JP2010128162A - 防水型カメラ及び防水ケース並びにデジタルカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】高倍率、高画角の撮影レンズを備えた沈胴式のデジタルカメラを収納する防水ケースの鏡筒部の大型化を防ぐ。
【解決手段】デジタルカメラの背面には、十字キー44が設けられている。防水ケースの後ケース22の内面22bには、十字キー44を下方向に押圧操作した状態で保持する押圧部材70が設けられている。デジタルカメラのCPUは、電源ボタンの操作に応じて電源がOFFからONに切り替えられると、十字キー44が下方向に押圧操作されているか否かを判定する。そして、押圧操作されていると判定した場合には、撮影レンズの最大倍率を5倍から3倍に制限し、ワイド端位置とテレ端位置との間の3倍の倍率に対応した位置までしかレンズ鏡筒が繰り出されないようにする。
【選択図】図6

Description

本発明は、被写体像の撮影を行うデジタルカメラを防水ケースに収納して防水した防水型カメラに関する。
撮影レンズを備えたレンズ鏡筒の沈胴/繰り出しを行う沈胴式のデジタルカメラが普及している。沈胴式のデジタルカメラでは、電源ON時にレンズ鏡筒を繰り出し、電源OFF時にレンズ鏡筒を沈胴させる。また、沈胴式のデジタルカメラでは、レンズ鏡筒の繰り出し量を変化させることで撮影レンズが変倍され、レンズ鏡筒の繰り出し量を最大にしたときに、撮影レンズが最大望遠状態(テレ端)になる。
ところで、デジタルカメラでは、アクセサリと呼ばれる追加部品を取り付けて機能を向上させることが行われている。こうしたアクセサリの1つに、デジタルカメラを収納して防水し、防水性を持たないデジタルカメラでも水中撮影を行えるようにする防水ケースがある(特許文献1参照)。防水ケースを用いた場合には、防水性を持った水中撮影専用のデジタルカメラを用いる場合に比べて比較的安価に水中撮影を行うことができる。また、水中撮影を行わない場合にはデジタルカメラだけで撮影を行えばよく、利便性も高いことから、趣味でスキューバダイビングを楽しむ人などに重用されている。
防水ケースには、被写体像を撮影レンズに入射させるためのレンズ窓、収納したデジタルカメラから照射されるフラッシュ光を透過させるためのフラッシュ窓、収納したデジタルカメラを外側から操作するための各種の操作部材などが設けられている。
また、沈胴式のデジタルカメラを収納する防水ケースでは、筒状に形成された鏡筒部の先端にレンズ窓を設け、デジタルカメラから繰り出されるレンズ鏡筒を鏡筒部に入り込ませることで、レンズ鏡筒の沈胴/繰り出しを許容するようにしている。この鏡筒部は、撮影レンズをテレ端にしたときにもレンズ鏡筒の先端がレンズ窓に接触せず、かつ撮影レンズをワイド端にしたときにも撮影画角内に入り込まないように設計されている。
特開2006−194984号公報
近年、沈胴式のデジタルカメラでは、撮影レンズの高倍率化、広画角化が進められており、5倍の光学倍率、及びワイド端にしたときに35mmフイルム換算値で28mmの焦点距離を有する撮影レンズを備えた機種も登場してきている。沈胴式のデジタルカメラで撮影レンズを高倍率化させると、レンズ鏡筒の繰り出し量が多くなる。このため、上記のような高倍率、高画角の撮影レンズを備えた沈胴式のデジタルカメラに対応させて防水ケースを設計すると、鏡筒部が大型化してしまい、フラッシュ窓を介して照射されるフラッシュ光が、鏡筒部によって遮られてしまう(いわゆるケラレ)という問題が生じていた。
前述のように、防水ケースは、スキューバダイビングに好ましく用いられている。スキューバダイビングでの水中撮影では、例えば、サンゴやイソギンチャク、岩場に隠れた魚などといったように、海底付近に生息する生物に接近して撮影を行う場合が多く、フラッシュ光のケラレが顕著に現れてしまう。
また、スキューバダイビングでの水中撮影では、ダイビングスーツやBCDジャケットなどのポケットに防水ケースを入れておきたい場合もあるが、鏡筒部が大型化すると、これらのポケットに入らなくなってしまうという問題も生じる。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであって、高倍率、高画角の撮影レンズを備えた沈胴式のデジタルカメラを収納する防水ケースの鏡筒部の大型化を防ぐことを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、レンズ鏡筒の繰り出し/繰り込みに応じてワイド端からテレ端の範囲で変倍可能なズームレンズと、前記ズームレンズをワイド端にするワイド端位置と前記ズームレンズをテレ端にするテレ端位置との間で前記レンズ鏡筒を繰り出し/繰り込みさせる鏡筒駆動手段と、押圧操作に応答して撮影機能を設定するための操作指示を入力する機能設定用操作部材とを備えたデジタルカメラを防水ケースの内部に収納して防水した防水型カメラにおいて、前記防水ケースに収納された前記デジタルカメラの前記機能設定用操作部材を押圧操作した状態で保持する押圧部材と、前記デジタルカメラに電源が供給された際に、前記機能設定用操作部材が押圧操作されているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段が押圧操作されていると判定した際に、前記ワイド端位置と前記テレ端位置との間の制限位置までしか前記レンズ鏡筒が繰り出されないように前記鏡筒駆動手段を制御する駆動制御手段とを設けたことを特徴とする。
前記機能設定用操作部材は、押圧操作される位置に応じて複数の方向に揺動するシーソー式のスイッチであり、前記押圧部材は、前記機能設定用操作部材を所定の方向に押圧操作した状態で保持するとともに、少なくとも一部に弾性を有する弾性体が用いられており、前記防水ケースには、前記機能設定用操作部材の前記押圧部材とは異なる位置を押圧し、前記押圧部材を弾性変形させて揺動させることにより、前記押圧部材の押圧操作とは異なる方向に前記機能設定用操作部材を操作する操作部材操作手段が設けられていることが好ましい。
前記ズームレンズは、前記レンズ鏡筒を繰り出すに従ってワイド端からテレ端に移動するとともに、テレ端にある際に少なくとも5倍の倍率を有し、前記駆動制御手段は、前記ズームレンズの3倍の倍率に対応する位置を前記制限位置とすることが好ましい。
また、前記デジタルカメラが、撮影実行の際に被写体を照射するフラッシュ光を発するフラッシュ発光部を有し、前記防水ケースが、繰り出された前記レンズ鏡筒が入り込む筒状の鏡筒部と、前記フラッシュ発光部から照射されたフラッシュ光を透過させるためのフラッシュ窓とを有している場合、前記駆動制御手段は、前記レンズ鏡筒に合わせて形成した前記鏡筒部が、前記フラッシュ発光部の照射範囲内に入らなくなる前記レンズ鏡筒の位置を前記制限位置としてもよい。
前記デジタルカメラは、水中撮影に適した水中撮影モードを含む複数の撮影モードを有しており、前記機能設定用操作部材が押圧操作されていると前記判定手段が判定した場合には、前記水中撮影モードが設定された状態で起動することが好ましい。
前記機能設定用操作部材を押圧操作することによって設定される撮影機能は、撮影の実行を指示するレリーズボタンの操作から所定時間が経過した後に撮影を実行するセルフタイマ機能であることが好ましい。
前記セルフタイマ機能は、前記所定時間が異なる複数のモードを有し、前記デジタルカメラには、前記セルフタイマ機能のどのモードが設定されているかの情報を記憶するセルフタイマ設定記憶手段と、前記セルフタイマ機能の各モードに対応した複数の制御モードを有し、前記機能設定用操作部材が押圧操作されていると前記判定手段が判定した場合に、前記セルフタイマ設定記憶手段に記憶された前記セルフタイマ機能のモードに応じた制御モードで制御を行うタイマ対応制御手段とが設けられていることが好ましい。
前記デジタルカメラは、撮影の実行によって取得される画像の記録画素数を選択的に切り替える画素数切替機能を有するとともに、どの記録画素数が設定されているかの情報を記憶する記録画素数設定記憶手段と、画像の中央付近を抽出して拡大するデジタルズーム処理を行うデジタルズーム手段と、前記デジタルズーム処理が行われた際に、前記デジタルズーム処理の倍率に応じて前記記録画素数設定記憶手段に記憶された記録画素数を高くするように変更する変更処理を行う画素数変更手段とを備え、前記セルフタイマ機能は、少なくとも3つのモードを有し、前記タイマ対応制御手段は、前記デジタルズーム処理と前記変更処理とを行わせる第1制御モードと、前記デジタルズーム処理のみを行わせる第2制御モードと、前記デジタルズーム処理も前記変更処理も行わせない第3制御モードとの3つの前記制御モードを有していることが好ましい。
また、本発明は、押圧操作される位置に応じて複数の方向に揺動するとともに、押圧操作に応答して撮影機能を設定するための操作指示を入力するシーソー式のスイッチである機能設定用操作部材を備えたデジタルカメラを内部に収納して防水する防水ケースにおいて、前記機能設定用操作部材を所定の方向に押圧操作した状態で保持するとともに、少なくとも一部に弾性を有する弾性体が用いられた押圧部材と、前記機能設定用操作部材の前記押圧部材とは異なる位置を押圧し、前記押圧部材を弾性変形させて揺動させることにより、前記押圧部材の押圧操作とは異なる方向に前記機能設定用操作部材を操作する操作部材操作手段とを設けたことを特徴とする。
さらに、本発明は、レンズ鏡筒の繰り出し/繰り込みに応じてワイド端からテレ端の範囲で変倍可能なズームレンズと、前記ズームレンズをワイド端にするワイド端位置と前記ズームレンズをテレ端にするテレ端位置との間で前記レンズ鏡筒を繰り出し/繰り込みさせる鏡筒駆動手段と、押圧操作に応答して撮影機能を設定するための操作指示を入力する機能設定用操作部材とを備えるとともに、防水ケースの内部に収納されて防水された際に、前記機能設定用操作部材が押圧操作された状態で保持されるデジタルカメラにおいて、電源が供給された際に、前記機能設定用操作部材が押圧操作されているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段が押圧操作されていると判定した際に、前記ワイド端位置と前記テレ端位置との間の制限位置までしか前記レンズ鏡筒が繰り出されないように前記鏡筒駆動手段を制御する駆動制御手段とを設けたことを特徴とする。
本発明では、デジタルカメラを防水ケースに収納した際に、機能設定用操作部材を押圧操作した状態で保持し、デジタルカメラに電源が供給された際に、機能設定用操作部材が押圧操作されているか否かを判定し、押圧操作されていると判定された際には、ワイド端位置とテレ端位置との間の制限位置までしかレンズ鏡筒が繰り出されないようにした。これにより、制限位置に繰り出されたレンズ鏡筒に合わせて防水ケースの鏡筒部を形成すれば、テレ端位置に繰り出されたレンズ鏡筒に合わせて鏡筒部を形成する場合に比べて鏡筒部が小さくなる。従って、本発明によれば、高倍率、高画角の撮影レンズを備えた沈胴式のデジタルカメラを防水ケースに収納する際にも、鏡筒部の大型化を防ぐことができる。
図1に示すように、防水型カメラ2は、被写体の撮影を行うデジタルカメラ4と、このデジタルカメラ4を内部に収納する防水ケース6とからなる。防水ケース6は、デジタルカメラ4を収納する内部空間の気密を保持し、収納したデジタルカメラ4を防水する。また、防水ケース6は、収納したデジタルカメラ4を外側から操作できるように構成されている。防水型カメラ2は、防水ケース6にデジタルカメラ4を収納することで、防水性を持たないデジタルカメラ4でも、水辺や降雨時などといったデジタルカメラ4に水が掛かりやすい環境での撮影、さらには水中での撮影を行えるようにする。
デジタルカメラ4は、略直方体状に形成されたカメラ本体8を有している。カメラ本体8の前面には、撮影レンズ(ズームレンズ)10を保持するレンズ鏡筒11と、撮影実行の際に被写体を照射するフラッシュ発光部12とが設けられている。撮影レンズ10は、1〜5倍の範囲で変倍可能なズーム機能を有している。また、撮影レンズ10は、ワイド端にしたときに35mmフイルム換算値で28mmの焦点距離を有している。
カメラ本体8の上面には、撮影実行を指示するレリーズボタン14と、電源のON/OFFを切り替える電源ボタン15と、撮影レンズ10をワイド側もしくはテレ側に変倍させるズーム操作を行うためのズームレバー16とが設けられている。
このデジタルカメラ4は、レンズ鏡筒11がカメラ本体8に繰り出し/繰り込み可能に保持された、いわゆる沈胴式のコンパクトカメラである。デジタルカメラ4の電源をOFFにすると、図2(a)に示すように、レンズ鏡筒11がカメラ本体8内に収納された収納位置に繰り込まれる。また、この収納位置にレンズ鏡筒11がある場合には、図示を省略したレンズバリアによって撮影レンズ10が塞がれ、撮影レンズ10が保護される。電源ボタン15を操作してデジタルカメラ4の電源OFFからONに切り替えると、レンズバリアが開いた後、図2(b)に示すように、撮影レンズ10をワイド端にするワイド端位置にレンズ鏡筒11が繰り出される。この後、撮影レンズ10をテレ側に変倍させるようにズームレバー16を操作することで、図2(c)に示すように、撮影レンズ10をテレ端にするテレ端位置にレンズ鏡筒11が繰り出される。このように、レンズ鏡筒11は、ズーム操作に応じてワイド端位置とテレ端位置との間で移動し、撮影レンズ10は、レンズ鏡筒11をカメラ本体8から繰り出すに従って、ワイド端からテレ端に移動する。
レリーズボタン14は、2段階押しのスイッチとなっている。レリーズボタン14を軽く押す(半押し)と、AF(自動焦点調整)やAE(自動露出調整)などの各種の撮影準備処理が実施される。この半押しした状態からレリーズボタン14をさらに押し込む(全押し)と、デジタルカメラ4に撮影の実行が指示され、撮影準備処理が施された1画面分の撮像信号が画像データに変換される。
図3に示すように、防水ケース6は、前ケース20と後ケース22とで構成されている。各ケース20、22は、カメラ本体8の形状に応じた略直方体の開口箱状に形成されている。また、各ケース20、22は、開口が形成された側の端面20a、22aが、それぞれ略同一の形状で形成されている。防水ケース6は、各ケース20、22の端面20a、22aを合わせることで、デジタルカメラ4を収納するための内部空間を形成する。
各ケース20、22は、側面に設けられたヒンジ部24を介して互いに回転自在に接続されている。後ケース22は、ヒンジ部24を軸に回転することで、図1に示す閉じ位置と図3に示す開き位置との間で移動する。
前ケース20のヒンジ部24と反対側の側面には、係合溝26aが周面に形成された円盤状の開閉ノブ26が設けられている。開閉ノブ26は、その中心軸を軸として回転自在に前ケース20に取り付けられている。一方、後ケース22のヒンジ部24と反対側の側面には、開閉ノブ26の係合溝26aと係合する係合部28が設けられている。後ケース22は、閉じ位置に移動した後、開閉ノブ26を回転させて係合溝26aと係合部28とを係合させることにより、閉じ位置に保持され、開き位置への移動が規制される。
デジタルカメラ4を防水ケース6に収納する際には、後ケース22を開き位置に移動させ、この状態で前ケース20にデジタルカメラ4をセットする。そして、後ケース22を閉じ位置に移動させた後、開閉ノブ26を回転させて後ケース22を閉じ位置に保持する。これにより、デジタルカメラ4が防水ケース6に収納される。
図1に戻って、前ケース20の前面には、収納したデジタルカメラ4のレンズ鏡筒11が入り込むように筒状に形成された鏡筒部30と、収納したデジタルカメラ4のフラッシュ発光部12から照射されたフラッシュ光を透過させるためのフラッシュ窓31とが設けられている。鏡筒部30の先端には、撮影レンズ10に被写体像を入射させるためのレンズ窓32が設けられている。レンズ窓32は、無色透明な光学ガラスや光学プラスチックなどによって形成されている。なお、フラッシュ窓31は、無色透明な材料で形成してもよいし、乳白色の樹脂材料などといった光拡散性を有する材料で形成してもよい。
前ケース20の上面には、収納されたデジタルカメラ4のレリーズボタン14を防水ケース6の外側から操作するためのレリーズボタン操作部33と、同様に外側から電源ボタン15を操作するための電源ボタン操作部34と、外側からズームレバー16を操作するためのズームレバー操作部35とが設けられている。
図4に示すように、デジタルカメラ4のカメラ本体8の背面には、撮影した画像や撮影待機時のいわゆるスルー画、及び各種のメニュー画面などを表示するための液晶モニタ40と、デジタルカメラ4に各種の操作指示を入力するための操作部42とが設けられている。操作部42には、MENU/OKボタン43、十字キー(機能設定用操作部材)44、撮影モード選択ボタン45、DISP/BACKボタン46が配設されている。
各ボタン43、45、46は、押圧操作を検出する押しボタン式のスイッチである。一方、十字キー44は、MENU/OKボタン43を囲むように形成された円環状の押圧面を有し、この押圧面の押圧操作される位置に応じて上下左右の4方向に揺動し、各方向への揺動を検出するシーソー式のスイッチである。MENU/OKボタン43は、液晶モニタ40にメニュー画面を表示する際、及びメニュー画面上で所定の項目を選択する際などに操作される。十字キー44は、メニュー画面上に表示されるカーソルを移動させる際などに操作される。
デジタルカメラ4は、シャッタスピードやISO感度などといった各種の撮影設定を自動的に行うオート撮影モードと、各種の撮影シーンに合わせた設定を行うシーン別撮影モードと、各種の撮影設定をユーザが自由に行えるようにするマニュアル撮影モードとを有している。また、シーン別撮影モードには、例えば、人物の撮影に適した人物撮影モード、夕景や夜景の撮影に適した夜景撮影モード、動いている被写体の撮影に適したスポーツ撮影モード、防水ケース6に収納して行われる水中撮影に適した水中撮影モードなどが用意されている。
撮影モード選択ボタン45は、上記各撮影モードを選択するための選択画面を液晶モニタ40に表示させる際に操作される。デジタルカメラ4は、選択画面からマニュアル撮影モード以外の所定の撮影モードが選択されると、その撮影モードに合わせて各種の設定を行う。DISP/BACKボタン46は、液晶モニタ40の表示を切り替える際、及びメニュー画面などの表示を終了させる際などに操作される。
また、十字キー44は、カーソルの移動の他に、デジタルカメラ4の各種の機能を設定する際にも用いられる。液晶モニタ40にスルー画が表示された撮影待機状態で十字キー44を上方向に操作すると、撮影時の手振れにともなって撮影した画像にボケや揺れが生じることを防ぐ手振れ防止機能のON/OFFが切り替えられる。
撮影待機状態で十字キー44を右方向に操作すると、フラッシュ発光部12によるフラッシュ光の発光機能のON/OFFが切り替えられる。撮影待機状態で十字キー44を左方向に操作すると、近接撮影を可能にするマクロ撮影機能のON/OFFが切り替えられる。撮影レンズ10は、このマクロ撮影機能がONされた場合に、5cmまで被写体に接近して撮影が行えるように構成されている。さらに、撮影待機状態で十字キー44を下方向に操作すると、レリーズボタン14の全押し操作から一定時間経過後に撮影を実行するセルフタイマ機能のON/OFFが切り替えられる。
図5に示すように、防水ケース6の後ケース22の背面には、収納されたデジタルカメラ4の液晶モニタ40を見えるようにする液晶モニタ窓50と、収納されたデジタルカメラ4のMENU/OKボタン43を防水ケース6の外側から操作するためのMENU/OKボタン操作部51と、同様に外側から十字キー44を上方向に操作するための上方向操作部(操作部材操作手段)52と、外側から十字キー44を右方向に操作するための右方向操作部(操作部材操作手段)53と、外側から十字キー44を左方向に操作するための左方向操作部(操作部材操作手段)54と、外側から撮影モード選択ボタン45を操作するための撮影モード選択ボタン操作部55と、外側からDISP/BACKボタン46を操作するためのDISP/BACKボタン操作部56とが設けられている。液晶モニタ窓50は、レンズ窓32と同様に、無色透明な光学ガラスや光学プラスチックなどによって形成されている。
図6に示すように、後ケース22には、MENU/OKボタン操作部51、上方向操作部52、右方向操作部53、及び左方向操作部54を保持するための操作部ハウジング60が設けられている。操作部ハウジング60は、後ケース22に略一体に形成されている。そして、操作部ハウジング60は、保持したMENU/OKボタン操作部51をMENU/OKボタン43に対面させるとともに、保持した各操作部52〜54を十字キー44に対面させる。
MENU/OKボタン操作部51は、略円柱状に形成されている。操作部ハウジング60には、MENU/OKボタン操作部51の形状に応じた有底穴状の保持部62が設けられている。操作部ハウジング60は、MENU/OKボタン操作部51を保持部62に嵌入させることにより、MENU/OKボタン操作部51をその軸方向に移動自在に保持する。
MENU/OKボタン操作部51には、シャフト63が取り付けられている。シャフト63は、保持部62の底部に形成された貫通孔を介して、その先端を後ケース22の内側に入り込ませている。シャフト63には、操作部ハウジング60の外面に係合することで、MENU/OKボタン操作部51が保持部62から抜け出ることを防止する係合部材64が取り付けられている。係合部材64は、図5に示すように、操作部ハウジング60の外面に係合した状態で、シャフト63の先端とMENU/OKボタン43との間に所定の間隔が空くように取り付け位置が調節されている。
保持部62の内部には、MENU/OKボタン操作部51に挟み込まれるように、Oリング65と、仕切り板66と、コイルバネ67とが設けられている。Oリング65は、保持部62に形成された貫通孔とシャフト63との間に生じる隙間を埋め、防水ケース6の気密を保つ。コイルバネ67は、MENU/OKボタン操作部51が保持部62から抜け出る方向に付勢する。仕切り板66は、Oリング65とコイルバネ67との間を仕切ってコイルバネ67がOリング65に直接接触することを防ぐことで、コイルバネ67の付勢力が正確にMENU/OKボタン操作部51に伝わるようにする。
MENU/OKボタン操作部51は、コイルバネ67の付勢力により、操作部ハウジング60の外面に係合部材64が係合した状態で保持される。そして、コイルバネ67の付勢力に抗してMENU/OKボタン操作部51を押圧操作すると、シャフト63の先端がMENU/OKボタン43に接触し、MENU/OKボタン43が押圧される。これにより、収納されたデジタルカメラ4のMENU/OKボタン43が、防水ケース6の外側から操作される。
上方向操作部52、右方向操作部53、及び左方向操作部54は、MENU/OKボタン操作部51と同様に構成されている。上方向操作部52は、シャフト63の先端が十字キー44の上端付近に対面するように配置されている。上方向操作部52を押圧操作すると、シャフト63の先端が十字キー44の上端付近に接触し、十字キー44が上方向に揺動する。右方向操作部53は、シャフト63の先端が十字キー44の右端付近に対面するように配置されている。右方向操作部53を押圧操作すると、シャフト63の先端が十字キー44の右端付近に接触し、十字キー44が右方向に揺動する。左方向操作部54は、シャフト63の先端が十字キー44の左端付近に対面するように配置されている。左方向操作部54を押圧操作すると、シャフト63の先端が十字キー44の左端付近に接触し、十字キー44が左方向に揺動する。これにより、上方向操作部52、右方向操作部53、左方向操作部54の押圧操作に応じて、防水ケース6の外側から十字キー44が上、右、左の各方向に操作される。
後ケース22には、収納したデジタルカメラ4の十字キー44を下方向に操作した状態で保持する押圧部材70が設けられている。押圧部材70は、十字キー44が設けられたカメラ本体8の背面と対面する後ケース22の内面22bに、支持部材72を介して取り付けられている。押圧部材70及び支持部材72は、収納したデジタルカメラ4の十字キー44の下端付近に対面するように配置されるとともに、押圧部材70の先端が十字キー44の下端付近を押圧し、十字キー44を下方向に揺動させるように、それぞれ長さが合わせられている。これにより、防水ケース6にデジタルカメラ4を収納すると、押圧部材70によって十字キー44が下方向に操作された状態で保持される。
また、押圧部材70は、ゴムなどの弾性材料からなる弾性体であり、十字キー44を押圧する際に僅かに弾性変形するとともに、各操作部52〜54が押圧操作された際には、さらに弾性変形して十字キー44の下方向以外の方向への揺動を許容する。このように、防水ケース6は、収納したデジタルカメラ4の十字キー44を押圧部材70で押圧することにより、下方向に操作された状態で十字キー44を保持する。そして、各操作部52〜54が押圧操作された際には、押圧部材70を弾性変形させて十字キー44をその方向に揺動させることにより、各操作部52〜54の押圧操作に応じた方向に十字キー44を操作する。
図7に示すように、レンズ鏡筒11には、モータ(鏡筒駆動手段)80が接続されている。モータ80は、ギヤなどの伝達機構を介してレンズ鏡筒11に駆動力を伝えることにより、レンズ鏡筒11の繰り出し/繰り込みを行う。図7では便宜的に図示を簡略化しているが、撮影レンズ10は、複数枚のレンズからなるレンズ群であり、レンズ鏡筒11の繰り出し/繰り込みに応じて各レンズの間隔を変化させることによって倍率を変化させる。また、撮影レンズ10には、倍率を変化させる光学系の他に、開口面積を変化させることによって撮影レンズ10から出射される光の量を調節する絞り機構や、光軸方向に移動することによって撮影レンズ10の焦点を調節するフォーカスレンズが設けられている。
モータ80は、モータドライバ82に接続されている。モータドライバ82は、デジタルカメラ4の全体を統括的に制御するCPU(判定手段、駆動制御手段)84に接続されており、このCPU84からの制御信号に基づいてモータ80に駆動パルスを送信する。モータ80は、この駆動パルスに応じて回転軸を回転駆動する。
撮影レンズ10の背後には、撮影レンズ10によって結像された被写体像を撮像するCCD86が配置されている。CCD86には、CPU84によって制御されるタイミングジェネレータ(TG)88が接続され、このTG88から入力されるタイミング信号(クロックパルス)により、電子シャッタのシャッタ速度が決定される。
CCD86から出力された画像データは、相関二重サンプリング回路(CDS)90に入力され、CCD86の各セルの蓄積電荷量に正確に対応したR、G、Bの画像データとして出力される。CDS90から出力された画像データは、増幅器(AMP)91で増幅され、A/D変換器(A/D)92でデジタルの画像データに変換される。
画像入力コントローラ93は、バス94を介してCPU84に接続され、CPU84の制御命令に応じて、CCD86、CDS90、AMP91、及びA/D92の各部を制御する。A/D92から出力された画像データは、SDRAM95に一時的に記録される。
画像信号処理回路96は、SDRAM95から画像データを読み出して、階調変換、ホワイトバランス補正、γ補正処理などの各種画像処理を施し、この画像データを再度SDRAM95に記録する。YC変換処理回路97は、画像信号処理回路96で各種処理を施された画像データをSDRAM95から読み出し、輝度信号Yと色差信号Cr、Cbとに変換する。液晶ドライバ98は、画像信号処理回路96、YC変換処理回路97を経た画像データをSDRAM95から読み出し、アナログのコンポジット信号に変換して液晶モニタ40にスルー画として表示する。
圧縮伸長処理回路100は、YC変換処理回路97でYC変換された画像データを、例えば、TIFFやJPEGなどといった所定の圧縮形式で圧縮する。メディアコントローラ101は、メディアスロットに着脱自在に装着されたメモリカード102にアクセスして、圧縮された画像データの読み書きなどを行う。
また、バス94には、上記の他に、フラッシュ制御部104、AE/AWB検出回路105、及びAF検出回路106などが接続されている。フラッシュ制御部104は、CPU84から送信されるフラッシュ発光信号に応じてフラッシュ発光部12を発光させる。AE/AWB検出回路105は、YC変換処理回路97でYC変換された画像データの輝度信号Yと色差信号Cr、Cbとの積算値を基に、被写体の輝度を表す測光値を算出し、この算出結果をCPU84に送信する。CPU84は、AE/AWB検出回路105から送信された測光値を基に、露出量、及びホワイトバランスの適否を判断し、撮影レンズ10の絞り機構やCCD86などの動作を制御する。
AF検出回路106は、A/D92でデジタル化された画像データを基に撮影レンズ10の合焦位置を算出し、その算出結果をCPU84に送信する。CPU84は、レリーズボタン14の半押しにともなう撮影準備処理の際にAF検出回路106に合焦位置を算出させ、その算出結果に応じて撮影レンズ10のフォーカスレンズの位置を調節することにより、撮影レンズ10を合焦させる。
CPU84には、レリーズボタン14、ズームレバー16、MENU/OKボタン43、十字キー44、撮影モード選択ボタン45、DISP/BACKボタン46といった各種の操作部材が接続されている。これらの各操作部材は、操作を検出し、その検出結果をCPU84に入力する。また、十字キー44には、上方向への操作を検出する上方向検出センサ107と、下方向への操作を検出する下方向検出センサ108と、右方向への操作を検出する右方向検出センサ109と、左方向への操作を検出する左方向検出センサ110とが設けられている。十字キー44は、各方向への操作を各センサ107〜110で検出し、その検出結果をCPU84に入力する。
CPU84には、さらにフラッシュメモリ112、タイマ回路113、手振れ検出回路114、補正駆動部115が接続されている。フラッシュメモリ112には、各種制御用のプログラムや設定情報などが記録されている。CPU84は、これらの情報をフラッシュメモリ112から作業用メモリであるSDRAM95に読み出して、各種の処理を実行する。
タイマ回路113は、CPU84からの計時開始信号に応答して所定時間の計時を行い、計時が終了した後に計時終了信号をCPU84に入力する。CPU84は、撮影待機状態で十字キー44が下方向に操作され、セルフタイマ機能のONが指示された後、レリーズボタン14が全押し操作されたことに応答して計時開始信号をタイマ回路113に入力する。そして、CPU84は、タイマ回路113から計時終了信号が入力されたことに応答して撮影を実行する。これにより、デジタルカメラ4のセルフタイマ機能が実現される。
手振れ検出回路114は、角速度を検出するジャイロセンサなどからなり、カメラ本体8の垂直方向及び水平方向の揺れを検出する。そして、手振れ検出回路114は、検出した各方向の揺れを手振れ検出信号としてCPU84に入力する。補正駆動部115は、CCD86を垂直方向に移動させる垂直用アクチュエータと、CCD86を水平方向に移動させる水平用アクチュエータとを備えている。補正駆動部115は、CPU84から入力される駆動信号に応じて各アクチュエータを駆動し、CCD86を垂直、水平の各方向に移動させる。
CPU84は、撮影待機状態で十字キー44が上方向に操作され、手振れ防止機能のONが指示された際に、手振れ検出回路114からの手振れ検出信号に基づいて、カメラ本体8の揺れを打ち消す方向にCCD86を移動させる駆動信号を生成し、その駆動信号を補正駆動部115に入力する。これにより、デジタルカメラ4の手振れ補正機能が実現される。
デジタルカメラ4は、各部への電源供給を制御する電源回路116を備えている。電源回路116には、電源ボタン15と、電源であるバッテリ118とが接続されている。バッテリ118は、カメラ本体8の底部に設けられたバッテリ収納室に着脱自在に保持され、バッテリ収納室に設けられた接点などを介して電源回路116に電力を供給する。電源回路116は、バッテリ118から供給される電力を基に、デジタルカメラ4の各部に応じた電源を生成する。そして、電源回路116は、電源ボタン15によってデジタルカメラ4の電源のONが指示されたことに応じて、生成した電源を各部に供給するとともに、電源ボタン15によってデジタルカメラ4の電源のOFFが指示されたことに応じて、各部への電源の供給を停止する。これにより、電源ボタン15の操作に応じてデジタルカメラ4の電源のON/OFFが切り替えられる。
CPU84は、電源ボタン15の操作に応じてデジタルカメラ4の電源がOFFからONに切り替えられ、電源回路116から電源が供給されて起動すると、下方向検出センサ108の検出結果に基づいて十字キー44が下方向に押圧操作されているか否かを判定する。前述のように、デジタルカメラ4が防水ケース6に収納された場合には、押圧部材70によって十字キー44が下方向に操作された状態で保持される。このため、デジタルカメラ4を防水ケース6に収納し、電源ボタン操作部34を操作してデジタルカメラ4の電源をONに切り替えた場合には、必ず十字キー44が下方向に操作された状態で電源がONになる。従って、上記の判定によって十字キー44が下方向に押圧操作されていると判定された場合には、デジタルカメラ4が防水ケース6に収納されていると判断することができる。
CPU84は、起動時に十字キー44が下方向に押圧操作されているか否かによって、撮影レンズ10の最大倍率を変化させる。CPU84は、起動時に十字キー44が下方向に押圧操作されていない(デジタルカメラ4が防水ケース6に収納されていない)と判定した場合、撮影レンズ10の性能通り5倍を最大倍率とし、1〜5倍の範囲で撮影レンズ10が変倍されるようにモータ80の制御を行う。一方、CPU84は、起動時に十字キー44が下方向に押圧操作されている(デジタルカメラ4が防水ケース6に収納されている)と判定した場合、最大倍率を3倍に制限し、1〜3倍の範囲で撮影レンズ10が変倍されるようにモータ80の制御を行う。
撮影レンズ10は、レンズ鏡筒11をカメラ本体8から繰り出すに従って、ワイド端からテレ端に移動するように構成されている。従って、撮影レンズ10の最大倍率を3倍に制限すると、ワイド端位置とテレ端位置との間の3倍の倍率に対応した位置(請求項記載の制限位置に相当)までしかレンズ鏡筒11が繰り出されないようになる。
このように、防水ケース6にデジタルカメラ4を収納した場合、3倍の倍率に対応した位置までしかレンズ鏡筒11が繰り出されない。このため、防水ケース6の鏡筒部30は、図8に示すように、3倍の倍率に対応した位置に繰り出されたレンズ鏡筒11とレンズ窓32とが接触せず、かつこれらの間に過度の隙間が空かない長さ、及びレンズ鏡筒11をワイド端位置にしたときの画角θ内に入り込まない(写り込まない)径で形成されている。
なお、CPU84は、起動時に十字キー44が下方向に押圧操作されていると判定し、撮影レンズ10の最大倍率を3倍に制限した場合、電源がOFFに切り替えられるまで、最大倍率が制限された状態を持続させる。これにより、デジタルカメラ4を防水ケース6に収納している間は、常に撮影レンズ10の倍率、及びレンズ鏡筒11の繰り出しが制限された状態が保たれる。
また、防水ケース6では、各操作部52〜54を押圧操作すると、押圧部材70が弾性変形し、各操作部52〜54の押圧操作に応じた方向に十字キー44を操作することができる。この際、各操作部52〜54の押圧操作を解除すると、押圧部材70によって十字キー44が再び下方向に操作される。この操作を検出してカーソルの移動やセルフタイマ機能の設定などを行ってしまうと、ユーザの意図しない動作が行われることになる。このため、CPU84は、起動時に十字キー44が下方向に押圧操作されていると判定した場合、これ以降、下方向検出センサ108の検出結果を無視する。
また、CPU84は、起動時に十字キー44が下方向に押圧操作されていると判定した場合、撮影レンズ10の最大倍率を変化させるとともに、起動時に設定する撮影モードを変化させる。CPU84は、起動時に十字キー44が下方向に押圧操作されていないと判定した場合、撮影モードをオート撮影モードに設定する。一方、CPU84は、起動時に十字キー44が下方向に押圧操作されていると判定した場合、撮影モードを水中撮影モードに設定する。
デジタルカメラ4が防水ケース6に収納されていない状態、すなわちデジタルカメラ4だけで撮影を行う場合には、どのような撮影シーンで撮影が行われるかの判別が付かない。従って、起動時に十字キー44が下方向に押圧操作されていないと判定した場合には、最も汎用性の高いオート撮影モードに設定することで、撮影モードの選択ミスによって撮影された画像に不具合(白飛び、黒潰れ、ピンボケなど)が生じることを抑えることができる。
一方、デジタルカメラ4が防水ケース6に収納されている場合には、水中撮影が行われる可能性が高い。従って、起動時に十字キー44が下方向に押圧操作されていると判定した場合には、水中撮影モードに設定することで、ユーザが水中撮影モードに設定する手間を省き、防水型カメラ2の操作性を高めることができる。なお、デジタルカメラ4の撮影モードは、撮影モード選択ボタン操作部55を押圧操作して選択画面を表示させ、この選択画面から所望の撮影モードを選択することで、防水ケース6に収納された状態でも、水中撮影モードから他の撮影モードに切り替えることができる。
次に、上記構成による防水型カメラ2の作用について説明する。防水型カメラ2を用いて水中撮影を行う場合には、先ず、デジタルカメラ4の電源をOFFにした状態でデジタルカメラ4を防水ケース6に収納する。この後、電源ボタン操作部34を押圧操作してデジタルカメラ4の電源をOFFからONに切り替える。デジタルカメラ4の電源をONに切り替えると、電源回路116から電源が供給され、デジタルカメラ4の各部が起動する。CPU84は、電源回路116からの電源供給に応じて起動した後、下方向検出センサ108の検出結果に基づいて十字キー44が下方向に押圧操作されているか否かの判定を行う。そして、CPU84は、十字キー44が下方向に押圧操作されていると判定すると、撮影レンズ10の最大倍率を3倍に制限し、3倍の倍率に対応した位置までしかレンズ鏡筒11が繰り出されないようにモータ80を制御する。
図9に示すように、テレ端位置に繰り出されたレンズ鏡筒11に合わせて防水ケース6の鏡筒部30を形成すると、鏡筒部30の長さ、径が大きくなり過ぎてしまう。これに対し、本実施形態では、3倍の倍率に対応した位置までしかレンズ鏡筒11が繰り出されないようにし、この位置に繰り出されたレンズ鏡筒11に合わせて鏡筒部30を形成するようにしたので、5倍の高倍率、及び焦点距離28mmの高画角の撮影レンズ10を備えた沈胴式のデジタルカメラ4を収納する防水ケース6においても、鏡筒部30の大型化を防ぐことができる。そして、鏡筒部30の大型化を防ぐことで、鏡筒部30によるフラッシュ光のケラレを抑えることができるとともに、鏡筒部30の大型化によってダイビングスーツやBCDジャケットなどのポケットに防水ケース6が入らなくなってしまうことも防ぐことができる。
防水型カメラ2は、海でのスキューバダイビングに好ましく用いられている。そして、スキューバダイビングでの水中撮影では、海底付近に生息する生物に接近して撮影を行う場合が多い。また、スキューバダイビングでの水中撮影では、水中の浮遊物によって視界が遮られたり、撮影を行った際に水中の浮遊物によってフラッシュ光が乱反射し、取得した画像に白いゴミのように写り込んで(いわゆるマリンスノー現象)しまったりする。このため、スキューバダイビングでの水中撮影では、撮影レンズ10を高倍率にして遠方の被写体を撮影することはあまり行われておらず、3倍程度まで変倍できれば十分というのが実情である。従って、上記のように、撮影レンズ10の倍率を3倍に制限し、3倍の倍率に対応した位置までしかレンズ鏡筒11が繰り出されないようにしたとしても、実用上、何ら問題にはならない。
また、カーソルを移動させる際や各種の撮影機能を設定する際に用いられる十字キー44が、下方向に押圧操作されているか否かの判定によってデジタルカメラ4が防水ケース6に収納されているか否かを判断し、この結果に応じて撮影レンズ10の最大倍率を変化させるようにした。このように、デジタルカメラ4が防水ケース6に収納されているか否かを判断するのに、専用のスイッチなどを設ける必要がないので、デジタルカメラ4のコストアップを抑えることができる。
また、十字キー44を下方向に操作した際に設定されるセルフタイマ機能は、水中撮影では使われる可能性がほとんどない。従って、CPU84によって十字キー44が下方向に押圧操作されていると判定され、これ以降、セルフタイマ機能が設定できなくなったとしても、実用上、何ら問題にはならない。
さらには、押圧部材70に弾性体を用い、各操作部52〜54が押圧操作された際に押圧部材70が弾性変形するようにしたので、各操作部52〜54の押圧操作に応じて十字キー44を上、右、左の他の方向にも操作することができる。これにより、マクロ撮影機能などの水中撮影でも必要になる機能は、防水ケース6に収納していない場合と同様に設定を行うことができる。なお、本実施形態の構成では、デジタルカメラ4が防水ケース6に収納されている場合、メニュー画面上でカーソルを下方向に移動させることができない。このため、メニュー画面に表示されるカーソルは、一番上の項目を指し示す位置に移動した後、さらに十字キー44を上方向に操作することで、一番下の項目を指し示す位置に移動するように構成しておくことが好ましい。
CPU84は、十字キー44が下方向に押圧操作されているか否かの判定を行った後、レンズ鏡筒11を収納位置からワイド端位置に移動させたり、液晶モニタ40にスルー画を表示させたりして、デジタルカメラ4を撮影待機状態にする。この際、CPU84は、撮影モードを水中撮影モードに設定し、ユーザが水中撮影モードに設定する手間を省く。
このように、デジタルカメラ4を防水ケース6に収納した状態で電源をONに切り替えた場合には、デジタルカメラ4が水中撮影モードで起動する。これにより、ユーザは、撮影モードの切り替えなどを行うことなく直ぐに水中撮影を行うことができる。また、撮影モード選択ボタン操作部55、及び上方向操作部52などを押圧操作して撮影モードをマニュアル撮影モードに切り替えれば、各種の撮影設定をユーザ自身が自由に設定しながら撮影を行うことができる。
上記実施形態では、撮影レンズ10の3倍に対応する位置を制限位置として示したが、制限位置は、これに限ることなく、レンズ鏡筒11のワイド端位置とテレ端位置との間の任意の位置でよい。例えば、図10に示すように、レンズ鏡筒11に合わせて形成した鏡筒部30が、フラッシュ発光部12の照射範囲γ内に入らなくなるレンズ鏡筒11の位置を制限位置としてもよい。こうすれば、鏡筒部30によるフラッシュ光のケラレを確実に防ぐことができる。
但し、レンズ鏡筒11の制限位置が極端にワイド位置に近づいて撮影レンズ10の最大倍率が低く制限されてしまうと、水中撮影時の使い勝手が悪くなってしまう。従って、レンズ鏡筒11の制限位置は、撮影レンズ10の最大倍率、画角、フラッシュ発光部12の照射角、及び水中撮影時の使い勝手などを考慮して適宜決定すればよい。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、上記実施形態と機能・構成上同一のものについては、同符号を付し、詳細な説明を省略する。また、図11では、電源ボタン15、電源回路116、バッテリ118の図示を便宜的に省略しているが、これらは、図11に示すデジタルカメラ140にも設けられているものとする。
図11に示すように、本実施形態のデジタルカメラ140は、フラッシュメモリ142に記録画素数設定記憶部(記録画素数設定記憶手段)143とセルフタイマ設定記憶部(セルフタイマ設定記憶手段)144とが設けられている。CCD86は、1200万画素(12M)の有効画素数を有している。このデジタルカメラ140では、撮影の実行によって取得される画像の記録画素数を12M、6M、3M、2M、0.3Mのいずれかに切り替えることができる。
記録画素数設定記憶部143には、どの記録画素数が設定されているかの情報が記憶されている。記録画素数の設定は、メニュー画面から所定の記録画素数を選択することにより行われる。また、12M以下の低画素の画像は、例えば、所定の間隔で画素を間引く間引き処理、もしくは所定の範囲の画素値を合成する画素合成処理などの画素数変換処理を画像信号処理回路96で行うことにより生成される。
デジタルカメラ140は、完全OFFモード、2秒後撮影モード、10秒後撮影モードの3つのモードからなるセルフタイマ機能を有している。完全OFFモードでは、撮影待機状態で十字キー44を下方向に操作した際にも、セルフタイマ機能が作動しなくなる。2秒後撮影モードでは、撮影待機状態で十字キー44を下方向に操作し、セルフタイマ機能のONを指示すると、レリーズボタン14の全押し操作に応答してタイマ回路113で2秒が計時され、レリーズボタン14の全押し操作から2秒後に撮影が実行される。そして、10秒後撮影モードでは、撮影待機状態で十字キー44を下方向に操作し、セルフタイマ機能のONを指示すると、レリーズボタン14の全押し操作に応答してタイマ回路113で10秒が計時され、レリーズボタン14の全押し操作から10秒後に撮影が実行される。
セルフタイマ設定記憶部144には、セルフタイマ機能のどのモードが設定されているかの情報が記憶されている。セルフタイマ機能のモードの設定は、メニュー画面から所定のモードを選択することにより行われる。
また、デジタルカメラ140は、取得した画像の中央付近を抽出することにより、最大8.2倍まで画像を拡大するデジタルズーム機能を有している。デジタルズーム機能は、ズームレバー16を操作して撮影レンズ10を最大倍率(防水ケース6に収納していない状態では5倍、防水ケース6に収納した状態では3倍)まで望遠させた後、ズームレバー16の操作を一度解除し、再びズームレバー16をテレ側に操作することで実行される。
デジタルカメラ140のCPU146には、記録画素数の変更処理を行う画素数変更部(画素数変更手段)148が設けられている。画素数変更部148は、図12に示す対応表150を有している。対応表150には、デジタルズームの倍率と記録画素数の設定とが関連付けられている。画素数変更部148は、記録画素数設定記憶部143に記憶された記録画素数の設定の情報と、ズームレバー16の操作にともなうデジタルズームの倍率の情報とをCPU146から受け取り、これらの情報を基に対応表150を参照することで、記録画素数の変更処理を行う。そして、画素数変更部148は、変更処理を行った後、変更後の記録画素数をCPU146に送る。
対応表150は、デジタルズームの倍率が高くなるほど変更後の記録画素数が高くなるように構成されている。画素数変更部148は、この対応表150を用い、例えば、記録画素数設定記憶部143に記憶された記録画素数が2Mで、デジタルズームの倍率が4倍以上8倍未満である場合、記録画素数を2Mから6Mに変更する。
CPU146は、画素数変更部148に変更処理を行わせなかった場合、記録画素数設定記憶部143から読み出した記録画素数をそのまま画像信号処理回路96に送る。一方、CPU146は、画素数変更部148に変更処理を行わせた場合、変更後の記録画素数を画像信号処理回路96に送る。
画像の中央付近を抽出して拡大するデジタルズームでは、拡大に応じて画質が劣化する。これに対し、上記のように、12M以下の記録画素数が設定されている場合に、デジタルズームの倍率に応じて記録画素数を高くするように変更すれば、撮影した画像のデジタルズームにともなう画質の劣化を抑えることができる。
CPU146は、デジタルズーム機能も画素数変更部148による変更処理も行う第1制御モード、デジタルズーム機能は行うが画素数変更部148による変更処理は行わない第2制御モード、及びデジタルズーム機能も画素数変更部148による変更処理も行わない第3制御モードの3つの制御モードを有している。CPU146は、起動後に行う判定によって十字キー44が下方向に押圧操作されていると判定した場合に、セルフタイマ設定記憶部144に記憶されたセルフタイマ機能のモードの設定に応じて上記各制御モードを切り替える。
CPU146は、セルフタイマ設定記憶部144に完全OFFモードが記憶されている場合、第1制御モードで以降の制御を行う。また、CPU146は、セルフタイマ設定記憶部144に2秒後撮影モードが記憶されている場合、第2制御モードで以降の制御を行う。そして、CPU146は、セルフタイマ設定記憶部144に10秒後撮影モードが記憶されている場合、第3制御モードで以降の制御を行う。
次に、記録画素数を2Mに設定し、CPU146を第1制御モードにして水中撮影を行う場合を例に、上記第2の実施形態の作用について説明する。CPU146を第1制御モードにする場合には、まず、デジタルカメラ140を防水ケース6に収納する前に一度デジタルカメラ140を起動させてメニュー画面から完全OFFモードを選択し、予めセルフタイマ設定記憶部144に完全OFFモードを記憶させる。
セルフタイマ機能を完全OFFモードに設定したら、一度デジタルカメラ140の電源をOFFにし、デジタルカメラ140を防水ケース6に収納する。この後、電源ボタン操作部34を押圧操作してデジタルカメラ140の電源を再びONに切り替える。デジタルカメラ140の電源がONに切り替えられると、CPU146によって十字キー44が下方向に押圧操作されていると判定される。この判定を行ったCPU146は、撮影レンズ10の最大倍率を3倍に制限するとともに、撮影モードを水中撮影モードに設定してデジタルカメラ140を起動させる。
また、CPU146は、水中撮影モードでデジタルカメラ4を起動させるとともに、フラッシュメモリ142にアクセスし、記録画素数設定記憶部143、セルフタイマ設定記憶部144のそれぞれに記憶された情報を読み出す。セルフタイマ機能は、予め完全OFFモードに設定されている。従って、CPU146は、セルフタイマ設定記憶部144に記憶された完全OFFモードの情報を読み出すと、これ以降、第1制御モードで制御を行う。CPU146は、第1制御モードで制御を行うことを決定すると、記録画素数設定記憶部143から読み出した2Mの記録画素数の情報と、ズームレバー16の操作に応じて入力されるデジタルズームの倍率の情報とを画素数変更部148に入力する。
画素数変更部148は、CPU146から記録画素数の情報とデジタルズームの倍率の情報とが入力されると、これらの情報を基に対応表150を参照して記録画素数の変更処理を行い、変更後の記録画素数の情報をCPU146に送る。CPU146は、画素数変更部148から変更後の記録画素数の情報を受け取ると、この変更後の記録画素数の情報とデジタルズームの倍率の情報とを画像信号処理回路96に送る。
画像信号処理回路96は、SDRAM95から読み出した画像データに各種の画像処理を施すとともに、CPU146から送られた記録画素数の情報を基に画像データに画素数変換処理を施す。さらに、画像信号処理回路96は、CPU146から送られたデジタルズームの倍率の情報を基に、中央付近を抽出して拡大するデジタルズーム処理を画素変換処理後の画像データに対して施す。これにより、CPU146からの情報に応じた記録画素数、ズーム倍率の画像が取得される。
デジタルカメラ140を防水ケース6に収納して水中撮影を行う場合には、撮影レンズ10の最大倍率が3倍に制限される。この際、上記のように、デジタルズームの倍率に応じて記録画素数を高くすれば、3倍以上の倍率が必要になった場合にもデジタルズームによる画質の劣化を抑え、高精細な水中写真が得られるようになる。また、記録画素数の設定をユーザに行わせる必要がないので、防水型カメラ2の操作性が低下することもない。
なお、上記第2の実施形態では、十字キー44が下方向に押圧操作されていると判定した場合、すなわちデジタルカメラ140が防水ケース6に収納されている場合に、記録画素数の変更処理を行うようにしたが、これに限ることなく、デジタルカメラ140が防水ケース6に収納されていない状態で変更処理を行ってもよい。また、上記第2の実施形態では、十字キー44が下方向に押圧操作されていると判定された際に、デジタルズーム処理と記録画素数の変更処理とに関する各制御モードを切り替えるようにしたが、制御モードは、これに限定されることなく、他の制御を行うものでもよい。
上記各実施形態では、シーソー式のスイッチである十字キー44が下方向に押圧操作されているか否かを判定するようにしたが、判定に用いられる操作方向は、これに限ることなく、上、右、左の他の方向でも勿論よい。また、シーソー式のスイッチの操作方向は、4方向に限ることなく、これ以下でもこれ以上でもよい。さらに、機能設定用操作部材は、シーソー式のスイッチに限ることなく、押しボタン式のスイッチなど押圧操作されるものであればよい。さらに、機能設定用操作部材は、セルフタイマ機能の設定に用いられるものに限ることなく、他の撮影機能を設定するためのものでもよい。但し、機能設定用操作部材によって設定される撮影機能は、セルフタイマ機能のように水中撮影に用いられる可能性が低いものであることが好ましい。
上記各実施形態では、押圧部材70をゴムなどの弾性材料で形成するようにしたが、これに限ることなく、コイルバネなどの弾性体を押圧部材として用いてもよい。また、押圧部材70は、その全体が弾性体からなるものに限らず、例えば、コイルバネの先端に硬質な部材を取り付け、硬質な部材を十字キー44に接触させるなど、一部分のみに弾性体が用いられたものでもよい。さらに、押しボタン式のスイッチを機能設定用操作部材とする場合には、押圧部材70を弾性体にすることなく、硬質な部材としてもよい。
上記各実施形態では、レンズ鏡筒11をカメラ本体8から繰り出すに従って、ワイド端からテレ端に移動する撮影レンズ10をズームレンズとして示したが、ズームレンズは、これとは反対に、レンズ鏡筒11をカメラ本体8から繰り出すに従って、テレ端からワイド端に移動するものでもよい。
防水型カメラの構成を概略的に示す斜視図である。 レンズ鏡筒が移動する各位置を示す説明図である。 防水ケースを開き位置にした状態を示す説明図である。 デジタルカメラの背面図である。 防水ケースの背面図である。 押圧部材が十字キーを下方向に押圧した状態を示す説明図である。 デジタルカメラの電気的構成を概略的に示すブロック図である。 防水ケースの鏡筒部の構成を概略的に示す説明図である。 テレ端位置に繰り出されたレンズ鏡筒に合わせて防水ケースの鏡筒部を形成した例を示す説明図である。 鏡筒部がフラッシュ発光部の照射範囲内に入らなくなるようにした例を示す説明図である。 記録画素数の変換処理を行う例を示すブロック図である。 変換処理に用いられる対応表の一例を示すブロック図である。
符号の説明
2 防水型カメラ
4 デジタルカメラ
6 防水ケース
8 カメラ本体
10 撮影レンズ(ズームレンズ)
11 レンズ鏡筒
12 フラッシュ発光部
14 レリーズボタン
30 鏡筒部
31 フラッシュ窓
44 十字キー(機能設定用操作部材)
52 上方向操作部(操作部材操作手段)
53 右方向操作部(操作部材操作手段)
54 左方向操作部(操作部材操作手段)
70 押圧部材
80 モータ(鏡筒駆動手段)
84、146 CPU(判定手段、駆動制御手段、タイマ対応制御手段)
96 画像信号処理回路(デジタルズーム手段)
143 記録画素数設定記憶部(記録画素数設定記憶手段)
144 セルフタイマ設定記憶部(セルフタイマ設定記憶手段)
148 画素数変更部(画素数変更手段)

Claims (10)

  1. レンズ鏡筒の繰り出し/繰り込みに応じてワイド端からテレ端の範囲で変倍可能なズームレンズと、前記ズームレンズをワイド端にするワイド端位置と前記ズームレンズをテレ端にするテレ端位置との間で前記レンズ鏡筒を繰り出し/繰り込みさせる鏡筒駆動手段と、押圧操作に応答して撮影機能を設定するための操作指示を入力する機能設定用操作部材とを備えたデジタルカメラを防水ケースの内部に収納して防水した防水型カメラにおいて、
    前記防水ケースに収納された前記デジタルカメラの前記機能設定用操作部材を押圧操作した状態で保持する押圧部材と、
    前記デジタルカメラに電源が供給された際に、前記機能設定用操作部材が押圧操作されているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段が押圧操作されていると判定した際に、前記ワイド端位置と前記テレ端位置との間の制限位置までしか前記レンズ鏡筒が繰り出されないように前記鏡筒駆動手段を制御する駆動制御手段とを設けたことを特徴とする防水型カメラ。
  2. 前記機能設定用操作部材は、押圧操作される位置に応じて複数の方向に揺動するシーソー式のスイッチであり、
    前記押圧部材は、前記機能設定用操作部材を所定の方向に押圧操作した状態で保持するとともに、少なくとも一部に弾性を有する弾性体が用いられており、
    前記防水ケースには、前記機能設定用操作部材の前記押圧部材とは異なる位置を押圧し、前記押圧部材を弾性変形させて揺動させることにより、前記押圧部材の押圧操作とは異なる方向に前記機能設定用操作部材を操作する操作部材操作手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載の防水型カメラ。
  3. 前記ズームレンズは、前記レンズ鏡筒を繰り出すに従ってワイド端からテレ端に移動するとともに、テレ端にある際に少なくとも5倍の倍率を有し、
    前記駆動制御手段は、前記ズームレンズの3倍の倍率に対応する位置を前記制限位置とすることを特徴とする請求項1又は2記載の防水型カメラ。
  4. 前記デジタルカメラは、撮影実行の際に被写体を照射するフラッシュ光を発するフラッシュ発光部を有し、
    前記防水ケースは、繰り出された前記レンズ鏡筒が入り込む筒状の鏡筒部と、前記フラッシュ発光部から照射されたフラッシュ光を透過させるためのフラッシュ窓とを有し、
    前記駆動制御手段は、前記レンズ鏡筒に合わせて形成した前記鏡筒部が、前記フラッシュ発光部の照射範囲内に入らなくなる前記レンズ鏡筒の位置を前記制限位置とすることを特徴とする請求項1又は2記載の防水型カメラ。
  5. 前記デジタルカメラは、水中撮影に適した水中撮影モードを含む複数の撮影モードを有しており、前記機能設定用操作部材が押圧操作されていると前記判定手段が判定した場合には、前記水中撮影モードが設定された状態で起動することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の防水型カメラ。
  6. 前記機能設定用操作部材を押圧操作することによって設定される撮影機能が、撮影の実行を指示するレリーズボタンの操作から所定時間が経過した後に撮影を実行するセルフタイマ機能であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の防水型カメラ。
  7. 前記セルフタイマ機能は、前記所定時間が異なる複数のモードを有しており、
    前記デジタルカメラには、前記セルフタイマ機能のどのモードが設定されているかの情報を記憶するセルフタイマ設定記憶手段と、
    前記セルフタイマ機能の各モードに対応した複数の制御モードを有し、前記機能設定用操作部材が押圧操作されていると前記判定手段が判定した場合に、前記セルフタイマ設定記憶手段に記憶された前記セルフタイマ機能のモードに応じた制御モードで制御を行うタイマ対応制御手段とが設けられていることを特徴とする請求項6記載の防水型カメラ。
  8. 前記デジタルカメラは、撮影の実行によって取得される画像の記録画素数を選択的に切り替える画素数切替機能を有するとともに、
    どの記録画素数が設定されているかの情報を記憶する記録画素数設定記憶手段と、
    画像の中央付近を抽出して拡大するデジタルズーム処理を行うデジタルズーム手段と、
    前記デジタルズーム処理が行われた際に、前記デジタルズーム処理の倍率に応じて前記記録画素数設定記憶手段に記憶された記録画素数を高くするように変更する変更処理を行う画素数変更手段とを備え、
    前記セルフタイマ機能は、少なくとも3つのモードを有し、
    前記タイマ対応制御手段は、前記デジタルズーム処理と前記変更処理とを行わせる第1制御モードと、前記デジタルズーム処理のみを行わせる第2制御モードと、前記デジタルズーム処理も前記変更処理も行わせない第3制御モードとの3つの前記制御モードを有していることを特徴とする請求項7記載の防水型カメラ。
  9. 押圧操作される位置に応じて複数の方向に揺動するとともに、押圧操作に応答して撮影機能を設定するための操作指示を入力するシーソー式のスイッチである機能設定用操作部材を備えたデジタルカメラを内部に収納して防水する防水ケースにおいて、
    前記機能設定用操作部材を所定の方向に押圧操作した状態で保持するとともに、少なくとも一部に弾性を有する弾性体が用いられた押圧部材と、
    前記機能設定用操作部材の前記押圧部材とは異なる位置を押圧し、前記押圧部材を弾性変形させて揺動させることにより、前記押圧部材の押圧操作とは異なる方向に前記機能設定用操作部材を操作する操作部材操作手段とを設けたことを特徴とする防水ケース。
  10. レンズ鏡筒の繰り出し/繰り込みに応じてワイド端からテレ端の範囲で変倍可能なズームレンズと、前記ズームレンズをワイド端にするワイド端位置と前記ズームレンズをテレ端にするテレ端位置との間で前記レンズ鏡筒を繰り出し/繰り込みさせる鏡筒駆動手段と、押圧操作に応答して撮影機能を設定するための操作指示を入力する機能設定用操作部材とを備えるとともに、防水ケースの内部に収納されて防水された際に、前記機能設定用操作部材が押圧操作された状態で保持されるデジタルカメラにおいて、
    電源が供給された際に、前記機能設定用操作部材が押圧操作されているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段が押圧操作されていると判定した際に、前記ワイド端位置と前記テレ端位置との間の制限位置までしか前記レンズ鏡筒が繰り出されないように前記鏡筒駆動手段を制御する駆動制御手段とを設けたことを特徴とするデジタルカメラ。
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