JP4507636B2 - 半導体発光素子 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施の形態を示す半導体発光素子の模式的断面図である。前記半導体発光素子を窒化物半導体に限定して以下に示すが、本発明の実施の形態がこれに限定されないことは明らかである。図1の半導体発光素子は、基板2上に、少なくともn型窒化物半導体層3、p型窒化物半導体層4が順に積層されている。また図示されてはいないが、前記n型窒化物半導体層上には活性層を介してp型窒化物半導体層が積層されている。前記半導体発光素子は、p型窒化物半導体層上のほぼ全面に設けられたオーミック電極(p電極)51とその一部に設けられたパッド電極52を有する。また、前記p型窒化物半導体層からn型窒化物半導体層に達するまでエッチングされて形成された第1の凹部7にはn電極6が設けられている。ここで、第1の凹部とはn型窒化物半導体層の露出面であって、後述するn型コンタクト層とする。前記半導体発光素子は、p型窒化物半導体層4から基板2に達する基板露出面である第2の凹部8を有するが、該第2の凹部8は省略してもよい。前記半導体発光素子は、オーミック電極(p電極)51、パッド電極52とn電極6の各ボンディング面を除いて前記電極の形成面上に保護膜1を連続的に設けている。
本発明の実施の形態で用いられる窒化物半導体層は、例えば、サファイア、スピネル等の基板2上に窒化物半導体層との格子定数の不整合を緩和させるバッファ層を介してn型窒化物半導体層3を積層する。該n型窒化物半導体層は、n電極とオーミック接触を得るためのn型コンタクト層、またキャリア供給層であるn型クラッド層を少なくとも備えている。また前記n型窒化物半導体層上にはキャリアの再結合により光を発生させるInを含有する活性層(発光層)を介してp型窒化物半導体層を積層している。p型窒化物半導体層は、キャリアを活性層に閉じこめるためのp型クラッド層、p電極とオーミック接触を得るためのp型コンタクト層を少なくとも備えている。以下に各構成について詳細に示す。
次に、n型コンタクト層を成長させる。n型コンタクト層としては、活性層のバンドギャップエネルギーより大きくなる組成であり、Si等のn型不純物がドープされたAlxGa1−xN(0≦x≦1)が好ましい。n型コンタクト層の膜厚は特に限定されるものではないが、0.5μm以上とし、好ましくは1μm以上、より好ましくは3μm以上である。また、n型クラッド層のn型不純物濃度は特に限定されるものではないが、好ましくは1×1017〜1×1020/cm3、より好ましくは1×1018〜1×1019/cm3である。また、n型不純物濃度に傾斜をつけても良い。また、Alの組成傾斜をつけることでキャリアの閉じ込めのためのクラッド層としても機能する。
本発明に用いる発光層(活性層)は、少なくとも、AlaInbGa1−a−bN(0≦a≦1、0≦b≦1、a+b≦1)から成る井戸層と、AlcIndGa1−c−dN(0≦c≦1、0≦d≦1、c+d≦1)から成る障壁層と、を含む量子井戸構造を有する。さらに好ましくは、上記井戸層及び障壁層が、それぞれ、AlaInbGa1−a−bN(0<a≦1、0<b≦1、a+b<1)と、AlcIndGa1−c−dN(0<c≦1、0≦d≦1、c+d<1)である。活性層に用いられる窒化物半導体は、ノンドープ、n型不純物ドープ、p型不純物ドープのいずれでも良いが、好ましくは、ノンドープもしくは、又はn型不純物ドープの窒化物半導体を用いることにより発光素子を高出力化することができる。さらに好ましくは、井戸層をアンドープとし、障壁層をn型不純物ドープとすることで、発光素子の出力と発光効率を高めることができる。
次に、前記活性層(発光層)上にp型窒化物半導体層を積層する。前記p型窒化物半導体層にはp型クラッド層、p型コンタクト層等を備えている。該p型クラッド層としては、活性層のバンドギャップエネルギーより大きくなる組成であり、活性層へのキャリアの閉じ込めができるものであれば特に限定されないが、AlkGa1−kN(0≦k<1)が用いられ、特にAlkGa1−kN(0<k<0.4)が好ましい。p型クラッド層の膜厚は特に限定されないが、好ましくは0.01〜0.3μm、より好ましくは0.04〜0.2μmである。p型クラッド層にドープされるMg等のp型不純物濃度は、1×1018〜1×1021/cm3、1×1019〜5×1020cm3である。p型不純物濃度が上記の範囲にあると、結晶性を低下させることなくバルク抵抗を低下させることができる。p型クラッド層は、単一層でも多層膜層(超格子構造)でも良い。多層膜層の場合、上記のAlkGa1−kNと、それよりバンドギャップエネルギーの小さい窒化物半導体層とからなる多層膜層であれば良い。例えばバンドギャップエネルギーの小さい層としては、n型クラッド層の場合と同様に、InlGa1−lN(0≦l<1)、AlmGa1−mN(0≦m<1、m>l)が挙げられる。多層膜層を形成する各層の膜厚は、超格子構造の場合は、一層の膜厚が好ましくは100Å以下、より好ましくは70Å以下、さらに好ましくは10〜40Åとすることができる。また、p型クラッド層がバンドギャップエネルギーの大きい層と、バンドギャップエネルギーの小さい層からなる多層膜層である場合、バンドギャップエネルギーの大きい層及び小さい層の少なくともいずれか一方にp型不純物をドープさせても良い。また、バンドギャップエネルギーの大きい層及び小さい層の両方にドープする場合は、ドープ量は同一でも異なっても良い。
次に、前記窒化物半導体層にエッチング加工を行うことで第1の凹部7を形成する。ここで露出したn型窒化物半導体層にn電極6を形成する。またp型窒化物半導体層の表面にはp電極5を形成する。
(屈折率分布)
上記のような窒化物半導体からなる発光素子などの場合、電極形成面や基板側に比べて、端部からの光の出射量が多いという指向性を有するものであるため、用途を広げにくい場合もある。そのため、従来では樹脂パッケージなどに載置させて、反射部やレンズ部を設けることで半導体発光素子の指向性を制御してきた。しかしながら、このようにレンズ部をパッケージに形成する場合は、半導体発光素子とレンズ部と距離が大きくなり、厳密な光軸の位置あわせが難しい。またその一方で、半導体発光素子上に直接レンズ加工を施す試みがなされているが、高精度で高度な技術を要することに加え、半導体層自体を損傷させる場合もあるために、必ずしも望ましい形態であるとはいえない。
上記の通りn型窒化物半導体層3及びp型窒化物半導体層4を積層し、n型窒化物半導体層3及びサファイア等の基板2を露出させるまでエッチングを行いn電極を形成するためにn層出しを行い(第1の凹部7)チップ化するためにチップ形状を形成(第2の凹部8)した後、n電極6及びp電極(オーミック電極51、パッド電極52)を形成する。その後、感光性を有するポリシラザン溶液を、スピンコート、スプレーコート、ディップコート等の方法によって、素子及びサファイア基板上の全体に塗布する。ポリシラザンは、単体では分子量に依存して粘調液体から固体であり、多くの種類の有機溶媒に可溶であるため、容易に平坦な塗布膜を形成することができる。また、有機的な性質が与えられることから、膜物性を幅広く選択することができる。
図6は本発明の実施の形態2に係る半導体発光素子の模式断面図である。本実施の形態に係る半導体発光素子は、基板2側にも低屈折率領域11及び高屈折率領域12からなる屈折率分布が形成された保護膜1が形成されいる。
図7は本発明の実施の形態3に係る半導体発光素子の模式断面図である。本実施の形態に係る半導体発光素子は、窒化物半導体層のみからなるものであって、半導体層の上面と下面に対向電極が形成されている。
図12は本発明の実施の形態4に係る光ファイバーと光ファイバーに接続された半導体発光素子からなる半導体発光装置の構造を示す模式断面図である。
本発明の実施の形態5に係る半導体発光素子は、基板上にn型層及びp型層を有する半導体層を積層し、該半導体層のp型層の露出面にはp電極が形成されており、少なくとも前記p電極上に保護膜を備える半導体発光素子において、前記保護膜は、無機化合物を主鎖とし、有機化合物を官能基として備えた感光性材料とともに、蛍光体を有することを特徴とする半導体発光素子である(図13)。図14、15は保護膜の拡大図である。半導体発光素子は、蛍光体によって活性層からの光の一部を波長変換させて多色発光を可能とする。なお、本形態における保護膜は、他の実施の形態においても利用可能である。すなわち、上述した実施の形態1から4における屈折率分布を有する保護膜に蛍光体を含有させることもできる。ここで、低屈折率領域11及び高屈折率領域12にそれぞれ含有させる蛍光体の種類、組成、量および中心粒径は同じである必要はない。また、低屈折率領域11あるいは高屈折率領域12に対して、選択的に蛍光体を含有させることもできる。これにより、活性層からの光と、該活性層からの光の一部を吸収した蛍光体が発する光の指向性をそれぞれ制御し、所望の方向へそれぞれの光取り出し効率を高めることができる。また、各蛍光体の発光による混色光の指向性も制御することができる。
以下に本形態に用いる蛍光体について詳述する。本形態の蛍光体の例としては、ガーネット構造を有するセリウム賦活希土類アルミン酸塩蛍光体であるQ3(Al,Ga)5O12:R(ここで、QはY,Gd,La,Lu,Tb,Scから選ばれる少なくとも1つ、RはCeとTb、Sm、Pr、Eu、Dy、Hoから選ばれる少なくとも1以上である。)かある。その他には、Eu及び/又はMnで賦活(付活)したアルカリ土類ハロゲンアパタイト蛍光体であるQ5(PO4)3Cl、(QはSr、Ca、Ba、Mgから選ばれる少なくとも1つ、またClはF、Br、Iに置き換えが可能である。)がある。また、アルカリ土類金属ケイ酸塩蛍光体であるQ2SiO4:Eu(QはSr、Ca、Ba、Mgから選ばれる少なくとも1つ)系、アルカリ土類金属ホウ酸塩蛍光体Q2B5O9Cl:Eu及び/又はMn(QはSr、Ca、Baから選ばれる少なくとも1つ)がある。その他には、アルカリ土類金属アルミン酸塩蛍光体SrAl2O4:Eu,Sr4Al14O25:Eu及び/又はMn,CaAl2O4:Eu(Mn),BaMg2Al16O27:Eu(Mn)や、アルカリ土類窒化ケイ素蛍光体Q2Si5N8:Eu(QはMg、Ca、Sr、Baから選ばれる少なくとも1つ)系,アルカリ土類酸窒化ケイ素蛍光体QSi2O2N2:Eu(QはMg、Ca、Sr、Baから選ばれる少なくとも1つ)系,硫化亜鉛系蛍光体としてZnS:Ag,ZnS:Cu,ZnS:Mn,Eu付活希土類酸硫化物蛍光体Q2O2S:Eu(QはLa、Y、Gd、Luから選ばれる少なくとも1つ)系,Eu付活アルカリ土類チオガレート蛍光体QGa2S4:Eu(QはMg、Ca、Sr、Baから選ばれる少なくとも1つ),アルカリ金属タングステン酸塩蛍光体としてLiEuW2O8Ca等がある。
本実施の形態に用いられるアルミニウム・ガーネット系蛍光体とは、Alを含み、かつY、Lu、Sc、La、Gd、Tb、Eu及びSmから選択された少なくとも一つの元素と、Ga及びInから選択された一つの元素とを含み、希土類元素から選択された少なくとも一つの元素で付活された蛍光体であり、LEDチップから発光された可視光や紫外線で励起されて発光する蛍光体である。例えば、YAlO3:Ce、Y3Al5O12:Ce、Y4Al2O9:Ce、(Y0.8Gd0.2)3Al5O12:Ce、Y3(Al0.8Ga0.2)5O12:Ce、Tb2.95Ce0.05Al5O12、Y2.90Ce0.05Tb0.05Al5O12、Y2.94Ce0.05Pr0.01Al5O12、Y2.90Ce0.05Pr0.05Al5O12等が挙げられる。
ルテチウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体とは、一般式(Lu1−a−bRaMb)3(Al1−cGac)5O12(但し、RはCeを必須とする少なくとも1種以上の希土類元素である。MはSc、Y、La、Gdから選択される少なくとも1種の元素であり、0.0001≦a≦0.5、0≦b≦0.5、0.0001≦a+b<1、0≦c≦0.8である。)で表される蛍光体である。例えば、組成式が(Lu0.99Ce0.01)3Al5O12、(Lu0.90Ce0.10)3Al5O12、(Lu0.99Ce0.01)3(Al0.5Ga0.5)5O12で表される蛍光体である。
本形態における蛍光体は、発光素子が発光した光の一部を吸収し、その吸収した光の波長と異なる波長を有する光を発光する蛍光体として、ユウロピウムで付活されたアルカリ土類金属珪酸塩を含むこともできる。アルカリ土類金属珪酸塩は、青色領域の光を励起光とし、暖色系の混色光を発光する発光装置とすることができる。該アルカリ土類金属珪酸塩は、以下のような一般式で表されるアルカリ土類金属オルト珪酸塩が好ましい。
(2−x−y)SrO・x(Ba,Ca)O・(1−a−b−c−d)SiO2・aP2O5bAl2O3cB2O3dGeO2:yEu2+(式中、0<x<1.6、0.005<y<0.5、0<a、b、c、d<0.5である。)
(2−x−y)BaO・x(Sr,Ca)O・(1−a−b−c−d)SiO2・aP2O5bAl2O3cB2O3dGeO2:yEu2+(式中、0.01<x<1.6、0.005<y<0.5、0<a、b、c、d<0.5である。)
ここで、好ましくは、a、b、cおよびdの値のうち、少なくとも一つが0.01より大きい。
本形態におけるアルカリ土類金属珪酸塩として、具体的にはSr1.4Ba0.6SiO4:Eu2+、Sr1.6Ba0.4SiO4:Eu2+、Sr1.9Ba0.08Ca 0.02SiO4:Eu2+、Sr1.9Ba0.02Ca 0.08SiO4:Eu2+、Sr0.4Ba1.6SiO4:Eu2+、Sr1.6Ba0.4(Si0.08B0.02)O4:Eu2+、Sr0.6Ba1.4SiO4:Eu2+が挙げられる。なお、これらの組成式に限定されないことは言うまでもない。
アルカリ土類金属珪酸塩の製造のために、選択した組成に応じて出発物質アルカリ土類金属炭酸塩、二酸化珪素ならびに酸化ユウロピウムの化学量論的量を密に混合し、かつ、蛍光体の製造に常用の固体反応で、還元性雰囲気のもと、温度1100℃および1400℃で所望の蛍光体に変換する。この際、0.2モル未満の塩化アンモニウムまたは他のハロゲン化物を添加することが好ましい。また、必要に応じて珪素の一部をゲルマニウム、ホウ素、アルミニウム、リンで置換することもできるし、ユウロピウムの一部をマンガンで置換することもできる。
本発明で使用する蛍光物質は、Nを含み、かつBe、Mg、Ca、Sr、Ba、及びZnから選択された少なくとも一種の元素と、C、Si、Ge、Sn、Ti、Zr、及びHfから選択された少なくとも一種の元素とを含み、希土類元素から選択された少なくとも一種の元素で付活された窒化物系蛍光体を含有させることができる。また、本実施の形態に用いられる窒化物系蛍光体としては、発光素子から出光した可視光、紫外線、あるいはYAG系蛍光体からの発光を吸収することによって励起され発光する蛍光体をいう。特に本発明に係る蛍光体は、Mnが添加されたSr−Ca−Si−N:Eu、Ca−Si−N:Eu、Sr−Si−N:Eu、Sr−Ca−Si−O−N:Eu、Ca−Si−O−N:Eu、Sr−Si−O−N:Eu系シリコンナイトライドである。この蛍光体の基本構成元素は、一般式LXSiYN(2/3X+4/3Y):Eu若しくはLXSiYOZN(2/3X+4/3Y−2/3Z):Eu(Lは、Sr、Ca、SrとCaのいずれか。)で表される。一般式中、X及びYは、X=2、Y=5又は、X=1、Y=7であることが好ましいが、任意のものも使用できる。具体的には、基本構成元素は、Mnが添加された(SrXCa1−X)2Si5N8:Eu、Sr2Si5N8:Eu、Ca2Si5N8:Eu、SrXCa1−XSi7N10:Eu、SrSi7N10:Eu、CaSi7N10:Euで表される蛍光体を使用することが好ましいが、この蛍光体の組成中には、Mg、Sr、Ca、Ba、Zn、B、Al、Cu、Mn、Cr及びNiからなる群より選ばれる少なくとも1種以上が含有されていてもよい。但し、本発明は、この実施の形態及び実施例に限定されない。
蛍光体には、基本構成元素中に、若しくは、基本構成元素とともに、Mg、Sr、Ca、Ba、Zn、B、Al、Cu、Mn、Cr、O及びNiからなる群より選ばれる少なくとも1種以上を含有する。これらの元素は、粒径を大きくしたり、発光輝度を高めたりする等の作用を有している。また、B、Al、Mg、Cr及びNiは、残光を抑えることができるという作用を有している。
3Ca + N2 → Ca3N2 ・・・(式2)
Sr、Caを、窒素雰囲気中、600〜900℃、約5時間、窒化する。Sr、Caは、混合して窒化しても良いし、それぞれ個々に窒化しても良い。これにより、Sr、Caの窒化物を得ることができる。
ケイ素Siも、窒素雰囲気中、800〜1200℃、約5時間、窒化する。これにより、窒化ケイ素を得る。
同様に、Siの窒化物を粉砕する。Euの化合物として、酸化ユウロピウムを使用するが、金属ユウロピウム、窒化ユウロピウムなども使用可能である。このほか、原料のZは、イミド化合物、アミド化合物を用いることもできる。酸化ユウロピウムは、高純度のものが好ましいが、市販のものも使用することができる。粉砕後のアルカリ土類金属の窒化物、窒化ケイ素及び酸化ユウロピウムの平均粒径は、約0.1μmから15μmであることが好ましい。
2 基板
3 n型窒化物半導体層
4 p型窒化物半導体層
5、51、52 p電極
501、601 孔
6 n電極
7 第1の凹部
8 第2の凹部
9 半導体発光素子
11 低屈折率領域
12 高屈折率領域
17 活性層
103、104 蛍光体
Claims (11)
- 半導体発光素子の光取りだし面に保護膜を有する半導体発光素子において、
前記保護膜は、高屈折率領域と低屈折率領域とが交互に形成された屈折率分布を有しており、
前記半導体発光素子は、基板にn型半導体層とp型半導体層とが順に積層され、その半導体層の側面と前記基板の上面とにより形成された凹部に、前記保護膜の低屈折率領域が形成されていることを特徴とする半導体発光素子。 - 半導体発光素子の光取りだし面に保護膜を有する半導体発光素子において、
前記半導体発光素子は、基板にn型半導体層とp型半導体層とが順に積層され、そのp型半導体層にオーミック電極が格子状に形成されており、
前記保護膜は、高屈折率領域と低屈折率領域とが交互に形成された屈折率分布を有しており、前記半導体発光素子のオーミック電極の上面および側面が前記低屈折率領域により覆われていることを特徴とする半導体発光素子。 - 前記保護膜が、蛍光体を含有している請求項1または2に記載の半導体発光素子。
- 前記屈折率分布は、同心円状または格子状である請求項1から3のいずれか一項に記載の半導体発光素子。
- 前記保護膜は、前記高屈折率領域と前記低屈折率領域の屈折率差が少なくとも0.02以上である請求項1から4のいずれか一項に記載の半導体発光素子。
- 前記半導体発光素子が、前記p型半導体層に導通するためのボンディング部を有しており、前記保護膜が、前記ボンディング部に通じる孔を有する請求項1から5のいずれか1項に記載の半導体発光素子。
- 前記蛍光体は、Ce、Tb、Eu、Zn、Si、Fe、Cr、Pr、Nd、Dy、Mnからなる群から選ばれる少なくとも一種を賦活剤として含有する請求項3に記載の半導体発光素子。
- 前記保護膜は、MSQ(Methyl Silsesquioxane)を含有している請求項1から7のいずれか1項に記載の半導体発光素子。
- 前記半導体発光素子は、窒化物半導体からなる請求項1から8のいずれか1項に記載の半導体発光素子。
- 前記高屈折率領域は、基本ユニットがSiNHX(X=CαHβOγ:α=1,2,3,・・・、β=1,2,3,・・・、γ=0,1,2,・・・)で表されるポリマーよりなる材料を含む請求項1から9のいずれか1項に記載の半導体発光素子。
- 前記低屈折率領域は、基本ユニットがSiOX(X=ClHmOn:l=1,2,3,・・・、m=1,2,3,・・・、n=0,1,2,・・・)で表されるポリマーからなる材料を含む請求項1から10のいずれか1項に記載の半導体発光素子。
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