JP2007207358A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ダミーセル専用の書き込み回路が不要な半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】半導体記憶装置は、フローティングボディ50内の多数キャリアの数によってデータを記憶するメモリセルMCと、メモリセルのゲートに接続されたワード線WLL、WLRと、メモリセルのデータを検出する基準電位を生成する第1および第2のダミーセルDC0、DC1であって、互いに逆極性の第1および第2のデータ“0”、“1”をそれぞれ記憶する第1および第2のダミーセルと、ダミーセルのゲートに接続されたダミーワード線DWLL、DWLRと、メモリセルのソースまたはドレインに接続されたビット線BLL、BLRと、ビット線に接続され、第1および第2のダミーセルのリフレッシュ動作において、それぞれ読み出した第1のデータを第2のデータの基準電位とし、あるいは、第2のデータを第1のデータの基準電位として検出するセンスアンプS/Aとを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は半導体記憶装置に係わり、例えば、電界効果トランジスタ(FET)のフローティングボディに多数キャリアを蓄積することで情報を記憶するFBC(Floating Body Cell)メモリに関する。
近年、DRAMに代わるメモリと期待されている半導体記憶装置として、FBC(Floating Body Cell)メモリ装置がある。FBCメモリ装置は、SOI(Silicon On Insulator)基板上にフローティングボディ(以下、ボディ領域ともいう)を備えたFETを有し、このボディ領域に蓄積されているホール数によってデータ“1”またはデータ“0”を記憶する。例えば、メモリセルMCがN型FETであり、ボディ領域内のホール数が多い状態をデータ“1”とし、ホール数が少ない状態をデータ“0”とする。FBCメモリ装置は、1T(Transistor)−1C(Capacitor)型DRAMに比べて微細化しやすく、記憶容量を増大させることができる点で優れている。
FBCメモリ装置は、データ“1”とデータ“0”との間の電位を基準電位として生成し、この基準電位とデータとを比較することによってそのデータが“1”であるか“0”であるかを識別する。基準電位を生成する方式として、ダミーセル方式がある。ダミーセル方式は、データ“1”を格納するダミーセルとデータ”0“を格納するダミーセルとのペアからデータ“1”の電位とデータ“0”の電位との中間電位を基準電位として生成する方式である。
ダミーセル方式は、ダミーセルへのデータ書き込みおよびダミーセルのリフレッシュのために、ダミーセル専用の書込み回路が必要であった。これにより、メモリ領域のサイズが大きくなり、FBCメモリ装置をさらに小型化することが困難であった。
Takashi Ohsawa et al. "An 18.5ns 128Mb SOI DRAM with a Floating Body Cell" 2005 IEEE ISSCC (International Solid-State Circuits Conference) / SESSON 25 / DYNAMIC MEMORY / 25.1 (p458-459, p609)
本発明は、ダミーセル専用の書き込み回路が不要であり、小型化が可能な半導体記憶装置を提供する。
本発明に係る実施形態に従った半導体記憶装置は、電気的に浮遊状態のフローティングボディを含み、該フローティングボディ内の多数キャリアの数によってデータを記憶するメモリセルと、前記メモリセルのデータを検出するときに該データ検出の基準となる基準電位を生成する第1のダミーセルおよび第2のダミーセルであって、互いに逆極性の第1のデータおよび第2のデータをそれぞれ記憶する第1のダミーセルおよび第2のダミーセルと、前記メモリセルのゲートに接続されたワード線と、前記第1または前記第2のダミーセルのゲートに接続されたダミーワード線と、前記メモリセルのソースまたはドレインに接続されたビット線と、前記ビット線に接続されており、前記第1および前記第2のダミーセルのリフレッシュ動作において、前記第2のデータに基づく電位を基準電位として前記第1のデータを検出し、あるいは、前記第1のデータに基づく電位を基準電位として前記第2のデータを検出するセンスアンプとを備えている。
本発明による半導体記憶装置は、ダミーセル専用の書き込み回路が不要であり、小型化に優れている。
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態を説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。
(第1の実施形態)
図1は、本発明に係る実施形態に従ったFBCメモリ装置100の概略的な回路図である。FBCメモリ装置100は、メモリセルMCと、第1のダミーセルとしてのダミーセルDC0と、第2のダミーセルとしてのダミーセルDC1と、ワード線WLLi、WLRi(iは整数)(以下、WLともいう)と、ダミーワード線DWLL,DWLR(以下、DWLともいう)と、ビット線BLLi、BLRi(以下、BLともいう)と、センスアンプS/Ai(以下、S/Aともいう)と、イコライジング線EQLL,EQLR(以下、EQLともいう)と、イコライジングトランジスタTEQL、TEQR(以下、TEQともいう)と、平均化線AVGL、AVGR(以下、AVGともいう)と、平均化トランジスタTAVL、TAVR(以下、TAVともいう)とを備えている。
メモリセルMCは、マトリクス状に配列され、メモリセルアレイMCAL、MCAR(以下、MCAともいう)を構成している。ワード線LWは、ロウ(row)方向に延伸し、メモリセルMCのゲートに接続されている。ワード線WLは、センスアンプS/Aの左右に256本ずつ設けられており、図1では、WLL0〜WLL255およびWLR0〜WLR255で示されている。ビット線BLは、カラム方向に延伸し、メモリセルMCのソースまたはドレインに接続されている。ビット線BLは、センスアンプS/Aの左右に1024本ずつ設けられている。図1では、BLL0〜BLL1023およびBLR0〜BLR1023で示されている。ワード線WLとビット線BLとは、互いに直交しており、その各交点にメモリセルMCが設けられている。これは、クロスポイント型セルと呼ばれている。尚、ロウ方向とカラム方向とは互いに入れ替えても差し支えない。
データの読出し/書込み動作に先立って、ダミーセルDC0およびDC1は互いに逆極性のデータ“0”およびデータ“1”をそれぞれ記憶する。ダミーセルDC0およびDC1へのデータ書込みは、通常、電源投入直後に行われる。極性とは、データの論理値“0”または“1”を示す。ダミーセルDC0およびDC1は、メモリセルMCのデータを検出するときに基準電位Vrefを生成するために用いられる。基準電位Vrefは、データ“0”の検出電位とデータ“1”の検出電位とのほぼ中間の電位である。この基準電位Vrefに基づいた電流がカレントミラーからメモリセルMCへ流れ、メモリセルMCのデータがセンスアンプS/A内のセンスノードに伝達される。センスアンプS/A内のセンスノード電位が基準電位Vrefよりも高いか、低いかによって、センスアンプS/Aはデータの論理値“0”または“1”を識別する。
ダミーセルDC0およびダミーセルDC1は、ワード線WLの延伸する方向(カラム方向)に向かって交互に配列されている。換言すると、ダミーセルDCには、ダミーワード線DWLに沿ってビット線BL1本置きに逆データが書き込まれている。さらに、或るセンスアンプS/Aの左右には、互いに逆極性のダミーセルDC0およびダミーセルDC1が設けられている。ダミーセルDC0およびダミーセルDC1は同数設けられている。
ダミーワード線DWLは、ロウ(row)方向に延伸し、ダミーセルDCのゲートに接続されている。ダミーワード線DWLは、センスアンプS/Aの左右に1本ずつ設けられており、図1では、DWLLおよびDWLRで示されている。
イコライジング線EQLは、イコライジングトランジスタTEQのゲートに接続されている。イコライジングトランジスタTEQは、ビット線BLとグランドとの間に接続されている。イコライジングでは、ビット線BLをグランドに接続することによって各ビット線BLの電位を接地電位に等しくする。
平均化線AVGは、平均化トランジスタTAVのゲートに接続されている。平均化トランジスタTAVは隣り合う2つのビット線BL間に接続されている。平均化トランジスタTAVは、データの読出し時にダミーセルDC0およびダミーセルDC1を短絡させることによって、ダミーセルDC0およびDC1に流れる電流を平均化する。これにより、基準電位Vrefが生成される。
図2は、1つのメモリセルMCの構造を示す断面図である。メモリセルMCは、支持基板10、BOX層20およびSOI層30を含むSOI基板上に設けられている。SOI層30内に、ソース60およびドレイン40が設けられている。フローティングボディ50は、ソース60とドレイン40との間のSOI層30に形成される。フローティングボディ50は、ソース60およびドレイン40の導電型とは逆導電型を有する。フローティングボディ50は、ソース60、ドレイン40、BOX層20、ゲート絶縁膜70およびSTI(図示せず)によって囲まれることによって電気的に浮遊状態である。FBCメモリは、フローティングボディ50内の多数キャリアの数によってデータを記憶することができる。
例えば、メモリセルMCがN型MISFETであるとする。また、ボディ50に蓄積されたホールが多い状態をデータ“1”とし、ホールが少ない状態をデータ“0”と定義する。
データ“1”をメモリセルMCに書き込むためには、メモリセルMCを飽和状態で動作させる。例えば、ワード線WLを1.5Vにバイアスし、ビット線BLを1.5Vにバイアスする。ソースはグランドGND(0V)である。これにより、ドレイン近傍においてインパクトイオン化が生じ、電子−ホール対が大量に発生する。インパクトイオン化により生じた電子は、ドレインに流れ、ホールはポテンシャルの低いボディに蓄えられる。インパクトイオン化でホールが発生するときに流れる電流と、ボディ−ソース間のpn接合におけるフォワード電流が釣り合ったときに、ボディ電圧は平衡状態に達する。このボディ電圧は、約0.7Vである。
データ“0”を書き込むときには、ビット線BLを負の電圧に低下させる。例えば、ビット線BLを−1.5Vに低下させる。この動作により、ボディ50−ドレイン40間のpn接合が大きく順方向にバイアスされる。これにより、ボディ50に蓄積されていたホールはドレイン40へ排出され、データ“0”がメモリセルMCに記憶される。
データの読出し動作では、ワード線WLをデータ書込み時と同様に活性にするが、ビット線BLをデータ“1”の書込み時と比べて低く設定する。例えば、ワード線WLを1.5Vとし、ビット線BLを0.2Vにする。メモリセルMCを線形領域で動作させる。データ“0”を記憶するメモリセルMCとデータ“1”を記憶するメモリセルMCとは、ボディ50に蓄積されたホール数の違いにより、メモリセルMCの閾値電圧において相違する。この閾値電圧の差に基づく電流差を検知することによって、データ“1”とデータ“0”とを識別する。読み出し時にビット線BLを低電圧にする理由は、ビット線BLの電圧を高くしてメモリセルMCを飽和状態にバイアスしてしまうと、データ“0”を読み出す場合にインパクトイオン化によりデータ“0”がデータ“1”に変化してしまうからである。
図3は、センスアンプS/Aiの構成を示す回路図である。センスアンプS/Aは、左右に設けられた1本ずつのビット線BLLiおよびBLRiに接続されており、各ビット線対BLLiおよびBLRiに対応して設けられている。このように本実施形態では、オープンビット線構成を採用している。よって、データ読出し時には、ビット線対BLLiおよびビット線対BLRiのうち一方がデータを伝達し、他方が基準電位を伝達する。
センスアンプS/Aは、一対のセンスノードSNLi(以下、SNLともいう)およびSNRi(以下、SNRともいう)を含む。センスノードSNLは、トランスファゲートTGL1を介してビット線BLLに接続され、トランスファゲートTGR2を介してビット線BLRに接続されている。センスノードSNRは、トランスファゲートTGR2を介してビット線BLLに接続され、トランスファゲートTGR1を介してビット線BLRに接続されている。
トランスファゲートTGL1およびTGR1は、信号Φtによってオン/オフ制御される。トランスファゲートTGL2は、信号FBLおよびBFBLによってオン/オフ制御される。トランスファゲートTGR2は、信号FBRおよびBFBRによってオン/オフ制御される。
例えば、ビット線BLL上のデータ“1”を検出する場合、N型メモリセルMCの閾値電圧は基準電位より低くなるので、センスノードSNLの電位はセンスノードSNRの電位よりも低くなる。一方、リフレッシュ動作では、データ“1”をメモリセルMCへ書き戻すためにビット線BLLへ高電位を与えなければならない。そこで、トランスファゲートTGL2をオンさせることによって、高電位であるセンスノードSNRをビット線BLLに接続する。
センスアンプSAは、クロスカップル型ダイナミックラッチ回路(以下、ラッチ回路という)RC1およびRC2を含む。ラッチ回路RC1は、センスノードSNLとSNRとの間に直列に接続された2つのp型トランジスタTP1およびTP2からなる。トランジスタTP1のゲートはセンスノードSNRに接続され、トランジスタTP2のゲートはセンスノードSNLに接続されている。即ち、トランジスタTP1およびTP2の各ゲートは、センスノードSNLおよびSNRに対してクロスカップリングされている。ラッチ回路RC2は、センスノードSNLとSNRとの間に直列に接続された2つのn型トランジスタTN1およびTN2からなる。トランジスタTN1のゲートはセンスノードSNRに接続され、トランジスタTN2のゲートはセンスノードSNLに接続されている。即ち、トランジスタTN1およびTN2の各ゲートも、センスノードSNLおよびSNRに対してクロスカップリングされている。ラッチ回路RC1およびRC2は、信号SAPおよびBSANの活性化によってそれぞれ駆動される。
センスアンプS/Aは、ラッチ回路RC1とRC2との間に、p型トランジスタTP3〜TP8をさらに含む。トランジスタTP3〜TP8は、カレントミラー型電流負荷回路を構成し、センスノードSNLとSNRとに等しい電流を流すように構成されている。トランジスタTP3およびTP4は、信号BLOADONによって制御され、電源VBLHと上記カレントミラーとの間をスイッチングするスイッチング素子として機能する。ここで、VBLHは、データ“1”をメモリセルMCに書き込むときにビット線BLに与える高電位を示す。トランジスタTP7およびTP8は、それぞれ信号CMLおよびCMRによって制御され、トランジスタTP5およびTP6のゲートをそれぞれセンスノードSNLおよびSNRに接続する。これにより、トランジスタTP5およびTP6は、基準電位に基づく電流をセンスノードSNLとSNRとに等しく流すことができる。
n型トランジスタTN3は、センスノードSNLとSNRとの間に接続されており、信号SHORTによって制御される。トランジスタTN3は、読出し/書込み動作前にセンスノードSNとbSNとを短絡することによってセンスノードSNLおよびSNRをイコライジングする。
n型トランジスタTN4は、DQ線とセンスノードSNLとの間に接続され、n型トランジスタTN5はBDQ線とセンスノードSNRとの間に接続されている。トランジスタTN4およびTN5の各ゲートは、カラム選択線CSLi(以下、CSLともいう)に接続されている。DQ線およびBDQ線は、DQバッファ(図示せず)に接続されている。DQバッファは、I/Oパッドと接続されており、データの読出し時にはメモリセルMCからのデータを外部へ出力するために一時的に格納し、また、データの書込み時には外部からのデータをセンスアンプS/Aへ伝達するために一時的に格納する。従って、カラム選択線CSLは、外部へデータを読み出し、あるいは、外部からデータを書き込むときに活性化され、センスノードSNLおよびSNRがDQバッファに接続することを可能とする。リフレッシュ時には、カラム選択線CSLは非活性状態を維持する。
図4は、ワード線WLのいずれかを活性化させるロウデコーダRDの構成を示す回路図である。このロウデコーダRDは、センスアンプS/Aの左側に設けられたワード線WLLiに接続されている。ロウデコーダRDはワード線WLRiにも設けられているが、図4のロウデコーダRDと同様の構成を有するので、その説明を省略する。ただし、ワード駆動線の符号はWDRVRiとなる。
ロウデコーダRDはワード線WLL1〜WLL255のいずれかを選択して活性化させる。この場合、デコーダ部Dは64個配列されており、1つのデコーダ部Dは4本のワード線WLに対応して設けられている。これにより、256本のワード線WLが駆動される。ワード駆動線WDRVL0〜WDRVL3は、1つのデコーダ部Dに接続された4本のワード線WLのそれぞれに対応して設けられている。ワード駆動線BWDRVL0〜BWDRVL3は、それぞれワード駆動線WDRVL0〜WDRVL3の反転信号である。
XA0〜XA3、XB0〜XB3およびXC0〜XC3は、ロウアドレスをプリデコードした12個の信号線であり、4×4×4通り(64通り)の選択能力を有する。64個のデコーダ部Dには、信号線XA0〜XA3、XB0〜XB3およびXC0〜XC3のうちいずれか3本の信号線が入力される。3本の信号線のすべてが同じであるデコーダ部Dは複数存在せず、複数のデコーダ部D間では少なくとも1本の信号線が異なる。デコーダ信号線XA0〜XA3、XB0〜XB3およびXC0〜XC3によって、64個のデコーダ部Dのうち1つのデータ部Dが選択される。選択されたデコーダ部Dは接地電位(LOW)を出力する。
選択デコーダ部DがLOWを出力することによって、選択デコーダ部Dに対応するワード線WLはグランドから切断され、ワード駆動線WDRVL0〜WDRVL3に接続される。ワード駆動線WDRVL0〜WDRVL3のうち1本を活性化(HIGH(高レベル))にすることによって、選択デコーダ部Dに対応する4本のワード線WLのうち1本のワード線WLが選択される。このとき、選択デコーダ部Dに対応する4本のワード線WLのうち3本の非選択ワード線WLは、ワード駆動線BWDRVLiによってグランドに接続される。
信号PRCHは、ロウデコーダRDのプリチャージ信号であり、プリチャージ時にはLOW(低レベル)である。プリチャージ時には、プリチャージ信号、信号XA0〜XA3、XB0〜XB3およびXC0〜XC3は共にLOWレベルであるので、デコーダ部DはHIGH信号を出力する。FBCメモリ装置がプリチャージ状態からデータの読出し/書込みおよびリフレッシュ状態へ移行する場合には、まず信号PRCHがHIHGレベルになり、HIGHレベルの電源VBLHとデコーダ部Dとが切断される。その後にロウアドレスが確定され、所望のワード線が立ち上がる。
図5(A)は、図4に示したワード駆動信号WDRVL0〜WDRVL3の発生回路を示す回路図である。図5(A)に示すワード駆動信号発生回路は、信号WDRV、ロウアドレス信号A0R、A1R、BA0R、BA1R、BA8R、信号DCREFのNAND演算をするNANDゲートNGL1を含む。図5(B)は、ワード駆動線WDRVR0〜WDRVR3の発生回路を示す回路図である。図5(B)に示すワード駆動信号発生回路は、信号WDRV、ロウアドレス信号A0R、A1R、BA0R、BA1R、A8R、信号DCREFのNAND演算をするNANDゲートNGR1を含む。
信号WDRVは、ワード駆動線WDRVL0〜WDRVL3およびWDRVR0〜WDRVR3の信号が立ち上がるタイミングを決定する。信号DCREFは、ダミーセルDCのリフレッシュ動作を実行するときにHIGHに活性化されるダミーセルリフレッシュ信号である。ダミーセルDCのリフレッシュ動作において信号DCREFが活性(HIGH)になると、信号A0R、A1R、A8R、BA0R、BA1R、BA8Rに関わらず、ワード駆動線WDRVL0〜WDRVL3の信号は全て非活性状態となる。
信号A0R、A1R、A8Rは、ロウアドレス信号である。信号BA0R、BA1R、BA8Rは、それぞれA0R、A1R、A8Rの反転信号である。信号BA8RおよびA8Rは、それぞれセンスアンプS/Aの左右にあるメモリセルアレイMCLおよびMCRの選択信号である。例えば、信号A8RがHIGHになった場合にはメモリセルMCRが選択され、信号BA8RがHIGHになった場合にはメモリセルMCLが選択される。
データの読出し、データの書込み、メモリセルMCのリフレッシュ動作では、信号DCREFが非活性(LOW)である。このとき、図5(A)のワード駆動信号発生回路は、信号WDRVがHIGHに活性化されるタイミングで信号A0R、A1RおよびA8RのNAND演算結果を信号WDRVL0〜3およびBWDRVL0〜3として出力する。図5(B)のワード駆動信号発生回路は、同じタイミングで信号BA0R、BA1RおよびBA8RのNAND演算結果を信号WDRVR0〜3およびBWDRVR0〜3として出力する。
信号A0RおよびA1Rは、4本のワード駆動線WDRVL0〜WDRVL3の選択信号である。例えば、ワード駆動信号WDRVL0を発生するワード駆動信号発生回路には信号BA0RおよびBA1Rが入力され、ワード駆動信号WDRVL1を発生するワード駆動信号発生回路には信号A0RおよびBA1Rが入力され、ワード駆動信号WDRVL2を発生するワード駆動信号発生回路には信号BA0RおよびA1Rが入力され、ワード駆動信号WDRVL3を発生するワード駆動信号発生回路には信号A0RおよびA1Rが入力される。これにより、信号A0RおよびA1Rの4通りの組み合わせに対して、ワード駆動信号WDRVL0〜WDRVL3のうちの1つがHIGHになる。
図6(A)から図6(C)は、ロウアドレスプリデコーダ回路の構成を示す回路図である。図6(A)のロウアドレスプリデコーダ回路は、ロウアドレスA2R、A3R、BA2R、BA3RをNAND演算するNANDゲートNGAを含む。図6(B)のロウアドレスプリデコーダ回路は、ロウアドレスA4R、A5R、BA4R、BA5RをNAND演算するNANDゲートNGBを含む。図6(C)のロウアドレスプリデコーダ回路は、ロウアドレスA6R、A7R、BA6R、BA7RをNAND演算するNANDゲートNGCを含む。ロウアドレスプリデコーダ回路は、ロウアドレスA2R〜A7Rを入力して、図4に示すデコーダ信号線XA0〜XA3、XB0〜XB3およびXC0〜XC3を発生する。
図7(A)および図7(B)は、ダミーワード線駆動回路の構成を示す回路図である。図7(A)のダミーワード線駆動回路は、ロウアドレス信号A8Rおよびダミーセルリフレッシュ信号DCREFのOR演算をするORゲートORGL1と、ORゲートORGL1の出力および信号WDRVのNAND演算をするNANDゲートNGL2とを含む。図7(B)のダミーワード線駆動回路は、ロウアドレス信号BA8Rおよびダミーセルリフレッシュ信号DCREFのOR演算をするORゲートORGR1と、ORゲートORGR1の出力および信号WDRVのNAND演算をするNANDゲートNGR2とを含む。
信号WDRVは、ダミーワード線DWLLおよびDWLRの信号が立ち上がるタイミングを決定する。ダミーセルDCのリフレッシュ動作において信号DCREFが活性(HIGH)になると、ロウアドレス信号A8R、BA8Rに関わらず、ダミーワード線DWLLおよびDWLRは全て同時に活性(HIGH)となる。このときダミーワード線DWLLおよびDWLRが活性化されるタイミングは、信号WDRVの活性化によって制御される。
データの読出し、データの書込み、メモリセルMCのリフレッシュ動作では、信号DCREFが非活性(LOW)であるので、このダミーワード線駆動回路は、信号A8RおよびBA8Rに基づいて図1に示すダミーワード線DWLLまたはDWLRを活性にする。例えば、信号A8Rが活性(HIGH)の場合に、センスアンプS/Aの左側に設けられたダミーワード線DWLLを活性(HIGH)にする。ダミーワード線DWLLが活性の場合、センスアンプS/Aは、メモリセルアレイMCAR内のメモリセルMCからデータを受け取り、かつ、メモリセルアレイMCAL内のダミーセルDCから基準電位を受け取る。これにより、センスアンプS/Aは、メモリセルアレイMCAR内のメモリセルMCのデータを検出する。逆に、信号BA8Rが活性(HIGH)の場合に、センスアンプS/Aの右側に設けられたダミーワード線DWLRを活性(HIGH)にする。ダミーワード線DWLLが活性の場合には、センスアンプS/Aは、メモリセルアレイMCAL内のメモリセルMCのデータを検出する。
図8(A)および図8(B)は、平均化信号発生回路である。図8(A)の平均化信号発生回路は、ロウアドレス信号BA8Rおよびダミーセルリフレッシュ信号DCREFのOR演算をするORゲートORGL2と、ORゲートORGL2の出力およびプリチャージ信号PRCHのNAND演算をするNANDゲートNGL3とを含む。図8(B)の平均化信号発生回路は、ロウアドレス信号A8Rおよびダミーセルリフレッシュ信号DCREFのOR演算をするORゲートORGR2と、ORゲートORGR2の出力およびプリチャージ信号PRCHのNAND演算をするNANDゲートNGR3とを含む。
信号PRCHは、ダミーワード線DWLLおよびDWLRの信号が立ち上がるタイミングを制御する。即ち、平均化信号発生回路は、FBCメモリ装置がプリチャージ状態からデータの読出し状態へ移行する時に、ダミーワード線DWLLまたはDWLRの信号を立ち上げる。
ダミーセルDCのリフレッシュ動作において信号DCREFが活性(HIGH)になると、ロウアドレス信号A8R、BA8Rの信号レベルに関わらず、平均化信号線AVGLおよびAVLRは全て非活性(LOW)になる。平均化信号線AVGLおよびAVLRが非活性になるタイミングは、信号PRCHがHIGHになるタイミングである。平均化信号線AVGLおよびAVLRが非活性になると、メモリセルアレイMCALおよびMCAR内の全てのビット線BLLiおよびBLRiが相互に分離される。これにより、センスアンプS/Aは個々のダミーセルDCをリフレッシュすることができる。
データの読出し、データの書込み、モリセルMCのリフレッシュ動作では、信号DCREFが非活性(LOW)であるので、この平均化信号発生回路は、信号A8RおよびBA8Rに基づいて図1に示す平均化信号線AVGLまたはAVGRのいずれかを非活性(LOW)にする。尚、プリチャージ時には、平均化信号線AVGLおよびAVGRはともに活性(HIGH)状態である。
例えば、信号A8Rが活性(HIGH)の場合に、センスアンプS/Aの右側に設けられた平均化信号線AVGRを非活性(LOW)にする。これにより、平均化トランジスタTAVRがオフ状態になり、ビット線BLRiは相互に分離される。一方、平均化トランジスタTAVLはオン状態を維持し、ビット線BLLiは平均化トランジスタTAVLによって短絡されている。この状態のもとで、センスアンプS/Aは、メモリセルアレイMCAR内のメモリセルMCからデータを受け取り、かつ、メモリセルアレイMCAL内のダミーセルDCから基準電位を受け取る。これにより、センスアンプS/Aは、メモリセルアレイMCAR内のメモリセルMCのデータを検出する。
逆に、信号BA8Rが活性(HIGH)の場合には、センスアンプS/Aの左側に設けられた平均化信号線AVGLを非活性(LOW)にする。これにより、平均化トランジスタTAVLがオフ状態になり、ビット線BLLiは相互に分離される。一方、平均化トランジスタTAVRはオン状態を維持し、ビット線BLRiは平均化トランジスタTAVRによって短絡されている。この状態のもとで、センスアンプS/Aは、メモリセルアレイMCAL内のメモリセルMCからデータを受け取り、かつ、メモリセルアレイMCAR内のダミーセルDCから基準電位を受け取る。これにより、センスアンプS/Aは、メモリセルアレイMCAL内のメモリセルMCのデータを検出する。
図9(A)および図9(B)は、図3に示すカレントミラーを制御する信号CMLおよびCMRを発生する回路である。図9(A)のCML・CMR発生回路は、ロウアドレス信号BA8Rおよびダミーセルリフレッシュ信号DCREFのOR演算をするORゲートORGL3と、ORゲートORGL3の出力およびプリチャージ信号PRCHのNAND演算をするNANDゲートNGL4とを含む。図9(B)のCML・CMR発生回路は、ロウアドレス信号A8R、ダミーセルリフレッシュ信号DCREFの反転信号およびプリチャージ信号PRCHのNAND演算をするNANDゲートNGR4とを含む。
データの読出し、データの書込みおよびメモリセルMCのリフレッシュ動作では、信号PRCHは、信号MCLおよびMCRが非活性(HIGH)になるタイミングを制御する。信号MCLおよびMCRはプリチャージ時において活性(LOW)である。
信号DCREFが非活性(LOW)である場合、このCML・CMR発生回路は、データを伝達するセンスノードとカレントミラー(TP5またはTP6)のゲートとを切断するために、信号A8RおよびBA8Rに基づいて信号CMLまたはCMRのいずれかを非活性(HIGH)にする。
例えば、信号A8RがHIGHの場合に、CML・CMR発生回路は、センスアンプS/Aの右側に設けられた信号CMRを非活性(HIGH)にする。これにより、図3に示すトランジスタTP8がオフ状態になり、センスノードSNRiはトランジスタTP6のゲートから切断される。一方、信号BA8Rは活性(LOW)であるので、信号CMLは活性(LOW)である。これにより、センスノードSNLiはトランジスタTP5のゲートに接続される。このときセンスノードSNLiはビット線BLLiから基準電位を伝達し、その基準電位に基づく電流がセンスノードSNRiに流れる。ビット線BLRiはメモリセルアレイMCAR内のメモリセルMCからのデータを伝達する。センスアンプS/Aは、ビット線BLLiからの基準電位によってビット線BLRiからのデータを検出する。
逆に、信号BA8RがHIGHになった場合、信号CMLが非活性(HIGH)になる。これにより、センスノードSNLiはトランジスタTP5のゲートと切断される。一方、信号A8RはLOWであるので、信号CMRが活性(LOW)である。これにより、センスノードSNRiはトランジスタTP6のゲートに接続される。このときセンスノードSNRiはビット線BLRiから基準電位を伝達し、その基準電位に基づく電流がセンスノードSNLiに流れる。ビット線BLLiはメモリセルアレイMCAL内のメモリセルMCからのデータを伝達する。センスアンプS/Aは、ビット線BLRiからの基準電位によってビット線BLLiからのデータを検出する。
ダミーセルDCのリフレッシュ動作において信号DCREFが活性(HIGH)になると、ロウアドレス信号A8R、BA8Rに関わらず、信号CMLは非活性(HIGH)になり、信号MCRは活性(LOW)になる。信号CMLは、信号PRCHがHIGHになるタイミングでHIGHになるが、信号MCRは、信号PRCHに関わらず、信号DCREFが入力された時点でLOWを維持する。ダミーセルDCのリフレッシュ動作では、ビット線BLLおよびビット線BLRはそれぞれに対応するダミーセルDCに接続される。このとき、信号MCRがLOWであるのでセンスノードSNRiの電位が基準電位となる。
ここで、図1に示すように、或るセンスアンプS/Aの左右には、互いに逆極性のダミーセルDC0およびダミーセルDC1が設けられていることに注目されたい。これにより、センスアンプSNRおよびSNLの電位の一方を基準電位とし、他方の電位をデータとして検出することができる。
センスアンプSNRおよびSNLの電位の一方を基準電位とすれば足りるので、図9(A)および図9(B)に示す回路は交換してもよい。この場合、図9(A)に示す回路の出力をCMRとし、図9(B)に示す回路の出力をCMLとしてもよい。即ち、ダミーセルDCのリフレッシュ動作では、センスアンプS/Aは、メモリセルアレイMCAL内のダミーセルDCからのデータを基準電位として検出してもよく、また、メモリセルアレイMCAR内のダミーセルDCからのデータを基準電位として検出してもよい。これは、或るセンスアンプS/Aの左右には、互いに逆極性のダミーセルDC0およびダミーセルDC1が設けられているからである。
このように、本実施形態では、ダミーセルDCのリフレッシュ動作において、センスアンプS/Aは、ダミーセルDC0およびダミーセルDC1から互いに逆極性のデータを読み出し、それらのいずれか一方のデータに基づく電位を基準電位とし、他方のデータを検出する。
図10および図11は、トランスファゲート制御回路の回路図である。このトランスファゲート制御回路は、図3に示す信号FBL、FBR、BFBLおよびBFBRを発生する回路である。図10のトランスファゲート制御回路は、2つのNANDゲートNGL5およびNGL6からなるSR(セット・リセット)フリップフロップFFLを含む。このトランスファゲート制御回路は、プリチャージ信号PRCHを遅延させる遅延回路DLYL1と、信号PRCHおよびその遅延信号を入力し、それらのNAND演算結果をフリップフロップFFLのNANDゲートNGL5へ出力するNANDゲートNGL7と、センス信号SENSEを遅延させる遅延回路DLYL2と、信号SENSEおよびその遅延信号を入力し、そのNAND演算結果を出力するNANDゲートNGL8と、ダミーセルリフレッシュ信号DCREFの反転信号およびロウアドレス信号A8Rを入力し、それらのAND演算結果を出力するANDゲートAGL1と、NANDゲートNGL8およびANDゲートAGL1の各出力を入力し、それらのOR演算結果をフリップフロップFFLのNANDゲートNGL6へ出力するORゲートORGL4とを含む。
図11のトランスファゲート制御回路は、2つのNANDゲートNGR5およびNGR6からなるSRフリップフロップFFRを含む。このトランスファゲート制御回路は、プリチャージ信号PRCHを遅延させる遅延回路DLYR1と、信号PRCHおよびその遅延信号を入力し、それらのNAND演算結果をフリップフロップFFRのNANDゲートNGR5へ出力するNANDゲートNGR7と、センス信号SENSEを遅延させる遅延回路DLYR2と、信号SENSEおよびその遅延信号を入力し、そのNAND演算結果を出力するNANDゲートNGR8と、ダミーセルリフレッシュ信号DCREFの反転信号およびロウアドレス信号BA8Rを入力し、それらのAND演算結果を出力するANDゲートAGR1と、NANDゲートNGR8およびANDゲートAGR1の各出力を入力し、それらのOR演算結果をフリップフロップFFRのNANDゲートNGR6へ出力するORゲートORGR4とを含む。
信号BPRSTは、FBCメモリ装置の電源投入時にLOWからHIGHに立ち上がり、その後、HIHGを維持し続ける信号である。信号BPRSTは、フリップフロップFFLの初期化を行うために用いられ、フリップフロップFFLが電源投入当初に所望の電位レベルにリセットされていることを保証する信号である。信号BPRSTによって、FBLはHIGHにプリチャージされ、BFBLはLOWにプリチャージされている。
プリチャージ信号PRCHがLOWまたはHIGHを保持しているときには、NANDゲートNGL7は、HIGHを出力する。プリチャージ信号PRCHがLOWからHIGHに遷移したとき(活性化されたとき)に、同一レベルの信号が、暫時、NANDゲートNGL7に入力される。これにより、NANDゲートNGL7は、短いショットパルスとしてLOWを出力する。NANDゲートNGL7がLOWのショットパルスを出力すると、フリップフロップFFLがHIGHをラッチする。これにより、FBLはHIGHからLOWへ非活性化され、BFBLはLOWからHIGHへ非活性化される。これにより、トランスファゲートTGL2が閉じる。
信号SENSEは、図3のSAPおよびBSANが活性化される時(ラッチ回路RC1およびRC2が動作する時)に活性(HIGH)になる信号である。ダミーセルDCのリフレッシュ動作において信号DCREFが活性(HIGH)になると、信号A8Rに関わらず、信号SENSEに基づくリセット信号がゲートNGL8に入力される。センス信号SENSEがLOWからHIGHに遷移したときに、NANDゲートNGL8はショットパルスとしてLOWを出力する。NANDゲートNGL8がLOWのショットパルスを出力すると、フリップフロップFFLはLOWをラッチする。これにより、FBLはHIGHへ活性化される。その結果、トランスファゲートTGL2は、ロウアドレス信号A8Rの信号レベルに関わらずオンになる。
図11のトランスファゲート制御回路も、図10のトランスファゲート制御回路と同様に動作するので、その動作の詳細な説明は省略する。尚、図11に示すようにANDゲートAGR1にはロウアドレス信号BA8Rが入力されている。ダミーセルDCのリフレッシュ動作において信号DCREFが活性(HIGH)である場合には、トランスファゲートTGR2は、トランスファゲートTGL2と同様にロウアドレス信号BA8Rの信号レベルに関わらずオンになる。これにより、メモリセルアレイMCALおよびMCARの両方のダミーセルDCへ同時に所望のデータを書き戻すことができる。しかし、データの書込みおよびメモリセルMCのリフレッシュ動作では、信号DCREFが非活性(LOW)である。この場合には、ロウアドレス信号A8RおよびBA8Rに従い、制御信号FBLまたはFBRのいずれか一方のみがHIGHに活性化され、トランスファゲートTGL2またはTGR2のいずれか一方がオンになる。これにより、センスアンプS/Aは、メモリセルアレイMCALまたはMCARの一方のメモリセルMCへデータを書き込み、あるいは、書き戻すことができる。
次に、FBCメモリ装置の動作を説明する。
図12は、メモリセルMCからのデータを外部へ読み出す動作を示すタイミング図である。データ読出し時において、センスノードSNLおよびSNRは、それぞれトランスファゲートTGL1およびTGR1を介してビット線BLLおよびBLRに接続される。トランスファゲートTGL2およびTGR2はオフ状態であり、ビット線BLRおよびBLLはそれぞれセンスノードSNLおよびSNRに接続されない。
本実施形態において、ワード線WLL0が活性化されるものと仮定している。センスアンプS/Aは、ビット線BLLからデータを受け取り、ビット線BLRから基準電位を受け取るものとする。即ち、センスアンプS/Aは、ビット線BLLを介してメモリセルMCに接続され、ビット線BLRを介してダミーセルDCに接続される。それにより、センスアンプS/Aはビット線BLLに接続されたメモリセルMCのデータを検出する。
t1において、信号EQLLおよびEQLRをLOWにすることによって、図1に示すイコライジングトランジスタTEQL、TEQRを閉じる。これにより、グランド(VSL)に短絡していたビット線BLLiおよびBLRiを全て高インピーダンス状態にする。これと同時に、信号SHORTをLOWにすることによってセンスノード対SNLiとSNRiとの間を切断する。さらに、t1において、信号AVGLをLOWに立ち下げることによって、図1に示す平均化トランジスタTAVLをオフ状態にする。これにより、メモリセルアレイMCAL内のビット線BLLiが相互に分離される。一方、信号AVGRはHIGHを維持しているので平均化トランジスタTAVRはオン状態である。これにより、メモリセルアレイMCAR内のビット線BLRiは接続されたままである。
信号CMLがHIGHになるので、トランジスタTP7がオフする。信号CMRがLOWのままであるので、トランジスタTP8がオン状態であり、センスノードSNRiがトランジスタTP6のゲートに接続される。
信号FBL、FBRがLOWになることによって、トランスファゲートTGL2、TGR2がオフになる。よって、ビット線BLLiおよびセンスノードSNRiは切断され、ビット線BLRiおよびセンスノードSNLiも切断される。しかし、信号ΦtはHIGHであるので、ビット線BLLiおよびセンスノードSNLiは接続を維持し、ビット線BLRiおよびセンスノードSNRiも接続を維持する。
t1の直後に、信号BLOADONがLOWになり、カレントミラーが電源VBLHからセンスノードSNRi、SNRiおよびビット線BLLi、BLRiを経由してメモリセルMCおよびダミーセルDCへ等しい電流を流す。この電流によって、センスノード対SNLiとSNRiとの間に電位差(信号差)が現れる。
その信号の電位がある一定値を超えたとき(t2)に、信号ΦtをLOWにする。これにより、ビット線BLLi、BLRiとセンスノードSNLi、SNRiとが切断される。
次に、t3において、信号SAPおよびBSANが活性化される。これにより、ラッチ回路RC1およびRC2は、センスノードSNLiおよびSNRiに伝達された信号を増幅し、電源VBLHとVBLLと間の電位にラッチする。ここで、VBLLは、メモリセルMCへデータ“0”を書き込むために必要な低レベルのビット線電位である。
t4において、信号FBLがHIGHに活性化され、トランスファゲートTGL2がオンになる。これにより、t1〜t3で読み出され、ラッチ回路RC1およびRC2でラッチされたデータは、ビット線BLLiを介してメモリセルMCへ書き戻される。
t5において、カラム信号CSLiがHIGHに活性化される。これにより、図3に示すトランジスタTN4、TN5がオン状態になり、センスノードSNLiおよびSNRiがDQバッファに短絡される。DQ線およびBDQ線は高レベルにプリチャージされているので、この短絡によってDQ線またはBDQ線から徐々に電荷が抜ける。これにより、データは、DQバッファに伝達される。さらに、データはDQバッファに接続されたI/Oパッドを介して外部へ出力される。
t6で、FBCメモリ装置はプリチャージ状態に戻る。
図13は、外部からのデータをメモリセルMCへ書き込む動作を示すタイミング図である。データ書込み時において、センスノードSNRは、トランスファゲートTGL2を介してビット線BLLに接続され、それによりメモリセルMCへデータを書き込む。センスノードSNLは、トランスファゲートTGR1を介してビット線BLRに接続され、それによりメモリセルMCへデータを書き込む。データの書込み時には、トランスファゲートTGL1およびTGR1はオフ状態であり、ビット線BLLおよびBLRはそれぞれセンスノードSNRおよびSNLに接続されない。
t1〜t5までは、上述のデータ読出し動作と同様である。その後、データの書込み動作では、t5aにおいて、読み出されたデータと逆極性のデータが外部からDQ線およびBDQ線に伝達されている。これにより、センスノードSNLi、SNRiおよびビット線BLLi、BLRiのデータ極性が反転し、メモリセルMCに記憶されていたデータとは逆極性のデータをそのメモリセルMCへ書き込むことができる。
図14は、メモリセルMCのリフレッシュ動作を示すタイミング図である。メモリセルMCのリフレッシュ動作は、カラム信号CSLiがLOWを維持している点で図12に示すデータ読出し動作と異なる。これにより、DQ線およびBDQ線に信号が伝達されず、データは外部へ出力されない。メモリセルMCのリフレッシュ動作のその他の信号の動作は、図12に示すデータ読出し動作と同じでよい。
図15は、ダミーセルDCのリフレッシュ動作を示すタイミング図である。図12〜図14では信号DCREFは非活性(LOW)状態である(図示せず)。しかし、ダミーセルDCのリフレッシュ動作では、t1においてダミーセルリフレッシュ信号DCREFがHIHGに活性化される。これにより、図5を参照して説明したように、ワード線WLLi、WLRiはいずれも活性化されない。一方、図7を参照して説明したように、ダミーワード線DWLLおよびDWLRがともに活性化される(t1a)。図8を参照して説明したように、平均化信号AVGLおよびAVGRは共にLOWに立ち下がる。これにより、ビット線BLLiおよびBLRiは相互に分離される。
図9を参照して説明したように、信号CMLおよびCMRのいずれが立ち上がっても差し支えない。即ち、カレントミラーを構成するトランジスタTP5、TP6のゲート電位はSNLiまたはSNRiのいずれの電位でも構わない。本実施形態では、CMLがHIGHになることで、トランジスタTP5、TP6のゲートはセンスノードSNRiに接続するものとする。即ち、センスノードSNRiの電位を基準電位として、センスノードSNLiの電位を検出する。
t1でトランスファゲートTGL2、TGR2がともにオフする。トランスファゲートTGL1およびTGR1はオン状態を維持する。t1の直後に負荷信号BLOADONが活性化され、それによって、負荷電流がカレントミラー回路からセンスノードSNLi、SNRiおよびビット線BLLi、BLRiを介してセンスアンプS/Aの左右に位置している2個のダミーセルDC0およびDC1へ流れる。
ここで、センスノードSNLiおよびSNRiに伝達される信号の電位差に注目されたい。図12に示すように、通常、メモリセルMCのデータを読み出す場合には、センスノードSNLiおよびSNRiに伝達される信号の電位差は(1/2)Vmである。これに対し、ダミーセルDCのリフレッシュ動作では、センスノードSNLiおよびSNRiに伝達される信号の電位差はVmである。即ち、ダミーセルDCのリフレッシュ動作におけるデータ読出し時の信号電位差の余裕度は、通常のメモリセルMCのデータを読み出す時の信号電位差の余裕度よりも約2倍になる。
このように信号電位差の余裕度が増大する理由は次のとおりである。データ“0”のメモリセルMCに流れる電流I0とし、データ“1”のメモリセルMCに流れる電流I1とする。従来、メモリセルMCのデータを読み出す時には、データ“0”によってセンスノードに生じた電位とデータ“1” によってセンスノードに生じた電位との間の中間電位を基準電位としていた。即ち、センスアンプS/Aは、基準電位によってカレントミラーから流れる基準電流Iref=(I1+I0)/2をメモリセルMCへ流し、これによりセンスノードに現れる電位によってデータを検出していた。
一方、本実施形態では、ダミーセルDCの読み出しにおいて、データ“1”に対してはデータ“0”が基準となり、データ“0”に対してはデータ“1”が基準になる。即ち、データ“1”を検出する場合には、データ“0”の電位によってカレントミラーから流れる基準電流Iref=I0をメモリセルMCへ流し、これによりセンスノードに現れる電位によってデータを検出することができる。データ“0”を検出する場合には、データ“1”の電位によってカレントミラーから流れる基準電流Iref=I1をメモリセルMCへ流し、これによりセンスノードに現れる電位によってデータを検出することができる。従って、信号の電位差が大きくなる。
t3において、信号SAP、BSANが活性化されることによって、ラッチ回路RC1およびRC2が動作する。これにより、データは、センスノードSNLiおよびSNRiにラッチされる。
t4において、信号FBLおよびFBRがともにHIGHに活性化される。これにより、トランスファゲートTGL2およびTGR2がともにオンし、センスアンプS/Aの両側にある2個のダミーセルへ同時にデータが書き戻される。
本実施形態では、図1に示すように、ダミーワード線DWLL、DWLRに沿ってダミーセルDC1およびDC0が交互に配列されていた。しかし、ダミーセルDC1およびDC0は、ダミーワード線DWLL、DWLRに沿って複数個ずつ交互に配列されていてもよい。例えば、ダミーセルDC1およびDC0は、ダミーワード線DWLL、DWLRに沿って、“0”、“0”、“1”、“1”、“0”、“0”、“1”、“1”、・・・のように2つずつ交互に配列されていてもよい。また、ダミーセルDC1およびDC0は、ダミーワード線DWLL、DWLRに沿って、“0”、“0”、“0”、“1”、“1”、“1”、・・・のように3つずつ交互に配列されていてもよい。ただし、図1に示すように各センスアンプS/Aの左右にあるダミーセルは互いに逆極性である必要がある。
<ダミーセルへの初期書込み方式>
データの読出し/書込み動作に先立って、予め図1に示すようにダミーワード線に沿ってダミーセルに逆極性のデータパターンを交互に書き込む必要がある。通常、電源投入の当初に、ダミーセルにデータを書き込まれなければならない。このダミーセルへの初期書込み方式を説明する。
この方式では、ダミーワード線DWLLおよびDWLRの両方を立ち上げ、DQ、BDQ線対を介してビット線ごとに交互に逆極性の信号を書き込む。このとき、センスアンプS/Aは信号を一時的に格納するために動作している。しかし、ビット線ごとに逆データを書き込むことは、ビット線の数だけの書込みサイクルが必要となり、必ずしも効率的とは言えない。
ダミーセルの書込みサイクル時に、カラム選択線CSLiを複数本同時に立ち上げることができる場合には、同時に立ち上げるカラム選択線CSLiの本数分だけ効率は上がる。ただし、データ“0”および“1”を同時に書き込むことはできないので、少なくとも2サイクルは必要である。
さらに、DQ線およびBDQ線の対を2対以上に増やすことによって、データ“0”および“1”を同時に書き込むことが可能となる。この場合には、1サイクルで、所望のデータパターンをダミーセルに書き込むことも可能である。
図16は、ダミーセルへのデータ書込み方式を実行するFBCメモリ装置のカラムデコーダの回路図である。このカラムデコーダは、プリデコードされたカラムアドレスYA0〜YA3のいずれかの信号、YB0〜YB3のいずれかの信号、YC0〜YC7のいずれかの信号およびYD0〜YD7のいずれかの信号を入力して、これらのNAND演算を実行する。NAND演算結果の反転信号はカラム選択信号としてカラム選択線CLSiに伝達される。このカラムデコーダは、4×4×8×8=1024通りの選択能力を有する。
図17(A)から図17(D)は、ダミーセルへのデータ書込み方式を実行するFBCメモリ装置のカラムプリデコーダの回路図である。カラムプリデコーダは、カラムアドレスBBiC、BiCをプリデコードすることによって上記カラムアドレスYA0〜YA3、YB0〜YB3、YC0〜YC7およびYD0〜YD7へ変換する。
図18(A)および図18(B)は、ダミーセルへのデータ書込み方式を実行するFBCメモリ装置のカラムアドレス変換回路の回路図である。このカラムアドレス変換回路は、カラムアドレス入力バッファ(図示せず)と、図17のカラムプリデコーダとの間に接続されている。図18(A)のカラムアドレス変換回路は、カラムアドレス信号A0CおよびBA0Cをカラムアドレス信号B0CおよびBB0Cに変換する。図18(B)のカラムアドレス変換回路は、カラムアドレス信号AiCおよびBAiC(ここでは、i=1〜9)をカラムアドレス信号BiCおよびBBiC(ここでは、i=1〜9)に変換する。
図18(A)のカラムアドレス変換回路は、ダミーセルリフレッシュ信号DCWRTによらず、カラムアドレスを変換する。一方、図18(B)のカラムアドレス変換回路は、ダミーセルリフレッシュ信号DCWRTがHIGHに活性化されている場合には、カラムアドレス信号AiCおよびBAiCの信号レベルにかかわらず、カラムアドレス信号BiCおよびBBiCを全てHIGHにする。即ち、ダミーセルDCのリフレッシュ動作では、カラムアドレス信号B0CおよびBB0Cは動作するが、カラムアドレス信号BiCおよびBBiCは固定される。カラムアドレス信号B0CおよびBB0Cは、カラムアドレスYA0〜YA3へプリデコードされて、iが偶数のカラム選択線またはiが奇数のカラム選択線のいずれかを選択する。例えば、B0CがLOWのときに偶数番目のカラム選択線CSLi(i=2x)が立ち上がり、B0CがHIGHのときに奇数番目のカラム選択線CSLi(i=2x+1)が立ち上がる。ここでxは整数である。これにより、ダミーセルDCのリフレッシュ動作において、偶数番目のビット線BLLi、BLRi(i=2x)を選択し、ダミーセルDCへデータ“0”を書き込み、次に、奇数番目のビット線BLLi、BLRi(i=2x+1)を選択し、ダミーセルDCへデータ“1”を書き込むことができる。その結果、図1に示すように、ダミーワード線DWL、DWRに沿ってダミーセルDC0、DC1が交互に配置され得る。
図19は、ダミーセルへの初期書込み方式のタイミング図である。この方式は、カラム選択線CSLi(i=2x)の選択サイクル(第1のサイクル)と、カラム選択線CSLi(i=2x+1)の選択サイクル(第2のサイクル)との2つの選択サイクルを含む。
t1〜t4までの動作は、図15に示すt1〜t4におけるダミーセルDCのリフレッシュ動作と同様でよい。尚、初期書込みにおいて、ダミーセルDCから読み出されるデータは、データ“0”または“1”のいずれか不定である。
t10において、偶数番目のカラム選択線CSLi(i=2x)が立ち上がる。これにより、偶数番目のセンスノードがDQ線、BDQ線に接続される。
t11において、外部からDQおよびBDQ線を介してビット線BLLi(i=2x)に電位が与えられる。本実施形態では、HIGHレベルの電位がビット線BLLi(i=2x)に与えられる。これにより、データ“1”が偶数番目のビット線BLLi(i=2x)に接続されたダミーセルDCに書き込まれる。このダミーセルDCは、図1に示すDC1になる。
t12において、カラム選択線CSLi(i=2x)が立ち下がる。t10〜t12が第1の選択サイクルである。
次に、t13において、奇数番目のカラム選択線CSLi(i=2x+1)が立ち上がる。これにより、奇数番目のセンスノードがDQ線、BDQ線に接続される。外部からDQおよびBDQ線を介してビット線BLLi(i=2x+1)に電位が与えられる。本実施形態では、LOWレベルの電位がビット線BLLi(i=2x+1)に与えられる。これにより、データ“0”が偶数番目のビット線BLLi(i=2x+1)に接続されたダミーセルDCに書き込まれる。このダミーセルDCは、図1に示すDC0になる。t14において、カラム選択線CSLi(i=2x+1)が立ち下がる。t13〜t14が第2の選択サイクルである。
ダミーセルへの初期書込み動作は、メモリ装置内に専用回路を設け、ユーザが意識することなく自動的に行うことができる。そのために、t11〜t12においてDQ線にLOWデータを与え、かつ、t13〜t14においてDQ線にHIGHデータを与えるデータセット回路(図示せず)を内蔵することが有利である。
本実施形態は、ダミーセルDC専用の書込み回路が不要であり、装置全体を小型化することが容易である。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、センスノードに所定の極性の電位を印加することによって、センスノード対に電位的な非対象性を与える。これにより、ダミーセル対へ所定の極性のデータを同時に書き込み、あるいは、ダミーセルをリフレッシュすることができる。
図20は、本発明に係る第2の実施形態に従ったセンスアンプS/Aの回路図である。装置全体の構成は、図1と同様である。第2の実施形態では、トランスファゲートTGL1、TGR1の制御のために信号Φt1とΦt0との2系統の信号を受け取る。信号Φt0は、偶数番目のセンスアンプS/Ai(i=2x)のトランスファゲートTGL1および奇数番目のセンスアンプS/Ai(i=2x+1)のトランスファゲートTGR1に用いられる。信号Φt1は、奇数番目のセンスアンプS/Ai(i=2x+1)のトランスファゲートTGL1および偶数番目のセンスアンプS/Ai(i=2x)のトランスファゲートTGR1に用いられる。信号Φt0およびΦt1は、トランスファゲートTGL1、TGR1を制御する。
図21(A)および図21(B)は、信号Φt0、Φt1の発生回路の回路図である。図21(A)に示すように信号Φt0は、従来の信号Φtとしてそのまま出力される。図21(B)に示す信号DCREFWRTは、ダミーセルDCの初期書込み信号およびダミーセルDCのリフレッシュ信号を兼ねている。即ち、信号DCREFWRTは、初期書込み時およびダミーセルDCのリフレッシュ時にHIGHに活性化される信号である。信号SHORTは、信号Φt1を出力するタイミングを制御する信号である。
初期書込み動作およびダミーセルDCのリフレッシュ動作において、信号DCREFWRTが活性(HIGH)になると、信号Φt1は、信号SHORTが立ち上がるタイミングでHIGHになる。メモリセルMCの読出し動作、メモリセルMCの書込み動作、および、メモリセルMCのリフレッシュ動作において、信号DCREFWRTが活性(LOW)である場合、信号Φt1は、信号Φt0と同様に信号Φtとしてそのまま出力される。
図22は、第2の実施形態におけるダミーセルDCへの初期書込み動作を示すタイミング図である。まず、t1において、信号Φt1が非活性(LOW)になる。このとき、信号Φt0は活性(HIGH)のままである。これにより、奇数番目のセンスアンプS/Ai(i=2x+1)のトランスファゲートTGL1および偶数番目のセンスアンプS/Ai(i=2x)のトランスファゲートTGR1がオフになる。また、偶数番目のセンスアンプS/Ai(i=2x)のトランスファゲートTGL1および奇数番目のセンスアンプS/Ai(i=2x+1)のトランスファゲートTGR1がオン状態を維持する。
t1において負荷信号BLOADONが活性(LOW)になり、t2においてダミーワード線DWLLおよびDWLRをHIGHに立ち上げる。このとき、負荷電流は、センスノードSNLi(i=2x)およびビット線BLLi(i=2x)を介してダミーセルDCに流れ、センスノードSNRi(i=2x+1)およびビット線BLRi(i=2x+1)を介してダミーセルDCに流れる。一方、センスノードSNRi(i=2x)およびセンスノードSNLi(i=2x+1)には電流が流れない。その結果、センスノードSNLi(i=2x)およびセンスノードSNRi(i=2x+1)は、センスノードSNRi(i=2x)およびセンスノードSNLi(i=2x+1)に比べて低電位に下がる。
このように、第2の実施形態では、センスノードに所定の極性の電位を印加することによって、センスノード対SNL、SNRに電位的な非対象性を与える。これにより、センスノード対SNLi、SNRiは互いに逆極性の電位を有する。また、偶数番目のSNLi(i=2x)および奇数番目のSNLi(i=2x+1)にも電位的な非対象性を与える。これにより、SNLi(i=2x)およびSNLi(i=2x+1)も、互いに逆極性の電位を有する。即ち、センスアノード対SNLi、SNRiは、センスアンプ1個おきに逆極性にラッチされる。
次に、信号Φt0も非活性(LOW)にすることによって、トランスファゲートTGL1およびTGR1を全てオフにする。t3において、信号SAP,BSANを活性にし、ラッチ回路RC1およびRD2を動作させる。これにより、センスノードSNLi(i=2x)およびセンスノードSNRi(i=2x+1)はLOW(データ“0”)をラッチし、センスノードSNRi(i=2x)およびセンスノードSNLi(i=2x+1)はHIGH(データ“1”)をラッチする。t4において、全てのセンスアンプS/A内のトランスファゲートTGL2およびTGR2をオンにする。これにより、データ“0”および“1”が図1に示すデータパターンにダミーセルに書き込まれる。
第2の実施形態は、1回のサイクルでダミーセルDC0およびDC1に初期書込み動作を行うことができる。第2の実施形態は、ダミーセルへの初期書込み動作だけでなく、ダミーセルのリフレッシュ動作にも適用できる。即ち、ダミーセルのリフレッシュ動作において、ダミーセルDCのデータを読み出して、これを増幅することなく、センスノード対SNLi、SNRiに電位的な非対象性を与えることによって強制的に所望のデータを書き込むことができる。第2の実施形態は、さらに第1の実施形態の効果をも有する。
上記実施形態は、オープンビット線構成を有していたが、フォールデッドビット線構成を有するFBCメモリ装置にも適用可能である。
本発明に係る実施形態に従ったFBCメモリ装置100の概略的な回路図。 メモリセルMCの構造を示す断面図。 センスアンプS/Aiの構成を示す回路図。 ワード線WLのいずれかを活性化させるロウデコーダRDの構成を示す回路図。 ワード駆動信号の発生回路を示す回路図。 ロウアドレスプリデコーダ回路の構成を示す回路図。 ダミーワード線駆動回路の構成を示す回路図。 平均化信号発生回路の回路図。 信号CMLおよびCMRを発生する回路の回路図。 トランスファゲート制御回路の回路図。 トランスファゲート制御回路の回路図。 メモリセルMCからのデータを外部へ読み出す動作を示すタイミング図。 外部からのデータをメモリセルMCへ書き込む動作を示すタイミング図。 メモリセルMCのリフレッシュ動作を示すタイミング図。 ダミーセルDCのリフレッシュ動作を示すタイミング図。 ダミーセルへのデータ書込み方式を実行するFBCメモリ装置のカラムデコーダの回路図。 ダミーセルへのデータ書込み方式を実行するFBCメモリ装置のカラムプリデコーダの回路図。 ダミーセルへのデータ書込み方式を実行するFBCメモリ装置のカラムアドレス変換回路の回路図。 ダミーセルへの初期書込み方式のタイミング図。 本発明に係る第2の実施形態に従ったセンスアンプS/Aの回路図。 信号Φt0、Φt1の発生回路の回路図。 第2の実施形態におけるダミーセルDCへの初期書込み動作を示すタイミング図。
符号の説明
MC メモリセル
DC0 第1のダミーセル
DC1 第2のダミーセル
WLLi、WLRi ワード線
DWLLi、DWLRi ダミーワード線
BLLi、BLRi ビット線
S/Ai センスアンプ
DCREF ダミーセルリフレッシュ信号
DCREFWRT ダミーセルリフレッシュ・書込み信号

Claims (5)

  1. 電気的に浮遊状態のフローティングボディを含み、該フローティングボディ内の多数キャリアの数によってデータを記憶するメモリセルと、
    前記メモリセルのデータを検出するときに該データ検出の基準となる基準電位を生成する第1のダミーセルおよび第2のダミーセルであって、互いに逆極性の第1のデータおよび第2のデータをそれぞれ記憶する第1のダミーセルおよび第2のダミーセルと、
    前記メモリセルのゲートに接続されたワード線と、
    前記第1または前記第2のダミーセルのゲートに接続されたダミーワード線と、
    前記メモリセルのソースまたはドレインに接続されたビット線と、
    前記ビット線に接続されており、前記第1および前記第2のダミーセルのリフレッシュ動作において、前記第2のデータに基づく電位を基準電位として前記第1のデータを検出し、あるいは、前記第1のデータに基づく電位を基準電位として前記第2のデータを検出するセンスアンプとを備えた半導体記憶装置。
  2. 前記第1のダミーセルおよび前記第2のダミーセルは、前記ダミーワード線に沿って交互に同数個ずつ配列されており、尚且つ、前記センスアンプの両側にある2つの前記ビット線にそれぞれ1つずつ設けられていることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記第1および前記第2のダミーセルのリフレッシュ動作時に前記ワード線を非活性にするワード駆動信号発生回路と、
    前記第1および前記第2のダミーセルのリフレッシュ動作時に前記第1および前記第2のダミーセルのそれぞれに対応する2本の前記ダミーワード線をともに活性にするダミーワード線駆動回路とをさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  4. 当該半導体記憶装置の電源投入の当初において前記第1および前記第2のダミーセルへ前記第1および前記第2のデータを書き込むときに、前記センスアンプは、前記ダミーワード線に沿って偶数番目のダミーセルに前記第1のデータを書込み、次に、奇数番目のダミーセルに前記第2のデータを書き込む、あるいは、前記センスアンプは、前記ダミーワード線に沿って奇数番目のダミーセルに前記第1のデータを書込み、次に、偶数番目のダミーセルに前記第2のデータを書き込むことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記センスアンプ内に設けられ、互いに逆極性のデータを伝達する2本のセンスノードからなるセンスノード対と、
    前記2本のセンスノードの各々と前記ビット線との間に設けられ、異なる信号で制御される2つのトランスファゲートとをさらに備え、
    当該半導体記憶装置の電源投入の当初あるいは前記ダミーセルのリフレッシュ時において、前記第1および前記第2のダミーセルへ前記第1および前記第2のデータを書き込むときに、前記2つのトランスファゲートのうち一方のトランスファゲートがオフになり、他方のトランスファゲートがオンになることによって前記センスノード対の電位を非対称にし、前記センスアンプは、前記センスノード対の電位差を用いて前記第1のダミーセルおよび前記第2のダミーセルに前記第1のデータおよび前記第2のデータを同時に書き込むことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
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