JP4501820B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、横型トレンチゲートパワーMOSデバイスおよびCMOSデバイスを同一基板に作り込んだ半導体装置の製造方法に関するものである。
自動車内で使用されるパワーMOSFETには、ESD、L負荷サージ等さまざまなノイズが印加されるため高いサージ耐量が要求される。
一方、従来、自動車の負荷駆動に供されるディスクリートのパワーMOSFETには、低オン抵抗化、セルサイズの縮小の面で有利な横型トレンチゲートパワーMOSデバイスがある。この横型トレンチゲートパワーMOSデバイスとバイポーラトランジスタやCMOSを1チップ上に集積した、いわゆる複合ICとした場合の構成例を図7(a),(b)、図8に示す。
図7(a)は半導体装置の平面図であり、図7(a)のA−A線での縦断面図を図7(b)に示すとともに、図7(a)のB−B線での縦断面図を図8に示す。
図7(a),(b)において、横型トレンチゲートパワーMOSデバイスに関して、Nシリコン基板100の表層部にはPウェル領域101、Nソース領域102、Nドレイン領域103が形成されている。また、トレンチ104がソース領域102からドレイン領域103に向かう方向に延びている。トレンチ104内にはゲート酸化膜105を介してゲート電極106が埋め込まれている。
一方、CMOSのNチャネルMOSに関して、Nシリコン基板100の表層部にはPウェル領域110が形成され、この上面(Nシリコン基板100の上面)にゲート酸化膜111を介してゲート電極112が形成され、Nシリコン基板100の表層部においてゲート電極112を挟んでソース・ドレイン領域113,114が形成されている。
このような複合ICを、低コストで形成すべく次のように製造する。
図9(a)に示すように、Nシリコン基板100上に、LOCOS法(またはSTI等)で素子分離絶縁膜120を形成する。次いで、ホトレジストマスクを用い、ボロンイオン注入及び熱処理(1000〜1170℃)により、CMOSのNチャネルMOS及び横型トレンチゲートパワーMOSデバイスのPウェル領域101,110を形成する。そして、図9(b)に示すように、トレンチ形成のための保護マスク121(SiOまたはSiN等)をCVD法で成膜した後、ホト、エッチングにてトレンチを形成する領域121aのみを開口する。さらに、保護マスク121を用いて基板100をエッチングしてトレンチ104を形成する。その後、保護マスク121を除去する。
次に、図9(c)に示すように、横型トレンチゲートパワーMOSデバイスおよびCMOSのNチャネルMOSのゲート酸化膜122(105,111)を熱酸化またはCVD法等で成膜する。さらに、トレンチ104を完全に埋め込むように、ゲート電極材料膜123を成膜する。膜厚は800〜1200nm程度である。
次に、図10(a)に示すように、埋め込み用ゲート電極材料膜123の平坦化およびゲート電極の段差軽減のため、ゲート電極材料膜123の残膜が200〜400nm程度になるまでエッチバックする。その後、CMOSのNチャネルMOSのゲート電極および横型トレンチゲートパワーMOSデバイスのゲート電極引き出し領域を形成すべくホトレジスト124で覆い、図10(b)に示すように、ゲート電極材料膜123をエッチングする。
このように、ゲート電極加工、即ち、ゲート酸化膜の成膜、ゲート電極材料膜の成膜、ゲート電極材料膜の平坦化(エッチバック)、ゲート電極引き出し領域のホト・エッチングは、製造コストを抑えるため、CMOSデバイスと横型トレンチゲートパワーMOSデバイスと同時に行う。
ここで、ゲート電極材料膜123の成膜時の膜厚ばらつきや、エッチバック時のレートばらつきによりゲート電極材料膜123の残膜がばらつく(条件によるが約50〜150nm程度)。さらに、このばらつきをもったゲート電極材料膜123をエッチング残りなくホト、エッチングをするためには、さらにホト、エッチング時のレートばらつきも加味し、オーバーエッチング量を設定しなければならない(レートばらつきを10%と考えると、全体として約200nm以上のオーバーエッチが必要となる)。
このように加工した場合、図10(b)に示すように、横型トレンチゲートパワーMOSデバイスのトレンチ上部でのゲート電極材料膜の押し込み量t1が大きくなる。即ち、ゲート電極材料膜の膜厚のばらつき分を加味したエッチング量の設定が必要となり、トレンチ上部の電極の押し込み量が増加する。さらには、ゲート電極材料膜123の残膜ばらつきにより、ゲート電極材料膜123の抵抗値がばらつき、スイッチングスピード特性の悪化が懸念される(スイッチングスピードの性能悪化が懸念される)。
次に、図10(c)に示すように、電極の側壁酸化膜125を形成した後、横型トレンチゲートパワーMOSデバイスのソース・ドレイン領域及びCMOSのNチャネルMOSのソース・ドレイン領域を形成すべくホト、イオン注入、熱処理を行う。ここで、ゲート長を1μm以下に微細化したCMOSのNチャネルMOSにおいては、拡散層の深さを100〜200nm程度に制御する必要がある。これは、図10(a),(b)でできた横型トレンチゲートパワーMOSデバイスのトレンチ上部の電極材料膜の押し込み量t1よりも浅いため、図10(c)さらには図11(a),(b)のように、横型トレンチゲートパワーMOSデバイスのソース領域102およびドレイン領域103と、CMOSのNチャネルMOSのソース・ドレイン領域113,114とを、別のホトマスク126,127、イオン注入条件(加速電圧、ドーズ量にて別々に拡散層深さを制御)で形成する必要があり、製造コストがかかってしまう。即ち、上述したようにゲート電極引き出し領域の形成工程において電極膜厚のばらつき分を加味したエッチング量の設定が必要となり、トレンチ上部の電極の押し込み量が増加してしまい、これにより、拡散層形成工程においてはCMOSよりも深い拡散層が必要となり、ホトマスクが1枚増加し、製造コストが高くなる。
そこで、これを容易に解決する製造方法を図12,13に示す。埋め込み用のゲート電極材料膜のエッチバック工程までは図9(a),(b),(c)と同じであるため割愛する。
前述した図10(a)に対し、図12(a)では、CMOSのNチャネルMOSのゲート電極および横型トレンチゲートパワーMOSデバイスのゲート電極引き出し領域のエッチングのためのホト工程において、同一ホトレジストマスクで、横型トレンチゲートパワーMOSデバイスのトレンチ領域も図に符号124aに示すように覆う。これにより、図10(b)のゲート電極材料膜の押し込み量t1は抑制され、そのため、図12(b),(c)、図13に示すように、CMOSのNチャネルMOSのソース・ドレイン領域113,114と横型トレンチゲートパワーMOSデバイスのソース領域102およびドレイン領域103を同一のホトレジストマスク130で形成できる。
しかしながら、この方法で形成する場合、図12(a)でのホト工程において、トレンチ104との合わせ余裕の確保のための横型トレンチゲートパワーMOSデバイスのセルサイズの拡大や、図12(b)に示すトレンチコーナ部Aでの電界集中による、ゲート酸化膜寿命、歩留まり低下が懸念され、また前述した電極材料膜のエッチバック後の残膜ばらつきによるゲート電極の抵抗ばらつきによるスイッチングスピードの性能悪化の問題が解消されない。
本発明はこのような背景の下になされたものであり、その目的は、横型トレンチゲートパワーMOSデバイスおよびCMOSデバイスを同一基板に作り込んだ半導体装置において、新規な手法にて横型トレンチゲートパワーMOSデバイスとCMOSデバイスについてのゲート電極加工を同時に行うとともにソース・ドレイン領域形成を同時に行うことができ、低コスト化を図る上で好ましい半導体装置の製造方法を提供することにある。
請求項1に記載の発明によれば、第1工程において、半導体基板に横型トレンチゲートパワーMOSデバイス用のトレンチが形成される。第2工程において、トレンチ内を含めた半導体基板上に、ゲート絶縁膜、ゲート電極材料膜、エッチングストッパ用絶縁膜が順に成膜されるとともに、さらに、前記トレンチ内を含めた前記エッチングストッパ用絶縁膜上に埋め込み材料膜がトレンチ内を完全に埋め込むように成膜される。第3工程において、前記エッチングストッパ用絶縁膜をストッパとして前記埋め込み材料膜がエッチバックされてトレンチ内の前記埋め込み材料膜を残して他が除去される。これにより、エッチバックによる残膜のばらつきが抑制され(1層目のゲート電極材料膜の成膜の膜厚ばらつきのみ)、抵抗値のばらつきを抑制することができる。
第4工程において、CMOSデバイスのゲート電極形成領域および横型トレンチゲートパワーMOSデバイスのゲート電極引き出し領域をレジストマスクで保護した状態において、前記エッチングストッパ用絶縁膜がエッチングされるとともにトレンチ内に残った前記エッチングストッパ用絶縁膜をセルフアラインマスクとしてゲート電極材料膜がエッチングされてトレンチ内に横型トレンチゲートパワーMOSデバイスのゲート電極が、また、半導体基板上にCMOSデバイスのゲート電極が配置される。ここで、エッチバックによる残膜のばらつきが抑制されているので、オーバーエッチを抑制できる。さらに、トレンチ内に残ったエッチングストッパ用絶縁膜をセルフアラインマスクとしたゲート電極材料膜のエッチングが行われて、エッチングストッパ効果が働き、ゲート電極材料膜の押し込みが抑制される。また、トレンチに対する横型トレンチゲートパワーMOSデバイスのトレンチ上部の電極はセルフアラインで加工できることから、図12(a)に示した方法に比べ、セルサイズの拡大を抑制でき、かつトレンチコーナ部への電極材料膜のオーバーラップもないため、電界集中によるゲート絶縁膜の信頼性も確保できる。
第5工程において、1枚のマスクを用いて、横型トレンチゲートパワーMOSデバイスのソース・ドレイン領域と、CMOSデバイスを構成する両MOSトランジスタのうちの横型トレンチゲートパワーMOSデバイスと同じチャネル型のMOSトランジスタのソース・ドレイン領域が同時に形成される。つまり、電極材料膜の押し込みが抑制されることから、1枚のマスクを用いて、横型トレンチゲートパワーMOSデバイスのソース・ドレイン領域と、CMOSデバイスを構成する両MOSトランジスタのうちの横型トレンチゲートパワーMOSデバイスと同じチャネル型のMOSトランジスタのソース・ドレイン領域を同時に形成することができる。
このようにして、横型トレンチゲートパワーMOSデバイスとCMOSデバイスについてのゲート電極加工を同時に行うとともにソース・ドレイン領域形成を同時に行うことができ、低コスト化を図る上で好ましいものとなる。
請求項2に記載のように、請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、前記エッチングストッパ用絶縁膜として、シリコン酸化膜またはシリコン窒化膜を用いるとよい。
請求項3に記載のように、請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法において、前記ゲート電極材料膜として、ポリシリコン膜を用いるとよい。
請求項4に記載のように、請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、前記埋め込み材料膜として、ポリシリコン膜を用いるとよい。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1(a)に本実施形態における半導体装置の平面図を示す。図1(a)のA−A線での縦断面を図1(b)に示すとともに、図1(a)のB−B線での縦断面を図2に示す。
本半導体装置は複合ICであって、横型トレンチゲートパワーMOSデバイスとCMOS、さらにはバイポーラトランジスタを1チップ上に集積化している。このように本半導体装置は、横型トレンチゲートパワーMOSデバイスおよびCMOSデバイスを同一基板に作り込んだ半導体装置である。
CMOSデバイスのNチャネルMOSトランジスタに関して、図1(b)のCMOS形成領域において、第1導電型の半導体基板としてのNシリコン基板1の表層部にPウェル領域2が形成されている。基板1(Pウェル領域2)上にはゲート絶縁膜としてのゲート酸化膜3を介してポリシリコンゲート電極4が形成されている。ポリシリコンゲート電極4は酸化膜7にて覆われている。Pウェル領域2内においてポリシリコンゲート電極4を挟んでNソース・ドレイン領域5,6が形成されている。同様の構造のPチャネルMOSトランジスタ(図示略)がCMOS形成領域に形成されている。つまり、Nシリコン基板1の表層部にNウェル領域が形成され、基板1(Nウェル領域)上にはゲート酸化膜を介してポリシリコンゲート電極が形成され、さらに、Nウェル領域内においてポリシリコンゲート電極を挟んでP型ソース・ドレイン領域が形成されている。このようにして、CMOS形成領域においてNチャネルMOSトランジスタとPチャネルMOSトランジスタとが形成されている。
横型トレンチゲートパワーMOSデバイスに関して、図1(b)、図2の横型トレンチゲートパワーMOS形成領域においてNシリコン基板1の上面での表層部にPウェル領域10が形成されている。Pウェル領域10内における基板1の上面での表層部にNソース領域11がPウェル領域10よりも浅く形成されている。基板1の上面での表層部においてNドレイン領域12がPウェル領域10とは離間した位置に形成されている。Nシリコン基板1の上面におけるNドレイン領域12とPウェル領域10との間にはLOCOS酸化膜20が形成されている。
基板1の上面からトレンチ13が掘られ、その平面構造としてソース領域11からドレイン領域12に向かう方向に延びている。トレンチ13の内面においてゲート絶縁膜としてのゲート酸化膜14を介してトレンチゲート電極15が形成されている。トレンチゲート電極15はポリシリコン膜よりなる。さらに、トレンチ13内においてトレンチゲート電極15の内方には絶縁膜16を介して埋め込み材料膜としてのポリシリコン膜17が配置され、ポリシリコン膜17にてトレンチ13内が埋め込まれている。
シリコン基板1の上面においてトレンチゲート電極15からのゲート電極引き出し領域(ポリシリコン引き出し部)18が形成されている。ゲート電極引き出し領域(ポリシリコン引き出し部)18およびポリシリコン膜17は酸化膜19にて覆われている。
CMOS形成領域と横型トレンチゲートパワーMOS形成領域との境界部には素子分離用LOCOS酸化膜21が形成されている。なお、バイポーラトランジスタについては割愛した。
次に、半導体装置の製造方法について説明する。
図3(a)に示すように、Nシリコン基板1上にLOCOS酸化膜20,21(またはSTI等による絶縁膜)を形成する。Nシリコン基板1としてSOIまたはミラーウエハを用いる。そして、ホトレジストマスクを用い、ボロンイオン注入及び熱処理(1000〜1170℃)により、CMOSデバイスのNチャネルMOSにおけるPウェル領域2及び横型トレンチゲートパワーMOSデバイスにおけるPウェル領域10を形成する。
さらに、図3(b)に示すように、トレンチ形成のための保護マスク30をCVD法で成膜した後、ホト、エッチングにてトレンチ形成領域を開口して開口部30aを形成する。保護マスク30として、SiOまたはSiN等を用いる。そして、開口部30aから基板1をエッチングしてトレンチ13を形成する。トレンチ13は幅が500〜1000nm、深さが2000〜5000nm程度である。
さらに、図中には示していないが、トレンチゲート絶縁膜の信頼性、歩留まり確保のため、トレンチのダメージ除去(Siのライトエッチング)や、トレンチコーナエッジのラウンド化をする(トレンチの保護膜をウェットエッチで除去した後、1100℃〜1150℃の熱酸化、酸化膜の除去または約1000℃での水素アニールを施す)。その後、図4(a)に示すように、トレンチ13内を含めた基板1上に、ゲート酸化膜31(ゲート酸化膜3,14)を形成する。詳しくは、熱酸化(800〜900℃のウエット酸化)またはCVD法等で成膜する。膜厚は10〜50nm程度である。さらに、トレンチ13内を含めた基板1上に、ゲート電極材料膜としての1層目のポリシリコン膜32を成膜する。ここで使用するポリシリコン膜32について、ドープドポリシリコンを用いる、あるいは、ノンドープポリシリコンデポ後に900〜980℃でリンドープしたものを用いることとし、例えばトレンチ幅が1000nmの場合、成膜する膜厚を200〜350nm程度とし、トレンチ13内が完全に埋め込まれないようにする。さらに、熱酸化あるいはCVDで、ポリシリコン膜32の表面に約10〜30nm程度のエッチングストッパ用絶縁膜33を成膜する。エッチングストッパ用絶縁膜33はシリコン酸化膜(SiO膜)またはシリコン窒化膜(SiN膜)を使用する。さらに、トレンチ13内を含めたエッチングストッパ用絶縁膜33上に埋め込み材料膜としての2層目のポリシリコン膜34を成膜してトレンチ13内を完全に埋め込む。ここで使用するポリシリコン膜34について、ドープドポリシリコンを用いる、あるいは、ノンドープポリシリコンデポ後に900〜980℃でリンドープしたものを用いる。
このようにして、埋め込み用のポリシリコン膜を2回積みし、1層目のポリシリコン膜(ゲート電極材料膜)32と2層目のポリシリコン膜(埋め込み材料膜)34の間に、ポリシリコン膜32,34とエッチング選択比が十分ある、エッチングストッパ用絶縁膜33を挿入する。
次に、図4(b)に示すように、ポリシリコン膜の平坦化および段差軽減のため、エッチングストッパ用絶縁膜33をストッパとして、2層目のポリシリコン膜34をエッチバックしてトレンチ13内のポリシリコン膜34を残して他を除去する。これにより、エッチバックによるポリシリコン膜の残膜のばらつきが抑制され(1層目のポリシリコン膜32の成膜の膜厚ばらつきのみ)、抵抗値のばらつきを抑制できる。
次いで、図5(a)に示すように、ホトレジストマスク35で、CMOSのゲート電極形成領域および横型トレンチゲートパワーMOSデバイスのゲート電極引き出し領域を覆い、この状態で、まずエッチングストッパ用絶縁膜33をエッチングし、次いで、図5(b)に示すように、トレンチ13内に残ったエッチングストッパ用絶縁膜33をセルフアラインマスクとしてポリシリコン膜(ゲート電極材料膜)32をエッチングしてトレンチ13内に横型トレンチゲートパワーMOSデバイスのゲート電極15を、また、基板1上にCMOSデバイスのゲート電極4を配する。
ここで、前述したように、ポリシリコン膜の残膜のばらつきが抑制されているため、1層目のポリシリコン膜32のエッチング時のオーバーエッチ量を少なくできる。さらに、横型トレンチゲートパワーMOSデバイスのトレンチ上部は、1層目のポリシリコン膜32/エッチングストッパ用絶縁膜33/2層目のポリシリコン膜34の3層構造となっているため、エッチングストッパ効果が働き、ポリシリコン膜の押し込みが完全に抑制される。即ち、トレンチ開口部におけるトレンチ側壁でのゲート電極材料膜が除去されるのを回避することができる。
次に、ホトレジストマスク35を除去した後、図6(a)に示すように、露出したポリシリコン膜の表面に酸化膜7,19を形成し、さらに、図6(b)に示すように、レジストマスク36を配置して、このレジストマスク36を用いて、ホトイオン注入(As、P等)を行ってアニールすることにより図6(c)に示すように横型トレンチゲートパワーMOSデバイスのソース領域11、ドレイン領域12およびCMOSのNチャネルMOSのソース・ドレイン領域5,6を同時に形成する。このとき、ゲート長を1μm以下に微細化したCMOSのNチャネルMOSにおいても、拡散層の深さを100〜200nm程度にすることができる。このように、CMOSのNチャネルMOSのソース・ドレイン領域5,6と横型トレンチゲートパワーMOSデバイスのソース領域11、ドレイン領域12の形成を同一ホトレジストマスク36、およびイオン注入で形成可能となる。また、この製造方法では、トレンチ13に対する横型トレンチゲートパワーMOSデバイスのトレンチ上部の電極はセルフアラインで加工できることから、図12に比べセルサイズの拡大を抑制でき、かつトレンチコーナ部への電極材料のオーバーラップもないため、電界集中によるゲート絶縁膜の信頼性も確保できる。
その後、配線材料との絶縁用の層間膜のデポ、コンタクトホールのホト、エッチング、配線材料のスパッタ、ホト、エッチングを行う。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
横型トレンチゲートパワーMOSデバイスおよびCMOSデバイスを同一基板に作り込んだ半導体装置の製造方法として、次の第1工程から第5工程を有している。第1工程では、図3(b)に示すように、シリコン基板1に横型トレンチゲートパワーMOSデバイス用のトレンチ13を形成する。第2工程では、図4(a)に示すように、トレンチ13内を含めたシリコン基板1上に、ゲート絶縁膜としてのゲート酸化膜31、ゲート電極材料膜としてのポリシリコン膜32、エッチングストッパ用絶縁膜33を順に成膜するとともに、さらに、トレンチ13内を含めたエッチングストッパ用絶縁膜33上に埋め込み材料膜としてのポリシリコン膜34をトレンチ13内を完全に埋め込むように成膜する。第3工程では、図4(b)に示すように、エッチングストッパ用絶縁膜33をストッパとしてポリシリコン膜(埋め込み材料膜)34をエッチバックしてトレンチ13内のポリシリコン膜(埋め込み材料膜)34を残して他を除去する。第4工程では、図5(a)に示すように、CMOSデバイスのゲート電極形成領域および横型トレンチゲートパワーMOSデバイスのゲート電極引き出し領域をレジストマスク35で保護した状態において、エッチングストッパ用絶縁膜33をエッチングするとともに図5(b)に示すようにトレンチ13内に残ったエッチングストッパ用絶縁膜33をセルフアラインマスクとしてポリシリコン膜(ゲート電極材料膜)32をエッチングしてトレンチ13内に横型トレンチゲートパワーMOSデバイスのゲート電極15を、また、シリコン基板1上にCMOSデバイスのゲート電極4を配する。第5工程では、図6(b),(c)に示すように、1枚のマスク36を用いて、横型トレンチゲートパワーMOSデバイスのソース領域11およびドレイン領域12と、CMOSデバイスを構成する両MOSトランジスタのうちの横型トレンチゲートパワーMOSデバイスと同じチャネル型のMOSトランジスタのソース・ドレイン領域5,6を同時に形成する。
よって、図4(b)に示す第3工程において、エッチバックによるポリシリコン膜の残膜のばらつきが抑制され(1層目のポリシリコン膜32の成膜の膜厚ばらつきのみ)、抵抗値のばらつきを抑制することができる。
また、図5(a),(b)に示す第4工程において、ポリシリコン膜をパターニングしてゲート電極を配置する際に、エッチバックによるポリシリコン膜の残膜のばらつきが抑制されているので、オーバーエッチを抑制できる。さらに、トレンチ13内に残ったエッチングストッパ用絶縁膜33をセルフアラインマスクとしたポリシリコン膜32のエッチングが行われて、エッチングストッパ効果が働き、ポリシリコン膜(ゲート電極材料膜)の押し込みが抑制される。また、トレンチ13に対する横型トレンチゲートパワーMOSデバイスのトレンチ上部の電極はセルフアラインで加工できることから、図12(a)に示した方法に比べ、セルサイズの拡大を抑制でき、かつトレンチコーナ部への電極材料膜のオーバーラップもないため、電界集中によるゲート絶縁膜の信頼性も確保できる。
また、ポリシリコン膜(電極材料膜)の押し込みが抑制されることから、図6(b),(c)に示す第5工程において、1枚のマスク36を用いて、横型トレンチゲートパワーMOSデバイスのソース領域11およびドレイン領域12と、CMOSデバイスを構成する両MOSトランジスタのうちの横型トレンチゲートパワーMOSデバイスと同じチャネル型のMOSトランジスタのソース・ドレイン領域5,6を同時に形成することができる。
このようにして、横型トレンチゲートパワーMOSデバイスとCMOSデバイスについてのゲート電極加工を同時に行うとともにソース・ドレイン領域形成を同時に行うことができ、低コスト化を図る上で好ましいものとなる。
なお、前記実施形態は以下のように変更してもよい。
第1導電型をN型とし第2導電型をP型としたが、逆にして第1導電型をP型とし第2導電型をN型としてもよい。この場合には、Nチャネルの横型トレンチゲートパワーMOSデバイスとCMOSのNチャネルトランジスタとの組み合わせではなく、Pチャネルの横型トレンチゲートパワーMOSデバイスとCMOSのPチャネルトランジスタとを組み合わせることになる(同時に作る場合に適用することになる)。
(a)は本実施形態における半導体装置の平面図、(b)は(a)のA−A線での縦断面図。 図1(a)のB−B線での縦断面図。 (a),(b)は半導体装置の製造工程を説明するための断面図。 (a),(b)は半導体装置の製造工程を説明するための断面図。 (a),(b)は半導体装置の製造工程を説明するための断面図。 (a)〜(c)は半導体装置の製造工程を説明するための断面図。 (a)は背景技術を説明するための半導体装置の平面図、(b)は(a)のA−A線での縦断面図。 図7(a)のB−B線での縦断面図。 (a)〜(c)は半導体装置の製造工程を説明するための断面図。 (a)〜(c)は半導体装置の製造工程を説明するための断面図。 (a),(b)は半導体装置の製造工程を説明するための断面図。 (a)〜(c)は半導体装置の製造工程を説明するための断面図。 半導体装置の製造工程を説明するための断面図。
符号の説明
1…Nシリコン基板、4…ゲート電極、5…ソース・ドレイン領域、6…ソース・ドレイン領域、11…ソース領域、12…ドレイン領域、13…トレンチ、15…ゲート電極、31…ゲート酸化膜、32…ポリシリコン膜、33…エッチングストッパ用絶縁膜、34…ポリシリコン膜、35…レジストマスク、36…マスク。

Claims (4)

  1. 横型トレンチゲートパワーMOSデバイスおよびCMOSデバイスを同一基板に作り込んだ半導体装置の製造方法であって、
    半導体基板(1)に横型トレンチゲートパワーMOSデバイス用のトレンチ(13)を形成する第1工程と、
    前記トレンチ(13)内を含めた半導体基板(1)上に、ゲート絶縁膜(31)、ゲート電極材料膜(32)、エッチングストッパ用絶縁膜(33)を順に成膜するとともに、さらに、前記トレンチ(13)内を含めた前記エッチングストッパ用絶縁膜(33)上に埋め込み材料膜(34)をトレンチ(13)内を完全に埋め込むように成膜する第2工程と、
    前記エッチングストッパ用絶縁膜(33)をストッパとして前記埋め込み材料膜(34)をエッチバックしてトレンチ(13)内の前記埋め込み材料膜(34)を残して他を除去する第3工程と、
    CMOSデバイスのゲート電極形成領域および横型トレンチゲートパワーMOSデバイスのゲート電極引き出し領域をレジストマスク(35)で保護した状態において、前記エッチングストッパ用絶縁膜(33)をエッチングするとともに前記トレンチ(13)内に残った前記エッチングストッパ用絶縁膜(33)をセルフアラインマスクとしてゲート電極材料膜(32)をエッチングしてトレンチ(13)内に横型トレンチゲートパワーMOSデバイスのゲート電極(15)を、また、半導体基板(1)上にCMOSデバイスのゲート電極(4)を配する第4工程と、
    1枚のマスク(36)を用いて、横型トレンチゲートパワーMOSデバイスのソース・ドレイン領域(11,12)と、CMOSデバイスを構成する両MOSトランジスタのうちの横型トレンチゲートパワーMOSデバイスと同じチャネル型のMOSトランジスタのソース・ドレイン領域(5,6)を同時に形成する第5工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記エッチングストッパ用絶縁膜(33)として、シリコン酸化膜またはシリコン窒化膜を用いたことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記ゲート電極材料膜(32)として、ポリシリコン膜を用いたことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記埋め込み材料膜(34)として、ポリシリコン膜を用いたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
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