JP4514807B2 - 貴金属微粒子の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、貴金属微粒子の製造方法に関し、特にロジウム、白金及びパラジウムの単体微粒子及びそれらの2種以上からなる合金微粒子の製造方法に関する。
近年、白金、ロジウム、パラジウム等の貴金属微粒子は高性能電子部品の高精細電極材料や高出力燃料電池の電極触媒に不可欠な素材として需要が拡大しており、当該貴金属微粒子の高性能化が求められている。
貴金属粒子の作製法にはブレークダウン方式とボトムアップ方式の2つの方法がある。
ブレークダウン方式では貴金属の酸化物、貴金属の無機塩、貴金属を含む有機化合物等が貴金属原料として用いられる。そして、貴金属原料を機械的に粉砕して微粉化後、還元することにより貴金属粒子が得られる。
具体的には、特許文献1、特許文献2、特許文献3に開示されているように、白金化合物粉末、ロジウム化合物粉末又は当該化合物粉末の混合粉末と炭酸カルシウム粉末を混合、加熱し800〜1400℃で還元処理を施し粒成長させた白金、ロジウムまたは白金/ロジウム合金粉末の製造方法が挙げられる。また、特許文献4、特許文献5において、ロジウム化合物粉又は白金化合物粉末とアルカリ金属化合物粉末、アルカリ土類金属化合物粉末を混合後、1500℃以下で非酸素雰囲気下において加熱処理を施し粒成長させた白金、ロジウム粉末の製造方法が挙げられる。しかしながら、いずれの方法でも、貴金属化合物粒子の粒子径が大きいために得られる貴金属粒子の粒子径も大きくなる。また、得られる貴金属粒子の結晶性と純度は当該貴金属化合物粒子の結晶性と純度に左右されるため、当該方法においては、貴金属粒子の結晶性と純度の向上が望めない。また、2成分以上の貴金属化合物粒子の混合粉末から得られる貴金属合金粒子は、各粒子において組成が不均一になり易く、当該方法によっては組成の均一性が得られない。
他方、ボトムアップ方式では貴金属の無機塩、貴金属を含む有機化合物等が貴金属原料として用いられる。そして、ポリオールなどの有機溶媒中で貴金属原料を還元して貴金属微粒子が得られる。具体的には、特許文献6、特許文献7、特許文献8に開示されているように、50〜100nm以下の銀ナノ粒子及びそのスラリーの製造方法が挙げられる。しかしながら、当該製造方法では、100nm以下の貴金属ナノ粒子は作製できるが、100nm以上の比較的粗大な合金微粒子を作製することは困難である。
特開平10−102104号公報 特開平10−102106号公報 特開平10−102107号公報 特開2003−277802号公報 特開2003−277812号公報 特開2006−241494号公報 特開2007−19055号公報 特開2006−124787号公報
本発明は、粒子径や合金組成を制御し易く、しかも結晶性や純度が高い貴金属微粒子を得る、貴金属微粒子の製造方法を提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、特定の工程を有する貴金属微粒子の製造方法が上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は下記の貴金属微粒子の製造方法に関する。
1.下記工程を有する貴金属微粒子の製造方法:
(1)アルカリ金属塩化物の溶融塩と貴金属との混合物に塩素ガスを吹き込むことにより、貴金属の塩化物を含む溶融混合物を得る工程1、
(2)不活性雰囲気中において溶融混合物にアルカリ金属炭酸塩を添加することにより、沈殿物として貴金属酸化物を得る工程2、
(3)貴金属酸化物をアルカリ金属炭酸塩及びアルカリ土類金属炭酸塩の少なくとも1種とともに微細化することにより、貴金属酸化物微粒子を含む混合物を得る工程3、
(4)工程3で得られた混合物を水素含有雰囲気において熱処理した後、熱処理物を酸処理することにより、貴金属微粒子を得る工程4。
2.工程1において、貴金属の種類が異なる溶融混合物Aと溶融混合物Bとを調製し、溶融混合物Aと溶融混合物Bとを混合することにより溶融混合物Cを得る、上記項1に記載の製造方法。
3.貴金属が、ロジウム、白金及びパラジウムからなる群から選ばれる少なくとも1種である、上記項1又は2に記載の製造方法。
4.アルカリ金属塩化物が、LiCl、NaCl、KCl、CsCl、LiCl−NaCl、LiCl−KCl、NaCl−KCl、NaCl−CsCl、LiCl−CsCl、KCl−CsCl、LiCl−KCl−NaCl、LiCl−MgCl、LiCl−CaCl、LiCl−BaCl、NaCl−MgCl、NaCl−CaCl、NaCl−BaCl、KCl−MgCl、KCl−CaCl、KCl−BaCl、KCl−MgCl、KCl−CaCl、KCl−BaCl、CsCl−MgCl、CsCl−CaCl及びCsCl−BaClからなる群から選ばれる少なくとも1種である、上記項1〜3のいずれかに記載の製造方法。
5.工程1において、貴金属とアルカリ金属塩化物との混合比が、重量比で1:5〜20である、上記項1〜4のいずれかに記載の製造方法。
6.工程1において、塩素ガスの吹き込み量が、貴金属に対するモル比で1:1.5〜5である、上記項1〜5のいずれかに記載の製造方法。
7.工程2において、アルカリ金属炭酸塩の添加量が、貴金属の塩化物に対するモル比で1:1〜10である、上記項1〜6のいずれかに記載の製造方法。
8.工程3において、貴金属酸化物を平均粒子径10nm〜10μmに微細化する、上記項1〜7のいずれかに記載の製造方法。
9.工程3で用いるアルカリ金属炭酸塩及びアルカリ土類金属炭酸塩の少なくとも1種が、炭酸ナトリウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム及び炭酸バリウムからなる群から選択される少なくとも1種である、上記項1〜8のいずれかに記載の製造方法。

本発明の貴金属微粒子の製造方法は、下記工程を有することを特徴とする:
(1)アルカリ金属塩化物の溶融塩と貴金属との混合物に塩素ガスを吹き込むことにより、貴金属の塩化物を含む溶融混合物を得る工程1、
(2)不活性雰囲気中において溶融混合物にアルカリ金属炭酸塩を添加することにより、沈殿物として貴金属酸化物を得る工程2、
(3)貴金属酸化物をアルカリ金属炭酸塩及びアルカリ土類金属炭酸塩の少なくとも1種とともに微細化することにより、貴金属酸化物微粒子を含む混合物を得る工程3、
(4)工程3で得られた混合物を水素含有雰囲気において熱処理した後、熱処理物を酸処理することにより、貴金属微粒子を得る工程4。
上記特徴を有する本発明の貴金属微粒子の製造方法は、特に工程1において貴金属の塩化物を含む溶融混合物を得ることにより、従来法と比べて粒子径や合金組成を制御し易く、しかも結晶性や純度が高い貴金属微粒子が得られる。特に工程1において貴金属の種類が異なる溶融混合物を複数(例えば、溶融混合物Aと溶融混合物B)調製し、それらを所望割合で混合する場合には、得られる貴金属合金微粒子の組成を制御し易い。
以下、本発明の貴金属微粒子の製造方法を、各工程に分けて説明する。
≪工程1≫
工程1は、アルカリ金属塩化物の溶融塩と貴金属との混合物に塩素ガスを吹き込むことにより、貴金属の塩化物を含む溶融混合物を得る。
貴金属としては、例えば、ロジウム、白金及びパラジウムからなる群から選ばれる少なくとも1種が好ましい。具体的には、金属ロジウム、金属白金、金属パラジウム等の単体やこれらの合金が利用できる。単体、合金等の種類は、目的物の貴金属微粒子の種類や組成に応じて選択する。貴金属単体、合金としては、粉末状、バルク状のいずれもよい。
アルカリ金属塩化物としては、例えば、LiCl、NaCl、KCl、CsCl、LiCl−NaCl、LiCl−KCl、NaCl−KCl、NaCl−CsCl、LiCl−CsCl、KCl−CsCl、LiCl−KCl−NaCl、LiCl−MgCl、LiCl−CaCl、LiCl−BaCl、NaCl−MgCl、NaCl−CaCl、NaCl−BaCl、KCl−MgCl、KCl−CaCl、KCl−BaCl、KCl−MgCl、KCl−CaCl、KCl−BaCl、CsCl−MgCl、CsCl−CaCl及びCsCl−BaClからからなる群から選ばれる少なくとも1種が好ましい。これらのアルカリ金属塩化物のうち、2成分以上を含むものは、各成分の混合物を意味し、例えば、NaCl−CsClは、NaClとCsClの混合物を意味する。これらのアルカリ金属塩化物の中でも、NaCl−CsCl、KCl−CsCl等が好ましく、NaCl:CsCl=1:2(モル比)、KCl:CsCl=1:2(モル比)の混合物が好ましい。
アルカリ金属塩化物は、600〜700℃で加熱溶融させればよく、溶融塩に貴金属を混合することにより混合物を調製する。ここで、貴金属とアルカリ金属塩化物との混合比は、重量比で1:5〜20程度が好ましい。
上記混合物に塩素ガスを吹き込むことにより、貴金属の塩化物を含む溶融混合物を得る。貴金属が塩素化することにより、溶融塩に貴金属塩化物が溶解する。ここで、塩素ガスの吹き込み量は、貴金属に対するモル比で1:1.5〜5程度が好ましい。
本発明では、最終目的物を貴金属合金微粒子とする場合には、貴金属原料として貴金属合金を利用する以外に、工程1において貴金属の種類が異なる溶融混合物Aと溶融混合物Bとを調製し、溶融混合物Aと溶融混合物Bとを混合することにより溶融混合物Cを得ることが好ましい。ここで、溶融混合物Aと溶融混合物Bは目的の合金組成に応じて配合割合を設定する。このように、溶融混合物Aと溶融混合物Bとを所望割合で混合することにより溶融混合物Cを得る場合には、溶融混合物Cに含まれる貴金属成分の割合を制御し易い。そのため、最終的に得られる貴金属合金微粒子の組成を制御し易い。
≪工程2≫
工程2は、不活性雰囲気中において溶融混合物にアルカリ金属炭酸塩を添加することにより、沈殿物として貴金属酸化物を得る。不活性雰囲気としては、例えば、窒素ガス、アルゴンガス、窒素−アルゴン混合ガス等が挙げられる。また、アルカリ金属炭酸塩としては、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム等が挙げられ、この中でも炭酸ナトリウムが好ましい。
溶融混合物の温度は、溶融状態が維持できる限り限定されないが、600〜800℃程度が好ましい。溶融混合物に添加するアルカリ金属炭酸塩の添加量は、貴金属の塩化物に対するモル比で1:1〜10程度が好ましい。
≪工程3≫
工程3は、貴金属酸化物をアルカリ金属炭酸塩及びアルカリ土類金属炭酸塩の少なくとも1種とともに微細化することにより、貴金属酸化物微粒子を含む混合物を得る。
工程3で用いるアルカリ金属炭酸塩及びアルカリ土類金属炭酸塩の少なくとも1種は、貴金属酸化物を微細化(粉砕)する際のマトリックスとして用いられるとともに、後続の工程4において、目的物の貴金属微粒子の粒径調整に有利に作用する。
アルカリ金属炭酸塩及びアルカリ土類金属炭酸塩の少なくとも1種としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸バリウム等が挙げられる。これらの中でも炭酸カルシウムが好ましい。金属炭酸塩の微細化前の平均粒子径は限定されないが、取扱い性の観点から顆粒状が好ましい。
貴金属酸化物に対するマトリックスの添加量としては、貴金属酸化物に対するマトリックスの重量比を1:1〜10程度が好ましい。
貴金属酸化物をマトリックスとともに微細化するためには、公知の乳鉢らいかい機、遊星ボールミル、ボールミルまたはアトライターなどの解砕機を使用して粉砕すればよい。
粉砕後の貴金属酸化物微粒子の平均粒子径は、10nm〜10μm程度が好ましい。
上記粉砕によって貴金属酸化物微粒子は概して次のような状態で得られる。即ち、マトリックスである炭酸塩は微細化されるとともに凝集して数百μm程度の二次粒子となり、当該二次粒子の表面に10nm〜10μm程度の平均粒子径の貴金属酸化物微粒子が担持された状態で得られる。
≪工程4≫
工程4は、工程3で得られた混合物を水素含有雰囲気において熱処理した後、熱処理物を酸処理することにより、貴金属微粒子を得る。
水素含有雰囲気としては、水素を1〜100容積%含む雰囲気であればよく、水素及び不活性ガスの還元性混合ガス雰囲気が好ましい。熱処理温度は1000〜1500℃程度が好ましく、このような還元性雰囲気で熱処理することにより、貴金属酸化物微粒子は還元されて貴金属微粒子となる。また、工程3で用いたマトリックスは、熱処理により金属酸化物(酸化カルシウム、酸化ナトリウム、酸化マグネシウム、酸化バリウム等)と二酸化炭素に分解し、生成した金属酸化物に貴金属微粒子が担持される。
以後、1000〜1500℃程度の熱処理を維持(エージング)することによって金属酸化物に担持された貴金属微粒子の粒径及び大きさを調整することができる。例えば、酸化カルシウムにロジウム微粒子が担持されている場合には、エージングすることによってロジウム微粒子は凝集することなく酸化カルシウムの表面で極めて微小な微粒子は消滅し、ある程度粒径が大きな微粒子は粒子成長により大きく且つ球状に整形される。これは、貴金属微粒子の粒子径が小さいほど表面自由エネルギーが大きくなるため化学的に不安定になってより大きな粒子に吸収されるためである(Ostwald Ripening)。よって、熱処理時間は貴金属酸化物微粒子が還元されて貴金属微粒子となっている限り限定されず、所望の粒子径に応じて、例えば0.5〜20時間の範囲内から適宜調整する。即ち、工程3においてできる限り貴金属酸化物を微細化し、工程4でエージング処理を行うことによって、目的物の貴金属微粒子の粒径、形状等を所望の範囲に容易に調整することができる。
熱処理後は、熱処理物を酸処理することによって目的の貴金属微粒子が得られる。当該酸処理によって酸化カルシウム等の金属酸化物(即ち、上記マトリックスの粉末)が溶解除去される。酸処理には、塩酸、硫酸、硝酸等が使用できる。また、必要に応じて水洗を併用する。上記処理を経ることによって目的の貴金属微粒子が得られる。
本発明の貴金属微粒子の製造方法は、特に工程1において貴金属の塩化物を含む溶融混合物を得ることにより、従来法と比べて粒子径や合金組成を制御し易く、しかも結晶性や純度が高い貴金属微粒子が得られる。特に工程1において貴金属の種類が異なる溶融混合物を複数(例えば、溶融混合物Aと溶融混合物B)調製し、それらを所望割合で混合する場合には、得られる貴金属合金微粒子の組成を制御し易い。
粒子径や合金組成が制御された貴金属微粒子は、高性能電子部品の高精細電極材料や高出力燃料電池用の電極触媒として好適に利用できる。
以下、実施例及び比較例を示して本発明を具体的に説明する。但し、本発明は実施例に限定されない。
実施例1
金属Rh粉末3gと35mol%NaCl−65mol%CsClの混合溶媒塩とを重量比1:10で混合した。650℃でArガス雰囲気中において当該溶媒塩を溶融した後、650℃を維持したまま塩素ガスをRh粉末の3倍の当量の割合で吹込み、Rh塩化物を生成させた。
次にRh塩化物を含む当該混合溶媒塩をArガス雰囲気中において650℃で溶融した後、650℃を維持したままRh塩化物の1.5倍の当量に相当するNaCOを当該混合溶媒塩に添加し、Arガスで1時間バブリングをして混合した。その後冷却し、水洗をして黒色沈殿物のRh酸化物を回収した。
次にRh酸化物を当該酸化物に対して重量比で3倍のCaCOと混合した後、自動乳鉢により当該混合物を粉砕しCaCOマトリックス中に分散した100〜1000nmのRh酸化物微粉末を得た。当該混合物粉末を、1200℃で4mol%H−96mol%Arガス雰囲気中において1時間熱処理(還元)し、CaCOをCaOとCOに分解させた後、冷却しHClで溶解し水洗することによってRh微粒子を得た。
SEM観察により、Rh微粒子の粒子径は0.1〜2μmであった。また、XRD解析の結果、Rh微粒子は結晶性が高いものであることを確認した。Rh微粒子の純度は99.99%以上であった。
実施例2
金属Pt切片3.0gと35mol%NaCl−65mol%CsClの混合溶媒塩とを重量比1:10で混合した。650℃でArガス雰囲気中において当該溶媒塩を溶融した後、650℃を維持したまま塩素ガスをPt切片の4倍の当量の割合で吹込み、Pt塩化物を生成させた。
次にPt塩化物を含む当該混合溶媒塩をArガス雰囲気中において溶融した後、650℃を維持したままPt塩化物の2倍の当量に相当するNaCOを当該混合溶媒塩に添加し、Arガスで1時間バブリングをして混合した。その後冷却し、水洗をして黒色沈殿物のPt酸化物を回収した。
次にPt酸化物を当該酸化物に対して重量比で3倍のCaCOと混合した後、自動乳鉢により当該混合物を粉砕しCaCOマトリックス中に分散した100〜1000nmのPt酸化物微粉末を得た。当該混合物粉末を、1200℃で4mol%H−96mol%Arガス雰囲気中において1時間熱処理(還元)し、CaCOをCaOとCOに分解させた後、冷却しHClで溶解し水洗することによってPt微粒子を得た。
SEM観察より、Pt微粒子の粒子径は0.1〜2μmであった。また、XRD解析の結果、Pt微粒子は結晶性が高いものであることを確認した。Pt微粒子の純度は99.99%以上であった。
実施例3
金属Rh粉末1.6gと35mol%NaCl−65mol%CsClの混合溶媒塩とを重量比1:10で混合した。650℃でArガス雰囲気中において当該溶媒塩を溶融した後、650℃を維持したまま塩素ガスをRh粉末の3倍の当量の割合で吹込み、Rh塩化物を生成させた。
同様に、金属Pt切片2.4gと当該混合溶媒塩とを重量比1:10で混合し、650℃でArガス雰囲気中において当該溶媒塩を溶融した後、650℃を維持したまま塩素ガスをPt切片の4倍の当量の割合で吹込み、Pt塩化物を生成させた。
次にPt塩化物とRh塩化物を重量比6:4の割合となるように混合し、これらを含む混合溶媒塩をArガス雰囲気において溶融した後、650℃を維持したまPt塩化物の2倍の当量及びRh塩化物の1.5倍の当量に相当するNaCOを当該混合溶媒塩に添加し、Arガスで1時間バブリングをして混合した。その後冷却し、水洗をして黒色沈殿物のPt/Rh酸化物を回収した。
次にPt/Rh酸化物を当該酸化物に対して重量比で3倍のCaCOと混合した後、自動乳鉢により当該混合物を粉砕しCaCOマトリックス中に分散した100〜1000nmの酸化物微粉末を得た。当該混合物粉末を、1200℃で4mol%H−96mol%Arガス雰囲気中において1時間熱処理(還元)し、CaCOをCaOとCOに分解させた後、冷却しHClで溶解し水洗することによってPt/Rh合金微粒子を得た。
図1のXRD測定の結果より、Pt/Rh合金微粒子は所定の組成の、結晶性の高い、熱力学的に平衡する二相共存Pt/Rh合金微粒子であることを確認した。図2のSEM観察結果から、Pt/Rh合金微粒子の粒子径は0.1〜2μmであった。Pt/Rh微粒子の純度は99.99%以上であった。
実施例4
金属Rh粉末0.4gと35mol%NaCl−65mol%CsClの混合溶媒塩とを重量比1:10で混合した。650℃でArガス雰囲気中において当該溶媒塩を溶融した後、650℃を維持したまま塩素ガスをRh粉末の3倍の当量の割合で吹込み、Rh塩化物を生成させた。
同様に、金属Pt切片1.8gと当該混合溶媒塩とを重量比1:10で混合し、650℃でArガス雰囲気中において当該溶媒塩を溶融した後、650℃を維持したまま塩素ガスをPt切片の4倍の当量の割合で吹込み、Pt塩化物を生成させた。
同様に、金属Pd粉末1.8gと当該混合溶媒塩とを重量比1:10で混合し、650℃でArガス雰囲気中において当該溶媒塩を溶融した後、650℃を維持したまま塩素ガスをPd粉末の2倍の当量の割合で吹込み、Pd塩化物を生成させた。
次にPt塩化物とPd塩化物とRh塩化物を重量比4.5:4.5:1の割合となるように混合し、650℃でArガス雰囲気中において当該混合溶媒塩を溶融した後、650℃を維持したままPt塩化物の2倍の当量及びPd塩化物の当量及びRh塩化物の1.5倍の当量に相当するNaCOを当該混合溶媒塩に添加し、Arガスで1時間バブリングをして混合した。その後冷却し、水洗をして黒色沈殿物のPt/Pd/Rh酸化物を回収した。
次にPt/Pd/Rh酸化物を当該酸化物に対して重量比で3倍のCaCOと混合した後、自動乳鉢により当該混合物を粉砕しCaCOマトリックス中に分散した100〜1000nmのPt/Pd/Rh酸化物微粉末を得た。当該混合物粉末を、1200℃で4mol%H−96mol%Arガス雰囲気中において1時間還元し、CaCOをCaOとCOに分解させた後、冷却しHClで溶解し水洗することによってPt/Pd/Rh合金微粒子を得た。
図3のSEM観察結果から、Pt/Pd/Rh合金微粒子の粒子径は0.1〜2μmであった。Pt/Pd/Rh合金微粒子の純度は99.99%以上であった。
実施例5
金属Rh粉末5.1gと35mol%NaCl−65mol%CsClの混合溶媒塩を重量比1:10で混合した。650℃でArガス雰囲気中において当該溶媒塩を溶融した後、650℃を維持したまま塩素ガスをRh粉末の4倍の当量の割合で吹込み、Rh塩化物を生成させた。
次にRh塩化物と金属Pt切片を重量比2:3の割合で混合し、当該混合溶媒塩を重量比1:10で追加し、650℃でArガス雰囲気中において当該溶媒塩を溶融した後、650℃を維持したま塩素ガスをPt切片の2倍の当量の割合で吹込み、Pt/Rh塩化物を生成した。
次に、650℃を維持したまPt塩化物の2倍の当量及びRh塩化物の1.5倍の当量に相当するNaCOを当該混合溶媒塩に添加し、Arガスで1時間バブリングをして混合した。その後冷却し、水洗をして黒色沈殿物のPt/Rh酸化物を回収した。
次にPt/Rh酸化物を当該酸化物に対して重量比で3倍のCaCOと混合した後、自動乳鉢により当該混合物を粉砕しCaCOマトリックス中に分散した100〜1000nmの酸化物微粉末を得た。当該混合物粉末を、1200℃で4mol%H−96mol%Arガス雰囲気中において1時間熱処理(還元)し、CaCOをCaOとCOに分解させた後、冷却しHClで溶解し水洗することによってPt/Rh合金微粒子を得た。
図4のXRD測定の結果より、Pt/Rh合金微粒子は所定の組成のPt/Rh合金粉末であることを確認した。図5のSEM観察結果から、Pt/Rh合金微粒子の粒子径は0.2〜2μmであった。Pt/Rh合金微粒子の純度は99.99%以上であった。
実施例6
金属Rh粉末0.5gと35mol%NaCl−65mol%CsClの混合溶媒塩を重量比1:10で混合した。650℃でArガス雰囲気中において当該溶媒塩を溶融した後、650℃を維持したま塩素ガスをRh粉末の4倍の当量の割合で吹込み、Rh塩化物を生成させた。
Rh塩化物に金属Pt切片2.25g及び金属Pd粉末2.25gと当該混合溶媒塩とを重量比1:10で追加し、650℃でArガス雰囲気中において当該溶媒塩を溶融した後、650℃を維持したま塩素ガスをPt切片の2倍の当量及びPd粉末の2倍の当量の割合で吹込み、Pt/Pd/Rh塩化物を生成させた。
次にAr雰囲気中で650℃を維持したままPt塩化物の2倍の当量Pdの当量及びRh塩化物の1.5倍の当量に相当するNaCOを当該混合溶媒塩に添加し、Arガスで1時間バブリングをして混合した。その後冷却し、水洗をして黒色沈殿物のPt/Pd/Rh酸化物を回収した。
次にPt/Pd/Rh酸化物を当該酸化物に対して重量比で3倍のCaCOと混合した後、自動乳鉢により当該混合物を粉砕しCaCOマトリックス中に分散した100〜1000nmの酸化物微粉末を得た。当該混合物粉末を、4mol%H−96mol%Arガス雰囲気中において昇温してCaCOをCOとCaOに分解させた後に、Pt/Pd/Rh酸化物をCaO表面に担持させて還元し、CaO表面に金属微粒子を分散担持させ、1200℃で1時間保持して原子拡散現象を利用してPt/Pd/Rh合金粉の形状と粉末粒径を調整し、冷却しHClで溶解し水洗することによってPt/Pd/Rh合金微粒子を得た。
SEM観察結果から、Pt/Pd/Rh合金微粒子の粒子径は0.2〜2μmであった。Pt/Pd/Rh合金微粒子の純度は99.99%以上であった。
比較例1
粒径が10nm〜100nmのRhブラック粉末を当該粉末に対して重量比で3倍のCaCOと混合した後、自動乳鉢により当該混合物を粉砕しCaCOマトリックス中に分散したRhブラック微粉末を得た。当該混合物粉末を、1200℃で4mol%H−96mol%Arガス雰囲気中において1時間還元し、CaCOをCaOとCOに分解させた後、冷却しHClで溶解し水洗することによってRh粉末を得た。
SEM観察より、当該Rh粉末の粒子径は0.5〜5μmであった。また、XRD解析により粒子は結晶性が低いものであった。Rh粉末の純度は99.9%であった。
比較例2
粒径が10nm〜100nmのPtブラック粉末を当該粉末に対して重量比で3倍のCaCOと混合した後、自動乳鉢により当該混合物を粉砕しCaCOマトリックス中に分散したPtブラック微粉末を得た。当該混合物粉末を、1200℃で4mol%H−96mol%Arガス雰囲気中において1時間還元し、CaCOをCaOとCOに分解させた後、冷却しHClで溶解し水洗することによってPt粉末を得た。
SEM観察より、当該Pt粉末の粒子径は0.5〜5μmであった。また、XRD解析により粒子は結晶性が低いものであった。Pt粉末の純度は99.9%であった。
比較例3
粒径が10nm〜100nmのPdブラック粉末を当該粉末に対して重量比で3倍のCaCOと混合した後、自動乳鉢により当該混合物を粉砕しCaCOマトリックス中に分散したPdブラック微粉末を得た。当該混合物粉末を、1200℃で4mol%H−96mol%Arガス雰囲気中において1時間還元し、CaCOをCaOとCOに分解させた後、冷却しHClで溶解し水洗することによってPd粉末を得た。
SEM観察より、当該Pd粉末の粒子径は0.5〜5μmであった。また、XRD解析により粒子は結晶性が低いものであった。Pd粉末の純度は99.9%であった。
比較例4
粒径が10nm〜100nmのPtブラック粉末およびRhブラック粉末の混合粉末を当該粉末に対して重量比で3倍のCaCOと混合した後、自動乳鉢により当該混合物を粉砕しCaCOマトリックス中に分散したPtブラック微粉末およびRhブラック微粉末の混合微粉末を得た。当該混合物粉末を、1200℃で4mol%H−96mol%Arガス雰囲気中において1時間還元し、CaCOをCaOとCOに分解させた後、冷却しHClで溶解し水洗することによってPt/Rh合金粉末を得た。
SEM観察より、当該Pt/Rh合金粉末の粒子径は0.5〜5μmであった。また、XRD解析により粒子は結晶性が低いものであった。Pt/Rh合金粉末の純度は99.9%であった。
比較例5
粒径が10nm〜100nmのPtブラック粉末、Pdブラック粉末およびRhブラック粉末の混合粉末を当該粉末に対して重量比で3倍のCaCOと混合した後、自動乳鉢により当該混合物を粉砕しCaCOマトリックス中に分散したPtブラック微粉末、Pdブラック微粉末およびRhブラック微粉末の混合微粉末を得た。当該混合物粉末を、1200℃で4mol%H−96mol%Arガス雰囲気中において1時間還元し、CaCOをCaOとCOに分解させた後、冷却しHClで溶解し水洗することによってPt/Pd/Rh合金粉末を得た。
SEM観察より、当該Pt/Pd/Rh合金粉末の粒子径は0.5〜5μmであった。また、XRD解析により粒子は結晶性が低いものであった。Pt/Pd/Rh合金粉末の純度は99.9%であった。
Pt/Rh合金微粒子(実施例3)のXRDパターンを示す図である。 Pt/Rh合金微粒子(実施例3)のSEM像を示す図である。 Pt/Pd/Rh合金微粒子(実施例4)のSEM像を示す図である。 Pt/Rh合金微粒子(実施例5)のXRDパターンを示す図である。 Pt/Rh合金微粒子(実施例5)のSEM像を示す図である。

Claims (9)

  1. 下記工程を有する貴金属微粒子の製造方法:
    (1)アルカリ金属塩化物の溶融塩と貴金属との混合物に塩素ガスを吹き込むことにより、貴金属の塩化物を含む溶融混合物を得る工程1、
    (2)不活性雰囲気中において溶融混合物にアルカリ金属炭酸塩を添加することにより、沈殿物として貴金属酸化物を得る工程2、
    (3)貴金属酸化物をアルカリ金属炭酸塩及びアルカリ土類金属炭酸塩の少なくとも1種とともに微細化することにより、貴金属酸化物微粒子を含む混合物を得る工程3、
    (4)工程3で得られた混合物を水素含有雰囲気において熱処理した後、熱処理物を酸処理することにより、貴金属微粒子を得る工程4。
  2. 工程1において、貴金属の種類が異なる溶融混合物Aと溶融混合物Bとを調製し、溶融混合物Aと溶融混合物Bとを混合することにより溶融混合物Cを得る、請求項1に記載の製造方法。
  3. 貴金属が、ロジウム、白金及びパラジウムからなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求項1又は2に記載の製造方法。
  4. アルカリ金属塩化物が、LiCl、NaCl、KCl、CsCl、LiCl−NaCl、LiCl−KCl、NaCl−KCl、NaCl−CsCl、LiCl−CsCl、KCl−CsCl、LiCl−KCl−NaCl、LiCl−MgCl、LiCl−CaCl、LiCl−BaCl、NaCl−MgCl、NaCl−CaCl、NaCl−BaCl、KCl−MgCl、KCl−CaCl、KCl−BaCl、KCl−MgCl、KCl−CaCl、KCl−BaCl、CsCl−MgCl、CsCl−CaCl及びCsCl−BaClからなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求項1〜3のいずれかに記載の製造方法。
  5. 工程1において、貴金属とアルカリ金属塩化物との混合比が、重量比で1:5〜20である、請求項1〜4のいずれかに記載の製造方法。
  6. 工程1において、塩素ガスの吹き込み量が、貴金属に対するモル比で1:1.5〜5である、請求項1〜5のいずれかに記載の製造方法。
  7. 工程2において、アルカリ金属炭酸塩の添加量が、貴金属の塩化物に対するモル比で1:1〜10である、請求項1〜6のいずれかに記載の製造方法。
  8. 工程3において、貴金属酸化物を平均粒子径10nm〜10μmに微細化する、請求項1〜7のいずれかに記載の製造方法。
  9. 工程3で用いるアルカリ金属炭酸塩及びアルカリ土類金属炭酸塩の少なくとも1種が、炭酸ナトリウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム及び炭酸バリウムからなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1〜8のいずれかに記載の製造方法。
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