JP2004350727A - キャリングケース - Google Patents

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嘉広 伊藤
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Abstract

【課題】燃料電池を電源とする携帯機器を携行するときに、前記携帯機器を収容でき、且つ燃料を携行する煩わしさがないキャリングケースの提供。
【解決手段】燃料電池を電源とする携帯機器を内部に収容するキャリングケースであって、前記携帯機器を収容する携帯機器収容室と、前記携帯機器収容室の壁の少なくとも一部を形成し、且つ燃料電池の燃料を収容する複数の燃料収容室と、前記燃料収容室から燃料を取り出す開閉可能な燃料取出流路とを有するキャリングケース。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャリングケースに関し、特に、携帯機器を携行する際に、前記携帯機器に使用される燃料電池の燃料も同じに携行できるキャリングケースに関する
【0002】
【従来の技術】
ノートブック型パソコンや携帯電話、デジタルカメラなどの携帯機器を屋外で長時間使用する場合には、外部電源を使用することが一般的である。
【0003】
前記外部電源としては、従来、ニッケル水素電池パックやリチウム電池パックなどの電池パックが一般的であった。これらの電池パックは、携帯機器の本体内に収納されるか、または、外部電源端子を介して前記携帯機器に接続されるかすることが一般的であったが、何れも重量や体積が大きく、携行に不便であるという欠点があった。
【0004】
また、これらの電池パックよりも軽量、小型であって、更に長時間使用できる携帯機器用の電源として、近年、燃料電池が注目されている(特許文献1)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−237324号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、携帯機器用の燃料電池は、通常、メタノールなどの液体燃料によって駆動されるので、前記携帯機器を屋外で長時間使用する場合には、携帯機器とは別に、液体燃料を大量に携行する必要があった。
【0007】
本発明は、上記問題を解決すべく成されたものであり、燃料電池を電源とする携帯機器を携行する場合において、前記携帯機器を収容でき、しかも携帯機器とは別に燃料を携行する煩わしさがないキャリングケース、および携帯機器を外部からの衝撃から保護するだけでなく、前記携帯機器を充電したり、前記携帯機器の外部電源として機能したりするキャリングケースを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、燃料電池を電源とする携帯機器を内部に収容するキャリングケースであって、前記携帯機器を収容する携帯機器収容室と、前記携帯機器収容室の壁の少なくとも一部を形成するとともに、前記燃料電池の燃料を収容する複数の燃料収容部と、前記燃料収容部から燃料を取り出す開閉可能な燃料取出流路とを有することを特徴とするキャリングケースに関する。
【0009】
前記キャリングケースにおいては、携帯機器収容室の壁に設けられた燃料収容部に燃料を充填することにより、前記携帯機器を駆動する燃料電池用の燃料も前記携帯機器と一緒に携行できる。
【0010】
したがって、携帯機器と燃料とを別々に携行する煩わしさがない。
【0011】
前記携帯機器収容部は、剛体構造を有する殻状の外壁と、軟質材料から形成され、緩衝性を有する複数の袋体から構成された内袋とからなる2重構造を有してもよいし、柔軟性を有するソフトケースと前記内袋とからなる2重構造を有してもよい。また、前記袋体が前記燃料収容部の壁を形成する1重構造を有していてもよい。
【0012】
これらの携帯機器収容部においては、内壁の全面を前記袋体によって形成し、全部の袋体を燃料収容部として用いてもよく、また、前記袋体の一部を燃料収容部として用い、ほかの袋体には気体を充填してもよい。なお、前記袋体を燃料収容部として使用する場合には、燃料収容部内の燃料が消費されると、前記袋体が萎んで緩衝性が低下するから、燃料電池で生じた水を前記袋体に注入して膨らんだ状態が保持されるようにしてもよい。
【0013】
携帯機器収容部としては、ほかに、剛体構造を有する殻状の外壁と、軟質材料のシートから形成された内壁とを有する形態のものがある。前記携帯機器収容部を有するキャリングケースにおいては、前記外壁と内壁との間の空間を複数の区画に区分して内部に燃料を収容する袋体を収容してもよく、また、前記区分された各空間に直接燃料を収容してもよい。前者の形態を有するキャリングケースにおいては、前記袋体が燃料収容部に相当し、後者の形態を有するキャリングケースにおいては、前記区分された各空間が燃料収容部に相当する。
【0014】
前記軟質材料は、常温で柔軟性またはゴム弾性を有し、しかも燃料に耐える材料であれば特に制限はないが、具体的には、軟質塩化ビニル樹脂、高分子量ポリエチレン樹脂、エチレン・プロピレン樹脂、エチレン・酢酸ビニル共重合体樹脂、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、塩化ビニリデン・酢酸ビニル共重合体などの常温で柔軟性を有する軟質樹脂、および天然ゴム、ブタジエンゴム、スチレン・ブタジエンゴム、イソプレンゴム、ブチルゴム、クロロプレンゴムなどのジエン系ゴム、およびウレタンゴム、ポリアミド系エラストマ、エチレン・プロピレンゴム、エチレン・プロピレン・ジエン、ポリエステル系エラストマ、ポリオレフィン系エラストマなどのエラストマ類などが挙げられる。
【0015】
前記燃料取出流路は、一端がキャリングケースの外側に開口した開閉可能な流路管路であってもよく、また、請求項2に述べるように、携帯機器を携帯機器収容室に収容すると、前記携帯機器の燃料電池に燃料を供給する燃料供給口に接続されて開成される流路であってもよい。
【0016】
前記の形態の燃料取出流路を有するキャリングケースにおいては、たとえば、前記燃料取出流路から注射器などの適宜の手段によって燃料を取り出して携帯機器の燃料電池に注入することにより、前記燃料電池に燃料を補給することができる。したがって、前記燃料取出流路は、注射器の先端を挿入すると開成し、注射器の先端を抜くと閉止する弁を有する流路乃至管路が好ましい。また、前記燃料取出流路は、燃料を取り出す際に操作者によって開閉される弁を有する流路乃至管路であってもよい。
【0017】
前記携帯機器は、燃料電池を電源とする携帯機器であり、たとえば具体的には、ラップトップ型パーソナルコンピュータ、ノートブック型パーソナルコンピュータ、携帯電話、デジタルカメラ、およびビデオカメラなどであって燃料電池を電源とするものがある。
【0018】
前記燃料収容部に収容される燃料としては、メタノールなど、燃料電池に通常に使用される液体燃料が挙げられる。
【0019】
請求項2に記載の発明は、前記燃料取出流路が、前記携帯機器を携帯機器収容室に収容すると、前記携帯機器の燃料供給口に接続されて開成されて前記携帯機器の燃料電池に連通する流路であるキャリングケースに関する。
【0020】
前記キャリングケースにおいては、前記携帯機器を携帯機器収容室に収容すると、前記燃料取出流路が前記燃料供給口に接続されて開成されるから、燃料収容部と携帯機器の燃料電池とが接続される。したがって、前記携帯機器を携帯機器収容室に収容するだけで、前記携帯機器の燃料電池に燃料が自動的に供給されるから、人手で燃料補給する手間が省ける。
【0021】
請求項3に記載の発明は、携帯機器を内部に収容するキャリングケースであって、前記携帯機器を収容する携帯機器収容室と、前記携帯機器収容室の壁の少なくとも一部を形成するとともに、燃料電池の燃料を収容する複数の複数の燃料収容部と、前記燃料収容部に隣接して設けられ、前記燃料収容部から燃料が供給されて発電する燃料電池部とを有してなり、前記燃料電池部は、前記携帯機器収容室に前記携帯機器を収容すると、前記燃料電池が前記携帯機器の外部電源端子に電気的に接続されるように形成されてなることを特徴とするキャリングケースに関する。
【0022】
前記キャリングケースにおいては、前記燃料収容部から燃料供給流路を通して燃料電池部の燃料電池に燃料が供給され、前記燃料電池においては、前記燃料によって発電が行われる。そして、前記携帯機器収容室に携帯機器を収容すると、前記燃料電池部の燃料電池が前記携帯機器に電気的に接続され、前記燃料電池で生じた電力が前記携帯機器に供給される。
【0023】
したがって、前記キャリングケースは、燃料電池を電源としない携帯機器にも使用できる。また、前記携帯機器がニッケル水素電池やリチウム2次電池のような2次電池を電源とする場合には、前記燃料電池からの電力によって前記2次電池を充電することもできる。
【0024】
前記燃料電池部は、前記携帯機器収容室の側壁または底部を形成してもよく、また、袋状に形成された携帯機器収容室の外側または内側に適宜の手段によって固定するか、または着脱可能に取付けてもよい。
【0025】
前記燃料収容部から前記燃料電池部の燃料電池に燃料を供給するには、前記燃料収容部と前記燃料電池とを連通する管路を設ければよい。前期管路には、必要に応じてポンプを設けてもよい。前記燃料電池部が前記携帯機器収容室の底部を形成する場合には、前記燃料収容部の底部に開口部を設け、前記開口部と前記燃料電池とを連通させてもよい。
【0026】
請求項4に記載の発明は、前記携帯機器収容室が、前記燃料収容部と、内部に気体が充填され、少なくとも前記携帯機器に接する側の面が柔軟性材料から形成された気体室とを有するキャリングケースに関する。
【0027】
前記キャリングケースは、請求項1〜3に記載のキャリングケースにおいて、燃料収容部のほかに気体室を設けた例である。
【0028】
前記キャリングケースにおいては、燃料収容部のほかに気体室が設けられているから、燃料収容部内の燃料を使い切った場合においても、携帯機器収容室の壁面が緩衝性を失うことはない。
【0029】
請求項5に記載の発明は、前記携帯機器収容室の少なくとも1つの壁が、前記燃料収容部と前記気体室とが交互に配設されて形成されてなるキャリングケースに関する。
【0030】
前記キャリングケースは、請求項4のキャリングケースにおいて燃料収容部と気体室とを交互に設けた例である。前記キャリングケースにおいては、前記燃料収容部と前記気体室とが交互に配設されているから、燃料収容部内の燃料を使い切った場合においても、携帯機器収容室内の携帯機器は外力から確実に保護される。
【0031】
前記キャリングケースの例としては、前記燃料収容部の壁が、長尺袋状の燃料収容部と気体室とが側縁において交互に接続されて形成された弾性体からなるものが挙げられる。
【0032】
請求項6に記載の発明は、前記燃料電池部に、携帯機器を前記携帯機器収容室に収容した状態において、前記携帯機器と電気的に結合されて情報を授受する情報授受ユニットが設けられたキャリングケースに関する。
【0033】
デジタルカメラなどの携帯機器にCD−Rなどの外部メモリーを接続したり、モデムなどの通信ユニットを介してインターネット等に接続したりすることは多いが、前記キャリングケースに前記携帯機器を収容すれば、前記携帯機器に前記情報授受ユニットが電気的に接続されるから、前記携帯機器の機能を拡張することができる。
【0034】
前記情報授受ユニットには、CD−ROMドライブ、LANアダプタ、PCカードメモリーなどがある。
【0035】
請求項7に記載の発明は、前記燃料電池部における燃料電池で発電された電力を蓄える2次電池ユニット、および前記携帯機器と電気的に結合されて外部の機器との間で通信を行う通信ユニットの少なくとも一方を更に備えてなるキャリングケースに関する。
【0036】
前記キャリングケースにおいては、燃料電池で発電された電力を前記2次電池ユニットで貯蔵して燃料電池などを起動するのに使用できる。また、通信ユニットによって他のコンピュータなどの外部機器との間で通信を行うことができるから、たとえばLANなどを構成できる。
【0037】
請求項8に記載の発明は、携帯機器を内部に収容するキャリングケースであって、前記携帯機器を被覆するとともに、前記携帯機器に接する側の面に緩衝性を有する緩衝面が形成され、且つ、燃料電池の燃料を収容する複数の燃料収容部を備える携帯機器被覆部と、前記携帯機器被覆部に隣接して設けられ、前記携帯機器が取付け可能に形成されてなるとともに、前記燃料収容部から燃料が供給されて発電する燃料電池を有する燃料電池部と、前記燃料電池部の燃料電池で発生した電力を前記携帯機器に供給する電力供給手段とを備えてなることを特徴とするキャリングケースに関する。
【0038】
前記キャリングケースにおいては、携帯機器を前記燃料電池部に取り付け、前記携帯機器被覆部で前記携帯機器を覆うと、前記燃料収容部の緩衝面が前記携帯機器に当接するから、前記携帯機器は、外力から保護される。したがって、携帯機器の装着が容易である。
【0039】
そして、前記燃料電池で発電された電力が前記外部電源端子を介して前記携帯機器に供給されるから、前記キャリングケースは、前記携帯機器の外部電源としても機能する。したがって、携帯機器を屋外で長時間使用する場合においても、嵩張る上に重量の大きな2次電池パックを携行する必要がない。
【0040】
携帯機器としては、ラップトップ型コンピュータ、ノートブック型コンピュータ、携帯電話、デジタルカメラ、およびビデオカメラなどが挙げられるが、燃料電池を電源とするものである必要は必ずしもない。また、前記燃料収容部に収容される燃料については、請求項1で説明した通りである。また、燃料収容部と燃料電池部との間に燃料を供給する管路を設けて前記燃料電池部の燃料電池に燃料を供給してもよく、また、前記燃料収容部の内側に開口する燃料供給孔を介して前記燃料電池に燃料を供給してもよい。
【0041】
前記緩衝面としては、請求項1で述べた軟質材料から形成された袋体の壁面を挙げることができる。前記袋体には燃料を充填してもよく、また気体を充填してもよい。
【0042】
請求項9に記載の発明は、前記燃料電池部が、前記携帯機器が合体または載置可能に形成された台座であるキャリングケースに関する。
【0043】
前記燃料電池部は、携帯機器と合体させると台座として機能するから、携帯機器としてラップトップコンピュータやパーソナルコンピュータを使用する場合には、前記キャリングケースは特に便利である。
【0044】
請求項10に記載の発明は、前記携帯機器被覆部が、前記燃料収容部と、内部に気体が充填され、少なくとも前記携帯機器に接する側の面が柔軟性材料から形成された気体室とを有するキャリングケースに関する。
【0045】
前記キャリングケースは、請求項8または9に記載のキャリングケースにおいて、燃料収容部のほかに気体室を設けた例である。前記キャリングケースにおいては、燃料収容部のほかに気体室が設けられているから、燃料収容部内の燃料を使い切った場合においても、携帯機器収容室の壁面が緩衝性を失うことはない。
【0046】
請求項11に記載の発明は、前記携帯機器被覆部が、前記燃料収容部と前記気体室とが交互に配設されて形成されてなるキャリングケースに関する。
【0047】
前記キャリングケースは、請求項10のキャリングケースにおいて燃料収容部と気体室とを交互に設けた例である。前記キャリングケースにおいては、前記燃料収容部と前記気体室とが交互に配設されているから、燃料収容部内の燃料を使い切った場合においても、携帯機器収容室内の携帯機器は外力から確実に保護される。
【0048】
請求項12に記載の発明は、前記燃料収容部が、前記燃料が充填された燃料収容部体を着脱可能に収容してなるキャリングケースに関する。
【0049】
前記キャリングケースにおいては、燃料収容部に収容された燃料を使い切った場合には、燃料収容部体を交換すればよいから、燃料収容部に燃料を補充する手間が省ける。
【0050】
請求項13に記載の発明は、前記燃料収容部が、前記燃料を補充する開閉可能な燃料補充流路を有してなるキャリングケースに関する。
【0051】
前記キャリングケースにおいては、燃料収容部に収容された燃料を使い切った場合には、燃料補充流路から燃料収容部に燃料を補充することができる。したがって、前記キャリングケースは半永久的に使用できる。
【0052】
前記燃料補充流路としては、開閉可能な弁体が途中に設けられた燃料補給管路が挙げられる。また、前記弁体は、前記燃料収容部の壁に直接設けてもよい。燃料補充は、たとえば注射器などを用いて行ってもよく、また、ボンベ式のカートリッジから行ってもよい。注射器やカートリッジから燃料補給を行う場合には、前記弁体は、前記注射器の先端や前期カートリッジの注入管を挿入すると開成し、前記注射器の先端や前期カートリッジの注入管を抜くと閉止するように形成することができる。また、外部から前記燃料収容部に向かう方向の圧力が加わると開成するが、前記方向とは反対方向の圧力が加わると閉止する弁体も好ましい。
【0053】
【発明の実施の形態】
1.実施形態1
本発明に係るキャリングケースの一例を図1に示す。
【0054】
図1に示すように、実施形態1に係るキャリングケース100は、携帯機器としてノートブック型コンピュータやラップトップ型コンピュータを収容して携行するためのものであり、ノートブック型コンピュータやラップトップ型コンピュータを収容するコンピュータ収容部2と、コンピュータ収容部2の底部を形成するとともに、内部に燃料電池42が収容された燃料電池部4とを有する。コンピュータ収容部2は、本発明のキャリングケースにおける携帯機器収容室に相当する。
【0055】
コンピュータ収容部2の側壁は側壁部20によって形成され、その上面には、ノートブック型コンピュータやラップトップ型コンピュータを装入する開口部22が設けられている。
【0056】
側壁部20の4つの面のうち、1つは上方に大きく延在し、開口部22を覆蓋する蓋部24を形成している。
【0057】
蓋部24の先端部と側壁部20とには、蓋部24の先端部を側壁部20に固定する面ファスナ20Fが設けられている。
【0058】
側壁部20には、上下方向に沿って配設された長尺状の燃料袋20Aと、隣接する2つの燃料袋20Aを区画するシール部20Bとから構成されている。燃料袋20Aは、本発明のキャリングケースにおける燃料収容部に相当する。側壁部20は、[課題を解決するための手段]のところで述べた軟質材料から形成された柔軟なシートである軟質シートを2つ折りにし、折り曲げ部に対して直角に、しかも一定の間隔で線状に熱融着することにより形成される。このようにして形成された側壁部20においては、前記熱融着部によりシール部20Bが形成され、前記熱融着部に残存する袋状の未シール部によって燃料袋20Aが形成される。また、前記側壁部20の内外面の少なくとも一方にナイロン等の布帛を貼り合わせてもよく、また、前記布帛と前記軟質シートとを貼り合せた貼合せシートを、軟質シートが内側になるように2つ折りにし、前述のように折り曲げ部に対して直角に、しかも一定の間隔で線状に熱融着することにより形成してもよい。更に、前記軟質シートを熱融着して形成した側壁部20を、別のソフトケースやハードケースに収容してもよい。側壁部20の内外面に布帛を貼り合わせたキャリングケースや貼合せシートを熱融着して側壁部20を形成したキャリングケース、および側壁部20を、別のソフトケースやハードケースに収容したキャリングケースは、大きな外力や衝撃が加わったときに燃料袋20Aが破裂することがないから好ましい。
【0059】
側壁部20には、それぞれ燃料袋20Aを下端部において連通する連通流路20C、および燃料袋20Aを上端部で連通する連通流路20Dが形成されている。連通流路20Cおよび連通流路20Dは、シール部20Bの上縁部と下縁部とに管を埋め込んで形成してもよく、また、シール部20Bの上縁部と下縁部とに未シール部を形成して隣接する2つの2つの燃料袋20Aを連通することにより形成してもよい。
【0060】
連通流路20Cは管路26を介して燃料電池42に連通しているから、燃料袋20A内の燃料は、連通流路20Cは管路26を通して燃料電池42に供給される。
【0061】
一方、連通流路20Dは、燃料補充弁28に連通している。燃料補充弁28は、外部から連通流路20Dに向かう方向に開き、反対方向には閉じる弁体である。
【0062】
更に、蓋部24の端縁部にも、燃料袋20Aを連通する連通流路20Eが設けられている。
【0063】
燃料電池部4の内部には、燃料電池42と回路部44とが収容されている。回路部44としては、燃料電池42の出力電圧を所定の範囲に制御する回路などがある。燃料電池部には、更に、ノートブック型コンピュータやラップトップ型コンピュータの外部電源端子に接続される電源端子46が設けられている。電源端子46は、回路部44に接続されている。燃料電池部4には、更に、燃料電池42で発電された電力を外部に取り出す電力取出し端子48も設けられている。
【0064】
キャリングケース100の作用について以下に説明する。
【0065】
折畳んだラップトップ型コンピュータ200をコンピュータ収容部2に収容したところを図2に示す。
【0066】
図2に示すように、ラップトップ型コンピュータ200をコンピュータ収容部2に収容し、蓋部24によって開口部22を覆蓋すると、コンピュータ収容部2の側壁20および蓋部24がラップトップ型コンピュータ200の外面に当接する。
【0067】
ここで、側壁20および蓋部24は、燃料袋20Aがシール部20Bによって巾方向に接続されたシート状体であり、しかも燃料袋20Aは、軟質シートにより形成され、内部には燃料が収容されているから、クッションとして機能する。したがって、内部に収容されたラップトップ型コンピュータ200は外力や衝撃から保護される。また、ラップトップ型コンピュータ200を屋外で長時間運転する場合においても大量の燃料をキャリングケース100とは別に携行する必要がない。
【0068】
燃料袋20A内に収容された燃料は、連通流路20Cおよび管路26を通って燃料電池42に供給され、燃料電池42において前記燃料によって電力が発生する。
【0069】
ここで、ラップトップ型コンピュータ200をコンピュータ収容部2に収容することにより、燃料電池部4の電源端子46は、ラップトップ型コンピュータ200の外部電源端子(図示せず。)に接続されるから、燃料電池42で発生した電力は、電源端子46および前記外部電源端子を通してラップトップ型コンピュータ200に供給される。ラップトップ型コンピュータ200においては、前記電力によって内部の二次電池を充電することができる。
【0070】
燃料袋20A内の燃料が燃料電池42によって消費されて減少すると、燃料袋20Aは萎み、緩衝能が低下する。この場合には、燃料補充弁28から燃料を補充すればよい。燃料補充弁28から補充された燃料が連通流路20Dおよび連通流路20Eを通って燃料袋20Aに補充されることにより、燃料袋20Aは膨らみ、緩衝能が回復する。
【0071】
2.実施形態2
本発明に係るキャリングケースの別の例を図3に示す。図3に示すキャリングケース102にノートブック型コンピュータ202を収容したところを図4に示す。
【0072】
図3および図4に示すように、実施形態2に係るキャリングケース102は、ノートブック型コンピュータを収容して携行するためのものであり、ノートブック型コンピュータ202を収容する浅い箱状のコンピュータ収容部3と、コンピュータ収容部3に隣接して設けられた燃料電池部5とを有する。コンピュータ収容部3は、本発明のキャリングケースにおける携帯機器収容室に相当する。
【0073】
コンピュータ収容部3は、ノートブック型コンピュータ202の本体202Aを収容する本体収容部30と、ノートブック型コンピュータ202のディスプレー部202Bを収容するディスプレー収容部32とから構成されている。本体収容部30とディスプレー収容部32とは、柔軟なテープ状部材であるヒンジ部33によって繋げられ、互いに開閉可能に形成されている。なお、図3および図4には、本体収容部30とディスプレー収容部32とが開いた状態にあるところを示す。
【0074】
本体収容部30は、互いに平行に配設された長尺袋状の燃料袋30Aと、隣接する2つの燃料袋30Aの間を仕切るシール部30Bとを有している。同様に、ディスプレー収容部32は、互いに平行に配設された長尺袋状の燃料袋32Aと、隣接する2つの燃料袋32Aの間を仕切るシール部32Bとを有している。燃料袋30Aおよびシール部30Bは、実施形態1の欄で述べた軟質シートを2つ折りにして折り目に対して直角な方向に沿って互いに平行な直線状のシール部を一定間隔で設けることにより、形成することができる。燃料袋30Aは、前記シール部の間の非シール部によって形成され、前記シール部により、シール部30Bが形成される。これは、ディスプレー収容部32についても同様である。
【0075】
本体収容部30およびディスプレー収容部32の内面には、ノートブック型コンピュータ202の着脱を容易にするため、内張り30Cおよび32Cを設けることができる。
【0076】
本体収容部30には、本体収容部30とディスプレー収容部32とを閉じたときに本体収容部30をディスプレー収容部32に固定する固定ベルト34が設けられている。
【0077】
燃料電池部5は、長尺角柱状の形状を有し、本体収容部30におけるディスプレー収容部32が取り付けられた側の外壁面に固定されている。内部には、燃料電池52と回路部54とが設けられている。回路部54には、たとえば、燃料電池52の発生電圧を負荷の大小によらず安定させる電圧安定回路などが挙げられる。燃料袋30Aおよび燃料袋32Aには、燃料電池52に燃料を供給する燃料供給流路(図示せず。)が設けられている。燃料電池部5には、また、ノートブック型コンピュータ202の外部電源端子に接続される電源端子56が設けられている。
【0078】
図4に示すように、本体収容部30にノートブック型コンピュータ202の本体202Aを収容し、ディスプレー収容部32にノートブック型コンピュータ202のディスプレー202Bを収容すると、燃料電池部5に設けられた電源端子56が本体202Aに設けられた外部電源端子に接続される。したがって、燃料電池52で生じた電力は、回路部54および電源端子56を介してノートブック型コンピュータ202に供給される。
【0079】
前述のように、コンピュータ収容部3は開閉可能に形成されているから、ノートブック型コンピュータ202は、キャリングケース102に収容した状態においても本体202Aとディスプレー202Bとを開いて使用することができる。
【0080】
また、燃料袋30Aおよび燃料袋32Aには大量の燃料を収容できるから、燃料電池52を駆動するための燃料を別途携行する必要がない。更に、燃料電池52においても長時間の発電が可能である。ここで、ノートブック型コンピュータ202は、燃料電池52で生じた電力により駆動されるから、内部に収納された二次電池のみによって駆動する場合よりも遥かに長時間駆動できる。
【0081】
更に、燃料袋30Aおよび燃料袋32Aは高い緩衝性を有しているから、ノートブック型コンピュータ202は外部からの衝撃から効果的に保護される。
【0082】
以上、キャリングケース102にノートブック型コンピュータ202を収容した例について説明したが、キャリングケース102はラップトップ型コンピュータを収容して携行するのにも好適に使用できる。
【0083】
3.実施形態3
本発明に係るキャリングケースの更に別の例を図5および図6に示す。
【0084】
図5および図6に示すように、実施形態3に係るキャリングケース104は、楔状の断面を有し、ラップトップ型コンピュータ204の本体204Aが載置される基台7と、基台7の厚みが厚い側の側縁に固定され、ディスプレー204Bと本体204Aとを閉じた状態のラップトップ型コンピュータ204に上方から巻き掛けて被覆するカバー部6とを備える。カバー部6を、ラップトップ型コンピュータ204に巻き掛けたところを図6に示す。カバー部6および基台7は、それぞれ本発明のキャリングケースにおける携帯機器被覆部および燃料電池部に相当する。
【0085】
カバー部6には、ラップトップ型コンピュータ204に巻き掛ける方向に沿って設けられた長尺袋状の燃料袋6Aと、隣接する2つの燃料袋6Aを接続するとともにシールするシール部6Bとが設けられている。カバー部6も、実施形態1における側壁部20、および実施形態2における本体収容部30およびディスプレー収容部32と同様に、軟質シートを2つ折りにして折り目に対して直角な方向に沿って互いに平行な直線状のシール部を一定間隔で設けることにより、形成することができる。シール部6Bは、前記シール部によって形成され、燃料袋6Aは、前記シール部の間の非シール部によって形成される。カバー部6には、更に、図6に示すようにラップトップ型コンピュータ204を被覆した状態でカバー部6を固定する固定ベルト6Cが設けられている。固定ベルト6Cはスナップによって基台7の裏面に固定される。
【0086】
基台7の内部には燃料電池72と燃料電池72によって充電される2次電池74とが設けられている。燃料袋6Aと燃料電池72との間には、燃料供給流路(図示せず。)が設けられている。基台7には、更に、PCカード8を挿入するスロットが設けられているとともに、燃料電池72および2次電池74からの電力をラップトップ型コンピュータ204に供給する電源コード76、および外部コンピュータとデータを授受する無線LAN用アンテナ78が設けられている。外部電源コード76は、図6に示すようにラップトップ型コンピュータ204の外部電源端子204Cに接続される。
【0087】
以下、キャリングケース104の作用について説明する。
【0088】
キャリングケース104にラップトップ型コンピュータ204を収容するときは、先ず、ラップトップ型コンピュータ204を基台7に載置する。これにより、ラップトップ型コンピュータ204の外部出力端子が基台7のデータ入力端子に接続される。ラップトップコンピュータ204を基台7に載置したら、カバー部6を上方からラップトップ型コンピュータ204に巻き掛けて固定する。そして、電源コード76をラップトップ型コンピュータ204の外部電源端子204Cに接続し、燃料電池72で発電された電力がラップトップ型コンピュータ204に供給されるようにする。
【0089】
ここで、燃料電池72では、燃料袋6Aから燃料供給流路を通して送られた燃料によって発電が行われて電力が発生する。この電力は、2次電池74の充電に使用されるとともに、電源コード76を介してラップトップ型コンピュータ204に供給される。
【0090】
キャリングケース104においては、基台7に載置されたラップトップ型コンピュータ204は、カバー6を巻きかけることにより、基台7上に、脱落しないように固定される。また、カバー6に設けられた燃料袋6Aによって外部からの衝撃から保護される。
【0091】
更に、基台7に設けられた燃料電池72および2次電池74から電力が供給されるから、ラップトップ型コンピュータ204内部の2次電池のみによて駆動する場合に比較して遥かに長時間使用できる。
【0092】
更に、キャリングケース104は、基台7にカバー部6を固定した構成であるから、実施例1および実施例2のキャリングケースに比較して構成が簡略である。
【0093】
4.実施形態4
本発明に係るキャリングケースの更に別の例を図7に示す。
【0094】
図7に示すように、実施形態4に係るキャリングケース106は、デジタルカメラを収容して携行するためのキャリングケースであり、外側ケース9と、外側ケース9の内側に収納される燃料収容部8とから構成されている。
【0095】
外側ケース9は、一端が開口し、前記開口部90から燃料収容部8を挿入する。そして、開口部90に隣接して開口部90を覆蓋する舌状の蓋部92が設けられている。
【0096】
燃料収容部8は、軟質材料から形成された袋体である燃料袋82を6個、全体として筒型を形成するように繋げた構成を有している。燃料収容部8においては、袋体82で囲まれた空間であるデジタルカメラ収容部80にデジタルカメラを収容する。袋体82のうちの1つには、燃料を出し入れする燃料出入弁84が設けられている。燃料収容部8を外側ケース9に装着すると、燃料出入弁84は、外側ケース9に設けられた弁体挿通孔92に挿通されて固定される。
【0097】
デジタルカメラ収容部80、燃料袋82、および燃料出入弁84は、それぞれ本発明のキャリングケースにおける携帯機器収容室、燃料収容部、および燃料取出流路に相当する。
【0098】
燃料出入弁84の構造の詳細を図8に示す。
【0099】
図8に示すように、燃料出入弁84は、燃料袋82と一体に形成された円筒状の本体84Aと、本体84Aの先端部近傍において、本体84Aの半径方向に沿って外側に向かって突出するフランジ部84Cと、本体84Aの内部に設けられた片状の弁体84Bとを有する。弁体84Bは、本体84Aにおいて、燃料を取出し、または補充する注射器の先端が挿入される注射器挿入孔84Dを開閉する弁体であり、注射器が挿入されないときは、図8において(A)に示すように、燃料袋82の内圧によって閉じた状態にある。一方、注射器を注射器挿入孔84Dに挿入すると、注射器の先端によって弁体84Bが押し開かれて注射器挿入孔84Dが燃料袋82と連通する。この状態において注射器のピストンを引くと、燃料袋82内の燃料が注射器によって吸い出されて取り出される。一方、前記注射器のピストンを押すと、注射器内の燃料が燃料袋82に充填される。このようにして前記注射器により、燃料袋82に燃料を充填したり、燃料袋82から燃料を取り出したりすることができる。ここで、燃料袋82は、底部において連通しているから、燃料出入弁84を通して注入された燃料は、6個の燃料袋82全部に送られる。また、6個の燃料袋82の燃料は、前記連通部(図示せず。)を通して燃料出入弁84から取り出される。
【0100】
キャリングケース106のデジタルカメラ収容部80にデジタルカメラを挿入すると、デジタルカメラは、6個の燃料袋82によって囲繞されるから、燃料袋82によって外界からの衝撃から効果的に保護される。また、燃料袋82には燃料が充填されているから、キャリングケース106とは別に燃料を携行する必要がない。
【0101】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、携帯機器を収容でき、しかも燃料電池の燃料を携行する煩わしさがないキャリングケース、および携帯機器を外力から保護するだけでなく、前記携帯機器を充電したり、前記携帯機器の外部電源として機能したりするキャリングケースが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施形態1に係るキャリングケースの全体的な構成を示す斜視図である。
【図2】図2は、実施形態1に係るキャリングケースにラップトップ型コンピュータを収容したところを示す斜視図である。
【図3】図3は、実施形態2に係るキャリングケースの全体的な構成を示す斜視図である。
【図4】図4は、実施形態2に係るキャリングケースにラップトップ型コンピュータを収容したところを示す斜視図である。
【図5】図5は、実施形態3に係るキャリングケースの全体的な構成を示す斜視図である。
【図6】図6は、実施形態3に係るキャリングケースの基台7に載置され、ディスプレーと本体とを閉じた状態のラップトップ型コンピュータを、カバー部で覆ったところを示す斜視図である。
【図7】図7は、実施形態4に係るキャリングケースの全体的な構成を示す斜視図である。
【図8】図8は、図7に示すキャリングケースが備える燃料出入弁の構造の詳細を示す断面図である。
【符号の説明】
2 コンピュータ収容部
3 コンピュータ収容部
4 燃料電池部
5 燃料電池部
6 カバー部
6A 燃料袋
7 基台
8 燃料収容部
9 外側ケース
20 側壁部
20A 燃料袋
22 開口部
24 蓋部
30A 燃料袋
32A 燃料袋
82 燃料袋
84 燃料出入弁

Claims (13)

  1. 燃料電池を電源とする携帯機器を内部に収容するキャリングケースであって、
    前記携帯機器を収容する携帯機器収容室と、
    前記携帯機器収容室の壁の少なくとも一部を形成するとともに、前記燃料電池の燃料を収容する複数の燃料収容部と、
    前記燃料収容部から燃料を取り出す開閉可能な燃料取出流路とを
    有することを特徴とするキャリングケース。
  2. 前記燃料取出流路は、前記携帯機器を携帯機器収容室に収容すると、前記携帯機器の燃料供給口に接続されて開成されて前記携帯機器の燃料電池に連通する流路である請求項1に記載のキャリングケース。
  3. 携帯機器を内部に収容するキャリングケースであって、
    前記携帯機器を収容する携帯機器収容室と、
    前記携帯機器収容室の壁の少なくとも一部を形成するとともに、燃料電池の燃料を収容する複数の燃料収容部と、
    前記燃料収容部に隣接して設けられ、前記燃料収容部から燃料が供給されて発電する燃料電池が設けられた燃料電池部とを
    有してなり、
    前記燃料電池部は、前記携帯機器収容室に前記携帯機器を収容すると、前記燃料電池が前記携帯機器の外部電源端子に電気的に接続されるように形成されてなることを特徴とするキャリングケース。
  4. 前記携帯機器収容室は、前記燃料収容部と、内部に気体が充填され、少なくとも前記携帯機器に接する側の面が柔軟性材料から形成された気体室とを有する請求項1〜3の何れか1項に記載のキャリングケース。
  5. 前記携帯機器収容室の少なくとも1つの壁は、前記燃料収容部と前記気体室とが交互に配設されて形成されてなる請求項4に記載のキャリングケース。
  6. 前記燃料電池部は、携帯機器を前記携帯機器収容室に収容した状態において、前記携帯機器と電気的に結合されて情報を授受する情報授受ユニットを有する請求項3〜5の何れか1項に記載のキャリングケース。
  7. 前記燃料電池部における燃料電池で発電された電力を蓄える2次電池ユニット、および前記携帯機器と電気的に結合されて外部の機器との間で通信を行う通信ユニットの少なくとも一方を更に備えてなる請求項6に記載のキャリングケース。
  8. 携帯機器を内部に収容するキャリングケースであって、
    前記携帯機器を被覆するとともに、前記携帯機器に接する側の面に緩衝性を有する緩衝面が形成され、且つ、燃料電池の燃料を収容する複数の燃料収容部を備える携帯機器被覆部と、
    前記携帯機器被覆部に隣接して設けられ、前記携帯機器が取付け可能に形成されてなるとともに、前記燃料収容部から燃料が供給されて発電する燃料電池を有する燃料電池部と、
    前記燃料電池部の燃料電池で発生した電力を前記携帯機器に供給する電力供給手段とを
    備えてなることを特徴とするキャリングケース。
  9. 前記燃料電池部は、前記携帯機器が合体または載置可能に形成された台座である請求項8に記載のキャリングケース。
  10. 前記携帯機器被覆部は、内部に気体が充填され、少なくとも前記携帯機器に接する側の面が柔軟性材料から形成された気体室を有する請求項8または9に記載のキャリングケース。
  11. 前記携帯機器被覆部は、前記燃料収容部と前記気体室とが交互に配設されて形成されてなる請求項10に記載のキャリングケース。
  12. 前記燃料収容部は、前記燃料が充填された燃料収容部袋を着脱可能に収容してなる請求項1〜11の何れか1項に記載のキャリングケース。
  13. 前記燃料収容部は、前記燃料を補充する開閉可能な燃料補充流路を有してなる請求項1〜11の何れか1項に記載のキャリングケース。
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