JP4521705B2 - 弁装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、既設の流体管に取り付ける弁装置であって、弁体を流体管の管軸方向に長く設けた開口部より挿入する弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
既設の流体管に取り付ける弁装置として例えば特公昭50-29580号公報に開示されているものがある。
【0003】
この従来の弁装置は、図7(a)ないし(c)に示すように流体管Pの外周面に水密に取り付けられる基台Aと、基台Aに連設された上部に開口する箱体Bと、箱体Bの上部開口を塞ぎ、ミーリングカッターC1が設けられた第1蓋体C、および前記第1蓋体Cに換わって取り付ける蝶形弁体Eが設けられた第2蓋体Dからなる。
【0004】
この弁装置は次のようにして流体管Pに設置される。
【0005】
まず、流体管Pの所定位置にパッキンA2を敷き、その上から箱体B、第1蓋体Cが取り付けられた基台Aを乗せ、流体管Pに巻きつけたチェーンA3により基台Aを流体管Pに圧着させながら水密に設置し、次に、バルブB2を開放し、ミーリングカッターC1を降下させて流体管Pに長孔P1を孔設する(図7(a))。孔設の終了後にミーリングカッターC1を上昇させ、バルブB2を閉じ、第1蓋体Cを取り外し、換わりに第2蓋体Dを取り付ける(図7(b))。
【0006】
そして、バルブB2を開放し、軸D2を降下させて蝶形弁体Eを、通孔B1、透孔A1、長孔P1を通して流体管Pの内部に挿入し設置が完了する。同時にキャップD1が蝶形弁体Eといっしょに降下し、通孔B1を閉塞する位置に配設される。
【0007】
設置が終了した弁装置の軸D2を回動させると、蝶形弁体Eも流体管P内部で回転し、流体管Pの流れを遮断し、キャップD1が通孔B1を閉塞する(図7(c))。
【0008】
また、特公平2-19357号公報に開示されている、蝶形弁体を流体管内に挿入するための長孔と、蝶形弁体の下端部に突設された突出軸部を嵌入する嵌入孔とを流体管に穿設した弁装置がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の弁装置においては、蝶形弁体の軸の支点が、流体管の上部に取り付けられた第2蓋体の1箇所であり、弁体との距離があるので、蝶形弁体が水流で傾き、スムーズに回転させることが難しく、回転不能に陥ったり、止水不良となったりした。また、長孔と軸との止水が図られていなかったので弁体を締め切ったときの水密性が悪かった。
【0010】
後述の弁装置においては、蝶形弁体の軸の支点が流体管の上部と下部の2箇所であるので、弁体をスムーズに回転させることが出来るようになったが、嵌入孔を穿設するための工程が増え、また、管下側の掘削も多く必要とするので工事費が高くなる問題があった。
【0011】
本発明が解決しようとする課題は、上記問題を解決するためになされたもので、弁体の回転が容易で水密性のよい弁装置を提供する点にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の弁装置は、流体管の少なくとも一部を水密に覆うケースが装着されるとともに、被覆された流体管に設けた管軸方向に長い開口部より蝶形弁が挿入される弁装置において、
前記蝶形弁における弁軸が貫通する嵌入基部の下端が、弁体の最上部と接触しつつ回転可能に設けられ、前記嵌入基部が少なくとも弁体の幅と同じかそれ以上の幅の流体管の開口部を閉塞するように嵌入されて固定されているとともに、
前記弁体の周囲には、流体管内周に圧接されるシールパッキンが設けられ、前記弁軸の先端には、突出軸が形成されており、
前記弁体の挿入時にシールパッキンが流体管の内周面の底部に接して圧縮されると前記シールパッキンより前記突出軸が突き出て流体管の内周面に係合することを特徴としている。
この特徴により、弁体の最上部を接触させつつ回転する嵌入基部が流体管の開口部に嵌入して固定されているので、弁軸を支える支点と弁体が近接し、弁体の傾きが抑えられ、弁体の回転が容易になる。
また、開口部に嵌入された嵌入基部が弁体と同じ幅の開口部を閉塞するので、挿入された弁体を回転させて流体管を閉塞したときに、弁体の上下流における水密性が良くなる。
また、弁軸の先端に突出軸が形成されているので、弁体挿入時に突出軸がシールパッキンを流体管内周面の下部に強く圧接し、弁体の位置ずれを防止しつつ回転の支点を形成するので、弁体を安定して回転することができる。
さらに、突出軸は、シールパッキンが圧縮されることにより突出して流体管内周面に係合するので、突出軸が流体管内周面に係合するので弁体下部の回転の支点を確実に設けることができるので、弁体の回転がスムーズに行われる。
【0013】
前記嵌入基部のすくなくとも流体管の開口部に接触する面には、開口部に密接する弾性シール体が設けられているのが好ましい。
このようにすると、開口部に嵌入基部を挿入するだけで弾性シール体が開口部に密着して水密性が図られる。
【0014】
前記嵌入基部が、前記開口部を全面的に閉塞するのが好ましい。
このようにすると、嵌入基部の弾性シール体が開口部の全周に密着するので切断面が防蝕される。また、流体管の外周に水が回らないので弁装置における損失水頭を少なくすることができる。
【0017】
弁軸の傾きを修正する矯正装置が設けられているのが好ましい。
このようにすると、流体管内に挿入された蝶形弁の弁軸の傾斜を矯正することができるので、弁体が正しい姿勢に設置され、回転が容易となり、水密性が確保される。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0019】
図1ないし図3は、本発明の第1実施例を示すもので、弁装置1が設置され、管軸方向に長い開口部Qを穿孔したダクタイル鋳鉄管等の流体管Pの外周面に、ケース2が水密性を保持して装着されるとともに、弁体5が挿入されて流体管Pを閉塞している。
【0020】
ケース2は、径方向に2分割可能な第1ケース2aと第2ケース2bとからなり、対向面にフランジ2c、2cが形成されてボルト・ナットで締結されている。第2ケース2bはバンド状に形成されて複数に分割されていてもよい。
【0021】
第1ケース2aには、流体管Pに対してほぼ直交する方向を向く作業管3が、開口部Qとほぼ同軸で管軸方向長い略長方形に一体に設けられており、その作業管3の先端には穿孔装置や弁体挿入装置を接続するフランジ3aが形成されている。フランジ3aの上面には止水パッキン4bが取り付けられるパッキン溝3bが形成されている。
【0022】
第1ケース2aの内面には、流体管Pの外周面に密着する止水パッキン4aが装着されるパッキン溝2dが開口部Qを囲むように形成されている。また、ほぼ円形をした弁体5に弁軸6が固着され、弁体5の周囲には流体管Pの内周面に密着する弁パッキン5aが設けられている。
【0023】
弁軸6の先端には、円錐形の突出軸7が形成されており、突出軸7は、弁体5の挿入時に弁パッキン5aが流体管Pの内周面の底部に接して圧縮されると弁パッキン5aより突き出てその先端が流体管Pの内周面に係合するように設けられている。
【0024】
嵌入基部8は、開口部Qに挿入されて閉塞する嵌入部8aと、流体管Pの外周面に当接して移動を防止するつば部8bと、弁軸6を支える支持部8cとよりなる。
【0025】
弁軸6がほぼ中央を貫通している嵌入部8aは、平面形状が開口部Qとほぼ等しく形成され、嵌入したときにその下面が流体管Pの内面に出る厚さをもっている。嵌入部8aの周面は、開口部Qに挿入しやすいように若干のテーパ状に形成された弾性シール体10に覆われている。弁軸6が貫通している内面には、止水パッキン4cを取り付ける弁軸パッキン溝8e、8eが設けられている。
【0026】
つば部8bは、嵌入部8aの上部に四方へ突き出るように連接されており、平面形状は、第1ケース2aの作業管3の内周面に沿うように形成されている。側面には止水パッキン4dが装着されるパッキン溝8dが設けられている。上面には作業管3の内周に設けられた係合凹部3cに係合する移動可能な係合片11がボルト12で固定されている。また、支持部8cは、つば部8bの上部で弁軸6を囲むように取り付けられており、その内部には、図では省略されている軸受けなどが設けられている。
【0027】
蓋体9は、作業管3のフランジ3aにボルト・ナットで固定され、中央には支持部8cが貫通する開口9bが設けられており、その対向面には止水パッキン4eを設置するパッキン溝9cが形成されている。さらに蓋体9の内側に突出し、嵌入基部8のつば部8bの上面に当接して移動を防止する押圧突片9aが複数設けられている。
【0028】
蓋体9より突出した弁軸6の先端は、弁体5を回転させるときに使用する開栓棒等が取り付けられる形状となっている。また、減速機を取り付けて使用してもよい。
【0029】
次に、上記実施例の設置要領について説明する。
【0030】
まず、弁装置1を設置する流体管Pの所定位置に、止水パッキン4aがパッキン溝2dに取り付けられた第1ケース2aを被せ、流体管Pの下側より第2ケース2bを当てて第1、2ケース2a、2bの相対するフランジ2c、2c同志をボルト・ナットで締結してケース2を水密に装着する。
【0031】
次に、作業管3のフランジ3aにパッキン溝3bに取り付けた止水パッキン4bを介して作業弁を水密に取り付け、さらにその上部に、エンドミル等で流体管Pに管軸方向に長い開口部Qをあける穿孔装置を水密に設置する。
【0032】
次に、作業弁を開放し、穿孔装置を作動させて流体管Pに開口部Qを孔設後、作業弁を閉塞して流体管P内の流水が外部に漏れないようにしてから穿孔装置を取り外す。
【0033】
弁体5、弁軸6、嵌入基部8を一体にして内部に取り付けた弁体挿入装置を作業弁の上部に水密に取り付けた後、再度作業弁を開放して弁体5等を降ろし、開口部Qより流体管P内部に挿入させる。
【0034】
弁体5は流体管Pの管軸に沿った開弁状態で降ろされるので流れを阻害することなく挿入され、流体管Pの内周面に弁パッキン5aが当接し圧縮されると、突出軸7が弁パッキン5aより突出して内周面に係合する。
【0035】
同時に、嵌入基部8も降下し、嵌入部8aが開口部Qに嵌入、弾性シール体10が密着して開口部Qを全面的に閉塞する。つば部8bの下面が流体管Pに当接すると挿入は終了する。
【0036】
嵌入基部8が開口部Qを閉塞したあとに作業管3の水を排出して、弁体挿入機で押圧しながら嵌入基部8の抜け出しを防止し、係合片11の一部を作業管3の係合凹部3cに係合させ、つば部8bの上面にボルト12で取り付け、嵌入基部8をケース2に固定する。
【0037】
弁体挿入機、作業弁を取り外して、押圧突片9aをつば部8bの上面に当接させてフランジ3aに蓋体9をボルト・ナットで固定するとともに、開口部Qを、嵌入基部8で閉塞して、さらに各止水パッキンにより二重に密閉して弁装置1の取り付けを終了する。
【0038】
流体管Pを閉塞するには、蓋体9より突出している弁軸6を回転させて、弁体5を管軸直角方向に向けることによって行う。弁体5の上部の弁パッキン5aが嵌入部8aの下面に接触するとともに、流体管Pの内周面に係合した突出軸7を下側の回転の支点として回転し、弁パッキン5aが流体管Pの内周面に密着することにより止水して、流体管Pを閉塞する。
【0039】
図4ないし図6は、本発明の第2実施例を示すもので、管軸方向に長い開口部Qを設けた流体管Pに、嵌入基部8で前記開口部Qを部分的に閉塞して取り付けられた弁装置1が、弁体5で流体管Pを閉塞した状態のものである。
【0040】
ケース2は、第1実施例とほぼ同様に構成されており、第1ケース2aと第2ケース2bとからなり、第1ケース2aには、流体管Pに対してほぼ直交する方向を向く作業管3が設けられており、流体管Pの外周面に密着する止水パッキン4aにより水密に流体管Pに装着され、作業管3の内周に係合凹部3cが設けられていない点で異なっている。
【0041】
弁体5も第1実施例とほぼ同様に構成されており、円形をした弁体5に弁軸6が固着され、弁体5の周囲には流体管Pの内周面に密着する弁パッキン5aが設けられ、弁軸6の先端には、先端が平らに切り落とされた円錐形の突出軸7が形成されている。突出軸7は、第1実施例とは異なり、弁体5の挿入時に弁パッキン5aが流体管Pの内周面の底部に接して圧縮されたときに、弁パッキン5aより突き出ることがないように設けられている。
【0042】
嵌入基部8は、開口部Qに挿入されて閉塞する嵌入部8aと、流体管Pの外周面に当接して移動を防止するつば部8bとよりなる。
【0043】
弁軸6がほぼ中央を貫通している嵌入部8aは、平面形状が長方形で、管軸方向の長さが弁体5の幅より若干長く、弁軸直角方向の長さは開口部Qの幅とほぼ同じに設けられ、下面は嵌入したときに流体管Pの内面に若干突出して設けられており、弁軸6が貫通している内面には、止水パッキン4cを取り付ける弁軸パッキン溝8e、8eが設けられている。
【0044】
つば部8bは、嵌入部8aの上部に弁軸直角方向へ突き出るように連接されており、弁軸直角方向の両面は、作業管3の内周面に接触するように形成され、上面は蓋体9の内面に接触するように設けられている。ここで嵌入基部8は、全面を弾性シール体10で被覆されており、開口部Q、作業管3の内面、蓋体9の内面に密着して水密に取り付けられている。
【0045】
蓋体9は、作業管3のフランジ3aにボルト・ナットで固定され、中央には支持部8cが貫通する開口9bが設けられており、その対向面には止水パッキン4eを設置するパッキン溝9cが形成されている。この蓋体9には、内側に突出し、嵌入基部8のつば部8bの上面に当接して移動を防止する押圧突片9aが設けられている。さらに蓋体9より外部に突出した弁軸6の先端は、弁体5を回転させるときに使用する開栓棒等が取り付けられる形状となっている。
【0046】
次に、上記第2実施例の設置要領について説明する。
【0047】
まず、開口部Qが孔設された流体管Pの所定位置に、開口部Qと作業管3の軸を合わせて、止水パッキン4aがパッキン溝2dに取り付けられた第1ケース2aを被せ、流体管Pの下側より第2ケース2bを当てて第1、2ケース2a、2bの相対するフランジ2c、2c同志をボルト・ナットで締結してケース2を水密に装着する。
【0048】
次に、弁体5、弁軸6、嵌入基部8及び蓋体9を一体にして開口部Qより弁体5を流体管P内部に挿入し、嵌入部8aを開口部Qに嵌入する。
【0049】
弁体5は流体管Pの管軸に沿った開弁状態で降ろされ、流体管Pの内周面に弁パッキン5aが当接し圧縮されると、突出軸7が弁パッキン5aを内部より押圧し、内周面に押し当てて回転の軸を形成する。
【0050】
同時に、嵌入基部8も降下し、嵌入部8aが開口部Qに嵌入、弾性シール体10が密着して開口部Qを閉塞、つば部8bの下面は、流体管Pに密着し、側面は作業管3の内面に密着、上面は蓋体9の内面に密着し、作業管内を弁軸の上下流を水密に区分する。
【0051】
蓋体9をフランジ3aにボルト・ナットで固定し、開口部Qを、嵌入基部8で閉塞して弁装置1の取り付けを終了する。
【0052】
流体管Pを閉塞するには、蓋体9より突出している弁軸6を回転させて、弁体5を管軸直角方向に向けることによって行う。弁体5の上部の弁パッキン5aが嵌入部8aの下面に接触しながら、突出軸7により弁パッキン5aが流体管Pの下面に押圧された点を支点として回転し、弁パッキン5aが流体管Pの内周面に密着して止水して、流体管Pを閉塞する。
【0053】
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、本発明の具体的な構成はこれに限定されるものではない。
【0054】
例えば、実施例では、ケースは止水パッキンで流体管にとりつけられていたがケースの両端部及びフランジ間にパッキンを装着してケース全体で流体管に水密に取り付けてもよい。
【0055】
弁軸または嵌入基部の支持部あるいはつば部を、ケースの外部からの操作で貫軸方向に押したり、引いたりすることにより弁軸の傾きを修正する矯正装置を設けて、弁体の回転をよくしたり、水密性を良くしたりするようにしてもよい。
【0056】
【発明の効果】
本発明によれば、弁体の最上部を接触させつつ回転する嵌入基部が流体管の開口部に嵌入して固定されているので、弁軸を支える支点と弁体が近接し、弁体の傾きが抑えられ、弁体の回転が容易になる。
また、開口部に嵌入された嵌入基部が弁体と同じ幅の開口部を閉塞するので、挿入された弁体を回転させて流体管を閉塞したときに、弁体の上下流における水密性が良くなる。
また、弁軸の先端に突出軸が形成されているので、弁体挿入時に突出軸がシールパッキンを流体管内周面の下部に強く圧接し、弁体の位置ずれを防止しつつ回転の支点を形成するので、弁体を安定して回転することができる。
さらに、突出軸は、シールパッキンが圧縮されることにより突出して流体管内周面に係合するので、突出軸が流体管内周面に係合するので弁体下部の回転の支点を確実に設けることができるので、弁体の回転がスムーズに行われる。
【0057】
請求項2の発明によれば、開口部に嵌入基部を挿入するだけで弾性シール体が開口部に密着して水密性が図られる。
【0058】
請求項3の発明によれば、嵌入基部の弾性シール体が開口部の全周に密着するので切断面が防蝕される。また、流体管の外周に水が回らないので弁装置における損失水頭を少なくすることができる。
【0061】
請求項4の発明によれば、流体管内に挿入された蝶形弁の弁軸の傾斜を矯正することができるので、弁体が正しい姿勢に設置され、回転が容易となり、水密性が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における縦断面図である。
【図2】同じく、I−I断面図である。
【図3】同じく、部分拡大断面図である。
【図4】本発明の第2実施例における縦断面図である。
【図5】同じく、II−II断面図である。
【図6】同じく、部分拡大断面図である。
【図7】従来例における、(a)は穿孔前の断面図、(b)は弁体挿入前の断面、(c)は弁体回転時の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 弁装置
2 ケース
2a 第1ケース
2b 第2ケース
2c フランジ
2d パッキン溝
3 作業管
3a フランジ
3b パッキン溝
3c 係合凹部
4a〜4e止水パッキン
5 弁体
5a 弁パッキン
6 弁軸
7 突出軸
8 嵌入基部
8a 嵌入部
8b つば部
8c 支持部
8d パッキン溝
8e 弁軸パッキン溝
9 蓋体
9a 押圧突片
9b 開口
9c パッキン溝
10 弾性シール体
11 係合片
12 ボルト
P 流体管
Q 開口部
Claims (4)
- 流体管の少なくとも一部を水密に覆うケースが装着されるとともに、被覆された流体管に設けた管軸方向に長い開口部より蝶形弁が挿入される弁装置において、
前記蝶形弁における弁軸が貫通する嵌入基部の下端が、弁体の最上部と接触しつつ回転可能に設けられ、前記嵌入基部が少なくとも弁体の幅と同じかそれ以上の幅の流体管の開口部を閉塞するように嵌入されて固定されているとともに、
前記弁体の周囲には、流体管内周に圧接されるシールパッキンが設けられ、前記弁軸の先端には、突出軸が形成されており、
前記弁体の挿入時にシールパッキンが流体管の内周面の底部に接して圧縮されると前記シールパッキンより前記突出軸が突き出て流体管の内周面に係合することを特徴とする弁装置。 - 前記嵌入基部の少なくとも流体管の開口部に接触する面には、開口部に密接する弾性シール体が設けられている請求項1に記載の弁装置。
- 前記嵌入基部が、前記開口部を全面的に閉塞する請求項1または2に記載の弁装置。
- 弁軸の傾きを修正する矯正装置が設けられている請求項1ないし3のいずれかに記載の弁装置。
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