JP4493519B2 - 屋内配管の施工方法 - Google Patents

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本発明は、保護層付き配管材による屋内配管の施工方法に関し、例えば、アパート、マンション等の高層建築物や一戸建て木造建築物の床下、壁の隙間、天井裏等の狭い空間に配設される配管材であって、特に、リニューアルを行う際に配管の交換や増設等に用いるのに適した保護層付き配管材による屋内配管の施工方法に関する。
集合住宅や一戸建て木造住宅等の洗面所やトイレ等に接続される給水管や給湯管は、床下の構造物、例えば根太や土台を避けるようにして設置されるとともに、ブラケットやバンド等の適当な固定手段によって固定されている。(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−201322号公報
しかし、洗面所やトイレ等を新設したり、移設したりするリニューアルを行う際には、これらの設備機器に接続する配管を新たに設置する必要がある。そこで、従来は、配管が通る部分の大部分の床板を剥がして根太や土台を避けるように配管を設置するとともに、適当な位置に配管をブラケットやバンド等で固定した後、必要に応じて配管の外周をグラスウール、テープ等で保護していたが、この施工作業は大掛かりな工事となり、手間が掛かるだけでなく、費用も高額なものとなってしまうという問題があった。
そこで、本発明は、配管の設置工事を容易に行えるとともに、施工作業が確実に行え、しかも配管施工後は、断熱性や遮音性にも優れた配管の施工方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の配管の施工方法は、圧縮することによって体積が減少する縮小性と、圧縮力が解放されたときに拡張する性質を備えた保護部材にて管体の外周を覆うとともに、該保護部材の外周をカバー体で圧縮して保護部材の体積を縮小させた状態の保護層付き配管材屋内に配管した後、前記カバー体を取り除いて前記圧縮力を解放して前記保護部材を拡張させ、復元した保護部材で前記管体の外周を保護することを特徴としている。
本発明の屋内配管の施工方法によれば、屋内に配管される管体の外周を拡張・縮小性を備えた保護部材にて覆うとともに、該保護部材の外周をカバー体で圧縮するとともに、該保護部材を縮小させた状態で覆っているため、配管施工の際に、スラブと床下の狭い空間や、近接した壁同士の隙間、天井裏等の狭い作業空間に配管材をスムースに通すことができ、施工工期の短縮を図ることができる。
配管の設置作業を行った後は、カバー体を引き裂いて取り除くことにより、保護部材を圧縮前の状態近くまで復元させることができるので、拡張した保護部材で配管材を確実に固定することができる。また、管体の外周を覆う保護部材が断熱材としての機能をも奏するため、管体外周に結露が発生するのを未然に防止することができる。更には、管体の外周を覆う保護部材が遮音材ともなるため、管体内を流れる流水音を遮断して夜間における騒音の発生を防止することができる。
図1は本発明の配管の施工方法に用いる保護層付き配管材の一形態例を示す断面図、図2はカバー体を引き裂いたときに保護部材が復元して拡張した状態を示す断面図、図3は拡張した保護部材で内側の管体を固定した施工状態の一例を示す概略図である。
この保護層付き配管材11は、管体12の外周を拡張・縮小性を備えた保護部材13で覆うとともに、該保護部材13の外周をカバー体14で圧縮するとともに保護部材13を縮小させた状態で覆ったものである。管体12は、上水管や下水管或いはガス管等として使用されるものであるが、前記管体12にはポリエチレンやポリブテン等のオレフィン管や塩ビ管或いは鉛、銅、ステンレス等の金属管、更には適宜素材からなる可撓性を備えた蛇腹管を用いることができる。また、保護部材13には、綿やグラスウール、スポンジ、ゴム等を発泡させた弾性体等であって、圧縮することによって体積が減少する縮小性と、圧縮力を解放したときに拡張する性質を備えた部材を用いることができる。
前記保護部材13の外周を覆うカバ―体14には、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリエステル系等の適度な熱収縮性を有する熱収縮性チューブが好適に使用できる。また、筒状に成形した包装紙を使用することができるが、この筒状の包装紙を使用する場合には、保護部材13を外周側から圧縮してその体積を縮小させつつ、その外側から包装紙を被せるようにするとよい。更には、短冊状に裁断した長尺の紙片や油紙をカバー体14として使用することもでき、保護部材13の外周側から圧縮力を加えつつ長尺の紙片や油紙等をスパイラル状に巻回してもよい。
熱収縮性チューブをカバー体14として使用する場合には、保護部材13の外周を熱収縮性チューブで覆ってから熱収縮させ、保護部材13を圧縮して収縮した状態で被覆するとよい。この一例として、ポリエチレンからなる管体12の外周をスポンジの保護部材13で覆い、その外周を塩ビの熱収縮性チューブからなるカバー体14で覆った保護層付き配管材11は、管体12の可撓性が損なわれることがないため、曲げ配管が要求される施工現場での配管作業に使用できる。
このように形成した保護層付き配管材11は、保護部材13の外周を覆うカバー体14を破断して圧縮力を解放すると、その内側の保護部材13を元の状態に復元させることができる。このため、前記保護部材13の外周とカバー体14の内周との間に、管体12の長手方向に亘ってカバー体14の引き裂きを容易にするための引き裂き糸15を長さ方向に挿入しておくことが好ましい。また、この引き裂き糸15に代えて、施工長が短いものを対象とする配管材には、長手方向に亘ってカバー体14の引き裂きを容易にするためのミシン目等の切断線を設けておくこともできる。
次に施工方法の一例を説明する。図3の概略断面図に示すように、前記保護層付き配管材11を用いて建物21の床下22に給水配管23aや給湯配管23bを設置する際には、まず、給水先である洗面所やトイレ等の設備機器24を設置する部分に近い配管施工部の床板25の一部を剥がしたり、適当な大きさの通孔を形成したりする。また、木造住宅等において給水元側は、既設配管の近傍の床板の一部を剥がしてもよいが、通常は、配管施工部に近い位置の基礎や土台26に設けられている通気口27等を利用すればよい。
機器24部分から既存の給水配管までの保護層付き配管材11の配管施工は、該配管材11の外周が保護部材13とカバー体14によって縮小した状態で被われているため、配線通し器具のような器具を用いることによって容易に行うことができる。また、管体12が圧縮された保護部材13及びカバー体14によって保護されているので、引き通し時に根太や束、土台等に接触しても管体12が傷付いたり破損したりすることはない。
設置後の保護層付き配管材11は、前記引き裂き糸15を引っ張り、熱収縮性チューブからなるカバー体14を引き裂いて保護部材13の外周から取り除くことにより、保護部材13を圧縮前の状態近くまで復元させる。このように保護部材13を復元させることにより、管体12を振動等からより確実に保護できるとともに、保護部材13による断熱性や遮音性も向上できる。
さらに、保護層付き配管材11を通す通孔の大きさを、カバー体14の熱収縮性チューブを熱収縮させた状態の保護層付き配管材11を容易に挿通することができ、挿通後にカバー体14を引き裂くことによって復元した保護部材13で隙間を塞ぐことができる大きさに設定することにより、通孔部分の仕上げ作業の簡略化も図れる。
本発明の配管の施工方法に用いる保護層付き配管材の一形態例を示す断面図である。 カバー体を引き裂いて保護部材を復元させた状態を示す断面図である。 施工状態の一例を示す概略断面図である。
符号の説明
11…保護層付き配管材、12…管体、13…保護部材、14…カバー体、15…引き裂き糸、21…建物、22…床下、23a…給水配管、23b…給湯配管、24…設備機器、25…床板、26…土台、27…通気口

Claims (1)

  1. 圧縮することによって体積が減少する縮小性と、圧縮力が解放されたときに拡張する性質を備えた保護部材にて管体の外周を覆うとともに、該保護部材の外周をカバー体で圧縮して保護部材の体積を縮小させた状態の保護層付き配管材屋内に配管した後、前記カバー体を取り除いて前記圧縮力を解放して前記保護部材を拡張させ、復元した保護部材で前記管体の外周を保護することを特徴とする屋内配管の施工方法。
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