JP7050483B2 - 排水管継手 - Google Patents
排水管継手 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7050483B2 JP7050483B2 JP2017248445A JP2017248445A JP7050483B2 JP 7050483 B2 JP7050483 B2 JP 7050483B2 JP 2017248445 A JP2017248445 A JP 2017248445A JP 2017248445 A JP2017248445 A JP 2017248445A JP 7050483 B2 JP7050483 B2 JP 7050483B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- swivel
- main
- drainage
- blade
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
Description
すなわち、本発明に係る排水管継手は、軸線方向に延び、樹脂で形成された本管と、該本管に連通して、該本管の側面から径方向の外側に延び、樹脂で形成された分岐管と、を備えた排水管継手であって、前記本管の内周面に沿って、前記軸線方向に離間して複数枚の旋回羽根が設けられ、前記複数枚の旋回羽根のうち少なくとも2枚の旋回羽根を前記軸線方向と直交する面へそれぞれ投影した投影図は、互いに重なり、前記2枚の羽根の前記投影図の重なり部分の面積は、それぞれの前記旋回羽根の前記投影図の面積の40%以上であることを特徴とする。
図1は、本発明の一実施形態に係る排水管継手を示す縦断面図である。
図1に示すように、排水管継手100は、継手本体1と、継手本体1の下端部に着脱可能に連結された直管(本管)60と、直管60の下端部に着脱可能に連結されたテーパー管(本管)70と、を備えている。排水管継手100は、合成樹脂で成型されている。
図2に示すように、継手本体1は、上部本管(本管)10と、3本の分岐管20A,20B,20Cと、を有している。図1に示すように、上部本管10は、管状に形成され、軸線方向を上下方向に向けて配置されている。上部本管10の側面には、管状に形成され、軸線方向を上部本管10の径方向に向けて配置された3本の連結用筒部11が設けられている。上部本管10の側面には、連結用筒部11において、管厚方向に貫通する連通孔11hが形成されている。これにより、上部本管10と連結用筒部11とは連通している。
なお、継手本体1は、透明であってもよく、非熱膨張黒鉛や水酸化マグネシウム等の難燃剤を配合して構成されていてもよい。
なお、直管60は、内部に熱膨張性黒鉛を配合した管としても良い。例えば、直管60は、ポリ塩化ビニル系樹脂と熱膨張開始温度が240℃以上である熱膨張性黒鉛とを含む樹脂組成物(以下、樹脂組成物Xと称する)を含有していてもよい。すなわち、直管60は、樹脂組成物Xを成形することによって作製される。通常、直管60は、樹脂組成物Xを押出成形することによって作製される。
直管60は、直管60の全体が樹脂組成物Xからなる単層構造でもよいし、複数の層からなる複層構造でもよい。複層構造の場合、いずれかの層が樹脂組成物Xから形成されていればよい。例えば、直管60が、表層と中間層と内層とからなる3層構造である場合には、中間層が樹脂組成物Xから形成されたものが挙げられ、表層、中間層、内層は吸熱剤を含有していてもよい。
表層および内層の厚みとしては、それぞれ0.3mm以上3.0mm以下であることが好ましく、0.6mm以上1.5mm以下が好ましい。被覆層の厚みが0.3mm以上であれば、管としての機械的強度を充分に確保でき、3.0mm以下であれば、耐火性の低下を抑制できる。
また、直管60は、JIS K6741に記載の性能を満たすものであることが好ましい。
なお、テーパー管70は、透明であってもよく、非熱膨張黒鉛や水酸化マグネシウム等の難燃剤を配合して構成されていてもよい。
図2に示すように、上部旋回羽根38と下部旋回羽根58とは、上方(上下方向)から見て重なって配置されている。換言すると、上部旋回羽根38を水平面(直交する面)へ投影した投影図Aと、下部旋回羽根58を水平面に投影した投影図Bとは、重なっている。
なお、旋回羽根の投影図A,Bの面積は、上部本管10(図1参照)の投影面積(上部本管10を水平面に投影した投影図における上部本管10の内周の面積)の5~25%であることが好ましい。
図3に示すように、上部旋回羽根38の投影図Aの周方向の両端部38a,38bの上部本管10の内周面上の中心38cと、軸心と水平面との交差する交差点Oとを結ぶ線を投影図Aに投影した線を第1仮想線Lとする。また、下部旋回羽根58の投影図Bの周方向の両端部58a,58bの上部本管10の内周面上の中心58cと、軸心と水平面との交差する交差点Oとを結ぶ線を投影図Bに投影した線を第2仮想線Mとする。第1仮想線Lと第2仮想線Mとのなす角度Nは、45°以下であり、15~40°であることが好ましい。
以下、上記に示す実施形態の実施例について、比較例と比較しつつ説明する。
図4は、本発明の一実施形態の実施例に係る排水管継手を示す縦断面図である。図5は、本発明の一実施形態の実施例に係る排水管継手の旋回羽根の配置を示す図(図2に対応する図であり、(a)実施例1を示し、(b)実施例2を示し、(c)実施例3を示し、(d)比較例1を示し、(e)比較例2を示している。
図4及び図5に示すように、実施例1~3及び比較例1,2で、上部旋回羽根38と下部旋回羽根59との上方から見て、重なる割合を変更している。重なっている部分をドットで示している。
上部旋回羽根38の投影図Aに対する、上部旋回羽根38の投影図Aと下部旋回羽根59の投影図Bとの重なり部分Cの面積の割合(以下、単に「羽根の重なり」と称する)は、上表の羽根の重なり(%)の欄に示す通りである。また、下部旋回羽根59の投影図Bに対する、重なり部分Cの面積の割合も、上表の羽根の重なり(%)の欄に示す通りである。また、第1仮想線Lと第2仮想線Mとのなす角度N(以下、単に「羽根の交差角度N」と称する)は、上表の羽根の交差角度(°)の欄に示す通りである。また、テーパー管70の下端部の管内の水平断面積に対する、上部旋回羽根38及び下部旋回羽根59の全体の投影図A,Bの面積(上部旋回羽根38の投影図Aの面積と下部旋回羽根59の投影図Bの面積との合計から重なり部分Cの面積を除去した面積)は、上表の羽根の投影面積(%)の欄に示す通りである。
また、10階建て規模の建築物を想定して、排水立管に排水管継手100を設置した。排水管継手100に接続される立管の外周には、遮音カバーを設置した。排水立管及び排水管継手100に、4L/sの水(排水)流した。
以下の変形例において、前述した実施形態で用いた部材と同一の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
上記に示す実施形態の変形例について、主に図6及び図7を用いて説明する。
図6は、本発明の一実施形態の変形例に係る排水管継手を示す縦断面図である。図7は、本発明の一実施形態の変形例に係る排水管継手の旋回羽根の配置を示す図であり、投影面積について説明する模式図である。
図6及び図7に示すように、本変形例では、排水管継手に3枚の旋回羽根が設けられている。
10…上部本管(本管)
11…連結用筒部
12…縦リブ
20A,20B,20C…分岐管
36…上部旋回羽根形成部
37…上部羽根支持脚部
38…上部旋回羽根
58…下部旋回羽根
60…直管(本管)
70…テーパー管(本管)
100…排水管継手
A,B…投影図
C…重なり部分
L…第1仮想線
M…第2仮想線
N…角度
Claims (3)
- 上下方向に延び、樹脂で形成された上部本管と、該上部本管に連通して、該上部本管の側面から径方向の外側に延び、樹脂で形成された分岐管と、有する継手本体と、
前記上部本管の上端に配置され、上端に排水縦管が接続可能とされた本体部と、前記上部本管の内周面に沿って設けられた上部旋回羽根と、を有する上側管体と、
上下方向に延び樹脂で形成されるとともに前記上部本管に連通し、下端に排水縦管が接続可能とされたテーパー筒部と、前記テーパー筒部の内部に、前記テーパー筒部の内周面に沿って設けられた下部旋回羽根と、を有するテーパー管と、を備えた排水管継手であって、
前記上部旋回羽根と前記下部旋回羽根とは、上下方向に離間した2枚の旋回羽根として設けられ、
前記2枚の旋回羽根を水平面へそれぞれ投影した投影図は、互いに重なり、
前記2枚の旋回羽根の前記投影図の重なり部分の面積は、それぞれの前記旋回羽根の前記投影図の面積の40%以上であることを特徴とする排水管継手。 - 前記上部旋回羽根の前記投影図の面積、および、前記下部旋回羽根の前記投影図の面積は、前記上部本管を水平面に投影した投影図における前記上部本管の内周の面積の5~25%である、請求項1に記載の排水管継手。
- 前記継手本体と前記テーパー管との間に配置され、熱膨張性黒鉛を含む直管を更に備えている、請求項1または2に記載の排水管継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017248445A JP7050483B2 (ja) | 2017-12-25 | 2017-12-25 | 排水管継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017248445A JP7050483B2 (ja) | 2017-12-25 | 2017-12-25 | 排水管継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019112869A JP2019112869A (ja) | 2019-07-11 |
JP7050483B2 true JP7050483B2 (ja) | 2022-04-08 |
Family
ID=67222367
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017248445A Active JP7050483B2 (ja) | 2017-12-25 | 2017-12-25 | 排水管継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7050483B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004169538A (ja) | 2002-10-31 | 2004-06-17 | Sekisui Chem Co Ltd | 排水用管継手 |
JP2005213853A (ja) | 2004-01-29 | 2005-08-11 | Noriatsu Kojima | 排水管継手 |
JP2006037371A (ja) | 2004-07-22 | 2006-02-09 | Kubota Corp | 排水集合管 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10114983A (ja) * | 1996-10-15 | 1998-05-06 | Noriatsu Kojima | 排水立て管継手 |
JP5879047B2 (ja) * | 2010-10-05 | 2016-03-08 | 積水化学工業株式会社 | 排水管継手 |
-
2017
- 2017-12-25 JP JP2017248445A patent/JP7050483B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004169538A (ja) | 2002-10-31 | 2004-06-17 | Sekisui Chem Co Ltd | 排水用管継手 |
JP2005213853A (ja) | 2004-01-29 | 2005-08-11 | Noriatsu Kojima | 排水管継手 |
JP2006037371A (ja) | 2004-07-22 | 2006-02-09 | Kubota Corp | 排水集合管 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019112869A (ja) | 2019-07-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3567427B2 (ja) | 排水管継手 | |
JP5596489B2 (ja) | 継手用アダプター及び該継手用アダプターを用いた旋回羽根付き排水管継手 | |
JP7050483B2 (ja) | 排水管継手 | |
JP2019007340A5 (ja) | 排水部材及び雨樋 | |
JP5485580B2 (ja) | 継手用アダプター及びこの継手用アダプターを用いた排水構造 | |
JP2018059271A (ja) | 継手および配管構造 | |
JP2021193316A (ja) | 集合継手 | |
JP5203181B2 (ja) | 排水縦管用2段型合流継手本体の構造 | |
JP2008150785A (ja) | 縦樋管における雨水流下促進装置 | |
JP6751299B2 (ja) | 空調用ドレン管 | |
JP2021055417A (ja) | 管継手および排水システム | |
JP2020033702A (ja) | 集合継手 | |
JP2016069922A (ja) | 建物の排水システム | |
JP6339410B2 (ja) | 旋回継手およびそれを用いた排水システム | |
JP7474038B2 (ja) | 集合継手システム | |
JP2009024412A (ja) | 排水管用継手 | |
KR102187844B1 (ko) | 후드캡 조립체 | |
US8752344B1 (en) | Roof vent pipe extension system | |
JP7060391B2 (ja) | サイフォン雨樋システム | |
JP7048812B2 (ja) | 継手、排水システム及び建築物 | |
JP7291044B2 (ja) | 集合継手システム | |
KR101719060B1 (ko) | 소음 저감형 덕트 | |
JP7223189B2 (ja) | 継手、排水システム及び建築物 | |
JP7044503B2 (ja) | 継手 | |
JP7401702B2 (ja) | 継手、排水システム及び建築物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200915 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210811 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210817 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211015 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220308 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220329 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7050483 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |