JP4498652B2 - 無電解メッキ方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、無電解メッキが直接行えない材料の被メッキ体に無電解メッキを行う方法に関し、特に、無電解メッキが直接行えない金属または半導体の端面に導電膜を形成するのに適した無電解メッキ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
熱電素子はその両端に温度差を与えると電圧を発生するため熱電発電に利用され、逆に電流を流すと一端では発熱、他端では吸熱が起こるため吸熱現象を利用した冷却装置などにも利用されている。このような熱電素子は構造が簡単であり他の発電機などに比較して微小化に有利であることなどから、電子式の腕時計のような携帯用電子機器への応用も期待されている。
熱電素子はp型半導体の熱電材料とn型半導体の熱電材料による熱電対が直列に複数個配列して形成されている。このような一般的な熱電素子の構造について図19を用いて説明する。
【0003】
図19に示す熱電素子10は、p型とn型の熱電半導体1がエポキシ樹脂からなる絶縁層4を介して交互に配置された熱電素子ブロック11を有し、各熱電半導体1の両側端面に設けられた導電膜3と基板7上に設けられた銅や金などからなる配線電極6とを接続層5により接続することによって、熱電素子ブロック11が基板7と電気的に接続され、かつその各熱電半導体1が直列に接続されている。
熱電素子10は、基板7に接続するにあたって熱電半導体1の両側端面の配線電極6と接続する部分に導電膜3を形成しているが、それは次の理由による。
【0004】
接続層5は、熱電半導体1と配線電極6との導通をとるために設けられているが、その接続層5をハンダ(半田)で形成した場合、そのスズ成分が熱電半導体1の中に拡散して熱電素子10の性能を劣化させることを防止するとともに、ハンダの濡れ性を確保するため導電膜3を形成する必要がある。また、接続層5を導電接着剤で形成する場合にも、熱電半導体1と導電接着剤の接触抵抗が大きいため、導電接着剤との接触抵抗が低い導電膜3を形成する必要がある。
【0005】
ところで、一般に熱電半導体上に導電膜として金属膜を形成する場合にはメッキが行われている。メッキを行う場合には、自己触媒型の無電解メッキ浴を用いる無電解メッキが生産性の点で有利である。ところが、ビスマス−テルル系又はアンチモン−テルル系の金属間化合物からなる熱電半導体には、無電解メッキを行うことができない。
そのため、熱電半導体のような無電解メッキが行えない材料の表面に導電膜を形成する場合には、通常、電解メッキが行われていた。
【0006】
しかしながら、電解メッキにより熱電半導体の表面に導電膜を形成するには、熱電半導体に給電しなくてはならないが、熱電半導体の抵抗値による電圧降下のため、給電点から距離が離れるに従って形成されるメッキ膜の厚さが薄くなるという問題があった。このため、メッキ膜による導電膜の厚さがばらついてしまい、ハンダに含まれるスズの拡散防止効果を低下させ、ハンダの濡れ性にも悪影響を与える。
【0007】
また、このような無電解メッキが行えない材料に導電膜を形成するための方法として、特開平11−186619号公報には、熱電半導体に白金やパラジウムなどの触媒を付与して無電解メッキを行う方法が記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この方法は、触媒を核として付与して無電解メッキを行う方法であるが、一般にプラスチック上に導電膜を形成する際に用いられる方法である。この方法によると、上述した電解メッキによる膜厚の不均一という問題はなくなるが、次の点に問題があった。
すなわち、この方法では、核となる触媒が熱電半導体以外の部分にも吸着してしまうため、無電解メッキ浴に浸漬すると導電膜が形成される部分の選択性がなくなってしまい、導電膜の形成が不要な部分、例えば絶縁物の表面上にも導電膜が形成されてしまうという問題があった。
【0009】
以上のように、従来、無電解メッキを行えない材料に、無電解メッキにより導電膜を形成することができないという問題だけでなく、無電解メッキにより導電膜を形成するにしても、導電膜の形成される部分の選択性が無くなってしまうという問題があった。
特に、熱電素子の熱電半導体の場合には、大きさが小さく、隣接する熱電半導体が数μm〜数十μm程度の間隔で配置される微細な構造のものもある。構造が微細になるほど熱電半導体にだけ選択的に導電膜を形成することは困難になるから、無電解メッキにより選択的に導電膜を形成することは、熱電素子を生産する上での大きな問題である。
【0010】
この発明は、このような問題を解決するためになされたもので、無電解メッキが行えない材料でも無電解メッキにより導電膜を形成できるようにすることを目的とし、さらには無電解メッキが行えない材料で形成される熱電半導体の端面に無電解メッキにより均一な導電膜を選択的に形成して、熱電素子の生産性および信頼性を高めることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明による無電解メッキ方法は、ある無電解メッキ浴に浸漬しても直接は無電解メッキ膜を析出させられない材料からなる被メッキ体の表面の一部に、上記無電解メッキ浴にて無電解メッキ膜が表面に析出可能な金属からなる金属膜を形成するか又は該金属を接触させる工程と、上記金属膜を形成するか又は上記金属を接触させた被メッキ体を上記無電解メッキ浴に浸漬して、上記金属膜又は金属を含む該被メッキ体の表面全体に無電解メッキ膜を形成する工程と、上記金属膜又は金属とそれを被覆する部分の無電解メッキ膜を上記被メッキ体から除去する工程と、該工程を経た上記被メッキ体を再び上記無電解メッキ浴に浸漬する工程とを有する無電解メッキ方法である
上記の方法において、上記被メッキ体は、複数種類の材料の積層体とすることができる。
【0012】
この発明による無電解メッキ方法は、熱電素子の製造に応用して、以下の各工程を有する無電解メッキ方法としてもよい。
(1) 複数の熱電半導体が絶縁層を介して配置されて一体化された熱電素子ブロックの一方の端面に無電解メッキ膜が析出可能な金属からなる金属膜を形成する工程、
(2) 上記金属膜を形成した熱電素子ブロックを無電解メッキ浴に浸漬して、上記金属膜上および該金属膜が一方の端面に形成された上記熱電半導体の他方の端面に無電解メッキ膜を形成する工程、
(3) 上記金属膜および該金属膜を被覆する部分の無電解メッキ膜を除去する工程、
(4) 該工程を経た熱電素子ブロックを再び無電解メッキ浴に浸漬して、上記熱電半導体の上記金属膜が除去された端面に無電解メッキ膜を形成する工程、
【0013】
以上の無電解メッキ方法において、上記(1)〜(4)の工程に代えて次の(5)〜(8)の各工程を有するようにしてもよい。
(5) 複数の熱電半導体が絶縁層を介して配置されて一体化された熱電素子ブロックの各熱電半導体の少なくとも一方の端面の一部に無電解メッキ膜が析出可能な金属を接触させる工程、
(6) 上記金属を接触させた熱電素子ブロックを無電解メッキ浴に浸漬して、上記各熱電半導体の各端面の上記金属を接触させた部分を除く全面に無電解メッキ膜を形成する工程、
(7) 上記各熱電半導体に接触させた金属を該各熱電半導体から離間させる工程、
(8) 該工程を経た熱電素子ブロックを再び無電解メッキ浴に浸漬して、上記各熱電半導体の端面の上記金属が接触していた部分に無電解メッキ膜を形成する工程、
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明による無電解メッキ方法を実施するための最良の形態について、図面を用いて詳細に説明する。まず、図1及び図2によって、この発明による無電解メッキ方法の基本的な実施形態について説明する。
〔基本的な実施形態:図1および図2〕
図1は、無電解メッキが行えない材料からなる被メッキ体の一例である熱電半導体の表面の一部に、無電解メッキ膜が析出可能な金属からなる金属膜を形成した状態を示す断面図である。
【0015】
この熱電半導体8は、ブロック状に形成されており、一般に、ビスマス−テルル系、アンチモン−テルル系、ビスマス−テルル−アンチモン系、ビスマス−テルル−セレン系などの金属間化合物から形成されているが、鉛−ゲルマニウム系、シリコン−ゲルマニウム系などの金属間化合物から形成してもよく、特にこれらに制限されるものではない。
この発明による無電解メッキ方法を実施するには、まず図1に示すようにこの熱電半導体8の表面上の一部に真空蒸着又はスパッタリングなどによって、無電解メッキ膜が析出可能な金属からなる金属膜2を形成する。このとき形成する金属膜2は、無電解メッキ浴中の金属による析出反応が起こる金属であればよい。例えば、無電解ニッケルメッキを行う場合であれば、パラジウム、白金、ニッケルなどの金属を用いる。なお、金属膜2は、真空蒸着又はスパッタリング以外に無電解メッキ膜が析出可能な金属の粒子と絶縁樹脂で構成された導電性ペーストなどの導電性樹脂を印刷法などにより配置してもよい。
【0016】
その後、金属膜2を形成した熱電半導体8を図示しない無電解メッキ浴に浸漬する。すると、まず無電解メッキ膜が金属膜2の表面に析出する。その時、熱電半導体8にはその金属膜2が接触しているので、熱電半導体8は、無電解メッキ浴に対する電位(無電解メッキ浴中の金属と電子の受渡しをするための状態)が変化して、無電解メッキ膜が析出可能になる。そのため、金属膜2から析出した無電解メッキ膜が熱電半導体8にまで広がり、図2に示すように熱電半導体8と金属膜2の表面の全体にわたり均一な厚さを有する無電解メッキ膜による導電膜3が形成される。
【0017】
この導電膜3は、無電解メッキが行えない材料が上述の熱電半導体の場合には、スズや銅などが熱電半導体中に拡散することを防止する効果の高いニッケル(Ni)で形成するのが望ましいが、特にニッケルに制限されるものではない。
また、導電膜3は二種類以上の金属膜を積層して形成してもよい。例えば、導電膜3はニッケルからなる金属膜の上に金(Au)又は銅(Cu)からなる金属膜を積層して二層構造としてもよい。こうすると、形成したニッケルからなる金属膜に応力や熱応力が加わることにより発生するクラックを金(Au)又は銅(Cu)の展延性によって防止することが可能となるため、熱電素子の信頼性が向上する。
【0018】
上述の方法により、導電膜を直接析出させることができないとされていた材料からなる熱電半導体の表面にも無電解メッキによって均一な厚さの導電膜を形成することが可能になり、熱電半導体を使用した熱電素子の生産性を向上させることが可能になる。
この方法による被メッキ体は熱電半導体に限られない。無電解メッキを行うことが不可能とされていた金属であるカドミウム、タングステン、亜鉛、スズ、鉛、ビスマス、アンチモンなどにも、無電解メッキにより導電率の高い金属からなる導電膜を形成することが可能になる。
【0019】
また、上述のように被メッキ体の表面の一部に無電解メッキ膜が析出可能な金属膜を形成する代わりに、無電解メッキ膜が析出可能な金属を熱電半導体等の被メッキ体に接触させてクリップなどの器具によりその接触状態を保持しておき、その被メッキ体を無電解メッキ浴に浸漬するようにしてもよい。この方法によっても同様の効果が得られ、被メッキ体の全面に均一な厚さの導電膜を形成することができる。このとき、無電解メッキ膜が析出可能な金属で形成されているクリップを被メッキ体に直に接触させてもよい。またクリップは、その全体ではなく被メッキ体に接触する部分のみが無電解メッキ膜が析出可能な金属から形成されていてもよい。
【0020】
さらに、図2に示した金属膜2と金属膜2を被覆する部分の導電膜3aとを取り除いて、その熱電半導体8を再度無電解メッキ浴に浸漬させるようにしてもよい。こうすると、熱電半導体8の表面の全体に導電膜3を形成することが可能である。
【0021】
次に、この発明により熱電素子ブロックに無電解メッキを行う実施例について図3から図18までの図面を用いて詳細に説明する。これらの図において、図19と対応する部分には同一の符号を付している。
【0022】
〔第1実施例:図3から図8、図17〕
まず、その第1実施例を図3から図8と図17とによって説明する。この熱電素子ブロックに無電解メッキを行う方法は、上述したこの発明による無電解メッキ方法を応用したものである。
【0023】
図3は、その被メッキ体となる熱電素子ブロック11を示す断面図である。この熱電素子ブロック11は、p型とn型の棒状の熱電半導体1がエポキシ樹脂からなる絶縁層4を介して約5〜80μmの間隔で交互に配置されており、隣接する各熱電半導体1を絶縁層4により絶縁している。
熱電半導体1としては、前述した熱電半導体8と同様に、一般的に用いられるビスマス−テルル系、アンチモン−テルル系、ビスマス−テルル−アンチモン系、ビスマス−テルル−セレン系、あるいは鉛−ゲルマニウム系、シリコン−ゲルマニウム系などの金属間化合物からなるものを用いるが、特にこれらに制限されるものではない。
【0024】
この熱電素子ブロック11は、次のようにして形成している。まず、図示しない熱電半導体のブロックにそれぞれ一定ピッチで複数本の溝を設けて櫛歯状に加工したものをp型、n型のそれぞれについて用意する。そして、これらを互いの溝と隔壁とが嵌合するように組み合わせてその隙間にエポキシ樹脂を流し込み、次いで、流し込んだエポキシ樹脂を熱処理により硬化させて一体化したブロックを形成する。その後、その一体化したブロックの不要部分を研削して除去すると、熱電素子ブロック11が得られる。
【0025】
次に、図4に示すように、熱電半導体1の端面1a、1bを含む熱電素子ブロック11の端面11a、11bのうち一方の端面11aの全面にわたり、真空蒸着あるいはスパッタリングなどによって金属膜2を形成する。この金属膜2は、無電解メッキ膜が析出可能な金属、つまり無電解メッキ浴中の金属による析出反応が起こる金属の膜である。例えば無電解ニッケルメッキを行う場合であれば、パラジウム、白金、ニッケルなどの金属によって形成する。なお、金属膜2は、真空蒸着又はスパッタリング以外に無電解メッキ膜が析出可能な金属の粒子と絶縁樹脂で構成された導電性ペーストなどの導電性樹脂を印刷法などにより配置してもよい。
【0026】
続いて、金属膜2を形成した熱電素子ブロック11を無電解メッキ浴に浸漬する。すると、図5に示すように、金属膜2上で無電解メッキ膜の析出反応が起こり、それと同時に各熱電半導体1は、無電解メッキ浴に対する電位(無電解メッキ浴中の金属と電子の受渡しをするための状態)が変化して、金属膜2が形成されていない側の端面1bにも無電解メッキ膜の析出反応が起こる。こうして、熱電半導体1には、その端面1bにのみ無電解メッキ膜である導電膜3を直接形成することができる。
【0027】
そして、図6に示すように金属膜2および金属膜2上に形成されて金属膜2を被覆している部分の導電膜3をエッチングにより除去した後、熱電素子ブロック11を再び無電解メッキ浴に浸漬する。すると、図7に示すように、熱電半導体1には金属膜2をエッチングにより除去して露出させた端面1aにのみ選択的に導電膜3を形成することができる。この方法によれば、導電膜3が絶縁層4のような不要な部分に形成されるようなことがないため、各熱電半導体1の電気的な絶縁を確実にすることができ、各熱電半導体1の両端面1a、1b上にのみ導電膜3を形成した信頼性の高い熱電素子が得られる。
【0028】
また、熱電素子ブロック11に上述のような金属膜2を形成する代わりに、次のようにしてもよい。まず、図17に示すようにして無電解メッキ膜が析出可能な金属からなる針状のプローブ14を各熱電半導体1の端面1bの一部に接触させ、あるいは熱電素子ブロックの端面11a(11b)に対応する形状に形成した無電解メッキ膜が析出可能な金属からなるプレート(図示せず)を各熱電半導体1の端面1bに接触させる。そして、そのプローブ14を接触させた熱電素子ブロック11を無電解メッキ浴に浸漬して、そのプローブ14を接触させた部分を除く各熱電半導体1の全面に無電解メッキ膜を析出させる。その後、そのプローブ14を各熱電半導体1から離間させてから熱電素子ブロック11を再度無電解メッキ浴に浸漬し、そのプローブ14が接触していた部分に無電解メッキ膜を析出させる。このようにしても、各熱電半導体1の両端面1a、1b上にのみ導電膜3を形成することができる。
【0029】
上述のエッチングを行う場合は、図5に示した熱電素子ブロック11の端面11b側の全面にフォトレジスト(図示せず)を塗布する。これは、既に各熱電半導体1の一方の端面1b上に選択的に形成されている導電膜3をそのフォトレジストにより保護するとともに、熱電素子ブロック11の端面11a側に形成されている金属膜2と導電膜3を確実に除去するためである。なお、不要な金属膜2と導電膜3を除去するための方法としては、エッチング以外に研削による方法もある。
【0030】
無電解メッキで形成する導電膜3は、スズや銅などの熱電半導体1への拡散を防止する効果が高いという点でニッケルを用いるのが望ましいが、特にニッケルに制限されるものではない。また、導電膜3は二種類以上の金属膜を積層して形成してもよい。例えば、導電膜3はニッケルからなる金属膜の上に金(Au)又は銅(Cu)からなる金属膜を積層して二層構造としてもよい。こうすると、形成したニッケルからなる金属膜に応力や熱応力が加わることにより発生するクラックを金(Au)又は銅(Cu)の展延性によって防止することが可能となるため、熱電素子の信頼性が向上する。
【0031】
次に、図7に示すように各熱電半導体1の両側の端面1a、1b上に導電膜3が形成された熱電素子ブロック11に対し、図8に示すように導電接着剤又はソルダペーストなどの接続材料からなる接続層9を印刷法により形成する。この接続層9によってp型とn型の熱電半導体1が交互に接続され、加熱処理を施すと各熱電半導体1が電気的に直列に接続されて熱電素子20が得られる。
【0032】
各熱電半導体1を直列に接続して熱電素子20を得るには、図19に示したようしてもよい。すなわち、銅や金などからなる配線電極6を形成した基板7を用意して、その配線電極6と導電膜3とをハンダや導電接着剤又は異方性導電接着剤などの接続層5により接続することにより、各熱電半導体1を直列に接続してもよい。
【0033】
〔第2実施例:図3と図9から図11〕
次に、この発明による熱電素子ブロックに無電解メッキを行う第2実施例について、図3と図9から図11によって説明する。
この実施例では、前述の第1実施例と同様に、図3に示した熱電素子ブロック11を用い、その他の金属膜、導電膜、無電解メッキ浴などの材料も第1実施例と同様のものを用いる。
【0034】
まず、図3に示した熱電素子ブロック11に対し、その一方の端面11aに無電解メッキ膜が析出可能な金属膜2を、真空蒸着あるいはスパッタリングなどによって形成する。この金属膜2は、メタルマスクなどを用いて、図9に示すように、各熱電半導体1の一方の端面1aのうち、隣接するp型、n型熱電半導体1を絶縁層4を挟んで接続するのに必要な部分にのみ選択的に形成する。つまり、熱電素子ブロック11の端面11aにおいて、絶縁層4を挟んで隣接する熱電半導体1の両方に跨るようにし、かつ端面11aにおいて、金属膜2が形成される絶縁層4と形成されない絶縁層4とが交互に配置されるように、絶縁層4の1つ置きの一端面4aとその両側の熱電半導体1の端面1aの一部に金属膜2を形成する。
【0035】
次に、この金属膜2を形成した熱電素子ブロック11を無電解メッキ浴に浸漬する。すると、図10に示すように金属膜2上で無電解メッキ膜の析出反応が起こり、それと同時に熱電半導体1の一部に金属膜2が形成されている(接触している)端面1aとその反対側の端面1bにも無電解メッキ膜の析出反応が起こる。こうして、各熱電半導体1の金属膜2を含む各端面1aと、その反対側の各端面1b上にのみ導電膜3を形成することができる。
【0036】
そして、各熱電半導体1の端面1bについて、導電膜3が選択的に形成されている部分に、図10に仮想線で示すように、導電接着剤又はソルダペーストなどの接続材料からなる接続層を印刷法により形成し、p型とn型の熱電半導体1を交互に接続する。そして、加熱処理を施すと各熱電半導体1が電気的に直列に接続されて熱電素子が得られる。
また、各熱電半導体1を直列に接続して熱電素子を得るためには、図11に示すように、銅や金などからなる配線電極6を形成した基板7を用い、熱電素子ブロック11の端面11a側の各導電膜3と基板7の配線電極6とを、ハンダ、導電接着剤、異方性導電接着剤などの接続層5によって電気的に接続し、各熱電半導体1を直列に接続して熱電素子21としてもよい。
【0037】
この第2実施例によれば、前述の第1実施例の場合と異なり、熱電素子ブロック11の一方の端面11a側に形成した金属膜を除去する工程が不要であるから、熱電素子が得られるまでの工程が短縮される。したがって、熱電素子の生産性を向上させることができる。
【0038】
〔第3の実施形態:図3と図12および図13〕
次に、この発明による熱電素子ブロックに無電解メッキを行う方法の第3実施例について、図3と図12および図13によって説明する。
この実施例では、前述の第1実施例と同様に、図3に示した熱電素子ブロック11を用い、その他の金属膜、導電膜、無電解メッキ浴などの材料も第1実施例と同様のものを用いる
【0039】
まず、図3に示した熱電素子ブロック11に対して、図12に示すように、その両側の端面11a、11bを対象に、無電解メッキ膜が析出可能な金属膜2を真空蒸着あるいはスパッタリングなどにより形成する。この金属膜2は、メタルマスクなどを用いて、絶縁層4の両側の端面4a、4bのうち、交互に1つ置きにその両側に配置されるp型およびn型の熱電半導体1を互いに接続して、各熱電半導体1を直列に接続するのに必要な部分にのみ選択的に形成する。つまり、絶縁層4を挟んで隣接する両側の熱電半導体1の端面1a又は1bの一部に跨るようにし、かつ金属膜2が絶縁層4の一端面4aと他端面4bに交互に形成されるようにする。
【0040】
次に、その金属膜2を形成した熱電素子ブロック11を無電解メッキ浴に浸漬する。すると、図13に示すように各金属膜2上で析出反応が起こり、それと同時に熱電半導体1の一部に金属膜2が形成されている(接触している)端面1a又は1b上と反対側の金属膜2が形成されていない端面1b又は1a上にも無電解メッキ膜の析出反応が起こる。こうして、熱電半導体1の各端面1a、1b上と金属膜2上にのみ導電膜3を形成することができる。
【0041】
この各導電膜3によって、熱電素子ブロック11の各熱電半導体1が電気的に直列に接続されるので、第1および第2実施例のようにして接続層を形成したり、基板を用いたりして隣接する各熱電半導体1を交互に接続する工程を行わなくても、各熱電半導体1が直列に接続された熱電素子22が得られる。したがって、第1および第2実施例の場合に比較すると、熱電素子を得るまでの工程が短縮されるので、熱電素子の生産性が向上する。
【0042】
〔第4実施例:図14から図16、図18〕
次に、この発明による熱電素子ブロックに無電解メッキを行う方法の第4実施例について、図14から図16と図18とによって説明する。
この実施例では、第1〜第3実施例とは異なり、各熱電半導体1のうち、その配列方向の両端部に位置するものの外側の面を絶縁層4で被覆せずに、図14に示すように露出させた熱電素子ブロック15を用いるが、その他の金属膜、導電膜、無電解メッキ浴などの材料は、第1実施例と同様のものを用いる。
【0043】
この実施例では、まず、第1〜第3実施例のいずれかと同様にして熱電半導体1の端面1a又は1bに金属膜2を形成する。第3実施例と同様にする場合は、図14に示すように、熱電素子ブロック15に対して、その各絶縁層4の端面4aと4b上に交互にその両側の各熱電半導体1の端面1a又は1bの一部に跨るように無電解メッキ膜が析出可能な金属膜2を形成する。なお、第1実施例と同様にする場合は図4に示すように金属膜2を形成する。第2実施例と同様にする場合は図18に示すように金属膜2を形成する。
【0044】
次いで、この金属膜2を形成した熱電素子ブロック15を無電解メッキ浴に浸漬する。すると、図15に示すように、金属膜2上で析出反応が起こると同時に、一部に金属膜2が形成されている(接触している)熱電半導体1の両側端面1a、1bにも無電解メッキ膜の析出反応が起こり、さらに最も外側(配列方向の両端部)に位置する熱電半導体1の露出している側面上にも析出反応が起こる。こうして、絶縁層4の金属膜2が形成されていない端面を除いて各金属膜2上と各熱電半導体1の両側端面1a、1b上および両端部に位置する熱電半導体1の露出した側面上にも導電膜3を形成し、各熱電半導体1を直列に接続することができる。
【0045】
そして、この導電膜3を形成した熱電素子ブロック15を、導電接着剤やハンダなどの接続材料による接続層19を形成して、配線電極6を形成した基板7に対して図16に示すようにして実装する。それによって、熱電素子ブロック15の導電膜3と配線電極6とが電気的に接続され、熱電素子23が得られる。この場合、熱電素子ブロック15(図15)には、配列方向の両端部に位置する熱電半導体1の露出した側面にも導電膜3が形成されているため、接続層19の接触面積を大きくすることができる。したがって、配線電極6と導電膜3との接続を容易に行うことができ、しかもその接続状態は確実になる。
【0046】
また、上述した第1〜第4の各実施例のいずれにおいても、被メッキ体である熱電素子ブロックの金属膜2又は導電膜3を形成する表面は、エッチング、サンドブラスト、研磨などの方法により粗の状態にしておくのが好ましい。こうすると、導電膜の密着性が向上して確実な導電膜が形成されるので、熱電素子の信頼性が向上する点でより効果的である。
【0047】
さらに、上述した第1〜第4の各実施例において、各工程の間で、アルカリ脱脂、超音波洗浄、流水洗浄などの洗浄工程を行うようにするとよい。そうすると、導電膜3と熱電半導体1との密着力をさらに向上させることができるので、熱電素子の信頼性がより一層向上して効果的である。
【0048】
【発明の効果】
この発明による無電解メッキ方法によれば、無電解メッキによる導電膜を直接析出させることができないとされていた材料にも、無電解メッキを直接行って導電率の高い金属による導電膜を形成することが可能になる。
【0049】
また、この発明を熱電素子の製造方法に適用すれば、絶縁層と熱電半導体が数μmから数十μmの距離で微細に配置されている熱電素子ブロックに対しても、その熱電半導体の両端面だけに均一な厚さの導電膜を選択的に形成することが可能になる。したがって、熱電素子に各熱電半導体の接続層を形成する目的とその接続層からスズや銅などが熱電半導体中へ拡散することを防止する効果を有する導電膜を、熱電半導体の両端面上へ均一な厚さで容易に形成することができ、熱電素子の生産性および信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明により熱電半導体の表面の一部に無電解メッキ膜が析出可能な金属膜を形成した状態を示す断面図である。
【図2】 図1に示した熱電半導体と金属膜の全面に無電解メッキ膜による導電膜を形成した状態を示す断面図である。
【図3】 この発明により無電解メッキを行う熱電素子ブロックを模式的に示す断面図である。
【図4】 この発明により熱電素子ブロックに無電解メッキを行う第1実施例における一工程を示す断面図である。
【図5】 図4の続きの工程を示す断面図である。
【図6】 図5の続きの工程を示す断面図である。
【図7】 図6の続きの工程を示す断面図である。
【図8】 図7の続きの工程を示す断面図である。
【図9】 この発明により熱電素子ブロックに無電解メッキを行う第2実施例における一工程を示す断面図である。
【図10】 図9の続きの工程を示す断面図である。
【図11】 図10の続きの工程を示す断面図である。
【図12】 この発明により熱電素子ブロックに無電解メッキを行う第3実施例における一工程を順に示す断面図である。
【図13】 図12の続きの工程を示す断面図である。
【図14】 この発明により熱電素子ブロックに無電解メッキを行う第4実施例における一工程を順に示す断面図である。
【図15】 図14の続きの工程を示す断面図である。
【図16】 図15の続きの工程を示す断面図である。
【図17】 この発明により熱電素子ブロックに無電解メッキを行う第1実施例においてプローブを接触させた状態を示す断面図である
【図18】 この発明により熱電素子ブロックに無電解メッキを行う第4実施例において用いられる別の熱電素子ブロックに金属膜を形成した状態を示す断面図である。
【図19】 一般的な熱電素子の構造を模式的に示す断面図である。
【符号の説明】
1,8:熱電半導体 2:金属膜 3,3a:導電膜 4:絶縁層
5,9,19:接続層 6:配線電極 7:基板 10,20:熱電素子
11,15:熱電素子ブロック 21,22,23:熱電素子 14:プローブ
1a,1b:端面 4a,4b:端面 11a,11b:端面

Claims (4)

  1. ある無電解メッキ浴に浸漬しても直接は無電解メッキ膜を析出させられない材料からなる被メッキ体の表面の一部に、前記無電解メッキ浴にて無電解メッキ膜が表面に析出可能な金属からなる金属膜を形成するか又は該金属を接触させる工程と、
    前記金属膜を形成するか又は前記金属を接触させた被メッキ体を前記無電解メッキ浴に浸漬して、前記金属膜又は金属を含む該被メッキ体の表面全体に無電解メッキ膜を形成する工程と、
    前記金属膜又は金属とそれを被覆する部分の無電解メッキ膜を前記被メッキ体から除去する工程と、
    該工程を経た前記被メッキ体を再び前記無電解メッキ浴に浸漬する工程とを有する無電解メッキ方法。
  2. 請求項1に記載の無電解メッキ方法であって、
    前記被メッキ体が複数種類の材料の積層体である無電解メッキ方法。
  3. 複数の熱電半導体が絶縁層を介して配置されて一体化された熱電素子ブロックの一方の端面に無電解メッキ膜が析出可能な金属からなる金属膜を形成する工程と、
    前記金属膜を形成した熱電素子ブロックを無電解メッキ浴に浸漬して、前記金属膜上および該金属膜が一方の端面に形成された前記熱電半導体の他方の端面に無電解メッキ膜を形成する工程と、
    前記金属膜および該金属膜を被覆する部分の無電解メッキ膜を除去する工程と、
    該工程を経た熱電素子ブロックを再び無電解メッキ浴に浸漬して、前記熱電半導体の前記金属膜が除去された端面に無電解メッキ膜を形成する工程とを有する無電解メッキ方法。
  4. 複数の熱電半導体が絶縁層を介して配置されて一体化された熱電素子ブロックの各熱電半導体の少なくとも一方の端面の一部に無電解メッキ膜が析出可能な金属を接触させる工程と、
    前記金属を接触させた熱電素子ブロックを無電解メッキ浴に浸漬して、前記各熱電半導体の各端面の前記金属を接触させた部分を除く全面に無電解メッキ膜を形成する工程と、
    前記各熱電半導体に接触させた金属を該各熱電半導体から離間させる工程と、
    該工程を経た熱電素子ブロックを再び無電解メッキ浴に浸漬して、前記各熱電半導体の端面の前記金属が接触していた部分に無電解メッキ膜を形成する工程とを有する無電解メッキ方法。
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