JP4517209B2 - 加熱加工食品用カップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、下細のカップ側筒がクラフト紙などの下級洋紙やプラスチックシート製の加熱菓子用紙カップの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
飲料用カップは、その側筒が紙製のものとプラスチック製のものが多く、紙製カップでは、紙繊維の形状(長さ、太さ)が揃い、しかもその繊維が均斉に存在するように、紙カップ用として特別に抄造した“カップ原紙”という紙厚225g/m以上のものを用いる。
焼き菓子用紙カップは、“カップ原紙”に比べ極めて粗質なクラフト紙、つまり40〜150g/mという薄く、しかも表面が粗く、均度小で引き破り易い下級洋紙やプラスチックシートを用いる。
【0003】
すなわち、紙カップ用として不向きの下級洋紙やプラスチックシートを焼き菓子用紙カップ側筒に使う理由としては、クラフト紙などの下級洋紙は組織繊維の長さが長いため、特に耐熱性に優れていることと、薬品処理による晒加工を施していない未晒クラフト紙やポリエチレンテレフタレート所謂PETは食品衛生的にも好ましいことと、菓子種中の油脂分の加熱中に容器用紙中への流入油脂による透明化部分のムラが未晒クラフト紙やPETシートでは、目立たないということとが主な理由である。
【0004】
そして下級洋紙で作った従来の焼き菓子用紙カップ(紙製容器)としては、登録実用新案第3018132号公報記載のものが有る。
この従来例は、図6に示すように、ほぼ弧形短冊状の紙からなるブランク1をその長さ方向に丸め、その端部1a同士を接着部2で接着して中空円錐台形のカップ側筒3を作り、その小径周辺3aの内周面に底紙4を接合した紙カップを作るに当り、前記カップ側筒3の小径周辺3a内に、その余長周面部3Aを存して丸皿状の底紙4の周面4aを図7(a)のように接面定位するとともに、前記余長周面部3Aで底紙周面4aを図7(b)のように外から中に包んで折り返し、この折り返し部6をさらに底紙周面4aと共に図7(c)のように内向きに折り曲げ重ね潰して重ね潰し接合部7とすることで、前記カップ側筒3の小径周辺3aの端部に底紙4を接合した熱加工ケーキ用紙カップCの底筒と底板との結合構造である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この従来例における前記丸皿状の底紙4の周面4aは、その量産時に円形底紙の周辺を立ち上げるための上下の絞りダイに挟んで絞り込み形成したものであるため、底紙周面4aには、円形底紙周辺部の内径・外径差に基づく多くの縦ジワが生じ、これら縦ジワ同士が部分的に折り重なる結果、縦ジワ重合による凹凸部が多数個所に生じる。
また、この凹凸部の他に、前記折り重ね接合部7の形成に基づく多重紙の剛性によるシワ寄せ作用により、カップ側筒3の下端周面に多数の縦ジワ重合の凹凸部が生じる。
【0006】
これら凹凸部は、上記底紙周面4aの高さが底紙厚の10〜20倍(約1〜2mm)以内の比較的に低い場合は目立たず問題ないが、側筒3の小径端内周面に対し、底紙周面4aの接合強度を増すべく、その高さを底紙厚の30〜50倍の高さ約3〜5mmに設定した場合には、上記底紙周面4aの前記多数の凹凸部や折り重ね接合に基づく前記凹凸部による0.1〜0.3mm程の食み出し突部8が図6のように底紙4の周辺における側筒3の下部外周面に多数発生する。
【0007】
したがって、これらカップ側筒3の食み出し突部8が有るカップCの多数を図8のように重積(スタッキング)して出荷した後、ユーザがカップ重積体からカップCを一つずつ引き抜き分離する際に、前記食み出し突部8がその外側のカップの内面に図7のように0.1〜0.3mm程食い込んでしまっているためと、各側筒同士が面接触してしまっているため、各側筒の間に空気が入り込みづらいこととにより、カップの単品分離が極めて実行しづらく、その作業性を著しく阻害していたという本質的かつ、重大な問題点が有る。
【0008】
また、前記従来例のほかに、カップ側筒に凹凸を設けて少しでもカップ重積体からカップ単品を分離し易くした従来例として、本願出願人が先に提案した登録実用新案第3046289号公報記載のもののように、ロール紙または枚葉紙に所定の襞、絵柄、文字などの凹凸模様を浮き出し、打ち抜いた扇形のブランクの両側端をノリ付けし、中空円錐筒形に成形した周壁(カップ側筒)と、この周壁の底部に挿入した底板とを有したカップの内部に混捏した菓子たねを収容した状態で、焼きまたは蒸し加工して菓子と一体に製品となる熱加工菓子用のカップも周知である。
【0009】
ところが、この従来例においても、カップ側筒と底紙との接合部外面には、依然として多数の突部が出来てしまうので、この突部による単品分離の困難性は未だに解決できなかったという問題点が有る。
【0010】
この発明は、前記した各問題点を除去するために、上広がりのカップ側筒の小径周辺を満遍なく内側に絞り込んで先細周面を形成するとともに、この周面の内面に配した丸皿状の底紙の周面をカップ側筒先細周面と共に折り重ねて潰し接合することで、前記先細周面の端部外面に多数の食み出し突部が有っても、これら多数の食み出し突部をその外側に重合したカップ内面に接触しなくすることと、先細周面と側筒周面凸部により、隣接カップ側筒同士の接触面積を減じて側筒同士の接触摩擦抵抗を減少させることと、側筒に形成した凸部による側筒同士のスキマから側筒同士の間に空気を入り込ませることとにより、多数のカップの重積体からカップ単品を一つずつ分離し易くすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記したこの発明の目的は、下級洋紙やプラスチックシートをほぼ弧形短冊状に形成したブランクをその長さ方向に丸め、その端部同士を接着部で接着して中空円錐台形のカップ側筒を作り、その小径周辺の内周面に底紙を接合した紙カップを作るに当り、前記カップ側筒の周面には、凸部を形成し、かつ、この側筒の小径周辺を部分的に満遍なく内側に絞り込んで先細周面を形成し、その余長周面部を存して先細周面内に丸皿状の底紙の周面を下向きにして接面定位するとともに、前記余長周面部で底紙周面を外から内側に包み込んで折り返し、この折り返し部をさらに底紙周面と共に内向きに折り曲げ重ね潰すことで、重ね潰し接合部を形成して前記カップ側筒先細周面の端部に底紙を接合したことで達成できた。
【0012】
なお、前記先細周面の端部周面内に丸皿状の底紙の周面を前記端部周面の端縁に向けて接面定位するとともに、この端部周面と前記底紙周面とを合わせてこれら各周面をその中間部で折り返し、この折り返し部と前記底紙との間における前記先細周面と底紙周面とを合わせて内向きに折り畳み重ね潰すことで、重ね潰し接合部を形成してもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態例について図面を参照して説明する。
先ず、この発明の基本形態は、図1、図2に示すように、40〜80g/m程度の薄手クラフト紙などの下級洋紙または、PETシートなどのプラスチックシートを加熱プレス加工とか凹凸ローラ加工などの周知手段で所望数の縦線状凸部を形成した後、ほぼ弧形短冊状に形成したブランク1をその長さ方向に図1のように丸め、その端部1a同士を糊料または、ヒートシールによる接着部2で接着して中空円錐台形で、外周面または内周面に上記ブランク1の凸部による所望数の縦線状凸部3Aを有するカップ側筒3を作る。
そして、これを図1のように必要に応じ十文字やV字形の通気性スリット4Aや通気小孔4Bによる通気部を形成した丸皿状の底紙4を図3(a)のように上向きに載置した二段上細の円錐台形のマンドレルMに被せる。
【0014】
その後、前記カップ側筒3の小径周辺3aを手指または図3(a)のような逆丸皿状の加熱回転押圧体などの押しダイD1でマンドレルMの上部先細周面M1に沿わせ部分的に内側に絞り込んで図3(b)に示すようなカップ側筒3よりも内側に2°〜5°傾斜した先細周面5を形成するとともに、この周面5の上部には底紙4の立上げ周縁から2〜4mm突き出た余長周面部5aを残存させておく。
【0015】
次いで、上記余長周面部5aで底紙周面4aを同図3(c)のように下面に折り絞り用凹所d2 が有る押しダイD2で外から中に包み込んで同図3(d)のように紙やプラスチック固有の剛性に抗して折り返し、この折り返し部6をさらに底紙周面4aと共に内向きに同図3(e)のように押し潰しダイD3で紙やプラスチックシートの剛性に抗し折り曲げ重ね潰すことで、同図(e)のような重ね潰し接合部7を形成して、前記カップ側筒先細周面5の端部に底紙4を接合した後、必要に応じ同図3の(f)のような中央突部M2が有るマンドレルMと上記突部M2に対応した凹部d4 が有る押しダイD4で底紙4を外向きに膨出させ、かつ、側筒3の外周面または内周面あるいは両面に縦線状の凸部3Aを突設した図1および図2に示すような本発明による加熱加工食品用カップCを構成できる。
【0016】
なお、この発明による前記カップ側筒3の小径周辺3aを部分的に満遍なく内側に絞り込んで先細周面5を形成し、その端部周面5b内に丸皿状の底紙4の周面4aを前記端部周面5bの端縁に向けて接面定位するとともに、この端部周面5bと前記底紙周面4aとを合わせてこれら各周面をその中間部で折り返し、この折り返し部6と前記底紙4との間における前記先細周面5と底紙周面4aとを合わせて内向きに折り畳み重ね潰すことで、図4に示すような五重断面構造の重ね潰し接合部7を形成して前記カップ側筒先細周面5の端部周面5bに底紙4を接合してもよい。
また、側筒ブランク1がPETシートの場合には、ヒートシール接着し易くするため、加熱接着性樹脂等を予じめシートにコーティングまたはラミネート接着させておく。
【0017】
そして、前記カップCの多数を図5のように重積した場合、底紙周辺における側筒先細周面5の端部に前記底紙周面4aの凹凸部や折り重ね接合による食み出し突部8が有っても、先細周面5の上縁5Aよりも底紙周面対向部分における先細周面5の端部の方が小径のため、上記先細周面5の付近の食み出し突部8は、その外側のカップ内面に同図5のように接することがなく、しかも先細周面5と側筒凸部3Aとによる隣接カップ側筒同士の接触面積の減小に伴なう側筒同士の接触摩擦抵抗の減少により、また、各側筒3同士の間に上記凸部3Aによる間隙から空気が入り込むことにより、カップ重積体からカップ単品を1個ずつ容易に引き出し取出すことができた。
【0018】
また、本発明によるカップC内に菓子種を入れても、底紙4の通気性スリット4Aや通気小孔4Bからは菓子種が漏出することがなく、そのまま炉内で焼成するか、または蒸し釜で蒸すと菓子種が加熱膨脹すると共に、菓子種中の小麦デンプンがアルファ化して食用可能な焼菓子または蒸し菓子となるが、この際前記重ね潰し接合部7は、紙やプラスチックシート固有の剛性に抗して強固に折り重ね潰して有るので、上記接合部7は、妄りに接合が戻ったり変形することがない。
【0019】
すなわち、カップC内の菓子種、つまり「ドウ」の大半を占める小麦デンプンは、60℃以上の加熱で糊化し、カップの内壁から底紙をも糊着し固化する。
カップ側筒3を形成するため、側筒ブランク1の両端を貼り合わせる接着部2は、小麦デンプンが熱により糊化する以前の膨張による膨張圧を受けるので、この部分の接着には充分意を注ぐ必要があるが、側筒下部と底紙4との接合部付近や、通気性スリット4Aや通気小孔4Bによる1〜3mm程度以下のスキマがあっても、ドウの填入時、あるいは填入後の加熱糊化等により、上記スリット4Aや小孔4Bからドウが漏出する懸念はない。
【0020】
また、カップC内に菓子種以外の例えばグラタン生地や麺類等を入れて、カップC内で、加熱調理するようにしてもよい。
なお、図1における符号mで示す部分は、ミシン目状切断線であり、また、同図中符号Pで示す部分は、カップCをその接着部2から周方向に千切って引き剥し易くするための引き剥し用摘み片であり、さらに、前記各図におけるカップCの紙厚は分り易くするため拡大誇張してある。
【0021】
【実施例】
カップCの高さを60mmとし、その開口角度をカップ中心線に対して約7度とすると共に、先細周面5の斜辺長さを約8mm、その内向き角度をカップ側筒3に対し約3度とした図2の例では、カップ底紙4の周縁部に対向した前記先細周面5の下端周面がその上縁5Aに接した外側のカップ側筒3の内面に対して、8mm×sin 3°=0.42mmだけ小径となっているから、底紙4の周辺における前記先細周面5の下端周面付近に多数の食み出し突部8が有っても、各突部8の食み出し高さが、上記0.42mm以内であれば、図5のようにこれら多数の突部8は、その外側のカップ側筒3の内面に接触せず、しかも、カップ先細周面5と側筒凸部3Aとに対応したカップ側筒3同士の接触面積の減小による隣接カップ同士の接合摩擦抵抗の減少により、カップ分離が、さらに容易となった。
【0022】
なお、底紙4は、図2の鎖線で示すように、重ね潰し接合部7の上縁と面一またはそれよりも若干高く形成してもよく、これら底紙4の形状に応じて菓子種等の種類・粘度や焼成等加熱温度を適宜選定することができる。
また、側筒周面の凸部3Aの数は、一本または一つ以上有ればよく、その形状も図示の縦線多数配列以外に多数のドット配列としたり、縦・横・斜めの井桁模様・ジグザグ状や、任意の図柄・記号の形状とか、クレータ状の凹凸部3Aとしたりして、種々変形変更でき、その幅や高さは、前記スタッキングした側筒3同士間に空気が入り込める寸法であれば、任意の幅や高さの凸部でよく、その形成手段も側筒3を作ってから周知手段で所望数の凸部3Aを形成することができる。
さらに、底紙5に前記のように通気スリット5Aや通気小孔5Bによる通気部を設ければ、カップ重積体の各カップ底紙同士の間に空気が一層入り込み易くなるので、カップ分離がより一層容易となる。
【0023】
【発明の効果】
この発明は、以上のような形態を採用したので、以下に記載の効果を奏する。
本発明における請求項1から請求項4までの各発明によれば、下級洋紙やプラスチックシートをほぼ弧形短冊状に形成したブランク1をその長さ方向に丸め、その端部1a同士を接着部2で接着して中空円錐台形のカップ側筒3を作り、その小径周辺3aの内周面に底紙4を接合した紙カップを作るに当り、前記カップ側筒3の周面には、凸部3Aを形成し、かつ、この側筒3の小径周辺3aを部分的に満遍なく内側に絞り込んで先細周面5を形成し、その余長周面部5aを存して先細周面5内に丸皿状で通気性を有する底紙4の周面4aを下向きにして接面定位するとともに、前記余長周面部5aで底紙周面4aを外から中に包み込んで折り返したり、先細周面5の端部周面5bと底紙立上げ周面4aとを合せて内側に折り返して、これらの折り返し部6をさらに底紙周面4aと共に内向きに折り曲げ重ね潰すことで、重ね潰し接合部7を形成して前記カップ側筒先細周面5の端部に底紙4を強固に接合することができた。
【0024】
したがって、上記発明によれば、上広がりのカップ側筒3の下側をさらに絞り込んだ先細周面5の外面に底紙立ち上げ周面4aの絞り縦ジワ重合による凹凸部や折り重ねに基づく前記食み出し突部8が有っても、これら多数の食み出し突部8をその外側に重合したカップ内面に接触しなくすることができ、しかも、上記先細周面5と側筒凸部3Aとによる隣接カップ同士の接触面積の減小化に伴ない、各カップ間の摩擦抵抗を小さくすることもでき、さらに、各側筒3同士の間に側筒周面凸部3Aによる間隙部を経て空気を入り込ませることができるので、多数のカップの重積体からカップ単品を一つずつ分離し易くすることができたという効果が有る。
【0025】
請求項3と4の各発明では、上記諸効果に加えてカップ側筒3を手指で千切り易くすることができ、カップ内食品を容易に露出させて、より一層食し易くすることができた。
請求項5の発明では、底紙4の通気部から底紙同士の間にも空気が入り込み易くなったので、カップ重積体からカップ単品を、より一層離し易くできた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による加熱加工食品用カップの実施形態の一例を示す斜視図
【図2】本発明によるカップの例を示す拡大縦断立面図
【図3】本発明によるカップの製造過程の一例を示す縦断立面図
【図4】本発明の他の実施形態の一例を示すカップの縦断立面図
【図5】本発明によるカップの多数を重積した例を示す拡大縦断立面図
【図6】従来の紙カップの例を示す縦断立面図
【図7】従来の紙カップの作り方の例を示す要部断面図
【図8】従来の紙カップの多数を重積した例を示す拡大縦断立面図
【符号の説明】
1 側筒ブランク
1a 側筒ブランクの端部
2 接着部
3 カップ側筒
3A カップ側筒の周面に形成した凸部
3a カップ側筒の小径周辺
4 丸皿状の底紙
4a 底紙の周面
4A 底紙に形成した通気性スリット
4B 底紙に形成した通気小孔
5 カップ側筒の先細周面
5A カップ側筒の先細周面の上縁
5a カップ側筒の余長周面部
5b 先細周面の端部周面
6 折り返し部
7 重ね潰し接合部
8 カップ側筒の食み出し突部
m ミシン目状切断線
P 引き剥し用摘み片
C カップ
M 上部先細周面付円錐台状マンドレル
M1 上部先細周面付円錐台状マンドレルの上部先細周面

Claims (5)

  1. ほぼ弧形短冊状のブランク1をその長さ方向に丸め、その端部1a同士を接着部2で接着して中空円錐台形のカップ側筒3を作り、その小径周辺3aの内周面に底紙4を接合したカップにおいて、前記カップ側筒3の周面には凸部3Aを形成し、かつ、この側筒3の小径周辺3aを部分的に満遍なく内側に絞り込んで先細周面5を形成し、その余長周面部5aを存して先細周面5内に丸皿状の底紙4の周面4aを下向きにして接面定位するとともに、前記余長周面部5aで底紙周面4aを外から内側に包み込んで折り返し、この折り返し部6をさらに底紙周面4aと共に内向きに折り曲げ重ね潰すことで、重ね潰し接合部7を形成して前記カップ側筒先細周面5の端部に底紙4を接合した加熱加工食品用カップ。
  2. ほぼ弧形短冊状のブランク1をその長さ方向に丸め、その端部1a同士を接着部2で接着して中空円錐台形のカップ側筒3を作り、その小径周辺3aの内周面に底紙4を接合したカップにおいて、前記カップ側筒3の周面には凸部3Aを形成し、かつ、この側筒3の小径周辺3aを部分的に満遍なく内側に絞り込んで先細周面5を形成し、その端部周面5b内に丸皿状の底紙4の周面4aを前記端部周面5bの端縁に向けて接面定位するとともに、この端部周面5bと前記底紙周面4aとを合わせてこれら各周面をその中間部で折り返し、この折り返し部6と前記底紙4との間における前記先細周面5と底紙周面4aとを合わせて内向きに折り畳み重ね潰すことで、重ね潰し接合部7を形成して前記カップ側筒先細周面5の端部周面5bに底紙4を接合した加熱加工食品用カップ。
  3. 前記カップ側筒3にミシン目状切断線mを設けた請求項1または請求項2に記載の加熱加工食品用カップ。
  4. 前記接着部2に弱点部を設け、この弱点部に連接したカップ側板端部に摘み片Pを突設してなる請求項1から請求項3までに記載の加熱加工食品用カップ。
  5. 前記底紙4に通気部を設けてなる請求項1から請求項4までに記載の加熱加工食品用カップ。
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