JP4498374B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

本発明は半導体記憶装置に係わり、例えば、電界効果トランジスタのフローティングボディに多数キャリアを蓄積することで情報を記憶するFBC(Floating Body Cell)メモリに関する。
近年、1T(Transistor)−1C(Capacitor)型のDRAMに代わるメモリと期待されている半導体記憶装置として、FBCメモリ装置がある。FBCメモリ装置は、SOI(Silicon On Insulator)基板上にフローティングボディ(以下、ボディともいう)を備えたFET(Field Effect Transistor)を形成し、このボディに蓄積されている多数キャリアの数の多少によってデータ“1”またはデータ“0”を記憶する。
例えば、N型FETからなるFBCにおいて、ボディに蓄積されているホール数が多い状態をデータ“1”とし、それが少ない状態をデータ“0”とする。この場合、データ保持状態においてワード線を負電位に落とすため、ボディにホールが流入する。データの書込み後、データ保持状態の期間が長い場合、ボディに流入するホールが多くなり、データ“0”が劣化する。従って、データ“0”を格納するメモリセル(以下、“0”セルともいう)に対して、定期的にリフレッシュ動作を実行する必要がある。一方、データ“1”を格納しているメモリセル(以下、“1”セルともいう)はホール数が多い状態であるので、データ保持状態において、“1”セルは劣化しない。
しかし、データの読出し/書込み時に選択ワード線を活性化させると、その選択ワード線に接続された非選択メモリセルに蓄積されていた正孔が徐々に減少してしまう現象がある。これは、チャージポンピング現象と呼ばれている。チャージポンピング現象が繰り返されると、非選択メモリセルのデータ“1”の状態がデータ “0”に変化してしまう。これに対処するためには、データ“1”の非選択メモリセルに正孔を補給するリフレッシュ動作が必要となる。
しかし、従来、“1”セルに対するリフレッシュ動作および“0“セルに対するリフレッシュ動作は、ともに定期的に同時に実行されていた。従って、リフレッシュ動作は“1”セルにリフレッシュ動作が不要であっても、“1”セルおよび“0“セルの両方にリフレッシュ動作を実行していた。この場合、“1”セルの劣化は、必ずしも“0”セルの劣化と同時に生じるものではないため、リフレッシュ動作において無駄な電力を消費していた。
特開2005−251256号公報
メモリセルに格納された論理データに応じてリフレッシュ動作の頻度を変更することによって、リフレッシュ動作の消費電力を低減した半導体記憶装置を提供する。
本発明に係る実施形態に従った半導体記憶装置は、電気的に浮遊状態のフローティングボディを含み、該フローティングボディ内の多数キャリアの数によって論理データを記憶するメモリセルと、前記メモリセルのゲートに接続されたワード線と、前記メモリセルに接続され、該メモリセルのデータを伝達するビット線と、前記ビット線に接続され、前記フローティングボディ内に多数キャリアが蓄積されている状態を示す第1の論理データを前記メモリセルに書き込むときに前記ビット線に第1の電圧を印加するセンスアンプであって、前記メモリセルからデータを一旦読出しかつ該データと同一論理データを該メモリセルへ書き戻すリフレッシュ動作のときに、前記第1の電圧よりも絶対値として低い第2の電圧を、前記第1の論理データを格納していた前記メモリセルに印加するセンスアンプと、前記リフレッシュ動作のときに前記ワード線の活性化回数をカウントするカウンタとを備え
前記センスアンプは、前記第1の論理データとは逆論理の第2の論理データを前記メモリセルに書き込むときに前記ビット線に前記第1の電圧とは逆極性の第3の電圧を印加し、
前記センスアンプは、前記リフレッシュ動作のときに、前記第3の電圧を前記ビット線に印加することによって、前記第2の論理データを格納していた前記メモリセルへ該第2の論理データを書き戻し、
前記リフレッシュ動作において或るワード線の活性化回数が所定値に達した場合に、前記センスアンプは、前記第1の論理データを格納していた前記メモリセルに該第1の論理データを書き戻すために前記ビット線に前記第1の電圧を印加し、かつ、前記第2の論理データを格納していた前記メモリセルへ該第2の論理データを書き戻すために前記第3の電圧を前記ビット線に印加し、
前記リフレッシュ動作において或るワード線の活性化回数が所定値未満である場合に、前記センスアンプは、前記第1の論理データを格納していた前記メモリセルに前記第2の電圧を印加し、前記第2の論理データを格納していた前記メモリセルへ該第2の論理データを書き戻すために前記第3の電圧を前記ビット線に印加することを特徴とする
本発明に係る実施形態に従った半導体記憶装置は、電気的に浮遊状態のフローティングボディを含み、該フローティングボディ内の多数キャリアの数によって論理データを記憶するメモリセルと、前記メモリセルのゲートに接続されたワード線と、前記メモリセルに接続され、該メモリセルのデータを伝達するビット線と、前記ビット線に接続され、前記フローティングボディ内に多数キャリアが蓄積されている状態を示す第1の論理データを前記メモリセルに書き込むときに前記ビット線に第1の電圧を印加するセンスアンプであって、前記メモリセルからデータを一旦読出しかつ該データと同一論理データを該メモリセルへ書き戻すリフレッシュ動作のときに、前記第1の電圧よりも絶対値として低い第2の電圧を、前記第1の論理データを格納していた前記メモリセルに印加するセンスアンプと、前記リフレッシュ動作のときに前記ワード線の活性化回数をカウントするカウンタとを備え、
前記センスアンプは、前記第1の論理データとは逆論理の第2の論理データを前記メモリセルに書き込むときに前記ビット線に前記第1の電圧とは逆極性の第3の電圧を印加し、
前記センスアンプは、前記リフレッシュ動作のときに、前記第3の電圧を前記ビット線に印加することによって、前記第2の論理データを格納していた前記メモリセルへ該第2の論理データを書き戻し、
前記リフレッシュ動作において、活性化される前記ワード線のアドレスビットと前記活性化回数を示すカウンタビットとが所定の条件を満たした場合に、前記センスアンプは、前記第1の論理データを格納していた前記メモリセルに該第1の論理データを書き戻すために前記ビット線に前記第1の電圧を印加し、かつ、前記第2の論理データを格納していた前記メモリセルへ該第2の論理データを書き戻すために前記第3の電圧を前記ビット線に印加し、
前記リフレッシュ動作において、活性化される前記ワード線のアドレスビットと前記活性化回数を示すカウンタビットとが所定の条件を満たさない場合に、前記センスアンプは、前記第1の論理データを格納していた前記メモリセルに前記第2の電圧を印加し、前記第2の論理データを格納していた前記メモリセルへ該第2の論理データを書き戻すために前記第3の電圧を前記ビット線に印加することを特徴とする。
本発明に係る他の実施形態に従った半導体記憶装置は、電気的に浮遊状態のフローティングボディを含み、該フローティングボディ内の多数キャリアの数によって論理データを記憶するメモリセルと、前記メモリセルのゲートに接続されたワード線と、前記メモリセルに接続され、該メモリセルのデータを伝達するビット線と、前記ビット線に接続され、前記メモリセルからデータを読み出し、あるいは、前記メモリセルにデータを書き込むセンスアンプと、前記メモリセルから前記センスアンプへデータを一旦読み出しかつ該データと同一論理データを該メモリセルへ書き戻すリフレッシュ動作のときに、前記ワード線の活性化回数をカウントするカウンタをさらに備え、
前記リフレッシュ動作において或るワード線の活性化回数が所定値未満である場合に、前記センスアンプは、前記フローティングボディ内に多数キャリアが蓄積されている状態を示す第1の論理データを格納していた前記メモリセルに該第1の論理データを書き戻すことなく、前記第1の論理データと逆論理の第2の論理データを格納していた前記メモリセルへ該第2の論理データを書き戻し、
前記リフレッシュ動作において或るワード線の活性化回数が所定値に達した場合に、前記センスアンプは、前記第1の論理データを格納していた前記メモリセルに該第1の論理データを書き戻し、尚且つ、前記第2の論理データを格納していた前記メモリセルへ該第2の論理データを書き戻す。
本発明による半導体記憶装置は、メモリセルに格納された論理データに応じてリフレッシュ動作の頻度を変更することによって、リフレッシュ動作の消費電力を低減することができる。
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態を説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。
(第1の実施形態)
図1Aおよび図1Bは、本発明に係る第1の実施形態に従ったFBCメモリ装置の構成を示す図である。FBCメモリ装置は、メモリセルMCと、ダミーセルDC0、DC1と、ワード線WLLi、WLRi(iは整数)(以下、WLともいう)と、ダミーワード線DWLL,DWLR(以下、DWLともいう)と、ビット線BLLi、BLRi(以下、BLともいう)と、センスアンプS/Aと、イコライジング線EQLL,EQLR(以下、EQLともいう)と、イコライジングトランジスタTEQL、TEQR(以下、TEQともいう)と、ロウデコーダRDと、WLドライバWLDと、カラムデコーダCDと、CSLドライバCSLDと、ロウアドレスカウンタRACと、活性化カウンタ回路ACと、SAPドライバSARDとを備えている。さらに、図1Bに示すように、FBCメモリ装置は、ロウアドレスカウンタRACと、活性化カウンタ回路ACと、センスアンプドライバSADとを備えている。
メモリセルMCは、マトリクス状に配列され、メモリセルアレイMCAL、MCAR(以下、MCAともいう)を構成している。ワード線WLは、ロウ(row)方向に延伸し、メモリセルMCのゲートに接続されている。ワード線WLは、センスアンプS/Aの左右に256本ずつ設けられており、図1Aでは、WLL0〜WLL255およびWLR0〜WLR255で示されている。ビット線BLは、カラム方向に延伸し、メモリセルMCのソースまたはドレインに接続されている。ビット線BLは、センスアンプS/Aの左右に1024本ずつ設けられている。図1Aでは、BLL0〜BLL1023およびBLR0〜BLR1023で示されている。ワード線WLとビット線BLとは、互いに直交しており、その各交点にメモリセルMCが設けられている。これは、クロスポイント型セルと呼ばれている。尚、ロウ方向とカラム方向とは互いに入れ替えても差し支えない。
データの読出し/書込み動作に先立って、ダミーセルDC0およびDC1は互いに逆極性のデータ“0”およびデータ“1”をそれぞれ記憶する。ダミーセルDC0およびDC1へのデータ書込みは、通常、電源投入直後に行われる。極性とは、データの論理値“0”または“1”を示す。ダミーセルDC0およびDC1は、メモリセルMCのデータを検出するときに基準電流Irefを生成するために用いられる。基準電流Irefは、 “0”セルに流れる電流と“1”セルに流れる電流とのほぼ中間の電流である。センスアンプS/A内のカレントミラー回路(図3参照)がビット線BLを介して電流をメモリセルMCへ流す。これにより、メモリセルMCのデータに応じた電流がセンスアンプS/A内のセンスノードを流れる。センスノードを流れる電流が基準電流Irefよりも高いか、低いかによって、センスアンプS/Aはデータの論理値“1”または“0”を識別する。
尚、ダミーセルDC0およびダミーセルDC1は、ワード線WLの延伸する方向(ロウ方向)に向かって交互に配列されている。基準電流Irefを生成するために、ダミーセルDC0およびダミーセルDC1は同数ずつ設けられている。
ダミーワード線DWLは、ロウ方向に延伸し、ダミーセルDC0、DC1のゲートに接続されている。ダミーワード線DWLは、センスアンプS/Aの左右に1本ずつ設けられている。
イコライジング線EQLは、イコライジングトランジスタTEQのゲートに接続されている。イコライジングトランジスタTEQは、ビット線BLとグランド(VSL)との間に接続されている。イコライジングでは、ビット線BLをグランドに接続することによって各ビット線BLの電位を接地電位に等しくする。
ロウデコーダRDは、複数のワード線WLのうち特定のワード線を選択するためにロウアドレスをデコードする。WLドライバWLDは、選択ワード線に電圧を印加することによって、この選択ワード線を活性化させる。カラムデコーダCDは、複数のカラムのうち特定のカラムを選択するためにカラムアドレスをデコードする。CSLドライバCSLDは、選択されたカラムのカラム選択線CSL(図3参照)電位を印加することによって、DQバッファを介してセンスアンプS/Aからデータを読み出す。
ロウアドレスカウンタRACは、定期的なリフレッシュ動作を実行するときに活性化される信号CTR,BCTRを受けて、ロウアドレスを生成する。リフレッシュ動作では、通常、ワード線WLをロウアドレス順に選択し、その選択ワード線WLに接続されたメモリセルMCに対してリフレッシュ動作を実行する。このため、ロウアドレスカウンタRACは、或るワード線WLに対するリフレッシュ動作が終了したときにロウアドレスをインクリメントするように構成されている。
活性化カウンタ回路ACは、リフレッシュ動作において各ワード線の活性化回数をカウントする。この活性化回数が所定値に達した場合に、“0”セルおよび“1”セルの両方に対してリフレッシュ動作を実行するために、活性化カウンタ回路ACは、図1Bに示すようにセンスアンプドライバSADに対して信号を送信する。センスアンプドライバSADは、SAPドライバSAPDおよびBSANドライバBSANDにより構成されている。
SAPドライバSAPDは、活性化カウンタ回路ACからの信号を受けて、“1”セルに対してリフレッシュ動作を実行するために、信号SAP(図3参照)を活性化させるように構成されている。“0”セルは、リフレッシュ動作において常にリストア対象であるので、信号BSAN(図3参照)は、通常通り活性化される。即ち、活性化回数が所定値未満の場合には、リフレッシュ動作において“0”セルのみリフレッシュされ、“1”セルはリフレッシュされない。活性化回数が所定値に達した場合には、リフレッシュ動作において“0”セルおよび“1”セルの両方がリフレッシュされる。尚、ロウアドレスカウンタRAC、活性化カウンタ回路ACおよびSAPドライバSAPDの詳細については後述する。BSANドライバは、図1Aでは図示しないが、図7にその詳細を示している。
活性化とは素子または回路をオンまたは駆動させることを意味し、不活性化とは素子または回路をオフまたは停止させることを意味する。従って、HIGH(高電位レベル)の信号が活性化信号である場合もあり、LOW(低電位レベル)の信号が活性化信号である場合もあることに注意されたい。例えば、NMOSトランジスタは、ゲートをHIGHにすることによって活性化する。一方、PMOSトランジスタは、ゲートをLOWにすることによって活性化する。活性化回数は、或るワード線を選択的に活性化させた回数である。
図2は、メモリセルMCの構造を示す断面図である。尚、ダミーセルDCは、メモリセルMCと同様の構成を有する。メモリセルMCは、支持基板10、BOX層20およびSOI層30を含むSOI基板上に設けられている。SOI層30内に、ソース60およびドレイン40が設けられている。フローティングボディ50は、ソース60とドレイン40との間のSOI層30に形成される。ボディ50は、ソース60およびドレイン40とは逆導電型の半導体である。本実施形態では、メモリセルMCはN型FETである。ボディ50は、ソース60、ドレイン40、BOX層20、ゲート絶縁膜70およびSTI(Shallow Trench Isolation)(図示せず)によって、その一部または全部が囲まれることによって電気的に浮遊状態である。FBCメモリは、ボディ50内の多数キャリアの数によって論理データ(バイナリデータ)を記憶することができる。
メモリセルMCにデータを書き込むいくつかの方法のうちの1つの方法を以下に説明する。データ“1”をメモリセルMCに書き込むためには、メモリセルMCを飽和状態で動作させる。例えば、ワード線WLを1.5Vにバイアスし、ビット線BLを1.5Vにバイアスする。ソースはグランドGND(0V)である。これにより、ドレイン近傍においてインパクトイオン化が生じ、電子−ホール対が大量に発生する。インパクトイオン化により生じた電子は、ドレインに流れ、ホールはポテンシャルの低いボディに蓄えられる。インパクトイオン化でホールが発生するときに流れる電流と、ボディ−ソース間のpn接合におけるフォワード電流が釣り合ったときに、ボディ電圧は平衡状態に達する。このボディ電圧は、約0.7Vである。
データ“0”を書き込むときには、ビット線BLを負の電圧に低下させる。例えば、ビット線BLの電位を−1.5Vに低下させる。この動作により、ボディ50−ドレイン40間のpn接合が大きく順方向にバイアスされる。ボディ50に蓄積されていたホールはドレイン40へ排出され、データ“0”がメモリセルMCに記憶される。
メモリセルMCからデータを読み出すいくつかの方法のうちの1つの方法を以下に説明する。データの読出し動作では、ワード線WLをデータ書込み時と同様に活性にするが、ビット線BLをデータ“1”の書込み時と比べて低く設定する。例えば、ワード線WLを1.5Vとし、ビット線BLを0.2Vにする。メモリセルMCを線形領域で動作させる。データ“0”を記憶するメモリセルMCとデータ“1”を記憶するメモリセルMCとは、ボディ50に蓄積されたホール数の違いにより、メモリセルMCの閾値電圧において相違する。この閾値電圧の差を検知することによって、データ“1”とデータ“0”とを識別する。読み出し時にビット線BLを低電圧にする理由は、ビット線BLの電圧を高くしてメモリセルMCを飽和状態にバイアスしてしまうと、データ“0”を読み出す場合にインパクトイオン化によりデータ“0”がデータ“1”に変化してしまう危険性があるからである。
図3は、図1Aに示すセンスアンプS/Aの構成およびその周辺の構成を示す回路図である。図3には、2つのセンスアンプS/Aが示されているが、両者は同じ構成を有するので、一方のセンスアンプS/Aの構成を説明する。
センスアンプS/Aは、左右に設けられた1本ずつのビット線BLLiおよびBLRiに接続されており、各ビット線対BLLi(以下、BLLともいう)およびBLRi(以下、BLRともいう)に対応して設けられている。このように本実施形態では、オープンビット線構成を採用している。よって、データ読出し時には、ビット線対BLLおよびビット線対BLRのうち一方がデータを伝達し、他方が基準データを伝達する。
センスアンプS/Aは、一対のセンスノードSNLi(以下、SNLともいう)およびSNRi(以下、SNRともいう)を含む。センスノードSNLは、トランスファゲートTGL1を介してビット線BLLに接続され、トランスファゲートTGR2を介してビット線BLRに接続されている。センスノードSNRは、トランスファゲートTGL2を介してビット線BLLに接続され、トランスファゲートTGR1を介してビット線BLRに接続されている。
トランスファゲートTGL1およびTGR1は、信号ΦTL、ΦTRによってオン/オフ制御される。トランスファゲートTGL2は、信号FBLおよびBFBLによってオン/オフ制御される。トランスファゲートTGR2は、信号FBRおよびBFBRによってオン/オフ制御される。尚、信号B**は信号**の反転信号を意味する。
例えば、データ読出し動作では、センスアンプS/Aは、メモリセルMCのデータを読み出し、DQバッファDQBを介してこのデータを外部へ出力するとともに、このデータをメモリセルMCへ書き戻す。ビット線BLLに接続された“1”セルからデータを読み出す場合、トランスファゲートTGL1、TGR1がオン状態になり、トランスファゲートTGL2、TGR2はオフ状態であになる。“1”セルの閾値電圧は比較的低いので、センスノードSNLから“1”セルへ流れる電流はIrefよりも多くなる。センスノードSNRからビット線BLRへ流れる電流はIrefであるので、センスノードSNLの電位は、センスノードSNRの電位よりも低くなる。センスアンプS/Aは、センスノードSNLとSNRとの電位差を増幅し、ラッチする。一方、データ“1”をメモリセルMCへ書き戻すためには、ビット線BLLへ高電位を与えなければならない。そこで、トランスファゲートTGL1をオフにし、トランスファゲートTGL2をオンさせることによって、高電位であるセンスノードSNRをビット線BLLに接続する。
センスアンプS/Aは、クロスカップル型ダイナミックラッチ回路(以下、ラッチ回路という)LC1およびLC2を含む。ラッチ回路LC1は、センスノードSNLとSNRとの間に直列に接続された2つのp型トランジスタTP1およびTP2からなる。トランジスタTP1のゲートはセンスノードSNRに接続され、トランジスタTP2のゲートはセンスノードSNLに接続されている。即ち、トランジスタTP1およびTP2の各ゲートは、センスノードSNLおよびSNRに対してクロスカップリングされている。ラッチ回路LC2は、センスノードSNLとSNRとの間に直列に接続された2つのn型トランジスタTN1およびTN2からなる。トランジスタTN1のゲートはセンスノードSNRに接続され、トランジスタTN2のゲートはセンスノードSNLに接続されている。即ち、トランジスタTN1およびTN2の各ゲートも、センスノードSNLおよびSNRに対してクロスカップリングされている。ラッチ回路LC1およびLC2は、信号SAPおよびBSANの活性化によってそれぞれ駆動される。
センスアンプS/Aは、P型トランジスタTP3〜TP8から成るカレントミラー型電流負荷回路(以下、ミラー回路という)をさらに含む。ミラー回路は、センスノードSNLとSNRとに等しい電流を流すように構成されている。トランジスタTP3およびTP4は、負荷信号BLOADONによって制御され、電源VBLHと上記ミラー回路との間をスイッチングするスイッチング素子として機能する。ここで、VBLHは、データ“1”をメモリセルMCに書き込むときにビット線BLに与える高電位を示す。
トランジスタTP7およびTP8は、それぞれ信号CMおよびBCMによって制御され、トランジスタTP5およびTP6のゲートをそれぞれセンスノードSNLおよびSNRに接続する。センスノードS/Aがビット線BLLに接続されたメモリセルMCのデータを検出する場合、ビット線BLRにはダミーセルが接続される。このとき、信号BCMを低レベル電位とし、信号CMを高レベル電位とする。これにより、トランジスタTP5、TP6の共通ゲートは、基準電流Irefが流れるセンスノードSNRに接続されるので、基準電流を用いて正確にメモリセルMCのデータを検出することができる。勿論、センスノードS/Aがビット線BLRに接続されたメモリセルMCのデータを検出する場合には、BCMが高レベル電位となり、信号CMが低レベル電位となる。
N型トランジスタTN4は、DQ線とセンスノードSNLとの間に接続され、N型トランジスタTN5はBDQ線とセンスノードSNRとの間に接続されている。トランジスタTN4およびTN5の各ゲートは、カラム選択線CSLi(以下、CSLともいう)に接続されている。DQ線およびBDQ線は、DQバッファに接続されている。DQバッファは、I/Oパッドと接続されており、データの読出し時にはメモリセルMCからのデータを外部へ出力するために一時的に格納し、また、データの書込み時には外部からのデータをセンスアンプS/Aへ伝達するために一時的に格納する。従って、カラム選択線CSLは、外部へデータを読み出し、あるいは、外部からデータを書き込むときに活性化され、センスノードSNLおよびSNRがDQバッファに接続することを可能とする。リフレッシュ動作時には、カラム選択線CSLは非活性状態を維持する。ここで、リフレッシュ動作とは、メモリセルMCからデータを一旦読出し、このデータをセンスアンプS/Aにラッチし、このデータと同一論理データを同じメモリセルへ書き戻す動作をいう。外部へデータを読み出す動作も同様の動作を含むが、外部へデータを読み出す動作は、カラム選択線CSLが活性化される点でリフレッシュ動作と異なる。
本実施形態では、書き戻し回路WBCは、P型FETおよびN型FETが並列接続されたCMOSトランスファゲートTGL2,TGR2で構成されている。
N型トランジスタTN6は、ビット線BLLiと低電位VBLLとの間に接続されている。トランジスタTN6のゲートは、信号線DCWLLに接続されている。N型トランジスタTN7は、ビット線BLRiと低電位VBLLとの間に接続されている。トランジスタTN7のゲートは、信号線DCWLRに接続されている。VBLLは、データ“0”をメモリセルMCに書き込むときにビット線BLに与える低電位を示す。例えば、VBLLは、−1.5Vである。DCWLL、DCWLRは、ダミーセルDC0へデータ“0”を書き込むときに活性化される信号線である。即ち、ビット線BLLi、BLRiに接続されたダミーセルDC0には、データ“0”が書き込まれる。
一方、P型トランジスタTP9は、ビット線BLLi+1と高電位VBLHとの間に接続されている。トランジスタTP9のゲートは、信号線BDCWHLに接続されている。P型トランジスタTP10は、ビット線BLRi+1と高電位VBLHとの間に接続されている。トランジスタTP10のゲートは、信号線BDCWHRに接続されている。BDCWHL、BDCWHRは、ダミーセルDC1へデータ“1”を書き込むときに活性化される信号線である。即ち、ビット線BLLi+1、BLRi+1に接続されたダミーセルDC1には、データ“1”が書き込まれる。
平均化線AVL、AVRは、平均化トランジスタTAVL、TAVR(以下、TAVともいう)の各ゲートにそれぞれ接続されている。平均化トランジスタTAVは隣り合う2つのビット線BL間に接続され、互いに直列に接続されている。平均化トランジスタTAVは、データの読出し時にダミーセルDC0およびダミーセルDC1をそれぞれ同数短絡させることによって、ダミーセルDC0およびDC1に流れる電流を平均化し、基準電流Irefを生成する。
図4は、ロウアドレスカウンタRACの回路図である。ロウアドレスカウンタRACは、半加算器ACTを複数個連結させることによって構成されている。ロウアドレスカウンタRACが出力するアドレスのビット数は、半加算器ACTの個数と対応する。本実施形態では、9個の半加算器ACTが連結されているので、ロウアドレスカウンタRACは、9ビット(A0〜A8)のアドレスを出力することができる。
ロウアドレスカウンタRACは、リフレッシュ動作時に信号CTRが高レベルに活性化されるごとにアドレスを1だけインクリメントする。これにより、リフレッシュ動作において、WLドライバWLDが、ワード線WLをアドレス順に選択的に活性化させる。ロウアドレスが一巡したときに、メモリセルアレイMCA内の総てのワード線WLが選択されたことになり、1回のリフレッシュ動作が完了する。
図5は、活性化カウンタACの回路図である。活性化カウンタACも、半加算器ACTを複数個連結させることによって構成されている。活性化カウンタACが出力する活性化回数のビット数は、半加算器ACTの個数と対応する。本実施形態では、7個の半加算器ACTが連結されているので、活性化カウンタACは、7ビット(B0〜B6)の活性化回数を出力することができる。これにより、活性化カウンタACは活性化回数を128回までカウントすることができる。
活性化カウンタACの最下位ビットは、ロウアドレスカウンタRACの最上位ビットA8を受け、活性化カウンタACは、A8が高レベルに活性化されるごとに活性化回数を1だけインクリメントする。よって、活性化カウンタACは、1回のリフレッシュ動作が完了するごとに、活性化回数を1だけインクリメントする。128回目のリフレッシュ動作が完了すると、活性化回数は一巡することになる。
本実施形態において、活性化回数のビットは、ロウアドレスカウンタRACのアドレスの最上位ビットに付加されている。活性化カウンタACは、ロウアドレスカウンタRACの最上位にある半加算器ACTに連結されている。これにより、ロウアドレスカウンタRACおよび活性化カウンタACは、1つの14ビットカウンタで構成され得る。この14ビットカウンタは、リフレッシュ動作時のロウアドレスおよび活性化回数の両方を出力する。
図6は、SAPドライバSAPDの回路図である。SAPドライバSAPDは、活性化回数が128に達した後のリフレッシュ動作において信号SAPを高レベルに活性化させるように構成されている。より詳細には、SAPドライバSAPDは、NORゲートG1と、NANDゲートG2、G3と、P型トランジスタTP11、TP12と、N型トランジスタTN12を備えている。
NORゲートG1は、リフレッシュ時、即ち、REFRESH信号が高レベルの時において、活性化カウンタACから活性化回数(B0〜B6)を受け、B0〜B6の全ビットが“0”になったときに、信号SAPHIGHを高レベルに立ち下げる。B0〜B6のいずれかのビットが“1”であるときには、信号SAPHIGHは、低レベルを維持している。これにより、活性化回数が所定値としての128に達したときに、信号SAPHIGHは高レベルとなる。尚、外部へのデータ読出し時(通常のデータ読出し)あるいは外部からのデータ書込み時(通常のデータ書込み)において、REFRESH信号は低レベルであり、信号SAPHIGHは活性化カウンタACの出力に依らず高レベルとなる。
NANDゲートG2は、信号SAPHIGHおよび信号SEPを受け、信号SAPHIGHおよび信号SEPが高レベルであるときにトランジスタTP11を活性化させる。信号SEPは、ラッチ回路LC1を駆動するときに活性化される信号である。これにより、活性化回数が所定値としての128に達したときのリフレッシュ動作(以下、特定リフレッシュ動作ともいう)、通常のデータ読出し動作、あるいは、通常のデータ書込み動作では、SAPドライバSAPDは、信号SEPに基づいて高レベル電位VBLH(第1の電圧)または低レベル電位VBLL(第3の電圧)を信号SAPとして出力する。活性化回数が所定値未満のときのリフレッシュ動作(以下、通常リフレッシュ動作ともいう)では、信号SAPHIGHが低レベルのまま活性化されないので、SAPドライバSAPDは、VBLHを出力し得ない。ORゲートG50は、リフレッシュ時に高レベルになる信号REFRESHの反転信号とNAND回路G1の出力信号とのOR演算を実行する。ORゲートG50は、この演算結果を信号SAPHIGHとして出力する。これにより、リフレッシュ動作時以外の通常のデータ読出し動作、あるいは、通常のデータ書込み動作では、信号SAPHIGHは常に高レベルになっている。
NANDゲートG3は、信号SAPHIGHの反転信号および信号SEPを受け、信号SAPHIGHの反転信号および信号SEPが高レベルであるときにトランジスタTP12を活性化させる。これにより、通常リフレッシュ動作では、SAPドライバSAPは、信号SEPに基づいて高レベル電位VBLHREF(第2の電圧)または低レベル電位VBLLを信号SAPとして出力する。特定リフレッシュ動作、通常のデータ読出し動作、あるいは、通常のデータ書込み動作では、信号SAPHIGHが高レベルであるので、SAPドライバSAPDは、高レベル電位VBLHREFを出力し得ない。
VBLHREFは、データ“1”を書き込む電位VBLHよりも絶対値として低い高レベル電位である。本実施形態において、VBLHREFは、VBLHとVSLとの間の電位に設定しているが、VBLHREFは、メモリセルMCのソース電位VSLに等しくてもよい。VBLHFERが信号SAPとしてラッチ回路LC2に印加された場合、ラッチ回路LC2は動作するものの、“1”セルのリフレッシュ動作は実行されない。
このように、SAPドライバSAPDは、通常リフレッシュ動作においては、第2の電圧としてのVBLHFERを出力することによって“1”セルのリフレッシュを実行せず、一方、特定リフレッシュ動作、通常のデータ読出し動作、あるいは、通常のデータ書込み動作においては、第1の電圧としてのVBLHを出力することによって“1”セルのリフレッシュあるいはデータ“1”の書込みを実行する。
図7は、BSANドライバの回路図である。BSANドライバは、通常のデータ読出し動作、通常のデータ書込み動作、特定リフレッシュ動作あるいは通常リフレッシュ動作に関わらず、信号SENに基づいて高レベル電位VBLHまたは低レベル電位VBLLを信号BSANとして出力する。これにより、BSANドライバは、通常のデータ読出し動作、通常のデータ書込み動作、通常リフレッシュ動作および特定リフレッシュ動作において、第3の電圧としてのVBLLを出力することによって“0”セルのリフレッシュを実行する。
通常リフレッシュ動作において、“0”セルのみをリフレッシュする理由は次の通りである。上述のように、データ保持状態の期間が長い場合、ボディに流入するホールが多くなり、データ“0”が劣化するが、“1”セルは劣化しない。また、選択メモリセルにデータを書き込むときに、その選択メモリセルとビット線を共有する非選択メモリセルの反対データが劣化する場合がある。これは、ビット線ディスターブと呼ばれている。例えば、選択メモリセルにデータ“1”を書き込むことによって、それに隣接する“0”セルが劣化してしまう(“1”ビット線ディスターブ)。
“1”セルは、チャージポンピング現象によって劣化する。しかし、外部へのデータ読出し動作および外部からのデータ書込み動作では、選択ワード線に接続された全ビットのメモリセルMCに対してリストアまたは書き込みが実行される。さらに、リフレッシュ動作と次のリフレッシュ動作との間の期間、ワード線WLは、データ読出し動作およびデータ書込み動作のみにおいてしか活性化されない。従って、リフレッシュ動作と次のリフレッシュ動作との間の期間では、“1”セルはほとんど劣化しない。従って、“0”セルのリフレッシュ動作は、“1”セルのリフレッシュ動作よりも頻繁に実行する必要がある。そこで、通常リフレッシュ動作では、“0”セルのみに対してリフレッシュ(リストア)を実行する。
しかし、通常リフレッシュ動作では、“1”セルに対してリストアを実行しないので、通常リフレッシュ動作が繰り返し実行された場合に、“1”セルは、チャージポンピング現象によって劣化する虞がある。そこで、本実施形態では、活性化回数(通常リフレッシュ動作の回数)が128回に達した場合に、特定リフレッシュ動作を実行する。これにより、リフレッシュ動作による“1”セルの劣化を抑制することができる。
次に、ワード線の活性化回数とチャージポンピング現象との関係について説明する。例えば、シリコン−シリコン酸化膜間の界面準位の密度はNit=1×1010cm‐2程度であり、メモリセルMCのゲート幅(W)/ゲート長(L)=0.1μm/0.1μmであると仮定する。この場合、ボディ領域とゲート絶縁膜との界面の面積は、1つのメモリセルMCあたり約1.0×10‐10cmになり、1つのメモリセルMCあたりの界面準位は平均して約1個となる。従って、ワード線を1回活性化することによるメモリセルMC内で消滅する正孔数は、平均して約1個である。
FBCメモリにおいて、データ“1”とデータ“0”との間の正孔数の差は、約1000個である。よって、計算上、ワード線の活性化回数が約1000になると、データ“1”は、完全にデータ“0”に変化してしまう。実際には、ワード線の活性化回数が約500になると、データ“1”が誤って検出される危険性が高まる。実質的には、ワード線の活性化回数が200回〜500回を超えたら、そのワード線に接続されたメモリセルMCを全てリフレッシュする必要がある。本実施形態では、活性化回数が128回に達した場合に、特定リフレッシュ動作を実行する。特定リフレッシュ動作を実行するときの活性化回数の所定値は、8、16、32、64、256、512等のいずれでもよい。この所定値は、活性化カウンタACで連結される半加算器ACTの個数を増減させることによって任意に変更可能である。
通常リフレッシュ動作において、信号SAPの電位をVBLHREF(<VBLH)とする理由を説明する。第1の理由としては、通常リフレッシュ動作では、“1”セルをリフレッシュする必要が無いので、高レベル電位VBLHが不要である。第2の理由としては、VBLHよりも低いVBLHREFをビット線に印加することによってビット線ディスターブ(“1”ビット線ディスターブ)を回避する。第3の理由としては、VBLHよりも低いVBLHREFをビット線に印加することによってリフレッシュ動作での消費電流が低減する。以上の理由から通常リフレッシュ動作において、信号SAPの電位はVBLHREFとしている。これにより、リフレッシュ動作の消費電力を低減させることができる。
図8は、通常リフレッシュ動作と特定リフレッシュ動作との違いを示す表である。簡単のために、図8では、ロウアドレスを3ビット(A0〜A2)とし、活性化回数アドレスを2ビット(B0,B1)としている。また、ワード線は、WL0〜WL7の8本としている。ここでは、(B0、B1)=(0,0)になったときに、特定リフレッシュ動作PREFが実行される。即ち、活性化回数(リフレッシュ動作の回数)が4に達した場合に、特定リフレッシュ動作PREFが1回実行される。
まず、(B0、B1)=(0,0)であるので、総てのワード線WL0〜WL7に対して特定リフレッシュ動作PREFが実行される。従って信号SAPの電位はVBLHとなる。次の3回のリフレッシュ動作は、(B0、B1)は(0,0)でないので、通常リフレッシュ動作NREFである。このとき信号SAPの電位は、VBLHREFとなる。4回目のリフレッシュ動作では、活性化カウンタACが一巡し、(B0、B1)=(0,0)となるので、特定リフレッシュ動作PREFが実行される。これを繰り返すことによって、4回のリフレッシュ動作のうち1回だけ特定リフレッシュ動作を実行する。換言すると、通常リフレッシュ動作において1本のワード線の活性化回数が4回に達した場合に、センスアンプS/Aは特定リフレッシュ動作を実行する。
図9は、特定リフレッシュ動作、通常のデータ読出し動作、あるいは、通常のデータ書込み動作を示すタイミング図である。図9では、センスアンプS/Aは、メモリセルアレイMCARのダミーセルに流れる基準電流に基づいて、メモリセルアレイMCALからのデータを検出する。勿論、センスアンプS/Aは、メモリセルアレイMCALのダミーセルに流れる基準電流に基づいて、メモリセルアレイMCARからのデータを検出してもよい。
信号BRASは、外部から入力されたコマンド信号であり、低レベルになることで動作を開始し、高レベルに戻すことにより、そのサイクルの動作を終了することを示す。信号BRASは、クロック信号に対して非同期信号であってもよく、あるいは、同期信号であってもよい。
t1において、ワード線WLLiが選択的に活性化される。それと同時に、ダミーワード線DWLRが活性化される。信号EQLをLOWにすることによって、イコライジングトランジスタTEQL、TEQRを閉じる。これにより、グランド(VSL)に短絡していたビット線BLLおよびBLRを全て高インピーダンス状態にする。信号AVGLをLOWに立ち下げることによって、図3に示す平均化トランジスタTAVLをオフ状態にする。これにより、メモリセルアレイMCAL内のビット線BLLiが相互に分離される。一方、信号AVGRはHIGHを維持しているので平均化トランジスタTAVRはオン状態である。これにより、メモリセルアレイMCAR内のビット線BLRiは接続されたままである。信号BCMを低レベルにすることによって、トランジスタTP8がオンする。
t1において、信号FBL、FBRはLOWになる。よって、トランスファゲートTGL2、TGR2がオフになる。ビット線BLLiとセンスノードSNRiとは切断され、ビット線BLRiとセンスノードSNLiも切断される。しかし、信号ΦTLおよびΦTRはHIGHであるので、トランスファゲートTGL1、TGR1はオン状態である。よって、ビット線BLLiおよびセンスノードSNLiは接続を維持し、ビット線BLRiおよびセンスノードSNRiも接続を維持する。
信号CMを高レベルのまま、信号BCMを低レベルにする。これによって、ミラー回路CMCは、ビット線BLRiに流れる基準電流Irefに基づいた電流をビット線BLLiに流す。
このような状況において、信号BLOADONが低レベルに活性化される。これにより、負荷電流が高レベル電位VBLHからビット線BLLiを介して選択メモリセルMCへ流れ、かつ、高レベル電位VBLHからビット線BLRiを介してダミーセルDCへ流れる。選択メモリセルMCおよびダミーセルDCを通過した電流は、ソース電位VSLへ流れる。
t1〜t2において、選択メモリセルMCのデータに基づいて、センスノード対SNLとSNRとの間に徐々に電圧差(信号差)が発展してくる。
その信号差がある一定値を超えたとき(t2)に、信号ΦTLおよびΦTRを低レベルにする。これにより、ビット線BLLi、BLRiとセンスノードSNLi、SNRiとが切断される。
その直後に、信号SAPおよびBSANがそれぞれ活性化され、ラッチ回路LC1、LC2が駆動される。ラッチ回路LC1、LC2は、センスノード対SNL、SNRに発展した信号差を増幅し、これをセンスノード対SNL、SNRにラッチする。
さらに、t3において、フィードバック信号FBLおよびBFBLが活性化され、トランスファゲートTGL2、TGR2がオンする。これにより、センスノードSNLはビット線BLRに接続され、センスノードSNRはビット線BLLに接続される。また、同時に、信号DCWLRが高レベルになり、信号BDCWHRが低レベルになることによって、ビット線BRLが一本おきに(交互に)低レベルまたは高レベルに設定される。その結果、メモリセルMCおよびダミーセルDCにデータがリストアされる。その後、t5において、プリチャージ状態に戻る。
外部へのデータ読出し動作では、さらに、t4において、カラム選択線CSLkが立ち上がる。これにより、データがカラム選択線CSLkに対応するセンスノード対SNL、SNRからDQ線、BDQ線に伝達される(破線“read”を参照)。DQバッファは、図1Bに示すように、このデータを再度増幅してI/Oを介して外部へ出力する。
尚、外部からのデータ書込み動作は、破線“write”で示すように、カラム選択線CSLが活性化され、DQ線またはBDQ線がデータをセンスアンプS/Aへ伝達する。通常のデータ読出し動作、あるいは、通常のデータ書込み動作は上記の点において特定リフレッシュ動作と異なるが、その他の動作は特定リフレッシュ動作と同様である。
図10は、通常リフレッシュ動作を示すタイミング図である。通常リフレッシュ動作は、信号SAPの活性化電位がVBLHFERである点で特定リフレッシュ動作と異なる。それに伴い、リストア時(t3〜t5)におけるセンスノードSNLまたはSNRの電位およびビット線BLLまたはBLRの電位が、VBLHFERである。通常リフレッシュ動作のその他の動作は、図9に示す動作と同様であるので、その説明を省略する。
本実施形態では、通常リフレッシュ動作において、“1”セルに接続されたビット線電位をVBLHよりも低いVBLHREFにする。これにより、“1”セルのリフレッシュを実行することなく、“0”セルのリフレッシュのみを実行するので、消費電力が低減される。
本実施形態では、ワード線の活性化回数(通常リフレッシュ動作の回数)が所定値に達した場合に、特定リフレッシュ動作を行う。これにより、“1”セルおよび“0”セルのリフレッシュを実行するので、“1”セルの劣化を抑制することができる。
このように、本実施形態では、“1”セルのリフレッシュ動作および“0”セルのリフレッシュ動作のそれぞれの頻度を個別に設定することができる。その結果、“1”セルおよび“0”セルのデータを劣化させることなく、それぞれに対して必要な時期にリフレッシュ動作を実行することができる。これは、リフレッシュ動作における無駄な電力消費を抑制する効果がある。
(第2の実施形態)
図11は、第2の実施形態に従ったSAPドライバSAPDの一部を示す回路図である。第2の実施形態は、ロウアドレスカウンタのビットと活性化カウンタACのビットとの組合せが所定の組合せになったときに特定リフレッシュ動作を実行する。第2の実施形態のSAPドライバSAPD以外の構成は、第1の実施形態の構成と同様でよい。
第2の実施形態では、図6に示すNORゲートG1の入力に排他的論理和ゲートG10〜G16の出力が接続されている。ゲートG10〜G16は、一方の入力においてそれぞれA0〜A6を受け、他方の入力においてそれぞれB0〜B6を受ける。これにより、リフレッシュ動作時において、A0=B0、A1=B1、A2=B2、A3=B3、A4=B4、A5=B5、および、A6=B6という条件を満たした場合に、ゲートG1は、信号SAPHIGHを高レベルに活性化させる。信号SAPHIGHを活性化させたときの動作は、第1の実施形態の動作と同様である。
図12は、第2の実施形態における通常リフレッシュ動作と特定リフレッシュ動作との違いを示す表である。簡単のために、図12では、ロウアドレスを3ビット(A0〜A2)とし、活性化回数を2ビット(B0,B1)としている。また、ワード線は、WL0〜WL7の8本としている。ここでは、B0=A0、および、B1=A1という条件を満たす場合に、特定リフレッシュ動作PREFが実行される。図12では、矢印で示されたワード線のリフレッシュ動作が特定リフレッシュ動作PREFである。それ以外のワード線では、通常リフレッシュ動作NREFが実行される。
第1の実施形態は、総てのワード線が特定リフレッシュ動作を連続して実行していた。第2の実施形態では、特定リフレッシュ動作PREFは、ワード線ごとに分散されている。しかし、ワード線の活性化回数が4回に達したときに、特定リフレッシュ動作PREFを実行するという点は、第1の実施形態と変わりはない。即ち、第2の実施形態における特定リフレッシュ動作PREFの頻度は、第1の実施形態のそれと変わらない。
特定リフレッシュ動作PREFを実行するための条件は、SAPドライバSAPDの回路構成を変更することによって様々に変更することができる。
(センスアンプS/Aの変形例)
第1および第2の実施形態は、図3に示す構成に代えて、図13〜図15に示す構成を採用してもよい。図13に示すセンスアンプS/Aは、ミラー回路を有さず、トランジスタTPSがセンスノードSNLとSNRとの間に接続されている。トランジスタTPSは、信号BSHORTに基づいて、センスノード対SNL、SNRを短絡させる。信号BSHORTは、プリチャージ時に低レベルに活性化される。図13に示す回路のその他の構成は、図3に示す回路の構成と同様でよい。図13に示すセンスアンプS/Aでは、ラッチ回路LC1またはLC2が電流負荷回路となり、メモリセルMCへ電流を流す役目を果たす。これにより、図13に示す回路は、上記実施形態と同様の動作を実行することができる。
図14に示すセンスアンプS/Aは、図13に示すものと同様である。さらに、図14に示す回路構成は、書き戻し回路WBCがクロックトインバータCIL、CIRから成る点で図13に示す構成と異なる。クロックトインバータCILは、センスノードSNLの電位をFBLおよびBFBLの活性化のタイミングで反転してビット線BLLに伝達する。クロックトインバータCIRは、センスノードSNRの電位をFBRおよびBFBRの活性化のタイミングで反転してビット線BLRに伝達する。これにより、図14に示す回路は、上記実施形態と同様の動作を実行することができる。
図15は、に示すセンスアンプS/Aは、図13に示すものと同様である。図15に示す回路構成は、書き戻し回路WBCがクロックトインバータCILまたはCIR、および、インバータINから成る点で図14に示す構成と異なる。クロックトインバータCILの入力は、インバータINを介してセンスノードSNRに接続されており、クロックトインバータCIRの入力は、インバータINを介してセンスノードSNLに接続されている。これにより、クロックトインバータCILは、センスノードSNRの反転電位をFBLおよびBFBLの活性化のタイミングでさらに反転してビット線BLLに伝達する。クロックトインバータCIRは、センスノードSNLの反転電位をFBRおよびBFBRの活性化のタイミングでさらに反転してビット線BLRに伝達する。これにより、図15に示す回路は、上記実施形態と同様の動作を実行することができる。
(第3の実施形態)
図16は、本発明に係る第3の実施形態に従ったFBCメモリ装置の構成を示す図である。第3の実施形態は、いわゆる、ツインセル(Twin Cell)方式を第1の実施形態に適用した実施形態である。ツインセル方式は、2セル/ビット方式とも呼ばれている。この方式は、ペアを成す2つのメモリMCに逆論理のデータを格納し、これにより1ビットデータを記憶する方式である。センスアンプS/Aは、互いに逆論理のデータの一方を基準とし、他方のデータを検出する。従って、ツインセル方式では、ダミーセルDC、ダミーワード線DWL、平均化線VAVG、平均化トランジスタTAVGL,TAVGRが不要である。第3の実施形態では、データ“1”を格納するメモリセルMCとデータ“0”を格納するメモリセルMCとがセンスアンプS/Aの両側に設けられている。
第3の実施形態によるロウアドレスカウンタRAC、活性化カウンタACおよびSAPドライバSAPDの構成、並びに、その他の周辺回路の構成は、第1の実施形態におけるもの(図1B)と同様でよい。
図17および図18は、第3の実施形態によるセンスアンプS/Aおよびその周辺回路の構成を示す回路図である。
図17に示す、ビット線BLLおよびBBLLは、トランスファゲートTGL1およびTGL2を介してセンスノードSNLおよびSNRにそれぞれ接続されている。ビット線BLRおよびBBLRは、トランスファゲートTGR1およびTGR2を介してセンスノードSNLおよびSNRにそれぞれ接続されている。
書き戻し回路WBCは、P型トランジスタTP30、TP31およびN型トランジスタTN30、TN31からなる。トランスファゲートTP30は、信号SAPLとビット線BLLとの間に接続されており、そのゲートはセンスノードSNLに接続されている。トランスファゲートTP31は、信号SAPLとビット線BBLLとの間に接続されており、そのゲートはセンスノードSNRに接続されている。トランスファゲートTN30は、センスノードSNRとビット線BLLとの間に接続されており、そのゲートはセンスノードSNLに接続されている。トランスファゲートTN31は、センスノードSNLとビット線BBLLとの間に接続されており、そのゲートはセンスノードSNRに接続されている。
データ検出時に、メモリセルアレイMCALが選択された場合、信号ΦTLが活性化され、トランスファゲートTGL1およびTGL2がオン状態になる。ビット線BLLおよびBBLLに接続されたメモリセルは、互いに逆論理のデータを格納している。従って、センスノード対SNL、SNRには、互いに逆論理のデータが伝達される。これにより、センスアンプS/Aは、互いに逆論理のデータの一方を基準とし、他方のデータを検出することができる。
データを書き戻すときには、センスノードSNLまたはSNRいずれかを用いてデータ“0”をメモリセルMCへ書き込み、信号SAPLを用いてデータ“1”をメモリセルMCへ書き込む。例えば、ビット線BLLに接続されたメモリセルMCが“1”セルであり、ビット線BBLLに接続されたメモリセルMCが“0”セルであるとする。この場合、センスノードSNLの電位は、センスノードSNRの電位よりも低い。従って、トランジスタTP30がオンし、高電位である信号SAPLがビット線BLLに接続される。これにより、データ“1”がビット線BLLに接続されたメモリセルMCにリストアされる。また、センスノードSNRは高電位であるので、トランジスタTN31がオンし、低電位であるセンスノードSNLがビット線BBLLに接続する。これにより、データ“0”がビット線BBLLに接続されたメモリセルMCにリストアされる。
第3の実施形態のその他の動作は、第1または第2の実施形態と同様でよい。これにより、第3の実施形態は、ツインセルの構成を有しながら、第1または第2の実施形態の効果を得ることができる。
図18に示す書き戻し回路WBCの構成が図17に示す書き戻し回路WBCと異なる。図18に示す回路のその他の構成は、図17に示す回路の構成と同様でよい。図18の書き戻し回路WBCでは、トランジスタTN30が信号線BFBLとビット線BLLとの間に接続され、そのゲートはビット線BBLLに接続されている。トランジスタTN31が信号線BFBLとビット線BBLLとの間に接続され、そのゲートはビット線BLLに接続されている。信号線BFBLは、データ“0”を書き込むために使用される信号線である。
データ検出動作は、図17に示す回路の動作と同様である。データを書き戻すときには、トランジスタTN30またはTN31の一方がデータ“0”を書き込むために信号線BFBLをビット線BLLまたはBBLLの一方に接続する。トランジスタTP30またはTP31の一方がデータ“1”を書き込むために信号線SAPLをビット線BLLまたはBBLLの他方に接続する。
図18に示す書き戻し回路WBCは、センスノード対SNL,SNRの電位とは異なる電位を用いてデータ“0”および“1”をリストアすることができる。図18に示す回路の他の動作は、図17に示す回路の動作と同様でよい。従って、第3の実施形態は、図18に示す回路を備えていても、その効果を失わない。
上記第1から第3の実施形態において、FBCメモリは、外部へのデータ読出し動作、外部からのデータ書込み動作、並びに、リフレッシュ動作をいずれも実行していない待機状態またはデータ保持状態の期間を計時するタイマをさらに備えていてもよい。センスアンプS/Aは、待機状態またはデータ保持状態の期間の間、定期的に通常リフレッシュ動作を実行する。特定リフレッシュ動作は、上記実施形態のようにワード線の活性化回数に応じて実行される。
特定リフレッシュ動作の実行周期は、通常リフレッシュ動作の実行周期とは独立に決定してもよい。よって、活性化カウンタを設けることなく、センスアンプS/Aは、二種類のタイマを用いて、定期的に通常リフレッシュ動作および特定リフレッシュ動作を実行してもよい。この場合、特定リフレッシュ動作の実行周期は、通常リフレッシュ動作の動作周期よりも数倍から数100倍長く設定される。これにより、FBCメモリは、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
上記実施形態では、FBCはN型FETとして説明してきたが、FBCはP型FETであってもよい。但し、その場合には、動作電圧の極性が反転すると共に、SAPおよびBSANの役割が交代する。例えば、特定リフレッシュ動作におけるBSANの活性化電圧は、通常リフレッシュ動作におけるそれよりも絶対値として高い電圧に変化させるように設計する。
また、FBCがN型FETであっても、データ保持時のワード線およびビット線の電位レベルによっては、通常リフレッシュを“1”セルのみに実行すればよい場合がある。例えば、データ保持時において、“1”セルのボディ−ソース間やボディ−ドレイン間に対してフォワードバイアスが印加されるのに対し、“0”セルのボディ電位がソース電位およびドレイン電位と等しい場合がある。このような場合には、特定リフレッシュ動作は、通常リフレッシュ動作と同一動作でよい。即ち、特定リフレッシュ動作および通常リフレッシュ動作は、区別することなく、常に、“1”セルのみに実行すればよい。従って、この場合、活性化カウンタACおよびSAP駆動回路SAPDでは、常に信号REFRESHを低レベルに設定するとともに、信号SENをリフレッシュ時に低レベルとすればよい。
本発明に係る第1の実施形態に従ったFBCメモリ装置の構成を示す図。 第1の実施形態に従ったFBCメモリ装置の構成を示す図。 メモリセルMCの構造を示す断面図。 図1に示すセンスアンプS/Aの構成およびその周辺の構成を示す回路図。 ロウアドレスカウンタRACの回路図。 活性化カウンタACの回路図。 SAPドライバSAPDの回路図。 BSANドライバの回路図 通常リフレッシュ動作と特定リフレッシュ動作との違いを示す表。 特定リフレッシュ動作を示すタイミング図。 通常リフレッシュ動作を示すタイミング図。 第2の実施形態に従ったSAPドライバSAPDの一部を示す回路図。 第2の実施形態における通常リフレッシュ動作と特定リフレッシュ動作との違いを示す表。 第1および第2の実施形態によるセンスアンプS/Aの変形例を示す図。 第1および第2の実施形態によるセンスアンプS/Aの変形例を示す図。 第1および第2の実施形態によるセンスアンプS/Aの変形例を示す図。 本発明に係る第3の実施形態に従ったFBCメモリ装置の構成を示す図。 第3の実施形態によるセンスアンプS/Aおよびその周辺回路の構成を示す回路図。 第3の実施形態によるセンスアンプS/Aおよびその周辺回路の他の構成を示す回路図。
符号の説明
S/A…センスアンプ
MC…メモリセル
WL…ワード線
BL…ビット線
VBLH…第1の電圧
VBLHREF…第2の電圧
VBLL…第3の電圧

Claims (3)

  1. 電気的に浮遊状態のフローティングボディを含み、該フローティングボディ内の多数キャリアの数によって論理データを記憶するメモリセルと、
    前記メモリセルのゲートに接続されたワード線と、
    前記メモリセルに接続され、該メモリセルのデータを伝達するビット線と、
    前記ビット線に接続され、前記フローティングボディ内に多数キャリアが蓄積されている状態を示す第1の論理データを前記メモリセルに書き込むときに前記ビット線に第1の電圧を印加するセンスアンプであって、前記メモリセルからデータを一旦読出しかつ該データと同一論理データを該メモリセルへ書き戻すリフレッシュ動作のときに、前記第1の電圧よりも絶対値として低い第2の電圧を、前記第1の論理データを格納していた前記メモリセルに印加するセンスアンプと
    前記リフレッシュ動作のときに前記ワード線の活性化回数をカウントするカウンタとを備え
    前記センスアンプは、前記第1の論理データとは逆論理の第2の論理データを前記メモリセルに書き込むときに前記ビット線に前記第1の電圧とは逆極性の第3の電圧を印加し、
    前記センスアンプは、前記リフレッシュ動作のときに、前記第3の電圧を前記ビット線に印加することによって、前記第2の論理データを格納していた前記メモリセルへ該第2の論理データを書き戻し、
    前記リフレッシュ動作において或るワード線の活性化回数が所定値に達した場合に、前記センスアンプは、前記第1の論理データを格納していた前記メモリセルに該第1の論理データを書き戻すために前記ビット線に前記第1の電圧を印加し、かつ、前記第2の論理データを格納していた前記メモリセルへ該第2の論理データを書き戻すために前記第3の電圧を前記ビット線に印加し、
    前記リフレッシュ動作において或るワード線の活性化回数が所定値未満である場合に、前記センスアンプは、前記第1の論理データを格納していた前記メモリセルに前記第2の電圧を印加し、前記第2の論理データを格納していた前記メモリセルへ該第2の論理データを書き戻すために前記第3の電圧を前記ビット線に印加することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 電気的に浮遊状態のフローティングボディを含み、該フローティングボディ内の多数キャリアの数によって論理データを記憶するメモリセルと、
    前記メモリセルのゲートに接続されたワード線と、
    前記メモリセルに接続され、該メモリセルのデータを伝達するビット線と、
    前記ビット線に接続され、前記フローティングボディ内に多数キャリアが蓄積されている状態を示す第1の論理データを前記メモリセルに書き込むときに前記ビット線に第1の電圧を印加するセンスアンプであって、前記メモリセルからデータを一旦読出しかつ該データと同一論理データを該メモリセルへ書き戻すリフレッシュ動作のときに、前記第1の電圧よりも絶対値として低い第2の電圧を、前記第1の論理データを格納していた前記メモリセルに印加するセンスアンプと、
    前記リフレッシュ動作のときに前記ワード線の活性化回数をカウントするカウンタとを備え、
    前記センスアンプは、前記第1の論理データとは逆論理の第2の論理データを前記メモリセルに書き込むときに前記ビット線に前記第1の電圧とは逆極性の第3の電圧を印加し、
    前記センスアンプは、前記リフレッシュ動作のときに、前記第3の電圧を前記ビット線に印加することによって、前記第2の論理データを格納していた前記メモリセルへ該第2の論理データを書き戻し、
    前記リフレッシュ動作において、活性化される前記ワード線のアドレスビットと前記活性化回数を示すカウンタビットとが所定の条件を満たした場合に、前記センスアンプは、前記第1の論理データを格納していた前記メモリセルに該第1の論理データを書き戻すために前記ビット線に前記第1の電圧を印加し、かつ、前記第2の論理データを格納していた前記メモリセルへ該第2の論理データを書き戻すために前記第3の電圧を前記ビット線に印加し、
    前記リフレッシュ動作において、活性化される前記ワード線のアドレスビットと前記活性化回数を示すカウンタビットとが所定の条件を満たさない場合に、前記センスアンプは、前記第1の論理データを格納していた前記メモリセルに前記第2の電圧を印加し、前記第2の論理データを格納していた前記メモリセルへ該第2の論理データを書き戻すために前記第3の電圧を前記ビット線に印加することを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 電気的に浮遊状態のフローティングボディを含み、該フローティングボディ内の多数キャリアの数によって論理データを記憶するメモリセルと、
    前記メモリセルのゲートに接続されたワード線と、
    前記メモリセルに接続され、該メモリセルのデータを伝達するビット線と、
    前記ビット線に接続され、前記メモリセルからデータを読み出し、あるいは、前記メモリセルにデータを書き込むセンスアンプと、
    前記メモリセルから前記センスアンプへデータを一旦読み出しかつ該データと同一論理データを該メモリセルへ書き戻すリフレッシュ動作のときに、前記ワード線の活性化回数をカウントするカウンタをさらに備え、
    前記リフレッシュ動作において或るワード線の活性化回数が所定値未満である場合に、前記センスアンプは、前記フローティングボディ内に多数キャリアが蓄積されている状態を示す第1の論理データを格納していた前記メモリセルに該第1の論理データを書き戻すことなく、前記第1の論理データと逆論理の第2の論理データを格納していた前記メモリセルへ該第2の論理データを書き戻し、
    前記リフレッシュ動作において或るワード線の活性化回数が所定値に達した場合に、前記センスアンプは、前記第1の論理データを格納していた前記メモリセルに該第1の論理データを書き戻し、尚且つ、前記第2の論理データを格納していた前記メモリセルへ該第2の論理データを書き戻すことを特徴とする半導体記憶装置。
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