JP2008054062A - 撮像装置 - Google Patents

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哲也 國府
Haruyuki Ishihara
晴之 石原
Aiko Uemura
有為子 植村
Haruhito Fuji
治仁 藤
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Abstract

【課題】低消費電力で振れ補正の効果を体感できる撮像装置を提供する。
【解決手段】撮影光学系を構成するレンズ101、102と、この撮影光学系を介して像信号を得るCCD27と、振れを検出する手振れセンサ305と、振れを補正する手振れ補正回路303を具備し、ブレ補正デモモードが設定された場合に、手振れ補正回路303によるによる振れ補正動作を実行する(ステップ#45)と共に、電子ズーム設定手段により長焦点側の所定の電子ズーム倍率に設定し(ステップ#35)、撮影動作を行う(ステップ#51)。
【選択図】 図4

Description

本発明は手振れ補正装置と撮像素子を有する撮像装置に関する。
カメラによる撮影にあたって、撮影者の手振れ等の影響で被写体像がブレてしまうことを防止する手振れ防止機能を有するカメラが知られている。例えば、特許文献1には、販売店やショールームなどで、手振れ補正機能を搭載したビデオカメラ装置の手振れ補正の効果を紹介するための手振れ補正デモモードを有するビデオカメラ装置が開示されている。ここに開示されたビデオカメラ装置の手振れ補正デモモードは、予め設定された画揺れパターンに基づいて手振れ補正を行っており、手振れ補正機能のオフとオンのときの手振れ補正の効果を擬似的に体験することができる。
特開平8−186758号公報
また、特許文献2には、手振れ補正機能の効果をユーザが確認できるように、手振れ補正動作を行って得た画像と、この画像に基づいて手振れ補正を行わなかった場合の画像を生成して両者を表示することが開示されている。
特開2005−64699号公報
このように、カメラに手振れ補正装置が搭載されている場合に、販売店やショールーム、さらにはユーザが直接、手振れ補正装置の効果を確認できるようにしたカメラが種々提案されている。しかしながら、これらの先行技術はいずれも撮影レンズの焦点距離は設定されたままの焦点距離で表示を行っている。このため、焦点距離が広角側に設定されている場合には、手振れ補正装置の効果を確認し難いという課題があった。一方、電池駆動されるような装置においては、消費電力の低減も重要な課題であり、ズーム駆動での消費電力の低減も課題となっている。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、低消費電力で振れ補正の効果を体感できる撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために第1の発明に係わる撮像装置は、撮影光学系と、この撮影光学系を介して像信号を得る撮像素子と、振れを検出する振動検出手段と、上記振れを補正する補正手段と、動作状態を設定するためのモード設定手段と、上記撮像素子により得られる像信号の一部を電子的に拡大するための電子ズーム設定手段を具備し、上記モード設定手段により特定のモードが設定された場合に、上記補正手段による振れ補正動作を実行すると共に、上記電子ズーム設定手段により設定される所定の電子ズーム倍率にて撮影動作を行う。
また、第2の発明に係わる撮像装置は、上記第1の発明において、上記特定のモードは、上記補正手段による補正効果を確認するためのモードであって、このモードが設定された状態で撮影指示がなされた場合、上記所定の電子ズーム倍率で上記補正手段による振れ補正動作を実行して行う第1の撮影動作と、上記所定の電子ズーム倍率で上記補正手段による振れ補正動作を実行せずに行う第2の撮影動作とを行う。
さらに、第3の発明に係わる撮像装置は、上記第1の発明において、上記撮影光学系は、ズーム光学系であって上記電子ズーム倍率は、上記撮影光学系のズーム状態に応じて変更される。
さらに、第4の発明に係わる撮像装置は、上記第1の発明において、上記像信号に基づく画像を表示する表示手段を有し、上記電子ズーム倍率にて撮影された画像を表示する。
さらに、第5の発明に係わる撮像装置は、上記第4の発明において、上記所定の電子ズーム倍率で上記補正手段による振れ補正動作を実行して行う第1の撮影動作と、上記所定の電子ズーム倍率で上記補正手段による振れ補正動作を実行せずに行う第2の撮影動作を行い、上記表示手段に上記第1の撮影動作によって得られた画像と上記第2の撮影動作によって得られた画像とを並べて表示する。
さらに、第6の発明に係わる撮像装置は、上記第1の発明において、上記電子ズーム倍率は、上記撮影光学系の設定されている焦点距離に応じて、所定の焦点距離となる電子ズーム倍率、または予め決められた一定値である。
さらに、第7の発明に係わる撮像装置は、上記第1の発明において、上記撮影光学系はズーム光学系であり、上記特定モードは上記振れ補正動作の効果を確認するためのブレ補正デモモードであって、このブレ補正デモモードが設定された場合には、上記ズーム光学系のズーミングを行うことなく、上記電子ズーム設定手段により所定の電子ズーム倍率に設定する。
第8の発明に係わる撮像装置は、焦点距離可変の撮影光学系とこの撮影光学系によって形成される被写体像の像信号を出力する撮像素子と、振れを検出する振れ検出手段と、上記振れを補正する補正手段と、ブレ補正デモモードを設定するモード設定手段と、上記像信号に基づく画像を表示する表示手段と、上記撮影光学系の焦点距離を変更する焦点距離可変手段を具備し、上記モード設定手段により上記ブレ補正デモモードが設定された場合に、上記焦点距離可変手段によって所定の焦点距離に変更し、上記補正手段による振れ補正動作を実行した場合と振れ補正動作を行わなかった場合でそれぞれ撮影動作を行い、撮影結果を表示する。
本発明によれば、低消費電力で振れ補正の効果を体感できる撮像装置を提供することができる。
以下、図面に従って本発明を適用したデジタルカメラを用いて好ましい第1実施形態について説明する。図1は、本発明の実施形態に係るデジタルカメラの全体構成を示すブロック図であり、撮影レンズとカメラ本体は一体に構成されたコンパクトデジタルカメラである。本実施形態では、撮影レンズとカメラ本体は一体に構成されているが、それぞれ別体に構成し、通信接点を介して電気的に接続するようにしても勿論構わない。
カメラ本体200の内部には、焦点調節および焦点距離調節用のレンズ101、102と、光路を開閉可能であって開口量を調節するためのシャッタ103が配置されている。レンズ101およびレンズ102はレンズ駆動機構107によって駆動され、シャッタ103はシャッタ駆動機構109によって駆動されるよう接続されている。レンズ101、102の焦点距離位置は、ズーム位置検出手段111によって検出される。レンズ駆動機構107、シャッタ駆動機構109およびズーム位置検出手段111は、それぞれ後述する入出力回路239を介してボディCPU229に接続されている。
レンズ102の後方には撮像素子としてのCCD(Charge Coupled Devices)27が配置されており、レンズ101、102によって結像される被写体像を電気信号に光電変換する。なお、本実施形態では撮像素子としてCCDを用いているが、これに限らずCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子を使用できることはいうまでもない。
このCCD27の近傍には、CCD27をX方向およびY方向の2次元方向に駆動するためのCCDシフト機構301が設けられている。そして、このCCDシフト機構301にはX方向とY方向にそれぞれ駆動するアクチュエータ(本実施形態においては、ステッピングモータ)が設けられており、これらのアクチュエータはCCDシフト機構駆動回路302に接続されている。CCDシフト機構駆動回路302は入出力回路239と手振れ補正回路303にそれぞれ接続されている。手振れ補正回路303は、手振れセンサ305の出力に接続されている。手振れセンサ305は、公知のジャイロ、角速度センサ、加速度センサまたはショックセンサ等で構成される。
この手振れセンサ305の出力に基づいて、手振れ補正回路303は手振れの動きを打ち消すようにCCDシフト機構駆動回路302に信号を出力し、CCDシフト機構301はCCD機構駆動回路302からの駆動信号に基づいて、CCD27の駆動を行う。なお、CCDシフト機構301については、図2を用いて後述する。
CCD27はCCD駆動回路223に接続され、このCCD駆動回路223によってCCD27の出力は増幅され、アナログデジタル変換(AD変換)がなされる。CCD駆動回路223はCCDインターフェース225を介して画像処理回路227に接続されている。この画像処理回路227によってデジタル画像データのデジタル的増幅(デジタルゲイン調整処理)、色補正、ガンマ(γ)補正、コントラスト補正、白黒・カラーモード処理、スルー画像処理といった各種の画像処理がなされる。
画像処理回路227は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit 特定用途向け集積回路)271内のデータバス261に接続されている。このデータバス261には、画像処理回路227の他、後述するシーケンスコントローラ(以下、「ボディCPU」と称す)229、圧縮回路231、フラッシュメモリ制御回路233、SDRAM制御回路236、入出力回路239、電子ズーム設定回路241、記録媒体制御回路243、ビデオ信号出力回路247、スイッチ検出回路253が接続されている。
データバス261に接続されているボディCPU229は、このデジタルカメラ(電子カメラ)のフローを制御するものである。またデータバス261に接続されている圧縮回路231はSDRAM237に記憶された画像データ等をJPEGで圧縮するための回路である。また、再生時には、圧縮された画像を伸張して表示のための画像データを生成する。なお、画像圧縮はJPEGに限らず、他の圧縮方法も適用できる。
データバス261に接続されているフラッシュメモリ制御回路233は、フラッシュメモリ(Flash
Memory)235に接続され、このフラッシュメモリ235は、デジタルカメラのフローを制御するためのプログラムが記憶されており、ボディCPU229はこのフラッシュメモリ235に記憶されたプログラムに従ってデジタルカメラの制御を行う。なお、フラッシュメモリ235は、電気的に書換可能な不揮発性メモリである。SDRAM237は、SDRAM制御回路236を介してデータバス261に接続されており、このSDRAM237は、画像処理回路227によって画像処理された画像情報または圧縮回路231によって圧縮された画像情報を一時的に記憶するためのメモリである。
上述のレンズ駆動機構107、シャッタ駆動機構109、ズーム位置検出手段111、CCDシフト機構駆動回路302および手振れ補正回路303に接続される入出力回路239は、データバス261を介してボディCPU229等の各回路とデータの入出力を制御する。電子ズーム設定回路241は、データバス261に接続され、電子ズームの設定を行う。本デジタルカメラのズーミング動作は、レンズ101と102をレンズ駆動機構107によって光軸方向に変位させることで行う光学ズームと、CCD27によって読み出された被写体像信号から焦点距離に応じた画素データのみを取り出すようにした電子ズーム(デジタルズームとも言う)の2通りがある。
通常のズーミングを行う場合には、撮影者が図示しないワイド側ズーム釦またはテレ側ズーム釦を操作すると、各種スイッチ255がこれを検出し、スイッチ検出回路253を介してボディCPU229がズーミング動作を指示する。レンズ101および102によって光学ズームが可能な範囲は、レンズ駆動機構107を介して光学ズームを行い、光学ズームの範囲を越えると、電子ズーム設定回路241によって電子ズーム倍率を設定し、画像処理回路227によって焦点距離に応じた画像データを生成する。
データバス261に接続された記録媒体制御回路243は、記録媒体245に接続され、この記録媒体245への画像データ等の記録の制御を行う。記録媒体245は、xDピクチャーカード(登録商標)、コンパクトフラッシュ(登録商標)、SDメモリカード(登録商標)またはメモリスティック(登録商標)等の書換え可能な記録媒体で構成され、カメラ本体200に対して着脱自在となっている。
データバス261に接続されたビデオ信号出力回路247は液晶モニタ駆動回路249を介して液晶モニタ251に接続される。ビデオ信号出力回路247は、SDRAM237または記録媒体245に記憶された画像データを、液晶モニタ251に表示するためのビデオ信号に変換するための回路である。液晶モニタ251はカメラ本体200の背面に配置されるが、撮影者が観察できる位置であれば、背面に限らないし、また液晶に限らず他の表示装置でも構わない。シャッタレリーズ釦の第1ストロークや第2ストロークを検出するスイッチや、ズームレンズの駆動を指示するズームスイッチ等の各種スイッチ255は、スイッチ検出回路253を介してデータバス261に接続されている。
次に、図2を用いて、本実施形態におけるCCDシフト機構301の構成について説明する。平板で構成された基板351はカメラ本体200に固定されている。この基板351の上辺部にはL字状の当接部351aが、下辺部には基板351から立ち上がって形成された当接部351bがそれぞれ設けられている。これらの当接部351a、351bは、後述する第1スライダ353の上下方向の振れ補正範囲制限部として作用する。また、基板351の左部平板上にはL字状に突起した当接部351cが、右辺部には基板351から立ち上がって形成された当接部351dがそれぞれ設けられている。これらの当接部351c、351dは、後述する第2スライダ355の左右方向の振れ補正範囲制限部として作用する。
基板351には、4つのピン365a、365b、365c、365dが植設されている。第1スライダ353の長孔353a、353bにこれら4つのピン365a、365b、365c、365dが嵌合し、第1スライダ353は上下方向に摺動自在となっている。すなわち、上下方向に配列されたピン365aとピン365bは長孔353aに嵌合しており、同じく上下方向に配列されたピン365cとピン365dは長孔353bに嵌合しており、第1スライダ353は、上下方向に摺動自在であり、左右方向には摺動することはない。
第1スライダ353の左側の上辺部には突起部353dが設けられ、下辺部には突起部353eが設けられている。突起部353dが前述の当接部351aに当接するまで、第1スライダ353は上方向に移動可能であり、突起部353eが前述の当接部351bに当接するまで、第1スライダ353は下方向に移動可能である。
第1スライダ353には、4つのピン367a、367b、367c、367dが植設されている。これら4つのピン367a、367b、367c、367dに、第2スライダ355の長孔355a、355bが嵌合し、左右方向に摺動自在となっている。すなわち、左右方向に配列されたピン367aとピン367bは長孔355aに嵌合しており、同じく左右方向に配列されたピン367cとピン367dは長孔355bに嵌合しており、第2スライダ355は、左右方向に摺動自在であり、上下方向には摺動することはない。
第2スライダ355の左辺部には平板より立ち上がって形成された突起部355cが設けられ、右辺部には突起部355dが設けられている。突起部355cが前述の当接部351cに当接するまで、第2スライダ355は左方向に移動可能であり、突起部355dが前述の当接部351dに当接するまで、第2スライダ353は右方向に移動可能である。
ステッピングモータ(以下モータと略す)357は、カメラ本体200に固定されており、モータ357の駆動軸357aは、基板351の図示しない孔を貫挿し、駆動歯車359と一体に固着されている。この駆動歯車359は第1スライダ353の左辺部の側壁に形成された平歯車353fに噛合しており、駆動歯車359と平歯車353fによって、いわゆるラックアンドピニオンを構成している。したがって、モータ357が回転すると、駆動歯車359が回転し、これと噛合する第1スライダ353は上下方向に摺動する。なお、図2においては、モータ357の駆動力伝達系に歯車として、駆動歯車359しか描かれていないが、モータ357の回転を減速するために、複数の歯車列を設けても、勿論構わない。
第1スライダ353に設けたL字状突起部353cに、ステッピングモータ(以下モータと略す)361が固定されており、モータ361の駆動軸361aは、駆動歯車363と一体に固着されている。この駆動歯車363は第2スライダ355の下辺部の側壁に形成された平歯車355eに噛合しており、駆動歯車363と平歯車355eによって、いわゆるラックアンドピニオンを構成している。したがって、モータ361が回転すると、駆動歯車363が回転し、これと噛合する第2スライダ355は左右方向に摺動する。なお、上下方向の駆動の場合と同じく、図2においては、モータ361の駆動力伝達系に歯車としては駆動歯車363しか描かれていないが、モータ361の回転を減速するために、複数の歯車列を設けても、勿論構わない。
このように、CCDシフト機構301は構成されているので、モータ357が回転すると、当接部351aと当接部351bによって決められる振れ補正制限範囲の中で、第1スライダ353は基板351上を上下方向に摺動可能である。同様に、モータ361が回転すると、当接部351cと当接部351dによって決められる振れ補正制限範囲の中で、第2スライダ355は第1スライダ353上を左右方向に摺動可能である。
なお、本実施形態においては、当接部351a、351b、351c、351dを基板351上に設けたが、これに限らず、例えば当接部351c、351dを第1スライダ353上に設けるようにしても良い。但し、第1スライダ353のような可動部材に当接部を設けると、駆動機構に悪影響を与える虞があるので、当接部は固定された部材上に設けることが望ましい。
また、本実施形態においては、当接部を4箇所設けたが、振れ補正範囲はステッピングモータのパルス駆動数でも制御できるので、これより増加、若しくは減少させても良い。本実施形態においては、CCD27のシフト機構として、ラックアンドピニオンを利用した構成としたが、これに限らず、例えば、圧電素子を利用したシフト機構等、種々の構成を利用することができる。また、モータとしても、超音波モータやDCモータを採用するようにしても良い。また、第1スライダ353、第2スライダ355は互いに直交する方向としたが、これに限らず、例えば、円弧状を互いに移動するように構成しても良い。また、本実施形態においては、手振れ補正は、CCD27を駆動することにより補正を行っていたが、これに限らず、公知の撮影レンズ光学系を補正駆動する方法や、CCD27の出力に基づく画像データを用いてブレ補正する方法等、種々の方法に置き換えても勿論構わない。
次に、本実施態様のデジタルカメラの動作について、図3乃至図5に示すフローチャート用いて説明する。
まず、カメラ本体200に電源電池を挿入すると、図3に示すパワーオンリセットのルーチンを開始する。開始すると、ステップ#01にて、図示しないカメラの電源スイッチがオンとなっているか否かについて判定する。電源スイッチがオフの場合には、ステップ#03に移行してスリープ状態となる。このスリープ状態は、電源スイッチがオン状態に変化したときのみボディCPU229は割り込み動作を受付、それ以外の操作スイッチを操作したとしてもボディCPU229は割り込み動作を受け付けないようにした状態をいう。ボディCPU229は、電源スイッチの状態変化に対してのみ処理を行うので、電源浪費を抑えることができる。
ステップ#01において、電源スイッチがオンであった場合、若しくはスリープ状態において、電源スイッチがオンとなった場合には、ステップ#05に移行し、初期化動作を行う。この初期化動作は、電気的初期化および機械的初期化を行う。電気的初期化は、各種フラグ類やカウンタ値をリセットするものである。また機械的初期化は、レンズ駆動機構107等やシャッタ103等が、その駆動中に何等かの原因で最後まで駆動せずに途中で止まったままになっていたとしても、これを初期化するものであり、まず各機構の状態を検出し、途中で止まっている場合には、その初期位置に駆動する。
続いて、測光・露光量演算を行う(#07)。これは図示しない測光センサまたは撮像素子であるCCD27の出力に基づいて、被写体輝度BVを求め、この被写体輝度BVを基に、公知のアペックス演算よりシャッタ速度、絞り値等の露出制御値を求めるものである。この測光・露光量演算が終わると、次に撮影情報表示を行う(#08)。ここでは液晶モニタ251に撮影モードやシャッタ速度TV値・絞り値AV・ISO感度SV等の表示を行う。
続いて、モードダイヤルのチェックを行う(#09)。ここでは、カメラ本体200に設けられたモードダイヤルの設定状態に基づいて、プログラムモード、風景モード、夜景モード、マクロモード等の各種の撮影モードと、記録媒体245に記録されている画像データを液晶モニタ251に表示する再生モード等のモード設定に変更がなされたか否かについてチェックを行う。また、このステップでブレ補正デモモードが設定されているか否かについてもチェックする。ブレ補正デモモードは、メニュー設定モード(不図示)によって設定されるが、これに限らず、例えば、通常、撮影者の使用状態においては同時に操作することのないような複数のキーを同時に操作することによって設定できるようにしても勿論構わない。
次に、モードダイヤルのチェック結果に基づいて、撮像モードに設定されているかの判定を行い(#11)、プログラム撮影モード等の撮像に関するモードである場合には、ステップ#14に進み第1レリーズスイッチがオンか否か、すなわちレリーズ釦が半押しされているか否かの判定を行う。第1レリーズスイッチがオンであった場合には、ステップ#15に進み、設定されている撮像モードの処理を行う。すなわち、第2レリーズスイッチのオンに応じて、CCD27の出力に基づく静止画像データを取り込み、記録媒体245に記録を行う。なお、ブレ補正モードが設定されていた場合には、ステップ#15の撮像モードで撮像するにあたって、手ブレセンサ305の出力に基づいて、手振れ補正回路303およびCCDシフト機構駆動回路302によってCCDシフト機構302を駆動し、ブレ補正を行う。
ステップ#11に戻り、設定されているモードが撮像に関する撮像モードではなかった場合には、ステップ#12に進み、ブレ補正デモモードか否かの判定を行う。判定の結果、ブレ補正デモモードでなかった場合には、再生モードであることからステップ#13に進み、フラッシュメモリ235やSDRAM237に記憶されている画像データに基づいて、液晶モニタ251に画像を表示する。
ステップ#12に戻り、判定の結果、ブレ補正デモモードであった場合には、ステップ#16に進み、ブレ補正デモモードを実行する。ブレ補正デモモードは、販売店等において、手振れ補正を行った場合の効果を体感できるようにするモードであるが、一般ユーザが手振れ補正の効果を確認する場合にも役立つ便利なモードである。このブレ補正デモモードの詳細は図4を用いて後述する。
ステップ#13の再生モードにおいて記録画像の再生を行っている最中に、再生釦モードが解除されるか、レリーズ釦が操作されるか、または電源スイッチがオフとされると、再生モードを終了し、次のステップ#17に進む。またステップ#15の撮像モードで撮像動作を終了するか、第1レリーズスイッチがオフとなるか、または電源スイッチがオフとされると、次のステップ#17に進む。さらに、ステップ#14において第1レリーズスイッチがオフであった場合にもステップ#17に進む。また、ステップ#16のブレ補正デモモードで撮影を行うか、デモモードを終了させると、ステップ#17に進む。ステップ#17においては、カメラ本体の電源スイッチの状態を検出し、電源スイッチがオンであった場合には、ステップ#07に戻り、前述のステップを繰り返す。
一方、ステップ#17において、判定の結果、電源スイッチがオフであった場合には、ステップ#19に進み、液晶モニタ251上の表示を停止する。続いて、手振れセンサ305と手振れ補正回路303に電源オフの制御信号を出力し、給電を停止する(#21)。手振れセンサ305と手振れ補正回路303の電源は、ステップ#16のブレ補正デモモード、またはステップ#15の撮像モードにおいてブレ補正モードが選択された場合に、これらの回路の電源をオンとしている。したがって、ステップ#21を実行する際に手振れセンサ305と手振れ補正回路303の電源がオンになっているとは限らないが、オンとなっていた場合には、このステップで電源をオフする。
次に、ステップ#16のブレ補正デモモードについて、図4を用いて説明する。このブレ補正デモモードでは、手振れ補正動作が行われていることを体感できるように、手振れ補正動作が行われた場合と手振れ補正動作が行われない場合で、それぞれ撮影を行い、対比して表示を行っている。その際、手振れ補正動作は長焦点側の方が効果を明白に確認できることから、撮影にあたっては電子ズームを利用して長焦点側で行っている。ブレ補正デモモードに入ると、まず手振れセンサ305および手振れ補正回路303の電源がオンしているか否かについて判定する(#31)。判定の結果、電源がオフであった場合には、手振れセンサ305と手振れ補正回路303の電源をオンとする(#33)。
ステップ#31において電源がオンであった場合、またはステップ#33において電源をオンとしたら、次に、電子ズーム設定を行う(#35)。通常の電子ズーム設定は、光学ズームでテレ端(焦点距離において一番、焦点側が長い端部)を越える長焦点側へのズーム操作がなされた場合に、電子ズームを行っている。しかし、ブレ補正デモモードの場合には、光学ズーム領域にある場合でもテレ端までレンズ101、102を駆動することなく、電子ズーム、すなわち画像処理によってズーミングを行っている。この電子ズーム設定のサブルーチンについては、図5を用いて後述する。
電子ズーム設定が終わると、次に、レリーズ釦が半押しされたか、すなわち第1レリーズがオンか否かについて判定する(#37)。第1レリーズがオンであった場合には、ステップ#07と同様に測光・露光量演算を行う(#39)。その後、CCD27の出力の高周波成分(コントラスト信号)に基づいて行う、いわゆる山登り法によってレンズ101、102を合焦位置に駆動するフォーカシング駆動を行う(#41)。
フォーカシング駆動が終わると、次に、レリーズ釦が全押しされたか、すなわち第2レリーズがオンか否かについて判定する(#43)。第2レリーズがオフであった場合には、続いて第1レリーズがオンか否かを判定する(#61)。レリーズ釦が半押しであるが、全押しとはなっていない場合には、このステップ#43と#61の判定を繰り返し行う待機状態となる。レリーズ釦から撮影者の指が離れて第1レリーズがオフとなると、またはステップ#37で第1レリーズがオフであると判定されると、ステップ#63に進み、ブレ補正デモモードの設定が解除されたか否かの判定を行う。判定の結果、ブレ補正デモモードが解除されていない場合には、ステップ#37に戻り、前述のステップを繰り返す。逆に、判定の結果、ブレ補正デモモードが解除されていた場合には、図3のステップ#17にリターンする。
ステップ#43に戻り、第2レリーズがオンとなると、撮影動作を開始する。ここでは、手振れ補正動作有りと無しで、1駒づつ撮像を行う。まず、手振れ補正動作の開始を行う(#45)。手振れ補正動作は、前述したように、手振れセンサ305の出力に基づいて、カメラ本体200に加えられた振れを打ち消すように、CCDシフト機構301によってCCD27を駆動する。この手振れ補正動作を行い、手振れの影響を除去した状態で、撮影動作を行う(#47)。撮影動作は、ステップ#39で演算された露出演算値に従ってシャッタ103によって露光制御を行い、この状態でCCD27の出力に基づく画像データをSDRAM237に一時記憶を行う。
ステップ#47における撮影動作が終わると、手振れ補正動作を停止させる(#49)。手振れ補正動作が停止した状態で、続いて、2駒目の撮影動作を行う(#51)。この撮影動作は、手振れ補正動作が停止されていることを除けば、ステップ#47での撮影動作と同じである。この2駒目の撮影動作が終了すると、次に、撮影結果の表示を行う(#53)。
撮影結果の表示は、図7に示すように、液晶モニタ251のモニタ画面251aに、手振れ補正動作無しの画像と有りの画像を並べて表示する。すなわち、ステップ#51で撮影した手振れ補正動作無しの画像401と、ステップ#47で撮影した手触れ補正動作有りの画像403を並べて表示する。このように、2つの画像を並べて表示していることから、手振れ補正の効果を確認することができる。特に、電子ズームによって長焦点側で撮影を行っているので、効果が一段と分かりやすくなる。
なお、本実施形態においては、先に手振れ補正動作を行っている状態で撮影を行い、次に手振れ補正動作を行っていない状態で撮影を行っているが、順番は逆でも勿論構わない。手振れ補正回路303等が定常状態に入るまでに時間がかかる場合には、逆にすることにより、撮影動作に入るまでの時間を短縮することができる。なお、本実施形態では、ブレ補正デモモードにおいて取得した画像データは、SDRAM237に一時的に記憶され液晶モニタ251に表示されるだけであり、記録媒体245に記録していないが、勿論、このときの画像データを記録媒体245に記録するようにしても良い。
次に、ステップ#35の電子ズーム設定について、図5を用いて説明する。電子ズームは前述したように、画像処理回路227によって焦点距離に応じた画像データのみをトリミング処理するものである。このサブルーチンに入ると、まずズーム位置読み出しを行う(#71)。このステップでは、ズーム位置検出手段111からレンズ101、102によって形成される撮影レンズの焦点距離を検出し、読み出す。続いて、読み出されたズーム位置に応じて光学的な焦点距離と電子ズームとにより得られる合成焦点距離が所定値となるように電子ズーム倍率の設定を行う(#73)。すなわち、読み出されたズーム位置に対する所定焦点距離位置(すなわちブレ補正デモモードでブレ状態を表示させようとする焦点距離)の比に基づいて、電子ズーム倍率を演算する。
例えば、現在光学ズーム位置が35mm換算で35mm相当の焦点距離にあり、35mm換算で180mm相当の合成焦点距離となるようにする場合には、電子ズーム倍率を5.1倍に設定すれば良い。また、光学ズーム位置が100mm相当で、180mm相当の合成焦点距離とするには、電子ズーム倍率を1.8倍とすれば良い。なお、狙いとする所定焦点距離位置は、本実施形態においては、180mmとしているが、ブレ補正デモモードでブレ補正の効果が確認し易い焦点距離であれば、180mm以外でも勿論良く、例えば200mmであっても良い。電子ズーム倍率の設定が終わるとステップ#37に戻り、前述のステップを繰り返す。
このように本実施形態における電子ズーム設定は、電子ズーム倍率を狙いとする焦点距離となるように設定しているが、これに限られない。例えば、光学ズームの焦点距離に対して一律の電子ズーム倍率としても勿論構わない。一律の電子ズーム倍率を、例えば3倍とすれば、光学ズームの焦点距離が35mm相当である場合には、所定の焦点距離は105mmとなり、また光学ズームの焦点距離が100mmの場合には、所定の焦点距離は300mmとなる。なお、上限の焦点距離がある場合には、その範囲内となるように電子ズーム倍率を変更すれば良い。
以上説明したように本発明の第1実施形態では、ステップ#35において長焦点側にズーム設定を行い、ステップ#45において、手振れ補正動作を開始させた後に撮影動作を行っている。このように、長焦点側で手振れ補正動作を行い、撮影を行っているので、手振れ補正動作がなされたことを確認し易い。
また、本発明の第1実施形態では、長焦点側で手振れ補正動作を実行するにあたって、電子ズームによって行っているので、電源電池の浪費を防止することができる。すなわち、通常のズーミング動作では光学ズームの限界まで光学ズーミングを行った後、電子ズーミングを行っている。それに対して、本実施形態においては、光学ズーミングを行うことなく、直ちに電子ズーミングを行っている。光学ズーミングはレンズ101、102等を駆動しなければならないことから、電源消費が大きいのに対して、電子ズーミングは画像処理回路227における画像処理で済むので、電源消費が小さくて済むという利点がある。
さらに、本発明の第1実施形態では、手振れ補正動作を行った画像と手振れ補正動作を行わなかった画像を対比して液晶モニタ251に表示するようにしたので、手振れ補正動作の有り無しで、手振れ補正動作の効果を一目で確認することができる。
次に、本発明の第2実施形態について、図6を用いて説明する。第1実施形態のブレ補正デモモードにおける電子ズーム設定は、ズーム位置を読み出すと、ズーム位置に係りなく狙いとする焦点距離を求め、設定していた。それに対して、第2実施形態では、ズーム位置に応じて、すなわち現在設定されている焦点距離が所定値より長焦点側にあるか否かによって、電子ズーム倍率を異ならせるようにしている。第2実施形態の構成と作用は、図6に示す電子ズーム設定のサブルーチン以外は共通であるので、この電子ズーム設定のサブルーチンのみについて説明する。
図6の電子ズーム設定のサブルーチンに入ると、ステップ#71と同様に、ズーム位置読み出しを行う(#81)。続いて、この読み出されたズーム位置に応じて、ズーム位置が所定値以下か否かの判定を行う(#83)。判定の結果、読み出されたズーム位置が、所定値より小さい場合、すなわち短焦点側にあった場合には、電子ズーム倍率を第1の値に設定する(#85)。ここで電子ズーム倍率を第1の値に設定するにあたって、現在、スタンダードな焦点距離より短焦点側に設定されていることから狙いとする第1の所定焦点距離に電子ズームされるように、電子ズーム倍率を演算により求める。
一方、読み出されたズーム位置が所定値より大きい場合、すなわち長焦点側にあった場合には、電子ズーム倍率を第2の値に設定する(#87)。ここで電子ズーム倍率を第2の値に設定するにあたって、現在、スタンダードな焦点距離より長焦点側に設定されていることから狙いとする第2の所定焦点距離に電子ズームされるように、電子ズーム倍率を演算により求める。なお、第2の所定焦点距離は第1の所定焦点距離よりも長くなるように設定されている。ステップ#85または#87において、電子ズーム倍率の設定が終わると、ステップ#37に戻り、前述のステップを繰り返す。
本実施形態においては、現在設定されている焦点距離に応じて、狙いとする焦点距離を代えている。このため、設定焦点距離に対してブレ補正デモモードで表示される被写体像が極めて大きく変化することなく、ユーザに違和感を与えることがない。
なお、第2本実施形態における電子ズーム設定は、第1実施形態における電子ズーム倍率と同様に、狙いとする焦点距離となるように設定しているが、これに限られない。例えば、光学ズーム位置が所定値以下と以上で異なる電子ズーム倍率としても良い。例えば、ズーム位置が所定値以下の場合には、一律4倍とし、所定値以上の場合には一律2倍としても勿論構わない。なお、上限の焦点距離がある場合には、その範囲内となるように電子ズーム倍率を変更すれば良い。
以上説明したように本発明の第2実施形態も、第1実施形態と同様の効果を奏する。この効果に加えて、ステップ#83において、設定されているズーム位置に応じて、電子ズーム倍率を変えているので、設定焦点距離に応じて違和感のないブレ補正デモモードを行うことができる。
以上説明したように本発明の第1及び第2実施形態では、撮影光学系としてのレンズ101、102と、この撮影光学系を介して像信号を得る撮像素子としてのCCD27と、振れを検出する振動検出手段としての手振れセンサ305と、振れを補正する補正手段としてのCCDシフト機構213、CCDシフト機構駆動回路302および手振れ補正回路303と、ブレ補正デモモード等の動作状態を設定するためのモード設定手段としての各種スイッチ255、スイッチ検出回路253およびボディCPU229と、撮像素子により得られる像信号の一部を電子的に拡大するための電子ズーム設定手段としての電子ズーム設定回路241を具備し、モード設定手段により特定のモードとしてブレ補正デモモードが設定された場合には、ステップ#45にて補正手段による振れ補正動作を実行すると共に、ステップ#35で設定された所定の電子ズーム倍率にて、ステップ#47において撮影動作を行うようにしている。このため、振れ補正の効果を体感することができる。また、電子ズーミングで焦点距離を変更しているので、低消費電力で済むという利点がある。
また、本発明の第1及び第2実施形態では、ブレ補正デモモードは、補正手段による補正効果を確認するためのモードであって、ステップ#12において、このモードが設定された状態で撮影指示がなされた場合には、ステップ#45および#47における所定の電子ズーム倍率で補正手段による振れ補正動作を実行して行う第1の撮影動作と、ステップ#49および#51における所定の電子ズーム倍率で補正手段による振れ補正動作を実行せずに行う第2の撮影動作とを行うようにしている。このため、手振れ補正動作を行った画像と行わなかった画像を取得することができる。
さらに、本発明の第2実施形態では、撮影光学系は、レンズ101、102からなるズーム光学系であって、電子ズーム倍率は、撮影光学系のズーム状態に応じてステップ#85または#87において変更される。このため、焦点距離に応じて、振れ補正効果が高い焦点距離とすることができる。
さらに、本発明の第1及び第2実施形態では、像信号に基づく画像を表示する表示手段としての液晶モニタ251を有し、ステップ#53において、電子ズーム倍率にて撮影された画像を表示しているので、容易に振れ補正効果を確認することができる。
さらに、本発明の第1及び第2実施形態では、ステップ#45および#47における所定の電子ズーム倍率で補正手段による振れ補正動作を実行して行う第1の撮影動作と、ステップ#49および#51における所定の電子ズーム倍率で補正手段による振れ補正動作を実行せずに行う第2の撮影動作を行い、表示手段としての液晶モニタ251に第1の撮影動作によって得られた画像403と、第2の撮影動作によって得られた画像401を並べて表示している。このため、振れ補正動作の効果を2つの画像を対比することにより、容易に確認することができる。
さらに、本発明の第1及び第2実施形態では、電子ズーム倍率は、撮影光学系の設定されている焦点距離に応じて、所定の焦点距離となるように設定される。このため、狙いとする一定値である焦点距離とすることができ、現在設定されている焦点距離に係りなく、常に一定の振れ補正動作の効果の画像を得ることができる。また、第1及び第2実施形態において、電子ズーム倍率を、予め決められた一定値とすれば、現在設定されている焦点距離の一定値倍であり、ブレ補正デモモードを行うたびに極端に倍率が変化することがないことから、ユーザに違和感を与えることが少なくなる。
さらに、本発明の第1及び第2実施形態では、焦点距離可変の撮影光学系としてのレンズ101、102と、この撮影光学系によって形成される被写体像の像信号を出力する撮像素子としてのCCD27と、振れを検出する振れ検出手段としての手振れセンサ305と、振れを補正する補正手段としてのCCDシフト機構213、CCDシフト機構駆動回路302および手振れ補正回路303と、ブレ補正デモモードを設定するモード設定手段としての各種スイッチ255、スイッチ検出回路253およびボディCPU229と、像信号に基づく画像を表示する表示手段としての液晶モニタ251と、撮影光学系の焦点距離を変更する焦点距離可変手段としての電子ズーム設定回路を具備し、ステップ#12においてモード設定手段によりブレ補正デモモードが設定された場合に、ステップ#35において焦点距離可変手段によって所定の焦点距離に変更し、ステップ#45において補正手段による振れ補正動作を実行した場合とステップ#49において振れ補正動作を行わなかった場合でそれぞれ撮影動作(#47、#51)を行い、ステップ#53で撮影結果を表示するようにしている。このため、振れ補正動作を行った場合と行わなかった場合とを比較することにより容易に振れ補正動作の効果を確認することができる。特にこの場合には、焦点距離の変更は電子ズームに限らず、光学ズームで行うようにしても良い。
なお、第1および第2実施形態は、コンパクトタイプのデジタルカメラに本発明を適用した例であったが、これに限らず、例えば、デジタル一眼レフカメラ、レンズ交換式のレンジファインダ式デジタルカメラ等にも本発明を適用できる。また、カメラ機能を有する複合製品、例えば、カメラ機能付き携帯電話、カメラ機能付き携帯情報端末(PDA)、及びカメラ機能付き携帯型コンピュータ等にも適用できることは勿論である。撮影対象に対する手振れ影響を取り除くために、手振れ補正装置を有し、ズーミングのできる撮像装置あれば、本発明を適用することができる。
本発明の第1実施形態に係るデジタルカメラの主に電気系の全体構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態におけるCCDシフト機構の構造を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態における「パワーオンリセット」のフローチャート図である。 本発明の第1実施形態におけるサブルーチン「ブレ補正デモモード」のフローチャート図である。 本発明の第1実施形態におけるサブルーチン「電子ズーム設定」のフローチャート図である。 本発明の第2実施形態におけるサブルーチン「電子ズーム設定」のフローチャート図である。 本発明の第1実施形態における液晶モニタに表示される画像を示す図である。
符号の説明
27 撮像素子(CCD)
101、102 レンズ
111 ズーム位置検出手段
241 電子ズーム設定回路
251 液晶モニタ
301 CCDシフト機構、
302 CCDシフト機構駆動回路
303 手振れ補正回路
305 手振れセンサ

Claims (8)

  1. 撮影光学系と、
    この撮影光学系を介して像信号を得る撮像素子と、
    振れを検出する振動検出手段と、
    上記振れを補正する補正手段と、
    動作状態を設定するためのモード設定手段と、
    上記撮像素子により得られる像信号の一部を電子的に拡大するための電子ズーム設定手段と、
    を具備し、
    上記モード設定手段により特定のモードが設定された場合に、上記補正手段による振れ補正動作を実行すると共に、上記電子ズーム設定手段により設定される所定の電子ズーム倍率にて撮影動作を行うことを特徴とする撮像装置。
  2. 上記特定のモードは、上記補正手段による補正効果を確認するためのモードであって、このモードが設定された状態で撮影指示がなされた場合、上記所定の電子ズーム倍率で上記補正手段による振れ補正動作を実行して行う第1の撮影動作と、上記所定の電子ズーム倍率で上記補正手段による振れ補正動作を実行せずに行う第2の撮影動作とを行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 上記撮影光学系は、ズーム光学系であって、上記電子ズーム倍率は、上記撮影光学系のズーム状態に応じて変更されることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. さらに上記像信号に基づく画像を表示する表示手段を有し、上記電子ズーム倍率にて撮影された画像を表示することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 上記所定の電子ズーム倍率で上記補正手段による振れ補正動作を実行して行う第1の撮影動作と、上記所定の電子ズーム倍率で上記補正手段による振れ補正動作を実行せずに行う第2の撮影動作を行い、上記表示手段に上記第1の撮影動作によって得られた画像と上記第2の撮影動作によって得られた画像とを並べて表示することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 上記電子ズーム倍率は、上記撮影光学系の設定されている焦点距離に応じて、所定の焦点距離となる電子ズーム倍率、または予め決められた一定値であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  7. 上記撮影光学系はズーム光学系であり、上記特定モードは上記振れ補正動作の効果を確認するためのブレ補正デモモードであって、このブレ補正デモモードが設定された場合には、上記ズーム光学系のズーミングを行うことなく、上記電子ズーム設定手段により所定の電子ズーム倍率に設定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  8. 焦点距離可変の撮影光学系と
    この撮影光学系によって形成される被写体像の像信号を出力する撮像素子と、
    振れを検出する振れ検出手段と、
    上記振れを補正する補正手段と、
    ブレ補正デモモードを設定するモード設定手段と、
    上記像信号に基づく画像を表示する表示手段と、
    上記撮影光学系の焦点距離を変更する焦点距離可変手段と、
    を具備し、
    上記モード設定手段により上記ブレ補正デモモードが設定された場合に、上記焦点距離可変手段によって所定の焦点距離に変更し、上記補正手段による振れ補正動作を実行した場合と振れ補正動作を行わなかった場合でそれぞれ撮影動作を行い、撮影結果を表示することを特徴とする撮像装置。
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