JP2024048837A - 遮音カバー、集合継手及び集合継手の施工方法 - Google Patents

遮音カバー、集合継手及び集合継手の施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】止水性が低下することを抑えつつ、施工性を向上した遮音カバー、集合継手及び集合継手の施工方法を提供する。【解決手段】縦管100に接続可能な縦管接続部211と、縦管接続部211の側面に突設されて横管300を接続可能な横管接続部212と、を有する上部接続管210と、上部接続管210の下方に接続された下部接続管220と、を備えた集合継手200を覆う遮音カバー230であって、下部接続管220に取り付けられる枝下カバー232を備え、枝下カバー232は、下部接続管220の上側の部位に取り付けられる第1枝下カバー232Uと、下部接続管220の下側の部位に取り付けられる第2枝下カバー232Lと、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、遮音カバー、集合継手及び集合継手の施工方法に関する。
マンションやホテル等の建物における排水構造において、1つの階の複数の部屋から排出される排水を一か所に集合させるために集合継手が用いられる。
特許文献1では、生産性を向上するために、可撓性を有し、集合継手の上部接続管に巻き付ける上部遮音カバーと、管状をなし、集合継手の下部接続管に挿通される下部遮音カバーと、を備える構造が開示されている。
特許第7051429号公報
遮音カバーを備える集合継手を最下階に設置する場合には以下の課題がある。すなわち、建物の最下階に位置する床スラブの下には、集合継手の下部と横主管とを接続する脚部継手が設けられる。この脚部継手の位置や床スラブの厚さに応じて、集合継手の下部を切断し、長さ調整を行う必要があることがある。このとき、集合継手の本体のみならず、遮音カバーを切断する必要があることから、施工性に課題がある。これに対し、施工現場において集合継手本体に遮音カバーを後付けする対策が挙げられるが、床スラブと集合継手との間の止水性を担保できなくなる課題がある。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、止水性が低下することを抑えつつ、施工性を向上した遮音カバー、集合継手及び集合継手の施工方法を提供することを目的とする。
<1>本発明の態様1に係る遮音カバーは、縦管に接続可能な縦管接続部と、前記縦管接続部の側面に突設されて横管を接続可能な横管接続部と、を有する上部接続管と、前記上部接続管の下方に接続された下部接続管と、を備えた集合継手を覆う遮音カバーであって、前記下部接続管に取り付けられる枝下カバーを備え、前記枝下カバーは、前記下部接続管の上側の部位に取り付けられる第1枝下カバーと、前記下部接続管の下側の部位に取り付けられる第2枝下カバーと、を備える。
この発明によれば、枝下カバーは、下部接続管の上側の部位に取り付けられる第1枝下カバーと、下部接続管の下側の部位に取り付けられる第2枝下カバーと、を備える。これにより、例えば、下部接続管のうち切断可能の部位に第2枝下カバーを取り付けることで、例えば、施工場所の寸法に合わせて下部接続管を切断する際、第1枝下カバーを取り外すことなく、第2枝下カバーのみ取り外した状態とすることで、下部接続管を切断しやすくすることができる。また、下部接続管から取り外した第2枝下カバーを、別途切断後の下部接続管の長さに合わせて切断することができる。したがって、枝下カバーが一体に形成された場合と比較して、下部接続管を切断する際に枝下カバー全体を取り外すことを不要とすることができる。また、下部接続管を切断する際に枝下カバーを取り外さず、下部接続管と枝下カバーとを同時に切断する場合と比較して、下部接続管及び第2枝下カバーそれぞれの切断を容易にすることができる。よって、施工性を向上することができる。
更に、第1枝下カバーを施工現場にて下部接続管から取り外すことを不要にすることで、第1枝下カバーが変形することによって止水性が低下することを抑えることができる。
<2>本発明の態様2に係る遮音カバーは、態様1に係る遮音カバーにおいて、前記第1枝下カバーの上下方向の寸法が150mm以上である。
ここで、集合継手の施工場所の条件等から、上部接続管の下端を床スラブの上面から上方に最大で140mm移動させた位置に配置することがある。第1枝下カバーの上下方向の寸法が150mm以上であることで、上部接続管の下端を床スラブの上面から上方に最大で140mm移動させた位置とした場合であっても、第1枝下カバーの下端を床スラブの内部に確実に配置することができる。よって、第1枝下カバーによって、床スラブと集合継手との間の止水性を担保することができる。
<3>本発明の態様3に係る遮音カバーは、態様1又は態様2に係る遮音カバーにおいて、前記第2枝下カバーの外周面に、切断位置を示す目盛りが記載されている。
この発明によれば、第2枝下カバーの外周面に、切断位置を示す目盛りが記載されている。これにより、目盛りを、第2枝下カバーを下部接続管に合わせて切断する際の目印とすることができる。よって、より施工性を向上することができる。
<4>本発明の態様4に係る集合継手は、態様1から態様3のいずれか1つに係る遮音カバーと、縦管に接続可能な縦管接続部と、前記縦管接続部の側面に突設されて横管を接続可能な横管接続部と、を有する上部接続管と、前記上部接続管の下方に接続された下部接続管と、を備える。
この発明によれば、本発明に係る遮音カバーを備える。これにより、例えば、下部接続管のうち切断可能の部位に第2枝下カバーを取り付けることで、例えば、施工場所の寸法に合わせて下部接続管を切断する際、第1枝下カバーを取り外すことなく、第2枝下カバーのみ取り外した状態とすることで、下部接続管を切断しやすくすることができる。また、下部接続管から取り外した第2枝下カバーを、別途切断後の下部接続管の長さに合わせて切断することができる。したがって、枝下カバーが一体に形成された場合と比較して、下部接続管を切断する際に枝下カバー全体を取り外すことを不要とすることができる。また、下部接続管を切断する際に枝下カバーを取り外さず、下部接続管と枝下カバーとを同時に切断する場合と比較して、下部接続管及び第2枝下カバーそれぞれの切断を容易にすることができる。よって、施工性を向上することができる。
更に、第1枝下カバーを施工現場にて下部接続管から取り外すことを不要にすることで、第1枝下カバーが変形することによって止水性が低下することを抑えることができる。
<5>本発明の態様5に係る集合継手は、態様4に係る集合継手において、前記下部接続管に切断可能範囲が記載されている。
この発明によれば、下部接続管に切断可能範囲が記載されている。これにより、施工現場において、切断不可の部位を誤って切断することを抑えることができる。よって、施工性を向上することができる。また、例えば、切断可能範囲として目盛りを記載すれば、下部接続管を切断する際の目印とすることができる。よって、より施工性を向上することができる。
<6>本発明の態様6に係る集合継手の施工方法は、態様5又は態様4に係る集合継手を、床スラブに施工する施工方法であって、前記下部接続管の下部を切断する第1工程と、前記第1工程で切断された前記下部接続管の長さに合わせて前記第2枝下カバーを切断する第2工程と、前記下部接続管の下部に前記第2枝下カバーを取り付ける第3工程と、を備える。
この発明によれば、下部接続管の下部を切断する第1工程と、第1工程で切断された下部接続管の長さに合わせて第2枝下カバーを切断する第2工程と、下部接続管の下部に第2枝下カバーを取り付ける第3工程と、を備える。つまり、まず、第2枝下カバーが取り外された状態である下部接続管の下部を施工場所の寸法に合わせて切断し、次に下部接続管に合わせて第2枝下カバーを切断し、その後に第2枝下カバーを下部接続管に取り付ける。これにより、例えば、第2枝下カバーが下部接続管に取り付けられた状態で、第2枝下カバー及び下部接続管を同時に切断する場合と比較して、第2枝下カバー及び下部接続管のそれぞれを切断しやすくすることができる。よって、施工性を向上することができる。
本発明によれば、止水性が低下することを抑えつつ、施工性を向上した遮音カバー、集合継手及び集合継手の施工方法を提供することができる。
本発明に係る排水構造である。 集合継手の断面正面図である。 下部接続管に切断可能範囲が記載された例である。 第2枝下カバーがシート状である場合の固定例である。 第2枝下カバーが筒状である場合の固定例である。 第2集合継手の断面正面図である。 第3集合継手の断面正面図である。
(第1実施形態)
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係る遮音カバー230及び集合継手200を説明する。遮音カバー230は、集合継手200の一部である。集合継手200は、配管構造1000に配置される。以下、本発明に係る遮音カバー230を備える集合継手200について、配管構造1000の構成とともに説明する。
(配管構造1000の構成)
図1に示すように、本実施形態の配管構造1000は、高層マンションや商業ビル等の多層階建物(建物)に適用された一例である。この種の建物においては、各階の便器、化粧台、流し台等の衛生機器(排水設備)から排出される排水が、排水路を構成する縦管100に図示略の横管300を介し流入される。本実施形態における配管構造1000は、特に建物の最下層部に配置されるものとする。
図1に示すように、配管構造1000は、縦管100と、集合継手200と、横管300と、脚部継手400と、横主管500と、を備える。
縦管100は、建物において上下方向に設けられている。縦管100は、建物の上階の排水を流下させる。具体的には、各排水設備からの排水は、縦管100に沿って建物の最下層まで流下し、縦管100の下端部に接続された集合継手200と脚部継手400を介し横主管500に流れ込み、最終的に下水本管や浄化槽等に送られる。配管構造1000は、各階の排水設備からの排水を建物の外部に排出する。
縦管100は、各階に設けられた排水設備からの排水を集合させて下方に導く。建物の最下階に設けられた縦管100の下端部は、集合継手200に接続されている。
集合継手200は、建物の最下階に設けられ、縦管100から流入した排水と、横管300から流入した排水とを集合させる。集合継手200によって集合した排水は、脚部継手400に流下する。集合継手200は、建物の床スラブSに設けられた貫通孔Hの内部に配置(埋設)される。集合継手200と床スラブSとの間には、モルタルMが充填されている。集合継手200の詳細は後述する。
横管300は、建物において水平方向に設けられている。横管300は、建物に設けられた各排水部材に接続される。これにより、建物の各階で生じた排水を集合させる。本実施形態における横管300は、建物の最下階に設けられた集合継手200に接続されている。また、横管300は、建物の最下階に設けられた床スラブSの上に配置される。
脚部継手400は、建物の床下、すなわち床スラブSの下側に設けられている。脚部継手400は、L字型の形状を有し、上方から流下した排水を水平方向への移動に変換する。本実施形態において、脚部継手400の一方の端部には集合継手200の下部接続管220(後述する)が接続されている。脚部継手400の他方の端部には、横主管500が接続されている。脚部継手400の曲管部の中央付近には支持脚410が形成され、この支持脚410が図示略の支持金具等により支持される。横主管500は建物の床下、すなわち床スラブSの下側に配置され、不図示の下水本管や浄化槽等に接続されている。
(集合継手200の詳細)
集合継手200は、図2に示すように、上部接続管210と、下部接続管220と、遮音カバー230と、を備える。
上部接続管210は、縦管100及び横管300から流入した排水が集約される部位である。上部接続管210は、縦管接続部211と、横管接続部212と、を備える。
縦管接続部211は、上部接続管210の上部に設けられる。縦管接続部211は、縦管100に接続可能である。
横管接続部212は、縦管接続部211の側面に突設される。横管接続部212は、横管300を接続可能である。
下部接続管220は、上部接続管210の下方に接続される。本実施形態において、下部接続管220と上部接続管210とは、下部接続管220の上部が、上部接続管210の下部の内部に挿入されることで接続される。つまり、上部接続管210の下部が受口となっている。上部接続管210の下部の内部に挿入されることから、下部接続管220の上部は切断不可である。なお、下部接続管220の切断不可の範囲は、上部接続管210への挿入代に加えて、例えば、床スラブSの厚さ、耐火認定基準によって決定される長さ、下部接続管220の内径が縮径又は拡径されている場合には、縮径又は拡径による排水性能を十分に発揮できる程度の長さ、によって決定される。
下部接続管220の下部は、脚部継手400に接続される。本実施形態において、下部接続管220と脚部継手400とは、下部接続管220の下部が、脚部継手400の上部の内部に挿入されることで接続される。つまり、脚部継手400の上部が受口となっている。下部接続管220の下部は、施工場所における脚部継手400の位置に合わせて切断可能である。切断不可である下部接続管220の上部との識別を容易にするために、下部接続管220の外周面には、図3に示すように切断可能範囲M1が記載されていることが好ましい。また、下部接続管220を切断する際の目印とするために、切断可能範囲M1として目盛りを記載することがより好ましい。この場合、例えば、図3に示す目盛りの上端までが切断可能であるとすることが好ましい。
遮音カバー230は、集合継手200を覆う。遮音カバー230は、集合継手200の内部を排水が流れることによって生じる音が、外部に伝播することを防ぐ役割を有する。また、遮音カバー230の外周面と床スラブSとの間に位置するモルタルMと密着することで、集合継手200と床スラブSとの間の止水性を補完する役割も同時に有している。
遮音カバー230は、図2に示すように、内層側に設けられる吸音材Aと、外層に設けられる遮音材Iとを備える構造が好適に用いられる。吸音材Aとしては、グラスウールやロックウールなどの無機繊維、フェルトなどの有機繊維、ウレタンなどの多孔質体などが挙げられ、耐火性を向上させるためにアルミニウム箔やガラス繊維などを積層した多層構造のもの用いることができる。
遮音カバー230は、枝上カバー231と、枝下カバー232と、を備える。
枝上カバー231は、図2に示すように、上部接続管210に取り付けられる。枝上カバー231は、例えば、縦管接続部211の周囲に密着するように取り付けられる。第1枝下カバー232Uは、例えば、シート状(帯状)である。この場合、第1枝下カバー232Uは、下部接続管220に巻き付けるようにして取り付けられる。第1枝下カバー232Uは、例えば、筒状である。この場合、第1枝下カバー232Uは、下部接続管220に嵌め込まれるようにして取り付けられる。枝上カバー231には、例えば、横管接続部212を挿通させるための孔が設けられることが好ましい。
枝下カバー232は、下部接続管220に取り付けられる。枝下カバー232は、第1枝下カバー232Uと、第2枝下カバー232Lと、を備える。
第1枝下カバー232Uは、下部接続管220の上側の部位に取り付けられる。より具体的には、例えば、第1枝下カバー232Uは、下部接続管220の上側に位置する切断不可の部位に取り付けられる。第1枝下カバー232Uの上端は、枝上カバー231の下端に接する。止水性を確保するため、第1枝下カバー232Uと枝上カバー231とのつなぎ目は、例えば、ブチルテープ、ゴムバンド(ゴムシート)、面ファスナー等、接着機能を有する帯状のテープである第1テープT1を用いて貼り合わせて固定することが好ましい。このとき、第1枝下カバー232Uの上端は、枝上カバー231の下端の一部を覆うようにして配置されてもよい。
床スラブSと集合継手200との間の止水性を担保するために、第1枝下カバー232Uは、少なくとも下端が床スラブSの内部に配置されることが好ましい。ここで、集合継手200の施工場所の条件等から、上部接続管210の下端を床スラブSの上面から上方に最大で140mm移動させた位置に配置することがある。これに対し、このため、本実施形態において、第1枝下カバー232Uは、上下方向の寸法が150mm以上であることが好ましい。
第2枝下カバー232Lは、下部接続管220の下側の部位に取り付けられる。より具体的には、例えば、第2枝下カバー232Lは、下部接続管220の下側に位置する切断可能の部位に取り付けられる。切断可能の部位とは、下部接続管220ののうち、上述した切断不可の部位よりも下に位置する部位をいう。第2枝下カバー232Lは、例えば、シート状(帯状)である。この場合、第2枝下カバー232Lは、下部接続管220に巻き付けるようにして取り付けられる。第2枝下カバー232Lは、例えば、筒状である。この場合、第2枝下カバー232Lは、下部接続管220に嵌め込まれるようにして取り付けられる。
第2枝下カバー232Lは、下部接続管220の寸法に合わせて適宜切断される。このため、本実施形態において、第2枝下カバー232Lの外周面には、例えば、図4及び図5に示すように切断位置を示す目盛りM2が記載されている。これにより、第2枝下カバー232Lを下部接続管220に合わせて切断しやすくする。
上述のように、下部接続管220のうち、第1枝下カバー232Uが取り付けられた部位は切断不可であり、第2枝下カバー232Lが取り付けられた部位は切断可能である。このような態様とすることで、下部接続管220の下部を脚部継手400の位置に合わせて切断する際、第2枝下カバー232Lのみ取り外せるようにすることで、下部接続管220の切断の作業性を向上する。また、第1枝下カバー232Uを施工現場にて下部接続管220から取り外すことを不要にすることで、第1枝下カバー232Uが変形することによって床スラブSと集合継手200との止水性が低下することを抑える。
(集合継手200の施工方法)
次に、本実施形態に係る集合継手200の施工方法について説明する。集合継手200の施工方法とは、具体的には、集合継手200の下部接続管220を、脚部継手400に接続可能な状態に加工する際の方法である。
本実施形態に係る施工方法は、第1工程と、第2工程と、第3工程と、を備える。
第1工程は、下部接続管220の下部を切断する工程である。具体的には、第1工程は、下部接続管220の下部を、脚部継手400の位置に合わせて切断する工程である。下部接続管220の下部を切断する際は、上述のように下部接続管220の外周面に記載された切断可能範囲M1を確認の上切断する。また、下部接続管220に切断可能範囲M1として目盛りが記載されている場合は、前記目盛りを目印として下部接続管220を切断する。
第2工程は、第1工程で切断された下部接続管220の長さに合わせて第2枝下カバー232Lを切断する工程である。このとき、第2枝下カバー232Lの下端は、例えば、下部接続管220の下部が挿入される脚部継手400の上端に接する位置となるように切断する。第2枝下カバー232Lを切断する際は、上述のように第2枝下カバー232Lに記載された切断位置を示す目盛りM2を目印として切断する。
第3工程は、下部接続管220の下部に第2枝下カバー232Lを取り付ける工程である。例えば、第2枝下カバー232Lがシート状である場合、第3工程では、下部接続管220の下部に第2枝下カバー232Lを巻き付けるように配置する。このとき、図4に示すように、第2枝下カバー232Lの端部同士を、ブチルテープ、ゴムバンド(ゴムシート)、面ファスナー等、接着機能を有する帯状のテープである第2テープT2で固定する。
例えば、第2枝下カバー232Lが筒状である場合、第3工程では、下部接続管220の下部に第2枝下カバー232Lを嵌め込むように配置する。
その後、第1枝下カバー232Uと第2枝下カバー232Lとのつなぎ目を、図4又は図5に示すように第1テープT1を貼り合わせて固定する。このとき、第2枝下カバー232Lの上端は、第1枝下カバー232Uの下端の一部を覆うようにして配置されてもよい。
上記工程によって、下部接続管220を、脚部継手400に接続可能な状態に加工する。その後、集合継手200は、床スラブSに挿通される。下部接続管220の下部が脚部継手400に接続される。集合継手200と床スラブSに形成された貫通孔との間にモルタルMを埋設する。
以上の工程により、配管構造1000を形成する。
以上説明したように、本実施形態に係る集合継手200によれば、枝下カバー232は、下部接続管220の上側の部位に取り付けられる第1枝下カバー232Uと、下部接続管220の下側の部位に取り付けられる第2枝下カバー232Lと、を備える。これにより、例えば、下部接続管220のうち切断可能の部位に第2枝下カバー232Lを取り付けることで、例えば、施工場所の寸法に合わせて下部接続管220を切断する際、第1枝下カバー232Uを取り外すことなく、第2枝下カバー232Lのみ取り外した状態とすることで、下部接続管220を切断しやすくすることができる。また、下部接続管220から取り外した第2枝下カバー232Lを、別途切断後の下部接続管220の長さに合わせて切断することができる。したがって、枝下カバー232が一体に形成された場合と比較して、下部接続管220を切断する際に枝下カバー232全体を取り外すことを不要とすることができる。また、下部接続管220を切断する際に枝下カバー232を取り外さず、下部接続管220と枝下カバー232とを同時に切断する場合と比較して、下部接続管220及び第2枝下カバー232Lそれぞれの切断を容易にすることができる。よって、施工性を向上することができる。
更に、第1枝下カバー232Uを施工現場にて下部接続管220から取り外すことを不要にすることで、第1枝下カバー232Uが変形することによって止水性が低下することを抑えることができる。
ここで、集合継手200の施工場所の条件等から、上部接続管210の下端を床スラブSの上面から上方に最大で140mm移動させた位置に配置することがある。第1枝下カバー232Uの上下方向の寸法が150mm以上であることで、上部接続管210の下端を床スラブSの上面から上方に最大で140mm移動させた位置とした場合であっても、第1枝下カバー232Uの下端を床スラブSの内部に確実に配置することができる。よって、第1枝下カバー232Uによって、床スラブSと集合継手200との間の止水性を担保することができる。
また、第2枝下カバー232Lの外周面に、切断位置を示す目盛りM2が記載されている。これにより、目盛りを、第2枝下カバー232Lを下部接続管220に合わせて切断する際の目印とすることができる。よって、より施工性を向上することができる。
また、本発明に係る遮音カバー230を備える。これにより、例えば、下部接続管220のうち切断可能の部位に第2枝下カバー232Lを取り付けることで、例えば、施工場所の寸法に合わせて下部接続管220を切断する際、第1枝下カバー232Uを取り外すことなく、第2枝下カバー232Lのみ取り外した状態とすることで、下部接続管220を切断しやすくすることができる。また、下部接続管220から取り外した第2枝下カバー232Lを、別途切断後の下部接続管220の長さに合わせて切断することができる。したがって、枝下カバー232が一体に形成された場合と比較して、下部接続管220を切断する際に枝下カバー232全体を取り外すことを不要とすることができる。また、下部接続管220を切断する際に枝下カバー232を取り外さず、下部接続管220と枝下カバー232とを同時に切断する場合と比較して、下部接続管220及び第2枝下カバー232Lそれぞれの切断を容易にすることができる。よって、施工性を向上することができる。
更に、第1枝下カバー232Uを施工現場にて下部接続管220から取り外すことを不要にすることで、第1枝下カバー232Uが変形することによって止水性が低下することを抑えることができる。
また、下部接続管220に切断可能範囲M1が記載されている。これにより、施工現場において、切断不可の部位を誤って切断することを抑えることができる。よって、施工性を向上することができる。また、例えば、切断可能範囲M1として目盛りを記載すれば、下部接続管220を切断する際の目印とすることができる。よって、より施工性を向上することができる。
また、下部接続管220の下部を切断する第1工程と、第1工程で切断された下部接続管220の長さに合わせて第2枝下カバー232Lを切断する第2工程と、下部接続管220の下部に第2枝下カバー232Lを取り付ける第3工程と、を備える。つまり、まず、第2枝下カバー232Lが取り外された状態である下部接続管220の下部を施工場所の寸法に合わせて切断し、次に下部接続管220に合わせて第2枝下カバー232Lを切断し、その後に第2枝下カバー232Lを下部接続管220に取り付ける。これにより、例えば、第2枝下カバー232Lが下部接続管220に取り付けられた状態で、第2枝下カバー232L及び下部接続管220を同時に切断する場合と比較して、第2枝下カバー232L及び下部接続管220のそれぞれを切断しやすくすることができる。よって、施工性を向上することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態の第2集合継手600を、図6を参照して説明する。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
第2集合継手600は、上部接続管210と、下部接続管220と、の間に、中部接続管610を備える点で、集合継手200と相違する。中部接続管610は、上部接続管210と下部接続管220とを接続する。中部接続管610の上部には、上部接続管210の下部が挿入される。中部接続管610の下部には、下部接続管220の上部が挿入される。つまり、中部接続管610は、上部接続管210及び下部接続管220それぞれの受口である。遮音カバー230との関係では、中部接続管610は、下部接続管220の一部として扱われる。つまり、中部接続管610は、下部接続管220の切断不可の部位とともに、第1枝下カバー232Uによって覆われる。
(第3実施形態)
次に、本発明に係る第3実施形態の第3集合継手700を、図7を参照して説明する。
なお、この第3実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
第3集合継手700は、上部接続管210の下部が、下部接続管220の上部に挿入される点で、集合継手200と相違する。つまり、集合継手200は上部接続管210が受口であるのに対し、第3集合継手700は下部接続管220が受口である点で相違する。このため、第3集合継手700の下部接続管220は、例えば、上部が拡径されている。その他の点では、集合継手200と同じである。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、第2枝下カバー232Lはテープで固定することが好ましいと説明したが、結束バンドによって固定してもよい。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
100 縦管
200 集合継手
210 上部接続管
211 縦管接続部
212 横管接続部
220 下部接続管
230 遮音カバー
231 枝上カバー
232 枝下カバー
232L 第2枝下カバー
232U 第1枝下カバー
300 横管
400 脚部継手
410 支持脚
500 横主管
1000 配管構造
H 貫通孔
M モルタル
S 床スラブ

Claims (6)

  1. 縦管に接続可能な縦管接続部と、前記縦管接続部の側面に突設されて横管を接続可能な横管接続部と、を有する上部接続管と、
    前記上部接続管の下方に接続された下部接続管と、を備えた集合継手を覆う遮音カバーであって、
    前記下部接続管に取り付けられる枝下カバーを備え、
    前記枝下カバーは、
    前記下部接続管の上側の部位に取り付けられる第1枝下カバーと、
    前記下部接続管の下側の部位に取り付けられる第2枝下カバーと、
    を備える、
    遮音カバー。
  2. 前記第1枝下カバーの上下方向の寸法が150mm以上である、
    請求項1に記載の遮音カバー。
  3. 前記第2枝下カバーの外周面に、切断位置を示す目盛りが記載されている、
    請求項1に記載の遮音カバー。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の遮音カバーと、
    縦管に接続可能な縦管接続部と、前記縦管接続部の側面に突設されて横管を接続可能な横管接続部と、を有する上部接続管と、
    前記上部接続管の下方に接続された下部接続管と、
    を備える、
    集合継手。
  5. 前記下部接続管に切断可能範囲が記載されている、
    請求項4に記載の集合継手。
  6. 請求項4に記載の集合継手を、床スラブに施工する施工方法であって、
    前記下部接続管の下部を切断する第1工程と、
    前記第1工程で切断された前記下部接続管の長さに合わせて前記第2枝下カバーを切断する第2工程と、
    前記下部接続管の下部に前記第2枝下カバーを取り付ける第3工程と、
    を備える、集合継手の施工方法。
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