JPH0427608A - 滑り止め装置 - Google Patents

滑り止め装置

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JPH0427608A
JPH0427608A JP13164790A JP13164790A JPH0427608A JP H0427608 A JPH0427608 A JP H0427608A JP 13164790 A JP13164790 A JP 13164790A JP 13164790 A JP13164790 A JP 13164790A JP H0427608 A JPH0427608 A JP H0427608A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、車両用タイヤに装着される滑り止め装置に関
し、特に、タイヤに対する装着を容易とした滑り止め装
置の改良に関する。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題]この種
の滑り止め装置の改良は、従来のいわゆる鎖状のタイヤ
チェーンにおける取付は作業性の不便さを解消し、ジヤ
ツキアップせずに、取付は作業に未熟なものでも容易に
装着を可能とする点に主眼がおかれている。
実開平1−813(14号公報に示す滑り止め装置は、
タイヤホイール側面に固定される固定部と、この固定部
から放射状に伸び、かつ、この放射状部材をタイヤ周方
向で連結する連結部材を有した接地部等で構成し、この
接地部の外側面にスパイクピンを植設している。この滑
り止め装置をプラスチック等の弾性変形部材で構成すれ
ば、必しもジャックアップせずに、その弾性変形により
滑り止め部材をタイヤのトレッド面を覆うように配置す
ることができ、その後固定部をタイヤホイールにねし止
め等により固定することで、その装着を完了させること
ができる。
しかしながら、滑り止め装置をタイヤに固定させた場合
には、この滑り止め装置が常にタイヤと一体的に回転す
ることになり、タイヤとその接地面との間に過大な付加
が作用した場合には、滑り止め装置自体が破損(、てし
まうという危険性があった。
実開昭83−169304号公報に開示されたものは、
タイヤの外側面配置されるリング状部材より放射状に伸
びるラダー型の滑り止め部材を有し、この滑り止め部材
の自由端側にて挿通される締付用ワイヤを有している。
そして、この締付用ワイヤの一端をラダー型の滑り止め
部材に形成した孔部を介してタイヤ外側面側の前記リン
グ状部材に案内し、この締付用ワイヤをリング状部材の
1カ所に固定することで、タイヤ−・の装着を実現でき
る。
この滑り止め装置によれば、タイヤへの装着がタイヤ外
側面側での締付用ワイヤの取付けのみで実現できるので
、その作業性か著しく改善できるが、ラダータイプの滑
り止め部材は、タイヤ周方向にて滑り虐め部材が非連続
となっており、滑り止め部材の厚さ分の段差かタイヤ周
方向で断続するため、乗り心地に不快感か生しるという
問題点を有している。
一方、特開昭62−1.22802号公報では、中心部
に取付孔を有する回動板と、この回動板の周縁に続き、
タイヤのトレッド面を全周にわたって覆う円周方向に連
続した走行接地部と、有する滑り止め装置が開示されて
いる。この滑り止め装置によれば、タイヤに対して滑り
止め装置全体が回動可能であるので、上述した滑り止め
装置の破損というおそれか少なく、かつ、走行接地部は
タイヤのトレッド面を全周にわたって円周方向に覆うよ
うに連続しているため、乗り心地も改善される。しかし
ながら、この滑り止め装置をタイヤに対して回動自在に
装着するためには、予めタイヤホイールにベース円板を
ねし止め固定しておく必要があり、このベース円板を固
定する分の作業項目が増大する上、タイヤホイール自体
もベース円板を強固に固定するため特殊な構造を有しな
ければならないという問題がある。特に、この滑り止め
装置では、上述した実開昭63−1.69304号公報
の滑り止め装置と異なり、締付ワイヤ等は一切使用して
いないため、タイヤへの装着保持性は前記回動板および
ベース円板の固定にのみ依存しており、その装着保持性
を高めるためには構成が複雑となることが妨げられない
本発明の目的とするところは、 ■ タイヤのトレッド面と当接する走行接地部を、タイ
ヤの周方向で連続させることで、車両の乗り心地を改善
すること、 ■ タイヤへの最終的な装着は、締付用ワイヤをタイヤ
の外面側で操作することて行い、装着性を容易とし、か
つ、滑り止め装置をタイヤに対して回動自在とすること
、 ■ タイヤのトレッド面を覆うように滑り止め部材を配
置するために、ジヤツキアップせずにタイヤを回転させ
ることのみによって行い、このとき、タイヤホイール側
には必ずしも特殊な構成を要せず滑り止め装置をタイヤ
に仮止めできること、を実現することにより、以って装
着作業性の良好でかつ安価な滑り止め装置を提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、タイヤの外側面に配置される環状枠と、 この環状枠に一端が固定され、その他端側か前記タイヤ
の外側面、トレッド面を辿って内側面に伸び、かつ、前
記トレッド面と当接する走行接地部が前記タイヤの周方
向で連続するように連結された滑り止め部材と、 この滑り止め部材をタイヤに装着する際に1、前記環状
枠がタイヤホイールと共に回転できるように、前記環状
枠をタイヤホイールに仮止めする仮止め手段と、 前記滑り止め部材のタイヤ内側面に位置する端部側を環
状に連結し、その少なくともその一端がタイヤのトレッ
ド面を辿ってタイヤ外側面に引き出され、引張状態にて
前記環状枠に係止可能な締付用ワイヤと、 を有することを特徴とする。
[作 用] この滑り止め装置をタイヤに装着するためには、まず環
状枠をタイヤの外側面と対向する位置に配置し、タイヤ
が地面と接する部分を除いて、滑り止め装置の走行接地
部をタイヤのトレッド面を覆うように被せる。その後、
仮止め手段によって滑り止め装置の環状枠とタイヤホイ
ールとを仮止めする。この状態で、タイヤを回転させる
と、仮止め手段によって滑り止め装置もタイヤと共に回
転するので、走行接地部の全域を、タイヤのI・レッド
面と当接するように配置することができる。この状態で
、タイヤの外側面側に引出されている締結用ワイヤを引
張し、その少なくとも一端を環状枠に係止することで、
この滑り市め装置のタイヤに対する装着が完了する。ま
た、この後仮止め手段の係合を解除することで、この滑
り止め装置は締結用ワイヤによってのみタイヤに対して
装着保持されるので、タイヤと滑り止め装置とが回動自
在であり、接地面との間に過度の負荷が作用した場合に
も、滑り止め装置の破損が生ずることもない。
[実施例] 以下、本発明を適用した滑り止め装置の一実施例につい
て、図面を参照して具体的に説明する。
第1図は実施例に係る滑り止め装置の概略斜視図であり
、第2図はこの滑り止め装置のタイヤに対する仮止め状
態を示す図であり、第3図はこの滑り止め装置をタイヤ
に対して装着完了した状態を示す図である。
各図において、タイヤ1の外側面1bと対向する位置に
配置される環状枠]0の表面には、例えば7本のフラン
ジ付ビン12か設けられている。
そして、このビン12を利用して、滑り止め装置をタイ
ヤ1に対して仮止めするための仮止め手段14が支持さ
れている。この仮止め手段14は、例えば5本の前記ピ
ン12に掛は渡されたゴムバンド16と、このゴムバン
ド16のほぼ対向する位置にそれぞれ挿通して支持され
たフック1818とで構成されている。前記環状枠1o
には、タイヤ]の外側面]b、トレッド面1aを辿って
内側面1cに伸び、かっ、トレッド面1aと当接する走
行接地部かタイヤ1の周方向で連続する滑り止め部材2
0か連結されている。実施例では、滑り止約部材20を
非金属例えばプラスチックにて形成している。この滑り
止め部材2oとしては、前記環状枠10の周縁部に等間
隔にて固定され、放射方向に伸びる放射状部材22(例
えば7木の放射状部’rA’ 22 a〜22g)と、
隣接する放射状部材22をタイヤ1の周方向で連続する
ように連結する連結部材24(例えば2本の連結部材2
4a〜24b)と、前記放射状部材22と連結部月24
との例えば交点に植設されたスパイクビンン8とから構
成されている。この際、隣接する放射状部材22.22
の間隔W1は、第4図に示すに、タイヤ1のトレッド面
1aが接地する幅w2より広くしておくことか望ましい
。このような間隔Wを確保すると、滑り止め部材2oの
材料によってはその強度を保障し得ない場合もあるので
、第5図に示す滑り止め部材2oの構成とすることもて
きる。第5図では、隣接する2本の放射状部祠2222
の間で、前記環状枠10より同様に放射状に伸びる補強
部材26(例えば7本の補強部材26 a〜26g)を
設けている。また、連結部材24と1.て円周方向に伸
びる3本の連結部材24a〜24cを設け、前記各補強
部材26はこの3本の連結部材24a〜24cと結合さ
れ、その交点にスパイクビン28を植設している。この
ようにすれば、放射状部材22.22の間の間隔Wを第
4図のように確保しながらも、その間の滑り止め部材2
0の補強を実現することができる。
前記各放射状部材22の自由端部には孔部23が設けら
れ、この孔部23に締結用ワイヤ30が挿通支持されて
いる。この締結用ワイヤ30は、放射状部材22の自由
端側を環状に連結し、その両端部は1本の放射状部材2
2aに設けたガイド孔(図示せず)を挿通して案内され
、前記環状枠10の内縁部に引出されている。この環状
枠10の内縁部より引出された締結用ワイヤ30の両端
には、それぞれゴムバンド32.32を介してリング3
4.34が連結されている。このリング3434は、環
状枠10に係止される被係止部の一例であり、環状枠1
0側の係止部としては残りの2本の前記フランジ付ピン
12.12か用いられる。そして、予め締結用ワイヤ3
0の全長を調整しておけば、前記リング34.34をフ
ランジ付ピン12.12に支持することで、この滑り止
め装置をタイヤ1に対して密着して締結保持することが
可能となる。なお、隣接する前記放射状部材22.22
の間には、前記締結用ワイヤ30に挿通されるスペーサ
36が設けられ、締結用ワイヤ30を引張した際の片寄
りを防止し、放射状部材22.22間の最小間隔が維持
されるように構成している。
次に、この滑り止め装置の作用について説明する。
第2図(A)、(B)は、それぞれ本実施例にかかる滑
り止め装置のタイヤ1に対する仮止め状態を示している
この際、締結用ワイヤ30のリング34.34は、環状
枠10に係止されていないので、締結用ワイヤ30の直
径をタイヤ1の直径以上の大きさに広げることができ、
この結果、滑り止め部材20をタイヤ1のトレッド面1
aのほぼ全周を覆うように取付けることができる。たた
し、タイヤ1か地面と接地している領域については、滑
り止め部材20のうち連結部材24をトレ・7ト面1a
の下方に挿入することはできない。しかし、滑り止め部
材20の放射状部材22の間隔W1を、第5図のように
設定しておくことで、この放射状部材22の一部を、タ
イヤ1の接地幅の両側に挿入することができる。この状
態で、同図に示すように、仮止め手段14におけるゴム
バンド16を引張し、その先端のフック18.18を、
タイヤホイール2の孔2a  2aに係合させる。この
結果、滑り止め装置はタイヤ1と一体的に回転すること
が可能となり、滑り止め装置の仮止めが完了することに
なる。この際、第2図に示す例では、滑り止め部材20
の剛性が比較的高いため、仮止め手段14におけるゴム
バンド16の変形により、上記の仮止め状態を達成して
いるか、滑り止め部材20を比較的剛性の低いプラスチ
ック等で形成することで、タイヤ1のトレッド面1aに
よりフイ・ノドした状態にて、滑り止約装置の仮止め状
態を達成することが可能となる。
この仮止め状態が完了した後、車両を駆動してタイヤ1
を回転させる。そうすると、駆動前には接地面によりト
レッド面]aを覆うことかできなかった領域の滑り止め
部材20は、タイヤ1の回転により接地面か移動するた
め、タイヤ1の全てのトレッド面1aを覆うような形で
、この滑り止め装置を配置することか可能となる。
この後、締結用ワイヤ30の一端側に固定されているリ
ング34を、環状枠10の1つのフランジ付ピン12に
係合させる。この係合動作は、他方の端部側の締結用ワ
イヤ30か自由状態にあるので、治具等を用いずに比較
的簡易に行うことかできる。締結用ワイヤ30の他方の
リング34については、締結用ワイヤ30を引張させ、
滑り止め部材20のタイヤ1の内側面ICに位置する側
の環状直径を狭めるようにしながら引張する必要がある
ため、後述する治具等を用い、そのリング34を環状枠
10の他のフランジ付ピン12に係合させる。この結果
、この滑り止め装置は第3図(A)、(B)に示すよう
に、タイヤ1に対する装着が完了することになる。また
、この後は、仮止め手段14により仮止めを行う必要か
ないので、フック18をタイヤホイール2の孔2aより
離脱させる。この結果、この滑り止め装置はタイヤ1に
対して回動することが可能となり、タイヤ1と地面との
間に過大な負荷が作用した場合にも、滑り止め装置に作
用する負荷を吸収でき、この際に生ずる滑り止め装置の
破損を確実に防止することができる。
この仮止め手段14は、第6図に示すように仮止め状態
の解除後に、他の用途に使用することも可能である。す
なわち、同図に示すように、仮止め手段14のフック1
8.18を、締結用ワイヤ30の途中に係合させること
ができる。そうすると、締結用ワイヤ30の両側側は、
仮止め手段14におけるゴムバンド16の引張力により
、その締結力が増大するように変形することになる。こ
の結果、タイヤ1の内側面1C側での滑り止め装置の環
状直径をさらに狭めることかでき、締結用ワイヤ30に
よる滑り止め装置の締結力を増大させることが可能とな
る。
このような滑り止め装置によれば、滑り止め部材20の
うち連結部材24がタイヤ]8の周方向に連続する形と
なっているので、滑り止め部材20を放射状部材22の
みによって実現したラダー型チェーンの場合と比べて、
車両の乗り心地性を大幅に改善することができる。また
、滑りLヒめ部材20をタイヤ1の周方向で連続する形
と1−なからも、この滑り止め装置の仮止め状態後は、
タイヤ1を回転させることで、滑り止め部材20の全域
についてタイヤ1のトレッド面1. aを覆うように装
着することが可能となる。また、仮止め手段14は、タ
イヤ1を回転させたときに滑り止め装置を一体的に回転
させるための暫定的なものであるため、タイヤ1の高速
回転にも追従するような十分な強度は要せず、従・って
、本実施例のような簡易な構成にて実現することかでき
、滑り止め装置の低価格化を実現できる。さらに、タイ
ヤ1に対する滑り止め装置の最終的な装着は、タイヤ1
の外側面1b側での締結ワイヤ30の係合動作のみによ
って実現できるので、取付作業に未熟な者でも、容易に
取付けを行うことか可能となる。
次に、前記締結用ワイヤ30を環状枠10に設けられた
フランジ付ピン12に係合させるための治具について、
第7図を参照して説明する。
第7図に示す治具40はてこ棒を構成するものであり、
同図(A)に示す中空管42の一端には握り44が設け
られ、その他端には、同図(B)に示すように中空管4
2の先端を半円形状に切欠いた支点用切欠部46が形成
され、その先端には屈曲部46aが形成されている。
二〇治具40の使用方法としては、同図(A)に示すよ
うに、中空管42に締結用ワイヤ30の先端に設けられ
たリング34を挿通し、支点用切欠部46をフランジ付
ピン12のフランジ部に当接させる。この際、屈曲部4
6aがフランジの下面側に位置するので、この治具40
かフランシイ・jビン12より離脱するおそれを低減で
きる。このような状態にて握り44を保持して、同図(
A、 )に示す矢印方向にフランジ付ビンコ2を支点と
して治具40を回動させる。そうすると、てこの原理に
より、比較的少ない力で締結用ワイヤ30を引張させる
ことかできる。そして、治具40か環状枠10に対して
ほぼ垂直となった位置で、リング34を中空管42に沿
ってフランジ付ピン]2側に移動させることて、このリ
ング34をフランジ付ピン12に係合させることか可能
となる。
第8図および第9図には、他の治具50か示されている
。この治具50も同様に、中空管52の一端に握り54
か形成され、その他端側に支点用切欠部56が設けられ
ている。また、中空管52の途中には、締結用ワイヤ3
0の位置決め用の溝58が切欠形成されている。そして
、この治具50は、第9図に示すように、支点用切欠部
56か環状枠10の内端面に当接するようにして用いら
れる。この際、締結用ワイヤ30の先端側の構成を、第
9図に示すようにしておくことが好ましい。
すなわち、締結用ワイヤ30の先端には第1のリング3
4aが設けられ、この第1のリング34aはゴムバンド
32を介して第2のリング34bと連結されている。さ
らに、第2のリング34bには被係止用の第3のリング
34cが連結されている。締結ワイヤ30をフランジ付
ピン12に係合する際には、第9図(A)に示すように
、治具50の中空管52を第2のリング34bに挿通す
る。
そして、同図(A)に示すように、治具50を矢印方向
に回動させることで、被係止部である第3のリング34
eをフランジ付ビン12のほぼ上方に設定でき、この第
3のリング34cをフランジ付ビン12に容易に係合さ
せることができる。
方、このフランジ付ビン12より締結用ワイヤ30を離
脱させる際には、治具50の中空管52を第1のリング
34aに挿通する。この場合には、治具50を環状枠1
0に対してほぼ垂直に設定した際には、ゴムバンド32
を含めこれより先の第2、第3のリング34b、34c
には何等の引張力か作用されないので、フランジ付ビン
12に係合されている第3のリング34cを容易に離脱
させることができる。その後、この治具50を第9図(
B)に示す方向に回動させることで、締結用ワイヤ30
への引張力を容易に解除することが可能となり、滑り止
め装置をタイヤ1より離脱させることが可能となる。
第10図は、締結用ワイヤ30の先端側の被係止部の変
形例を示している。同図では、締結用ワイヤ30の両端
側を第1のリング34aに連結し、この第1のリング3
4aをバンド32を介1,2て被係止部である第2のリ
ング34bに連結したものである。このようにすれば、
上述した治具40または治具50を用いて、締結用ワイ
ヤ30の両端を一度に、環状枠10のフランジ付ビン1
2に係合させることが可能となる。この他、締結用ワイ
ヤ30の一端を環状枠10に固定しておき、その他端側
のみに上記の被係止部を連結1−1この被係止部を前記
治具40または治具50を用いてフランジ付ビン12に
係合させることでもよい。
第11図には、締結用ワイヤ30を引張し、これを解除
するための他の構成例が示されている。
同図において、滑り止め部材20を連結した環状枠60
の内側には、この環状枠60に対して回動可能な回動リ
ンク62が設けられている。二〇回動リング62の一部
の周面には、ギア62aか形成され、環状枠60に対し
て回転自在なビニオンギア64と噛合している。このビ
ニオンギア64には角孔64aが設けられている。この
ビニオンギア64を回転するための治具66は、前記ビ
ニオンギア64の角孔64aに嵌入される角ピン68a
と、この角ピン68aとは偏心した位置に一体的に設け
られている握り68bとを有している。
また、環状枠60には、回動リング62の実線矢印方向
への回転を規制するためのストッパピン70が設けられ
、このストッパピン70は図示しない付勢部材により常
時前記ギア62aと係合している。尚、付勢部材の付勢
力に抗してこのストッパピン70をギア62aより離脱
させることも可能である。一方、環状枠60のガイド孔
(図示せず)より引出される前記締結用ワイヤ30の一
端は、コイルスプリング72に連結され、このコイルス
プリング72の他端は前記回動リング62に係止されて
いる。
第11図に示す構成によれば、締結用ワイヤ30を引張
する際には、治具66の角ピン68aをビニオンギア6
4の角孔64aに嵌太し、握り68bを操作してビニオ
ンギア64を時計方向に回転させる。そうすると、この
ビニオンギア64と噛合するギア62aを有する回動リ
ング62か、同図の破線矢印方向に回転することになる
。この結果、コイルスプリング72を介して回動リング
62に連結されている締結用ワイヤ30が引出され、締
結用ワイヤ30を引張させることが可能となる。この際
、ストッパピン70か常時ギア62aに係合し、このギ
ア62aの実線矢印方向への回転戻りを規制しているの
で、締結用ワイヤ30の所望の引張状態を確保すること
かできる。一方、締結用ワイヤ30の引張状態を解除し
たい場合には、ストッパピン70を操作してギア62a
より離脱させることで、回動リング62が実線矢印方向
に回転し、締結用ワイヤ30の引張状態を解除すること
が可能となる。
第12図には、仮止め手段の他の構成例が示されている
。同図において、環状枠80の内側には、固定リング8
2が設けられ、この固定リング82に対して所定の滑り
抵抗にて環状枠80が回転自在に支持される。この環状
枠80には、前述した実施例の滑り止め部材20.締結
用ワイヤ30この締結用ワイヤ30を係合するためのフ
ランジ付ピン12等が設けられている。固定リング82
には、例えば3カ所にゴムバンド16が掛は渡され、そ
の中間部にはフック18が支持されている。
そして、ゴムバンド16を引張させ、フック18をタイ
ヤホイール2の3カ所の孔2aに係合させることが可能
である。この実施例によれば、フック18をタイヤホイ
ール2の孔2aに係合させることで、固定リング82を
タイヤホイール2に対して固定することが可能となる。
この状態でタイヤ1を回転させると、固定リング82と
環状枠80との間には所定の滑り抵抗が存在するため、
タイヤ1と共に固定リング82および環状枠80かほぼ
一体的に回転し、環状枠80に連結された滑り止め部材
20を、タイヤ1のトレッド面1aの全周に掛は渡すこ
とが可能となる。従、って、固定リング82およびゴム
バンド16.フック]8は、前述した実施例の仮止め手
段14に相当する二とになる。この滑り止め装置のタイ
ヤ1に対する仮止めが完了した後、前述した実施例と同
様にして締結用ワイヤ30をフランジ付ビン]2に係合
させることで、滑り止め装置のタイヤ1に対する装着が
完了することになる。この際、ゴムバンド]6に設けら
れているフック18をタイヤホイール2の孔2aより離
脱させることは必ずしも要しない。すなわち、フック1
8がタイヤホイール2の孔2aに係合していても、タイ
ヤ1とその接地面との間に多大な負荷が作用した場合に
は、タイヤ1と共に固定リング82のみか回転し、環状
枠80はこれに追従しないように構成することかでき、
この結果、滑り止め装置の破損を防止することかできる
。すなわち、環状枠80およびゴムバンド16、フック
〕8て構成される仮止め手段は、滑り止め部材20をト
レッド面1aの全周に掛は渡す際には環状枠80をタイ
ヤ1と共に一体的に回転させることかできるが、タイヤ
1と接地面との間に上記滑り抵抗以上の過大な負荷が作
用した場合には、仮止め手段とi5ての機能を有せず、
滑り止め装置を°タイヤ1に対して回動可能に支持する
ことが実現できる。この場合、固定リング82と環状枠
80との回転を許容し、あるいは規制するための他の操
作部材を設けておくことも可能である。
次に、滑り止め部材20の他の構成例につき、第13図
以下を参照して説明する。第13図は、滑り止め部材2
0として、タイヤ1のトレッド面1aと当接部分をネッ
ト状部材90で構成したものである。この場合にも、滑
り止め部材20はタイヤ1の周方向で連続した形となり
、乗り心地性を確保することができる。また、ネット状
部材90の両端部分の連結部として、例えば5カ所に連
結片92を設けている。そして、第14図に示すように
、この連結片92と一体的に中空リンク94を設けてお
くことで、締結用ワイヤ3oを環状枠]0側に引き出す
ためのカイト孔を構成することができる。
第15図〜第17図には、滑り[Lめ部11’ 20の
放射状部材22の隣接間ピッチを可変できる構成が示さ
れている。第15図(A)に示す滑り)1−め部材20
は、相隣接する2つの放射状部材2222を、十文字状
部材100て連結したものである。この十文字部材10
0の先端4カ所には、それぞれリング102が連結され
、このリング1゜2は放射状部材22にも連結されてい
る。そし、て、十文字状部材100は容易に変形可能で
あり、リング102の遊びも利用できるので、同図(A
)に示す狭ピツチ状態から、同図(B)に示す広ピッチ
状態に変形させることが可能である。
第16図には、平行リング形式の滑り止め部材20か示
されている。すなわち、相隣接する放射状部材22.2
2の間には、第1のリンク部+A]04および第2のリ
ンク部材106がその交点にてスパイクピン28により
回転自在に連結され、第1.第2のリンク部材104,
106の両端が、前記放射状部材22に対してスパイク
ピン28により回転自在に連結されている。このような
構成によれば、いわゆる平行リンク機構を形成できるの
で、第1.第2のリンク部材104 106の交差角を
変化させることで、2つの放射部材22゜22の間のピ
ッチを容易に可変することが可能となる。
第17図には1、相隣接する2つの放射状部材22.2
2の間を、背面合せの形で連結された一対の半円状部材
108により連結したものである。
この場合にも、一対の半円状部材108が容易に変形可
能であるので、相隣接する2つの放射状部材22.22
間のピッチを、同図(A)より同図(B)のように容易
に変更することが可能となる。
上述した第15図〜第17図に示す各実施例においては
、相隣接する2つの放射状部材2222の間を他の部材
によりそれぞれ連結(7ているので、タイヤ1の周方向
にて滑り止め部材20を連続した形で構成でき、乗り心
地安定性を確保することが可能となる。しかも、放射状
部材22.22のピッチを可変できるので、ある範囲の
タイヤ1の各種サイズに適合でき、滑り止め装置の汎用
性を確保することができる。
次に、環状枠コ0に対して滑り止め部材20における放
射状部材22を着脱でき、あるいは放射状部材22の長
さを変更できる構成について、第18図以下を参照して
説明する。
第18図(A)、(B)には、ボルト]14により放射
状部材22を環状枠]0に対1.て着脱でき、かつ、放
射状部材22の取付は長さを変更できる構成が示されて
いる。すなわち、環状枠コ0にはその厚さ方向の中間部
にて放射状部材22を嵌入できるスリットコ10が形成
され、その表面より前記スリット110に連通して雌ね
じ112が形成されている。この雌ねじ112にボルト
114が螺合できるようになっている。一方、前記放射
状部材22には、環状枠1oに取付けられる基端側に、
同図(A)に示すようにボルト114の先端部を嵌入で
きる例えば2つの長さ調整孔116が穿設されている。
そして、同図(A)に示すように、雌ねじ]−12に螺
合されるボルト114の先端部を、スリット1.10に
嵌入された放射状部材22の一方の長さ調整孔116に
挿入することで、放射状部材22を環状枠10に固定す
ることが可能となる。さらに、ボルトコ−14の先端が
嵌入される長さ調整孔]16を変更することで、環状枠
10より放射方向に伸びる放射状部材22の長さを調整
できる。
同図(B)には、放射状部材22の表面に長さ調整用く
ほみ1〕−8を例えば2カ所に設けた例が示されている
。この場合にも、同様に環状枠10の雌ねじ112に螺
合されるボルト114の先端を、放射状部材22の一方
の長さ調整用くほみ1]8に嵌入することで、放射状部
材22を環状枠]0に固定できる。そして、長さ調整用
くほみ]18を変更することて、その長さを調整するこ
とが可能となる。
同図(C)には、環状枠ユ0のスリット1コ0に挿入さ
れる放射状部材22を、押え金具120により押圧保持
する構成か示されている。この押え金具1−20は、環
状枠10に対して回転可能に支持され、同図(C)に示
す押え金具の閉鎖状態にて、スリット10内の放射状部
材22の基端部を押圧保持することができる。逆に、こ
の押え金具120を矢印方向に解放することて、放射状
部材22を環状枠10のスリット1コ−0より容易の離
脱させることか可能である。そ1.て、スリット110
に嵌入される放射状部材22の基端部の長さを調整する
ことで、放射状部材22の長さ調整を実現できる。
第19図〜第21図には、操作ビン140の操作により
、放射状部材22を環状枠10に対して固定し、その長
さ調整を実現できる構成が示されている。
すなわち、環状枠10は断面フ字状に形成され、その開
口端側を覆うように固定板130か連結されている。こ
の固定板130には、環状枠10の半径方向にて所定間
隔毎に矩形状に切欠かれたスリット132が穿設されて
いる。一方、放射状部材22の基端側には固定金具]3
4が固定され、その先端部には前記スリット132に嵌
入できる爪136が突出形成されている。さらに、固定
金具134の表面より裏面に貫通するように、操作ピン
140が回転自在に支持されている。この操作ピン14
0の一端には把持部142が形成され、その他端側には
前記スリット132に嵌入てきる係合片144が形成さ
れている。このような構成において、放射状部材22を
環状枠10に固定するには、まず係合片144の長手方
向をスリット]32の長手方向と一致させた状態にて、
固定金具134の爪136と、二〇係合片144とを固
定板コ30に固定されたスリット132に嵌入する。そ
の後、操作ピン]40の一端側にある把持部142を9
0度回転させる。そうすると、スリット132の長手方
向に対して、係合片144の長手方向が直交する方向に
伸びるため、この係合片ゴ44がスリット132より離
脱することが防止でき、この結果放射状部材22を環状
枠10に固定することかできる。さらに、前記爪136
係合片]44か嵌入されるスリット132の位置を変更
することて、放射状部材22の長さ調整を実現できる。
第22図には、環状枠10側に設けた操作部]50の操
作により、放射状部材122の着脱を実現できる構成が
示されている。すなわち、前記固定板130に形成され
たスリット132の切欠き領域に対して突出するように
付勢された係合突起152が進退可能に取付けられてい
る。なお、捜査部150を押動することで、付勢力に抗
して係合突起を上記切欠き領域に存在しないように退避
できる。一方、放射状部材22に取付けられる固定金具
154には、前記係合突起コ−52を嵌入てきる孔部1
56aを有した爪156が2カ所に設けられている。
このような構成によれば、操作部150を例えば押圧す
ることで、係合突起152をスリット132の切欠は領
域より退避させ、この状態にて固定金具154に設けら
れた2つの爪156 156を、2つのスリット132
内に嵌入できる。その後、操作部150への押圧を解除
することで、例えば付勢部材(図示せず)の作用により
、係合突起152をその付勢力により爪156に係合さ
せることかでき、この結果放射状部材22を環状枠10
に固定することができる。また、爪156156が挿入
されるスリット132の位置を変更することで、放射状
部材22の長さ調整を実現できる。
以上説明した、第18図〜第22図に示すような構成に
よれば、環状枠10より放射状部材22を容易に離脱で
きるため、例えば滑り止め装置を収納する際には、環状
枠10と滑り止め部材2゜を分離でき、コンパクトな収
納が実現できる。さらに、環状枠10より半径方向に伸
びる放射状部材22の長さを容易に変更できるので、夕
・イヤ1のサイズに適合させることができ、滑り止め装
置の汎用性を確保てきる。
第23図には、放射状部材22と連結部材24との交点
に設けられるスパイクビン28の取付構造が示されてい
る。同図において、放射状部材22および連結部材24
には、それぞれ前記スパイクビン28を長手方向て移動
できる長孔160162が設けられている。また、スパ
イクビン28の上下端面にはそれぞれフランジ28a、
28bが形成されているので、面長孔160 162よ
りスパイクビン28か離脱することを防止できる。この
ような構成によれば、スパイクビン28に過大な負荷か
作用した場合に、この負荷は直接放射状部材22または
連結部材24に伝達されず、放射状部材22および連結
部材24が長孔160162を介して、スパイクビン2
8に対してその負荷を吸収する方向に逃げることができ
る。このように、各部材22.24の逃げを確保するこ
とて、滑り止め部材2oが無理矢理変形させられること
を防止でき、滑り止め部材2oの破損を大幅に低減でき
る。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
例えば、第1図に示す仮止め手段14は、この滑り止め
装置がタイヤ]に装着された後には、フランジ付ビン1
2より離脱することも可能である。
すなわち、仮止め手段14は必すしも環状枠10に常時
取付けられているものに限らない。取り外し可能な仮止
め手段1.4としては、例えば第24図に示す構成とし
てもよい。これは、ゴムバンド1.70の一端にリング
172を支持し、その他端にリング174およびフック
176を支持している。仮止めの必要な時には、リング
172をフランジ付ピン12に係止し、ゴムバンド17
4を引張してフック176をタイヤホイール2の孔2a
に係合させればよい。このような仮止め手段を複数取付
ければ良い。この際、タイヤホイール2は種々のタイプ
があるので、ゴムバンド174の長さ調整を可能とし、
フック176の形状を数種類用意しておくこともできる
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、タイヤのトレッド
面と当接する走行接地部が、タイヤの周方向で連続する
構成となっているので、ラダー型チェーンのように走行
接地部の厚みがタイヤ周方向で断続することなく、車両
の乗り心地性を改善することができる。また、このよう
に走行接地部をタイヤ周方向で連続させながらも、滑り
止め装置をタイヤに仮止めした後、タイヤを回転させる
ことで、タイヤをジヤツキアップさせることなく、その
トレッド面を覆うように滑り止め部材を掛は渡すことが
可能となる。この滑り止め部材の掛は渡しを実現するた
めの仮止め手段は、タイヤが高速回転されるような場合
の負荷に耐える十分な強度を有する必要かないので、そ
の構成が簡易となり、滑り止め装置の低コスト化を実現
できる。
滑り止め装置のタイヤに対する最終的な装着は、タイヤ
の外側面側には締結用ワイヤを引張し、環状枠に係合さ
せることのみにより実現できるので、取付は作業に不慣
れな者にとっても、この滑り1トめ装置を容易にタイヤ
に対して着脱することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を適用した滑り止め装置の全体構成を
示す概略斜視図、 第2図(A)   (B)は、タイヤに対する滑り止め
装置の仮止め状態を示す側面図1正面図、第3図(A)
   (B)は、滑り止め装置をタイヤに対して装着j
7た状態を示す正面図1側面図第4図は、放射状部材の
間隔と、タイヤの接地幅との関係を示す説明図、 第5図は、滑り止め部材に補強部材を付加した変形例を
示す概略斜視図、 第6図は、滑り止め部材の装着完了後、仮止め手段を締
結用ワイヤに係合させた状態を示す正面図、 第7図(A)、(B)は、締結用ワイヤを環状枠に取付
けるために使用する治具の使用状態の説明図、治具先端
部の概略斜視図、 第8図(A)、(B)は、治具の変形例を示す正面図、
断面図、 第9図(A)、(B)は、第8図に示す治具を用いた締
結ワイヤの装着、離脱時の使用状態を示す説明図、 第10図は、締結用ワイヤ先端部の変形例を示す概略斜
視図、 第11図は、締結用ワイヤを引張保持するための変形例
を示す正面図、 第12図は、仮止め手段の変形例を示す正面図、第13
図は、滑り止め部材をネット状に形成した変形例を示す
展開図、 第14図は、第13図の滑り止め部材に用いられる連結
片の概略斜視図、 第15図(A)、(B)は、十文字状部材を用いた滑り
止め部材の平面図、 第16図は、リンク部材を用いた滑り止め部材の平面図
、 第1−7図(A)、(B)は、一対の半円状部材を用い
た滑り止め部材の平面図、 第18図(A)、(B)、(C)は環状枠のスリットに
対して着脱自在な放射状部材の取付構造を示す概略断面
図、 第19図は、操作ピンを用いて放射状部材の着脱を行う
構成例を示す概略断面図、 第20図は、第19図に示す固定板の平面図、第21図
(A)、(B)は、第19図に示す放射状部材先端部の
底面図、側面図、 第22図(A)、(B)は、係合突起の進退により放射
状部材の着脱を行う構成例を示す概略説明図、 第23図(A)、(B)は、放射状部材、連結部材にお
ける交点におけるスパイクピンの取付は構造を示す概略
平面図1断面図、 第24図は、仮止め手段の変形例を示す概略斜視図であ
る。 10・・・環状枠、   14・・・仮止め手段、20
・・・滑り止め部材、22・・放射状部材、24・・・
連結部材、  26・・・補強部材、30・・・締結用
ワイヤ、40.50・・・治具、60.80・・・環状
枠、 62.64,70.72・締結手段、 代理人 弁理士 布 施 行 夫 (他2名)第 図 (A) 第 図 (B) 第 図 (A) (B) 2c 第 図 −人μ 第 図 6d 第 図 旧 第 図 第 図 第 図 (A) CB) 5設 (A) 第 図 (B) 第 区 (B) 第 図 第 図 D 第 図 D 第 図 (A) (B) 区 内寸 ! ψ 0 第 図 第 20図 第 図 (A) (B) 第22 図 (A) (B)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)タイヤの外側面に配置される環状枠と、この環状
    枠に一端が固定され、その他端側が前記タイヤの外側面
    、トレッド面を辿って内側面に伸び、かつ、前記トレッ
    ド面と当接する走行接地部が前記タイヤの周方向で連続
    するように連結された滑り止め部材と、 この滑り止め部材をタイヤに装着する際に、前記環状枠
    がタイヤホィールと共に回転できるように、前記環状枠
    をタイヤホィールに仮止めする仮止め手段と、 前記滑り止め部材のタイヤ内側面に位置する端部側を環
    状に連結し、その少なくともその一端がタイヤのトレッ
    ド面を辿ってタイヤ外側面に引き出され、引張状態にて
    前記環状枠に係止可能な締付用ワイヤと、 を有することを特徴とする滑り止め装置。
  2. (2)請求項(1)において、 前記滑り止め部材は、前記環状枠より放射状に伸び、そ
    の自由端部に前記締結用ワイヤが挿通される複数の放射
    状部材と、隣接する前記放射状部材をタイヤ周方向で連
    結する連結部材とから構成され、かつ、前記放射状部材
    の間隔を、タイヤの接地幅より広く形成したことを特徴
    とする滑り止め装置。
  3. (3)請求項(2)において、 隣接する前記放射状部材の間には、一端が前記環状枠に
    固定されて放射状に伸び、その他端側が前記連結部材と
    連結される補強部材が設けられたことを特徴とする滑り
    止め装置。
  4. (4)請求項(1)〜(3)のいずれかにおいて、前記
    仮止め手段は、前記締結用ワイヤが引張状態にて前記環
    状枠に係止された後に、前記締結用ワイヤ途中に係合さ
    れてその引張力を増大することを特徴とする滑り止め装
    置。
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