JP4244014B2 - タイヤ用滑り止め具 - Google Patents

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Description

本発明はタイヤ用滑り止め具に関し、さらに詳しくは、非金属製ネットのタイヤ用滑り止め具の締結ロープに金属ワイヤーロープを使用する場合において、金属ワイヤーロープの耐久性を向上するようにしたタイヤ用滑り止め具に関する。
非金属ネットからなるタイヤ用滑り止め具は、帯状ネットの両側縁のうち、タイヤ内側に対応する側縁に複数のフックを間欠的に取付け、これらフックに非伸張性の繊維ロープを掛け渡すと共に、反対側のタイヤ外側に対応する側縁には複数の係止部を取付け、これらフックにゴムバンドを掛け渡して締め付け固定するようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
近年、タイヤサイズの大型化により、車両の足回りのクリアランスが減少する傾向にあり、これに伴ないタイヤに装着する滑り止め具の容量を小さくする要求があり、特にタイヤ内側の構成部品をできる限り小さくする必要が生じてきた。
その対策の一つとして、上記締結用の繊維ロープが直径8mm程度であることから、これを細径化することが考えられ、繊維ロープよりも細径にしても同等の強度が得られるように、これを金属ワイヤロープに置き換えるということが提案されている。
従来、金属チェーンのタイヤ滑り止め用具には、締結ロープとして金属ワイヤロープを使用している例はある(例えば、非特許文献1参照。)。金属チェーンのタイヤ滑り止め用具では走行中の振動が大きい等の理由から、走行速度を上げられない制約があるため特に問題の発生はない。しかしながら、非金属ネットの滑り止め具では、乗心地がよく金属チェーンよりも高い速度での走行を可能にすることから、指定された上限速度50km/hを超えて走行されるケースが多く、これにより金属ワイヤロープに破損が生じ易いという問題がある。
すなわち、図5に示すように、タイヤ周上で衝き合わせされる帯状ネット51の両端部の連結が、タイヤの高速走行に伴ない、遠心力によって図中の破線で示す方向に浮き上がる現象が発生する。そのため、連結フック52が金属ワイヤロープ53を上方に引き上げるのに対して、接続具54に押しとどめようとする応力を生ずるため、連結フック52と接続具54との境界点Pに応力が集中し、屈曲疲労性が繊維ロープに比して低い金属ワイヤロープ53の場合には破断し易くなるのである。
本発明の目的は、上述する問題点を解消するもので、非金属製ネットのタイヤ用滑り止め具の締結ロープに金属ワイヤーロープを使用する場合において、金属ワイヤーロープの耐久性を向上するようにしたタイヤ用滑り止め具を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明のタイヤ用滑り止め具は、非金属製ネットの両側縁のうちタイヤ内側に対応する側縁に沿って間欠的に取付けた複数のフックに締結ロープを掛け渡し、該締結ロープの両端部を接続部材を介して前記非金属製ネットの連結部で着脱自在に接続すると共に、タイヤ外側に対応する側縁に沿って取付けた係止部に締付け具を掛け渡すようにしたタイヤ用滑り止め具において、前記締結ロープを金属ワイヤーロープで構成すると共に、該金属ワイヤーロープの両端部に取付けた接続部材と前記非金属製ネットの連結部に取付けたフック及びこれに隣接するフックとを一体化構造にしたことを特徴とする。
本発明のタイヤ用滑り止め具は、非金属製ネットのタイヤ内側に対応する側縁にフックを介して掛け渡す締結ロープを金属ワイヤーロープで構成すると共に、この金属ワイヤーロープの両端部に取付けた接続部材とネットの連結部に取付けたフック及びこれに隣接するフックとを、互いに一体化させる構造にしたので、走行中の遠心力によりネットが浮き上がった際に、接続部材とフックとの間に相対的な反力が作用することがなくなるため、両者間における金属ワイヤーロープの破損を防止することができる。
以下、本発明の構成につき添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態によるタイヤ用滑り止め具の連結部周辺を示す一部平面図で、図4は本発明の他の実施形態による図1に相当する一部平面図である。
図1に示すタイヤ用滑り止め具において、本体の帯状ネット1は補強部材を埋設したゴム又は樹脂材料から構成されている。帯状ネット1の両側縁のうち、タイヤ内側に対応する側縁(図中下側)には複数のフック2が間欠的に取付けられ、これらフック2にワイヤーロープ3が掛け渡されるようになっている。また、反対側のタイヤ外側に対応する側縁には複数の係止部4が取付けられ、これら係止部4にゴム等からなる締付け具(図示せず)が掛け渡され、側縁部を締め付け固定するようになっている。
金属ワイヤーロープ3は外径が2.5〜4.0mm、好ましくは3.0〜3.5mmと細径に構成され、その両端部を帯状ネット1のタイヤ周方向の連結部に対応するようにしている。金属ワイヤーロープ3の両端部には、金属や樹脂等からなる接続部材5a及び5bが取付けられている。そして、これら接続部材5a及び5bに、それぞれ帯状ネット1の連結部に取付けられたフック2とこれに隣接するフック2、及び2bとこれに隣接するフック2とが一体化構造になるように固定されている。以下、フック2a、2bをそれぞれ連結フック2a、2bという。
このように接続部材5aに連結フック2a及びこれに隣接するフック2を固定し、接続部材5bに連結フック2b及びこれに隣接するフック2を固定してそれぞれを一体化したことにより、走行中の遠心力により帯状ネット1の連結部がタイヤ踏面から浮き上がった際に、連結フック2a及びこれに隣接するフック2と接続部材5a、及び連結フック2b及びこれに隣接するフック2と接続部材5bはそれぞれ一体であって相対移動を生じないので、金属ワイヤーロープ3に応力集中が発生せず破損が抑制される。
本発明において、金属ワイヤーロープ3の両端部に取付けられる接続部材5a及び5bの形態は互いに着脱自在になっていれば特に限定されるものではなく、図1に例示するように環状孔の接続部材5aとフック状の接続部材5bの形態であってもよく、あるいはその他の係合し合う形態であってもよい。
本発明において、接続部材5aと連結フック2a及びこれに隣接するフック2、及び接続部材5bと連結フック2b及びこれに隣接するフック2の一体化構造は、それぞれを鋳造や機械切削加工により一体物として成形してもよいが、連結フック2aとこれに隣接するフック2及び接続部材5a、及び連結フック2bとこれに隣接するフック2及び接続部材5bをそれぞれ別体物として成形しておき、これらを互いに加締めにより固定するようにしてもよい。
特に後者のように加締めにより一体化構造にする場合には、接続部材5a、5bを図2及び図3に例示するように、外径が小径部を挟んで両側に大径部を有するように形成するとよい。図2は雌型の接続部材5aを加工する場合を例示し、先ず図2(a)のように金属ワイヤーロープ3の一端部に環状部材6aを挿入して加締めて固定しておき、これを側壁の一部を長手方向に切り欠いた筒パイプ15の一方の端部15aに挿入し、次いで図2(b)のように外部から矢印のように加締めることにより、小径部16aと大径部16b、16bを形成する。この小径部16aに連結フック2aを加締めることにより、強固な固定をすることができる。また、筒パイプ15の他方の端部15bは雄型の接続部材5bが嵌合する係止孔を示している。
図3は雄型の接続部材5bを加工する場合を例示する。図3(a)に例示するように、金属ワイヤーロープ3の他端部に、長短2種類の環状部材6c及び6bを挿入し加締める。長い方の環状部材6cには中央に小径部17aを形成し、その両側に大径部17b、17bを形成するようにする。その小径部17aに連結フック2bを加締めて強固に固定する。その後、環状部材6bを接続部材5aの端部15bに着脱自在に係合して連結体となる。
本発明において、上述する接続部材5a、5bをそれぞれ長手方向の中間部分で分割し、これらをヒンジ機構により連結して、接続部材5a、5bが屈曲自在となるように構成するとよい。すなわち、図4に連結部の要部を例示するように、接続部材5aを連結フック2aとこれに隣接するフック2との間のA及びBの位置において屈曲自在に連結すると共に、接続部材5bを連結フック2bとこれに隣接するフック2との間のC及びDの位置において屈曲自在に連結するように構成するとよい。連結部分の数はこれに限定されるものではない。これにより、不使用時における金属ワイヤーロープ3を丸め易くし、金属ワイヤーロープ3の収納性を高めることができる。
上述するように、本発明のタイヤ滑り止め具はタイヤ内側に対応する側の締結用のロープとして、従来の直径8mm程度の繊維コードに代えて、直径が2.5〜4.0mm程度の金属ワイヤーロープを使用したので、足回りのクリアランスが狭い車両への装着に好ましく適用される。
本発明の実施形態によるタイヤ用滑り止め具の連結部周辺を示す一部平面図である。 (a)及び(b)は、それぞれ金属ワイヤーロープの一端部に取付ける接続部材の実施形態を例示する説明図である。 (a)及び(b)は、それぞれ金属ワイヤーロープの他端部に取付ける接続部材の実施形態を例示する説明図である。 本発明の他の実施形態による図1に相当する一部平面図である。 走行中のタイヤ滑り止め具の連結部近傍における変形の状況を説明するための説明図である。
符号の説明
1 帯状ネット
2 フック
2a、2b 連結フック
3 金属ワイヤーロープ
4 係止部
5a、5b 接続部材
6a、6b、6c 環状部材

Claims (5)

  1. 非金属製ネットの両側縁のうちタイヤ内側に対応する側縁に沿って間欠的に取付けた複数のフックに締結ロープを掛け渡し、該締結ロープの両端部を接続部材を介して前記非金属製ネットの連結部で着脱自在に接続すると共に、タイヤ外側に対応する側縁に沿って取付けた係止部に締付け具を掛け渡すようにしたタイヤ用滑り止め具において、
    前記締結ロープを金属ワイヤーロープで構成すると共に、該金属ワイヤーロープの両端部に取付けた接続部材と前記非金属製ネットの連結部に取付けたフック及びこれに隣接するフックとを一体化構造にしたタイヤ用滑り止め具。
  2. 前記接続部材が屈曲自在に構成された請求項1に記載のタイヤ用滑り止め具。
  3. 前記接続部材と前記連結部に取付けるフック及びこれに隣接するフックとを加締めにより一体化構造にした請求項1又は2に記載のタイヤ用滑り止め具。
  4. 前記接続部材の外径が小径部を挟んで両側に大径部を有するように形成し、前記連結部に取付けたフック及びこれに隣接するフックを前記小径部に加締め固定した請求項3に記載のタイヤ用滑り止め具。
  5. 前記金属ワイヤーロープの外径が2.5〜4.0mmである請求項1〜4のいずれか1項に記載のタイヤ用滑り止め具。
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