行う方法は周知の技術である。
コントローラが撮影モードであると判定した場合(ステップS21:撮影モード)、コントローラがポンプ10を停止するとともにトランジスタT2をオンにする(ステップS23)。ポンプ10が停止すると、燃料電池式発電部7への燃料と水の混合液の供給が停止されて燃料電池式発電部7の燃料電池の発電動作が停止される。これにより、ダイオードD1を介して燃料電池式発電部7の燃料電池の正極に接続されるダイオードD2のカソードの電圧が低下して、二次電池25の正極に接続されるダイオードD2のアノードの電圧より低電圧になり、電流が二次電池25からダイオードD2、トランジスタT2及びDC/DCコンバータ44を介して電子機器本体部の各負荷に流れ、電子機器本体部の各負荷に電力が供給される。その後、コントローラの処理がステップS1に戻る。
コントローラが再生モードであると判定した場合(ステップS21:再生モード)、コントローラがポンプ10をステップS19におけるポンプ10の作動速度よりも低い速度で動作させて、燃料電池式発電部7への発電用燃料の供給量を比較的低くする(ステップS25)。この時、コントローラはトランジスタT2をオンにする。この発電用燃料の供給量が少ない状態では、電子機器本体部が使用する電流(負荷)が大きいとき、出力電圧の電圧降下が大きくなる。
このため、電子機器本体部が使用する電流(負荷)が比較的大きいときには、燃料電池式発電部7の燃料電池の出力電圧が低下し、ダイオードD1を介して燃料電池の正極に接続されるダイオードD2のカソードの電圧が、二次電池25の正極に接続されるダイオードD2のアノードの電圧より低電圧になり、電流が二次電池25からダイオードD2、トランジスタT2及びDC/DCコンバータ44を介して電子機器本体部の各負荷に流れ、二次電池25の電力が電子機器本体部の各負荷に供給される。また、電子機器本体部が使用する電流(負荷)が比較的小さいときには、燃料電池式発電部7の燃料電池の出力電圧の電圧降下も小さく、ダイオードD1を介して燃料電池の正極に接続されるダイオードD2のカソードの電圧が、二次電池25の正極に接続されるダイオードD2のアノードの電圧より高電圧になり、燃料電池式発電部7の燃料電池の正極からの電流がトランジスタT2及びDC/DCコンバータ44を介して電子機器本体部の各負荷に流れ、燃料電池で発生した電力が電子機器本体部の各負荷に供給される。このように、再生モードであるときには、電子機器本体部が使用する電流(負荷)の大きさに応じて、燃料電池式発電部7の燃料電池及び二次電池25の何れかが使用される。その後、コントローラの処理がステップS1に戻る。
以上のように、本実施形態によれば、電子機器1が再生モードの場合には、ポンプ10が作動するので、燃料電池式発電部7の燃料電池で発電が行われ、水蒸気が発生し、少なくともその一部が外部に排出される。一方、電子機器1が撮影モードの場合には、ポンプ10が停止するので、燃料電池式発電部7の燃料電池で発電が行われず、水蒸気が外部に排出されることがない。撮影モードではユーザが電子機器1を自身の顔等に近づけて用いることが多いが、その時に電子機器1から水蒸気が排出されないので、ユーザが濡れず、ユーザが不快感を抱かずに電子機器1を使用することができる。一方、再生モードではユーザは通常、電子機器1を身体からある程度離して用いることが多いため、この時に電子機器1から水蒸気が排出されても、ユーザが濡れず、ユーザが不快感を抱かずに電子機器1を使用することができる。
また、二次電池25がある程度充電され(ステップS17:Yes)且つ撮影モードの時には、燃料電池式発電部7の燃料電池で発電を行わないので、レンズ部37の曇りも防止することができる。分離部8の水回収性能が低くても、レンズ部37の曇り防止やユーザの濡れ防止が実現されるので、分離部8の性能を上げるために、電子機器1のコスト、大きさ、消費電力を増加させなくても済む。
また、撮影モードであっても二次電池25があまり充電されていない場合(ステップS17:No)、燃料電池式発電部7の燃料電池の発電電力で電子機器1が動作するので、充電不足による電子機器1の不動作を防止することができる。
また、二次電池25がある程度充電され(ステップS17:Yes)且つ再生モードの時には、燃料電池式発電部7への燃料の供給量が少なくなり、燃料電池式発電部7の燃料電池と二次電池25を併用して電子機器1が動作するので、水蒸気の排出量が少なくなる。
また、再生モードであっても二次電池25があまり充電されていない場合(ステップS17:No)、燃料電池式発電部7の燃料電池の発電電力で電子機器1を動作させることができる。
また、電子機器1の電源がオフの時であって(ステップS9:No)、二次電池25が完全に充電されていない時には(ステップS11:No)、ポンプ10が作動するので、自動的に発電が行われて、二次電池25が充電されるので、その後に電子機器1の電源がオンにされるときに、二次電池25の電力が不足する可能性が少ない。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に対して種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
上記実施形態では、ステップS21においてコントローラが撮影モードであるか再生モードであるかを判定したが、それに加えて、筐体36の表面に設けられたタッチセンサ39からなるセンサを用い、タッチセンサ39の出力信号に基づく判定を行うようにしても良い。つまり、ステップS21においてコントローラが再生モードであると判定したときに、更に、被検体(ユーザー)がタッチセンサ39に接触している判定したとき、コントローラは、上記ステップS23と同様に、コントローラがポンプ10を停止するとともにトランジスタT2をオンにして、燃料電池式発電部7の燃料電池の発電を停止させる。このようにして、筐体36の表面に設けられたタッチセンサ39によって、再生モードにおいてユーザーが電子機器1の筐体に接触している、すなわちユーザーが電子機器1を手持ちで使用しているか否かを判定し、ユーザーが筐体に接触していると判定されたときにはポンプ10を停止させ、燃料電池式発電部7の燃料電池の発電を停止させて、電子機器1から水蒸気が排出されないようにして、ユーザに不快感を与えないようにすることができる。
また、センサとして、筐体の外面に向かって距離センサを設けるようにしても良い。距離センサは、その距離センサから被検体までの距離を検知するセンサであって、その被検体までの距離に応じたレベルの出力信号をコントローラ(主に燃料電池制御部21)に出力するものである。距離センサは、例えば距離センサから被検体までの距離が所定距離以下になったら、距離センサの出力信号のレベルが所定閾値以上となり、距離センサから被検体までの距離が前記所定距離を超えた場合、距離センサの出力信号のレベルが前記所定閾値未満となる。この場合、ステップS21においてコントローラが再生モードであると判定したときに、更に、コントローラが距離センサの出力信号のレベルを前記所定閾値と比較し、距離センサの出力信号のレベルが所定閾値以上であって、距離センサから被検体までの距離が所定距離以下であり、電気機器1の比較的近傍に別の物体がある場合に、コントローラは、上記ステップS23と同様に、コントローラがポンプ10を停止するとともにトランジスタT2をオンにして、燃料電池式発電部7の燃料電池の発電を停止させる。このようにして、筐体に設けられた距離センサによって、再生モードにおいて、電子機器1の比較的近傍に別の物体があるときにはポンプ10を停止させ、燃料電池式発電部7の燃料電池の発電を停止させて、電子機器1から水蒸気が排出されないようにして、近傍の物体が濡れないようにすることができる。なお、距離センサは光による距離を検知する光学的なセンサであっても良いし、超音波等により距離を検知するセンサであっても良い。距離センサが超音波により距離を検知するセンサである場合、例えば筐体36の前方へ超音波を送信する超音波送信部と、筐体36の前方から超音波を受信する超音波受信部と、送信から受信までの時間と音速とから距離を求めてその距離に応じた信号を出力する回路と、を備えるようにしてもよい。
上記実施形態では、蓄電部として二次電池25を挙げて説明したが、スーパーキャパシタを蓄電部として用いても良い。
また、上記実施形態では、蓄電部として一次電池を用いても良い。二次電池25の代わりに一次電池を用いた場合、ダイオードD3、抵抗R、電流検知部42及びトランジスタT1は設けられていないか、又は、電源制御部41によってトランジスタT1が常にオフにされている。
ステップS25においては、ポンプ10を低速で作動させているが、ポンプ10を高速で作動させ、燃料電池式発電部7の燃料電池で発生した電力だけが電子機器本体部の各負荷に供給されても良い。
また、生成水タンク9内の水を蒸発させる蒸発器を設け、蒸発器で蒸発した気体を筐体36の外に排出するものとしても良い。
また、分離部8及び生成水タンク9を設けず、燃料電池式発電部7の燃料電池で発生した水蒸気をそのまま筐体36の排気孔40から外に排出するものとしても良い。
生成水の回収量を電子機器の使用状況や環境状況に応じて変化させるようにしてもよい。
また、ダイオードD1,D2,D3の組み合わせで、燃料電池式発電部7の燃料電池からの電力供給と二次電池25の電力供給を使い分けたが、半導体スイッチ素子等を用いてその使い分けを行っても良い。
また、キー入力部33のスライドスイッチで撮影モードと再生モードの切替を行ったが、ボタン操作や声などのその他の方法でモード切替を行っても良い。
また、ステップS21においてコントローラが撮影モードであるか再生モードであるかを判定したが、コントローラがキー入力部33の信号に基づいて判定を行っても良い。つまり、ステップS21においてユーザがキー入力部33を操作しているとその旨の信号がコントローラに出力されるので、これにより、コントローラの処理がステップS23に移行する。一方、ステップS21においてユーザがキー入力部33を操作しないと、操作信号がキー入力部33からコントローラに出力されないので、その操作信号の終了から所定時間経過した場合に、コントローラの処理がステップS25に移行する。そうすると、ユーザが電子機器1を操作している間は水蒸気を排出しないようにできる。この場合も、キー入力部33による操作に代えて声などの操作であってもよい。
また、電子機器1の周囲の環境を検知する環境センサをセンサとして筐体36の外面に設け、環境センサの検知結果に応じて、コントローラがポンプ10をオン・オフしたり、ポンプ10の作動速度を調整したりしても良い。例えば、環境センサとして湿度センサを用い、湿度センサで検知された湿度を表す信号が所定レベル以上の場合(湿度が所定値以上の場合)には、コントローラがポンプ10を止めるとともにトランジスタT2をオンにし、湿度センサで検知された湿度を表す信号が所定レベル未満の場合(湿度が所定値未満の場合)には、コントローラがポンプ10を高速又は低速で作動させるとともにトランジスタT2をオンにしても良い。ポンプ10が高速動作の場合には、燃料電池式発電部7の燃料電池から電子機器本体部の各負荷に電力が供給され、ポンプ10が低速動作の場合には、燃料電池式発電部7の燃料電池及び二次電池25の両方から電子機器本体部の各負荷に電力が供給される。これにより、電子機器1の周辺の湿度が高くなりすぎることが防止でき、その周囲を濡らすに済む。
また、光強度を検知する光センサを環境センサとして筐体36の外面に設け、光センサの検知結果に応じて、コントローラがポンプ10をオン・オフしたり、ポンプ10の作動速度を調整したりしても良い。光センサで検知された光強度を表す信号が所定レベル以上の場合(光強度が所定値以上の場合)には、コントローラがポンプ10を止めるとともにトランジスタT2をオンにし、光センサで検知された光強度を表す信号が所定レベル未満の場合(光強度が所定値未満の場合)には、コントローラがポンプ10を高速又は低速で作動させるとともにトランジスタT2をオンにしても良い。電子機器1が暗いところに置かれている時にはユーザが近くにいない場合が多いので、水蒸気がユーザに当たることを防止し得る。
また、上記実施形態では、電子機器1はデジタルスチルカメラ若しくはデジタルビデオカメラ又は動画・静止画の両方の撮影機能を有するデジタルカメラを例にしてあるが、例えば携帯電話機、ノート型パーソナルコンピュータ、腕時計、PDA(Personal Digital Assistance)、電子手帳等といったデジタルカメラ機能付携帯型電子機器であっても良い。
本発明の実施形態における電子機器の外観を示した斜視図である。 上記電子機器に設けられた自己発電ユニットの概略構成を示したブロック図である。 上記電子機器の概略構成を示したブロック図である。 上記電子機器に備わる電源切替部及び二次電池の概略構成を示した図面である。 上記電子機器に備わるコントローラの処理の流れを示したフローチャートである。
符号の説明
1 電子機器
7 燃料電池式発電部
10 ポンプ
21 燃料電池制御部
25 蓄電部
31 電子機器制御部
32 表示部
34 撮像素子
35 記憶部
36 筐体
43 電圧検知部
D1、D2、D3 ダイオード
T1、T2 トランジスタ
C コンデンサ
R 抵抗

Claims (7)

  1. 撮像素子を備えて、該撮像素子による撮影を行うことができる電子機器であって、
    電力を供給可能な蓄電部と、
    燃料により発電した電力を取り出すとともに発電により生成した水蒸気を排出する燃料電池式発電部と、
    当該電子機器の動作モードを前記撮像素子による撮影動作を行う撮影モードと撮像された画像データの画像表示動作を含む再生モードとの何れかに設定する手段と、前記燃料電池式発電部の動作を制御する手段と、を有し、前記撮影モードの場合に前記燃料電池式発電部の発電を止めて前記蓄電部から供給される電力によって電子機器本体部を駆動させ、前記再生モードの場合に前記燃料電池式発電部を発電させて前記燃料電池式発電部及び前記蓄電部の何れか一方から供給される電力によって前記電子機器本体部を駆動させるように制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 撮像素子を備えて、該撮像素子による撮影を行うことができる電子機器であって、
    電力を供給可能な蓄電部と、
    燃料により発電した電力を取り出すとともに発電により生成した水蒸気を排出する燃料電池式発電部と、
    前記燃料電池式発電部に燃料を供給するポンプと、
    前記燃料電池式発電部の出力電圧が前記蓄電部の電圧よりも高い場合に前記蓄電部から電子機器本体部の放電を止め且つ前記燃料電池式発電部から前記電子機器本体部への電力供給を可能せしめ、前記燃料電池式発電部の出力電圧が前記蓄電部の電圧よりも低い場合に前記蓄電部から前記電子機器本体部への放電を可能せしめる電源切替部と、
    前記蓄電部の電圧を検知する電圧検知部と、
    当該電子機器の動作モードを前記撮像素子による撮影動作を行う撮影モードと撮像された画像データの画像表示動作を含む再生モードとの何れかに設定する手段と、前記ポンプの動作を制御する手段と、を有し、前記電圧検知部による検知電圧が所定閾値未満である場合に前記燃料電池式発電部に前記燃料電池式発電部から前記蓄電部の電圧より高い出力電圧を出力するのに必要な所定量の前記燃料を供給させるように前記ポンプを作動させて前記燃料電池式発電部を発電させて該燃料電池式発電部から供給される電力によって前記電子機器本体部を駆動させ、前記電圧検知部による検知電圧が前記所定閾値以上である場合であって前記撮影モードのときに前記ポンプを停止させて前記燃料電池式発電部の発電を止めて前記蓄電部から供給される電力によって前記電子機器本体部を駆動させ、前記電圧検知部による検知電圧が前記所定閾値以上である場合であって前記再生モードのときに前記燃料電池式発電部に前記燃料電池式発電部に前記所定量より少ない量の前記燃料を供給させるように前記ポンプを作動させて前記燃料電池式発電部を発電させて該燃料電池式発電部及び前記蓄電部の何れか一方から供給される電力によって前記電子機器本体部を駆動させるように制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  3. 少なくとも前記燃料電池式発電部を内蔵する筐体と、前記筐体の外面に向かって設けられたセンサと、を更に備え、
    前記センサは、当該センサへの被検体の接触を検知するタッチセンサであり、
    前記制御部は、前記電圧検知部による検知電圧が前記所定閾値以上である場合であって前記再生モードであるときに前記センサにより接触が検知された場合に前記燃料電池式発電部の発電を止めるように制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 少なくとも前記撮像素子と前記燃料電池式発電部と前記制御部とを内蔵する筐体と、前記筐体の外面に設けられたセンサと、を更に備え、
    前記センサは、当該センサから被検体の距離を検知する距離センサであり、
    前記制御部は、前記電圧検知部による検知電圧が前記所定閾値以上である場合であって前記再生モードであるときに前記センサにより検知された距離が所定距離以下である場合に前記燃料電池式発電部の発電を止めるように制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
  5. 前記燃料電池式発電部で生成された水蒸気が前記筐体の外へ排出されることを特徴とする請求項3又は4に記載の電子機器。
  6. 燃料により発電した電力を取り出すとともに発電により生成した水蒸気を排出する燃料電池式発電部と、
    電力を供給可能な蓄電部と、
    前記燃料電池式発電部の出力電圧が前記蓄電部の電圧よりも高い場合に前記蓄電部から電子機器本体部への放電を止め且つ前記燃料電池式発電部から前記電子機器本体部への電力供給を可能せしめ、前記燃料電池式発電部の出力電圧が前記蓄電部の電圧よりも低い場合に前記蓄電部から前記電子機器本体部への放電を可能せしめる電源切替回路と、を備え、
    前記電源切替回路により、前記燃料電池式発電部の出力電圧の前記電子機器本体部の駆動に伴う変化に応じて、前記電子機器本体部に供給される電力を前記燃料電池式発電部から供給される電力及び前記蓄電部から供給される電力の何れか一方に切り換えることを特徴とする電子機器。
  7. 前記電子機器は、更に、
    前記蓄電部の電圧を検知する電圧検知部と、
    前記燃料電池式発電部に燃料を供給するポンプと、
    前記電圧検知部による検知電圧が所定閾値未満である場合に前記燃料電池式発電部に該燃料電池式発電部から前記蓄電部の電圧より高い出力電圧を出力するのに必要な所定量の前記燃料を供給させるように前記ポンプを作動させて前記燃料電池式発電部を発電させて、前記電源切替回路を介して前記燃料電池式発電部から供給される電力によって前記電子機器本体部を駆動させ、前記電圧検知部による検知電圧が前記所定閾値以上である場合であって前記電子機器が水蒸気の外部への排出が好ましくない動作モードであるときに前記ポンプを停止させて前記燃料電池式発電部の発電を止めて前記蓄電部から供給される電力によって前記負荷を駆動させ、前記電子機器が前記動作モードでないときに前記燃料電池式発電部に前記所定量より少ない量の前記燃料を供給させるように前記ポンプを作動させて前記燃料電池式発電部を発電させ、前記電源切替回路を介して前記燃料電池式発電部及び前記蓄電部の何れか一方から供給される電力によって前記電子機器本体部を駆動させるように制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
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