JP4528672B2 - 映像表示装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えばデジタルテレビジョン放送受信装置等の映像表示装置に関するもので、特に、前面から見た概観を改善することに伴いキャビネットの一部であるフレームの構造及びスピーカ配置等に工夫が施されたものである。
近年では、テレビジョン放送のデジタル化が推進されてきている。例えば、日本国内においては、BS(broadcasting satellite)デジタル放送及び110度CS(communication satellite)デジタル放送等の衛星デジタル放送だけでなく、地上デジタル放送も開始されている。
また現在のテレビジョン放送受信装置にあっては、その映像表示部に液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、SEDディスプレイ等でなるフラットパネルディスプレイを採用した、薄型で大画面のものが普及する傾向にある。
薄型で大画面化した映像表示装置であってもオーディオ出力を得るためのスピーカは必須である。スピーカは、音響効果を低下させないようにキャビネットに取り付けなければならない。このために、キャビネットの前面側であるフレームと、スピーカの取り付け構造は相互に関連している。
例えば特許文献1には、薄型の映像表示装置が開示されている。そして、スピーカの取り付け構造が開示されている。フロントケースの下部には、パンチ穴による放音部が形成されている。また特許文献2、特許文献3には、前面枠の左右部分へ、後部に配置されたスピーカから音を導くための構造が開示されている。
特開平11−338372号公報 特開平06−284488号公報 特開平08−056319号公報
薄型の映像表示装置の場合は、薄型であるためにスピーカの取り付け箇所も制約を受ける。表示画面の背面部には空間が少ないために、表示画面の周囲のスピーカを配置することになる。例えば、表示画面の下部にスピーカが配置される。
従来の映像表示装置の場合、前面のフレームの縁部に放音部が設けられているが、この放音部は、スピーカの開口と同じ大きさの面積が割り当てられている。このためにフレームの縁部を見た場合、表示画面の領域とスピーカの開口に略等しいだけの放音部の領域とが存在する。ここで、例えば表示画面周囲のフレームの縁部の前面から見た縁幅を小さくするようなデザインを行うと、スピーカの取り付けが困難になる。
そこで、この発明ではフレーム部分を前面から見たとき、フレームの縁であって、特にスピーカ取り付け領域を前面からみて小さく見せることができる映像表示装置を提供することを目的とする。
また、この発明では、フレームの縁であってスピーカ取り付け領域を前面からみて小さく見せるようにしても、このフレームを有するキャビネット自体の構造も強化されるようにした映像表示装置を提供することを目的とする。
そして、この発明では、フレームの縁であってスピーカ取り付け領域を前面からみて小さく見せるように、スピーカ取り付け構造を改良したことで、この構造を新たな機能として利用できるようにした映像表示装置を提供することを目的とする。
この発明の一実施の形態では、上記の目的を達成するために、キャビネットに映像表示器及びスピーカ装置が取り付けられる映像表示装置において、前記映像表示器の表示画面が中央の開口から露出して配置されている前記キャビネットを形成する前面フレーム12aと、前記前面フレームの一部を形成しており該前面フレームの下部に位置するフレーム形成部分12a4と、前記フレーム形成部分12a4の長手方向に細長に開口し、この開口を前面開口とするホーン部を形成するための対向面22,23が、断面から見て前面開口から後部開口に向かうに従って、互いに湾曲して近づきながら暫時後退した位置に前記後部開口を形成している放音部21R、21Lと、前記放音部の前記前面開口の下部辺に連続して形成されており、下側に向かうに従って前記前面フレームの背面方向へ湾曲しながら後退して傾斜しているキャビネット面23aとを有する。
上記の手段により、キャビネット前面から見た場合、スピーカ取り付け領域が狭くみえるデザインを得ることができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、この実施の形態で説明するテレビジョン放送受信装置11の正面側の外観を示している。このテレビジョン放送受信装置11は、主として、装置本体となるほぼ四角形状に形成された薄型のキャビネット12と、このキャビネット12を起立させて支持するスタンド13とから構成されている。スタンド13は、ほぼ薄型の箱状に形成されている。
キャビネット12は、前面のフレーム12aを有する。このフレーム12aは、左右、上下に配置されて前面フレーム12aを構成するフレーム形成部分12a1,12a2,12a3,12a4により形成されている。ここで特に下部のフレーム形成部分12a4の構造には特徴があり、あとでも詳しく説明する。
上記キャビネット12のフレーム12aの開口からは、例えば平面型液晶表示パネル等でなる映像表示器14の表示画面14aが露出される。ここでは、画面を正面からみたとき、水平走査ライン方向を左右、垂直方向を上下として説明している。
フレーム12の下部に位置するフレーム形成部分12a4には、前面から見た場合横方向にスリット状に、左右の放音部21L,21Rが形成されている。しかもこの条件のもとで、フレーム形成部分12a4は、前面から見た場合、その幅W1ができるだけ小さくなるように、工夫されている。この放音部21L,21Rには、ネットが張られており、埃などがキャビネット12内に進入するのを防いでいる。
さらに、放音部21Rの上部には、フレーム形成部分12a4に、スリット状のインジケータ用窓52、矩形状のリモートコントロール信号用の受信窓53が設けられている。
図2には、上記放音部21Rの周辺を拡大して示している。放音部21Rを構成する上下の壁22、23は、音響効果を向上するようにその形状が工夫されている。この壁22、23は、断面から見た場合、放音開口から前面に向かうに従って、互いに離れる方向に湾曲して広がるホーン形状をしている。この形状及び音響効果については、さらに後で詳しく説明する。
上記のように放音部の特徴は、記フレーム形成部分12a4に、横方向に細長い開口部として形成され、この開口部でホーン形状を得るために、該開口部の上側と下側の壁22,23が、この断面から見た形状が前面開口から後部開口に向かうに従って、互いに上下方向から湾曲して近づきながら暫時後退した位置に前記後部開口を形成している形状である。
図3は、図2の正面から見た図に対して、キャビネット12の背面からスピーカ装置60Rの取り付け部を見た図である。スピーカ装置60Rは、図4にも示されている。スピーカ装置は、キャビネットのフレーム形成部分12a4の左右、つまり図1の放音部21L,21Rの背面にそれぞれ取り付けられるが、両方とも同一構成であるために、一方のスピーカ装置60Rを以下、図3及び図4を参照して説明する。
スピーカ装置60Rは、矩形状のユニット基板61を有する。ユニット基板61は、その左右上下に角部に取り付け穴61a,61b,61c,61dを有する。またユニット基板61の中央領域の上下で左右にずれた位置にも取り付け穴61e、61fを有する。取り付け穴61a−61fには、それぞれ振動吸収材としての弾性リングが配置されている。弾性リングは、各穴のユニット基板61の一方と他方の面に配置されている。取り付け穴及びこの部分で使用する振動吸収材の数は、できるだけ少ない数にして、コスト削減、組み立て工数の削減、組み立ての便利性を図っている。
ユニット基板61の左右中心であって上下中心位置には、基板61の背面側から高音用スピーカ(いわゆるツィータ)71が取り付けられている。この高音用スピーカ71は、ユニット基板61に対して取り付け部71a,71bにより固定されている。この取り付け部71a,71bを結ぶ線は、先の取り付け穴61e,61fを結ぶ線に対して直交して交差する。
さらにユニット基板61には、背面からみて左側に低音用のスピーカ72が取り付けられ、右側には、低音用のスピーカ73が取り付けられている。スピーカ72,73は、それぞれ開口が楕円計上した金属のフレーム72a,73aを有し、フレーム72a,73aの後方には、それぞれドライブ部72b,73bが一体化されている。またフレーム72a,73aの前方の開口周囲には、鍔72c,73cが形成されている。鍔72c,73cのコーナーには、取り付け片が形成されており、この取り付け片がそれぞれ、ユニット基板61に起立して形成されている取り付け突起に例えばねじ止めされている。72d、72e、72f、72gがスピーカ72の取り付け片であり、73d、73e、73f、73gがスピーカ73の取り付け片である。
図3に示すように、フレーム12aのフレーム形成部分12a4の裏側で、スピーカ装置60Rの配置箇所には、取り付け穴61a−61fに対応する位置に、支持部15a−15fが起立してキャビネットに一体成型されて設けられている。図3では、支持部15a、15b、15e、15fが見えているが、15c、15dは、隠れている。
スピーカ装置60Rは、取り付け穴61a−61fと、支持部15a−15fが位置合わせされ、例えば取り付け穴61a−61fから、支持部15a−15fに向けてねじが螺合される。これにより、スピーカ装置60Rがキャビネット12aと一体化される。
ここで、スピーカ装置60Rのユニット基板61と、フレーム12aを形成するフレーム形成部分12a4の背面との間には空間が生じる。
そこで、この装置では、この空間部に、インジケータ及びリモコン受信回路を搭載した基板80が取り付けられている。この基板80に搭載されたリモコン受信回路は、リモコン信号用の受信窓53に対向し、またLEDなどのインジケータは、インジケータ用の窓52に対向している。この基板80は、スピーカ装置60Rのユニット基板61とフレーム形成部分12a4との間の隙間に配置されるためにフレーム形成部分12a4の幅W1を基板80配置のためにわざわざ拡大する必要はない。基板80は、フレーム形成部分12a4の裏側にピン上の突出した支持部に対してねじなどで固定される。
図5は、スピーカ装置60Rを前面側から見た図である。ユニット基板61には、高音用のスピーカ71の開口部に対応して開口61gが形成されている。また低音用スピーカ72、73の開口部に対応して、開口61h、61iが形成されている。なお、61j、61kは、製造時に開口61hの幅を安定させるために設けられた梁であり、61l、61mは、製造時に開口61iの幅を安定させるために設けられた梁である。
また、ユニット基板61には、スピーカ72の開口を前方へ延長する部屋部62aが形成され、またスピーカ73の開口を前方へ延長する部屋部63aが形成されている。またこの部屋部62内の音圧による空気振動を加速してフレーム12のホーン部へ導くための案内部62bが開口61hの周囲に形成され、かつ、前方へ突出している。同様に、部屋部63内の音圧による空気振動を加速してフレーム12のホーン部へ導くための案内部63bが開口61iの周囲に形成され、かつ、前方へ突出している。
図6は、上記のスピーカ装置60Rを側面から示した図である。ユニット基板61の前面側には、先に説明した部屋部62a、63aが突出して形成され、また案内部62b、63bも突出して形成されていることがわかる。
ここでユニット基板61の短辺方向の長さは、スピーカが配置されたとき、スピーカの同方向の径の長さの例えば110%以内である。
図7は、上記したキャビネット12の背面側を示している。フレームを形成するフレーム形成部分12a4の裏側には、上記したスピーカ装置60Rが取り付けられている。左側のスピーカ装置60Lも取り付けられる。このスピーカ装置60Lも先のスピーカ装置60Rと同じ構成であり、フレーム形成部分への取り付け方法も上記した取り付け方法と同じである。
このスピーカ装置60R、60Lは、中央の高音用スピーカの中心軸Pを中心にして点対称で構成されている。取り付け穴61eと61fは点対称であり、取り付け穴61aと61dも点対称、取り付け穴61bと61cも点対称である。さらにスピーカ72と73も点対称の関係にある。
このために、組み立て作業が容易である。つまり、スピーカ装置60Rをスピーカ装置60L側に取り付けることも可能であり、逆にスピーカ装置60Lをスピーカ装置60R側に取り付けることも可能である。さらに、スピーカ装置を上下逆にしても、例えば、スピーカ装置60Rを中心軸を中心にして回転させて、左右反転させても、取り付け穴と支持部とが合致するために、容易に取り付けることが可能である。このことは、組み立てライン上でスピーカ装置をキャビネットに組み付ける際に、スピーカ装置の搬送、搬入時の姿勢の自由度が高いことである。このことは、生産ライン設計も容易にするし、組み立て作業員がマニュアルで組み立てるときも、極めて効率がよく、間違いもない。
図8は、スピーカ装置60Rとキャビネット12のフレーム形成部分12a4との取り付け状態を示す断面図である。81は液晶パネルである。82はシャーシ板である。
フレーム形成部分12a4の放音部においては、さきにも説明したように、上下の壁22、23が音響効果を向上するようにその形状が工夫されている。この壁22、23は、断面から見た場合、放音開口から前面に向かうに従って、互いに上下方向へ離れるように湾曲して広がるホーン形状をしている。壁22、23(ホーン部を構成するために対向した面)により構成され、幅狭くなった奥の開口には、ネット24が張られている。
ここで、壁23に連続する下部の壁23aは、断面から見た形状が、図8のように背面後方へ戻りながら湾曲している。このような形状であるために、壁23aの前面は、装置の前面に居る視聴者にとっては、視覚的に目立ちにくいという機能がある。これは、壁が前面から見て垂直になり、視聴者に対して対面するのに比べて、前面から見て(矢印Aの方向に見た場合)、壁23aが傾斜して下側を向いて対面しているために、この面からの光の反射が、視聴者の向かわず、下方に向くからである。よって、フレーム部分を前面から見たとき、フレームの縁であって、特にスピーカ取り付け領域を前面からみて小さく見せることができる。
さらに上記の形状としたことにより、フレーム形成部分12a4の下部に力を加えて装置を持ち上げる際、フレーム12aの強度が強化された。仮に図9(A)のような、構成にすると、力B1がフレーム形成部分の厚み方向へ直接加わるために、変形が生じやすい。これに対して、図9(B)に示すように、フレーム形成部分12a4の下部に加わる力B1が、B2の方向へ変換されて、壁23aの幅方向へ作用する。このために、壁23aの変形が無く、搬送作業などで有利である。
上記のように、この装置では、フレームの縁であってスピーカ取り付け領域を前面からみて小さく見せるようにした。このために、放音部21R、21Lを横方向に細長の形状にした。しかしこの形状としたために、音響効果を維持するあるいは向上するためには、スピーカの開口をフレーム形成部分12a4の裏側に直接取り付けることができなくなった。そこで、この実施形態では、放音部21R,21Lをホーン形として、スピーカ装置60R,60Lをフレーム形成部分12a4の背面から後退させて、配置するようにした。
この結果、スピーカ装置60Rと、フレーム形成部分12a4との間に空間が生じている。そこで、この装置では、この空間を有効に活用すべく、この位置に上記したインジケータ及びリモコン受信回路を搭載した基板80を取り付けている。この基板80は、フレーム形成部分12a4の幅W1を拡大することなく、スピーカ装置60Rのユニット基板61とフレーム形成部分12a4との間の隙間に配置される。基板80は、フレーム形成部分12a4の裏側にピン状に突出した支持部に対してねじなどで固定される。
さらにまた、図8からわかるように放音部21Rにおいて、上側の壁22の前面突出部に比べて、下側の壁23の前面突出部が後退している。このために放音部から出力された音響出力は、下側の壁23及び23aに沿って、進む成分の割合が、上下対称のホーン形に比べて多くなる。すると、下側に進んだ音響成分が床で反射し、前方へ伝達される。このことは特に高音成分に対して有効となる。
なお、ユニット基板61,部屋62a、前記開口部61hを延長する案内部62b及び放音部21Rとは一体部品であってもよい。またはユニット基板61,部屋62a、及び前記開口部61hを延長する案内部62bとは一体部品であり、前記放音部21Rはキャビネットに形成されていてもよい。また案内部62aの先端と、放音部21Rの後部開口部との当接部には、弾性部材が配置され、振動を吸収し、振動音がでないように図られている。
なお上記の部屋62a,案内部62b,放音部21Rなどは、キャビティー(空洞)と称してもよいことは勿論である。
図10は、上記テレビジョン放送受信装置(映像表示装置)11の信号処理系を概略的に示している。この信号処理系を構成する各種の回路ブロックは、主として、上記キャビネット12の内部で背面に近い位置、つまり、上記映像表示器14の表示画面14aの裏側あたりに配置されている。
そして、デジタルテレビジョン放送受信用のアンテナ222で受信したデジタルテレビジョン放送信号は、入力端子223を介してチューナ部224に供給される。このチューナ部224は、入力されたデジタルテレビジョン放送信号から所望のチャンネルの信号を選局し復調している。そして、このチューナ部224から出力された信号は、デコーダ部225に供給されて、例えばMPEG(moving picture experts group)2デコード処理が施された後、セレクタ226に供給される。
さらに、アナログテレビジョン放送受信用のアンテナ227で受信したアナログテレビジョン放送信号は、入力端子228を介してチューナ部229に供給される。このチューナ部229は、入力されたアナログテレビジョン放送信号から所望のチャンネルの信号を選局し復調している。そして、このチューナ部229から出力された信号は、A/D(analog/digital)変換部230によりデジタル化された後、上記セレクタ26に出力される。
また、アナログ信号用の入力端子231に供給されたアナログの映像及び音声信号は、A/D変換部232に供給されてデジタル化された後、上記セレクタ226に出力される。さらに、デジタル信号用の入力端子233に供給されたデジタルの映像及び音声信号は、そのまま上記セレクタ226に供給される。
上記セレクタ226は、4種類の入力デジタル映像及び音声信号から1つを選択して、信号処理部234に供給している。この信号処理部234は、入力されたデジタル映像信号に所定の信号処理を施して上記映像表示器14での映像表示に供させている。この映像表示部14としては、例えば、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等でなるフラットパネルディスプレイが採用される。また、上記信号処理部234は、入力されたデジタル音声信号に所定の信号処理を施し、アナログ化して上記スピーカ215(先のスピーカ装置60R,60Lに相当する)に出力することにより、音声再生を行なっている。
ここで、このテレビジョン放送受信装置11は、上記した各種の受信動作を含む種々の動作を制御部235によって統括的に制御されている。この制御部235は、CPU(central processing unit)等を内蔵したマイクロプロセッサであり、上記操作部216や操作子221(図示せず)からの操作情報、または、上記リモートコントローラ17から送信された操作情報を受光部218を介して受けることにより、その操作内容が反映されるように各部をそれぞれ制御している。
この場合、制御部235は、メモリ部236を使用している。このメモリ部236は、主として、そのCPUが実行する制御プログラムを格納したROM(read only memory)と、該CPUに作業エリアを提供するためのRAM(random access memory)と、各種の設定情報及び制御情報等が格納される不揮発性メモリとを備えている。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
この発明の一実施の形態である映像表示装置の概観を示す図である。 図1の一部を拡大して示す図である。 図1の放音部21Rの背面側を示す斜視図である。 図3に示すスピーカ装置60Rを取り出して示す斜視図である。 図4に示したスピーカ装置60Rを前面から見て示す斜視図である。 図5に示したスピーカ装置60Rを側面から見て示す斜視図である。 図1に示した装置を背面から見て、スピーカ装置の取り付け状態を示す図である。 この発明の一実施の形態において、スピーカ装置とフレーム形成部分との取り付け状態を示す説明図である。 図8に示すフレーム形成部分の機能と効果を説明するために示した説明図である。 この発明に係る映像表示装置の回路ブロックを示す図である。
符号の説明
12…キャビネット、12a…前面フレーム、12a4…フレーム形成部分、21R,21L…放音部、22,23、23a…壁,60R,60L…スピーカ装置、80…基板。

Claims (6)

  1. キャビネットに映像表示器及びスピーカ装置が取り付けられる映像表示装置において、
    前記映像表示器の表示画面が中央の開口から露出して配置されている前記キャビネットを形成する前面フレームと、
    前記前面フレームの一部を形成しており該前面フレームの下部に位置するフレーム形成部分と、
    前記フレーム形成部分の長手方向に細長に開口し、この開口を前面開口とするホーン部を形成するための対向面が、断面から見て前面開口から後部開口に向かうに従って、互いに湾曲して近づきながら暫時後退した位置に前記後部開口を形成している放音部と、
    前記放音部の前記前面開口の下部辺に連続して形成されており、下側に向かうに従って前記前面フレームの背面方向へ湾曲しながら後退して傾斜しているキャビネット面と
    を有する映像表示装置。
  2. 前記放音部は、前記前面フレームの長手方向の2箇所に形成されていることを特徴とする請求項1記載の映像表示装置。
  3. 前記フレーム形成部分の裏面で前記放音部の前記後部開口の周囲に突出して形成された支持部と、
    音響出力部となる開口を有し、この開口が前記放音部の後部開口に合致し、前記支持部に取り付けられたスピーカ装置とをさらに有したことを特徴とする請求項1記載の映像表示装置。
  4. 前記放音部の後部開口と前記音響出力部の開口との間には、防振部材が配置されていることを特徴とする請求項3記載の映像表示装置。
  5. 前記放音部及び前記キャビネット面は、前記キャビネットと一体成型されていることを特徴とする請求項1記載の映像表示装置。
  6. 前記放音部の前記後部開口にはネットが張られていることを特徴とする請求項1記載の映像表示装置。
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