JP4434652B2 - 燃料電池搭載機器 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池を電源とする燃料電池搭載機器に関する。
燃料電池では発電を起す度にメタノール等の燃料が消費されるので逐次、燃料を燃料電池に補給する必要があり、携帯機器用の燃料電池に燃料を補給するための構造として、燃料電池に着脱可能である燃料タンクから燃料電池へ燃料を供給する構造が考案されている(例えば、特許文献1乃至4参照)。
ここで、燃料電池は、特定の種類の燃料で、さらに特定の濃度の燃料でなければ発電を起すことができず、誤って燃料電池に適合しない燃料を燃料電池に補給してしまうと燃料電池は故障する。しかし、燃料の種類、濃度は見分けがつかないので、誤って種類や濃度が異なる燃料を燃料電池へ補給してしまう恐れがある。
特許文献4では、燃料容器に設けられたICチップのデータを判読して燃料電池に適合しない燃料容器は燃料電池に装着できないようにする、という燃料電池が開示されている。しかし、これは燃料容器の偽造防止を目的としたもので、容器内の燃料の種類、濃度を識別するためのものではない。
特開2003−36879号公報 特開平9−213359号公報 特開2003−157881号公報 特開2003−45468号公報
本発明は上記事実を考慮してなされたものであり、燃料電池を電源とする燃料電池搭載機器において、種類や濃度が燃料電池に適合しない燃料を誤って燃料電池に補給することを防止することを目的とする。
請求項に記載の燃料電池搭載機器は、燃料電池を電源とし、前記燃料電池で消費される燃料をケースの内部に貯留する燃料タンクが装填される燃料電池搭載機器であって、装填された燃料タンクから前記燃料が供給される燃料室と、前記ケースの表面に設けられ燃料の濃度値を表示した第被検出手段を検出する第検出手段と、前記燃料電池で生成された副生成物を貯留する副生成物貯留部から前記燃料室へ副生成物を供給する供給手段と、前記第検出手段から検出信号を受信し、前記燃料タンクに貯留されている燃料の濃度が所定値であると判定すると前記燃料電池を作動可能な状態にし、前記燃料タンクに貯留されている燃料の濃度が所定値よりも高いと判定すると前記供給手段を作動させ、前記燃料室に前記副生成物を供給しながら前記燃料電池を作動可能な状態にする第制御手段と、を有することを特徴とする。
請求項に記載の燃料電池搭載機器では、燃料電池を電源としており、この燃料電池で消費される燃料が燃料タンクに貯留されている。この燃料タンクのケースの表面には、第被検出手段が設けられており、第検出手段によって検出される。この第被検出手段は、燃料タンクのケースの内部に貯留されている燃料の濃度値を表示したものである。
そして、第制御手段は、第検出手段からの検出信号を受信し、燃料タンクに貯留されている燃料の濃度が所定値である、即ち燃料電池に適合する濃度の燃料が燃料タンクに貯留されていると判定すると、燃料電池を作動可能な状態にする。
また、第制御手段は、第検出手段からの検出信号を受信し、燃料タンクに貯留されている燃料の濃度が所定値よりも高いと判定すると供給手段を作動させて副生成物貯留部に貯留された副生成物を燃料電池に供給しながら、燃料電池を作動可能な状態にする。
これによって、燃料電池に適合しない濃度の燃料を燃料電池へ供給することを防止できる。また、燃料電池に適合する濃度よりも高濃度の燃料も使用可能となるので、燃料電池に適合する濃度の燃料を入手できない時でも燃料電池を発電できる。
請求項に記載の燃料電池搭載機器は、前記供給手段は、前記副生成物貯留部及び前記燃料室を接続する給水管と、前記第制御手段によって制御されるポンプと、を有することを特徴とする。
請求項に記載の燃料電池搭載機器は、前記副生成物貯留部が、光を透過する透明容器であることを特徴とする。
請求項に記載の燃料電池搭載機器は、前記副生成物貯留部と前記装填された燃料タンクとの間に位置する隔壁は、前記第1検出手段の光線の光路を遮らないことを特徴とする。
請求項に記載の燃料電池搭載機器は、請求項1乃至4の何れか1項に記載の燃料電池搭載機器であって、 前記燃料タンクを検出する第検出手段と、前記燃料タンクが装填されていないことをユーザーに認知させる警告手段と、前記燃料タンクを前記機器に装填する装填口の開閉を検出する開閉検出手段と、前記開閉検出手段から検出信号を受信し、前記装填口が閉じられたと判定すると前記第検出手段を作動させ、前記第検出手段から検出信号を受信しない時に前記警告手段を作動させる第制御手段と、を有することを特徴とする。
請求項に記載の燃料電池搭載機器では、第検出手段によって燃料タンクが検出され、開閉検出手段によって装填口の開閉が検出される。第制御手段は、開閉手段から検出信号を受信し、装填口が閉じられたと判定すると第検出手段を作動させ、第検出手段から検出信号を受信されずに燃料タンクが装填されていないと判定されると警告手段を作動させる。これによって、ユーザーに燃料タンクが機器に装填されていないことを認知させることができる。また、装填口が閉じられてから第検出手段を作動させるようにしたので、消費電力を低減できる。
本発明は上記構成にしたので、燃料電池を電源とする燃料電池搭載機器において、燃料電池に適合しない種類や濃度の燃料を誤って燃料電池に補給することを防止できる。
以下に図面を参照しながら第1実施形態について説明する。
図1、図2に示すように、燃料電池16を電源とするデジタルカメラ(以下、カメラという)10には、燃料電池16で消費される燃料(メタノール水溶液(CH3CH+H2O))を貯留する燃料タンク12が、カメラ10に設けられた収納部14へ上方から装填される。
収納部14の底部には、メタノール水溶液と酸素(O2)の化学反応によって発電を起し、副生成物として水(H2O)、及び二酸化炭素(CO2)を生成するメタノール直接型燃料電池(以下、燃料電池)16が備えられている。
燃料タンク12は、中空の円柱形状の容器で、燃料電池16の燃料室16Aに面しており、底部には、燃料室16Aの上面に設けられた給液口20と水密状態で嵌合する燃料供給口18が設けられている。
また、収納部14と隔壁15で仕切られ、燃料電池16の空気室16Bに面する収納部17には、水回収タンク19(副生成物貯留部)が上方から装填される。この水回収タンク19には、燃料電池16の空気室16Bで生成された水が回収される。水回収タンク19は、中空の三角柱形状の容器で、燃料電池16の空気室16Bに面しており、底部には、空気室16Bの上面に設けられた排水口24と水密状態で嵌合する水回収口22が設けられている。
図示は省略したが、燃料供給口18、水回収口22には、安全弁が設けられており、この安全弁は、燃料供給口18と給液口20、水回収口22と排水口24とが接続されると開かれる。
また、カメラ10には、燃料電池16に面してヒータ23が設けられている。このヒータ23は、カメラ10を低温環境で使用する際に起動される。ここで、燃料電池16は、氷点下等の低温環境では通常、化学反応を起すことができないが、ヒータ23によって加熱されることで化学反応を起こし発電できる。
燃料タンク12のケース25の側面には水回収タンク19に面してマーク37が設けられている。このマーク37は、光の反射率の高い塗料をケース25の側面に塗ったもので、フォトセンサ39によって検出される。マーク37は、燃料タンク12のケース25の内部に所定の種類の燃料が貯留されていることをカメラ10の第1制御手段、及び識別手段としてのCPU50(図3参照)に識別させるためのもので、CPU50は、フォトセンサ39からの検出信号を受信した時のみ、燃料電池16を作動可能な状態とし、それ以外、即ち燃料タンク12内に所定の種類以外、例えばエタノール水溶液が貯留されているような場合は、燃料電池16が作動できないようにする。これによって、燃料タンク12から燃料電池16へメタノール以外の燃料を供給してしまい燃料電池16を故障させてしまうことを防止できる。
図3には、本実施形態のカメラ10の回路構成を示すブロック図が示されている。
デジタルカメラ10には、撮影レンズ26、シャッタ28及びCCD撮像素子30が備えられている。撮影レンズ26及びシャッタ28を経由してCCD撮像素子30上に結像された被写体像は、CCD撮像素子30によってアナログ画像信号に変換される。ここで、シャッタ28によって、CCD撮像素子30からアナログ画像信号が読み出される際のスミアの発生が抑制される。
また、デジタルカメラ10には、閃光装置32が備えられている。この閃光装置32は、低照度時、又は低照度時以外の必要時に閃光を発光し、被写体に補助光を照射する。
また、デジタルカメラ10には、アナログ信号処理部34、A/D変換部36、デジタル信号処理部38、テンポラリメモリ40、圧縮伸長部42、内蔵メモリ(又はメモリカード)44、画像モニタ46、及び駆動回路48が備えられている。
CCD撮像素子30は、駆動回路48内のタイミング発生回路(図示省略)によって発生されたタイミングで駆動され、アナログ画像信号を出力する。また、駆動回路48には、撮影レンズ26、シャッタ28等を駆動する駆動回路も含まれている。
CCD撮像素子30から出力されたアナログ画像信号は、アナログ信号処理部34でアナログ信号処理され、A/D変換部36でA/D変換され、そして、デジタル信号処理部38でデジタル信号処理される。デジタル信号処理されたデジタル画像データは、テンポラリメモリ40に一時的に格納される。
テンポラリメモリ40に格納されたデジタル画像データは、圧縮伸長部42で圧縮されて内蔵メモリ(又はメモリカード)44に記録される。尚、撮影モードによっては、圧縮の過程を省いて内蔵メモリ44に直接記録しても良い。そして、テンポラリメモリ40に格納されたデジタル画像データは画像モニタ46に読み出され、画像モニタ46に被写体像が映し出される。
また、デジタルカメラ10には、デジタルカメラ10全体の制御を司るCPU50、ズーム操作スイッチ等を含む操作スイッチ群52、及びシャッタボタン54が備えられている。操作スイッチ群52を操作して所望の撮影状態に設定し、シャッタボタン54を押下することによって、写真撮影が行われる。
また、デジタルカメラ10には、2次電池51、コンバータ53、及び燃料電池16が備えられており、デジタルカメラ10を構成する各部は、2次電池51にバッファされた電気エネルギーで作動される。この2次電池51にバッファされた電気エネルギーが不足していると、CPU50は、コンバータ53を作動させて燃料電池16を発電させる。そして、燃料電池16から電気エネルギーが供給されて2次電池51の充電が完了すると、コンバータ53の作動を停止させて燃料電池16の発電を停止させる。
図2に示すように、デジタルカメラ10の背面には、ファインダ56、ファインダLED58、撮影/再生モード選択スイッチ60、撮影モード選択ダイヤル62、マルチファンクションの十字キー64、カメラの動作モードや十字キー64の機能等を文字やアイコンで表示するドットマトリクスの液晶表示機66、バックスイッチ68、メニュー/OKスイッチ70、画像モニタ46、及びスピーカ72等が設けられている。
また、デジタルカメラ10の上面には、シャッターボタン54が設けられ、デジタルカメラ10の側面には、音声/映像(A/V)出力端子76、デジタル(USB)端子78、及びDC入力端子80が設けられている。
デジタルカメラ10は、撮影/再生モード選択スイッチ60によって撮影モード、又は再生モードが選択できるようになっており、撮影モード時には撮影モード選択ダイヤル62によってマニュアル撮影、オート撮影、動画、ボイスレコーダー等の各モードが選択できるようになっている。尚、ボイスレコーダは、音声のみを記録するモードである。
画像モニタ46(警告手段)は、電子ビューファインダとして使用できると共に、内蔵メモリ(又はメモリカード)44から読み出した再生画像等を表示することができる。また、画像モニタ46は、撮影可能コマ数や再生コマ番号の表示、ストロボ発光の有無、マクロモード表示、記録画質(クオリティー)表示、画素数表示等の情報も表示され、各種のメニュー等がメニュー/OKボタン70や十字キー64の操作に応じて表示される。さらに画像モニタ46には、燃料タンク12内に燃料電池16に適合しない燃料が貯留されている場合、及び燃料タンク12が収納部14に装填されていない場合に、警告表示が表示される。
次に、燃料タンク12、水回収タンク19、及び燃料電池16の構造について説明する。
図4に示すように、燃料タンク12のケース25は、中空の円柱形状の容器である。燃料電池16のケーシング128は、電池セル130によって燃料室16Aと空気室16Bに室が分けられている。燃料室16Aと空気室16Bは、燃料タンク12と水回収タンク19が載置される台座132によって封止されている。
台座132には、燃料室16Aに面して給液口20が設けられ、空気室16Bに面して排水口24が設けられ、燃料タンク21から燃料室16Aへ燃料を供給でき、空気室16Bから水回収タンク19へ水を回収できるようになっている。
電池セル130は、燃料室16Aの壁面を構成する燃料極130A、空気室16Bの壁面を構成する空気極130B、及び燃料極130Aと空気極130Bに挟まれるプロトン導電膜130Cとで構成されている。
燃料タンク12から燃料室16Aへメタノールが供給され、燃料極130Aに電圧が印加されると、メタノールが化学反応式(1)に示すように、二酸化炭素、水素イオン、及び電子に分解される。
CH3OH+H2O→CO2+6H++e- …(1)
二酸化炭素は、燃料室16Aの壁面に設けられた気液分離フィルタ134によって燃料室16Aから放出され、水素イオンは、プロトン導電膜130Cを透過して空気極130Bへ移動する。そして、電子は、2次電池51(図3参照)へ向かい、2次電池51を充電させる。
空気極130Bへ移動した水素イオンH+は、空気室16Bの壁面に設けられた気液分離フィルタ136を透過して空気室16Bへ流入した酸素、及び電子と結合して水となる。この水は、排水口24、及び水回収口22を通過して水回収タンク19に回収される。
また、水回収タンク19を間に置いてマーク37に対向してフォトセンサ39が設けられている。このフォトセンサ39は光線を射出すると共に、光線を受光する投受光反射型センサで、光の反射率の高いマーク37に向けて光線を射出し、マーク37からの反射光を受光することによってマーク37を検出する。なお、水回収タンク19は光を透過できる透明の容器とされ、隔壁15は、光路を遮らないようになっている。
また、燃料タンク12の上端面には光の反射率の高いマーク112(第被検出手段)が設けられており、このマーク112に面して投受光反射型センサであるフォトセンサ114(第検出手段)が蓋82の裏面に設けられている。このフォトセンサ114は、マーク112を検出して燃料タンク12を検出する。
さらに、燃料タンク12を収納部14へ装填する装填口14Aには、蓋82が閉められるとスイッチを押圧される開閉検出スイッチ83が設けられている。蓋82が閉められ、開閉検出スイッチ83がオンになると、CPU50は、フォトセンサ114を作動させ、燃料タンク12の有無を検出する。そして、CPU50は、フォトセンサ114からの検出信号を受信しない場合、画像モニタ46に警告表示を出し、ユーザーに燃料タンク12が収納部14に装填されていないことを認知させる。
次に、第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図5に示すように、デジタルカメラ(以下、カメラという)100では、燃料タンク102または燃料タンク103と水回収タンク104とが載置される燃料電池16の台座132には給水管120が設けられている。この給水管120の両端部は、水回収タンク104の排水口104Aと台座132の燃料室16Aに面した部分に設けられた給水口132Aに接続されている。また、給水管120の管の途中には、ポンプ122が設けられている。
また、燃料タンク102のケース107の側面にはフォトセンサ109(第検出手段)に面してマーク110(第2被検出手段、第3検出手段)が設けられ、燃料タンク103のケース107の側面にはフォトセンサ109に面してマーク118(第1被検出手段)が設けられている。
マーク110は、燃料タンク102に貯留されている燃料の濃度が燃料電池16に適合する所定値であることをCPU50(第制御手段)に識別させるためのものである。
また、マーク118は、燃料タンク102に貯留されている燃料の濃度が燃料電池16に適合する値よりも所定値だけ高濃度であることをCPU50に識別させるためのもので、マーク110よりも光の反射率が低くなっている。
以下、図6のフローチャートを参照して、燃料の濃度を所定値に調整する方法について説明する。
カメラ100の電源が投入されると本フローを開始し、ステップ200に進む。ステップ201では、フォトセンサ109がマーク110、又はマーク118を検出したか否かが判定され、肯定されるとステップ20へ進み、否定されるとステップ20へ進む。ステップ20では、画像モニタ46に警告表示を表示し、燃料電池16を作動できない状態とする。
ここで、収納部14へ装填された燃料タンクが燃料タンク102でも燃料タンク103でもない場合は、燃料タンク内の燃料の濃度をCPU50が認知できない。このため、燃料電池16を作動させない。
ステップ202では、マーク110が検出されるとステップ203へ進み、マーク118が検出されるとステップ204へ進む。ステップ203では、CPU50が、燃料タンク102内の燃料の濃度が燃料電池16に適合する所定の濃度であると判定し、燃料電池16を作動可能な状態にする。
また、ステップ204では、CPU50が、燃料タンク103内の燃料の濃度は燃料電池16に適合する値よりも所定値だけ高濃度であると判定する。そして、ポンプ122を作動させて水回収タンク104から燃料室16Aへ水を供給しながら、燃料電池16を作動可能な状態にし、燃料タンク102から燃料電池16へ燃料を供給する。ここで、水の供給は、燃料タンク102から燃料電池16へ供給される燃料の濃度が所定値になるように、燃料の供給量に合わせて調整される。そして、本フローを終了する。
これによって、燃料電池16に適合しない濃度の燃料を燃料電池16に供給することを防止できる。また、燃料電池16に適合する濃度よりも高濃度の燃料も使用可能となるので、燃料電池16に適合する濃度の燃料を入手できない時等でも燃料電池16を発電可能となる。
なお、本実施形態では、燃料電池16に適合する所定値の濃度の燃料と、燃料電池16に適合する値よりも所定値だけ高濃度である燃料の2種類を識別する例について説明したが、2種類の濃度の燃料に限らず、3種類、4種類と種類の数が増えても第1被検出手段としてのマークの種類を増やすことで対応可能である。
次に、第1、第2実施形態のカメラ10、100の変形例について説明する。なお、第1、第2実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図7(A)、(B)、図8(A)、(B)に示すように、水回収タンク19、104には染料が充填されている。水回収タンク19、104には燃料電池16で生成された水が回収されるので、この染料は水の回収量が増えるにつれて濃度が低くなる。
第1、第2実施形態のフォトセンサ39、109に変えて受光量の変化を検出することが可能なフォトセンサ116(第1センサ、第2センサ、第3センサ)が設けられている。図7(A)、図8(A)に示すように、水回収タンク19、104内の水の回収量が少ない時は、染料の濃度が高い。このため、フォトセンサ116から射出された光は水回収タンク19、104を透過する際に減衰される光量が多くなり、フォトセンサ116へ戻る光量が少なくなる。
そして、図7(B)、図8(B)に示すように、水回収タンク19、104内の水の回収量が多い時は、染料の濃度が低くなるので、フォトセンサ116から射出された光は水回収タンク19、104を透過する際に減衰される量が染料の濃度が高い時と比して少なくなる。このため、フォトセンサ116へ戻る光量は水回収タンク19、104内の水の回収量が少ない時と比して多くなる。
このように、染料の濃度変化を検出することによって、水回収タンク19、104内の水の回収量を知ることができ、水回収タンク19、104から排水する時期を知ることができる。
また、CPU50には、フォトセンサ116によって検出される光量に応じた燃料の残量が記憶されており、CPU50は、フォトセンサ116によって検出される光量に基づいて燃料タンク12、102内の燃料の残量を算出し、画像モニタ46に表示する。
なお、本実施形態では、メタノール直接型燃料電池について説明したが、他の種類の燃料電池にも適用可能である。また、反射率の高いマークを燃料タンクのケースに設けて、このマークを投受光反射型のフォトセンサによって検出する構成を例に取って説明したが、これに限らず、燃料タンクのケースの側面に切欠き(ノッチ)を設けてこの切欠きの間に光線を通過させるようにしても良い。また、燃料タンクから突起を突設させて、この突起が透過型センサの光線を遮るようにしても良い。
第1実施形態のデジタルカメラを示す斜視図である。 第1実施形態のデジタルカメラを示す斜視図である。 第1実施形態のデジタルカメラの回路構成を示すブロック図である。 第1実施形態のデジタルカメラの燃料タンク、燃料電池、及び水回収タンクを示す断面図である。 第2実施形態のデジタルカメラの燃料タンク、燃料電池、及び水回収タンクを示す断面図である。 第2実施形態のカメラの燃料の濃度を調整する方法を示すフローチャートである (A)第1、第2実施形態のデジタルカメラの変形例の燃料タンク、燃料電池、及び水回収タンクを示す断面図である。 (B)第1、第2実施形態のデジタルカメラの変形例の燃料タンク、燃料電池、及び水回収タンクを示す断面図である。 (A)第1、第2実施形態のデジタルカメラの変形例の燃料タンク、燃料電池、及び水回収タンクを示す断面図である。 (B)第1、第2実施形態のデジタルカメラの変形例の燃料タンク、燃料電池、及び水回収タンクを示す断面図である。
符号の説明
10 デジタルカメラ(燃料電池搭載機器)
12 燃料タンク
16 燃料電池
19 水回収タンク(副生成物貯留部)
25 ケース
37 マー
39 フォトセンサ
46 画像モニタ(警告手段)
50 CPU(第1制御手段、第2制御手段
100 デジタルカメラ(燃料電池搭載機器)
102 燃料タンク
103 燃料タンク
104 水回収タンク(副生成物貯留部)
107 ケース
109 フォトセンサ(第1検出手段
110 マーク(第1被検出手段
114 フォトセンサ(第2検出手段
116 フォトセンサ(第1センサ、第2センサ、第3センサ)
120 給水管(供給手段)
122 ポンプ(供給手段)

Claims (5)

  1. 燃料電池を電源とし、前記燃料電池で消費される燃料をケースの内部に貯留する燃料タンクが装填される燃料電池搭載機器であって、
    装填された燃料タンクから前記燃料が供給される燃料室と、
    前記ケースの表面に設けられ燃料の濃度値を表示した第1被検出手段を検出する第1検出手段と、
    前記燃料電池で生成された副生成物を貯留する副生成物貯留部から前記燃料室へ副生成物を供給する供給手段と、
    前記第1検出手段から検出信号を受信し、前記燃料タンクに貯留されている燃料の濃度が所定値であると判定すると前記燃料電池を作動可能な状態にし、
    前記燃料タンクに貯留されている燃料の濃度が所定値よりも高いと判定すると前記供給手段を作動させ、前記燃料室に前記副生成物を供給しながら前記燃料電池を作動可能な状態にする第1制御手段と、
    を有することを特徴とする燃料電池搭載機器。
  2. 前記供給手段は、前記副生成物貯留部及び前記燃料室を接続する給水管と、前記第1制御手段によって制御されるポンプと、を有することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池搭載機器。
  3. 前記副生成物貯留部は、光を透過する透明容器であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の燃料電池搭載機器。
  4. 前記副生成物貯留部と前記装填された燃料タンクとの間に位置する隔壁は、前記第1検出手段の光線の光路を遮らないことを特徴とする請求項3に記載の燃料電池搭載機器。
  5. 前記燃料タンクを検出する第2検出手段と、
    前記燃料タンクが装填されていないことをユーザーに認知させる警告手段と、
    前記燃料タンクを前記機器に装填する装填口の開閉を検出する開閉検出手段と、
    前記開閉検出手段から検出信号を受信し、前記装填口が閉じられたと判定すると前記第2検出手段を作動させ、前記第2検出手段から検出信号を受信しない時に前記警告手段を作動させる第2制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の燃料電池搭載機器。
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