JP4519087B2 - 熱処理装置 - Google Patents

熱処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4519087B2
JP4519087B2 JP2006056637A JP2006056637A JP4519087B2 JP 4519087 B2 JP4519087 B2 JP 4519087B2 JP 2006056637 A JP2006056637 A JP 2006056637A JP 2006056637 A JP2006056637 A JP 2006056637A JP 4519087 B2 JP4519087 B2 JP 4519087B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mounting table
heat treatment
lid
wafer
exhaust
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006056637A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007234980A (ja
Inventor
光夫 山下
英人 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2006056637A priority Critical patent/JP4519087B2/ja
Publication of JP2007234980A publication Critical patent/JP2007234980A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4519087B2 publication Critical patent/JP4519087B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

この発明は、熱処理装置に関するもので、更に詳細には、例えば塗布膜が形成された半導体ウエハやLCDガラス基板等の基板を加熱処理する熱処理装置に関するものである。
一般に、半導体デバイスの製造においては、半導体ウエハやLCDガラス基板等(以下にウエハ等という)の上にITO(Indium Tin Oxide)の薄膜や電極パターンを形成するために、フォトリソグラフィ技術が利用されている。このフォトリソグラフィ技術においては、ウエハ等にフォトレジストを塗布し、これにより形成されたレジスト膜を所定の回路パターンに応じて露光し、この露光パターンを現像処理することによりレジスト膜に回路パターンが形成されている。
このようなフォトリソグラフィ工程においては、レジスト塗布後の加熱処理(プリベーク)、露光後の加熱処理(ポストエクスポージャーベーク)、現像処理後の加熱処理(ポストベーク)等の種々の加熱処理が施されている。
従来のこの種の加熱処理において、例えばプリベークでは、ウエハ等を収容する処理室内に例えばエアーあるいは窒素(N2)ガス等のパージガスを供給し、処理に供された流体を処理室に接続された排気管を介して外部に排気している。この際、加熱時にウエハ等の表面に形成されたレジスト膜から僅かに昇華物{フォトレジストに含有される酸発生材例えばPAG(Photo asid grain)やレジストを構成する低分子樹脂等}のような異物が発生する。特に、沸点が低い非イオン系酸発生材を使用しているフォトレジストにおいては昇華物の発生が多い。また、下地反射防止膜にレジスト膜を積層して塗布するウエハ等においては、下地反射防止膜とレジスト膜との間に昇華物が存在することが判明されている。
したがって、従来では、処理室に、ウエハ等を載置し加熱する載置台と、この載置台の外周を包囲するサポートリングと、サポートリングの上部開口部を閉塞する蓋体とを具備し、蓋体の中央部にパージ用の気体を供給する供給口を形成し、また、サポートリングの側部内部に排気口を形成すると共に、排気口に気体中の昇華物等の不純物を回収する回収部材を設けるなどしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−347182号公報(特許請求の範囲、図6)
しかしながら、加熱処理時に発生する昇華物は或る温度例えば70℃以上ではガス状となって処理室内に浮遊し、一部の昇華物は回収されずに処理室の内壁例えば蓋体の下面やサポートリングの内周面等に付着し、処理後のウエハ等の入れ換え時に加熱処理モジュール内の温度変化により固形異物として処理室から飛散する。処理室から放出した昇華物は、ウエハ等の搬送アームに付着して次の処理のウエハ等へ付着し、欠陥の原因となるという問題があった。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、熱処理後の処理室からの昇華物等の不純物の放出を抑制して、処理精度の向上を図れるようにした熱処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明の熱処理装置は、表面に塗布膜が形成された被処理基板を載置し加熱する載置台と、上記載置台の外周を包囲する外周リングと、上記外周リングの上方開口部を覆う蓋体と、上記載置台を貫通して、上記被処理基板を昇降可能に支持する支持ピンと、を具備する熱処理装置を前提とし、請求項1に記載の発明は、 上記蓋体の中央部に、気体供給口を設けると共に、蓋体の外周と上記外周リングの内周との間に、吸気口を周設し、 上記外周リングの下部側と上記載置台との間に、排気口を周設すると共に、この排気口に接続する排気管路に排気手段を介設し、 上記支持ピンの昇降手段及び排気手段を制御する制御手段を具備してなり、 上記被処理基板が載置台に載置されて加熱処理された後、上記制御手段からの制御信号に基づいて上記支持ピンを上昇させて被処理基板を載置台から離して冷却するように形成してなる、ことを特徴とする。
このように構成することにより、蓋体の中央部の気体供給口から処理室内に供給された気体を外周リングの下部側と載置台との間に周設された排気口から排気すると共に、蓋体の外周と外周リングの内周との間に周設された吸気口から空気を取り込んで排気するので、処理室内に供給される気体に対して排気量を多くすることができ、熱処理時に発生する昇華物等の不純物が蓋体の下面及び外周リンの内周壁に付着するのを抑制することができる。また、加熱処理後には、支持ピンによって被処理基板を載置台の上方へ移動して昇華物が発生しない温度まで冷却することができる。
また、請求項2記載の発明は、 上記蓋体の中央部に、気体供給口を設けると共に、蓋体の外周と上記外周リングの内周との間に、吸気口を周設し、 上記外周リングの下部側と上記載置台との間に、排気口を周設すると共に、この排気口に接続する排気管路に排気手段を介設し、 上記外周リングの一側に、シャッタにより開閉可能な開口部を設け、 上記開口部を介して上記載置台の上方に対して進退移動可能な冷却板を設け、 上記支持ピンの昇降手段、排気手段及び冷却板の移動手段を制御する制御手段を具備してなり、 上記被処理基板が載置台に載置されて加熱処理された後、上記制御手段からの制御信号に基づいて上記支持ピンを上昇させて被処理基板を載置台から離して、上記載置台の上方へ進入する上記冷却板により被処理基板を載置して冷却するように形成してなる、ことを特徴とする。
このように構成することにより、請求項1記載の発明と同様に、蓋体の中央部の気体供給口から供給された気体を外周リングの下部側と載置台との間に周設された排気口から排気すると共に、蓋体の外周と外周リングの内周との間に周設された吸気口から空気を取り込んで排気するので、熱処理時に発生する昇華物等の不純物が蓋体の下面及び外周リンの内周壁に付着するのを抑制することができる。更に、加熱処理後には、冷却板によって被処理基板を短時間に昇華物が発生しない温度まで冷却することができる。
また、請求項3記載の発明は、 上記蓋体の中央部に、気体供給口を設けると共に、蓋体の外周と上記外周リングの内周との間に、吸気口を周設し、かつ、蓋体を上記載置台に対して接離移動可能に形成し、 上記外周リングの下部側と上記載置台との間に、排気口を周設すると共に、この排気口に接続する排気管路に排気手段を介設し、 上記支持ピンの昇降手段、排気手段及び蓋体の接離移動手段を制御する制御手段を具備してなり、 上記制御手段からの制御信号に基づいて、上記載置台上に被処理基板を載置して加熱処理を行う初期には、上記蓋体を上記載置台から離間し、加熱処理の後半には、蓋体を載置台に対して接近させるように形成してなる、ことを特徴とする。
このように構成することにより、請求項1,2記載の発明と同様に、蓋体の中央部の気体供給口から供給された気体を外周リングの下部側と載置台との間に周設された排気口から排気すると共に、蓋体の外周と外周リングの内周との間に周設された吸気口から空気を取り込んで排気するので、熱処理時に発生する昇華物等の不純物が蓋体の下面及び外周リンの内周壁に付着するのを抑制することができる。また、加熱処理を行う初期には、蓋体を載置台から離間して、特に溶剤を含んだ塗布材料から発生するミスト状の昇華物の蓋体内面への付着を抑制することができる。また、加熱処理の後半には、蓋体を載置台に対して接近させることにより、処理雰囲気を均等で自然滞留の発生しない適正な高さとすることができる。
また、請求項4記載の発明は、 請求項1ないし3のいずれかに記載の熱処理装置において、 上記外周リングに、加熱処理により発生する昇華物等の不純物の付着を防止するための発熱体を具備すると共に、この発熱体を温度調整可能に形成してなる、ことを特徴とする。
このように構成することにより、発熱体によって外周リングの内周壁を昇華物が固化しない温度にすることができ、昇華物の外周リングの内壁への付着を抑制することができる。
加えて、請求項5記載の発明は、 請求項1ないし4のいずれかに記載の熱処理装置において、 上記排気口に接続する排気管路に監視用バイパス管路を分岐し、この監視用バイパス管路に排気中の不純物を検出する検出手段を取り付け、この検出手段によって検出された検出信号に基づいて、検出された不純物が所定量以下の場合は、後処理を続行し、不純物が所定量より多い場合は、表示手段に信号を送る制御手段を具備してなる、ことを特徴とする。
このように構成することにより、排気中の不純物を検出して、加熱処理を監視することができる。
この発明の熱処理装置は、上記のように構成されているので、以下のような効果が得られる。
(1)請求項1記載の発明によれば、処理室内に供給される気体に対して排気量を多くすることができるので、熱処理時に発生する昇華物等の不純物が蓋体の下面及び外周リングの内周壁に付着するのを抑制することができ、また、加熱処理後には、支持ピンによって被処理基板を載置台の上方へ移動して昇華物が発生しない温度まで冷却することができるので、熱処理終了後の処理室からの昇華物等の不純物の放出を抑制し、被処理基板への付着を防止することができる。
(2)請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様に、熱処理時に発生する昇華物等の不純物が蓋体の下面及び外周リングの内周壁に付着するのを抑制することができる。また、加熱処理後には、冷却板によって被処理基板を短時間に昇華物が発生しない温度まで冷却することができるので、上記(1)に加えて、更に処理時間の短縮を図ることができ、スループットの向上を図ることができる。
(3)請求項3記載の発明によれば、請求項1,2記載の発明と同様に、熱処理時に発生する昇華物等の不純物が蓋体の下面及び外周リンの内周壁に付着するのを抑制することができるので、熱処理終了後の処理室からの昇華物等の不純物の放出を抑制し、被処理基板への付着を防止することができる。また、加熱処理を行う初期には、蓋体を載置台から離間して、特に溶剤を含んだ塗布材料から発生するミスト状の昇華物の蓋体内面への付着を抑制することができ、また、加熱処理の後半には、蓋体を載置台に対して接近させることにより、処理雰囲気を均等で自然滞留の発生しない適正な高さとすることができるので、更に処理精度の向上及び装置の信頼性の向上を図ることができる。
(4)請求項4記載の発明によれば、発熱体によって外周リングの内周壁を昇華物が固化しない温度にすることができ、昇華物の外周リングの内壁への付着を抑制することができるので、上記(1)〜(3)に加えて、更に熱処理終了後の処理室からの昇華物等の不純物の放出を抑制し、被処理基板への付着を防止することができる。
(5)請求項5記載の発明によれば、排気中の不純物を検出して、加熱処理を監視することができるので、上記(1)〜(4)に加えて、更に装置の信頼性の向上を図ることができる。
以下に、この発明の最良の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。ここでは、この発明に係る熱処理装置を半導体ウエハのレジスト塗布・現像処理システムにおける加熱処理装置に適用した場合について説明する。
図1は、上記レジスト塗布・現像処理システムの一実施形態の概略平面図、図2は、図1の正面図、図3は、図1の背面図である。
上記レジスト塗布・現像処理システムは、被処理基板である半導体ウエハW(以下にウエハWという)をウエハカセット1で複数枚例えば25枚単位で外部からシステムに搬入又はシステムから搬出したり、ウエハカセット1に対してウエハWを搬出・搬入したりするためのカセットステーション10(搬送部)と、塗布現像工程の中で1枚ずつウエハWに所定の処理を施す枚葉式の各種処理ユニットを所定位置に多段配置してなる処理装置を具備する処理ステーション20と、この処理ステーション20と隣接して設けられる露光装置(図示せず)との間でウエハWを受け渡すためのインターフェース部30とで主要部が構成されている。
上記カセットステーション10は、図1に示すように、カセット載置台2上の突起3の位置に複数個例えば4個までの蓋付のウエハカセット1がそれぞれのウエハ出入口を処理ステーション20側に向けて水平のX方向に沿って一列に載置され、各ウエハカセット1に対峙して蓋開閉装置5が配設され、また、カセット配列方向(X方向)及びウエハカセット1内に垂直方向に沿って収容されたウエハWのウエハ配列方向(Z方向)に移動可能なウエハ搬送用ピンセット4が各ウエハカセット1に選択的に搬送するように構成されている。また、ウエハ搬送用ピンセット4は、θ方向に回転可能に構成されており、後述する処理ステーション20側の第3の組G3の多段ユニット部に属するアライメントユニット(ALIM)及びエクステンションユニット(EXT)にも搬送できるようになっている。
上記処理ステーション20は、図1に示すように、中心部には、移動機構22によって垂直移動する垂直搬送型の主ウエハ搬送機構21が設けられ、この主ウエハ搬送機構21の周りに全ての処理ユニットが1組又は複数の組に渡って多段に配置されている。この例では、5組G1,G2,G3,G4及びG5の多段配置構成であり、第1及び第2の組G1,G2の多段ユニットはシステム正面側に並列され、第3の組G3の多段ユニットはカセットステーション10に隣接して配置され、第4の組G4の多段ユニットはインターフェース部30に隣接して配置され、第5の組G5の多段ユニットは背部側に配置されている。
この場合、図2に示すように、第1の組G1では、カップ(容器)23内でウエハWと現像液供給手段(図示せず)とを対峙させてレジストパターンを現像する現像ユニット(DEV)と、ウエハWをスピンチャック(図示せず)に載置して所定の処理を行うレジスト塗布ユニット(COT)とが垂直方向の下から順に2段に重ねられている。第2の組G2も同様に、2台のレジスト塗布ユニット(COT)及び現像ユニット(DEV)が垂直方向の下から順に2段に重ねられている。このようにレジスト塗布ユニット(COT)を下段側に配置した理由は、レジスト液の排液が機構的にもメンテナンスの上でも面倒であるためである。しかし、必要に応じてレジスト塗布ユニット(COT)を上段に配置することも可能である。
図3に示すように、第3の組G3では、ウエハWをウエハ載置台24に載置して所定の処理を行うオーブン型の処理ユニット例えばウエハWを冷却するクーリングユニット(COL)、ウエハWに疎水化処理を行うアドヒージョンユニット(AD)、ウエハWの位置合わせを行うアライメントユニット(ALIM)、ウエハWの搬入出を行うエクステンションユニット(EXT)、ウエハWをベークするこの発明に係る熱処理装置を使用した4つのホットプレートユニット(HP)が垂直方向の下から順に例えば8段に重ねられている。第4の組G4も同様に、オーブン型処理ユニット例えばクーリングユニット(COL)、エクステンション・クーリングユニット(EXTCOL)、エクステンションユニット(EXT)、クーリングユニット(COL)、急冷機能を有するこの発明に係る熱処理装置を使用した2つのチリングホットプレートユニット(CHP)及びこの発明に係る熱処理装置を使用した2つのホットプレートユニット(HP)が垂直方向の下から順に例えば8段に重ねられている。
上記のように処理温度の低いクーリングユニット(COL)、エクステンション・クーリングユニット(EXTCOL)を下段に配置し、処理温度の高いホットプレートユニット(HP)、チリングホットプレートユニット(CHP)及びアドヒージョンユニット(AD)を上段に配置することで、ユニット間の熱的な相互干渉を少なくすることができる。勿論、ランダムな多段配置とすることも可能である。
なお、図1に示すように、処理ステーション20において、第1及び第2の組G1,G2の多段ユニット(スピナ型処理ユニット)に隣接する第3及び第4の組G3,G4の多段ユニット(オーブン型処理ユニット)の側壁の中には、それぞれダクト25,26が垂直方向に縦断して設けられている。これらのダクト25,26には、ダウンフローの清浄空気又は特別に温度調整された空気が流されるようになっている。このダクト構造によって、第3及び第4の組G3,G4のオーブン型処理ユニットで発生した熱は遮断され、第1及び第2の組G1,G2のスピナ型処理ユニットへは及ばないようになっている。
また、この処理システムでは、主ウエハ搬送機構21の背部側にも図1に点線で示すように第5の組G5の多段ユニットが配置できるようになっている。この第5の組G5の多段ユニットは、案内レール27に沿って主ウエハ搬送機構21から見て側方へ移動できるようになっている。したがって、第5の組G5の多段ユニットを設けた場合でも、ユニットをスライドすることにより空間部が確保されるので、主ウエハ搬送機構21に対して背後からメンテナンス作業を容易に行うことができる。
上記インターフェース部30は、奥行き方向では処理ステーション20と同じ寸法を有するが、幅方向では小さなサイズに作られている。このインターフェース部30の正面部には可搬性のピックアップカセット31と定置型のバッファカセット32が2段に配置され、背面部には、ウエハWの周辺部の露光及び識別マーク領域の露光を行う露光手段である周辺露光装置33が配設され、中央部には、搬送手段であるウエハの搬送アーム34が配設されている。この搬送アーム34は、X,Z方向に移動して両カセット31,32及び周辺露光装置33に搬送するように構成されている。また、搬送アーム34は、θ方向に回転可能に構成され、処理ステーション20側の第4の組G4の多段ユニットに属するエクステンションユニット(EXT)及び隣接する露光装置側のウエハ受渡し台(図示せず)にも搬送できるように構成されている。
上記のように構成される処理システムは、クリーンルーム40内に設置されるが、更にシステム内でも効率的な垂直層流方式によって各部の清浄度を高めている。
上記のように構成されるレジスト塗布・現像処理システムにおいては、まず、カセットステーション10において、蓋開閉装置5が作動して所定のウエハカセット1の蓋を開放する。次に、ウエハ搬送用ピンセット4がカセット載置台2上の未処理のウエハWを収容しているカセット1にアクセスして、そのカセット1から1枚のウエハWを取り出す。ウエハ搬送用ピンセット4は、カセット1よりウエハWを取り出すと、処理ステーション20側の第3の組G3の多段ユニット内に配置されているアライメントユニット(ALIM)まで移動し、ユニット(ALIM)内のウエハ載置台24上にウエハWを載せる。ウエハWは、ウエハ載置台24上でオリフラ合せ及びセンタリングを受ける。その後、主ウエハ搬送機構21がアライメントユニット(ALIM)に反対側からアクセスし、ウエハ載置台24からウエハWを受け取る。
処理ステーション20において、主ウエハ搬送機構21はウエハWを最初に第3の組G3の多段ユニットに属するアドヒージョンユニット(AD)に搬入する。このアドヒージョンユニット(AD)内でウエハWは疎水化処理を受ける。疎水化処理が終了すると、主ウエハ搬送機構21は、ウエハWをアドヒージョンユニット(AD)から搬出して、次に第3の組G3又は第4の組G4の多段ユニットに属するクーリングユニット(COL)へ搬入する。このクーリングユニット(COL)内でウエハWはレジスト塗布処理前の設定温度例えば23℃まで冷却される。冷却処理が終了すると、主ウエハ搬送機構21は、ウエハWをクーリングユニット(COL)から搬出し、次に第1の組G1又は第2の組G2の多段ユニットに属するレジスト塗布ユニット(COT)へ搬入する。このレジスト塗布ユニット(COT)内でウエハWはスピンコート法によりウエハ表面に一様な膜厚でレジストを塗布する。
レジスト塗布処理が終了すると、主ウエハ搬送機構21は、ウエハWをレジスト塗布ユニット(COT)から搬出し、次にホットプレートユニット(HP)内へ搬入する。ホットプレートユニット(HP)内でウエハWは載置台上に載置され、所定温度例えば100℃で所定時間プリベーク処理される。これによって、ウエハW上の塗布膜から残存溶剤を蒸発除去することができる。プリベークが終了すると、主ウエハ搬送機構21は、ウエハWをホットプレートユニット(HP)から搬出し、次に第4の組G4の多段ユニットに属するエクステンション・クーリングユニット(EXTCOL)へ搬送する。このユニット(EXTCOL)内でウエハWは次工程すなわち周辺露光装置33における周辺露光処理に適した温度例えば24℃まで冷却される。この冷却後、主ウエハ搬送機構21は、ウエハWを直ぐ上のエクステンションユニット(EXT)へ搬送し、このユニット(EXT)内の載置台(図示せず)の上にウエハWを載置する。このエクステンションユニット(EXT)の載置台上にウエハWが載置されると、インターフェース部30の搬送アーム34が反対側からアクセスして、ウエハWを受け取る。そして、搬送アーム34はウエハWをインターフェース部30内の周辺露光装置33へ搬入する。周辺露光装置33において、ウエハW表面の周辺部の余剰レジスト膜(部)に光が照射されて周辺露光が施される。
周辺露光が終了した後、搬送アーム34が周辺露光装置33の筐体内からウエハWを搬出し、隣接する露光装置側のウエハ受取り台(図示せず)へ移送する。この場合、ウエハWは、露光装置へ渡される前に、バッファカセット32に一時的に収納されることもある。
露光装置で全面露光が済んで、ウエハWが露光装置側のウエハ受取り台に戻されると、インターフェース部30の搬送アーム34はそのウエハ受取り台へアクセスしてウエハWを受け取り、受け取ったウエハWを処理ステーション20側の第4の組G4の多段ユニットに属するエクステンションユニット(EXT)へ搬入し、ウエハ受取り台上に載置する。この場合にも、ウエハWは、処理ステーション20側へ渡される前にインターフェース部30内のバッファカセット32に一時的に収納されることもある。
ウエハ受取り台上に載置されたウエハWは、主ウエハ搬送機構21により、チリングホットプレートユニット(CHP)に搬送され、フリンジの発生を防止するため、あるいは化学増幅型レジスト(CAR)における酸触媒反応を誘起するため、例えば120℃で所定時間ポストエクスポージャーベーク処理が施される。
その後、ウエハWは、第1の組G1又は第2の組G2の多段ユニットに属する現像ユニット(DEV)に搬入される。この現像ユニット(DEV)内では、ウエハW表面のレジストに現像液が満遍なく供給されて現像処理が施される。この現像処理によって、ウエハW表面に形成されたレジスト膜が所定の回路パターンに現像されると共に、ウエハWの周辺部の余剰レジスト膜が除去され、更に、ウエハW表面に形成された(施された)アライメントマークMの領域に付着したレジスト膜が除去される。このようにして、現像が終了すると、ウエハW表面にリンス液がかけられて現像液が洗い落とされる。
現像工程が終了すると、主ウエハ搬送機構21は、ウエハWを現像ユニット(DEV)から搬出して、次に第3の組G3又は第4の組G4の多段ユニットに属するホットプレートユニット(HP)へ搬入する。このユニット(HP)内でウエハWは例えば100℃で所定時間ポストベーク処理される。これによって、現像で膨潤したレジストが硬化し、耐薬品性が向上する。
ポストベークが終了すると、主ウエハ搬送機構21は、ウエハWをホットプレートユニット(HP)から搬出し、次にいずれかのクーリングユニット(COL)へ搬入する。ここでウエハWが常温に戻った後、主ウエハ搬送機構21は、次にウエハWを第3の組G3に属するエクステンションユニット(EXT)へ移送する。このエクステンションユニット(EXT)の載置台(図示せず)上にウエハWが載置されると、カセットステーション10側のウエハ搬送用ピンセット4が反対側からアクセスして、ウエハWを受け取る。そして、ウエハ搬送用ピンセット4は、受け取ったウエハWをカセット載置台上の処理済みウエハ収容用のウエハカセット1の所定のウエハ収容溝に入れ、ウエハカセット1内に全ての処理済みのウエハWが収納された後、蓋開閉装置5が作動して蓋を閉じて処理が完了する。
次に、上記ホットプレートユニット(HP)及びチリングホットプレートユニット(CHP)を構成するこの発明に係る熱処理装置について、図4ないし図11を参照して詳細に説明する。ここでは、この発明に係る熱処理装置をレジスト塗布されたウエハWをプリベーク処理する加熱装置に適用した場合について説明する。
◎第1実施形態
図4は、この発明に係る熱処理装置の第1実施形態の加熱処理状態を示す断面図、図5は、加熱処理後の冷却状態を示す断面図である。
上記熱処理装置50は、図4及び図5に示すように、熱処理ユニットのケーシング(図示せず)内に、表面に塗布膜であるレジスト膜が形成されたウエハWを載置し加熱する載置台である加熱プレート51と、加熱プレート51の外周を包囲する外周リング52と、外周リング52の上方開口部を覆い、外周リング52と協働して処理室53を形成する蓋体54と、を具備している。
また、蓋体54の中央部に、パージ用の気体の供給口55が設けられており、蓋体54の外周と外周リング52の内周との間に、吸気口56が周設されている。この場合、吸気口56の隙間は、例えば約3〜6mmに形成されて、蓋体54と外周リング52とで構成される処理室53内における加熱処理時の雰囲気に悪影響を与えないように構成されている。
また、外周リング52の下部側と加熱プレート51との間に、排気口57が周設されている。この場合、排気口57は外周リング52の下端部に配置される段付きリング部材58に形成されている。この段付きリング部材58に形成される排気口57は、加熱プレート51の下面を支持し、加熱プレート51の外周面を包囲する略円形皿状のサポートリング59の側壁59aの外周部に装着される外向きフランジ部59bを有する排気分散リング59cと外周リング52との間に形成される排気通路60に連通して設けられている。このように排気通路60を、外周リング52の内周面と外向きフランジ部59bを有する排気分散リング59cとで形成することにより、排気通路60の一部に狭隘部を設けることができ、排気流速を高めて、吸気口56からの空気の取り込みを均等で円滑にすることができる。なお、外周リング52は、サポートリング59及び排気分散リング59cに対して分離可能に形成されている。
また、排気口57には排気管路61が接続されており、この排気管路61に排気手段例えば排気ポンプ62が介設されている。排気ポンプ62は、制御手段であるコントローラ70に電気的に接続されており、コントローラ70からの制御信号に基づいてON,OFFされるようになっている。
また、加熱プレート51にはヒータ51aが内蔵されている。この加熱プレート51に、例えば3つの貫通孔51bが形成されており、各貫通孔51bには、ウエハWの裏面を支持して昇降する支持ピン63がそれぞれ挿入されている。支持ピン63は、例えばシリンダ等を備えた昇降手段64により上下動する。支持ピン63は、加熱プレート51の上方まで上昇して上記主ウエハ搬送機構21との間でウエハWを授受したり、受け取ったウエハWを加熱プレート51に載置したりできる。昇降手段64はコントローラ70に電気的に接続されており、コントローラ70からの制御信号に基づいて、加熱処理時には下降して支持ピン63を加熱プレート51の表面下方に位置させ、加熱処理後の冷却時及び主ウエハ搬送機構21とのウエハWの受け渡し時には上昇して支持ピン63を加熱プレート51の上方へ位置させるようになっている。
蓋体54は、上面部である天板54aと、この天板54aの周端部に垂設される周側部54bとによって下面側が開口した略有底円筒状の形態を有している。天板54aは、加熱プレート51上のウエハWに対向している。天板54a上の中央部には、パージ用の気体例えば空気,窒素ガス又は不活性ガス等のガスのガス供給源65に連通したパージ用ガスのガス供給管路66が接続する供給口55が設けられている。また、ガス供給管路66には流量調整弁67が介設されており、流量調整弁67にはコントローラ70が電気的に接続されている。したがって、コントローラ70からの信号に基づいて流量調整弁67が開放することにより、ガス供給源65の空気,窒素ガス又は不活性ガス等のガスの所定流量を、ガス供給管路66を介して供給口55に供給し、供給口55から処理室53内に導入することができる。
なお、上記蓋体54における供給口55部には、供給口55を介して処理室53内に供給されるガスを放射方向に分流する分散ノズル68が配設されており、この分散ノズル68の下方と加熱プレート51との間には、例えば多数の通気孔(図示せず)を設けた円形状の2つの第1及び第2の整流板69a,69bが上下に並設されている。この場合、分散ノズル68は、円盤状に形成されており、中心部に設けられた供給口55に連通する円形凹所に放射状に放射流路が設けられている。
なお、蓋体54全体は、シリンダ等を備えた図示しない昇降機構により上下動自在であり、ウエハWの搬入出時に蓋体54が上下動されようになっている。
なお、コントローラ70は、中央演算処理装置(CPU)を具備しており、このコントローラ70に予め記憶されたプログラムに基づいて、所定のタイミングで、上記流量調整弁67の開閉及び流量制御,排気ポンプ62のON,OFF及び支持ピン63の昇降手段64のON,OFF等が行われるようになっている。
次に、この発明に係る熱処理装置50の動作態様について説明する。まず、ウエハWが熱処理装置50に搬送される前に、ガス供給源65からパージ用のガスが供給され始める。また、加熱プレート51は、ヒータ51aにより所定の加熱温度、例えば100〜140℃に維持される。
そして、塗布装置においてレジストの塗布処理が終了し、主ウエハ搬送機構21に保持されたウエハWは、図示しないケーシング内に搬送され、加熱プレート51の上方で予め上昇して待機していた支持ピン63に受け渡される。続いて蓋体54が下降し、外周リング52と一体となって処理室53が形成される。一方、支持ピン63が下降してウエハWは加熱プレート51上に載置される。このとき、ガス供給源65から供給口55を介して処理室53内にガスが供給されると共に、排気ポンプ62が作動して、処理室53内に供給されたガスが分散ノズル68によって放射方向に分流された後、第1の整流板69a,第2の整流板69bを通過して、気流の方向が加熱プレート51の周側部側に向けられる。第2の整流板69bを通過したガスは、ウエハW表面に達することなく、周側部と排気分散リング59cとで構成された排気通路60を通って排気口57から排気管路61内に流れ、装置外部に排気される。この際、吸気口56から空気が処理室53内に取り込まれて、パージ用のガスと共に排気通路60及び排気口57を介して装置外部に流れるので、加熱処理により発生したガス状の昇華物等の不純物の一部は、排気口57に接続する排気管路61を介して外部に排気される。
所定時間の加熱が終了すると、図5に示すように、蓋体54は閉じた状態で、再び支持ピン63が上昇してウエハWが加熱プレート51の表面から離間される。この状態においても、ガス供給源65からガスが処理室53内に供給されると共に、処理室53内に供給されたガスと吸気口56から処理室53内に取り込まれた空気を排気通路60及び排気口57を介して装置外部に排気される。これにより、処理室53内の雰囲気温度を昇華物が発生しない温度例えば70℃まで冷却されるので、昇華物等の不純物の発生を抑制することができる。
所定の時間、冷却した後、蓋体54が上昇して処理室53が開放される。処理室53が開放されると、ガスの供給が停止される。また、排気ポンプ62が調節されて、排気量を少量にする。
そして、支持ピン63上のウエハWは、再びケーシング内に進入した主ウエハ搬送機構21に受け渡され、熱処理装置50から搬出される。
この第1実施形態によれば、ガス供給源65から処理室53内に供給されるガスに対して、吸気口56から処理室53内に取り込まれる空気を加えた量を排気することができるので、蓋体54の下部裏面(具体的には天板54aの裏面,第2の整流板69b)や外周リング52の内周面等に昇華物等の不純物が付着するのを抑制することができる。したがって、加熱処理後に蓋体54を開放してウエハWを主ウエハ搬送機構21に受け渡す際に昇華物等の不純物が処理室53から放出されて、主ウエハ搬送機構21のアーム部やウエハWに降りかかるのを防止することができる。
◎第2実施形態
図6は、この発明に係る熱処理装置の第2実施形態の使用状態を示す断面図、図7は、第2実施形態の使用状態における要部平面図である。
第2実施形態は、第1実施形態に対して、加熱処理後の冷却時間を短縮して、スループットの向上を図れるようにした場合である。すなわち、外周リング52の一側に、シャッタ80により開閉可能な開口部81を設け、この開口部81を介して加熱プレート51の上方に対して進退移動可能な冷却板82を設けた場合である。
この場合、シャッタ80は、シリンダ装置等の開閉移動機構83の駆動によって開口部81を開閉し得るように構成されており、また、冷却板82は、移動手段である移動機構84によって加熱プレート51の上方位置と外周リング52の外側の待機位置に移動可能に構成されている。
また、冷却板82は、例えばアルミニウム合金製材料あるいはステンレス鋼製材料等の熱伝導率の良好な材料にて形成されており、図8に示すように、熱源例えば冷却媒体を流通する冷却流路85を有すると共に、加熱プレート51上のウエハWの受け渡し時に、ウエハWを押し上げる支持ピン63との干渉を回避する開口溝86が形成されている。また、冷却板82は、ウエハWを冷却板82上に隙間を空けて支持するギャップピン87を有しており、ウエハWにパーティクル等が付着するのを防止して、効率よく冷却することができるように形成されている。
開口溝86は、冷却板82の先端部から基部に向かって平行に、長い開口溝86aと短い開口溝86bの2本からなり、加熱プレート51上のウエハWを受け取る際に、3本の支持ピン63のうちの2本が長い開口溝86aに嵌挿され、残りの1本が短い開口溝86bに嵌挿されるように形成されている(図7参照)。
冷却流路85は、管状の流路により形成されており、管内に冷却媒体例えば冷却水を循環させることにより、冷却板82の熱を吸熱して、冷却板82上に載置されるウエハWを冷却可能に形成されている。なお、ウエハWを冷却するものであれば、管内を循環させるものは冷却水に限られず、例えば冷却用のガス等を用いることも可能である。また、冷却流路85の代わりにペルチェ素子等を用いて冷却することも勿論可能である。
また、開閉移動機構83及び移動機構84は、それぞれコントローラ70に電気的に接続されており、コントローラ70からの制御信号に基づいて、シャッタ80の開閉,冷却板82の加熱プレート51の上方位置に対する進退移動が行われるようになっている。
なお、第2実施形態において、その他の部分は第1実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
第2実施形態によれば、第1実施形態と同様に、ガス供給源65から供給口55を介してガスを処理室53内に供給すると共に、排気ポンプ62を駆動して、処理室53内に供給されたガスと共に吸気口56から処理室53内に取り込まれた空気を排気通路60及び排気口57を介して排気した状態で、ウエハWを加熱プレート51上に載置して加熱処理を行う。そして、加熱処理を行った後、コントローラ70からの制御信号に基づいて昇降手段64を駆動して支持ピン63を上昇させてウエハWを加熱プレート51から離して、加熱プレート51の上方へ進入する冷却板82上にウエハWを載置して冷却することができる。したがって、加熱処理後のウエハWを冷却板82によって強制的に冷却して、処理室53内の雰囲気温度を昇華物が発生しない温度例えば70℃まで冷却することができ、昇華物等の不純物の発生を抑制することができる。
これにより、第2実施形態によれば、第1実施形態に比べて、スループットの向上を図ることができる。
◎第3実施形態
図9は、この発明に係る熱処理装置の第3実施形態の加熱処理の初期状態を示す断面図、図10は、第三実施形態の加熱処理の後半の状態を示す断面図である。
第3実施形態は、加熱処理時に発生するミストを含むガス状の昇華物が蓋体54や外周リング52に付着するのを抑制すると共に、加熱処理の精度の向上を図れるようにした場合である。すなわち、図9及び図10に示すように、蓋体54を例えばシリンダ装置によって形成される接離移動手段90によって昇降可能に支持し、接離移動手段90の駆動によって、蓋体54を加熱プレート51の上面に対して接離移動可能に形成した場合である。この場合、接離移動手段90は、コントローラ70に電気的に接続されており、コントローラ70からの制御信号に基づいて蓋体54は加熱プレート51の上面から離間した位置と、加熱プレート51に接近させる位置に、接離移動されるようになっている。
なお、第3実施形態において、その他の部分は第1実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
第3実施形態によれば、第1実施形態と同様に、ガス供給源65から供給口55を介してガスを処理室53内に供給すると共に、排気ポンプ62を駆動して、処理室53内に供給されたガスと共に吸気口56から処理室53内に取り込まれた空気を排気通路60及び排気口57を介して排気した状態で、ウエハWを加熱プレート51上に載置して加熱処理を行う。この際、加熱処理を行う初期には、接離移動手段90を駆動して蓋体54を加熱プレート51から離間して、特に溶剤を含んだ塗布材料から発生するガス状の昇華物に含まれるミストの蓋体54内面及び第2の整流板69bへの付着を抑制することができる。また、加熱処理の後半には、接離移動手段90を駆動して蓋体54を加熱プレート51に対して接近させることにより、処理雰囲気を均等で自然滞留の発生しない適正な高さとすることができるので、処理精度を向上させることができる。
◎第4実施形態
図11は、この発明に係る熱処理装置の第4実施形態の使用状態を示す断面図である。
第4実施形態は、加熱処理時に発生する昇華物の外周リング52への付着を更に抑制するようにした場合である。すなわち、図11に示すように、外周リング52に発熱体例えば可変ヒータ52aを内蔵させると共に、可変ヒータ52aの温度を温度調整器52bによって調整可能に形成する。なお、温度調整器52bはコントローラ70に電気的に接続されており、コントローラ70からの制御信号に基づいて可変ヒータ52aの温度が、昇華物が外周リング52の内周面に付着しない温度つまり昇華物が固形状になる温度(約70℃)より高い温度例えば約150℃になるように設定されている。
なお、第4実施形態において、その他の部分は第1実施形態〜第3実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
このように構成することにより、加熱処理時に外周リング52に内蔵された可変ヒータ52aの温度を、加熱処理により発生する昇華物が固化しない温度にすることができ、昇華物の外周リング52の内壁への付着を抑制することができる。
なお、図11には、第1実施形態の熱処理装置50における外周リング52に可変ヒータ52aを内蔵した場合について説明したが、第2実施形態及び第3実施形態における外周リング52にも同様に可変ヒータ52aを内蔵し、温度調整器52bによって温度調整可能に形成することができる。
◎第5実施形態
図12は、この発明に係る熱処理装置の第5実施形態を示す断面図である。
第5実施形態は、処理室53内に発生する昇華物等の不純物が処理室53内から排出されたか否かを監視するようにした場合である。すなわち、図12に示すように、排気口57に接続する排気管路61に切換弁61bを介して監視用バイパス管路61aを分岐し、この監視用バイパス管路61aに排気中の不純物(異物)濃度を検出する検出手段例えば透過型のレーザーセンサ100を取り付けると共に、このレーザーセンサ100及び切換弁61bとコントローラ70とを電気的に接続する。そして、加熱処理後、切換弁61bを切り換えて排気管路を流れる排気流中の異物濃度を監視用バイパス管路61aに流してレーザーセンサ100によって排気中の昇華物等の不純物(異物)を検出し、レーザーセンサ100によって検出された検出信号をコントローラ70に送る。この検出信号に基づいて、コントローラ70に具備されたCPUによって検出された不純物(異物)の量に応じて後処理の時間が自動制御される。そして、検出された不純物(異物)が所定量以下の場合は、加熱処理後の後処理を続行、すなわちコントローラ70からの制御信号に基づいて加熱処理後のウエハWの主ウエハ搬送機構21への受け渡し、その後に次のウエハWを主ウエハ搬送機構21から受け取って加熱処理を続行する。また、レーザーセンサ100によって予め設定された不純物(異物)が所定量より多いと検出された場合は、表示手段例えばアラーム200に信号を送って作業者に知らせる。
したがって、処理室53内に発生する昇華物等の不純物が処理室53内から排出されたか否かを常時監視することができるので、熱処理を安全に行うことができ、更に、装置の信頼性の向上が図れる。
なお、第5実施形態において、その他の部分は第1実施形態〜第4実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。なお、図12では、第1実施形態の熱処理装置の排気管路61に切換弁61bを介して監視用バイパス管路61aを分岐し、この監視用バイパス管路61aにレーザーセンサ100を設けた場合について説明したが、第2実施形態〜第4実施形態における排気管路61に、同様に切換弁61bを介して監視用バイパス管路61aを分岐し、この監視用バイパス管路61aにレーザーセンサ100を設けることができる。
◎その他の実施形態
上記実施形態では、この発明に係る熱処理装置をプリベーク処理する加熱装置に適用した場合について説明したが、プリベーク処理以外の加熱装置、例えばホットプレートユニット(HP)及びチリングホットプレートユニット(CHP)を構成する熱処理装置についても同様に適用することができ、同様の効果が得られる。
また、上記実施形態では、この発明に係る熱処理装置を半導体ウエハのレジスト塗布・現像処理システムにおける加熱処理装置に適用した場合について説明したが、LCDガラス基板のレジスト塗布・現像処理システムにおける加熱処理装置にも適用できることは勿論である。
この発明に係る熱処理装置を適用したレジスト塗布・現像処理システムの一例を示す概略平面図である。 上記レジスト塗布・現像処理システムの概略正面図である。 上記レジスト塗布・現像処理システムの概略背面図である。 この発明に係る熱処理装置の第1実施形態の使用状態を示す断面図である。 上記熱処理装置の加熱処理後の冷却状態を示す断面図である。 この発明に係る熱処理装置の第2実施形態の使用状態を示す断面図である。 第2実施形態の使用状態における要部平面図である。 第2実施形態における冷却板を示す概略平面図である。 この発明に係る熱処理装置の第3実施形態の加熱処理の初期状態を示す断面図である。 第三実施形態の加熱処理の後半の状態を示す断面図である。 この発明に係る熱処理装置の第4実施形態の加熱処理状態を示す断面図である。 この発明に係る熱処理装置の第5実施形態の加熱処理状態を示す断面図である。
符号の説明
W 半導体ウエハ(被処理基板)
51 加熱プレート(載置台)
52 外周リング
52a 可変ヒータ
52b 温度調整器
53 処理室
54 蓋体
55 気体供給口
56 吸気口
57 排気口
60 排気通路
61 排気管路
61a 監視用バイパス管路
61b 切換弁
62 排気ポンプ(排気手段)
63 支持ピン
64 昇降手段
70 コントローラ(制御手段)
80 シャッタ
81 開口部
82 冷却板
83 シャッタ開閉移動機構
84 冷却板移動機構(移動手段)
90 接離移動手段
100 レーザーセンサ(検出手段)
200 アラーム(表示手段)

Claims (5)

  1. 表面に塗布膜が形成された被処理基板を載置し加熱する載置台と、上記載置台の外周を包囲する外周リングと、上記外周リングの上方開口部を覆う蓋体と、上記載置台を貫通して、上記被処理基板を昇降可能に支持する支持ピンと、を具備する熱処理装置であって、
    上記蓋体の中央部に、気体供給口を設けると共に、蓋体の外周と上記外周リングの内周との間に、吸気口を周設し、
    上記外周リングの下部側と上記載置台との間に、排気口を周設すると共に、この排気口に接続する排気管路に排気手段を介設し、
    上記支持ピンの昇降手段及び排気手段を制御する制御手段を具備してなり、
    上記被処理基板が載置台に載置されて加熱処理された後、上記制御手段からの制御信号に基づいて上記支持ピンを上昇させて被処理基板を載置台から離して冷却するように形成してなる、
    ことを特徴とする熱処理装置。
  2. 表面に塗布膜が形成された被処理基板を載置し加熱する載置台と、上記載置台の外周を包囲する外周リングと、上記外周リングの上方開口部を覆う蓋体と、上記載置台を貫通して、上記被処理基板を昇降可能に支持する支持ピンと、を具備する熱処理装置であって、
    上記蓋体の中央部に、気体供給口を設けると共に、蓋体の外周と上記外周リングの内周との間に、吸気口を周設し、
    上記外周リングの下部側と上記載置台との間に、排気口を周設すると共に、この排気口に接続する排気管路に排気手段を介設し、
    上記外周リングの一側に、シャッタにより開閉可能な開口部を設け、
    上記開口部を介して上記載置台の上方に対して進退移動可能な冷却板を設け、
    上記支持ピンの昇降手段、排気手段及び冷却板の移動手段を制御する制御手段を具備してなり、
    上記被処理基板が載置台に載置されて加熱処理された後、上記制御手段からの制御信号に基づいて上記支持ピンを上昇させて被処理基板を載置台から離して、上記載置台の上方へ進入する上記冷却板により被処理基板を載置して冷却するように形成してなる、
    ことを特徴とする熱処理装置。
  3. 表面に塗布膜が形成された被処理基板を載置し加熱する載置台と、上記載置台の外周を包囲する外周リングと、上記外周リングの上方開口部を覆う蓋体と、上記載置台を貫通して、上記被処理基板を昇降可能に支持する支持ピンと、を具備する熱処理装置であって、
    上記蓋体の中央部に、気体供給口を設けると共に、蓋体の外周と上記外周リングの内周との間に、吸気口を周設し、かつ、蓋体を上記載置台に対して接離移動可能に形成し、
    上記外周リングの下部側と上記載置台との間に、排気口を周設すると共に、この排気口に接続する排気管路に排気手段を介設し、
    上記支持ピンの昇降手段、排気手段及び蓋体の接離移動手段を制御する制御手段を具備してなり、
    上記制御手段からの制御信号に基づいて、上記載置台上に被処理基板を載置して加熱処理を行う初期には、上記蓋体を上記載置台から離間し、加熱処理の後半には、蓋体を載置台に対して接近させるように形成してなる、
    ことを特徴とする熱処理装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の熱処理装置において、
    上記外周リングに、加熱処理により発生する昇華物等の不純物の付着を防止するための発熱体を具備すると共に、この発熱体を温度調整可能に形成してなる、ことを特徴とする熱処理装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の熱処理装置において、
    上記排気口に接続する排気管路に監視用バイパス管路を分岐し、この監視用バイパス管路に排気中の不純物を検出する検出手段を取り付け、この検出手段によって検出された検出信号に基づいて、検出された不純物が所定量以下の場合は、後処理を続行し、不純物が所定量より多い場合は、表示手段に信号を送る制御手段を具備してなる、ことを特徴とする熱処理装置。
JP2006056637A 2006-03-02 2006-03-02 熱処理装置 Active JP4519087B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006056637A JP4519087B2 (ja) 2006-03-02 2006-03-02 熱処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006056637A JP4519087B2 (ja) 2006-03-02 2006-03-02 熱処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007234980A JP2007234980A (ja) 2007-09-13
JP4519087B2 true JP4519087B2 (ja) 2010-08-04

Family

ID=38555239

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006056637A Active JP4519087B2 (ja) 2006-03-02 2006-03-02 熱処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4519087B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4833005B2 (ja) * 2006-09-11 2011-12-07 大日本スクリーン製造株式会社 基板処理装置および基板処理方法
JP2009099671A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Renesas Technology Corp 塗布装置およびそれを用いた半導体装置の製造方法
JP2012164839A (ja) * 2011-02-08 2012-08-30 Lintec Corp 板状部材の支持装置及び支持方法、並びに、シート剥離装置及び剥離方法
JP6792368B2 (ja) * 2016-07-25 2020-11-25 株式会社Screenホールディングス 熱処理装置、基板処理装置および熱処理方法
JP6926765B2 (ja) * 2017-07-19 2021-08-25 東京エレクトロン株式会社 基板加熱装置及び基板加熱方法
JP7269713B2 (ja) * 2018-10-09 2023-05-09 東京エレクトロン株式会社 基板冷却装置及び基板冷却方法

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09199408A (ja) * 1996-01-19 1997-07-31 Canon Inc 熱処理装置
JP2001307978A (ja) * 2000-04-18 2001-11-02 Tokyo Electron Ltd 基板載置台
JP2002228375A (ja) * 2001-01-26 2002-08-14 Tokyo Electron Ltd 加熱処理装置
JP2002324790A (ja) * 2001-04-25 2002-11-08 Tokyo Electron Ltd 基板処理装置
JP2003045790A (ja) * 2001-08-02 2003-02-14 Tokyo Electron Ltd 基板熱処理装置及びその整流機構並びに整流方法
JP2004022805A (ja) * 2002-06-17 2004-01-22 Tokyo Electron Ltd 熱的処理装置および熱的処理方法
JP2005055760A (ja) * 2003-08-06 2005-03-03 Seiko Epson Corp 投射型表示装置および投射型表示装置の制御方法
JP2005123433A (ja) * 2003-10-17 2005-05-12 Tokyo Electron Ltd 熱処理装置、および異物検出方法並びに異物除去方法
JP2005150696A (ja) * 2003-10-22 2005-06-09 Tokyo Electron Ltd 熱処理装置および熱処理方法
JP2005183638A (ja) * 2003-12-18 2005-07-07 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板熱処理装置
JP2005203712A (ja) * 2004-01-19 2005-07-28 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板加熱装置および基板加熱方法
JP2006032606A (ja) * 2004-07-15 2006-02-02 Tokyo Electron Ltd 基板加熱装置及び基板加熱方法

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09199408A (ja) * 1996-01-19 1997-07-31 Canon Inc 熱処理装置
JP2001307978A (ja) * 2000-04-18 2001-11-02 Tokyo Electron Ltd 基板載置台
JP2002228375A (ja) * 2001-01-26 2002-08-14 Tokyo Electron Ltd 加熱処理装置
JP2002324790A (ja) * 2001-04-25 2002-11-08 Tokyo Electron Ltd 基板処理装置
JP2003045790A (ja) * 2001-08-02 2003-02-14 Tokyo Electron Ltd 基板熱処理装置及びその整流機構並びに整流方法
JP2004022805A (ja) * 2002-06-17 2004-01-22 Tokyo Electron Ltd 熱的処理装置および熱的処理方法
JP2005055760A (ja) * 2003-08-06 2005-03-03 Seiko Epson Corp 投射型表示装置および投射型表示装置の制御方法
JP2005123433A (ja) * 2003-10-17 2005-05-12 Tokyo Electron Ltd 熱処理装置、および異物検出方法並びに異物除去方法
JP2005150696A (ja) * 2003-10-22 2005-06-09 Tokyo Electron Ltd 熱処理装置および熱処理方法
JP2005183638A (ja) * 2003-12-18 2005-07-07 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板熱処理装置
JP2005203712A (ja) * 2004-01-19 2005-07-28 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板加熱装置および基板加熱方法
JP2006032606A (ja) * 2004-07-15 2006-02-02 Tokyo Electron Ltd 基板加熱装置及び基板加熱方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007234980A (ja) 2007-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4601070B2 (ja) 熱処理装置
US7641404B2 (en) Substrate processing apparatus
US9059224B2 (en) System and method for treating substrate
JP4464439B2 (ja) 基板処理装置
JP2006303104A (ja) 加熱装置、塗布、現像装置及び加熱方法
JP2008091376A (ja) 基板処理装置及び基板処理方法並びに基板処理装置の用力供給装置及び基板処理装置の用力供給方法
JP5002471B2 (ja) 基板洗浄装置、基板洗浄方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
JP4519087B2 (ja) 熱処理装置
JP4148346B2 (ja) 熱処理装置
KR102315667B1 (ko) 기판 처리 방법 및 장치
JP4005609B2 (ja) 基板処理装置及び基板処理方法並びに基板の製造方法
JP5003523B2 (ja) 熱処理装置、熱処理方法、塗布、現像装置及び記憶媒体
KR101084457B1 (ko) 기판 처리에 있어서의 배기 장치
US20100330273A1 (en) Substrate processing apparatus and substrate processing method for heat-treating substrate
JP4827263B2 (ja) 熱処理装置
JP4014031B2 (ja) 基板処理装置及び基板処理方法
JP4466966B2 (ja) 基板処理装置
JP2007201077A (ja) 基板処理装置
KR102386210B1 (ko) 가열 플레이트 냉각 방법과 기판 처리 장치 및 방법
JP3202954B2 (ja) 処理液供給装置
KR102121058B1 (ko) 버퍼챔버를 이용한 건식 및 습식처리 시스템 및 이를 이용한 기판처리 방법
JP2008053355A (ja) 塗布処理方法、プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体及び塗布処理装置
JP3966884B2 (ja) 基板処理装置及び基板処理方法並びに基板の製造方法
KR101768518B1 (ko) 반송 챔버, 기판 처리 설비, 그리고 기판 반송 방법
KR102099103B1 (ko) 가열 플레이트 냉각 방법 및 기판 처리 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100518

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100518

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4519087

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250