JP2018059271A - 継手および配管構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の立管9や横枝管7を接続可能な樹脂製の継手構造8であって、本管2と本管2の側面に連結された分岐管3とを有する集合継手1と、集合継手1の下端1bに着脱可能に連結された直管5と、直管5の下端5bに着脱可能に連結され、下方に進むに従って縮径するテーパー管6と、を備え、集合継手1の最低肉厚がテーパー管6の最低肉厚よりも厚い、あるいは、集合継手1を構成する樹脂の比重が直管5を構成する樹脂の比重またはテーパー管6を構成する素材の比重よりも大きい。
【選択図】図1
Description
また、特許文献1に記載されている集合継手を用いた場合、スラブの下方に耐火性を発現可能とするための閉塞部材を設ける必要がある。しかしながら、最下階で排水が合流する排水システム(以下、最下階合流排水システムという)では、脚部継手に最下階用の上下方向の長さが短い横枝管を直結させると閉塞部材を設置できないので、樹脂製の横枝管を用いることができないという問題があった。また、閉塞部材を設置可能とするために、脚部継手に上下方向の長さが確保された横枝管を直結させると、例えば地下空間の天井から横枝管が大きく突出するなど、納まりが悪くなる場合があった。
また、本発明に係る継手は、複数の樹脂管を接続可能な樹脂製の継手であって、本管と該本管の側面に連結された分岐管とを有する継手本体と、前記継手本体の本管の下端に嵌合された直管と、前記直管の下端に嵌合され、下方に進むに従って縮径するテーパー管と、を備え、前記継手本体を構成する樹脂の比重が前記直管を構成する樹脂の比重または前記テーパー管を構成する素材の比重よりも大きいことを特徴とする。
また、上述の遮音カバーにおいて、テーパー管の外面に沿って設けられた遮音カバーの上端には前記テーパー管の上端に係合可能な係合部が設けられていてもよい。
また、上述の構成によれば、テーパー管に設けられる遮音カバーに係合部が設けられることでテーパー管に遮音カバーを巻きつける作業が円滑に行われ、かつテーパー管からの遮音カバーの剥離が防止される。
テーパー管6は、直管5の下部の外側に嵌合されている。すなわち、集合継手1とテーパー管6は、直管5によって連結されている。
排水性能と通気性能を高めるために集合継手1の本管2の直径は、直管5よりも大きくなっている。
テーパー管6は、立管9と接続するため、下方に進むに従って縮径するように形成されている。
図3に示した旋回羽根64,65の形状は一例であり、排水を旋回させて整流可能であれば、特に限定されない。旋回羽根64,65は、例えば特許第5608419号明細書や図面に開示されている羽根の構成を備えていてもよく、その他の公知の構成を備えていてもよい。
集合継手1の分岐管3A,3B,3Cのそれぞれには、横枝管7A,7B,7Cの下流側の端部が嵌合している。
図4に示すように、遮音カバー10Aは、いわゆる一枚物のシート状の素材が上述のように立体的に成形されたものであり、本管2に対向配置されることで本管2を覆う本管カバー部12と、分岐管3に対向配置されることで分岐管3を覆う分岐管カバー部13が一体的に連設されているものである。
上述の可撓性を有する遮音カバー10Aの素材を立体形状で成形する方法としては、特に限定されないが、例えばプレス成型法、真空成形法、空圧成形法などが挙げられる。
したがって、本実施形態の継手構造8によれば、建築物の床スラブSの厚みなどの設置対象の構造や寸法に合わせて継手構造8の長さを容易に変更することができ、かつ継手構造8の高い遮音性能を発揮させることができる。
また、遮音カバー10が本管2の外面2pと分岐管3の外面3pおよびテーパー管6の外面6pから所定の間隔をあけて設けられていることで、遮音カバー10を巻き付けた際に、遮音カバー10の内面と継手本体およびテーパー管の外面との間に空気層を形成し、継手構造8の遮音性能をさらに高めることができる。
さらに、遮音カバー20においてテーパー管6の外面6pに沿って設けられた上端20aに係合部26が設けられていることで、テーパー管6に遮音カバー20を巻きつける作業を円滑に行い、かつテーパー管6から遮音カバー20が剥離することを防止することができる。
したがって、厚みtの異なる床スラブSに対して個別に継手構造8を用意する必要がなく、継手構造8を構成する樹脂の使用量を抑え、樹脂のロスを減らすことができる。また、それぞれの継手構造8で充分に高い遮音性能が発揮されるので、配管構造60および配管構造60を備えた排水システムの遮音性能を高めることができる。
また、本管2の側面2rに三本の分岐管3が連結されている継手においても、分岐管3の配置は図2などに例示した配置に限定されない。例えば、分岐管3のそれぞれの軸線が本管2に直交する同一仮想平面上に配置され、かつ該同一仮想平面上で互いに等しい角度をあけて位置していても構わない。
2…本管
2r…側面
3,3A,3B,3C…分岐管
3j…基端部
7…脚部継手(樹脂管)
8…継手構造(継手)
9…立管(樹脂管)
10,10A…遮音カバー
10a…上端
10b…下端
12…本管カバー部
13…分岐管カバー部
20…遮音カバー
26…係合部
31…第一カバー部
32…第二カバー部
60…配管システム
62…脚部継手(樹脂管)
64,65…旋回羽根
Claims (8)
- 複数の樹脂管を接続可能な樹脂製の継手であって、
本管と該本管の側面に連結された分岐管とを有する継手本体と、
前記継手本体の本管の下端に着脱可能に連結された直管と、
前記直管の下端に着脱可能に連結され、下方に進むに従って縮径するテーパー管と、を備え、
前記継手本体の最低肉厚が前記テーパー管の最低肉厚よりも厚いことを特徴とする継手。 - 複数の樹脂管を接続可能な樹脂製の継手であって、
本管と該本管の側面に連結された分岐管とを有する継手本体と、
前記継手本体の本管の下端に嵌合された直管と、
前記直管の下端に嵌合され、下方に進むに従って縮径するテーパー管と、を備え、
前記継手本体を構成する樹脂の比重が前記直管を構成する樹脂の比重または前記テーパー管を構成する素材の比重よりも大きいことを特徴とする継手。 - 少なくとも前記継手本体および前記テーパー管の外面に沿って遮音カバーが設けられている請求項1または請求項2に記載の継手。
- 前記遮音カバーは前記継手本体および前記テーパー管の外面から所定の間隔をあけて設けられている請求項3に記載の継手。
- 前記テーパー管の外面に沿って設けられた遮音カバーの上端に前記テーパー管の上端に係合可能な係合部が設けられている請求項3または請求項4に記載の継手。
- 前記継手本体と前記直管と前記テーパー管のうち、前記直管と前記テーパー管の内部に旋回羽根が設けられている請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の継手。
- 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の継手を複数備え、それぞれの前記継手が複数の階層を有する建築物のそれぞれの階の床スラブに挿通するように配置された配管構造であって、
前記継手の本管の上端およびテーパー管の下端に嵌合された複数の立管と、
前記継手の分岐管に嵌合された複数の横枝管と、を備え、
前記継手の少なくとも直管は前記床スラブの内部に配置されていることを特徴とする配管構造。 - 最下階の前記床スラブに挿通された前記継手のテーパー管の下端には前記立管にかえて上流側から所定の位置で水平方向に向けて屈曲した脚部継手が嵌合され、
最下階の前記床スラブに挿通された前記継手の直管は、他の階の前記床スラブに挿通された前記継手の直管よりも短いことを特徴とする請求項7に記載の配管構造。
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