JP2006323298A - 防水機能付きクレードル - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、水中でのデジタルカメラによる撮影が良好な防水機能付きクレードルを提供する。
【解決手段】デジタルカメラ40を収納し、デジタルカメラ40と外部機器とを接続するためのクレードル10であって、デジタルカメラ40の装着時にクレードル10内の水密性を維持させた状態で、クレードル10内に収納されたデジタルカメラ40による撮影が可能な防水機能付きクレードル10において、防水機能付きクレードル10に液晶モニタ82を設け、信号伝達手段を介して液晶モニタ82にデジタルカメラ40の液晶モニタ74に表示される画像を映す。
【選択図】 図2

Description

本発明は防水機能付きクレードルに係り、特に、デジタルカメラを収納し、該デジタルカメラと外部機器とを接続するためのクレードルであって、前記デジタルカメラの装着時にクレードル内の水密性を維持させた状態で、前記クレードル内に収納された前記デジタルカメラによる撮影が可能な防水機能付きクレードルに関する。
防水機能付きカメラは、防水パックを使用して、又は防水機能付きクレードルを使用して、カメラを囲うのが一般的である。そして、防水機能を持たせるために従来からいろいろと対策が採られて来ている。例えば特許文献1は、防水機能付きクレードルの外部機器との接続を行なう端子の水密性を維持するようにしたものであり、特許文献2は、バッテリーパックの防水構造に関するものであり、実用新案文献1は、防水ケースを装着したまま充電することを可能にしたものである。
特開2004−302353号公報 特開2002−191131号公報 実用新案登録第3002397号
しかしながら、前述したような防水機能だけでは、水中での撮影においては十分ではない。例えば、防水パック又は防水機能付きクレードルに囲まれた防水機能付きカメラはカメラ本体にあるファインダ又は液晶モニタを利用するために、防水パック又は防水機能付きクレードルにおけるカメラ本体のファインダ又は液晶モニタに対応する部分に透明のガラス等を設けているが、被写体を確認する際に非常に見にくいという問題点があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、水中でのデジタルカメラによる撮影が良好な防水機能付きクレードルを提供することを目的とする。
本発明は前記目的を達成する為に、請求項1に記載の発明は、デジタルカメラを収納し、該デジタルカメラと外部機器とを接続するためのクレードルであって、前記デジタルカメラの装着時にクレードル内の水密性を維持させた状態で、前記クレードル内に収納された前記デジタルカメラによる撮影が可能な防水機能付きクレードルにおいて、前記防水機能付きクレードルに液晶モニタを設け、信号伝達手段を介して該液晶モニタに前記デジタルカメラの液晶モニタに表示される画像データを映すことを特徴とする。
従来のように、防水パック又は防水機能付きクレードルを使用してカメラを囲うものは、カメラ本体を包みこんでしまうため、LCD表示部が非常に見にくいという問題があった。
これに対し、本発明によれば、防水機能付きクレードル自体に液晶モニタを設け、その液晶モニタにデジタルカメラの液晶モニタに表示される画像を映すようにしたので、撮影操作性を格段に向上することができる。
請求項2に記載の発明は請求項1に記載の発明において、前記防水機能付きクレードルの液晶モニタは、前記デジタルカメラの液晶モニタよりも大画面であることを特徴とする。
このように、デジタルカメラの液晶モニタよりも大画面の液晶モニタを防水機能付きクレードルに設けることで、更に撮影操作性を向上することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記防水機能付きクレードルには、グリップ部が設けられると共に、該グリップ部には、シャッター及びモードダイヤルが設けられ前記信号伝達手段を介して前記デジタルカメラのシャッター及びモードダイヤルを操作することを特徴とする。
このように防水機能付きクレードル本体にグリップ部を設けることで、水中撮影する際の持ち運びが楽になり、グリップ部にシャッター及びモードダイヤルを設けていることで、水中撮影での操作性を格段に向上することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないしは請求項3のいずれか1に記載の発明において、前記信号伝達手段は、無線通信であることを特徴とする。
このようにクレードルとデジタルカメラとを無線通信によってデータをやり取りすることで、防水機能付きクレードルとデジタルカメラとのコネクタ数が少なくなったり、防水機能付きクレードルとデジタルカメラとにコネクタを設けなくて良くなったりするので、クレードルへのデジタルカメラの装着が容易となる。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないしは請求項4のいずれか1に記載の発明において、前記防水機能付きクレードルには、水中ライト及び該水中ライト用の専用バッテリーが設けられていることを特徴とする。
このように防水機能付きクレードルに水中ライト及び水中ライト用の専用バッテリーを備えることで、水深の深い太陽光の届きにくいような暗い水中でも好適に撮影をすることができる。また、専用バッテリーを備えることで、水中ライトの電源と撮影電源とは別の電源供給源となり撮影続行不可能という状況は避けることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないしは請求項5のいずれか1に記載の発明において、前記防水機能付きクレードルには、水深センサー及び/又は通信機が設けられていることを特徴とする。
このように防水機能付きクレードルに水深センサー及び/又は通信機を備えることで、カメラを持った潜水ダイバーの潜水位置を正確に把握することができるので潜水ダイバーの安全確保に威力を発揮する。
請求項7に記載の発明は、請求項1ないしは請求項6のいずれか1に記載の発明において、前記防水機能付きクレードルには、緊急時に潜水場所を知らせるツールが備えられていることを特徴とする。
このように防水機能付きクレードルに緊急時に潜水場所を知らせるツールを備えることで、非常時にツールを使用することによりカメラを持った潜水ダイバーの緊急度を知ることができるので、即座に助けに行くことができる。ここで、緊急時に潜水場所を知らせるツールとしては、エアバック等が考えられる。
本発明に係る防水機能付きクレードルによれば、クレードル機能および防水機能を備えた防水機能付きクレードルにおいて、撮影操作性を格段に向上することができる。
以下、添付図面に従って、本発明に係る防水機能付きクレードルの好ましい実施の形態について詳説する。図1は、本発明の実施の形態に係る防水機能付きクレードル10とデジタルカメラ40を示す斜視図である。
デジタルカメラ40において、符号42はカメラ筐体を示し、以下、44はレンズバリア、46はシャッタボタン、47はモードダイアル、48はポップアップ式ストロボ、50はファインダである。
カメラ筐体42の正面には、略円筒状に形成されたレンズバリア44が取り付けられている。レンズバリア44の内部には複数のレンズ(不図示)が設けられるとともに、これらレンズの結像位置には不図示のCCDが配設され、このCCDによって被写体が撮像される。これらレンズは内蔵モータ(不図示)などによってレンズ間の距離を変化するように駆動可能で、これにより、被写体に対する焦点距離や倍率を変化調整可能としている。なお、CCDによって撮像された被写体の光学像は不図示の画像処理基板によって電子画像データ、すなわちデジタルデータに変換され、得られたデジタルデータはメディアスロット内の不図示のスマートメディア(記録媒体)に書き込まれて記録される。符号64は、このスマートメディアをカメラ筐体42の内部に収納するためのメディアスロットのカバー(スロットカバー)である。また、必要に応じてセルフタイマーランプ52、ストロボ調光センサー58、マイク60などがカメラ筐体42の正面に設けられている。
図2において、カメラ筐体42の背面には、符号69としてファインダ、符号71として電源ボタン、符号73として十字ボタン72,72…から構成されたカーソルスイッチ、符号74として液晶モニタ、符号75としてモード切替スイッチなどが設けられている。電源ボタン71は押圧することで電源オン/オフを、また、モード切替スイッチ75は撮影モード/再生モードを夫々切り換えるための操作手段である。カーソルスイッチ73における十字ボタン72,72…は左、右、上、下の四方向の指示を入力可能な多機能操作部であり、左キー及び右キーは、それぞれ再生モード時に1コマ逆送りボタン、1コマ順送りボタンなどとして機能し、上キー及び下キーは、撮影時の電子ズーム機能における倍率調整用のズームキーとして用いられる。また、液晶モニタ74に表示されるメニュー画面からメニュー項目を選択したり、各メニューにおける各種設定項目の選択を指示する操作ボタンとしても機能する。
液晶モニタ74には撮影する直前、もしくは撮影した画像などが表示され、撮影時に画角確認用の電子ファインダとして使用できるとともに、撮影した画像のプレビュー画や、スマートメディアから読み出した再生画像などを表示することができる。また、メニュー画面や各メニューにおける各種設定項目も液晶モニタ74によって表示される。さらに、液晶モニタ74には、撮影可能コマ数や再生コマ番号の表示、マクロモード表示、記録画質表示、画素数表示などの情報も表示される。
図1に示すように、カメラ筐体42の下面には、後述するクレードル基部14のコネクタ18と、電気的な接続を行うためのコネクタ(以下、カメラコネクタと言う)62が設けられている。また、カメラ筐体42の内部には、カメラコネクタ62を介して供給される電力によって充電可能なバッテリー(不図示)が設けられており、このバッテリーからデジタルカメラ40の各機器に電力が供給される。さらに、カメラ筐体42の内部には、このほかにもデジタルカメラ40を総合的に制御する制御基板(不図示)などが設けられている。
図1に示すように防水機能付きクレードル10は、主としてクレードルキャップ12とクレードル基部14とから構成され、その内部にデジタルカメラ40を収納可能としている。
クレードル基部14には、デジタルカメラ40を載置する壁部15からなる装着部(以下、カメラ装着部という)16が形成されている。このカメラ装着部16の底部には、デジタルカメラ40とカメラコネクタ62を介して電気的な接続を行うためのコネクタ(以下、クレードルコネクタという)18が設けられている。ここで、クレードルコネクタ18およびカメラコネクタ62は、電力供給端子と通信用端子、および電源供給端子などの信号伝達端子が一つのコネクタにまとめられた複合端子で構成されているものである。なお、本実施の形態で用いられる通信用端子、すなわち通信インターフェースは、例えばUSB、IrDA、IEEE1394その他のシリアルインターフェースやパラレルインターフェースなどを適用できるが、本実施の形態では例えばUSBインターフェースが適用されている。また、図示しないが、赤外線通信機能を使ったワイヤレスインターフェースを採用しているデジタルカメラ40では、クレードルコネクタ18の代わりに赤外線送受信部をデジタルカメラ40の赤外線通信部に対向する位置に設けても良い。コネクタ接続といった手間が掛からなくなるので簡単にデジタルカメラ40をクレードル基部14に設置することができる。
壁部15の内周形状は、デジタルカメラ40のカメラ筐体42における下部の外周形状と略一致しており、図1の上方から矢印Aに沿ってデジタルカメラ40をカメラ装着部16に挿入すると、その挿入動作に連動してカメラコネクタ62がクレードルコネクタ18に連結され、両者が電気的に接続されるとともに、壁部15によってデジタルカメラ40の下部がホールドされる。
クレードル基部14の上面14aには、パッキン溝17が上面14aの淵部に近接するように配置形成されている。このパッキン溝17にはパッキンシールリング19がはめ込まれている。パッキンシールリング19は、クレードル基部14へのクレードルキャップ12の装着時に(図3参照)、カメラ装着部16の内部の水密性を維持するために設けられているものであり、パッキンシールリング19が上面14aに対して、その上部をやや突出するように取り付けられている。なお、このパッキンシールリング19としては、その断面がO形状に形成され、ゴムなどの弾性体からなるOリングなどが挙げられるが、これ以外にもOリングと同様の効果が得られる軟質樹脂材で形成されたパッキンシール部材を用いてもよい。
上面14aにおいて、クレードルキャップ12によって水密性が維持される部分、すなわちパッキン溝17の内側には、音声/映像出力(A/ V OUT)端子20、通信用端子を構成するデジタル(USB)端子21、電源供給端子22が夫々設けられ、各端子は前述したクレードルコネクタ18と不図示の回路で接続されている。また、これら各端子は、図2に示すように各端子に対応したピン端子を上方から押し込んで接続可能に配置されている。すなわち、USB端子21にはUSBコード85の通信用ピン端子85aが上方から押し込むように接続される。また、電源供給端子22には、プラグ87を有した電源コード70の電源用ピン端子70aが上方から押し込むように接続される。さらに、音声/映像出力(A/ V OUT)端子20にも、音声/映像出力ピン端子20aが上方から押し込むように接続される。
図1において、デジタルカメラ40を上方から覆うクレードルキャップ12には、壁部30からなるカメラキャップ部31が形成されている。壁部30の内周形状はデジタルカメラ40のカメラ筐体42における上部の外周形状と略一致している。
クレードルキャップ12の前面には、デジタルカメラ40のレンズバリア44に対向する位置(図3参照)に、保護ガラス13が水密性をもって固定されている。この保護ガラス13とクレードルキャップ12との間には不図示のパッキンシールリングが配置され、保護ガラス13は、クレードルキャップ12に固定された押え部材(不図示)によって当該パッキンシールリングに押し付けられて固定されている。なお、クレードルキャップ12の前面には、デジタルカメラ40のポップアップ式ストロボ48およびストロボ調光センサー58の夫々に対向する位置に、発光窓23及び調光窓25が設けられており、これらも保護ガラス13と略同様の構造を持って水密性が維持されている。なお、ポップアップ式ストロボ48に代えて、クレードルキャップ12の上部にストロボ装置やストロボ調光センサー(双方不図示)を別途設けてもよい。
クレードルキャップ12の側面部には、一対のグリップ92、94が設けられている。一方のグリップ92にはデジタルカメラ40のシャッター操作のためのシャッタボタン(以下、クレードルシャッタボタンと言う)96が設けられている。このグリップ92とクレードルシャッタボタン96との間には不図示のパッキンシールリングなどが設けられ水密性が維持されている。また、他方のグリップ94にはデジタルカメラ40のモードダイヤルを操作するためのモードダイヤル(以下、クレードルモードダイヤルと言う)98が設けられている。このクレードルモードダイヤル98とグリップ94との間にも不図示のパッキンシールリングなどが設けられ水密性が維持されている。そして、これらクレードルシャッタボタン96及びクレードルモードダイヤル98は、デジタルカメラ40のシャッタボタン46及びモードダイヤル47を、信号伝達手段を介して操作する。信号伝達手段としては、上述したコネクタでも良いが、無線による信号伝達手段、例えば赤外線送受信部を介して行なうことが好ましい。
クレードルキャップ12の下面12aには、パッキン溝34が下面12aの淵部に近接するように配置形成されている。このパッキン溝34にもパッキンシールリング36がはめ込まれている。パッキンシールリング36は、クレードル基部14へのクレードルキャップ12の装着時に(図3参照)、カメラキャップ部31の水密性を維持するために設けられており、パッキンシールリング36が下面12aに対して、その下部をやや突出するように取り付けられている。
このような構成のパッキンシールリング36および、前述したクレードル基部14のパッキンシールリング19によって、クレードル基部14へのクレードルキャップ12の装着時に、クレードルキャップ12a下面に設けられたパッキンシールリング36と、クレードル基部14の上面14aに設けられたパッキンシールリング19とが隙間なく密着される構成となっている。なお、この装着時においては、必ずしも夫々のパッキンシールリング19,36同士が密着することに限らず、例えばクレードルキャップ12の下面12aとクレードル基部14の上面14aに、パッキンシールリング19,36が夫々隙間なく密着される構成としてもよい。また、パッキンシールリング36としては、前述したパッキンシールリング19と同様に、Oリングなどのほか、Oリングと同様の効果が得られる軟質樹脂材で形成されたパッキンシール部材を用いてもよい。
クレードルキャップ12にはその内部に、デジタルカメラ40に電力を供給させるバッテリー(不図示)が内蔵されている。また、電力供給コネクタ33がクレードルキャップ12の下面12aから突出するように設けられ、クレードルキャップ12をクレードル基部14に装着させた際に、電力供給コネクタ33がクレードル基部14の電源供給端子22に接続される。この電力供給コネクタ33はバッテリーと不図示の回線を介して接続されており、バッテリーから供給される電力を、電源供給端子22を介してデジタルカメラ40に供給できる。なお、クレードルキャップ12の側面には、パッキンシールリングなどを有して水密性が維持された電池蓋(不図示)が設けられ、この電池蓋を開閉することでバッテリー(不図示)を交換できる。
図2に示したように、クレードル基部14の背面には、液晶モニタ82及びその表面に液晶モニタ82の水密性を持つための保護ガラス84が設けられている(図4参照)。この液晶モニタ82は、デジタルカメラ40の液晶モニタ74よりも大画面に形成されることが好ましい。液晶モニタ82には、デジタルカメラ40のデータをコネクタ18又は無線による信号伝達手段、例えば赤外線送受信部を介してデジタルカメラ40の液晶モニタ74と同じ画像が映し出せるようになっている。これにより、液晶モニタ82にデジタルカメラ40の液晶モニタ74に表示される画像を映すことで撮影操作性を格段に向上することができる。
また、クレードル基部14の背面の下部には、電源スイッチ操作や撮影した画像を液晶モニタ82上で見ながらの操作ができる操作パネル86が設けられている。操作パネル86で操作されると、コネクタ18又は赤外線送受信部を介してデジタルカメラ40に信号が送られる。これにより、クレードルキャップ12およびクレードル基部14を開成することなくデジタルカメラ40の電源がオン/オフでき、また、モードの切り替え操作が可能である。
図2において、クレードルキャップ12の下部にはフック88,88…が設けられている。また、クレードル基部14の側面上部には、フック88,88…に相当する位置にフック88が係合されるヒンジ89,89…が設けられている。フック88は、不図示の軸ピンにより防水機能付きクレードル10に対して開閉自在に配設されており、クレードル基部14へのクレードルキャップ12の装着時に、図3に示すようにフック88,88…をヒンジ89,89…と係合させることで、クレードルキャップ12とクレードル基部14との装着を強固にロックでき、これによりカメラ装着部16およびカメラキャップ部31の水密性を確実に維持できる。なお、フック88とヒンジ89との係合を解除すれば、当該ロックを解除して、クレードルキャップ12とクレードル基部14とを開成できる。
防水機能付きクレードル10の壁面15,30には、発泡スチロールやウレタンなどからなる不図示の衝撃保護部材が設けられており、デジタルカメラ40を外部の衝撃から保護して、デジタルカメラ40の損傷を防止している。
このように構成された防水機能付きクレードル10の内部にデジタルカメラ40を収納することで、デジタルカメラ40に対して水密性が維持される構成となっている。また、クレードル基部14およびクレードルキャップ12に設けられた液晶モニタ84や操作パネル86、グリップ92、94上のクレードルシャッタボタン96やクレードルモードダイヤル98などによって、防水機能付きクレードル10の内部にデジタルカメラ40を収納したままでも、デジタルカメラ40を操作して、デジタルカメラ40による撮影を可能としている。
更に、図5に示すように、クレードルキャップ12の上面左右に一対の水中ライト110を設けることが好ましく、この場合、水中ライト110用の専用バッテリ(不図示)を装備することが好ましい。専用バッテリは、クレードルキャップ12の上面で一対の水中ライト110の間に水密性を維持できる電池蓋112を設け、この電池蓋112からクレードルキャップ12内に形成した電池収納部(不図示)に収納される。尚、図5では、一対の水中ライト110で説明したが、1個でも良い。このように、クレードルキャップ12の上面に水中ライト110及びその専用バッテリーを装備することで撮影の作業性が更に向上する。
また、更に、図6に示すように、クレードルキャップ12の上面に水深センサー120及び通信機能を有する通信機122を設けることが好ましい。この場合、水深センサー120及び通信機122の専用バッテリ(不図示)を装備することが好ましい。専用バッテリは、クレードルキャップ12の上面に水密性を維持できる電池蓋112を設け、この電池蓋112からクレードルキャップ12内に形成した電池収納部(不図示)に収納される。この場合、水深センサー120及び通信機122から随時音波が発信されるとともに、通信機122は外部からの音波を受信することによって、潜水位置を確認することができる。尚、図6では、水深センサー120及び通信機122で説明したが、どちらか一方の装備でも良い。このように、水深センサー120及び/又は通信機122を装備することで潜水ダイバーの位置を確認することができる。
また、更に、クレードルキャップ12の上面に緊急時に潜水場所を知らせるツール(不図示)を設けることが好ましい。緊急時に潜水場所を知らせるツールとしては、例えばエアバックが考えられ、エアバックをクレードルキャップ12の上面に装備しておき緊急時に展開し浮上させることで遭難を知らせることができる。
次に、上記の如く構成された防水機能付きクレードル10の作用について説明する。
防水機能付きクレードル10にデジタルカメラ40を収納する場合には、図1において、矢印Aに沿ってデジタルカメラ40の下部をクレードル基部14に挿入した後、矢印Bに沿ってデジタルカメラ40の上部にクレードルキャップ12のカメラキャップ部31を装着させる。壁部15,30によってデジタルカメラ40がホールドされるとともに、クレードル基部14の上面14aとクレードルキャップ12の下面12aとが密着される。この後、図3または図4に示すようにフック88をヒンジ89にて係合させてロックさせる。デジタルカメラ40は、壁面15,30に設けられた衝撃保護部材によって保持されているため、防水機能付きクレードル10内でガタつくことがない。
撮影時には、図4に示すようにクレードルキャップ12の背面に設けられた操作パネル86上の電源スイッチを押圧することで信号がデジタルカメラ40に伝達されて、デジタルカメラ40の電源をオン/オフできる。また、グリップ部94のクレードルモードダイヤル98を操作することで信号がデジタルカメラ40に伝達されて、撮影モード/再生モードの選択が可能である。さらに、液晶モニタ74に表示される画像は、画像信号が防水機能付きクレードル10に伝達されて、大画面の液晶モニタ82に映し出される。撮影者は大画面の液晶モニタ82によって被写体を捕らえ、被写体を撮影範囲に収めるように防水機能付きクレードル10を操作(フレーミング)し、グリップ部92のクレードルシャッタボタン96を押圧することにより撮影が行われる。図3に示すように保護ガラス13を介して、レンズバリア44の内部のレンズに結像された被写体像が撮像され、CCDにて撮像された被写体の光学像はデジタルデータとしてスマートメディアに書き込まれて記録される。デジタルデータは操作パネル86を操作することにより大画面の液晶モニタ82で確認できる。大画面の液晶モニタ82で全ての映像を映すことができるので操作性が良く、また、グリップ部があり、そのグリップ部にシャッタボタン96とモードダイヤル98があるので撮影しやすい。
クレードルキャップ12の上面に水中ライト110及び水中ライト用の専用バッテリーを装備する場合には、専用バッテリーから水中ライトに電力が供給され、深い水中での撮影の際に水中ライト110を点灯することで好適に被写体を捉えることができる。水中ライト用の専用バッテリーを装備することで防水機能付きクレードル10は重量が大きくなってしまうが、水中で使用するため問題は無い。
クレードルキャップ12の上面に水深センサー120及び/又は通信機122を装備する場合には、水深センサー120及び/又は通信機122用の専用バッテリーから水深センサー120及び/又は通信機122に電力が供給される。水深センサーにより潜水ダイバーの水深が分かり、通信機で音波を送受信することで潜水距離が確認できる。遭難信号を発信する機能がある場合には、不図示の緊急ボタンを押すことで遭難信号を発信する。
また、クレードル基部14の電源供給端子22に電力供給コネクタ33が接続され、防水機能付きクレードル10に内蔵されたバッテリーによってデジタルカメラ40に電力が供給されており、デジタルカメラ40による長時間の間欠撮影を可能として、連続使用時間を延長できる。
なお、フック88とヒンジ89との係合を解除すれば、当該ロックを解除して、クレードルキャップ12とクレードル基部14とを開成でき、これによりデジタルカメラ40が回収できる。
外部電源を用いてデジタルカメラ40内部のバッテリーの充電を行なうためには、はじめにデジタルカメラ40をクレードル基部14に収納しておき、図2に示すように、電源供給端子22に電源コード70の電源用ピン端子70aを上方から押し込んで接続させる。この後、プラグ87をコンセントなどの外部電源に接続すれば、電源供給端子22を介してデジタルカメラ40に外部電源から電力が供給され、デジタルカメラ40内のバッテリーに充電が行われる。また、デジタルカメラ40と外部機器とで双方向通信を行う場合には、USB端子21にUSBコード85の通信用ピン端子85aを接続すれば、デジタルカメラ40と外部機器とでデジタルデータの送受信が行える。さらに、音声/映像出力端子20に音声/映像出力ピン端子20aを接続すれば、デジタルカメラ40で撮影されたデジタルデータを音声/映像出力端子20を介して、たとえばビデオデッキなどの外部機器に転送できる。これら端子がパッキンシールリングの内側に設けられることで、水分から端子を保護している。
このように、本発明の実施の形態にかかる防水機能付きクレードル10によれば、防水機能付きクレードル本体に液晶モニタを設け、その液晶モニタにデジタルカメラの液晶モニタに表示される画像データを映すことで撮影操作性を格段に向上することができる。
また、防水機能付きクレードにグリップ部を設けることで、水中撮影する際の持ち運びが楽になり、グリップ部にシャッター及びモードダイヤルを設けることで、水中撮影での操作性を格段に向上することができる。
更に、防水機能付きクレードとデジタルカメラとを無線通信によってデータをやり取りすることで、防水機能付きクレードルとデジタルカメラとにコネクタを設けなくて良くなるので、クレードルへのデジタルカメラの装着が容易となる。
そして、防水機能付きクレードルに水中ライト及び水中ライト用の専用バッテリーを備えることで、水深の深い太陽光の届きにくいような暗い水中でも好適に撮影をすることができる。また、水中ライトの電源と撮影電源とは別の電源供給源であるので、撮影続行不可能という状況は避けることができる。
また、防水機能付きクレードルに水深センサー及び/又は通信機を備えることで、カメラを持った潜水ダイバーの潜水位置を正確に把握することができるので潜水ダイバーの安全確保に威力を発揮する。
更に、防水機能付きクレードルに遭難信号を発信する装備を備えることで、非常時に遭難信号を発信することによりカメラを持った潜水ダイバーの潜水位置を割り出すことができる。
なお、前述した実施の形態に示した防水機能付きクレードル10の構成は、前記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、操作パネル86の位置は、クレードル基部14の背面の下部に限らず、クレードル基部14の下面など別の位置に設置しても良い。
また、防水機能付きクレードル10の内側で、保護ガラス13とレンズバリア44の間に、ワイドコンバージョンレンズ(NDフィルタ、UVフィルタ、特殊効果フィルタなどでもよい)を着脱自在に取り付ければ、通常の撮影よりもワイド撮影が可能になる。
そして、本実施の形態においては、デジタルカメラ40を例として用いて説明したが、これに限らず、レンズ交換が可能なレフレックスデジタルカメラ(一眼レフデジタルカメラ)やコンパクトカメラなどにも本発明を適用できる。また、カメラ収納部に収納されるカメラは、デジタルカメラに限らず、銀塩カメラでもよい。
本発明に係る防水機能付きクレードルの外観を示す斜視図 本発明に係る防水機能付きクレードルの外観の背面を示す斜視図 本発明に係る防水機能付きクレードルを示す斜視図 本発明に係る防水機能付きクレードルの背面を示す斜視図 本発明に係る防水機能付きクレードルを示す斜視図 本発明に係る防水機能付きクレードルを示す斜視図
符号の説明
10…防水機能付きクレードル、12…クレードルキャップ、13…保護ガラス、14…クレードル基部、18…クレードルコネクタ、19…パッキンシールリング、36…パッキンシールリング、40…デジタルカメラ、62…カメラコネクタ、74…液晶モニタ、82…液晶モニタ、86…操作パネル、92…グリップ、94…グリップ、96…シャッタボタン、98…モードダイヤル、110…水中ライト、120…水深センサー、122…通信機

Claims (7)

  1. デジタルカメラを収納し、該デジタルカメラと外部機器とを接続するためのクレードルであって、前記デジタルカメラの装着時にクレードル内の水密性を維持させた状態で、前記クレードル内に収納された前記デジタルカメラによる撮影が可能な防水機能付きクレードルにおいて、
    前記防水機能付きクレードルに液晶モニタを設け、信号伝達手段を介して該液晶モニタに前記デジタルカメラの液晶モニタに表示される画像を映すことを特徴とする防水機能付きクレードル。
  2. 前記防水機能付きクレードルの液晶モニタは、前記デジタルカメラの液晶モニタよりも大画面であることを特徴とする請求項1に記載された防水機能付きクレードル。
  3. 前記防水機能付きクレードルには、グリップ部が設けられると共に、
    該グリップ部には、シャッター及びモードダイヤルが設けられ前記信号伝達手段を介して前記デジタルカメラのシャッター及びモードダイヤルを操作することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載された防水機能付きクレードル。
  4. 前記信号伝達手段は、無線通信であることを特徴とする請求項1ないしは請求項3のいずれか1に記載された防水機能付きクレードル。
  5. 前記防水機能付きクレードルには、水中ライト及び該水中ライト用の専用バッテリーが設けられていることを特徴とする請求項1ないしは請求項4のいずれか1に記載された防水機能付きクレードル。
  6. 前記防水機能付きクレードルには、水深センサー及び/又は通信機が設けられていることを特徴とする請求項1ないしは請求項5のいずれか1に記載された防水機能付きクレードル。
  7. 前記防水機能付きクレードルには、緊急時に潜水場所を知らせるツールが備えられていることを特徴とする請求項1ないしは請求項6のいずれか1に記載された防水機能付きクレードル。
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