JP5978781B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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本発明は、半導体装置の製造方法に関し、例えば、絶縁膜上に形成された導電層の側面がソースまたはドレイン領域と接触する半導体装置の製造方法に関する。
MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)においては、ゲート長の微細化が進んでいる。それにともない、短チャネル効果抑制のため、ソースおよびドレインにおけるpn接合の急峻化が進んでいる。しかし、これによりpn接合における空乏層幅が縮まることによってソースおよび/またはドレインとウエルとの接合容量が増大し回路特性が劣化することが課題となっている。
この課題の一つの解決策として半導体基板上に形成するソースおよび/またはドレイン領域の面積を小さくしたうえで、このソースおよび/またはドレイン領域とSTI(Shallow Trench Isoration)とにまたがるように導電層を形成する構造が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2001−85675号公報
低消費電力および高速動作を達成するための重要な一つの要素がソースおよび/またはドレイン領域の寄生容量削減であり、これに対して上記特許文献1の対策案が知られている。ただし、この構造では導電層を形成する際にゲート電極を保護するためにゲート電極構造及びプロセスを変更しなければならなく、また積み上げた導電層とゲート電極とによって寄生容量が増大する、という課題がある。
半導体装置の製造方法は、ソースおよび/またはドレイン領域の接合容量を抑制することを目的とする。
半導体基板に開口部を形成する工程と、前記開口部内の絶縁層の上面が前記半導体基板の上面より低くなるように、前記開口部内に絶縁層を埋め込む工程と、前記開口部内の前記絶縁層上および前記開口部以外の前記半導体基板上に、前記開口部に対応する導電層となる層上面の凹部の底面が前記半導体基板の上面より高くなるように、前記導電層となる層を形成する工程と、前記凹部が第1マスク層で埋め込まれるように、前記導電層となる層上に第1マスク層を形成する工程と、前記凹部内の前記第1マスク層が残存し前記凹部内以外の前記第1マスク層が除去されるように、前記導電層となる層をストッパに前記第1マスク層の上面を平坦化する工程と、前記平坦化する工程の後に、前記第1マスク層をマスクに前記開口部以外の前記導電層となる層を除去することにより、前記開口部に埋め込まれた導電層を形成する工程と、前記導電層を形成する工程の後に、前記半導体基板に、少なくとも一方が前記導電層の側面と接触するソースおよびドレインを形成する工程と、前記ソースと前記ドレインとの間の前記半導体基板上にゲート電極を形成する工程と、を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法を用いる。
半導体装置の製造方法は、ソースおよび/またはドレイン領域の接合容量を抑制することができる。
図1(a)は、実施例1に係る半導体装置の断面図であり、図1(b)は、比較例に係る半導体装置の断面図である。 図2(a)および図2(b)は、実施例2に係る半導体装置の平面図およびA−A断面図である。 図3(a)および図3(b)は、実施例2の変形例1に係る半導体装置の平面図およびA−A断面図である。 図4(a)および図4(b)は、実施例2の変形例2に係る半導体装置の平面図およびA−A断面図である。 図5(a)および図5(b)は、実施例2の変形例3に係る半導体装置の平面図およびA−A断面図である。 図6(a)および図6(b)は、実施例3に係る半導体装置の平面図およびA−A断面図である。 図7(a)および図7(b)は、実施例3に係る半導体装置の製造方法を示す平面図およびA−A断面図(その1)である。 図8(a)および図8(b)は、実施例3に係る半導体装置の製造方法を示す平面図およびA−A断面図(その2)である。 図9(a)および図9(b)は、実施例3に係る半導体装置の製造方法を示す平面図およびA−A断面図(その3)である。 図10(a)および図10(b)は、実施例3に係る半導体装置の製造方法を示す平面図およびA−A断面図(その4)である。 図11(a)および図11(b)は、実施例3に係る半導体装置の製造方法を示す平面図およびA−A断面図(その5)である。 図12(a)および図12(b)は、実施例3に係る半導体装置の製造方法を示す平面図およびA−A断面図(その6)である。 図13(a)および図13(b)は、実施例3に係る半導体装置の製造方法を示す平面図およびA−A断面図(その7)である。 図14(a)および図14(b)は、実施例3に係る半導体装置の製造方法を示す平面図およびA−A断面図(その8)である。 図15(a)および図15(b)は、実施例3に係る半導体装置の製造方法を示す平面図およびA−A断面図(その9)である。 図16(a)および図16(b)は、実施例3に係る半導体装置の製造方法を示す平面図およびA−A断面図(その10)である。 図17(a)および図17(b)は、実施例4に係る半導体装置の平面図およびA−A断面図である。
以下、図面を参照し実施例について説明する。
図1(a)は、実施例1に係る半導体装置の断面図である。図1(a)に示すように、半導体基板10内に絶縁層12が埋め込まれている。絶縁層12は、半導体基板10に形成された開口部に形成されている。絶縁層12上に導電層14が形成されている。半導体基板10の絶縁層12間内にソース領域およびドレイン領域16が形成されている。導電層14の側面はソース領域およびドレイン領域16と電気的に接触している。半導体基板10の絶縁層12間上にゲート電極18がゲート絶縁膜19を介し形成されている。nチャネルMOSFETにおいては、ソース領域およびドレイン領域はn型であり、半導体基板10はp型ウエルである。pチャネルMOSFETにおいては、ソース領域およびドレイン領域はp型であり、半導体基板10はn型ウエルである。
図1(b)は、比較例に係る半導体装置の断面図である。図1(b)に示すように、比較例においては、導電層14が形成されていない。比較例においては、短チャネル効果を抑制するため、ソース領域およびドレイン領域16がエクステンション領域を含む。また、ポケット注入領域20が設けられる。ポケット注入領域20は、ソース領域およびドレイン領域16とは逆の導電型である。このように、短チャネル効果を抑制するためには、ソースおよびドレイン領域16と半導体基板10のウエル領域との間のPN接合の濃度プロファイルを急峻にする。このため、接合容量Cfが大きくなる。これにより、MOSFETの動作時の消費電力が大きくなり、MOSFETの動作速度が遅くなる。
実施例1によれば、絶縁層12上に導電層14が形成されているため、ソースおよび/またはドレイン領域とウエル領域との接合容量を抑制することができる。かつMOSFETの動作時の消費電力を抑制し、動作速度を速くできる。このように、ゲート長を微細化した場合の短チャネル効果を抑制し、かつ接合容量を抑制できる。
図2(a)および図2(b)は、実施例2に係る半導体装置の平面図およびA−A断面図である。図2(a)においては、絶縁膜30および金属配線34は省略している。図2(a)および(b)に示すように、シリコン基板である半導体基板10内にSTI酸化シリコン層である絶縁層12が形成されている。絶縁層12はトランジスタ同士を電気的に分離するための素子分離絶縁層である。絶縁層12上にはポリシリコン層である導電層14が形成されている。ポリシリコン膜は、例えば非晶質または多結晶シリコン膜である。絶縁層12間の半導体基板10上には酸化シリコン膜等のゲート絶縁膜19を介しゲート電極18が形成されている。ゲート電極18は、例えば導電性ポリシリコン膜である。ゲート電極18の両側には側壁22が形成されている。側壁は例えば酸化シリコン膜である。ゲート電極18の両側の半導体基板10内にはソース領域およびドレイン領域16が形成されている。さらに、ポケット注入領域15が形成されている。ソース領域およびドレイン領域16と導電層14とは同じ導電型であり、側面が直接接触している。これにより、ソース領域およびドレイン領域16と導電層14との間の接触抵抗を低くできる。
ゲート電極18を覆うように、半導体基板10上に絶縁膜30が形成されている。絶縁膜30は例えば酸化シリコンを含む。絶縁膜30を貫通するプラグ金属32および35が形成されている。プラグ金属32は例えばタングステン(W)を含む。プラグ金属32は、導電層14と接続されている。プラグ金属35は、ゲート電極18に接続するパッドに接続されている。絶縁膜30上に金属配線34がプラグ金属32と接続して設けられている。金属配線34は例えば、アルミニウム(Al)または銅(Cu)を含む。絶縁膜30および金属配線34上には、さらに多層配線構造が形成されていてもよい。
実施例2のように、絶縁層12としてSTI絶縁層を用い、導電層14としてポリシリコン層を用いることにより、後述するように、絶縁層12および導電層14を簡単に形成できる。
図3(a)および図3(b)は、実施例2の変形例1に係る半導体装置の平面図およびA−A断面図である。図3(a)および図3(b)に示すように、実施例2のMOSFETが絶縁層12を挟み複数並んで形成されている。MOSFETは同じ導電型でもよいし、異なる導電型でもよい。
図4(a)および図4(b)は、実施例2の変形例2に係る半導体装置の平面図およびA−A断面図である。図4(a)および図4(b)に示すように、実施例2のMOSFETのソース領域またはドレイン領域16が導電層14を介し電気的に接続されていてもよい。例えばこれによりトランジスタが縦積みされた回路を形成できる。
図5(a)および図5(b)は、実施例2の変形例3に係る半導体装置の平面図およびA−A断面図である。図5(a)および図5(b)に示すように、導電層14を隣り合うトランジスタのソースおよび/またはドレインとして共用する。さらに、共用された導電層14にプラグ金属32が接続されていてもよい。
実施例2の変形例1から3のように、右側のトランジスタにおいて、ソース領域16(第1ソース)およびドレイン領域16(第1ドレイン)の少なくとも一方が導電層14の側面と接触する。ゲート電極18(第1ゲート電極)が第1ソースと第1ドレインとの間の半導体基板10上に形成されている。さらに、左側のトランジスタにおいて、ソース領域16(第2ソース)およびドレイン領域16(第2ドレイン)の少なくとも一方が導電層14の側面と接触する。ゲート電極18(第2ゲート電極)が第2ソースと第2ドレインとの間の半導体基板10上に形成されている。このように、複数のトランジスタを形成することができる。さらに、実施例2の変形例2および3のように、トランジスタ間の導電層14を隣接するトランジスタのソースおよび/またはドレインとして共用することができる。
図6(a)および図6(b)は、実施例3に係る半導体装置の平面図およびA−A断面図である。図6(a)および図6(b)に示すように、実施例3に係る半導体装置は、ソース領域およびドレイン領域16として、第1注入領域16aと第1注入領域16aよりキャリア濃度の高い第2注入領域16bが形成されている。
実施例3によれば、導電層14とソースおよびドレインの少なくとも一方の領域16の少なくとも一部との上面に跨り金属シリサイド層36が形成されている。このため、導電層14とソースおよびドレインの少なくとも一方の領域16との接触抵抗を低減できる。実施例2およびその変形例のように、ポケット注入領域15を形成した場合においても金属シリサイド層36を形成してもよい。
実施例3において、ウエル10bがトランジスタ毎に素子分離されていてもよい。例えばDTMOS(Dynamic Threshold MOS)において、ウエル10bをトランジスタ毎に分離してもよい。例えば複数のトランジスタのウエル10bのキャリア濃度および/または導電型を異ならせることができる。導電層14は、ウエル10bが分離された隣接するトランジスタのソースとドレインとを電気的に接続する。これにより、絶縁層12により、ウエル10bを分離しつつ、金属配線34を用いずにトランジスタが縦積みされた回路を実現できる。また、導電層14上にプラグ金属32が配置されていてもよい。なお、実施例1、実施例2およびその変形例並びに実施例4においてもウエル10bがトランジスタ毎に素子分離されていてもよい。
また、ゲート電極18の側面に形成された側壁22の端部が導電層14よりゲート電極側に位置する。これにより、導電層14のキャリア濃度を側壁22下の第1注入領域16aより高くできる。さらに、ソース領域および/またはドレイン領域16から導電層14に跨る金属シリサイド層36を形成できる。
実施例2およびその変形例のように、半導体基板10内にポケット注入領域15が形成されていてもよい。また、実施例3のように、ソース領域および/またはドレイン領域16が第1注入領域16aおよび第2注入領域16bを含んでもよい。このように、半導体装置は、LDD(Lightly Doped Drain)構造でもよい。さらに、実施例3のように、ソース領域および/またはドレイン領域16と導電層14との上面に金属シリサイド層36が形成されていてもよい。
図7(a)から図16(b)は、実施例3に係る半導体装置の製造方法を示す図である。各図の(a)は平面図を示し、(b)は断面図を示している。図7(a)および図7(b)を参照し、シリコン基板等の半導体基板10上に、例えば膜厚が50nmから150nmのマスク層40を形成する。マスク層40は例えば窒化シリコン膜を含む。マスク層40の幅L1は例えば110nmから260nm、マスク層40の間隔L2は例えば90nmから150nmである。マスク層40をマスクに、半導体基板10を例えばドライエッチングしトレンチ(開口部)を形成する。トレンチの深さD1は例えば280nmから400nmである。半導体基板10の表面を酸化させる。これにより、トレンチの表面に酸化シリコン膜が形成される。以下酸化シリコン膜は図示しない。トレンチを埋め込むように酸化シリコン膜を例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)法を用い形成する。CMP(Chemical Mechanical Polish)法を用い、マスク層40をストッパとし上面を平坦化する。 これにより、トレンチに埋め込まれた絶縁層12が形成される。
図8(a)および図8(b)を参照し、絶縁層12およびマスク層40上の開口41を備えるフォトレジスト42を形成する。開口41は、少なくとも導電層14を形成する領域を含む。さらに、開口41とマスク層40とは重なっていてもよい。開口41とマスク層40との重なりL3は、開口41とマスク層40との合わせ精度等を考慮し設定することが好ましい。
図9(a)および図9(b)を参照し、マスク層40と絶縁層12との選択比が確保できるエッチング条件を用い、マスク層40およびフォトレジスト42をマスクに絶縁層12の上部をエッチングする。エッチングには例えばフッ酸を含むエッチャントを用いる。エッチングされた絶縁層12の上面は、半導体基板10の上面から深さD2となるように形成する。深さD2としては、例えば10nmから120nmとすることができる。深さD2は、導電層14とソース領域および/またはドレイン領域16との接触抵抗等を考慮し設定される。
図10(a)および図10(b)を参照し、絶縁層12およびマスク層40を覆うようにポリシリコン層46を形成する。ポリシリコン層46の膜厚は、例えば10nmから150nmであり、少なくとも深さD2より厚くする。ポリシリコン層46上にマスク層48を形成する。マスク層48としては例えば酸化シリコン膜を用いる。マスク層48の膜厚は、例えば200nm以上であり、少なくともポリシリコン層46の窪みを埋め込む厚さとする。
図11(a)および図11(b)を参照し、ポリシリコン層46をストッパにCMP法を用いマスク層48を平坦化する。図12(a)および図12(b)を参照し、マスク層40および48と選択比が得られる条件を用い、ポリシリコン層46をエッチングする。これにより、導電層14が形成される。導電層14の上面は半導体基板10の上面とほぼ同じであることが好ましい。これにより、導電層14とソース領域および/またはドレイン領域16との接触が良好となる。導電層14と半導体基板10との上面の差D3は、50nmから−10nmとする。ここで差D3は、導電層14が半導体基板10より高い場合を正としている。導電層14とソース領域および/またはドレイン領域16との接触を良好とするためには、差D3は正であることが好ましい。
図13(a)および図13(b)を参照し、マスク層48を除去する。絶縁層12の酸化シリコン膜を硬化させるための熱処理を行なう。マスク層40を除去する。なお、熱処理をマスク層48の除去前に行ってもよい。
図14(a)および図14(b)を参照し、ウエル領域10aのイオン注入、ウエル10b(例えばチャネル領域)のイオン注入を行う。ウエル領域10aおよびウエル10bの活性化熱処理を行う。ゲート絶縁膜19を半導体基板10の上面を酸化して形成する。ゲート絶縁膜19上にゲート電極18としてポリシリコン層を形成する。ポリシリコン層をエッチングしゲート電極18を形成する。ゲート電極18のゲート長は、MOSFETの性能を考慮し設定される。
図15(a)および図15(b)を参照し、ゲート電極18をマスクにイオン注入することにより第1注入領域16aを形成する。ゲート電極18をマスクにポケット注入領域を形成するイオン注入を行ってもよい。ゲート電極18の両側に側壁22を形成する。側壁22は、例えば酸化シリコン膜を全面に形成し、エッチバックすることにより形成する。側壁22の幅はMOSFETの性能を考慮し設定される。ゲート電極18および側壁22をマスクにイオン注入することにより第2注入領域16bを形成する。第1注入領域16aおよび第2注入領域16bを形成する際に、導電層14およびゲート電極18にもイオン注入される。イオンの活性化のための熱処理を行う。これにより、第1注入領域16a、第2注入領域16b、導電層14およびゲート電極18に注入されたイオンが活性化する。なお、n型領域を形成する際にはリン(P)または砒素(As)イオン等を注入する。p型領域を形成する際には、ボロン(B)イオン等を注入する。
図16(a)および図16(b)を参照し、全面にコバルト(Co)等の金属を形成する。熱処理することにより、半導体基板10、導電層14およびゲート電極18上に金属シリサイド層36および38を形成する。側壁22および絶縁層12上に形成された金属を除去する。その後、図6(a)および図6(b)に示すように、絶縁膜30、プラグ金属32および金属配線34を形成する。
実施例3によれば、図8(a)および図8(b)のように、絶縁層12上にマスク層40を形成する。図9(a)および図9(b)のように、マスク層40をマスクに絶縁層12の一部を除去する。図10(a)から図13(b)のように、絶縁層12の一部を除去した後に、導電層14を形成する。これにより、絶縁層12と導電層14との側面をほぼ一致できる。例えば、絶縁層12上にのみ導電層14を形成できる。
また、図9(a)および図9(b)のように、絶縁層12の一部を除去する際には、マスク層40をマスクに絶縁層12の上面が半導体基板10の上面より深くなるように絶縁層12をエッチングする。これにより、導電層14の側面がソース領域および/またはドレイン領域16と接触するようにすることができる。よって、接触抵抗を低減できる。
図17(a)および図17(b)は、実施例4に係る半導体装置の平面図およびA−A断面図である。図17(a)および図17(b)に示すように、実施例4に係る半導体装置は、半導体基板10と導電層14との境界が側壁22の下に位置している。このように、側壁22が導電層14上まで形成されていてもよい。実施例1から実施例3においても、半導体基板10と導電層14との境界が側壁22の下に位置していてもよい。
以上、発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1)半導体基板と、前記半導体基板に形成された開口部と、前記開口部に形成された絶縁層と、前記絶縁層上に形成された導電層と、前記半導体基板に形成され、少なくとも一方が前記導電層の側面と接触する第1ソースおよび第1ドレインと、前記第1ソースと前記第1ドレインとの間の前記半導体基板上に形成された第1ゲート電極と、を具備することを特徴とする半導体装置。
(付記2)前記半導体基板に形成され、少なくとも一方が前記導電層の側面と接触する第2ソースおよび第2ドレインと、前記第2ソースと前記第2ドレインとの間の前記半導体基板上に形成された第2ゲート電極と、を更に具備することを特徴とする付記1に記載の半導体装置。
(付記3)前記導電層は、前記絶縁層上にのみ形成されていることを特徴とする付記1または2記載の半導体装置。
(付記4)前記絶縁層は素子分離絶縁層であることを特徴とする付記1から3のいずれか一項記載の半導体装置。
(付記5)前記導電層はポリシリコン層であることを特徴とする付記1から4のいずれか一項記載の半導体装置。
(付記6)前記導電層と前記第1ソースおよび第1ドレインの少なくとも一方の領域との上面に跨り形成された金属シリサイド層を具備することを特徴とする付記1から5のいずれか一項記載の半導体装置。
(付記7)前記ゲート電極の側面に形成され、端部が前記導電層より前記ゲート電極側に位置する側壁を具備することを特徴とする付記1から6のいずれか一項記載の半導体装置。
(付記8)半導体基板に開口部を形成する工程と、前記開口部内に絶縁層を形成する工程と、前記絶縁層上に導電層を形成する工程と、前記半導体基板の前記絶縁層間内に、少なくとも一方が前記導電層の側面と接触するソースおよびドレインを形成する工程と、前記ソースと前記ドレインとの間の前記半導体基板上にゲート電極を形成する工程と、を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記9)前記導電層を形成する工程は、前記絶縁層上にマスク層を形成する工程と、前記マスク層をマスクに前記絶縁層の一部を除去する工程と、前記絶縁層の一部を除去する工程の後に、前記導電層を形成する工程と、を有することを特徴とする付記8記載の半導体装置の製造方法。
(付記10)前記絶縁層の一部を除去する工程は、前記絶縁層の上面が前記半導体基板の上面より深くなるように前記絶縁層をエッチングすることを特徴とする付記9記載の半導体装置の製造方法。
10 半導体基板
12 絶縁層
14 導電層
16 ソース領域および/またはドレイン領域
18 ゲート電極
22 側壁
36 金属シリサイド層

Claims (6)

  1. 半導体基板に開口部を形成する工程と、
    前記開口部内の絶縁層の上面が前記半導体基板の上面より低くなるように、前記開口部内に絶縁層を埋め込む工程と、
    前記開口部内の前記絶縁層上および前記開口部以外の前記半導体基板上に、前記開口部に対応する導電層となる層上面の凹部の底面が前記半導体基板の上面より高くなるように、前記導電層となる層を形成する工程と、
    前記凹部が第1マスク層で埋め込まれるように、前記導電層となる層上に第1マスク層を形成する工程と、
    前記凹部内の前記第1マスク層が残存し前記凹部内以外の前記第1マスク層が除去されるように、前記導電層となる層をストッパに前記第1マスク層の上面を平坦化する工程と、
    前記平坦化する工程の後に、前記第1マスク層をマスクに前記開口部以外の前記導電層となる層を除去することにより、前記開口部に埋め込まれた導電層を形成する工程と、
    前記導電層を形成する工程の後に、前記半導体基板に、少なくとも一方が前記導電層の側面と接触するソースおよびドレインを形成する工程と、
    前記ソースと前記ドレインとの間の前記半導体基板上にゲート電極を形成する工程と、
    含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記半導体基板上に開口を有する第2マスク層を形成する工程を含み、
    前記開口部を形成する工程は、前記第2マスク層をマスクに前記開口に対応する前記開口部を形成する工程であり、
    前記導電層となる層を形成する工程は、前記開口部および前記第2マスク層上に前記導電層となる層を形成する工程である請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記導電層を形成する工程は、前記導電層となる層を除去した後に前記第1マスク層および前記第2マスク層を除去する工程を含む請求項2記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記導電層は、ポリシリコン層である請求項1から3のいずれか一項の半導体装置の製造方法。
  5. 前記絶縁層および前記第1マスク層は酸化シリコン膜である請求項4記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記導電層はポリシリコン層であり、前記絶縁層および前記第1マスク層は酸化シリコン膜であり、前記第2マスク層は窒化シリコン膜である請求項2記載の半導体装置の製造方法。
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