JP2005071911A - 燃料電池搭載機器 - Google Patents

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Abstract

【目的】 燃料電池を電源とする機器において電圧の負荷変動の大小に拘らず安定して電力を供給する。
【構成】 デジタルカメラ100では、メタノールを燃料とする燃料電池86と水素ガスを燃料とする燃料電池88とが搭載されている。起動時等、電圧の負荷変動が大きい時は、発電効率が高い燃料電池88を発電させ、電圧の負荷変動が小さい時は発電効率が、燃料電池88と比して小さい燃料電池86を発電させる。これによって、電圧の負荷変動が大きい時に、短時間で必要な電気エネルギーを供給できる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、機器で消費される電力を発電する燃料電池を搭載する燃料電池搭載機器に関する。
従来から燃料電池を電源とする機器が考案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では燃料電池を電源とするパソコンの起動時に補助電池から電力を供給することが開示されている。このことからわかるように燃料電池では、機器の起動時やデジタルカメラにおける動画撮影、ストロボ発光等の電圧の負荷変動が大きい時に安定して電力を供給できないという問題があった。
特開平9−213359号公報
本発明は上記事実を考慮してなされたものであり、機器で消費される電力を発電する燃料電池を搭載する燃料電池搭載機器において、機器の電圧の負荷変動が大きい時でも安定して電力を供給することを目的とする。
請求項1に記載の燃料電池搭載機器は、機器で消費される電力を発電する燃料電池を搭載する燃料電池搭載機器であって、発電効率が低い低燃料電池と、発電効率が高い高燃料電池と、前記機器の電圧の負荷変動が大きい時に前記高燃料電池を発電させ、前記機器の電圧の負荷変動が小さい時に前記低燃料電池を発電させる第1制御手段を有することを特徴とする。
請求項1に記載の燃料電池搭載機器では、機器で消費される電力が、搭載する燃料電池によって発電される。この燃料電池は複数搭載されており、各燃料電池は発電効率が低い低燃料電池と、発電効率が高い高燃料電池となっている。
そして、第1制御手段は、機器の起動時等、機器の電圧の負荷変動が大きい時に、高燃料電池を発電させ、機器の電圧の負荷変動が小さい時に低燃料電池を発電させる。これによって、機器の電圧の負荷変動が大きい時に、短時間で必要な電気エネルギー量を機器に供給でき、機器の電圧の負荷変動を安定させることができる。また、機器の電圧の負荷変動が小さい時には、発電効率の低い、低コストな燃料によって低燃料電池を発電させれば良いので、燃料のコストを低減できる。
請求項2に記載の燃料電池搭載機器は、請求項1に記載の燃料電池搭載機器であって、前記低燃料電池と前記高燃料電池の燃料は種類が異なることを特徴とする。
請求項2に記載の燃料電池搭載機器では、複数の燃料電池の燃料の種類が異なる。例えば水素ガスを燃料とする燃料電池と、メタノールを燃料とする燃料電池とでは、水素ガスを燃料とする燃料電池の方が発電効率が高くなる。
第1制御手段は、機器の電圧の負荷変動が大きい時に、水素ガスを燃料とする燃料電池のように発電効率が高い燃料電池を発電させ、機器の電圧の負荷変動が小さい時に、メタノールを燃料とする燃料電池のように水素ガスと比して発電効率が低い燃料電池を発電させる。
これによって、機器の電圧の負荷変動の大小に関わらず、安定して電力を供給できる。また、機器の電圧の負荷変動が小さい時には、メタノールのように水素ガスと比して低コストな燃料によって燃料電池を発電させれば良いので燃料コストを低減できる。
請求項3に記載の燃料電池搭載機器は、請求項1又は2に記載の燃料電池搭載機器であって、前記低燃料電池、及び前記高燃料電池は、前記機器に着脱可能とされ、前記低燃料電池、及び前記高燃料電池で消費される燃料を貯留する燃料貯留部と、前記燃料貯留部から前記低燃料電池、及び前記高燃料電池へ燃料を供給する燃料供給路と、前記燃料供給路に設けられた開閉弁と、前記低燃料電池、及び前記高燃料電池の給液口が前記燃料供給路に接続されたことを検出する検出手段と、前記検出手段から検出信号を受信すると前記開閉弁を開放する第2制御手段と、を有することを特徴とする。
請求項3に記載の燃料電池搭載機器では、低燃料電池、及び高燃料電池が機器に着脱可能とされているので、古くなった低燃料電池、及び高燃料電池を新しい燃料電池に交換できる。また、燃料を貯留する燃料貯留部から低燃料電池、及び高燃料電池へ燃料を供給する燃料供給路には開閉弁が設けられている。低燃料電池、及び高燃料電池が機器に装着され給液口が燃料供給路に接続されると検出手段によって検出され、第2制御手段がこの検出信号を受信して開閉弁を開放する。
これによって、低燃料電池、及び高燃料電池の給液口が燃料供給路に接続されていない状態で燃料貯留部から低燃料電池、及び高燃料電池へ燃料を供給し、燃料が機器の内部に漏れ出してしまうことを防止できる。
請求項4に記載の燃料電池搭載機器は、機器で消費される電力を発電する燃料電池を搭載する燃料電池搭載機器であって、燃料の濃度が異なる複数の前記燃料電池を搭載することを特徴とする。
請求項4に記載の燃料電池搭載機器では、複数の燃料電池の燃料の濃度が異なる。燃料の濃度が高い燃料電池では、少量の燃料で長時間発電できる。しかし、高濃度なので高コストになる。
これに対して、燃料の濃度が低い燃料電池では燃料の消費が早く、燃料の交換を頻繁に行わなければならない。しかし、低濃度なので低コストである。
このような複数の燃料電池を搭載することによって、ユーザーが、燃料コストを優先するか、燃料を長持ちさせ、燃料の交換回数を減らすことを優先するかを選択できる。
請求項5に記載の燃料電池搭載機器は、請求項4に記載の燃料電池搭載機器であって、前記燃料電池は、前記機器に着脱可能とされ、前記燃料電池で消費される燃料を貯留する燃料貯留部と、前記燃料貯留部から前記燃料電池へ燃料を供給する燃料供給路と、前記燃料供給路に設けられた開閉弁と、前記燃料電池の給液口が前記燃料供給路に接続されたことを検出する検出手段と、前記検出手段から検出信号を受信すると前記開閉弁を開放する第2制御手段と、を有することを特徴とする。
請求項5に記載の燃料電池搭載機器では、燃料電池が機器に着脱可能とされているので、古くなった燃料電池を新しい燃料電池に交換できる。また、燃料を貯留する燃料貯留部から燃料電池へ燃料を供給する燃料供給路には開閉弁が設けられている。燃料電池が機器に装着され給液口が燃料供給路に接続されると検出手段によって検出され、第2制御手段がこの検出信号を受信して開閉弁を開放する。
これによって、燃料電池の給液口が燃料供給路に接続されていない状態で燃料貯留部から燃料電池へ燃料を供給し、燃料が機器の内部に漏れ出してしまうことを防止できる。
本発明は上記構成にしたので、機器で消費される電力を発電する燃料電池を搭載する燃料電池搭載機器において、機器の電圧の負荷変動の大小に関わらず、安定して電力を供給できる。
以下に図面を参照しながら第1実施形態について説明する。
図1、図2、図3に示すように、デジタルカメラ10の内部には、メタノール水溶液(CH3OH+H2O)が充填された燃料タンク12、14が設けられている。燃料タンク12には、燃料タンク14に充填されたメタノールよりも高濃度のメタノールが充填されている。
燃料タンク12の上面からは燃料供給管15がカメラ筐体13の上面まで延出している。また、燃料タンク14の上面からは燃料供給管17がカメラ筐体13の上面まで延出している。
カメラ筐体13の底部の中央部には、2次電池51(図4参照)や電源端子19、21等が設けられたドッキングステーション23が設けられている。そして、このドッキングステーション23の両側は、燃料電池16、18が側方から装填される収納部25、27とされている。
燃料電池16、18は、メタノール水溶液と酸素(O2)の化学反応によって発電を起し、副生成物として水(H2O)、及び二酸化炭素(CO2)を生成するメタノール直接型燃料電池である。
電源端子19、21は、ドッキングステーション23の収納部25、27に面したドッキング面23A、23Bに設けられており、燃料電池16、18のドッキング面16D、18Dに設けられた電源端子31、33と接触する。また、ドッキング面16D、18Dには燃料電池16、18に燃料を供給するための給液口20、22が設けられている。
この給液口20、22に接続される燃料供給管35、37が、燃料タンク12、14の下面から延出している。燃料供給管35、37は、ドッキングステーション23の内部を通ってドッキング面23A、23Bから突出して給液口20、22に水密状態で接続されている。この給液口20、22には逆止弁(図示省略)が設けられており、燃料電池16、18から燃料が漏れ出さないようになっている。
また、燃料供給管35、37の管路には開閉弁39、41が設けられている。ドッキングステーション23の電源端子19、21と燃料電池16、18の電源端子31、33とが接触すると、CPU50(図4参照)が、燃料供給管35、37が給液口20、22に接続されたと判定し、開閉弁39、41を開放する。電源端子19、21と電源端子31、33が接触した状態では、燃料供給管35、37と給液口20、22とは確実に接続されるので、燃料がカメラ筐体13内に漏れ出してしまうことはない。
また、燃料供給管15、17の端部には、燃料ボンベ43、45が接続される燃料供給口47、49が設けられている。この燃料供給口47、49には、燃料ボンベ43、45が接続されると開かれる安全弁(図示省略)が設けられている。
また、燃料電池16、18のドッキング面16D、18Dの反対側の面には、燃料電池で生成された水を排出するための排出口55、57が設けられており、この排出口55、57にはキャップ59、63が着脱可能とされている。
図4には、本実施形態のデジタルカメラ10の回路構成を示すブロック図が示されている。
デジタルカメラ10には、撮影レンズ26、シャッタ28、絞り29及びCCD撮像素子30が備えられている。撮影レンズ26、シャッタ28、及び絞り29を経由してCCD撮像素子30上に結像された被写体像は、CCD撮像素子30によってアナログ画像信号に変換される。ここで、シャッタ28によって、CCD撮像素子30からアナログ画像信号が読み出される際のスミアの発生が抑制される。
また、デジタルカメラ10には、補助光発光手段としてのストロボ装置32が内蔵されている。このストロボ装置32は、低照度時、又は低照度時以外の必要時に閃光を発光し、被写体に補助光を照射する。
また、デジタルカメラ10には、アナログ信号処理部34、A/D変換部36、デジタル信号処理部38、テンポラリメモリ40、圧縮伸長部42、内蔵メモリ(又はメモリカード)44、画像モニタ46、及び駆動回路48が備えられている。
CCD撮像素子30は、駆動回路48内のタイミング発生回路(図示省略)によって発生されたタイミングで駆動され、アナログ画像信号を出力する。また、駆動回路48には、撮影レンズ26のAF駆動を制御するAF制御回路、撮影レンズ26のズーム駆動を制御するズーム制御回路、シャッタ28の駆動を制御するシャッタ制御回路、絞り29の駆動を制御する絞り制御回路等が含まれる。
CCD撮像素子30から出力されたアナログ画像信号は、アナログ信号処理部34でアナログ信号処理され、A/D変換部36でA/D変換され、そして、デジタル信号処理部38でデジタル信号処理される。デジタル信号処理されたデジタル画像データは、テンポラリメモリ40に一時的に格納される。
テンポラリメモリ40に格納されたデジタル画像データは、圧縮伸長部42で圧縮されて内蔵メモリ(又はメモリカード)44に記録される。尚、撮影モードによっては、圧縮の過程を省いて内蔵メモリ44に直接記録しても良い。そして、テンポラリメモリ40に格納されたデジタル画像データは画像モニタ46に読み出され、画像モニタ46に被写体像が映し出される。
また、デジタルカメラ10には、デジタルカメラ10全体の制御を司るCPU50(第1制御手段、第2制御手段)、ズーム操作スイッチ等を含む操作スイッチ群52、及びシャッタボタン54が備えられている。操作スイッチ群52を操作して所望の撮影状態に設定し、シャッタボタン54を押下することによって、写真撮影が行われる。
また、デジタルカメラ10には、2次電池51、コンバータ53、及び燃料電池16、18が備えられており、デジタルカメラ10を構成する各部は、燃料電池16、18で発電される電気エネルギーで、又は燃料電池16、18で発電されて2次電池51にバッファされた電気エネルギーで作動される。
図3に示すように、デジタルカメラ10の背面には、ファインダ56、ファインダLED58、撮影/再生モード選択スイッチ60、電源切換えスイッチ61、撮影モード選択ダイヤル62、マルチファンクションの十字キー64、カメラの動作モードや十字キー64の機能等を文字やアイコンで表示するドットマトリクスの液晶表示機66、バックスイッチ68、メニュー/OKスイッチ70、画像モニタ46、及びスピーカ72等が設けられている。スピーカ72からは、各種警告音が鳴らされるが、この点については後述する。
また、デジタルカメラ10の上面には、シャッターボタン54が設けられ、デジタルカメラ10の側面には、音声/映像(A/V)出力端子76、デジタル(USB)端子78、及びDC入力端子80が設けられている。
デジタルカメラ10は、撮影/再生モード選択スイッチ60によって撮影モード、又は再生モードが選択できるようになっており、撮影モード時には撮影モード選択ダイヤル62によってマニュアル撮影、オート撮影、動画、ボイスレコーダー等の各モードが選択できるようになっている。尚、ボイスレコーダは、音声のみを記録するモードである。
画像モニタ46は、電子ビューファインダとして使用できると共に、内蔵メモリ(又はメモリカード)44から読み出した再生画像等を表示することができる。また、画像モニタ46は、撮影可能コマ数や再生コマ番号の表示、ストロボ発光の有無、マクロモード表示、記録画質(クオリティー)表示、画素数表示等の情報も表示され、各種のメニュー等がメニュー/OKボタン70や十字キー64の操作に応じて表示される。
次に燃料電池16、18について説明する。
図5に示すように、燃料電池16のケーシング128は、電池セル130によって燃料室16Aと空気室16Bに室が分けられている。ドッキング面16Dには燃料室16Aに面して給液口20が設けられ、ドッキング面16Dの反対側の面には空気室16Bに面して排水口24が設けられており、燃料タンク12から燃料室16Aへ燃料を供給でき、空気室16Bから水を排水できるようになっている。
電池セル130は、燃料室16Aの壁面を構成するカーボンペーパー層130D、空気室16Bの壁面を構成するカーボンペーパー層130E、カーボンペーパー層130Dの内側に設けられた燃料極触媒層130A、カーボンペーパー層130Eの内側に設けられた空気極触媒層130B、及び燃料極触媒層130Aと空気極触媒層130Bに挟まれるプロトン伝導膜130Cとで構成されている。カーボンペーパー層130D、130Eには、電源端子31が導通可能に取り付けられている。
燃料タンク12から燃料室16Aへメタノールが供給され、コンバータ53を介して電池セル130に電圧が印加されると、メタノールが化学反応式(1)に示すように、二酸化炭素、水素イオン、及び電子に分解される。
CH3OH+H2O→CO2+6H++e- …(1)
二酸化炭素は、燃料室16Aの壁面に設けられた気液分離フィルタ134によって燃料室16Aから放出され、水素イオンは、プロトン伝導膜130Cを透過して空気極触媒層130Bへ移動する。そして、電子は、カメラの各部へ向い、又は、2次電池51(図4参照)へ向かって2次電池51を充電させる。
空気極触媒層130Bへ移動した水素イオンH+は、空気室16Bの壁面に設けられた気液分離フィルタ136、及び気液分離フィルタ136に面してカメラ筐体13に設けられた空気孔135を通って空気室16Bへ流入した酸素、及び電子と結合して水となる。この水は、キャップ59を外して排水口24から排出する。
また、燃料電池18の各部は、燃料電池16と対称な配置となっており、燃料室18Aと燃料室16A、空気室18Aと空気室16A、及び給液口20と給液口22が、それぞれ向き合っている。また、燃料極触媒層130A、プロトン伝導膜130C、空気極触媒層130Bがそれぞれ向き合っている。
また、燃料電池16、18を収納部25、27に挿入し、取り出すためにカメラ筐体13の側面に設けられた蓋65には、燃料電池16、18をドッキングステーション23に向って付勢する板バネ67が設けられている。この板バネ67によって燃料電池16、18が付勢されるので、燃料供給管35、37が給液口20、22に押し込まれ、確実に接続される。
ここで、高濃度の燃料によって発電を行う燃料電池16は、低濃度の燃料によって発電を行う燃料電池18と比較すると、少量の燃料で大きな電気エネルギーを発電できるので、燃料が長持ちする。しかし、燃料電池16で消費される燃料は高濃度であるが故に燃料電池18で消費される燃料よりも高コストとなる。
ユーザーは、電源切換えスイッチ61によって、発電させる燃料電池を燃料電池16にするか、燃料電池18にするか選択でき、燃料の持ちを優先するか、燃料のコストを優先するかを選択できる。
次に、第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図6、図7、図8に示すように、デジタルカメラ100では、メタノール水溶液(CH3OH+H2O)が充填された燃料タンク82、水素ガスが充填された燃料タンク84が、デジタルカメラ100の内部に設けられている。
カメラ筐体101の底部には、燃料電池86、88が下方から装填される収納部90が設けられており、収納部90の中央部に面して、2次電池51(図4参照)や電源端子19、21等が設けられたドッキングステーション83が設けられている。
低燃料電池としての燃料電池86は、メタノール水溶液と酸素(O2)の化学反応によって発電を起し、副生成物として水(H2O)、及び二酸化炭素(CO2)を生成するメタノール直接型燃料電池である。
高燃料電池としての燃料電池88は、水素ガスと酸素の化学反応によって発電を起し、副生成物として水を生成する固体高分子型燃料電池である。
電源端子19、21は、ドッキングステーション83の収納部25、27に面したドッキング面83Aに設けられており、燃料電池86、88のドッキング面86D、88Dに設けられた電源端子31、33と接触する。また、ドッキング面86D、88Dには燃料電池86の燃料室86A、燃料電池88の燃料室88Aに燃料を供給するための給液口20、22が設けられている。
この給液口20、22に接続される燃料供給管85、87が、燃料タンク82、84の下面から延出している。燃料供給管85、87は、ドッキングステーション23の内部を通ってドッキング面83Aから突出して給液口20、22に水密状態で接続されている。この給液口20、22には逆止弁(図示省略)が設けられており、燃料電池86、88から燃料が漏れ出さないようになっている。
また、燃料供給管85、87の管路には開閉弁39、41が設けられている。この開閉弁39、41は、ドッキングステーション83の電源端子19、21と燃料電池86、88の電源端子31、33とが接触すると、CPU50(図4参照)によって開放される。電源端子19、21と電源端子31、33が接触した状態では燃料供給管85、87と給液口20、22とは確実に接続されるので、燃料がカメラ筐体101内に漏れ出してしまうことはない。
また、燃料電池86、88のドッキング面86D、88Dの反対側の面には、燃料電池で生成された水を燃料電池86の空気室86B、燃料電池88の空気室88Bから排出するための排出口55、57が設けられており、この排出口55、57にはキャップ59、63が着脱可能とされている。
次に、電源を切換える方法について図9のフローチャートを参照して説明する。
デジタルカメラ100の電源が投入されると処理ルーチンが開始され、ステップ200へ進む。
ステップ200では、燃料電池86の電源端子31とドッキングステーション83の電源端子19、及び燃料電池88の電源端子33とドッキングステーション83の電源端子21の少なくとも一方が接触するまで否定判定が繰り返され、肯定されるとステップ201へ進む。
ステップ201では、電源端子31と電源端子19、及び電源端子33と電源端子21の両方が接触しているか否かが判定され、否定されるとステップ202へ進み、肯定されるとステップ203へ進む。ステップ202では、装着された燃料電池のみを発電させてデジタルカメラ10の各部に電力を供給し、処理ルーチンを終了する。
そして、ステップ203では、燃料電池86と燃料電池88を併用する併用モードがONになり、画像モニタ46に表示する。そして、ステップ204へ進む。ステップ204では、水素ガスを燃料とする燃料電池88を発電させて、起動のために電圧の負荷変動が大きくなっている各部に電力を供給する。ここで、発電効率の高い燃料電池88を発電させたので、短時間で必要な電気エネルギーを供給でき、電圧の負荷変動を安定させることができる。
ステップ205では、撮影/再生モード選択ダイヤル62によって撮影モードに設定されているか、再生モードに設定されているかが判定される。再生モードと判定されると、ステップ206へ進む。
ステップ206では、燃料電池86を発電させる。ここで、再生モード時には、起動時やストロボ装置32からストロボ光を発光させる時のように電圧の負荷変動が大きくなく安定しているので、少量ずつ電力を供給すればよい。このため、水素ガスと比較して低コストであるメタノールを燃料とする燃料電池86を発電させる。そして、ステップ207へ進む。
ステップ207では、電源がオフになるまで否定判定が繰り返されてステップ205へ戻り、肯定されると処理ルーチンが終了する。
そして、ステップ205において、撮影モードと判定されると、ステップ208へ進み、ストロボモードが選択されているか否かが判定され、否定されるとステップ206へ進み、上述したように、燃料電池86を発電させる。
そして、ステップ208において肯定されると、ステップ209へ進む。ステップ209では、燃料電池88を発電させる。ここで、ストロボ装置32からストロボ光を発光させる際に電圧の負荷変動が大きくなるが、燃料電池88は、水素ガスを燃料とし、メタノールを燃料とする燃料電池86よりも発電効率が高いので対応できる。
そして、ステップ207へ進み、電源がオフになると処理ルーチンが終了する。
なお、第1、第2実施形態では、デジタルカメラ10、100を例に取って説明したが、これに限らず、カメラ付携帯電話やアナログカメラ等、燃料電池を電源とする他の燃料電池搭載機器に付いても適用可能である。
また、メタノール直接型燃料電池、固体高分子型燃料電池について説明したが、他の種類の燃料電池にも適用可能である。
第1実施形態のデジタルカメラを示す斜視図である。 第1実施形態のデジタルカメラを示す斜視図である 第1実施形態のデジタルカメラを示す斜視図である。 第1実施形態のデジタルカメラの回路構成を示すブロック図である。 第1実施形態のデジタルカメラに搭載される燃料電池を示す断面図である。 第2実施形態のデジタルカメラを示す斜視図である。 第2実施形態のデジタルカメラの燃料タンク、ドッキングステーションを示す斜視図である。 第2実施形態のデジタルカメラの燃料電池を示す断面図である。 第2実施形態のデジタルカメラの電源を切換える方法を示すフローチャートである。
符号の説明
10 デジタルカメラ(燃料電池搭載機器)
12 燃料タンク(燃料貯留部)
14 燃料タンク(燃料貯留部)
16 燃料電池
18 燃料電池
19 電源端子(検出手段)
20 給液口
21 電源端子(検出手段)
22 給液口
31 電源端子(検出手段)
33 電源端子(検出手段)
35 燃料供給管(燃料供給路)
37 燃料供給管(燃料供給路)
39 開閉弁
41 開閉弁
50 CPU(第1制御手段、第2制御手段)
82 燃料タンク(燃料貯留部)
84 燃料タンク(燃料貯留部)
85 燃料供給管(燃料供給路)
86 燃料電池(低燃料電池)
87 燃料供給管(燃料供給路)
88 燃料電池(高燃料電池)
100 デジタルカメラ(燃料電池搭載機器)

Claims (5)

  1. 機器で消費される電力を発電する燃料電池を搭載する燃料電池搭載機器であって、
    発電効率が低い低燃料電池と、
    発電効率が高い高燃料電池と、
    前記機器の電圧の負荷変動が大きい時に前記高燃料電池を発電させ、前記機器の電圧の負荷変動が小さい時に前記低燃料電池を発電させる第1制御手段を有することを特徴とする燃料電池搭載機器。
  2. 前記低燃料電池と前記高燃料電池の燃料は種類が異なることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池搭載機器。
  3. 前記低燃料電池、及び前記高燃料電池は、前記機器に着脱可能とされ、
    前記低燃料電池、及び前記高燃料電池で消費される燃料を貯留する燃料貯留部と、
    前記燃料貯留部から前記低燃料電池、及び前記高燃料電池へ燃料を供給する燃料供給路と、
    前記燃料供給路に設けられた開閉弁と、
    前記低燃料電池、及び前記高燃料電池の給液口が前記燃料供給路に接続されたことを検出する検出手段と、
    前記検出手段から検出信号を受信すると前記開閉弁を開放する第2制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料電池搭載機器。
  4. 機器で消費される電力を発電する燃料電池を搭載する燃料電池搭載機器であって、
    燃料の濃度が異なる複数の前記燃料電池を搭載することを特徴とする燃料電池搭載機器。
  5. 前記燃料電池は、前記機器に着脱可能とされ、
    前記燃料電池で消費される燃料を貯留する燃料貯留部と、
    前記燃料貯留部から前記燃料電池へ燃料を供給する燃料供給路と、
    前記燃料供給路に設けられた開閉弁と、
    前記燃料電池の給液口が前記燃料供給路に接続されたことを検出する検出手段と、
    前記検出手段から検出信号を受信すると前記開閉弁を開放する第2制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項4に記載の燃料電池搭載機器。
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