JP4507776B2 - タイヤ用滑り止め具の締付バンド - Google Patents

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Description

本発明はタイヤ用滑り止め具の締付バンドに関し、さらに詳しくは、掛け渡し作業を容易にしながら、確実な締付効果が得られるようにしたタイヤ用滑り止め具の締付バンドに関する。
非金属製の帯状ネットからなるタイヤ用滑り止め具は、図4に示すようにタイヤ周長と同等以下の長さに形成されたゴムや樹脂材料からなる帯状ネット4から構成されている。帯状ネット4の両側縁のうち、タイヤ内側に相当する側(図中上側)には複数の支持部Qが間欠的に取付けられ、これらに非伸張性の締結ロープPを掛け渡すと共に、反対側のタイヤ外側に相当する側縁部には複数の係止部5が取付けられ、これらにゴム等からなる伸縮性のリング状締付バンド(図示せず)を掛け渡して側縁部をタイヤ軸方向に引き寄せることによって帯状ネット4をタイヤ外周に締め付け固定するようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
締付バンドには、通例、タイヤ走行時に帯状ネット4がタイヤからずれたり、離脱しないように弾性強度の大きなゴム材料が使用され、帯状ネット4の大きさに応じてその太さが設計されるが、弾性強度が大き過ぎると締付バンドの係止部5への掛け渡し作業が困難になり、逆に弾性強度を小さくして掛け渡し作業性を良好にすると、走行時における帯状ネット4のずれや脱落が生じたり、遠心力によって膨らんで走行に支障が生じるという問題がある。
この対策として、1周以上の非伸張ベルトとゴムバンド及びワンウェイバックルを組合わせて自動増締め機構を備えるようにした締付具や、自動増締め機構を備えることなく強制的に締め付ける回転ロック式機構を備えるようにした締付具などがある。
しかしながら、前者では、複数のタイヤに装着可能にするために非伸張ベルトを装着時の締付周長より若干大きく形成しておく必要があり、この締付力が不十分であると増締め効果が得られる前の走行初期に帯状ネットがずれたり遠心力による膨らみが大きくなるという問題があった。また、後者にあっては、回転ロック式機構により装着初期の締付力は得られるが、自動増締め機構がないために、走行に伴ない帯状ネットがタイヤに馴染んでくると全体的に締付力が不足して、帯状ネットがずれたり遠心力による膨らみが大きくなって走行に支障が生じるという問題があった。
特開2000−203226号公報
本発明の目的は、上述する従来の問題点を解消し、掛け渡し作業を容易にしながら、確実な締付効果が得られるようにしたタイヤ用滑り止め具の締付バンドを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明のタイヤ用滑り止め具の締付バンドは、タイヤ滑り止め用の帯状ネットの長手方向に沿って間欠的に取付けられた複数の係止部に掛け渡すリング状の締付バンドであって、該締付バンドを非伸長性部材と弾性部材とを交互に連結した環状体で構成し、前記弾性部材に前記係止部に掛け止め可能な貫通孔を形成すると共に、該弾性部材の周方向長さの総和を、前記環状体の周長の10〜35%にし、かつ該環状体の直径を、タイヤ軸を中心として前記係止部を通る円の直径の70%以上、100%未満にしたことを要旨とする。
本発明のタイヤ用滑り止め具の締付バンドは、非伸長性部材と弾性部材とを交互に連結した環状体で構成し、その弾性部材に係止部に掛け止め可能な貫通孔を形成すると共に、該弾性部材の周方向長さの総和を、前記環状体の周長の10〜35%にし、かつ該環状体の直径を、タイヤ軸を中心として前記係止部を通る円の直径の70%以上、100%未満にしたので、締付バンドを帯状ネットの係止部に掛け渡すときは、弾性部材が伸張して掛け渡し作業を容易にすると共に、走行時には非伸長性部材と弾性部材とが共働して走行に伴なう帯状ネットのずれや浮き上がりを吸収して、帯状ネットのずれや脱落を確実に防止することができる。
以下、本発明の構成につき添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の第一実施形態によるタイヤ用滑り止め具の締付バンドの一例を示す側面図で、図2は本発明の第二実施形態によるタイヤ用滑り止め具の締付バンドの一例を示す側面図である。
図1において、タイヤ用滑り止め具の締付バンド(以下、単に締付バンドという)1は、非伸長性部材3と弾性部材2とを交互に連結した環状体Rで構成し、弾性部材2に帯状ネット4の係止部5(図4参照)に掛け止め可能な貫通孔2aを形成している。そして、締付バンド1は、図3に示すように、弾性部材2に形成された貫通孔2aと非伸長性部材3とが帯状ネット4の係止部5、5に掛け渡されて、帯状ネット4をタイヤTの外周に締め付け固定するようになっている。なお、図3は締付バンド1を帯状ネット4の係止部5、5に掛け渡す前の状態を示している。
これにより、締付バンド1を帯状ネット4の係止部5に掛け渡すときは、弾性部材2が伸張して掛け渡し作業を容易にすると共に、走行時には非伸長性部材3と弾性部材2とが共働して走行に伴なう帯状ネット4のずれや浮き上がりを吸収して、帯状ネット4のずれや脱落を防止することができる。
本発明において、弾性部材2はゴム又は樹脂で構成し、非伸長性部材3は高強度低伸度の化学繊維を芯糸とする繊維束又は柔軟なスチールコードなどで構成するとよい。
図2は図1の環状体Rの内側に弾性体からなる内側リング2cを同心状に配置し、この内側リング2cを弾性部材2から延長する弾性腕2bで連結している。このように環状体Rの内側に内側リング2cを配置し、この内側リング2cを弾性腕2bを介して弾性部材2に連結させたことにより、掛け渡し時の作業性を低下させることなく、走行時における帯状ネット4のずれや脱落を一層確実に防止することができる。
本発明の締付バンド1では、弾性部材2の周方向長さの総和を、環状体Rの周長の10〜35%に設定している。これにより、掛け渡し作業の容易性と走行時のずれや浮き上がりの抑制効果とをバランス良く両立させることができる。すなわち、弾性部材2の周方向長さの総和が環状体Rの周長の10%未満では締付バンド1の掛け渡し作業が困難になり、35%超では走行時の帯状ネット4のずれや浮き上がりの抑制効果が十分に得られなくなる。
さらに、図2に示す第二実施形態における内側リング2cの直径を、環状体Rの直径の30%以上、最も好ましくは40〜65%に設定するとよい。これにより、締付リング1の掛け渡し作業性を阻害させることなく、走行時における帯状ネット4のずれや浮き上がりを確実に抑制することができる。
本発明の締付バンド1における環状体Rの直径は、タイヤ軸を中心として係止部5、5を通る円の直径D(図3参照)の70%以上、100%未満となるように調整されている。70%未満では締付バンド1を係止部5,5に掛け渡す際の作業性を低下させ、100%超では帯状ネット4のタイヤ外周への密着性が十分得られなくなる。
上述するように、本発明の締付バンドは、非伸長性部材と弾性部材とを交互に連結した環状体で構成し、その弾性部材に係止部に掛け止め可能な貫通孔を形成すると共に、弾性部材の周方向長さの総和を、環状体の周長の10〜35%にし、かつ環状体の直径を、タイヤ軸を中心として係止部を通る円の直径の70%以上、100%未満にしたことにより、非伸長性部材と弾性部材との共働作用を利用して、掛け渡し作業を容易にしながら、確実な締付効果が得られるようにしたものであり、これにより安全な走行を確保することができる。
本発明の第一実施形態によるタイヤ用滑り止め具の締付リングの一例を示す側面図である。 本発明の第二実施形態によるタイヤ用滑り止め具の締付リングの一例を示す側面図である。 本発明のタイヤ用滑り止め具をタイヤの外周に装着する状態を説明するための断面図である。 タイヤ用滑り止め具の形態を示す一部平面図である。
符号の説明
1 締付バンド
2 弾性部材
2a 貫通孔
2b 弾性腕
2c 内側リング
3 非伸張性部材
4 帯状ネット
5 係止部
R 環状体

Claims (3)

  1. タイヤ滑り止め用の帯状ネットの長手方向に沿って間欠的に取付けられた複数の係止部に掛け渡すリング状の締付バンドであって、該締付バンドを非伸長性部材と弾性部材とを交互に連結した環状体で構成し、前記弾性部材に前記係止部に掛け止め可能な貫通孔を形成すると共に、該弾性部材の周方向長さの総和を、前記環状体の周長の10〜35%にし、かつ該環状体の直径を、タイヤ軸を中心として前記係止部を通る円の直径の70%以上、100%未満にしたタイヤ用滑り止め具の締付バンド。
  2. 前記環状体の内側に弾性体からなる内側リングを同心状に配置し、該内側リングを前記弾性部材から延長する弾性腕で連結した請求項1に記載のタイヤ用滑り止め具の締付バンド。
  3. 前記内側リングの直径を、前記環状体の直径の30%以上にした請求項2に記載のタイヤ用滑り止め具の締付バンド。
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